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[23527] Re7:冷戦題材の対戦カードゲームであれば返信 削除
2021/3/23 (火) 07:46:19 伊豆大島のキョン

▼ 徳翁導誉さん
> そうして集まった中から、マニアを対象としたコアな作品も作りつつ、
> 進行スピードの速い、リアルタイム的な2人対戦を回していくのが、
> まあ理想的と言うか、以前のやり方ではあったんですけどね。
> 実際、「征服王オンライン」↓とかは、そんな感じで回ってましたし。
> http://kakolog01.g1.xrea.com/conqueror/ichiran.html
> そして未実現のモノだと、そこへ新たに教育系のコンテンツを加える感じかな?
> 学校や受験という存在がある以上、「ゲームや動画で勉強」の需要は一定数ある気がするので。

ゲームや動画で勉強の需要はありそうですよね。現に漫画で勉強するようなシリーズは歴史だと
古典的ですし、ゲームも学習要素を取り入れたものが結構ある気がします。


> とは言え、現状を踏まえれば、
> 私も以前みたいにポンポンと新作を出せる感じじゃなくなってますし、
> まずは2人対戦用のゲームを作った方が、遊んでもらえる可能性が高いのは事実でしょうね(笑)。
> 正直、人数が増えた方が駆け引き要素も増して、ゲーム的には面白くなるのですが、
> 数名くらいの対象人数ですと、それだけ各人が背負う責任度も増しますので、難しい所。
> これが大人数にまで膨れれば、今度は責任度が減じて、その辺りの障壁も下がるんですけど。

2人対戦だと、相手がゲームを放棄するとそれだけで、ゲームが崩壊しちゃいますからね……。
そこは大変ですよね……。

 
> だからこそ、逆に大河化が良い機会かと!?(笑)
> 私の場合、南北朝に興味を持ったのは1991年の「太平記」がキッカケでしたし、
> 鎌倉時代の方も2001年の「北条時宗」の存在が大きかったので。
> また、源平合戦を扱った大河は ままあれど、鎌倉時代となると、
> 「北条時宗」以外は、「草燃える」の後半と、「太平記」の前半くらいなので、
> 来年の大河が、実に貴重な機会だというのは、実際あるでしょうね。

大河は確かに大きいですよね。そういえば、ここ数年渋沢栄一が大人気ですね。僕は、人気になる要素
がわからないのですが(松下幸之助や本田宗一郎みたいなビジネス書のテーマになる人物として魅力的な
のはわかるのですが、歴史上の人物としてみると個人的にはそんなに興味がありません)、あまりに不景
気が長いので、こういった経済界の人物に注目が集まっているんですかね……。


> あとは逆に考えると、源平合戦の知名度はそこそこあるので、
> ゲームであれば、その時代までシナリオ的に含めてしまう方法はあります。
> 例えば南北朝とかも、それ単体では題材的に縁遠いイメージを抱かせますけど、
> 同じ「室町時代」という括りで、有名な戦国大名たちの先祖が活躍した時代として、

有名どころだと、島津氏、大友氏、甲斐源氏(武田)、大江氏(一応毛利)、足利あたりですかね。
木曾、仁科あたりもなかなか味がありますよね。もっとも、木曾氏に関しては、源平の義仲の方が有名で
戦国時代も続いてたんだ!?みたいな感じなので、若干趣旨とはずれますね。


> 大まかなルールとしては、各カードには数値が書かれていて、
> 出したカードの合計値が高かった方が、次のターンで政権を獲得(同点なら政権維持)。
> また、出されたカードに書かれたイベントが発動すると、
> どちらが出したカードかに関わらず、政権側がそれで生じるポイント(勝利点)を獲得。
> そして、最終的にポイントの高かった側が、ゲームの勝者になるって感じですかね。
> もちろん、発動されるイベントには、プラス点もあればマイナス点もある具合で。
>
> 例えば、そのターンでは野党側のプレイヤーが、「月面着陸」カードを出した場合、
> とても重要なカードなので、次のターンに政権を奪取できる可能性は上がるものの、
> それと同時に、相手プレイヤーに勝利点を稼がせてしまう為、カードの使用を悩むとか、
> 「ベトナム戦争介入」カードを出して、相手側の勝利点を削りつつ、政権交代を実現するも、
> そのカードの効果が持続する事で、今度は自分の勝利点が削られるとか、
> まあ、そんな感じのゲームの進み方で。

カードゲームは出しどころで悩むというのがやはり醍醐味なのでそういうシステムだとかなり
面白くなりそうです。
プラスマイナスの話だと、支持基盤を 富裕層、労働者、インテリ、有色人種とかにわけた方
が、政策を決定するうえで深みがでてくる要素にできるかなとは思います。
数値は、人口と影響力みたいな感じにして、単純に人数が多い方に投資すれば、より票になる
というわけではなく、その政党に対する影響力の高い方に不利な政策を採ってもあまりポイン
トが入らないみたいな感じですかね。


> う〜ん、この辺りは、必ずしも史実をなぞらなければならないと、
> そういうシステムにしてしまうと、却ってゲーム性を削ぐと思いますので、
> 史実を参考にした普遍的なカード内容にして、知ってる人は元ネタが解るくらいでも良いかも?
> 例えばキューバ危機なら、別に史実通り1961〜1964年ターンに起こさなければダメな訳ではなく、
> その前のターンでも、後ろのターンでも、カードを使って起こしてもOKでしょうし、
> ウォーターゲート事件を入れたいのであれば、ニクソン政権だからとかの前提に囚われず、
> 全く異なる時代に、仮に民主党政権であっても、イベントを起こして構わないと。
>
> 具体的には、数値の大きい「盗聴」カードを使って、政権維持を狙ったとして、
> 同じターンで「捜査」カードが使われた場合には、
> 盗聴カードのマイナス・イベントが発生するみたいな感じで。
> また、カードの効果を順々に処理していく方式であれば、
> 捜査実行の前に盗聴が行われていれば、イベントが発生する替わりに、
> 捜査実行の後に盗聴の順番が来れば、イベントも数値加算も共に無効でも良いでしょうし、
> そうした前後関係が面倒なら、順々ではなく、出されたカードは一斉処理でも良いかと。
> 逆説的に言えば、順々に処理する事で、駆け引きが生まれるのか? 解り難くなるのか?
> その辺りの せめぎ合いでしょうね。
> 宇宙開発だとか、ベトナムからの撤退だとかは、一足飛びには行かず積み重ねを要するので、
> 各ターンでまとめて処理するか、そのターン内を更に順番で分けるかで、多少は違ってきますし。

僕としても、こんな感じのものを想像してました。この辺は、その時代でしか起こらないようなスキャ
ンダルでない限りは、入れられそうですよね(差別的な発言、脱税など)。ただ、歴史ゲームとしてス
キャンダルばかりなのはいかがなものかという気もするので、それほど種類は入れられない気もします
けど。

> って、こうやって改めてルールを考えていて気付いたのは、
> このシステムなら別に、テーマを「冷戦」に限定する必要は無いという事(笑)。
> 仮に、民主党と共和党の2大政党制になった時代を全て扱えるとなれば、
> それこそ、南北戦争から現代に至るまで、アメリカの歴史を追えちゃうんですよね。
> 植民地を広げ、2度の大戦と冷戦があり、9・11を経て、現在の分断に至る流れを。
> ただ一方で、大戦不参加とかの選択も出来るとかにすると、
> その後のif展開が大きくなってしまう面もあるので、それを踏まえたシステムにするのか?
> はたまた、歴史の大きな流れは不変とした上で、細かいイベントを発生させるのか?
> 対象として扱う時代を長くすると、今度はそうした問題が出てきてしまいますけど。
> でもまあ日本史を含め、他の国の歴史では上手く適用できないシステムなので、
> だからこそ、挑戦してみるのも面白いかも知れません。

むかし、ネオアトラスの歴史版みたいなものと思うと面白そうですよね。仮題はネオクロニクルですかね笑
勝ち負けではなく、設定された終了時まで、各人が役割をこなし、年表を作っていくみたいな感じですね。
アメリカの二大政党って初期はフェデラリストとアンチフェデラリストでしたっけ?共和党って南北戦争あ
たりからですよね?実際は1850年代くらいからのスタートですかね。
この手のゲームで困るところは、世界の動きをどうするかなんですよね。実際の歴史通りに進むとすると特
に近代以降の歴史はアメリカが介入しまくっているので、ずれが生じてきますし。世界情勢に関してはある
程度重要なものだけにしぼって(世界に影響を与えたものと、アメリカが関わるもの)でランダム発生とか
になるんですかね。


[23531] Re8:冷戦題材の対戦カードゲームであれば返信 削除
2021/3/24 (水) 22:07:41 徳翁導誉

> > そして未実現のモノだと、そこへ新たに教育系のコンテンツを加える感じかな?
> > 学校や受験という存在がある以上、「ゲームや動画で勉強」の需要は一定数ある気がするので。

> ゲームや動画で勉強の需要はありそうですよね。現に漫画で勉強するようなシリーズは歴史だと
> 古典的ですし、ゲームも学習要素を取り入れたものが結構ある気がします。

大きな構想案としては、全世界のフィールド・マップを、時間旅行しながら散策し、
与えたれた課題を解決していく事で、地理や歴史を学べるだけでなく、
政治・軍事・科学・文化・宗教なども、自然と学べていき、
更には伝言板を介して、他のプレイヤーとも間接的に交流できるゲーム。
学校教育だと教科ごとに縦割りの知識も、私の中だと境無く横に繋がっているので、
何とかしてそれを、1つの形にしてみたい思いは、前々から持って入るんですよね。
また、今まではゲーム目的で「如何にシンプルに本質を捉えるか」を求めてましたけど、
教育目的であれば、「複雑なまま、解りやすく」を求めるのも良い気がしてきました。

続いて中くらいの構想案としては、全時代&全世界を対象とした
世界史のシミュレーション・ゲームで、史実の人物も大量に登場。
まあ言うなれば、赤い嵐を通史化して、光栄ゲームのように人物キャラも登場させ、
それに応じて各要素も増やしつつ、役職や予算を設定させてオート化させる感じでしょうか?
同じ様な仕様で1人用と多人数用を作れば、プレイヤー数も増やせそうですしね。
ちなみに上記の大案と中案は、最初から全世界対象だと作るのも大変そうなので、
最初は、日本史限定や東アジア史限定でも良いかも?
特に東アジア通史の方は、こういう視点で見た事がある人って、意外と少ないと思うんですよ。
時代ゴチャ混ぜのオールスター仕様なら、戦国vs.三国志も出来ますし(笑)。
って、学校の世界史対策とか考えた場合、それよりも欧州史限定の方が実用性は高いかな。

そして小さな構想案としては、教科や科目、時には分野まで絞って、
ピンポイントの題材で、カードゲームとかパズルゲームを作る感じですね。
化学の周期表を用いた七並べとか、数式で自陣を囲み合う陣取りゲームとか、
歴史人物と出来事を対応させた神経衰弱とか、四字熟語や英単語を作るポーカーとか、
教科ゴチャ混ぜで各用語に能力設定をしてカードバトルをするとか。
個人的には、時代ゴチャ混ぜで世界や欧州の地図パズルがあれば、ちょっとやってみたいですね。
「これはアルザス・ロレーヌが無いから、1900年地図のフランスだよなぁ?」みたいな感じで(笑)。
ちなみに1年ほど前、参考書「チャート式」で知られる数研出版が、
「物理かるた」と「数学かるた」なんてモノ↓を出したりしています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001255.000018131.html
とは言え、こちらは学習目的というより、物好き向けのネタ的な商品ですが(笑)。

ところで私は、1度目の緊急事態宣言時はアニメ見まくりで、
今回の2度目は読書しまくりでしたが、さすがに少し飽きてきた所があるので、
とりあえず宣言も開けた事ですし、来週には4月を迎えて新年度ですから、
このタイミングで、何か始めたいつもりはあるんですよね。
・・・と言いつつ、ここ数年、何もやってないんですけど(苦笑)。

> > とは言え、現状を踏まえれば、
> > 私も以前みたいにポンポンと新作を出せる感じじゃなくなってますし、
> > まずは2人対戦用のゲームを作った方が、遊んでもらえる可能性が高いのは事実でしょうね(笑)。
> > 正直、人数が増えた方が駆け引き要素も増して、ゲーム的には面白くなるのですが、
> > 数名くらいの対象人数ですと、それだけ各人が背負う責任度も増しますので、難しい所。
> > これが大人数にまで膨れれば、今度は責任度が減じて、その辺りの障壁も下がるんですけど。

> 2人対戦だと、相手がゲームを放棄するとそれだけで、ゲームが崩壊しちゃいますからね……。
> そこは大変ですよね……。

でも、1対1だからこそ、責任感が生じて放棄しにくくなる面もありますし、
3人とか5人の対戦であっても、1人抜けただけでゲーム展開は実質崩壊する事を思えば、
やはり「2人対戦」という形式も、それなりにメリットは感じているんですよね。

> > だからこそ、逆に大河化が良い機会かと!?(笑)
> > 私の場合、南北朝に興味を持ったのは1991年の「太平記」がキッカケでしたし、
> > 鎌倉時代の方も2001年の「北条時宗」の存在が大きかったので。
> > また、源平合戦を扱った大河は ままあれど、鎌倉時代となると、
> > 「北条時宗」以外は、「草燃える」の後半と、「太平記」の前半くらいなので、
> > 来年の大河が、実に貴重な機会だというのは、実際あるでしょうね。

> 大河は確かに大きいですよね。
> そういえば、ここ数年渋沢栄一が大人気ですね。
> 僕は、人気になる要素がわからないのですが
> (松下幸之助や本田宗一郎みたいなビジネス書のテーマになる人物として魅力的なのはわかるのですが、
> 歴史上の人物としてみると個人的にはそんなに興味がありません)、
> あまりに不景気が長いので、こういった経済界の人物に注目が集まっているんですかね……。

渋沢栄一が大人気・・・なのかは解りませんけど、
新1万円札の肖像に決まり、それを受けて大河化もされた事で、
とりあえず話題なのは確かでしょうね。
とは言え、現状、大河の方は「面白くないなぁ」って感想ですけど(苦笑)。

ちなみに渋沢は昭和6年まで生きて、帝国期の日本で様々な事をした人なのですが、
(実際、渋沢栄一と西園寺公望の2人を追うと、幕末から戦前までの日本史は ほぼ追えます)
あれだけの集落セットを作った以上は、地元を離れるまで相当の話数を要しそうですし、
今のペースで行くと、明治に入る前までに半分以上の話数を使っちゃう感じなのかな?
まあ、幕末のフランス訪問(パリ万博視察)とかは、華やかなシーンの1つになりそうですけど、
このコロナ禍では海外ロケなんて無理でしょうし、そもそもそんな予算があるとも思えないので、
今後どうなるんだろうなぁ・・・という感じでは見てます。
いや、せっかくの埼玉初の大河主人公なんですけどね(笑)。

って、考えてみると、今まで大河の主要舞台になった事が無い都道府県って、
一体どれくらいあるんだうろう?
まあ、ちょっとシーンで登場する程度なら、全て出ているらしいのですが、
例えば去年の「麒麟がくる」なら、大和や備前などのシーンもありましたけど、
主要舞台という事で、各作品2〜3ヶ所くらいに絞ると、意外と多い気もします。
と言いますか、歴代タイトルを見ながら埋めていくと、半分以上余りそうかも?
朝ドラと違って、大河は史実縛りがあるので、どうしても地域が限定されがちな感じ。

> > あとは逆に考えると、源平合戦の知名度はそこそこあるので、
> > ゲームであれば、その時代までシナリオ的に含めてしまう方法はあります。
> > 例えば南北朝とかも、それ単体では題材的に縁遠いイメージを抱かせますけど、
> > 同じ「室町時代」という括りで、有名な戦国大名たちの先祖が活躍した時代として、

> 有名どころだと、島津氏、大友氏、甲斐源氏(武田)、大江氏(一応毛利)、足利あたりですかね。
> 木曾、仁科あたりもなかなか味がありますよね。
> もっとも、木曾氏に関しては、源平の義仲の方が有名で戦国時代も続いてたんだ!?
> みたいな感じなので、若干趣旨とはずれますね。

日本の戦国ゲームって、どうしても武将キャラゲーになりがちですし、
源平の武将たちを充実させる、従来の作り方で考えるより、
地方の武士団に焦点を当てたゲームを作る方が、新機軸で案外面白いかも知れません。

プレイヤーは平氏・源氏・木曽源氏の3名、もしくは奥州藤原氏と摂津源氏を加えた5名とし、
各地の武士団を従え、京都の朝廷をコントロールし、主導権を巡って争うと。
それか、奥州藤原氏などは別に中央権力を目指していなかったので、
各勢力ごとに勝利条件が異なる設定にしても良さそうですね。

> > 大まかなルールとしては、各カードには数値が書かれていて、
> > 出したカードの合計値が高かった方が、次のターンで政権を獲得(同点なら政権維持)。
> > また、出されたカードに書かれたイベントが発動すると、
> > どちらが出したカードかに関わらず、政権側がそれで生じるポイント(勝利点)を獲得。
> > そして、最終的にポイントの高かった側が、ゲームの勝者になるって感じですかね。
> > もちろん、発動されるイベントには、プラス点もあればマイナス点もある具合で。

> カードゲームは出しどころで悩むというのがやはり醍醐味なので
> そういうシステムだとかなり面白くなりそうです。

とは言え、カードの処理順番まで指定するのは、やはり行き過ぎですかね?
正直な所、相手が どのカードを どの順番で出すか、読めないような状態では、
下手に難しくしても、却って面倒になるだけな気もしますし。

> プラスマイナスの話だと、支持基盤を 富裕層、労働者、インテリ、有色人種とかにわけた方が、
> 政策を決定するうえで深みがでてくる要素にできるかなとは思います。
> 数値は、人口と影響力みたいな感じにして、
> 単純に人数が多い方に投資すれば、より票になるというわけではなく、
> その政党に対する影響力の高い方に不利な政策を採っても
> あまりポイントが入らないみたいな感じですかね。

う〜ん、支持層の違いとかまで行くなら、却ってカードゲームにするよりは、
このサイトで言えば、「首相選挙」の設定を細かくするみたいな感じで、
普通にシミュレーション系のゲームとして作った方が、適当かも知れません。
カードゲームというのは、題材をザックリと大きく扱うのが、長所であり短所ですから。

