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[21487] 赤い嵐:地政学もどき返信 削除
2018/2/8 (木) 01:18:24 ハンス・フランク

赤い嵐における地政学的考察を書いてみました。
興味のある方は読んで、批評とかしていただければ幸いです。

(基準)
・ポイント制戦場
・国境や民族を考慮
・全シナリオを通して平均的な総評
(南北戦争中のアメリカなど、この研究では無視しているシナリオがある)


【各エリアの研究】
https://drive.google.com/file/d/1IGqrgVjjSyT8BQgbCFdcwaaMXIpQs98h/view?usp=sharing

赤   :海軍力の影響をほぼ受けないエリア
オレンジ:海軍力の影響を多少受けるエリア
黄色  :海軍力の影響を中程度に受けるエリア
青   :海軍力の影響を大きく受けるエリア

例え、青の海軍力の影響を大きく受けるエリアでも、陸軍力の影響は必ず存在する
ゆえに、「陸軍>海軍」である(参考:海上権力史論)

【複数のエリアをまとめた地域ごとの研究】
https://drive.google.com/file/d/1D6OMu3Ri77O2yPnJTk27fqo-FX9JwTiI/view?usp=sharing

色はエリア版に準拠

全ての地域は、以下の2種類に分類される
統一地域:一つの民族で統一され、統一された一つの国家の領土である
カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、インド、中国、オーストラリア
集合地域:複数の民族で構成され、多数の国家が混在している
南米、イベリア、北欧、東欧、北アフリカ、アフリカ、中東、インドシナ、極東、東南アジア

各地域の関係は、以下の3種に分類される
従属型:強力な統一エリアが弱体な集合地域へ進出する
(例)アメリカ地域が従える南米地域
緩衝型:進出を狙う二つの統一地域が衝突する
(例)東欧地域に進出しようとするドイツ地域とロシア地域
衝突型:統一地域が統一地域へ進出しようとして対立する
(例)フランス地域とドイツ地域
(参考:文明の衝突)

この掲示板で、画像をそのまま表示する方法を知っているかたがいましたら教えてください。


[21490] Re:赤い嵐:地政学もどき返信 削除
2018/2/8 (木) 19:27:01 徳翁導誉

> 赤い嵐における地政学的考察を書いてみました。
> 興味のある方は読んで、批評とかしていただければ幸いです。

この話題って、ゲーム内における地政学を語るのがメインなのでしょうしょうか?
それとも、ゲームを通して地政学自体を語るのがメインなのでしょうか?
どちらに主軸が置かれているかで、話も随分と違ってくると思います。

> 【各エリアの研究】
> https://drive.google.com/file/d/1IGqrgVjjSyT8BQgbCFdcwaaMXIpQs98h/view?usp=sharing
> 赤   :海軍力の影響をほぼ受けないエリア
> オレンジ:海軍力の影響を多少受けるエリア
> 黄色  :海軍力の影響を中程度に受けるエリア
> 青   :海軍力の影響を大きく受けるエリア

地政学の用語的に言うと、赤が「ランドパワー」、青が「シーパワー」のエリアで、
オレンジや黄色のエリアが、陸と海の隣接部である「リムランド」って所でしょうか?
ただ、実際の地政学用語であるリムランドの方では、
その範囲を「西欧・中東・インド・東南アジア・中国沿岸部」を指しているのに対して、
このマップ画像では、中東湾岸エリアが真っ赤になってますね。
これに関しては、赤い嵐のゲーム的にって事なのでしょうか?

まあ確かに、アラビア海(インド洋西部)の周辺というのは、
歴史的に見ても、あまり大きな海戦というのは無かった地域ですけど、
冷戦時代には南イエメンのアデン港が、インド洋におけるソ連海軍の拠点になりましたからねえ。
つまりは、純粋に地形面だけで見ればリムランドであるが、
海軍力のある国家が周辺に存在しない為に、陸軍優位な地域になっていると。
逆に言うと、だからこそ海賊が幅を利かせられた面もあった訳ですね。

> 例え、青の海軍力の影響を大きく受けるエリアでも、陸軍力の影響は必ず存在する
> ゆえに、「陸軍>海軍」である(参考:海上権力史論)

ゲームの設定的に「陸軍>海軍」としてあるのは、地政学の考え方以上に、
「軍事制圧は地上部隊でしか行えない」という見方の方が、比重的に大きいですね。

空や海、時にはミサイルなどで、遠方から攻撃するというのは、
彼我の実力差が大きい場合、攻撃側は相手を一方的に叩く事が可能です。
そういう意味では、制海権や制空権などの言葉が示す通り、海軍力や空軍力は需要です。
その一方で、実際にその土地の人間も込みで抑え込むとなれば、
遠距離攻撃だけで済むモノではなく、必ずと言って良いほど、陸上での近接戦闘を要します。
となると、やはり最後に仕上げを行うには、陸軍の存在というモノが欠かせませんし、
近接戦闘となれば、どれだけ実力差があっても、一定の損害を被る覚悟が必要になってくると。

あと、航行能力が無い者にとって、海は交通を妨げる障壁になりますけど、
航行能力を持つ者にとっては、海はどこにでも行ける交通路となりますからねえ。
だからこそ、海洋国家というのは、離れた地域を制圧する事は困難な一方で、
海に面する幅広い地域に、影響力を拡大する事が可能である訳です。
また、島国などですと、戦車不要論なども唱えられたりするのですが、
上陸戦の困難さを考慮すれば、島国が強力な陸軍力を持つ事で、
海から攻め込む相手側は、それを更に上回る軍事力の投入が必要になってくる為、
障壁となる海との合わせ技で、戦車1台で数台分もの防衛力を発揮するんですよね。