例えば冷戦題材であっても、ベトナムに増兵とか、チリでクーデター画策とか、
特定の国に、経済や軍事の顧問団を派遣したり、工作活動や武力侵攻を行ったりなど、
そういう方向性を目指すのであれば、やはりシミュレーション向きでしょうね。
でも、そうなった場合には、やはり米ソ両国で対戦の方が適してるかな?
「民主党vs.共和党」よりも「アメリカvs.ソ連」の方が、何だかんだで盛り上がりますし(笑)。

> > う〜ん、この辺りは、必ずしも史実をなぞらなければならないと、
> > そういうシステムにしてしまうと、却ってゲーム性を削ぐと思いますので、
> > 史実を参考にした普遍的なカード内容にして、知ってる人は元ネタが解るくらいでも良いかも?
> > 例えばキューバ危機なら、別に史実通り1961〜1964年ターンに起こさなければダメな訳ではなく、
> > その前のターンでも、後ろのターンでも、カードを使って起こしてもOKでしょうし、
> > ウォーターゲート事件を入れたいのであれば、ニクソン政権だからとかの前提に囚われず、
> > 全く異なる時代に、仮に民主党政権であっても、イベントを起こして構わないと。

> 僕としても、こんな感じのものを想像してました。
> この辺は、その時代でしか起こらないようなスキャンダルでない限りは、
> 入れられそうですよね(差別的な発言、脱税など)。
> ただ、歴史ゲームとしてスキャンダルばかりなのはいかがなものかという気もするので、
> それほど種類は入れられない気もしますけど。

個別のスキャンダルはさておき、例えば黒人の公民権運動とかも、
史実では、大きく動いたのは1960年代ですけど、
ゲーム展開的に、1940年代に起こっても、2000年代に起こっても良いと。

もっと言えば、「黒人差別」「移民問題」「宇宙開発」「軍産複合」「貿易摩擦」など、
いくつかの大きな項目を事前に設定しておき、各問題に対処していく感じで、
それを前進させれば政権に勝利点プラス、後退させれば勝利点マイナスなんかも良いかも?
例えば黒人の人権問題で言えば、まだまだ継続中で、昨年もBLM運動とかありましたし、
宇宙開発にしても、中国参戦で火星到達レースが激化すれば、再び焦点になりそうですし。

> > って、こうやって改めてルールを考えていて気付いたのは、
> > このシステムなら別に、テーマを「冷戦」に限定する必要は無いという事(笑)。
> > 仮に、民主党と共和党の2大政党制になった時代を全て扱えるとなれば、
> > それこそ、南北戦争から現代に至るまで、アメリカの歴史を追えちゃうんですよね。
> > 植民地を広げ、2度の大戦と冷戦があり、9・11を経て、現在の分断に至る流れを。
> > ただ一方で、大戦不参加とかの選択も出来るとかにすると、
> > その後のif展開が大きくなってしまう面もあるので、それを踏まえたシステムにするのか?
> > はたまた、歴史の大きな流れは不変とした上で、細かいイベントを発生させるのか?
> > 対象として扱う時代を長くすると、今度はそうした問題が出てきてしまいますけど。

> むかし、ネオアトラスの歴史版みたいなものと思うと面白そうですよね。仮題はネオクロニクルですかね笑
> 勝ち負けではなく、設定された終了時まで、各人が役割をこなし、年表を作っていくみたいな感じですね。

「ネオアトラス」とか、久しぶりに その名前を聞きましたよ(笑)。
ただ、そっちの方向性でしたら、弁さんとの雑談時↓にも少し書きましたけど、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23077
神視点で歴史に介入し、人類が歴史を築いていくのを眺める感じのゲームも面白いかと?
例えば、昔のスーパーファミコン「アクトレイザー」の内政パートみたいな感じで。

> アメリカの二大政党って初期はフェデラリストとアンチフェデラリストでしたっけ?
> 共和党って南北戦争あたりからですよね?実際は1850年代くらいからのスタートですかね。

そうですね、民主党の方が先にあり、共和党の成立が1854年です。
だから前回、「南北戦争から現代に至るまで」と書いた訳ですね。
南北戦争は1861年の勃発なので。

> この手のゲームで困るところは、世界の動きをどうするかなんですよね。
> 実際の歴史通りに進むとすると特に近代以降の歴史はアメリカが介入しまくっているので、ずれが生じてきますし。
> 世界情勢に関してはある程度重要なものだけにしぼって(世界に影響を与えたものと、アメリカが関わるもの)で
> ランダム発生とかになるんですかね。

この点を最も試行錯誤したのが、昔のPCゲーム「外天 GETEN」シリーズでしょうか?

まず第1作は、信長の人生を追体験していく感じのゲームで、
シミュレーション系でありながら、歴史イベントがバンバン起きて翻弄される。
http://benedict.co.jp/smalltalk/talk-445/

それに続く第2作は、信長が本能寺で死なないif設定の世界で、
海を渡り、東アジアの征服を目指すのですが、こちらでもイベントによる誘導が発生し、
他国の行動も史実に応じた(というか過剰化した)動きを見せる。
https://www.jp.playstation.com/software/title/jp0747npjj00730_000000000000000001.html
https://disjunctive.hatenablog.com/entry/20161129/p1
(ちなみに、私の「秀吉の野望」や「信玄の野望・世界版」の構想案も これが原点・笑)。

そして最後の第3作は、舞台は全世界へと広がり、扱う時代も大航海時代から近未来まで拡張。
もう、ほとんど信長とは関係ない上に、史実の再現を求め過ぎた為、
シミュレーション・ゲームではなく、単なるシミュレーターとなり、ここでシリーズ終了。

以上、歴史ゲームにおいて、その自由度と史実性の両立は難しいという話ですが、
恐らく大事なのは、史実をなぞる事よりも、
歴史的に見て「有り得そうな展開」と思わせる事が、何より重要なんでしょうね。
これはゲームに限らず、アート表現とかでも言える事なのですが、
求められるのは、真に「リアル」である事よりも、
本当のように感じさせる「リアリティー」だと。
そういう意味では、各国ごとに特性を合わせたAIとか作れれば理想なのかな?
それこそ、今年度からプログラミング授業の必修化が始まった事ですし、
PSゲーム「カルネージハート」のように、
独自のAIパネルを構築するゲームと組み合わせても良いかも知れません。
つまり、誰が よりアメリカっぽいAIとか、中国っぽいAIを作れるか競争すると(笑)。

あとは逆に、徹底的に史実重視で行くのであれば、
その史実がどういう条件で起きたのかを考察し、それぞれ条件を整えながら、
「歴史イベント収集」を目的に進めるゲームだとか(これだと受験にも役立ちそう・笑)、
トゥルー・エンドを求めて、タイム・リープを繰り返すゲームの要領で、
プレイヤーはタイム・パトロールとなり、改変された歴史を修正していくゲームとか。
ちょっとした条件の違いで、有り得たかも知れない歴史をいろいろ垣間見えたり、
逆に、どう頑張っても1つの結果に集約してしまう、歴史の必然性を感じたりなど、
その辺りまで表現できれば、なかなか面白くはなりそうですけどね。


[23533] Re9:冷戦題材の対戦カードゲームであれば返信 削除
2021/3/25 (木) 08:44:30 伊豆大島のキョン

▼ 徳翁導誉さん

> 大きな構想案としては、全世界のフィールド・マップを、時間旅行しながら散策し、
> 与えたれた課題を解決していく事で、地理や歴史を学べるだけでなく、
> 政治・軍事・科学・文化・宗教なども、自然と学べていき、
> 更には伝言板を介して、他のプレイヤーとも間接的に交流できるゲーム。
> 学校教育だと教科ごとに縦割りの知識も、私の中だと境無く横に繋がっているので、
> 何とかしてそれを、1つの形にしてみたい思いは、前々から持って入るんですよね。
> また、今まではゲーム目的で「如何にシンプルに本質を捉えるか」を求めてましたけど、
> 教育目的であれば、「複雑なまま、解りやすく」を求めるのも良い気がしてきました。

これ面白そうですね。アクション要素のないアサシンクリードって感じですかね。
そうすると若干SF要素も出てきますけど、時間旅行ネタにするんだったら、そういう
裏設定つけてもいいかもですね。

> 続いて中くらいの構想案としては、全時代&全世界を対象とした
> 世界史のシミュレーション・ゲームで、史実の人物も大量に登場。
> まあ言うなれば、赤い嵐を通史化して、光栄ゲームのように人物キャラも登場させ、
> それに応じて各要素も増やしつつ、役職や予算を設定させてオート化させる感じでしょうか?
> 同じ様な仕様で1人用と多人数用を作れば、プレイヤー数も増やせそうですしね。
> ちなみに上記の大案と中案は、最初から全世界対象だと作るのも大変そうなので、
> 最初は、日本史限定や東アジア史限定でも良いかも?
> 特に東アジア通史の方は、こういう視点で見た事がある人って、意外と少ないと思うんですよ。
> 時代ゴチャ混ぜのオールスター仕様なら、戦国vs.三国志も出来ますし(笑)。
> って、学校の世界史対策とか考えた場合、それよりも欧州史限定の方が実用性は高いかな。

こっちは、パラドゲーを全部くっつけた感じですかね。
めちゃくちゃ壮大になりそうですね。これこそ、ある程度分担して作っていかないと大変なものになりそ
うですね……。
日本人の好みとして、群像劇が好まれる印象があるので、史実人物登場というのは魅力的にうつるのかな。
個人的には20世紀前半の中国が、幕末、戦国時代、第二次世界大戦をごちゃまぜにしたような雰囲気で
好きですね。日本人に限っても満洲には、小澤征爾や森繁久彌みたいな意外?な人物もいましたし


> 個人的には、時代ゴチャ混ぜで世界や欧州の地図パズルがあれば、ちょっとやってみたいですね。
> 「これはアルザス・ロレーヌが無いから、1900年地図のフランスだよなぁ?」みたいな感じで(笑)。

これは面白そうですね!イタリアとかドイツなんかがばらばらの時代はめちゃくちゃ難易度高くなりそう。


> って、考えてみると、今まで大河の主要舞台になった事が無い都道府県って、
> 一体どれくらいあるんだうろう?
> まあ、ちょっとシーンで登場する程度なら、全て出ているらしいのですが、
> 例えば去年の「麒麟がくる」なら、大和や備前などのシーンもありましたけど、
> 主要舞台という事で、各作品2〜3ヶ所くらいに絞ると、意外と多い気もします。
> と言いますか、歴代タイトルを見ながら埋めていくと、半分以上余りそうかも?
> 朝ドラと違って、大河は史実縛りがあるので、どうしても地域が限定されがちな感じ。
>


> 日本の戦国ゲームって、どうしても武将キャラゲーになりがちですし、
> 源平の武将たちを充実させる、従来の作り方で考えるより、
> 地方の武士団に焦点を当てたゲームを作る方が、新機軸で案外面白いかも知れません。

武士団経営ゲームってなかなかないので、面白そうですね。具体的なイメージは正直
わいてないんですけど笑


> プレイヤーは平氏・源氏・木曽源氏の3名、もしくは奥州藤原氏と摂津源氏を加えた5名とし、
> 各地の武士団を従え、京都の朝廷をコントロールし、主導権を巡って争うと。
> それか、奥州藤原氏などは別に中央権力を目指していなかったので、
> 各勢力ごとに勝利条件が異なる設定にしても良さそうですね。

こういう設定だとどうしても、朝廷から官位・役職をもらえるシステムがほしいなと思ってしまいますね。
官位もらうと勝利ポイントが加算とかがいいのかな。役職によっては特殊なコマンドが実行できるとか


> もっと言えば、「黒人差別」「移民問題」「宇宙開発」「軍産複合」「貿易摩擦」など、
> いくつかの大きな項目を事前に設定しておき、各問題に対処していく感じで、
> それを前進させれば政権に勝利点プラス、後退させれば勝利点マイナスなんかも良いかも?
> 例えば黒人の人権問題で言えば、まだまだ継続中で、昨年もBLM運動とかありましたし、
> 宇宙開発にしても、中国参戦で火星到達レースが激化すれば、再び焦点になりそうですし。

いくつか項目分けて対処の方が、よいかもしれません。アイデア募集みたいなときも、基軸がはっきりする
ので作りやすいという要素もあるかもしれません。


> あとは逆に、徹底的に史実重視で行くのであれば、
> その史実がどういう条件で起きたのかを考察し、それぞれ条件を整えながら、
> 「歴史イベント収集」を目的に進めるゲームだとか(これだと受験にも役立ちそう・笑)、
> トゥルー・エンドを求めて、タイム・リープを繰り返すゲームの要領で、
> プレイヤーはタイム・パトロールとなり、改変された歴史を修正していくゲームとか。
> ちょっとした条件の違いで、有り得たかも知れない歴史をいろいろ垣間見えたり、
> 逆に、どう頑張っても1つの結果に集約してしまう、歴史の必然性を感じたりなど、
> その辺りまで表現できれば、なかなか面白くはなりそうですけどね。

これだと最初の大きな構想につながっていきそうですね笑。不幸に不幸が重なったというか
いろんな要素でああなっってしまった第一次世界大戦の歴史イベント収集は非常に興味があります。
当時の状況だと、セルビアvsオーストリアからでなくても戦いは起きた可能性はありますし、それこそ
モンテネグロ、ロシアvs日本、イギリスから世界大戦が始まっちゃったとか、いろんな可能性はあると
思いますし。


[23534] 勉強用・源平・歴史改変など、様々なゲーム案返信 削除
2021/3/26 (金) 19:02:36 徳翁導誉

> > 大きな構想案としては、全世界のフィールド・マップを、時間旅行しながら散策し、
> > 与えたれた課題を解決していく事で、地理や歴史を学べるだけでなく、
> > 政治・軍事・科学・文化・宗教なども、自然と学べていき、
> > 更には伝言板を介して、他のプレイヤーとも間接的に交流できるゲーム。
> > 学校教育だと教科ごとに縦割りの知識も、私の中だと境無く横に繋がっているので、
> > 何とかしてそれを、1つの形にしてみたい思いは、前々から持って入るんですよね。
> > また、今まではゲーム目的で「如何にシンプルに本質を捉えるか」を求めてましたけど、
> > 教育目的であれば、「複雑なまま、解りやすく」を求めるのも良い気がしてきました。

> これ面白そうですね。アクション要素のないアサシンクリードって感じですかね。
> そうすると若干SF要素も出てきますけど、時間旅行ネタにするんだったら、
> そういう裏設定つけてもいいかもですね。

アサシンクリードは良いですよね!!
無茶な要望ですけど、あれを全時代&全世界で作ってくれれば、ありがたいと(笑)。
でもまあ、実際に全てを遊ぼうと考えるのであれば、
適当なサイズの世界マップにして、昔のRPG的に遊ぶのがベストなのかな?

一望しやすいマス目状のマップ上に、各地の旧所名跡や動植物だったり、
解りやすく高低差で山や川などがあった方が、知識として入って来やすいと思うので。
言うなれば、歴史要素も加えた、動くデジタル版の児童書「マップス」ですかね。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000016935.html
この本も良いのですが、やはり本形式なのでページごとに地域が分かれちゃってますし、
ポーランド人作家の本なので、絵も少し馴染み難く、知識も欧州人的な偏りを感じちゃうと。

> > 続いて中くらいの構想案としては、全時代&全世界を対象とした
> > 世界史のシミュレーション・ゲームで、史実の人物も大量に登場。
> > まあ言うなれば、赤い嵐を通史化して、光栄ゲームのように人物キャラも登場させ、
> > それに応じて各要素も増やしつつ、役職や予算を設定させてオート化させる感じでしょうか?
> > 同じ様な仕様で1人用と多人数用を作れば、プレイヤー数も増やせそうですしね。
> > ちなみに上記の大案と中案は、最初から全世界対象だと作るのも大変そうなので、
> > 最初は、日本史限定や東アジア史限定でも良いかも?
> > 特に東アジア通史の方は、こういう視点で見た事がある人って、意外と少ないと思うんですよ。
> > 時代ゴチャ混ぜのオールスター仕様なら、戦国vs.三国志も出来ますし(笑)。
> > って、学校の世界史対策とか考えた場合、それよりも欧州史限定の方が実用性は高いかな。

> こっちは、パラドゲーを全部くっつけた感じですかね。
> めちゃくちゃ壮大になりそうですね。
> これこそ、ある程度分担して作っていかないと大変なものになりそうですね……。

シナリオ作りに関しては、何年から何年まで どの国があり、
何年から何年まで どの地域を支配していたか、
一旦データ・ベースさえ作ってしまえば、後は楽だと思うんですよね。

恐らく、大変になりそうなのは人物データの方ですけど、
それは投稿型にして、能力値は平均値でも良いですし、
能力値のバランス調整を重視するなら、個人で作っても良いかも?
勉強用が目的なら、山川出版社の「用語集」活用が最適でしょうしね。

ちなみに、この辺の詳しい話は、去年の弁さんとの雑談↓を参照して下さい。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=r23019

> 日本人の好みとして、群像劇が好まれる印象があるので、史実人物登場というのは魅力的にうつるのかな。
歴史系における、国産の和ゲーと、欧米産の洋ゲーの違いを見ると、
やはり日本の方が、欧米のモノよりキャラゲー的ですよね。
向こうのゲームは、ボードゲームの延長みたいな思考が根っ子にあるのか、
国家などの組織を、文字通りシミュレーションするゲームが多い印象ですし。
ちなみに中・韓・台のアジア産は、日本の影響もあってか、キャラ寄りな気がします。

> 個人的には20世紀前半の中国が、幕末、戦国時代、第二次世界大戦を
> ごちゃまぜにしたような雰囲気で好きですね。

その表現は、私が民国軍閥期の魅力を語る際に、よく用いていたフレーズなので、
知らず知らずの内に、影響を受けちゃったりしてます?(笑)

> 日本人に限っても満洲には、小澤征爾や森繁久彌みたいな意外?な人物もいましたし
小澤征爾は終戦時9歳なので、どちらかと言えば父の小澤開作の方かな?
満州国協和会の創設メンバーの1人でしたし、息子「征爾」の名前も、
板垣征四郎と石原莞爾から1字ずつ貰って、名付けられましたので。
あとは、幕末四賢侯の伊達宗城の孫(伊達政宗の末裔)として生まれながら、
大陸に渡って中国に帰化し、山東省の独立を目指して活動した「伊達順之助」とかも、
なかなか興味深い人物かも知れません。

ちなみに私自身は、人物以上に、満州国の最高学府であった「建国大学」への興味が強いかな?
こちらも以前、ほのぼのさんとの雑談時↓に、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s20447#20447
そんな建国大学の卒業生たちを取材した
「五色の虹の感想」を紹介し、その話が盛り上がったのを覚えています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4087815978
いや本当、満州国に興味があれば、この本はオススメの1冊ですよ!!

> > 個人的には、時代ゴチャ混ぜで世界や欧州の地図パズルがあれば、ちょっとやってみたいですね。
> > 「これはアルザス・ロレーヌが無いから、1900年地図のフランスだよなぁ?」みたいな感じで(笑)。

> これは面白そうですね!
> イタリアとかドイツなんかがばらばらの時代はめちゃくちゃ難易度高くなりそう。

となると、やはり全世界まで広げず、欧州限定にした方が無難なのかな?
欧州限定と言っても、ローマン帝国の範囲内だった中東エリアも含む感じで。
これで大体、イスラム圏まで含めた西洋史はカバー出来そうですしね。

> > 日本の戦国ゲームって、どうしても武将キャラゲーになりがちですし、
> > 源平の武将たちを充実させる、従来の作り方で考えるより、
> > 地方の武士団に焦点を当てたゲームを作る方が、新機軸で案外面白いかも知れません。

> 武士団経営ゲームってなかなかないので、面白そうですね。
> 具体的なイメージは正直わいてないんですけど笑

いや、武士団を経営するイメージと言うよりは、
従来の武将キャラに替わって、武士団を用いる感じですね。
そして、勝ち続けたり、恩賞を与えたりしないと、武士団は離れていってしまうと。
まあ簡単に言えば、いかに多くの武士団を各地で味方に付けて、
それを上手く手駒として活用して、相手を倒していくか?って具合ですよね。

ちなみに、武士団の誕生に関しては、この本が参考になるかな?
「武士の起源を解きあかす」
https://www.amazon.co.jp/dp/B07K7B3CY2

この著者(桃崎有一郎)の事は、昨年出版の「室町の覇者 足利義満」で初めて知って以降、
「平安京はいらなかった」「京都の誕生」「京都を壊した天皇、護った武士」と、
一気に、立て続けに読んでしまいましたね。
と言いますか、紹介しておいて何ですけど、こちらの4冊の方が面白かったかな(笑)。
特に、足利義満と京都の誕生に関しては、個人的にもオススメ!!
https://www.amazon.co.jp/dp/4480072799
https://www.amazon.co.jp/dp/4166612573

> > プレイヤーは平氏・源氏・木曽源氏の3名、もしくは奥州藤原氏と摂津源氏を加えた5名とし、
> > 各地の武士団を従え、京都の朝廷をコントロールし、主導権を巡って争うと。
> > それか、奥州藤原氏などは別に中央権力を目指していなかったので、
> > 各勢力ごとに勝利条件が異なる設定にしても良さそうですね。

> こういう設定だとどうしても、朝廷から官位・役職をもらえるシステムがほしいなと思ってしまいますね。
> 官位もらうと勝利ポイントが加算とかがいいのかな。
> 役職によっては特殊なコマンドが実行できるとか

官位とか言われると、平安時代のゲーム案↓を思い出しますね。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c21985
って、そちらに焦点を当てると、もう源平合戦のゲーム向きじゃ無いですけど(笑)。

また、この頃になると、平家にせよ、義仲にせよ、頼朝にせよ、武力を背景として、
それを朝廷が追認する形で、官位や将軍職とか与えちゃってるんで、
雰囲気付けにはまだしも、勝利ポイント加算とかは、ちょっと違うかも?
平家みたいに、高い官職があっても、敗れてしまえば意味無いですし、
逆に、勝った事で得られるのが高い官職でもあるので。
それに、最終的な勝者となった頼朝の場合、
官職で朝廷に縛られる事を、あまり良しとはしていませんでしたし、
だからこそ弟の義経が、勝手に官位を貰った事により、追放にまで至るんですよね。

まあ、ゲーム的に考えるのであれば、もちろん将軍位とかも良いですけど、
上皇の「院宣」や、天皇の「綸旨」とかの方が、
プラス効果を得られる面では、実際それっぽいかも?
それこそ摂津源氏・頼政の挙兵とか、以仁王の綸旨とセットで覚えられてますので。

> > もっと言えば、「黒人差別」「移民問題」「宇宙開発」「軍産複合」「貿易摩擦」など、
> > いくつかの大きな項目を事前に設定しておき、各問題に対処していく感じで、
> > それを前進させれば政権に勝利点プラス、後退させれば勝利点マイナスなんかも良いかも?
> > 例えば黒人の人権問題で言えば、まだまだ継続中で、昨年もBLM運動とかありましたし、
> > 宇宙開発にしても、中国参戦で火星到達レースが激化すれば、再び焦点になりそうですし。

> いくつか項目分けて対処の方が、よいかもしれません。
> アイデア募集みたいなときも、基軸がはっきりするので作りやすいという要素もあるかもしれません。

まあ、対象として扱う時代を、どの程度にするかでも話は変わってきますけど、
いくつくらいの項目で、実際にどんな項目があれば良さそうですかねえ?

> > あとは逆に、徹底的に史実重視で行くのであれば、
> > その史実がどういう条件で起きたのかを考察し、それぞれ条件を整えながら、
> > 「歴史イベント収集」を目的に進めるゲームだとか(これだと受験にも役立ちそう・笑)、
> > トゥルー・エンドを求めて、タイム・リープを繰り返すゲームの要領で、
> > プレイヤーはタイム・パトロールとなり、改変された歴史を修正していくゲームとか。
> > ちょっとした条件の違いで、有り得たかも知れない歴史をいろいろ垣間見えたり、
> > 逆に、どう頑張っても1つの結果に集約してしまう、歴史の必然性を感じたりなど、
> > その辺りまで表現できれば、なかなか面白くはなりそうですけどね。

> これだと最初の大きな構想につながっていきそうですね笑。
> 不幸に不幸が重なったというか
> いろんな要素でああなっってしまった第一次世界大戦の歴史イベント収集は非常に興味があります。
> 当時の状況だと、セルビアvsオーストリアからでなくても戦いは起きた可能性はありますし、
> それこそモンテネグロ、ロシアvs日本、イギリスから世界大戦が始まっちゃったとか、
> いろんな可能性はあると思いますし。

なるほど〜。
複雑な欧州情勢を肌で感じつつ、WW1開戦を阻止したりとか、
日本史だと、太平洋戦争突入を回避するとか、
そういったゲームは、意外と歴史の勉強になりますし、なかなか面白いかも?

暴走する陸軍、我関せずな海軍、スタンドプレーに走る革新官僚、無責任な世論。
そして、それらに乗っかる政治家やマスコミに、国益の足を引っ張りまくる愛国者たち。
う〜ん、どうやったら戦争を回避できるのか、お先真っ暗なゲームですね(苦笑)。
いっその事、サウンド・ノベル化して、動画をYouTubeとかに上げ、
選択肢は動画リンクとかを活用すれば、意外と客寄せ用にも使えるかも?
・・・って、それはそれで凄く手間は掛かりそうですけど。

とりあえず、ゲーム的に考えると、何年スタートが適当なのか? 誰目線が良いのか?
昭和元年から、昭和天皇目線なら、開戦しちゃった場合も終戦まで扱えますし、
介入できる部分と出来ない部分のバランスが絶妙なので、かなり適役っぽいですけど、
それはそれで、ちょっと荒れそうな危険性も孕みますかねえ?
まあ安全策で行くなら、木戸内大臣とか無難そうですけど、
その在任期間を考えると、開戦回避よりも終戦誘導がメインになっちゃうかな?

あと、勝利到達が困難な題材の日本史ゲーム案で言うと、
前々から考えていたのが、ちょうど現在の大河とも被りますけど、
「尊皇攘夷」を貫徹して、日本の鎖国と幕藩体制を守り抜くゲームですね(笑)。
強攻策を採りつつ、深刻の二の舞は防ぐという、まさに無理ゲー!!
歴史の勝者となった事で、正義的に描かれる維新志士たちですが、
こうする事で、志士たちの無茶ぶりと、幕臣たちの苦労ぶりが実感できるかな?と。
水戸の烈公があれほど好き勝手したら、そりゃ阿部正弘も過労死しますよ(苦笑)。

そういう意味では、39歳で早世した この老中首座を主人公として、
ストレス・ゲージが貯まって過労死するのを防ぎつつ、優秀な者たちを抜擢し、
次々と襲い来る国難を乗り切り、幕藩体制の維持を目指すゲームも面白いかも知れません。
この場合だと、別に鎖国継続に拘る必要も無いのかな?
鎖国を続けても地獄ですし、開国を決断しても地獄ですし・・・・
う〜ん、こうやって考えると、改めて当時の幕臣たちには同情しちゃいますね。


[23539] Re:勉強用・源平・歴史改変など、様々なゲーム案返信 削除
2021/4/6 (火) 08:31:49 伊豆大島のキョン

▼ 徳翁導誉さん
> アサシンクリードは良いですよね!!
> 無茶な要望ですけど、あれを全時代&全世界で作ってくれれば、ありがたいと(笑)。

そうなってくれると最高ですけど、クリアに一生かかりそうですね笑
個人的には、高度経済成長期(きりよくオリンピックの1964年)の東京とかが舞台だ
とうれしいんですけど、ニッチすぎますね。戦後の荒廃から立ち直り、経済大国の道を
歩み始める時代ですし、舞台としてはそれなりに面白そうですけど
この時代だと児玉誉士夫みたいなのがテンプル騎士なんですかね
協力者としては、昭和天皇、田中角栄(大蔵大臣)、三島由紀夫、黒澤明くらいしか出せ
なさそうですけど、逆に言えば、この辺は癖が強いので十分キャラとしてなりたちそう。
まあUBIが日本を舞台に何かだすとすれば、ちょんまげの時代なんでしょうけど、日本人
的には、近現代の日本が舞台の方がありがたい気はします。ただ、岐阜にいたことがある
ので信長時代の岐阜がオープンワールドだったらちょっとやってみたいかも。

 
> 一望しやすいマス目状のマップ上に、各地の旧所名跡や動植物だったり、
> 解りやすく高低差で山や川などがあった方が、知識として入って来やすいと思うので。
> 言うなれば、歴史要素も加えた、動くデジタル版の児童書「マップス」ですかね。
> https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000016935.html
> この本も良いのですが、やはり本形式なのでページごとに地域が分かれちゃってますし、
> ポーランド人作家の本なので、絵も少し馴染み難く、知識も欧州人的な偏りを感じちゃうと。

これを、まず日本国内で作るのも楽しいかもしれませんね。僕が良く知っているのは、岐阜と
東京なので、そのたとえになっちゃいますけど、都道府県紹介の本でも、たとえば東京は「江
戸っ子」や「日本の中心ビル街!」みたいな描かれ方しかされておらず、たとえば多摩の方が
どういう感じになっているのか(名産が梨とか中世までは武蔵国の中心的な地域はむしろ多摩
だったとか)を理解できるものってなかなかないんですよね。岐阜も同様で政治的には美濃地
方の方が中心地なんでしょうけど、外の人から見たら飛騨の方が有名ですし。ただ、濃尾平野
に住んでいる人にとっては、飛騨って旅行でいくような場所なんですよね。なので、そういっ
た点でも、県の各地域もふまえていろいろな情報を集めていくようなゲームだと楽しいとおも
います。
余談ですけど、僕は旅行に行くとかならず、地元のスーパーマーケットによるようにしている
んですけどスーパーはその地域の特色が良く出るので面白いと思います。特に農産物、海産物
は他の地域に出回らないものも多いので見ていて飽きないですね。
岐阜だと赤カブや明方ハムなんて売ってない店の方が少数ですけど、東海抜けるとうってない
ですし。


> シナリオ作りに関しては、何年から何年まで どの国があり、
> 何年から何年まで どの地域を支配していたか、
> 一旦データ・ベースさえ作ってしまえば、後は楽だと思うんですよね。

あとは、歴史上の事件のデータですかね。何が起こって、誰がどうかかわって、どうなったか
は結構はっきりしているので

 
> 恐らく、大変になりそうなのは人物データの方ですけど、
> それは投稿型にして、能力値は平均値でも良いですし、
> 能力値のバランス調整を重視するなら、個人で作っても良いかも?

投稿型の方がみんなも楽しめるような気がするので、これはこの方がいいかもしれませんね。
略伝もつけたら大いに勉強になるとは思います。


> > 個人的には20世紀前半の中国が、幕末、戦国時代、第二次世界大戦を
> > ごちゃまぜにしたような雰囲気で好きですね。

> その表現は、私が民国軍閥期の魅力を語る際に、よく用いていたフレーズなので、
> 知らず知らずの内に、影響を受けちゃったりしてます?(笑)

モロに受けてます。映画「ラストエンペラー」なんてまさにこんな感じですよね。
最初と最後だけ見ると200年くらい経っているように思えますけど、あれが1人の
人生のうちで起こった出来事なんですよね。


> あとは、幕末四賢侯の伊達宗城の孫(伊達政宗の末裔)として生まれながら、
> 大陸に渡って中国に帰化し、山東省の独立を目指して活動した「伊達順之助」とかも、
> なかなか興味深い人物かも知れません。

そして、漢奸として処刑されるんですよね。この辺りは、すんでのところで戸籍があって
助かった李香蘭と対照的な気もします、

> ちなみに私自身は、人物以上に、満州国の最高学府であった「建国大学」への興味が強いかな?
> こちらも以前、ほのぼのさんとの雑談時↓に、
> http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s20447#20447
> そんな建国大学の卒業生たちを取材した
> 「五色の虹の感想」を紹介し、その話が盛り上がったのを覚えています。
> https://www.amazon.co.jp/dp/4087815978
> いや本当、満州国に興味があれば、この本はオススメの1冊ですよ!!

本の紹介ありがとうございます。読んでみます。

> > > 個人的には、時代ゴチャ混ぜで世界や欧州の地図パズルがあれば、ちょっとやってみたいですね。
> > > 「これはアルザス・ロレーヌが無いから、1900年地図のフランスだよなぁ?」みたいな感じで(笑)。

> > これは面白そうですね!
> > イタリアとかドイツなんかがばらばらの時代はめちゃくちゃ難易度高くなりそう。

> となると、やはり全世界まで広げず、欧州限定にした方が無難なのかな?
> 欧州限定と言っても、ローマン帝国の範囲内だった中東エリアも含む感じで。

そうですね。欧州だと今度困るのはロシアの扱いですけど、ウラル以西で調整する感じですか?


> いや、武士団を経営するイメージと言うよりは、
> 従来の武将キャラに替わって、武士団を用いる感じですね。
> そして、勝ち続けたり、恩賞を与えたりしないと、武士団は離れていってしまうと。
> まあ簡単に言えば、いかに多くの武士団を各地で味方に付けて、
> それを上手く手駒として活用して、相手を倒していくか?って具合ですよね。

これ面白そうですね。システムを流用すれば、広島ヤクザ抗争(映画仁義なき戦いのモデルになった抗争)
にも流用できそうですね。ただ、あの抗争を戦った山口組もそれを追い払った山村組が発展した共政会もま
だ実在しますし、センシティブかな。禁酒法時代のアメリカマフィアとか、フレンチコネクションとかなら
流用できそうかな。

 
> この著者(桃崎有一郎)の事は、昨年出版の「室町の覇者 足利義満」で初めて知って以降、
> 「平安京はいらなかった」「京都の誕生」「京都を壊した天皇、護った武士」と、
> 一気に、立て続けに読んでしまいましたね。
> と言いますか、紹介しておいて何ですけど、こちらの4冊の方が面白かったかな(笑)。
> 特に、足利義満と京都の誕生に関しては、個人的にもオススメ!!
> https://www.amazon.co.jp/dp/4480072799
> https://www.amazon.co.jp/dp/4166612573

これも読んでみようと思います。

> > > もっと言えば、「黒人差別」「移民問題」「宇宙開発」「軍産複合」「貿易摩擦」など、
> > > いくつかの大きな項目を事前に設定しておき、各問題に対処していく感じで、
> > > それを前進させれば政権に勝利点プラス、後退させれば勝利点マイナスなんかも良いかも?
> > > 例えば黒人の人権問題で言えば、まだまだ継続中で、昨年もBLM運動とかありましたし、
> > > 宇宙開発にしても、中国参戦で火星到達レースが激化すれば、再び焦点になりそうですし。

> > いくつか項目分けて対処の方が、よいかもしれません。
> > アイデア募集みたいなときも、基軸がはっきりするので作りやすいという要素もあるかもしれません。

> まあ、対象として扱う時代を、どの程度にするかでも話は変わってきますけど、
> いくつくらいの項目で、実際にどんな項目があれば良さそうですかねえ?

「黒人」と「移民」はアメリカ永遠のテーマだとは思うので、これらは、あった方がいいですね。
「宇宙開発」もいま中国がでてきて加熱してますし、いれたいところですけど、たとえば「航空・宇宙」と
かの方がいいですかね(アメリカは活躍してないですけど、飛行船自体は1850年ごろからあったわけで
すし)。「軍産複合」もあると面白そうですけど、どんな項目がなじむのかちょっとアイデアが浮かばない
です。あとは、戦略兵器の削減とか逆に核開発をどの項目にいれるかってところですかね。「貿易摩擦」は
ありだと思います。TPPをめぐるオバマとトランプの対応みたいな感じでこの辺も項目としてあれば面白い
かなと


> なるほど〜。
> 複雑な欧州情勢を肌で感じつつ、WW1開戦を阻止したりとか、
> 日本史だと、太平洋戦争突入を回避するとか、
> そういったゲームは、意外と歴史の勉強になりますし、なかなか面白いかも?
>
> 暴走する陸軍、我関せずな海軍、スタンドプレーに走る革新官僚、無責任な世論。
> そして、それらに乗っかる政治家やマスコミに、国益の足を引っ張りまくる愛国者たち。
> う〜ん、どうやったら戦争を回避できるのか、お先真っ暗なゲームですね(苦笑)。
> いっその事、サウンド・ノベル化して、動画をYouTubeとかに上げ、
> 選択肢は動画リンクとかを活用すれば、意外と客寄せ用にも使えるかも?
> ・・・って、それはそれで凄く手間は掛かりそうですけど。

無理ゲーですけど面白そうですね。


> とりあえず、ゲーム的に考えると、何年スタートが適当なのか? 誰目線が良いのか?
> 昭和元年から、昭和天皇目線なら、開戦しちゃった場合も終戦まで扱えますし、
> 介入できる部分と出来ない部分のバランスが絶妙なので、かなり適役っぽいですけど、
> それはそれで、ちょっと荒れそうな危険性も孕みますかねえ?