> 【複数のエリアをまとめた地域ごとの研究】
> https://drive.google.com/file/d/1D6OMu3Ri77O2yPnJTk27fqo-FX9JwTiI/view?usp=sharing
> 全ての地域は、以下の2種類に分類される
> 統一地域:一つの民族で統一され、統一された一つの国家の領土である
> カナダ、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、インド、中国、オーストラリア
> 集合地域:複数の民族で構成され、多数の国家が混在している
> 南米、イベリア、北欧、東欧、北アフリカ、アフリカ、中東、インドシナ、極東、東南アジア

ただ、現状での赤い嵐におけるゲーム仕様で言うと、
「1エリア1民族」の設定にしてある為、現実とは事情が異なる面もあるんですよね。
実は世界大戦版や帝国主義版の方で、エリア内の人口に民族比率と宗教比率を加えて、
移民や同化政策、民族浄化などを表現しようと考えてた事もあったんですけど、
いろいろ事情があって、結局は導入されませんでしたし・・・・

ですから、この分類に関しては、各シナリオにおいて、
スタート時点で大国であるか? 中小国であるか? の違いでしか無いかと。
逆に言うと、中小国が周辺国を併合して大国化すると、どうしても多民族化する設定で、
そうならないのは、主に「アラブ民族」のエリアくらいじゃないでしょうかね?
ゲーム的に見た場合だと、民族よりも宗教の方が、併合時の影響度が大きい気もします。

> 各地域の関係は、以下の3種に分類される
> 従属型:強力な統一エリアが弱体な集合地域へ進出する
> (例)アメリカ地域が従える南米地域
> 緩衝型:進出を狙う二つの統一地域が衝突する
> (例)東欧地域に進出しようとするドイツ地域とロシア地域
> 衝突型:統一地域が統一地域へ進出しようとして対立する
> (例)フランス地域とドイツ地域
> (参考:文明の衝突)

19世紀の植民地争奪戦にせよ、20世紀の東西冷戦にせよ、現在のグローバル経済競争にせよ、
まあ言ってしまえば、強い国々が、弱い国々の権益を取り合うというのが、世界の基本構造であり、
ここで言われる「従属型」「緩衝型」「衝突型」に関しても、
強い国に競争相手が居なければ従属型、強い国に競争相手が居れば緩衝型、
そして、取り合う弱い国が不足して直接対決となれば衝突型になるだけでは無いでしょうか?
特にグローバル経済の場合、前世紀までの軍事力みたいに地理的な縛りが少ないので、
何処ででも競争が起きやすく、そして衝突も起きやすい現状を招いており、
その反動として、保護主義や排外主義が台頭する下地を作っていると。


> この掲示板で、画像をそのまま表示する方法を知っているかたがいましたら教えてください。
まず初めに、GoogleDriveの画像ファイルというのは、
ネット上で一般的に普及している「gif」「jpg」「png」などの形式ではなく、
Google社が独自開発した「webp」形式を使っているので、扱いにくい面もあります。

と、それはさて置き、画像を表示する方法に関してですが、
まずはGoogleDriveの該当ページを開き、画像アドレスを取得します。
使用ブラウザによっては、右クリックでアドレス取得の選択項目が出るモノもありますが、
それが無い場合は、HTMLソースの中から該当する画像アドレスを探し出します。
今回で言いますと、これが画像先のアドレスですね↓
https://lh6.googleusercontent.com/G_AEVGYVWMJFSzR6jkbD4w1-45aNRPmtqEpf0UKmYbbMFSHJIXSz6n4stXid14wpopfbtgVi0LWIDA=w932-h609-rw
https://lh4.googleusercontent.com/im_zv2322plaI3mOBK7X7Gi8oxhmvN0OnmW19dY4MGXI0EL2CvB5HHxtPZ2St4pHAPsMwCN57r0pmg=w932-h609-rw

ただし、GoogleDriveではリンクを貼る事を想定して作ってある訳では無いので、
一般的なアドレスに比べると、非常に長くて使い難い感じはします(笑)。
で、この画像を余所の掲示板などで表示するやり方ですが、
画像タグが使用可能な所であれば、このようにHTMLタグを記入します↓

<img src=”アドレス” width=”横の長さ” height=”縦の長さ”>

上記のモノは、掲示板での記入方法が解るよう、敢えて全角で書きましたけど、
実際に用いる際には、これを全て「半角」で記入します。
アドレス部分に今回の画像を入れ、サイズを「650x300」にし、半角で記入したモノがこれです↓


ちなみに、縦や横の長さを指定しない場合は、
画像のオリジナル・サイズで、そのまま表示されます↓


あと一応、機能的には「添付ファイル」が付けられる方法もあるのですが、
迷惑サイトの宣伝書き込みで、見たくもない画像を載せられるのも嫌ですし、
場合によっては、偽装されたウイルスとか添付される可能性もあるので、
この機能は現時点で、管理人しか使えない設定にしてあります。
とは言え、こうしてサイトも持っていると、別に添付ファイルとか必要ないので、
1回も利用した事がない機能ではありますけどね(笑)。

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