ただ、やっぱりこの時代で(というより日本史でも)ここまで波乱のある人生を送った人
は昭和天皇位だと思うので、できれば昭和天皇目線がいいですよね。昭和天皇目線だと個
人的にはオリンピックまでやっちゃいたい感じですね。

> まあ安全策で行くなら、木戸内大臣とか無難そうですけど、
> その在任期間を考えると、開戦回避よりも終戦誘導がメインになっちゃうかな?

逆に、サウンド・ノベルであったら、西園寺公望にしてもよいのかなと思います。近代日本とともに歩んだような
人生ですし、周囲にも伊藤博文はじめキーパーソンがたくさんいますし。そして、帝国日本が破滅にむかいつつあ
ることを嘆きつつ人生の幕を閉じる……という感じだと、自分とともに生まれた日本が自分とともに死んでいくと
いう感じになっていいのかな……と。

 
> あと、勝利到達が困難な題材の日本史ゲーム案で言うと、
> 前々から考えていたのが、ちょうど現在の大河とも被りますけど、
> 「尊皇攘夷」を貫徹して、日本の鎖国と幕藩体制を守り抜くゲームですね(笑)。
> 強攻策を採りつつ、深刻の二の舞は防ぐという、まさに無理ゲー!!
> 歴史の勝者となった事で、正義的に描かれる維新志士たちですが、
> こうする事で、志士たちの無茶ぶりと、幕臣たちの苦労ぶりが実感できるかな?と。
> 水戸の烈公があれほど好き勝手したら、そりゃ阿部正弘も過労死しますよ(苦笑)。


まあ僕は長州藩士の子孫なのであまり先祖のことを悪しざまにいうのもあれなんですけど、無茶ぶりな上に過激な
ことやっていますよね。あそこから、明治日本ができあがったのは、結構驚きかも。


> そういう意味では、39歳で早世した この老中首座を主人公として、
> ストレス・ゲージが貯まって過労死するのを防ぎつつ、優秀な者たちを抜擢し、
> 次々と襲い来る国難を乗り切り、幕藩体制の維持を目指すゲームも面白いかも知れません。

20世紀まで鎖国しちゃってロシアが南下してきたら地獄なような気もしますが、それはそれで見てみたいですね。
そもそも20世紀まで鎖国を維持できるかなんですけど


[23540] 近現代史if展開&東京五輪の開閉会式 妄想案返信 削除
2021/4/7 (水) 20:05:54 徳翁導誉

▼ 歴史体験空間の話
> > アサシンクリードは良いですよね!!
> > 無茶な要望ですけど、あれを全時代&全世界で作ってくれれば、ありがたいと(笑)。

> そうなってくれると最高ですけど、クリアに一生かかりそうですね笑
> 個人的には、高度経済成長期(きりよくオリンピックの1964年)の東京とかが
> 舞台だとうれしいんですけど、ニッチすぎますね。

う〜ん、ニッチというか、時間的に近過ぎる感じはしますけどね。
その時代を体験し、覚えている人は、周囲にたくさん居る訳ですし、
わざわざゲームで再現しなくとも、当時の実物や作品は溢れているとも言えます。

もっと言えば、何もバーチャルじゃなくても、リアルで体験できる場があると。
少なくとも、高度経済成長期であれば、懐かしさ目当ての客狙いも含めて、
昭和ノスタルジー的なコンセプトの施設は、意外とある気がしますし、
探してみれば、当時の雰囲気を残すモノも・・・って、
それはここ10年くらいで、急激に消えちゃったかな?
川越のデパートに残っていた屋上遊園地も、遂に一昨年、姿を消しましたし、
汚い横町とかも、多くは寂れるか、再開発の波が襲ってますし。
その辺りは、長引く不況もありますけど、団塊世代の定年も大きいのかな?

と、これは前々から思っていた事なのですが、
昔の暮らしを体験できる施設とか、もっとあって良いと思うんです!!
例えば博物館とかに、昔の家の様子とか再現されてたりしますけど、
その中に入って、実際に道具を使ってみたりとかは、なかなか無いですし、
それこそ、歴史学習用の体験型テーマパークとして、
縄文時代の竪穴式住居や、平安時代の貴族風な寝殿造、室町時代の武家風な書院造に、
昔ながらの田舎の古民家や、戦前や戦後の都市住宅などを再建して、
当時の服を着て、当時の食事をして、当時の道具を使い、当時の家に泊まってみると。
別に日本の歴史に限らず、異文化住宅とか、未来住宅とかも面白いかな?(笑)
修学旅行や林間・臨海学校に加えて、こうした歴史体感教室があっても良いと思うんですよ。
宿泊が難しいようなら、日帰りの遠足でも良いでしょうし、
やはり、実際に体感する事で得られる情報というのも、非常に多い気がするんです。
そして、そこに大きな需要が生まれれば、作り手側の文化継承にも繋がりますからね。

> 戦後の荒廃から立ち直り、経済大国の道を歩み始める時代ですし、
> 舞台としてはそれなりに面白そうですけど
> この時代だと児玉誉士夫みたいなのがテンプル騎士なんですかね
> 協力者としては、昭和天皇、田中角栄(大蔵大臣)、三島由紀夫、黒澤明くらいしか
> 出せなさそうですけど、逆に言えば、この辺は癖が強いので十分キャラとしてなりたちそう。

まあ確かに、時代として活力があったのは事実ですよね。
「いだてん」の戦後パートとかも、ここをもっと膨らましても面白そうと感じましたし、
半世紀前の東京五輪と大阪万博を疑似体験できるようなモノは、私自身も欲しかったりします。
ですけど、黒澤明の映画や、三島由紀夫の小説や、丹下健三の建築や、岡本太郎の絵画などは、
別に今でも、普通に楽しむ機会はありますから、そこまでの渇望は無いかな?
それこそ彼らが人々を魅了したのは、主に、彼らが生み出した作品の方ですし、
今だと体感できないのは、寺山修司や唐十郎のアングラ演劇などの「生モノ」くらいでしょうか。

それと、三丁目の夕日みたいな感じに、全てを美化した世界観にして、
当時の負の面に蓋にするのは・・・とも思いましたけど、
別にゲームだったら、それでも良いのか(笑)。
例えばディズニーシーとか、実際のヴェネチアよりも奇麗だったりしますし、
学習目的ではなく、娯楽目的で非日常性を楽しむのであれば、
余計なリアルよりも、理想化されたバーチャルの方が、多くの人は喜ぶはずなので。

あと、近い時代であっても、それを体験してない若い人たちや、懐古目的の大人には、
再現された世界観は需要があるという事でしたら、
十数年前の秋葉原の姿とかも、なにげに需要はあるかも知れませんね(笑)。
駅前のバスケコートに、ビルの壁面に描かれた萌えキャラたち。
路上の痛車や、過激なコスプレヤーに、店頭のエロゲ映像。
裏道には、自作用のPCパーツや、電子部品に、洋ゲー。
そして、まともな食事処が無い事もあっての おでん缶自販機。
考えてみたら、街自体が同時からリアル・テーマパークだったのかも?

> まあUBIが日本を舞台に何かだすとすれば、ちょんまげの時代なんでしょうけど、
> 日本人的には、近現代の日本が舞台の方がありがたい気はします。
> ただ、岐阜にいたことがあるので信長時代の岐阜がオープンワールドだったら
> ちょっとやってみたいかも。

「アサシンズ・クリード」シリーズの舞台は、
第1弾が十字軍時代のエルサレムで、第2弾がルネサンス期のイタリア、
そして第3弾は日本の戦国という噂もあったものの、否定され・・・という所で、
私のゲーム認識的には止まってるんですよね、実を言うと(笑)。

その後は、独立戦争時のアメリカ、カリブの海賊、フランス革命期のパリ、産業革命期のロンドン、
古代エジプト、古代ギリシャ、北欧ヴァイキングって、続編が続く流れでしたっけ?
あとは派生作品として、明代の中国、植民地期のインド、十月革命直後のロシアと出ているの?
とりあえず古代エジプト版だけは、YouTubeの「ゲームさんぽ」で見ましたけども、
(ここの「○○のプロといく」動画シリーズは、個人的に結構お気に入り・笑)
https://www.youtube.com/user/gotouchi10sec/playlists
それ以外は私も全く把握してないので、詳しい方が居られたら、実際に話とか聞きたい所!!

で、次回作では遂に日本が舞台・・・という噂があるのが、現状って感じなのかな?
ただ、映画にせよ、ゲームにせよ、欧米人が描く日本やアジアの世界観って、
自分たちの方が詳しいからこそ、違和感バリバリの世界になるので、
映像的には凄くても、痛し痒しな面が正直あるんですよね(笑)。
そういう意味では、日本をはじめとしたアジアのメーカーに頑張って貰いたい所ですけど、
残念ながら、その可能性があるのは国産メーカーではなく、中国メーカーになるのかな・・・・
VR技術がもっと進化すれば、この方面は更にチャンスの広がる分野だと思うんですけどね。


▼ 岐阜と東京の話
> > 一望しやすいマス目状のマップ上に、各地の旧所名跡や動植物だったり、
> > 解りやすく高低差で山や川などがあった方が、知識として入って来やすいと思うので。
> > 言うなれば、歴史要素も加えた、動くデジタル版の児童書「マップス」ですかね。
> > https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000016935.html
> > この本も良いのですが、やはり本形式なのでページごとに地域が分かれちゃってますし、
> > ポーランド人作家の本なので、絵も少し馴染み難く、知識も欧州人的な偏りを感じちゃうと。

> これを、まず日本国内で作るのも楽しいかもしれませんね。
> 僕が良く知っているのは、岐阜と東京なので、そのたとえになっちゃいますけど、

この掲示板の雑談でも、何度か書いてると思いますけど、
私も子供時代の一時期を、金華山の麓で過ごしてたのは、御存知でしたでしょうか?(笑)
ちなみに私が住んでた頃は、まだ路面電車が走っていて、柳ヶ瀬も凄く活気があったんですけど、
今では、かなり寂れてしまったと伝え聞いてますね・・・・

> たとえば多摩の方がどういう感じになっているのか
> (名産が梨とか中世までは武蔵国の中心的な地域はむしろ多摩だったとか)を理解できるものって
> なかなかないんですよね。

まあ江戸時代だと、新宿ですら郊外も良い所ですし、品川あたりも江戸の隣町でしたからね。
その状況で多摩地域となると・・・お察し下さいかな?
特に武蔵野台地のあたりは水源が乏しかったので、あまり農地には向きませんでしたし、
逆に言うと、だからこそ、都市が近代化されて鉄道が通ると、格好の住宅開拓地となったと。

そして、台地に降った雨は崖から湧き出た為、崖の下側は水に恵まれましたし、
海岸部や河川付近のように、洪水に悩まされたり、湿地帯に苦しむ事も無かったので、
確かに古代から中世に掛けては栄えてましたけど、それも人口が少ない時代であったが故です。
奇麗な水に恵まれても、耕せる土地が限られていては、自ずと限界があります。
中国史で言えば、長安のあった関中みたいな場所だったって事ですかねえ(笑)。
古い時代には適地であっても、人口が増えると厳しくなったので。
しかし一方で、その為に早くから養蚕や商品作物に手を出し、通商にも精を出したので、
ただの農家で居るよりは、1人あたりの収益が増えた面はあったでしょうし、
それに古代まで遡れば、武蔵国の国府や国分寺が多摩地区に置かれたのも事実です。
この辺りには小振りな古墳が数多くあり、中には「上円下方墳」という珍しい形のもあります。

> 岐阜も同様で政治的には美濃地方の方が中心地なんでしょうけど、外の人から見たら飛騨の方が有名ですし。
> ただ、濃尾平野に住んでいる人にとっては、飛騨って旅行でいくような場所なんですよね。

まあ、そもそも美濃と飛騨は旧分国だと別の国ですからね。
愛知県も尾張と三河に分かれてましたけど、岐阜県の分断はそれ以上だったかな?
確かに、美濃から見ても、飛騨って別の地域って感じでしたし、
私の人生初の泊まり掛けの旅行も実は下呂であり、2度目は高山でした(笑)。
つまりは、同じ県内でありながら、泊まりで行くような場所であったと。
(ただ、下呂も高山も、温泉街だからって理由も大きいんでしょうけどね)

> なので、そういった点でも、県の各地域もふまえていろいろな情報を集めていくようなゲームだと楽しいとおもいます。
> 余談ですけど、僕は旅行に行くとかならず、地元のスーパーマーケットによるようにしているんですけど
> スーパーはその地域の特色が良く出るので面白いと思います。
> 特に農産物、海産物は他の地域に出回らないものも多いので見ていて飽きないですね。

なるほど、そういった旅の楽しみ方もあるんですね。
私も転勤族として育ったので、何となくは解りますけど、
やはり、その土地土地で、置かれてる商品の顔触れが違ったりしますし、
岐阜に引っ越した時も、冷やし中華にマヨネーズが掛かって出てきたのは驚きました(笑)。

ただ一方で、近年は全国展開のチェーン店が席巻しているので、違いが薄まった印象も?
一昔前までは、関西だと納豆ってあまり売ってませんでしたけど、今では普通に売ってますし、
逆に、節分で食べる関西の恵方巻きとか、コンビニを介して全国的に普及しましたし。

> 岐阜だと赤カブや明方ハムなんて売ってない店の方が少数ですけど、東海抜けるとうってないですし。
赤カブと聞いて、フランキー堺 主演の「赤かぶ検事奮戦記」を思い出すのは、
私もオッサンの証拠なんでしょうね(苦笑)。
長良川交通公園とか覚えてる世代なので・・・・


▼ 東京五輪の開会式&閉会式 妄想案
> たとえば東京は「江戸っ子」や「日本の中心ビル街!」みたいな描かれ方しかされておらず、
もう、これは完全に実を結ばない妄想なんですけど、
東京五輪が決まった頃、どんな感じの開会式&閉会式が見たいかな?と、私自身も妄想した事があり、
開会式では、陸上トラックを山手線に見立てつつ、「動く歴史絵巻」「動く洛中洛外図」として、
東京の移り変わりを、演者とオブジェで表現する演出案を考えてましたね(笑)。

都心の半分が海だった縄文時代から始めて、採集生活から稲作生活へと移り、
古墳が作られ、神社ができ、平安貴族の在原業平に旅をさせ、
やがて武士が登場し、家康が江戸入りすると、ドンドン街が広がっていき、
天皇が遷ってきて江戸から東京となり、明治になると西洋建築が出てきて、
震災と空襲を体験し、そして現在の東京の街並みが次々に現れると。
そして最後に、フィールドの中央に新国立競技場が登場してフィナーレを迎え、
武道館では柔道、国技館ではボクシング、お台場ではビーチバレーなど、
歴代のレジェンド選手に、ちょっとしたプレーを見せてもらいつつ、
東京五輪の「開催競技マップ」を、フィールド上に表すイメージでした。
また、裏メッセージとしては、東京の魅力を世界に発信する「観光マップ」でもあると(笑)。
あと聖火台は、富士山の巨大オブジャで外観を隠しておき、天下の前後で姿を現すとか。

ついでに閉会式案の方は、どうせ最後は花火ドカドカな演出になる事から逆算して、
ちょうど8月上旬の夏祭りシーズンなので、「日本の祭り」をコンセプトに、
一応は東北の復興五輪もテーマに掲げていたので、
福島の野馬追、青森のねぶた、秋田の竿燈など、まずは東北勢の祭りを皮切りに、
47都道府県 全ての祭りを揃えれば、全国民が当事者気分に浸れるかと思いますし、
そして最後の大取で、江戸の「天下祭」を今の時代に復活できたらなぁ・・・と。
今でも神田祭と山王祭は続いているのですが、昔ながらの豪華な山車行列は姿を消し、
江戸城に入っての将軍拝謁という名誉も失われたので、
これを機に、23区が1機ずつ山車を作り、それが1ヶ所に集まれば面白いかと思い、
また五輪終了後も、復活した天下祭は、格好の集客イベントになるかな?と考えました。
江戸城での将軍拝謁から、皇居での天皇拝謁に姿を替え、各国大使や要人を招待すれば、
単なるイベントとしてだけでなく、良い意味での政治利用も可能かと思ったので。
もちろん、これは東京だけでなく、開会式同様に世界に向けての観光アピールでもあります(笑)。
そして閉会式のラストは、聖火が消された聖火台を、巨大な盆踊りの櫓に早変わりさせ、
花火や演舞や太鼓の音で会場を盛り上げつつ、トラックの外周には様々な屋台を敷き詰め、
そして観客もコンコースの出店で同じモノを食べられれば、
競技場全体が1つの祭り会場に演出できるかな?と。

以上、陳腐な内容ながら、妄想案を披露してみましたけど、
実際の開会式&閉会式は、一体どんな感じになるんですかねえ?
ただ、既に報じられてるように、いろいろとゴタゴタがあったみたいですし、
新型コロナ前に予定されてたプランを、目にする機会は無いんでしょうね・・・・
それこそ、VRとかでバーチャルにでも見られれば売れしいですけど、
そもそも東京五輪自体、本当にこのまま強硬開催するのか?
もし開催したとして、本当に心から楽しめるのか?など、非常に気懸かりではあります。
放映権ビジネス的にも、人生を賭けてる選手の為にも、中止には出来ないのでしたら、
出場選手も観客数も絞った上で、開催期間を2週間から1ヶ月くらいに延ばし、
密にならないよう分散的に開催して、2032年にもう1度、東京で五輪を開催しても良い気はします。
と言いますか、再延期が困難であったのであれば、初めから2022年開催案がベストだったんですよね。
今回はちょうどサッカーW杯が冬開催ですから、カレンダー的には奇麗に収まった上に、
新型コロナの抑え込みを考えると、1年後より2年後の方が断然良かったのは明らかだったので。
まあ結局は、自分の任期中に開催したいという、前首相のエゴが混乱を増やした格好でしょうか?


▼ オススメ書籍の話
> > ちなみに私自身は、人物以上に、満州国の最高学府であった「建国大学」への興味が強いかな?
> > こちらも以前、ほのぼのさんとの雑談時↓に、
> > http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s20447#20447
> > そんな建国大学の卒業生たちを取材した
> > 「五色の虹の感想」を紹介し、その話が盛り上がったのを覚えています。
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4087815978
> > いや本当、満州国に興味があれば、この本はオススメの1冊ですよ!!

> 本の紹介ありがとうございます。読んでみます。

ついでなので、私が「そうだ、満州 行こう」の動画を作るキッカケとなった満州本も紹介(笑)。

「満洲鉄道まぼろし旅行」
https://www.amazon.co.jp/dp/416765637X
「日本鉄道旅行地図帳 満洲樺太」
https://www.amazon.co.jp/dp/4107900339

> > この著者(桃崎有一郎)の事は、昨年出版の「室町の覇者 足利義満」で初めて知って以降、
> > 「平安京はいらなかった」「京都の誕生」「京都を壊した天皇、護った武士」と、
> > 一気に、立て続けに読んでしまいましたね。
> > と言いますか、紹介しておいて何ですけど、こちらの4冊の方が面白かったかな(笑)。
> > 特に、足利義満と京都の誕生に関しては、個人的にもオススメ!!
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4480072799
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4166612573

> これも読んでみようと思います。

この人は、私が去年知った著作者の中では1番だったかな?(笑)
日本史の時系列順に読むなら、「平安京→京都の誕生→壊した天皇→足利義満」ですけど、
読みやすさを考えると、逆向きでも良いかも知れませんね。
戦国に近い方が馴染み深いですし、執筆順や出版社の違いなども踏まえると。

ちなみに私自身は、足利義満を読んだ後、時系列順に読み進めましたが、
そのキッカケとなったのが、雑談時に弁さんから挙がった「義満の大河案」だったと!!
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23173
あとは、この本↓を読んだ直後だった事もあり、その続き的に読んだ感じもありました。

「古代の都はどうつくられたか 中国・日本・朝鮮・渤海」
https://www.amazon.co.jp/dp/4642057137


▼ 歴史ゲーム案の話
> > シナリオ作りに関しては、何年から何年まで どの国があり、
> > 何年から何年まで どの地域を支配していたか、
> > 一旦データ・ベースさえ作ってしまえば、後は楽だと思うんですよね。

> あとは、歴史上の事件のデータですかね。
> 何が起こって、誰がどうかかわって、どうなったかは結構はっきりしているので

投稿型のイベント集みたいなイメージでしょうか?
発生条件とかテンプレ化すれば、投稿もしやすそうですし、
数が増えれば、それを収集したがるプレイヤーも現れるかな?
ただ一方で、イベントの中身の質を管理するのは、ちょっと難しそう・・・・
もちろん、何年に○○戦争が起きたとか、○○革命が起こったなど、
それだけを出すなら簡単なのですが、それだと少し面白味には欠けますし。

> > 恐らく、大変になりそうなのは人物データの方ですけど、
> > それは投稿型にして、能力値は平均値でも良いですし、
> > 能力値のバランス調整を重視するなら、個人で作っても良いかも?

> 投稿型の方がみんなも楽しめるような気がするので、これはこの方がいいかもしれませんね。
> 略伝もつけたら大いに勉強になるとは思います。

偉人投稿のデータベース化に関しては、ちょうど1年前に、
弁さんとの雑談↓で語っているので、まずはそちらを参照していただくとして、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23019
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23029
「勉強に役立つ」という方向性の話で言うと、
テストで点数を取るための勉強であったり、ビジネス的に射幸心を煽る課金ゲームなどは、
正直言って、個人的には少し嫌悪する感情があったのですが、
別スレッドでの、旧トルコ担当さんとの雑談もあり、いろいろと考え直し中。

それこそ、今話題のソシャゲとして「ウマ娘」の話とか出ましたけど、
実際に、そうしたゲームが人気を博しているのも事実ですからねえ。
高得点を取る為に勉強するとか、射幸心を得る為にゲームをするとか、
そういった需要は確実にある訳で、それ自体は別に良い悪いの話では無いと。
逆に言うと、受験目的だけだと、せっかく得た知識もテスト以外で役立たなかったり、
射幸心を煽られ過ぎて、金銭・時間・精神を必要以上に磨り減らすような事が、
問題の本質としてあるのですから、そこだけを取り除く考えで行けば良いのかな?と。

無課金でプレーする場合には、長いプレー時間を要するようにし、
敢えてストレスが貯まるシステムにする事で、その解消目的に課金を促す。
これは「時間をお金で買う」と表現されますが、そのお金にしても労働という時間の対価な訳で、
そして高収入を得るにも、時間をかけての学習が必要となるケースが多いです。
要するに、金銭や時間をゲーム内の成果に変換する行為みたいな構造は、
受験勉強においても同じように見て取れ、しかも長期的にはリンクしている面もあると。
そういう意味では、今まで個人的には、手段の目的化は良くないと思い、
ゲームを楽しむ副次的効果として、受験勉強にも役立つモノを考えてきましたけど、
受験勉強をメインとして、その知識をゲーム的に楽しめるモノにして、
課金部分を学力に置き換え、「時間を知識で買う」感じにしても良いのかな?と思い始めました。

まあ簡単なイメージで言うと、自分の知識量を元手に出来るほど、
キャラの育成とかが、時間を要さずに可能となっていき、
効率良くゲームを進めて、他のプレイヤーを上回りたいのであれば、
課金の代替として、知識を身に付けるしかないと。
例えば、偉人カードをコンプリートしたい場合、各偉人にまつわる知識が必要として、
素早くカードを集める為に、それらについて勉強する事は、
時間の浪費には繋がるかも知れませんが、そこには残される知識がある訳で、
廃課金は人生を狂わす事もありますけど、廃勉強なら人生にプラス面もあるでしょうからね(笑)。

あとはシステム的に、リアル・マネーを用いるのではなく、
サイト内でのみ通用する共通ポイントを、疑似マネー的に用いるとかもアリでしょうし、
そもそも、「ネットは同人の世界」や「商業主義に陥ると目が眩む」など、
古い価値観に囚われる事なく、グローバルで商業主義的な世界を素直に受け入れて、
その上で、悪質にならないレベルに保ちつつ、質を上げていくとかなのかなぁ?
まあ、この辺りは、私の能力的に厳しい方法なのでしょうけど・・・・
でも社会的には、双方が「Win-Win」の関係で回るのであれば、
経済利益が絡もうが、そんな悪い事では無いのかも?という考えを、受け入れつつあります。
と言いますか、みんなが余裕のない時代に、それで上手く回るならば結構な話であると。

ただ個人的には、それを避けたがる潔癖的な、一昔前の趣味や学問やアートの世界の価値観が、
地味に こびり付いちゃってる面があるので、今更それを一新させるのは難しいんだろうなぁ。
いや 頭で理解して行えたとしても、どうしても 心の内の痼りは残るので。
清濁併せ呑みたいのに、それを受け止めきれないのが、私の欠点なんでしょうね。
で、能力的にも、年齢的にも、自身の限界を感じているからこそ、
まだ可能性のある若者に対して「何か貢献できる事は無いか?」と本気で考えているとか、
そ〜んな、別に誰からも求められてない話を、1人で勝手にダラダラと自己問答(苦笑)。

> > > > 個人的には、時代ゴチャ混ぜで世界や欧州の地図パズルがあれば、ちょっとやってみたいですね。
> > > > 「これはアルザス・ロレーヌが無いから、1900年地図のフランスだよなぁ?」みたいな感じで(笑)。

> > > これは面白そうですね!
> > > イタリアとかドイツなんかがばらばらの時代はめちゃくちゃ難易度高くなりそう。

> > となると、やはり全世界まで広げず、欧州限定にした方が無難なのかな?
> > 欧州限定と言っても、ローマン帝国の範囲内だった中東エリアも含む感じで。

> そうですね。
> 欧州だと今度困るのはロシアの扱いですけど、ウラル以西で調整する感じですか?

そうですね、「ウラル山脈−カスピ海−ペルシャ湾−紅海−サハラ砂漠」を結ぶラインかな?
と言いますか、そもそも私が「ヨーロッパ」と言う場合には、
ロシア領であっても、シベリアや中央アジアあたりは念頭に置いていません(笑)。
また、地中海沿岸を含む場合には、その事を必ず触れてますね。

でもまあ、国ごとの面積の違いを意識するのであれば、
大国と小国の差が出やすいパズル方式よりも、縮尺バラバラの選択図にして、
例えば、各時代ごとに英・仏・独・伊など枠に当てはめる感じでも良いかも?
これでしたら、別に欧州だけに限定せず、日本や中国、アメリカなど、
他の地域も手軽に登場させられますしね。
って、日本の場合、鎌倉時代と室町時代の区別が付かないかな?(笑)

> > いや、武士団を経営するイメージと言うよりは、
> > 従来の武将キャラに替わって、武士団を用いる感じですね。
> > そして、勝ち続けたり、恩賞を与えたりしないと、武士団は離れていってしまうと。
> > まあ簡単に言えば、いかに多くの武士団を各地で味方に付けて、
> > それを上手く手駒として活用して、相手を倒していくか?って具合ですよね。

> これ面白そうですね。
> システムを流用すれば、広島ヤクザ抗争(映画仁義なき戦いのモデルになった抗争)にも流用できそうですね。
> ただ、あの抗争を戦った山口組もそれを追い払った山村組が発展した共政会もまだ実在しますし、センシティブかな。
> 禁酒法時代のアメリカマフィアとか、フレンチコネクションとかなら流用できそうかな。

まあ確かに、実名を用いると厄介という面もありますけど、
私の場合、そうした実際のヤクザの情報とかに、まるで関心が無い為、
もしもゲーム化するとしても、扱うのは架空の組になるんでしょうかね。
そちらの方が、いろいろ無茶な設定とかも出来て、自由度が広そうですし。

それにしても、「実話時代」みたいなヤクザ情報の専門誌や、
「アサヒ芸能」「週刊大衆」のようにヤクザ記事を載せる週刊誌など、
一昔前には、そうしたニーズが一定数あったのって、
やはり映画「仁義なき戦い」シリーズの存在が大きかったのかなぁ?
それ以前にも任侠映画はありましたけど、抗争モノではなく、時代劇に近かったですし。

> > > > もっと言えば、「黒人差別」「移民問題」「宇宙開発」「軍産複合」「貿易摩擦」など、
> > > > いくつかの大きな項目を事前に設定しておき、各問題に対処していく感じで、
> > > > それを前進させれば政権に勝利点プラス、後退させれば勝利点マイナスなんかも良いかも?
> > > > 例えば黒人の人権問題で言えば、まだまだ継続中で、昨年もBLM運動とかありましたし、
> > > > 宇宙開発にしても、中国参戦で火星到達レースが激化すれば、再び焦点になりそうですし。

> > > いくつか項目分けて対処の方が、よいかもしれません。
> > > アイデア募集みたいなときも、基軸がはっきりするので作りやすいという要素もあるかもしれません。

> > まあ、対象として扱う時代を、どの程度にするかでも話は変わってきますけど、
> > いくつくらいの項目で、実際にどんな項目があれば良さそうですかねえ?

> 「黒人」と「移民」はアメリカ永遠のテーマだとは思うので、これらは、あった方がいいですね。
> 「宇宙開発」もいま中国がでてきて加熱してますし、いれたいところですけど、
> たとえば「航空・宇宙」とかの方がいいですかね
> (アメリカは活躍してないですけど、飛行船自体は1850年ごろからあったわけですし)。
> 「軍産複合」もあると面白そうですけど、どんな項目がなじむのかちょっとアイデアが浮かばないです。
> あとは、戦略兵器の削減とか逆に核開発をどの項目にいれるかってところですかね。
> 「貿易摩擦」はありだと思います。
> TPPをめぐるオバマとトランプの対応みたいな感じでこの辺も項目としてあれば面白いかなと

う〜ん、やはり こうやって具体的に考え出すと、
まずは対象とする時代の期間を決めないと、項目は定め難いかも知れませんね。

また、1850年頃から現代までという、長い時間を対象とするのであれば、
黒人差別・移民問題・宇宙開発・軍産複合・貿易摩擦といったピンポイント的な表現よりも、
「経済」「財政」「外交」「軍事」「科学」「宗教」「思想」「人種」と、大きく分けて、
黒人や移民の件は人種問題とか、宇宙開発は科学問題とかに分類しても良いかも?
そして軍産複合などは、経済面や軍事面はプラスだけど、財政面ではマイナスだとか、
そんな具合で作る方が、ゲーム的にスッキリと収まりそうですね。

・・・って、そもそもの本題なのに、何だか方向性が定まらず、
話の中身が取っ散らかったってますね、申し訳ない(苦笑)。
専用性と汎用性、具体性と抽象性を織り交ぜて考えちゃうから、変な方向に進むのかな?
「雑談メイン」という事であれば、このまま脱線しまくりでもOKなんでしょうけど、
「何かを作る」という目的の上での雑談だとすれば、話題を「冷戦」に原点回帰した方が良いかも。


▼ 西園寺公望と昭和天皇の話
> > とりあえず、ゲーム的に考えると、何年スタートが適当なのか? 誰目線が良いのか?
> > 昭和元年から、昭和天皇目線なら、開戦しちゃった場合も終戦まで扱えますし、
> > 介入できる部分と出来ない部分のバランスが絶妙なので、かなり適役っぽいですけど、
> > それはそれで、ちょっと荒れそうな危険性も孕みますかねえ?

> ただ、やっぱりこの時代で(というより日本史でも)
> ここまで波乱のある人生を送った人は昭和天皇位だと思うので、できれば昭和天皇目線がいいですよね。
> 昭和天皇目線だと個人的にはオリンピックまでやっちゃいたい感じですね。

ただ、改めて考えてみると、私の年代の場合、
昭和天皇は歴史上の人物ではなく、記憶の中にある人物なので、
あれこれ創作的に弄るのは、ちょっと気が引ける所も・・・・
それに戦後の天皇は、あくまでも「象徴」ですから、
オリンピック云々となると、そこは対象が違うかな?という気もします。
実際、昭和天皇と東京五輪の関わりって、開会宣言をしたくらいしか思い浮かびません。
移行期だった頃はまだしも、それなりに時が経ってから、天皇が何か動かしたというと、
A級戦犯合祀に伴い、靖国参拝を取り止めた事くらいですかねえ?パッと浮かぶのは。

とは言え、時代は昭和から平成を越え、そして現在は令和となっている訳で、
私自身はともかく、既に昭和天皇は歴史上の人物って感覚の人も多いでしょうから、
逆に考えれば、だからこそ、昭和天皇を覚えている世代が、
昭和天皇について触れるというのは、意味のある事なのかも知れませんね。
例えば、いま「天皇」と言われると、私はまだ頭が切り替わってない為、
パッと思い浮かべるのは、今上天皇よりも、上皇の方になっちゃうのですが、
こうした経験は、昭和から平成に移る時にも体験しましたし、
そういう感覚というのは、やはり体験したからという面が強いですからねえ。
それこそ10年後の若者とかは、今の上皇を歴史上の人物として捉えてるかも知れませんし。

あと、話題は少し戻して、ゲーム主人公の話ですけど、
近年のラノベは異世界転生系ばかりが目に付き、個人的には少し苦言は呈しているものの、
逆に言えば需要がそれだけ高い訳で、似た感じのタイムリープ系も決して相性は悪く無いかも?
それこそ子供時代から、何度も人生をやり直せる展開にすれば、
軍人や官僚、政治家に経営者、文化人に一般人など、いろんなルートを辿れますし、
人生の分岐点(セーブ・ポイント)から、やり直しても良いかも知れません。
また、ゲームである事を割り切れば、「親→子→孫」と世代を越えるのも面白いかな?
要するに、主人公を個人単位ではなく、一族単位にするって事ですね。
これだと、子孫の数が増えるほど、辿れるルートも増えるので、両得だと思います(笑)。

> > まあ安全策で行くなら、木戸内大臣とか無難そうですけど、
> > その在任期間を考えると、開戦回避よりも終戦誘導がメインになっちゃうかな?

> 逆に、サウンド・ノベルであったら、西園寺公望にしてもよいのかなと思います。
> 近代日本とともに歩んだような人生ですし、周囲にも伊藤博文はじめキーパーソンがたくさんいますし。
> そして、帝国日本が破滅にむかいつつあることを嘆きつつ人生の幕を閉じる……という感じだと、
> 自分とともに生まれた日本が自分とともに死んでいくという感じになっていいのかな……と。

はい、そうですね。
私も以前、「リレー大河案」↓を考えた際には、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s21670#21670
出来るだけ少ない人数で、漏れなく日本通史を描こうと考えて、
この時代の主人公を西園寺公望に選びましたからね。
幕末から大戦前夜まで描けるという意味では、これ以上の人材は他に居ないかと?

ただ難点を挙げるとすれば、明治3年から13年に掛けてフランスに留学していて、
維新冒頭の10年間、ほとんど日本に居なかった所でしょうか。
まあ逆に言うと、フランス第二帝政の崩壊やドイツ帝国の誕生を実際に欧州で体験し、
後の仏首相クレマンソーと同じ下宿で親友となり、ベルサイユ会議で再会するなど、
あの激動の時代を、日本限定ではなく、世界を含めて描ける面ではプラスなのですが、
歴史介入という視点からすると、やはり問題点になるかな?
って、ゲーム的に自由に振る舞えるのなら、留学を途中で切り上げたり、
そもそも留学に行かなくても良いんですけどね(笑)。

・・・と言うか、そうしたif選択が無数にあるなら、
海外留学の相談をすべく、師事する大村益次郎の宿を尋ねる道の途中、
(戊辰戦争を戦った西園寺は軍人志望だったものの、大村から法学を薦められていた)
公家の旧友と偶然出会い、訪問を延ばした事で、運良く暗殺に巻き込まれなかった訳で、
太平洋戦争の前年どころか、戊辰戦争の直後に亡くなってたかも知れないんですよね!!
そうしたifの分岐点を、いろいろ用意しても面白い気がしてきました(笑)。
史実の西園寺は、フランスで法学を修めた開明的な政治家であり、
現在の立命館大学・京都大学・明治大学の創立に携わった教育者のイメージですけど、
そのまま軍人の道を進む展開だって、普通に有り得た訳で、
そうなった場合は山縣有朋のように、政治家でありつつ帝国の元帥として、
日清戦争や日露戦争も、実際に現場で指揮していたかも知れません。
(史実だと、日清戦争時は伊藤内閣の大臣で、日露戦争時は清国へ渡って戦後に首相就任)

ちなみに、もしも大河の主人公にした場合、留学中の日本描写に関しては、
後に萩の乱を起こす前原一誠とは、東京では同じ宿で暮らし、
一緒に新政府を離れて相撲取りになろうと話し合う程の仲だった為、
親友との書簡を交わす格好で、不在期を描こうかな?と妄想してました。
って、こちらでもif展開を考えれば、留学せずに日本に留まり、
憧れの武士となって、前原と一緒に士族の反乱に荷担したりとか、
(前原と同宿してた頃、大小2本差しの侍姿で、武家風に望一郎と名乗ってました)
もしくは本当に相撲界に入って、双葉山を大横綱に育てたりとか(笑)。
う〜ん、こうやって考えると、西園寺はif主人公として最適なのかな?
別に史実通りで無くてもOKなら、もう数年寿命も伸ばして、終戦まで付き合わせても良いですし、
もし実際に存命であれば、鈴木貫太郎の役回りも、西園寺が担ってたかも知れません。

まあ逆に、そうでもしないと、幕末から戦後までという人物はなかなか居ないんですよね。
第1回・帝国議会の当選から、バカヤロー解散で落選するまで、
60年以上も国会議員であり続けた「尾崎行雄」も、維新の頃はまだ10歳の子供ですし、
義和団の乱では日本軍を指揮し、太平洋戦争の敗戦後に自決した「柴五郎」も、
会津戦争を経験しているとは言え、当時はまだ8歳の子供でしたし、
大久保利通の息子である「牧野伸顕」も、戦後は娘婿である吉田茂の相談役でしたが、
維新時は7歳であり、父と共に遣欧使節団に同行して、そのままアメリカ留学でしたので。
そう考えると西園寺は、維新時は若干19歳とは言え、既に新政府の重要人物でしたし、
黒船来航時も幼いとは言え西園寺家の当主で、11歳から朝廷に出仕しており、
新選組から命を狙われ、慶喜逃亡後の二条城を接収し、戊辰戦争では河井継之助と戦いと、
もうこの時点で、ただの10代の若造ではありません(笑)。


▼ 歴史if展開の話
> > > 個人的には20世紀前半の中国が、幕末、戦国時代、第二次世界大戦を
> > > ごちゃまぜにしたような雰囲気で好きですね。

> > その表現は、私が民国軍閥期の魅力を語る際に、よく用いていたフレーズなので、
> > 知らず知らずの内に、影響を受けちゃったりしてます?(笑)

幕末攘夷if話と、戦国・幕末・大戦が同居した中国の民国軍閥期の話をしていて、
ふと思い浮かんだのですが、もしも日本で明治維新という大転換が起こらず、、
中国同様に幕末の混乱状態から、群雄割拠の時代に突入して、あの激動の近現代を迎えていたら、
一体どんな事になっていたのか、妄想する題材としては結構面白い気がしました(笑)。

幕藩体制下の大名たちが、再び戦国大名化して、
幕末維新の英雄を初め、戦前の軍人・政治家・財界人・文化人などが、
各国の戦国武将として天下を争い、そこに欧米列強の介入も行われると・・・・
新選組とか下剋上をさせて、甲斐あたりで国持ち大名にしたいですし(笑)、
長岡藩士の子である山本五十六も、河井継之助の薫陶を受けて、立派な武将に育つかな?
史実では負け組の仙台藩も、高橋是清・後藤新平・斎藤実あたりが揃っていて強そう。
その一方で、対馬はロシアに占領され、北海道はフランスやドイツの植民地、
琉球も日本に併合されないまま、イギリスあたりの属国になっているかも?
いや〜、史実であれば願い下げな展開ですけど、if歴史として考える分には刺激的!!

また、日本がこんな状態であれば、世界史の方も大きく変わってたでしょうね。
もしも日清戦争の敗北が無ければ、清朝があれほど脆く崩壊する事は無かったでしょうし、
もしも日露戦争の敗北が無ければ、ロシア革命など起こらなかったかも知れません。
(逆の見方をすると、ロシアや中国の共産化に、日本は大きく貢献していると・苦笑)
朝鮮半島は史実的に見ても、清朝かロシアにあっさり併合だったかな?
ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世が、自らの事を「大西洋提督」と称しつつ、
従兄弟であるロシア皇帝のニコライ2世を、「太平洋提督」と呼んだ逸話がありますけど、
あのままロシアがアジアに勢力圏を伸ばしていれば、普通に有り得たシナリオなんですよね。

その場合、長城の外側(満州・モンゴル・ウイグル)がロシア領になっていたのか?
もしくは、史実の露清密約のように、隷属的な盟約関係が結ばれていたのか?
はたまた、ロシア革命により、一家全員が処刑されるニコライ2世には、
溥儀とも年齢の近い4人の娘たちが居ましたから、誰かを清朝皇后として嫁がせて、
血友病を患っていた一人息子のアレクセイに、もしもの事があった時には、
清朝皇帝とロシア皇女との間に生まれた子に、両帝国の皇位を継承させ、
大陸を跨る超大帝国(露清同君連合)の爆誕となれば、凄く妄想を掻き立てられます!!(笑)
で、もしも、こういう展開となれば、両国のモンゴル系貴族の存在が、意外とキーになるかも?
(モンゴル帝国も、西域の西遼と、金朝に降った旧遼遺民の同族網を活用しましたからね)

ロシアには「タタールのくびき」と呼ばれる、モンゴルに支配された歴史があり、
長い年月で同化していたとは言え、ロシア貴族の2割はルーツがモンゴル系でしたし、
(モンゴル系19%・ドイツ系28%・ポーランド系27%・ウクライナ系21%・ロシア系5%)
一方で中国では、早々に満洲族と盟を結んだ内モンゴルが、中国支配に協力した事で、
成立した清朝では満洲族と並び、貴族的な立ち位置にあったんですよね。
実際、ロシアのイワン雷帝は、一時的にチンギス・ハーンの末裔に譲位したり、
清朝のホンタイジは、元朝伝来の玉璽を譲り受けて、皇帝に即位したりしており、
ラスプーチンを暗殺し、ロマノフ王家よりも裕福といわれた名門貴族のユスポフ家や、
アロー戦争で欽差大臣として清軍を指揮したセンゲリンチン将軍も、モンゴル系でした。
なので、もしも「モンゴル人の坂本龍馬」みたいな人物が現れれば、
薩長同盟ならぬ露清同盟、更には日韓併合ならぬ露清併合なんて可能性も!?(笑)

・・・って、話題が日本から世界に大きく脱線しちゃいましたけど、
戦国再来の明治日本で、坂本龍馬のような人間は、どのように振る舞うのかな?
小説的なイメージ像だと、日本統一の為に尽力してそうですが、
実際は、内戦を良い事に私腹を肥やす、死の商人にでもなってたりして(笑)。
もしくは、悪い意味で日本に見切りを付け、本当に「世界の海援隊」でも目指してたかも。
そして、アメリカでエジソンに融資したり、ハワイ王国で若き日の孫文と出会ったり、
パナマ運河の開削事業に乗り出したり、アジア諸国の独立運動に武器支援したりと、
そういった方向に妄想の翼を広げてみるのも、何だか面白いかも知れませんね!!

> > 日本史だと、太平洋戦争突入を回避するとか、
> > そういったゲームは、意外と歴史の勉強になりますし、なかなか面白いかも?
> > 暴走する陸軍、我関せずな海軍、スタンドプレーに走る革新官僚、無責任な世論。
> > そして、それらに乗っかる政治家やマスコミに、国益の足を引っ張りまくる愛国者たち。
> > う〜ん、どうやったら戦争を回避できるのか、お先真っ暗なゲームですね(苦笑)。

> 無理ゲーですけど面白そうですね。

つまりは、大日本帝国の崩壊は避けられぬ運命だったと!?
最近は日本から元気が無くなり、民族的ヘイトも増すばかりの中で、
「多民族国家であった大日本帝国や満州国が、もしも存続していたら」というif展開を、
ちょっと考えちゃったりする時もあるんですけどね(苦笑)。
日本の人口規模が3億人、満州まで含めれば4億人だった場合、
もうちょっと違った現状があったのかなぁ?とか・・・・

と、まあ、それはさておき、もしも太平洋戦争突入を回避するとしたら、
どれくらい時間の針を巻き戻せば、その可能性がありそうですかねえ?
さすがにアメリカに勝利とかは無理ゲーでも、
帝国の存続であれば、絶対に無理だったとは思えませんし。

あと、これは完全に妄想展開ですけども(笑)、
多民族国家の大帝国という意味では、ハワイ王国の連邦制定案を受け入れて、
琉球王国や朝鮮王国も吸収合併せず、連邦の構成国として存続させていけば、
その後に独立宣言するアジア諸国や、インドの藩王国、中国の省政府なども飲み込み、
プロイセン国王がドイツ皇帝を兼務した要領で、天皇がアジア皇帝を兼務して、
それこそ、「大東亜帝国」みたいなモノが作れなかったかなぁ?と。
内政は各国の自治に任せる一方、海軍・鉄道・外交は帝国税で賄いつつ日本主導って形で。
勝海舟も似た事を言ってたと思いますし、もしも坂本龍馬が総理大臣だったら(笑)。
ちなみに帝国議会は「1国1票」として、日本だけは各藩を1国と数えて300票と(苦笑)。

> > そういう意味では、39歳で早世した この老中首座を主人公として、
> > ストレス・ゲージが貯まって過労死するのを防ぎつつ、優秀な者たちを抜擢し、
> > 次々と襲い来る国難を乗り切り、幕藩体制の維持を目指すゲームも面白いかも知れません。

> 20世紀まで鎖国しちゃってロシアが南下してきたら地獄なような気もしますが、
> それはそれで見てみたいですね。
> そもそも20世紀まで鎖国を維持できるかなんですけど

別に幕藩体制の維持は、鎖国体制の維持とイコールでは無いですけど、
まあ、そこは措くとして、「阿片戦争の日本版」や「幕末期の本土決戦」というのも、
それはそれで、凄く大変ですけど、不可能では無いんじゃないですかねえ?
時代的に考えても、海辺への艦砲射撃では圧倒されても、上陸占領なんて無理でしょうし、
損害を恐れず徹底抗戦すれば、欧米列強と言えども追い落とせたかと。
薩英戦争が全国規模に広がった事を想定しても、興味深い題材かとは思います。

日本の国民性を考えると、苦しみを共有し、一致団結して外敵と戦うのは、
却って幕府と諸藩、武士と庶民の結び付けを強くしていたかも知れず、
最終的には開国するにしても、流血を伴いながらの外敵排除という体験は、
史実とは異なる、また別の日本の国家像を作り上げていたかも知れませんし、
それ自体は、決して荒唐無稽なif展開だとも思いませんね。
と言いますか、明治維新も、敗戦も、上からの改革であり、
だからこそ今も、日本人は主体的な改革を行えず、苦しんでる面があるので、
フランスへの反革命戦争や、ソ連の大祖国戦争のような体験を、
幕末の日本がして、それを乗り切ったとすれば、やはり歴史は大きく変わったかと。

そして同じ事は、大戦における植民地との関係でも、言えたのかも知れませんけどね。
戦争と皇民化政策の合わせ技は、それなりに効果があったからこそ、
その体制が崩壊した時に、反動も非常に大きくなった側面があるので・・・・
戦時中には、朝鮮や台湾でも国政選挙への投票が可能となり(実施はされず)、
こうして次第に、本土と外地の権利差が無くなっていけば、
多民族国家なんて世界には幾らでもある訳で、日本も その1つになっていただけかも?
実際、同化政策では一歩先んじていた旧琉球王国の沖縄では、
薩摩藩支配の歴史や、台湾より15年、朝鮮より31年早かったという事情もありますが、
あの地上戦と、その後の米軍統治が、県民の日本人意識を高めた側面があるんですよね。

また、同化政策という意味では、
最近はウイグルやチベットにおける中国の政策が、いろいろと非難を浴びてますけど、
時代が違うとは言え、似たような事は、戦前の日本も行っていましたからねえ。
もっと言えば、イギリスだって、フランスだって、ドイツだって、アメリカだって、
程度の差こそあれ、同じ様な事を行ってきた訳であり、
戦前日本の同化政策は賛美していては、中国の同化政策を非難する説得力に欠くと思います。
(まあ、朝鮮族に対する同化政策は非難してないので、嫌韓は反中に勝るのでしょうけど)
・・・って、何だか話が凄く脱線しちゃいましたね(苦笑)。


▼ 激動の近現代史
> モロに受けてます。映画「ラストエンペラー」なんてまさにこんな感じですよね。
> 最初と最後だけ見ると200年くらい経っているように思えますけど、
> あれが1人の人生のうちで起こった出来事なんですよね。

中国史だと、阿片戦争(1840)から、中華人民共和国の成立(1949)までが 109年。
日本史だと、黒船来航(1853)から、東京オリンピック(1964)までが 111年。
技術史だと、ライト兄弟の初飛行(1903)から、アポロの月面着陸(1969)までが 66年。
世界史だと、フランス革命&ワシントン大統領就任(1789)から、冷戦終結(1989)までが 200年。
いや本当、中国だけに限らず、この「200年間」が本当に激動だったんだと思いますよ。

ちなみに1789年は松平定信の「寛政の改革」の最中で、1989年は昭和天皇が崩御した年。
また、江戸三大改革の1つである水野忠邦の「天保の改革」は、
実施期間が1841〜1843年なので、実は黒船来航の10年前の話であり、
遠山の金さんの悪役でお馴染みの鳥居耀蔵なんて、明治6年まで生きてました(笑)。
ハリスと交渉して日米修好通商条約を結んだ岩瀬忠震も、鳥居の甥ですしね。
ついでに言うと、葛飾北斎が亡くなったのも、黒船来航の4年前なので、
明治維新の19年前まで、北斎は生きていた訳です(今から19年前だと日韓W杯の頃ですね)。

・・・って、日本史に脱線してしまったので、話を中国史に戻すと(笑)、
清王朝の崩壊から、中華人民共和国の成立までが、わずか37年の出来事であり、
日本の朝鮮統治が35年、台湾統治が52年である事を思うと、本当にアッという間だったかと。
旧時代人が歴史の激流に翻弄される実感は、それこそ鳥居耀蔵が感じた以上かも?
人民解放軍の「建軍の父」と評される朱徳は、その軍歴を清王朝の軍学校から始めてますし、
満州国の首相を務めた張景恵は、日清戦争時に結成した自警団から馬賊に発展して、
戦後は獄中生活のまま、人民共和国の成立から10年後に亡くなるんですよね。
彼らに比べれば、毛沢東は少し若いですけど、辛亥革命では一兵士として参加しており、
蒋介石は清朝末期に日本へ軍事留学して、辛亥革命には一指揮官として参加していて、
そんな2人が、1970年代中盤まで、台湾海峡を挟んで睨み合ってた訳ですからねえ・・・・
溥儀だけに限らず、当時の中国の長命な有力者は、誰もが時代の激動を体感したかと思います。

> > あとは、幕末四賢侯の伊達宗城の孫(伊達政宗の末裔)として生まれながら、
> > 大陸に渡って中国に帰化し、山東省の独立を目指して活動した「伊達順之助」とかも、
> > なかなか興味深い人物かも知れません。

> そして、漢奸として処刑されるんですよね。
> この辺りは、すんでのところで戸籍があって助かった李香蘭と対照的な気もします、

どちらかと言えば、同じく馬賊の頭目でありながら、
日本国籍であった為に漢奸罪を免れた、小日向白朗の方が より対照的かも。
で、李香蘭と比べるとしたら、同じく女性の川島芳子の方かな?
まあ当時の大陸には、それだけ多くの日本人が居たって事ですよね。

あれほど日本人が海外に出た時代は他に無い・・・と思いましたけど、
実際の人数的には、グローバル化した今の方がずっと多いのかな?
という事で、気になったので少し調べてみた所、
現在(2020年)の海外在留邦人は139万人で、
戦前(1938年)の海外在留邦人は106万人ですね。
でも総人口は、現在は1億2600万人なのに対して、戦前は7000万人(本土のみ)と少ないですし、
植民地の朝鮮に69万人、台湾に35万人、樺太に40万人、南洋に7万人は、恐らく別枠でしょうから、
それらを合わすと250万人を超えるみたいですね(更には日系人が別に約60万人)。

これを人口比で考えると、今より3倍くらい海外に出ている訳で、
日本史上においては、やはり例外的な時代だったのかな?
ここまで積極的に、日本人が海を渡った時代って、
この「戦前昭和」と「平成以降」に、南蛮貿易の「戦国末期」を加えた3時期だけですし。

> > あと、勝利到達が困難な題材の日本史ゲーム案で言うと、
> > 前々から考えていたのが、ちょうど現在の大河とも被りますけど、
> > 「尊皇攘夷」を貫徹して、日本の鎖国と幕藩体制を守り抜くゲームですね(笑)。
> > 強攻策を採りつつ、深刻の二の舞は防ぐという、まさに無理ゲー!!
> > 歴史の勝者となった事で、正義的に描かれる維新志士たちですが、
> > こうする事で、志士たちの無茶ぶりと、幕臣たちの苦労ぶりが実感できるかな?と。
> > 水戸の烈公があれほど好き勝手したら、そりゃ阿部正弘も過労死しますよ(苦笑)。

> まあ僕は長州藩士の子孫なのであまり先祖のことを悪しざまにいうのもあれなんですけど、
> 無茶ぶりな上に過激なことやっていますよね。

一応言っておくと、私も別にアンチ長州って訳では無いですよ(笑)。
私の幕末知識は実質、司馬遼太郎の 「十一番目の志士」や「世に棲む日日」から始まってますし、
(前者の主人公は架空の長州藩士で、後者の主人公は吉田松陰&高杉晋作)
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c22815
「歴史は勝者が作る」というのも、致し方ない面はありますからね。
ただ、先年の「明治維新150年」の各イベントなどで、現在の政治的な要因も絡み、
未だに薩長史観を振り回される光景は、あまり気持ちの良いモノでは無かった為、
軽視されがちな当時の幕臣たちも、もっと日の目を見て良いはずと言う思いがあります。
昨今の事例に喩えれば、行き過ぎた官僚叩きに苦言を呈する感覚に近いかも?

> あそこから、明治日本ができあがったのは、結構驚きかも。
まあ元々、日本人は「できる子」だと思っているので、
個人的には、そんなに驚きは無いかな?(笑)
西洋人とは知の大系が異なっており、それに慣れる苦労はありましたけど、
独自の知の大系は持っていたので、アジャストさえすれば良い話でしたし。
そういう意味では、それだけ日本の培ってきた文化は凄いと、私は思ってますね。


P.S.
どうも最近、私の長文リミッターが、なぜか外れちゃってるみたい・・・・
読むのも大変かと思いますが、書くのはもっと大変(笑)。
以前は返信する箇所を絞っていたのに、今では読んで思い浮かんだまま垂れ流し状態で、
どうやって長文を制御してたのか、ちょっと感覚的に忘れちゃってるんですよね。
何と言うか、書く事の取捨選択を、以前よりも上手くコントロールできてない感じ。
う〜ん、こういうのも老化の一現象なのかなぁ?
それとも、コロナ禍での環境変化が何か影響を及ぼしているのか?
って、こうやって不必要にダラダラと書くから、無駄に長文になるんですけど(苦笑)。


[23547] Re:近現代史if展開&東京五輪の開閉会式 妄想案返信 削除
2021/4/14 (水) 10:19:36 伊豆大島のキョン

▼ 徳翁導誉さん
> う〜ん、ニッチというか、時間的に近過ぎる感じはしますけどね。
> その時代を体験し、覚えている人は、周囲にたくさん居る訳ですし、

確かにそうですね。
> わざわざゲームで再現しなくとも、当時の実物や作品は溢れているとも言えます。
>
> もっと言えば、何もバーチャルじゃなくても、リアルで体験できる場があると。
> 少なくとも、高度経済成長期であれば、懐かしさ目当ての客狙いも含めて、
> 昭和ノスタルジー的なコンセプトの施設は、意外とある気がしますし、
> 探してみれば、当時の雰囲気を残すモノも・・・って、
> それはここ10年くらいで、急激に消えちゃったかな?
> 川越のデパートに残っていた屋上遊園地も、遂に一昨年、姿を消しましたし、
> 汚い横町とかも、多くは寂れるか、再開発の波が襲ってますし。
> その辺りは、長引く不況もありますけど、団塊世代の定年も大きいのかな?

実は、昭和ノスタルジーといえば、実家がまさにそれなんですよね。
戦後ほどなくして建てられた、いわゆる文化住宅(サツキとメイの家みたいな和洋
折衷住宅という意味の方の文化住宅です)でした。昔っぽさを感じていた点という
とコンセントの数ですね。とにかく1部屋に1つしかコンセントがなかったりしま
す。昭和中ごろの人は、まさかこれほど電化製品に囲まれる時代が来るとは想像し
ていなかったのかなと思います。


> と、これは前々から思っていた事なのですが、
> 昔の暮らしを体験できる施設とか、もっとあって良いと思うんです!!
> 例えば博物館とかに、昔の家の様子とか再現されてたりしますけど、
> その中に入って、実際に道具を使ってみたりとかは、なかなか無いですし、
> それこそ、歴史学習用の体験型テーマパークとして、
> 縄文時代の竪穴式住居や、平安時代の貴族風な寝殿造、室町時代の武家風な書院造に、
> 昔ながらの田舎の古民家や、戦前や戦後の都市住宅などを再建して、
> 当時の服を着て、当時の食事をして、当時の道具を使い、当時の家に泊まってみると。
> 別に日本の歴史に限らず、異文化住宅とか、未来住宅とかも面白いかな?(笑)
> 修学旅行や林間・臨海学校に加えて、こうした歴史体感教室があっても良いと思うんですよ。
> 宿泊が難しいようなら、日帰りの遠足でも良いでしょうし、
> やはり、実際に体感する事で得られる情報というのも、非常に多い気がするんです。
> そして、そこに大きな需要が生まれれば、作り手側の文化継承にも繋がりますからね。

これは、僕が小学生ぐらいの時から思っていたことですね。海外では、体験ツアーが流行っている
みたいで、刑務所や軍隊の体験、ソ連時代の尋問体験なんかもあるみたいですね。当時の生活を体
験というと、僕は1泊2日くらいなら奈良時代農民体験をしてみたいですね。もちろん体験料は里
長が取り立てに来るって感じで(笑)

 
> それと、三丁目の夕日みたいな感じに、全てを美化した世界観にして、
> 当時の負の面に蓋にするのは・・・とも思いましたけど、
> 別にゲームだったら、それでも良いのか(笑)。
> 例えばディズニーシーとか、実際のヴェネチアよりも奇麗だったりしますし、
> 学習目的ではなく、娯楽目的で非日常性を楽しむのであれば、
> 余計なリアルよりも、理想化されたバーチャルの方が、多くの人は喜ぶはずなので。

それはそうですし、やはり遊ぶのは現代人なので、倫理観は現代に合わせないといけないという制
約もありますしね。
アサシンクリードのロンドンも別にホワイトチャペルに娼婦がたくさんいる……とかではないです
し。

 
> あと、近い時代であっても、それを体験してない若い人たちや、懐古目的の大人には、
> 再現された世界観は需要があるという事でしたら、
> 十数年前の秋葉原の姿とかも、なにげに需要はあるかも知れませんね(笑)。
> 駅前のバスケコートに、ビルの壁面に描かれた萌えキャラたち。
> 路上の痛車や、過激なコスプレヤーに、店頭のエロゲ映像。
> 裏道には、自作用のPCパーツや、電子部品に、洋ゲー。
> そして、まともな食事処が無い事もあっての おでん缶自販機。
> 考えてみたら、街自体が同時からリアル・テーマパークだったのかも?

それはあると思います。10数年前の秋葉原でも、電気街だったころの秋葉原を懐かしむ人間は
相当いましたし。
これを書いていて思い出したんですけど、小学生の頃に読んだ(多分イギリスの)絵本で、旧石
器〜現代にかけて、同じ地点からみた同じ場所の景色を見開き1ページで掲載するというものがあ
ったんですよね。こういった、感じのものだったら見ているだけで楽しいかも……。

> 「アサシンズ・クリード」シリーズの舞台は、
> 第1弾が十字軍時代のエルサレムで、第2弾がルネサンス期のイタリア、
> そして第3弾は日本の戦国という噂もあったものの、否定され・・・という所で、
> 私のゲーム認識的には止まってるんですよね、実を言うと(笑)。
>
> その後は、独立戦争時のアメリカ、カリブの海賊、フランス革命期のパリ、産業革命期のロンドン、
> 古代エジプト、古代ギリシャ、北欧ヴァイキングって、続編が続く流れでしたっけ?
> あとは派生作品として、明代の中国、植民地期のインド、十月革命直後のロシアと出ているの?
> とりあえず古代エジプト版だけは、YouTubeの「ゲームさんぽ」で見ましたけども、
> (ここの「○○のプロといく」動画シリーズは、個人的に結構お気に入り・笑)

フランス革命期パリは、オスマンの改革前なので、デュマの描くような入り組んだパリが表現されて
ていいなあとは思います。多くの人が望むのは、きれいに整備されたパリなんでしょうけど

>
> で、次回作では遂に日本が舞台・・・という噂があるのが、現状って感じなのかな?
> ただ、映画にせよ、ゲームにせよ、欧米人が描く日本やアジアの世界観って、
> 自分たちの方が詳しいからこそ、違和感バリバリの世界になるので、
> 映像的には凄くても、痛し痒しな面が正直あるんですよね(笑)。

そうなんですよねえ。ゴーストオブツシマもゲームとしてすごく楽しかったのですが、鎌倉時代が
舞台というより、江戸時代が舞台って感じなんですよね。スタッフが黒澤映画のファンみたいなの
で、用心棒的な感じがすごく出てしまっていました。
これはしょうがないんですけど、欧米作品の日本で日本人的に気になるのは、登場人物の名前だっ
たりします。古くは、バックトゥザフューチャーのフジツウ・イトウや、が代表的ですかね。ゴー
ストオブツシマも主人公が境井仁でなんか現代っぽい感じを受けてしまうんですよね。まあ、鬼滅
の刃でも伊黒小芭内なんて名前もありますし、許容範囲内なんですかね(あと海外では、ヒロやタ
ツみたいな二文字の名前が日本人っぽいと思われているような気もします。これは、何が原因なん
ですかね……)。


> そういう意味では、日本をはじめとしたアジアのメーカーに頑張って貰いたい所ですけど、
> 残念ながら、その可能性があるのは国産メーカーではなく、中国メーカーになるのかな・・・・
> VR技術がもっと進化すれば、この方面は更にチャンスの広がる分野だと思うんですけどね。

そうですね。日本のメーカーから出てくれると嬉しいですけど、現状龍が如くくらいですかね……。
中国メーカーであれば、清末の上海とかは面白そうな気もします。主人公はカンフーでアチャチャ
って感じになると思いますが。

> この掲示板の雑談でも、何度か書いてると思いますけど、
> 私も子供時代の一時期を、金華山の麓で過ごしてたのは、御存知でしたでしょうか?(笑)

いや、まったく知らなかったです。金華山のふもとというと、個人的にバーミヤン金華山店と
岐阜大仏のイメージですね。
> ちなみに私が住んでた頃は、まだ路面電車が走っていて、柳ヶ瀬も凄く活気があったんですけど、
> 今では、かなり寂れてしまったと伝え聞いてますね・・・・

最近の柳瀬は本当にすたれていますよ。7時になると人もほとんどいませんし。今は、若い人も
飲むときは、金神社周辺の玉宮という地区にいくようになってしまいましたし、閑散としていま
す。


> 特に武蔵野台地のあたりは水源が乏しかったので、あまり農地には向きませんでしたし、
> 逆に言うと、だからこそ、都市が近代化されて鉄道が通ると、格好の住宅開拓地となったと。

そうなんですよね。その苦肉の策で育てたそばが寛永寺に受けて広まったのが、深大寺そばです
よね。その周辺の明治時代の地図を見たことがあるのですが、水が乏しかった影響か、田んぼは
ほとんどなく、牧畜が盛んでした。牧畜もやがてすたれると(平成の中頃までいくつかの牧場が
残っていました)、今度は、街路樹を育てる産業が発達したようですね。いまでも、植木農家が
たくさんありますし、神代植物公園ももともとは東京府がこうした目的に利用するために作った
緑地みたいです。

> そして、台地に降った雨は崖から湧き出た為、崖の下側は水に恵まれましたし、
> 海岸部や河川付近のように、洪水に悩まされたり、湿地帯に苦しむ事も無かったので、
> 確かに古代から中世に掛けては栄えてましたけど、それも人口が少ない時代であったが故です。
> 奇麗な水に恵まれても、耕せる土地が限られていては、自ずと限界があります。

先ほどもいったような深大寺周辺がまさにそんな感じでしたね。深大寺周辺の湿地帯では昭和まで
農業が機械化せず、湿地にそのまま田植えを行っていたようです。そういった土地を市が買い取っ
て現在植物公園になっているようですが、都市部で湿地帯が保存されるというのも珍しいパターン
だと思います。
> 中国史で言えば、長安のあった関中みたいな場所だったって事ですかねえ(笑)。
> 古い時代には適地であっても、人口が増えると厳しくなったので。
> しかし一方で、その為に早くから養蚕や商品作物に手を出し、通商にも精を出したので、

そういえば、多摩地域には青渭神社という神社が青梅と調布(これも深大寺の近くです)にあるん
ですけど、関中にも渭水がありますね。偶然でしょうけど、なんとなく運命めいたものをかんじま
す。

> この辺りには小振りな古墳が数多くあり、中には「上円下方墳」という珍しい形のもあります。
府中の熊野神社にあるやつですよね。府中市も積極的にアピールしていましたし、いまは資料館な
んかもあります。


> ただ一方で、近年は全国展開のチェーン店が席巻しているので、違いが薄まった印象も?
> 一昔前までは、関西だと納豆ってあまり売ってませんでしたけど、今では普通に売ってますし、
> 逆に、節分で食べる関西の恵方巻きとか、コンビニを介して全国的に普及しましたし。

そうですねえ。納豆は特にそうだと思います。いまや関西人も普通に食べちゃいますしね。一方で
アンコウはまだメジャーじゃない感じですね。苦手な人も多い印象でした。
コンビニも微妙にラインナップが違うようで、東京のコンビニには、岐阜タンメンのカップラーメ
ンがおいてないのと、セブンが出している、台湾飯の弁当がないのはつらかった。


> まあ結局は、自分の任期中に開催したいという、前首相のエゴが混乱を増やした格好でしょうか?
その首相も辞任してしまいましたよね。もはや懐かしい感じさえある石原都政時代の計画ですから
長年の結実として何としても開催したいという感情が出たのですかね。このまま開催はよくないわか
っちゃいるけどやめられないというところなんでしょうか。当の青島幸男は世界都市博を中止しまし
たけど(笑)
 

> 「古代の都はどうつくられたか 中国・日本・朝鮮・渤海」
> https://www.amazon.co.jp/dp/4642057137

これめちゃくちゃ面白そうですね。


> 投稿型のイベント集みたいなイメージでしょうか?
> 発生条件とかテンプレ化すれば、投稿もしやすそうですし、
> 数が増えれば、それを収集したがるプレイヤーも現れるかな?
> ただ一方で、イベントの中身の質を管理するのは、ちょっと難しそう・・・・
> もちろん、何年に○○戦争が起きたとか、○○革命が起こったなど、
> それだけを出すなら簡単なのですが、それだと少し面白味には欠けますし。

ですねえ。イベントの質管理という視点だと、仮にやるとしたらもうワンクッション挟まなきゃ
いけないですしね。それはそれで負担なんですよね……、


> それこそ、今話題のソシャゲとして「ウマ娘」の話とか出ましたけど、
> 実際に、そうしたゲームが人気を博しているのも事実ですからねえ。
> 高得点を取る為に勉強するとか、射幸心を得る為にゲームをするとか、
> そういった需要は確実にある訳で、それ自体は別に良い悪いの話では無いと。
> 逆に言うと、受験目的だけだと、せっかく得た知識もテスト以外で役立たなかったり、
> 射幸心を煽られ過ぎて、金銭・時間・精神を必要以上に磨り減らすような事が、
> 問題の本質としてあるのですから、そこだけを取り除く考えで行けば良いのかな?と。
>
> 無課金でプレーする場合には、長いプレー時間を要するようにし、
> 敢えてストレスが貯まるシステムにする事で、その解消目的に課金を促す。
> これは「時間をお金で買う」と表現されますが、そのお金にしても労働という時間の対価な訳で、
> そして高収入を得るにも、時間をかけての学習が必要となるケースが多いです。
> 要するに、金銭や時間をゲーム内の成果に変換する行為みたいな構造は、
> 受験勉強においても同じように見て取れ、しかも長期的にはリンクしている面もあると。
> そういう意味では、今まで個人的には、手段の目的化は良くないと思い、
> ゲームを楽しむ副次的効果として、受験勉強にも役立つモノを考えてきましたけど、
> 受験勉強をメインとして、その知識をゲーム的に楽しめるモノにして、
> 課金部分を学力に置き換え、「時間を知識で買う」感じにしても良いのかな?と思い始めました。
>
> まあ簡単なイメージで言うと、自分の知識量を元手に出来るほど、
> キャラの育成とかが、時間を要さずに可能となっていき、
> 効率良くゲームを進めて、他のプレイヤーを上回りたいのであれば、
> 課金の代替として、知識を身に付けるしかないと。
> 例えば、偉人カードをコンプリートしたい場合、各偉人にまつわる知識が必要として、
> 素早くカードを集める為に、それらについて勉強する事は、
> 時間の浪費には繋がるかも知れませんが、そこには残される知識がある訳で、
> 廃課金は人生を狂わす事もありますけど、廃勉強なら人生にプラス面もあるでしょうからね(笑)。
>
> あとはシステム的に、リアル・マネーを用いるのではなく、
> サイト内でのみ通用する共通ポイントを、疑似マネー的に用いるとかもアリでしょうし、
> そもそも、「ネットは同人の世界」や「商業主義に陥ると目が眩む」など、
> 古い価値観に囚われる事なく、グローバルで商業主義的な世界を素直に受け入れて、
> その上で、悪質にならないレベルに保ちつつ、質を上げていくとかなのかなぁ?
> まあ、この辺りは、私の能力的に厳しい方法なのでしょうけど・・・・
> でも社会的には、双方が「Win-Win」の関係で回るのであれば、
> 経済利益が絡もうが、そんな悪い事では無いのかも?という考えを、受け入れつつあります。
> と言いますか、みんなが余裕のない時代に、それで上手く回るならば結構な話であると。
>
> ただ個人的には、それを避けたがる潔癖的な、一昔前の趣味や学問やアートの世界の価値観が、
> 地味に こびり付いちゃってる面があるので、今更それを一新させるのは難しいんだろうなぁ。
> いや 頭で理解して行えたとしても、どうしても 心の内の痼りは残るので。
> 清濁併せ呑みたいのに、それを受け止めきれないのが、私の欠点なんでしょうね。
> で、能力的にも、年齢的にも、自身の限界を感じているからこそ、
> まだ可能性のある若者に対して「何か貢献できる事は無いか?」と本気で考えているとか、
> そ〜んな、別に誰からも求められてない話を、1人で勝手にダラダラと自己問答(苦笑)。

そこに関しては、こういうサイトがどんどん消えていく中で貴重な存在だと僕も思っていますし
10年以上のファンも複数いるわけですから、あえて大きき方向転換をする必要もないんじゃな
いかなと思います。

> > そうですね。
> > 欧州だと今度困るのはロシアの扱いですけど、ウラル以西で調整する感じですか?

> そうですね、「ウラル山脈−カスピ海−ペルシャ湾−紅海−サハラ砂漠」を結ぶラインかな?
> と言いますか、そもそも私が「ヨーロッパ」と言う場合には、
> ロシア領であっても、シベリアや中央アジアあたりは念頭に置いていません(笑)。
> また、地中海沿岸を含む場合には、その事を必ず触れてますね。
>
> でもまあ、国ごとの面積の違いを意識するのであれば、
> 大国と小国の差が出やすいパズル方式よりも、縮尺バラバラの選択図にして、
> 例えば、各時代ごとに英・仏・独・伊など枠に当てはめる感じでも良いかも?
> これでしたら、別に欧州だけに限定せず、日本や中国、アメリカなど、
> 他の地域も手軽に登場させられますしね。
> って、日本の場合、鎌倉時代と室町時代の区別が付かないかな?(笑)

しょうがないからざっくり中世日本(鎌倉・室町)にしますか(笑)そうすると
今度は、南北朝が浮いちゃうのか……。


> まあ確かに、実名を用いると厄介という面もありますけど、
> 私の場合、そうした実際のヤクザの情報とかに、まるで関心が無い為、
> もしもゲーム化するとしても、扱うのは架空の組になるんでしょうかね。
> そちらの方が、いろいろ無茶な設定とかも出来て、自由度が広そうですし。

あとは、スターリンの葬送狂騒曲じゃないですけど、スターリン死後の権力闘争
(だいたいスターリン死亡〜反党グループ事件〜ブレジネフの権力掌握)をマレ
ンコフ、ベリヤ、フルシチョフやジューコフになってシミュレーションするとい
うのも面白いような(この場合、スターリン死亡前からやってスターリンは19
53年までにランダム死亡とか場合によっては暗殺可能とかの方が面白いのかな
。)。ただ、ベリヤとジューコフが強すぎるな、これ。
フランス革命も面白いかもしれないですね。ナポレオンなんかも、議会で法外処
分になりかかって、あやうくリュシアンに助けられてますし。


> それにしても、「実話時代」みたいなヤクザ情報の専門誌や、
> 「アサヒ芸能」「週刊大衆」のようにヤクザ記事を載せる週刊誌など、
> 一昔前には、そうしたニーズが一定数あったのって、
> やはり映画「仁義なき戦い」シリーズの存在が大きかったのかなぁ?
> それ以前にも任侠映画はありましたけど、抗争モノではなく、時代劇に近かったですし。

そうなんですよね。仁義なき戦いは、「任侠=善玉」やそれまでの時代劇的な様式美を打
ち破ったこと、実際の抗争事件を題材にしていること(実録物といわれているようです)
が受けた理由の一つ見たいです。


> う〜ん、やはり こうやって具体的に考え出すと、
> まずは対象とする時代の期間を決めないと、項目は定め難いかも知れませんね。

そうですね。壮大に扱いたいならそれこそ、南北戦争〜現代かなと思います。


> また、1850年頃から現代までという、長い時間を対象とするのであれば、
> 黒人差別・移民問題・宇宙開発・軍産複合・貿易摩擦といったピンポイント的な表現よりも、
> 「経済」「財政」「外交」「軍事」「科学」「宗教」「思想」「人種」と、大きく分けて、
> 黒人や移民の件は人種問題とか、宇宙開発は科学問題とかに分類しても良いかも?

科学問題にするともっと幅広いものが扱えますす、人種とすれば、近年話題になっているスパ
ニッシュの問題とか、それこそ日系人の強制収容やロス暴動みたいなのも扱えていいですね。
Qアノンとは思想なのかな……。Qアノン支持の大統領とかゲームだったらちょっと見てみたい
かも。


> ・・・って、そもそもの本題なのに、何だか方向性が定まらず、
> 話の中身が取っ散らかったってますね、申し訳ない(苦笑)。
> 専用性と汎用性、具体性と抽象性を織り交ぜて考えちゃうから、変な方向に進むのかな?
> 「雑談メイン」という事であれば、このまま脱線しまくりでもOKなんでしょうけど、
> 「何かを作る」という目的の上での雑談だとすれば、話題を「冷戦」に原点回帰した方が良いかも。

そうですね。雑談も楽しいので、どちらも維持したいところではありますが、雑談として盛り上がって
いる方は、いったん別にスレッドを建てます。


> ただ、改めて考えてみると、私の年代の場合、
> 昭和天皇は歴史上の人物ではなく、記憶の中にある人物なので、
> あれこれ創作的に弄るのは、ちょっと気が引ける所も・・・・
> それに戦後の天皇は、あくまでも「象徴」ですから、
> オリンピック云々となると、そこは対象が違うかな?という気もします。
> 実際、昭和天皇と東京五輪の関わりって、開会宣言をしたくらいしか思い浮かびません。
> 移行期だった頃はまだしも、それなりに時が経ってから、天皇が何か動かしたというと、
> A級戦犯合祀に伴い、靖国参拝を取り止めた事くらいですかねえ?パッと浮かぶのは。

そうですね。それに昭和天皇は歴代天皇のなかでも特に、扱いがセンシティブな印象もありますし
避けた方が無難なんですよね。


> 例えば、いま「天皇」と言われると、私はまだ頭が切り替わってない為、
> パッと思い浮かべるのは、今上天皇よりも、上皇の方になっちゃうのですが、

そうですね。僕もそうです。


> あと、話題は少し戻して、ゲーム主人公の話ですけど、
> 近年のラノベは異世界転生系ばかりが目に付き、個人的には少し苦言は呈しているものの、
> 逆に言えば需要がそれだけ高い訳で、似た感じのタイムリープ系も決して相性は悪く無いかも?
> それこそ子供時代から、何度も人生をやり直せる展開にすれば、
> 軍人や官僚、政治家に経営者、文化人に一般人など、いろんなルートを辿れますし、
> 人生の分岐点(セーブ・ポイント)から、やり直しても良いかも知れません。
> また、ゲームである事を割り切れば、「親→子→孫」と世代を越えるのも面白いかな?
> 要するに、主人公を個人単位ではなく、一族単位にするって事ですね。

Age of Empores3のメインシナリオ(キャンペーン)がそういう話でしたね。4部に分かれていて
基本的に全編にわたりアメリカ新大陸開拓を舞台にブラック家とオッサス団秘密結社との戦いを
描いていました。たしか、1部がマルタ騎士団のモーガン・ブラックがアメリカに渡り不老不死
の泉をめぐって戦う話、2部がモーガンの孫、ジョンと7年戦争、3部が19世紀でジョンの孫
のアメリアが主人公だったかな。追加シナリオでアメリカ独立戦争と、リトルビッグホーンの戦
いが追加だった気が……。


> > 近代日本とともに歩んだような人生ですし、周囲にも伊藤博文はじめキーパーソンがたくさんいますし。
> > そして、帝国日本が破滅にむかいつつあることを嘆きつつ人生の幕を閉じる……という感じだと、
> > 自分とともに生まれた日本が自分とともに死んでいくという感じになっていいのかな……と。

> はい、そうですね。
> 私も以前、「リレー大河案」↓を考えた際には、
> http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s21670#21670
> 出来るだけ少ない人数で、漏れなく日本通史を描こうと考えて、
> この時代の主人公を西園寺公望に選びましたからね。
> 幕末から大戦前夜まで描けるという意味では、これ以上の人材は他に居ないかと?
>
> ただ難点を挙げるとすれば、明治3年から13年に掛けてフランスに留学していて、
> 維新冒頭の10年間、ほとんど日本に居なかった所でしょうか。
> まあ逆に言うと、フランス第二帝政の崩壊やドイツ帝国の誕生を実際に欧州で体験し、
> 後の仏首相クレマンソーと同じ下宿で親友となり、ベルサイユ会議で再会するなど、
> あの激動の時代を、日本限定ではなく、世界を含めて描ける面ではプラスなのですが、
> 歴史介入という視点からすると、やはり問題点になるかな?
> って、ゲーム的に自由に振る舞えるのなら、留学を途中で切り上げたり、
> そもそも留学に行かなくても良いんですけどね(笑)。
>
> ・・・と言うか、そうしたif選択が無数にあるなら、
> 海外留学の相談をすべく、師事する大村益次郎の宿を尋ねる道の途中、
> (戊辰戦争を戦った西園寺は軍人志望だったものの、大村から法学を薦められていた)
> 公家の旧友と偶然出会い、訪問を延ばした事で、運良く暗殺に巻き込まれなかった訳で、
> 太平洋戦争の前年どころか、戊辰戦争の直後に亡くなってたかも知れないんですよね!!
> そうしたifの分岐点を、いろいろ用意しても面白い気がしてきました(笑)。
> 史実の西園寺は、フランスで法学を修めた開明的な政治家であり、
> 現在の立命館大学・京都大学・明治大学の創立に携わった教育者のイメージですけど、
> そのまま軍人の道を進む展開だって、普通に有り得た訳で、
> そうなった場合は山縣有朋のように、政治家でありつつ帝国の元帥として、
> 日清戦争や日露戦争も、実際に現場で指揮していたかも知れません。
> (史実だと、日清戦争時は伊藤内閣の大臣で、日露戦争時は清国へ渡って戦後に首相就任)
>
> ちなみに、もしも大河の主人公にした場合、留学中の日本描写に関しては、
> 後に萩の乱を起こす前原一誠とは、東京では同じ宿で暮らし、
> 一緒に新政府を離れて相撲取りになろうと話し合う程の仲だった為、
> 親友との書簡を交わす格好で、不在期を描こうかな?と妄想してました。
> って、こちらでもif展開を考えれば、留学せずに日本に留まり、
> 憧れの武士となって、前原と一緒に士族の反乱に荷担したりとか、
> (前原と同宿してた頃、大小2本差しの侍姿で、武家風に望一郎と名乗ってました)
> もしくは本当に相撲界に入って、双葉山を大横綱に育てたりとか(笑)。
> う〜ん、こうやって考えると、西園寺はif主人公として最適なのかな?
> 別に史実通りで無くてもOKなら、もう数年寿命も伸ばして、終戦まで付き合わせても良いですし、
> もし実際に存命であれば、鈴木貫太郎の役回りも、西園寺が担ってたかも知れません。

そうですね。そこまで突き合わせるなら、100歳死亡にして、憲法改正に立ち合わせたり……
みたいなのも面白いかもしれないですね。
ifで思い出したのですが、2009年の韓国映画にロストメモリーというのがあって、これが伊藤
博文暗殺失敗を軸にした物語なんですよね。とはいっても舞台は明治ではなく、現代「朝鮮」で伊
藤博文暗殺失敗によりなぜか日本は戦勝国になり(裏設定でその後、昭和元年まで生きていたみた
いです。にしても、日本を戦勝国にするほどの力はさすがになかったと思います)、2009年に
なっても、まだ朝鮮半島は日本領……という物語です。で発想は面白い(伊藤博文云々というより
韓国がまだ日本&その中での独立闘争という着想)結局は、高句麗のタイムマシーンで過去に戻り
伊藤博文を暗殺し、もとに歴史を戻すという話でした。これも、独立の機運に耐えられなくなった
日本が李王家を担いで、親日政権を作るも共和政体を作ろうとする勢力に押されるとか金日成なん
かも登場させて、史実のベトナムみたいな泥沼に陥る……(この場合、フランスもアメリカも日本
がその役割を担うのかな)みたいな話の方が面白そうな気もしました。


> まあ逆に、そうでもしないと、幕末から戦後までという人物はなかなか居ないんですよね。
> 第1回・帝国議会の当選から、バカヤロー解散で落選するまで、
> 60年以上も国会議員であり続けた「尾崎行雄」も、維新の頃はまだ10歳の子供ですし、

超脱線なんですけど、尾崎幸雄といえば、国会前の憲政記念館に入っているレストランは値段も
それなりに手ごろでしっかりした料理がでてくるのでお勧めですよ……と思いましたが、閉店し
てました。残念
https://mainichi.jp/articles/20210313/k00/00m/040/085000c

> 義和団の乱では日本軍を指揮し、太平洋戦争の敗戦後に自決した「柴五郎」も、
> 会津戦争を経験しているとは言え、当時はまだ8歳の子供でしたし、
> 大久保利通の息子である「牧野伸顕」も、戦後は娘婿である吉田茂の相談役でしたが、
> 維新時は7歳であり、父と共に遣欧使節団に同行して、そのままアメリカ留学でしたので。
> そう考えると西園寺は、維新時は若干19歳とは言え、既に新政府の重要人物でしたし、
> 黒船来航時も幼いとは言え西園寺家の当主で、11歳から朝廷に出仕しており、
> 新選組から命を狙われ、慶喜逃亡後の二条城を接収し、戊辰戦争では河井継之助と戦いと、
> もうこの時点で、ただの10代の若造ではありません(笑)。

維新、明治、昭和を扱える人物というとやはり、西園寺になりますかね。ノベルゲーだと趣向
を変えて、尚泰とかも面白いかもしれないですね。ペリーの来航も9歳とはいえ国王として経
験してますし、琉球処分を琉球視点で描くというのも面白そう。


> 幕藩体制下の大名たちが、再び戦国大名化して、
> 幕末維新の英雄を初め、戦前の軍人・政治家・財界人・文化人などが、
> 各国の戦国武将として天下を争い、そこに欧米列強の介入も行われると・・・・
> 新選組とか下剋上をさせて、甲斐あたりで国持ち大名にしたいですし(笑)、
> 長岡藩士の子である山本五十六も、河井継之助の薫陶を受けて、立派な武将に育つかな?
> 史実では負け組の仙台藩も、高橋是清・後藤新平・斎藤実あたりが揃っていて強そう。
> その一方で、対馬はロシアに占領され、北海道はフランスやドイツの植民地、
> 琉球も日本に併合されないまま、イギリスあたりの属国になっているかも?
> いや〜、史実であれば願い下げな展開ですけど、if歴史として考える分には刺激的!!

そうですね。明治日本を引っ張る人物が、それぞれの藩に分散する……と考えると面白そうですね。

> また、日本がこんな状態であれば、世界史の方も大きく変わってたでしょうね。
> もしも日清戦争の敗北が無ければ、清朝があれほど脆く崩壊する事は無かったでしょうし、
> もしも日露戦争の敗北が無ければ、ロシア革命など起こらなかったかも知れません。
> (逆の見方をすると、ロシアや中国の共産化に、日本は大きく貢献していると・苦笑)
> 朝鮮半島は史実的に見ても、清朝かロシアにあっさり併合だったかな?
> ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世が、自らの事を「大西洋提督」と称しつつ、
> 従兄弟であるロシア皇帝のニコライ2世を、「太平洋提督」と呼んだ逸話がありますけど、
> あのままロシアがアジアに勢力圏を伸ばしていれば、普通に有り得たシナリオなんですよね。
>
> その場合、長城の外側(満州・モンゴル・ウイグル)がロシア領になっていたのか?
> もしくは、史実の露清密約のように、隷属的な盟約関係が結ばれていたのか?
> はたまた、ロシア革命により、一家全員が処刑されるニコライ2世には、
> 溥儀とも年齢の近い4人の娘たちが居ましたから、誰かを清朝皇后として嫁がせて、
> 血友病を患っていた一人息子のアレクセイに、もしもの事があった時には、
> 清朝皇帝とロシア皇女との間に生まれた子に、両帝国の皇位を継承させ、
> 大陸を跨る超大帝国(露清同君連合)の爆誕となれば、凄く妄想を掻き立てられます!!(笑)


> で、もしも、こういう展開となれば、両国のモンゴル系貴族の存在が、意外とキーになるかも?
> (モンゴル帝国も、西域の西遼と、金朝に降った旧遼遺民の同族網を活用しましたからね)
>
> ロシアには「タタールのくびき」と呼ばれる、モンゴルに支配された歴史があり、
> 長い年月で同化していたとは言え、ロシア貴族の2割はルーツがモンゴル系でしたし、
> (モンゴル系19%・ドイツ系28%・ポーランド系27%・ウクライナ系21%・ロシア系5%)

レーニンがタタール系ですよね。ロシアは本当に多民族国家という気がします。


> つまりは、大日本帝国の崩壊は避けられぬ運命だったと!?
> 最近は日本から元気が無くなり、民族的ヘイトも増すばかりの中で、
> 「多民族国家であった大日本帝国や満州国が、もしも存続していたら」というif展開を、
> ちょっと考えちゃったりする時もあるんですけどね(苦笑)。
> 日本の人口規模が3億人、満州まで含めれば4億人だった場合、
> もうちょっと違った現状があったのかなぁ?とか・・・・
>
> と、まあ、それはさておき、もしも太平洋戦争突入を回避するとしたら、
> どれくらい時間の針を巻き戻せば、その可能性がありそうですかねえ?
> さすがにアメリカに勝利とかは無理ゲーでも、
> 帝国の存続であれば、絶対に無理だったとは思えませんし。
>
> あと、これは完全に妄想展開ですけども(笑)、
> 多民族国家の大帝国という意味では、ハワイ王国の連邦制定案を受け入れて、
> 琉球王国や朝鮮王国も吸収合併せず、連邦の構成国として存続させていけば、
> その後に独立宣言するアジア諸国や、インドの藩王国、中国の省政府なども飲み込み、
> プロイセン国王がドイツ皇帝を兼務した要領で、天皇がアジア皇帝を兼務して、
> それこそ、「大東亜帝国」みたいなモノが作れなかったかなぁ?と。
> 内政は各国の自治に任せる一方、海軍・鉄道・外交は帝国税で賄いつつ日本主導って形で。
> 勝海舟も似た事を言ってたと思いますし、もしも坂本龍馬が総理大臣だったら(笑)。
> ちなみに帝国議会は「1国1票」として、日本だけは各藩を1国と数えて300票と(苦笑)。
>


> 日本の国民性を考えると、苦しみを共有し、一致団結して外敵と戦うのは、
> 却って幕府と諸藩、武士と庶民の結び付けを強くしていたかも知れず、
> 最終的には開国するにしても、流血を伴いながらの外敵排除という体験は、
> 史実とは異なる、また別の日本の国家像を作り上げていたかも知れませんし、
> それ自体は、決して荒唐無稽なif展開だとも思いませんね。

また、ヤクザの話題で恐縮なんですが、まさに広島抗争がこんな感じでした。
あれは、岡組の跡目争い(岡組一の実力者であった打越組vs呉の山村組)に全国制覇を目指す
山口組が乗っかってきたんですよね。で山口組・打越会・美能組連合vsその他の広島のやくざ
という抗争になり、広島やくざ連合は最終的に共政会になり、山口組を撤退させる……と。
こういう経緯で、山口組は全国で広島と沖縄にだけ支部がないんですよね(沖縄は、山口組が
全国制覇を目指した60年代はまだアメリカだったので、進出できなかった)。
 
>
> ▼ 激動の近現代史
> > モロに受けてます。映画「ラストエンペラー」なんてまさにこんな感じですよね。
> > 最初と最後だけ見ると200年くらい経っているように思えますけど、
> > あれが1人の人生のうちで起こった出来事なんですよね。

> 中国史だと、阿片戦争(1840)から、中華人民共和国の成立(1949)までが 109年。
> 日本史だと、黒船来航(1853)から、東京オリンピック(1964)までが 111年。
> 技術史だと、ライト兄弟の初飛行(1903)から、アポロの月面着陸(1969)までが 66年。
> 世界史だと、フランス革命&ワシントン大統領就任(1789)から、冷戦終結(1989)までが 200年。
> いや本当、中国だけに限らず、この「200年間」が本当に激動だったんだと思いますよ。

この調子だと、これからの200年はもっと激動なんですかね。これだけ激動だとどうなるかも
全然想像できないですよね。1989年のニュートンが発行した21世紀はこうなるという本でも
予測は全ぜなたってないですし、これから200年後にどうなるかを妄想してみるのも楽しいかも
しれません……と思いましたけど、これってここのサイトで10年くらい前にやったような気が。


> ・・・って、日本史に脱線してしまったので、話を中国史に戻すと(笑)、
> 清王朝の崩壊から、中華人民共和国の成立までが、わずか37年の出来事であり、
> 日本の朝鮮統治が35年、台湾統治が52年である事を思うと、本当にアッという間だったかと。
> 旧時代人が歴史の激流に翻弄される実感は、それこそ鳥居耀蔵が感じた以上かも?
> 人民解放軍の「建軍の父」と評される朱徳は、その軍歴を清王朝の軍学校から始めてますし、
> 満州国の首相を務めた張景恵は、日清戦争時に結成した自警団から馬賊に発展して、
> 戦後は獄中生活のまま、人民共和国の成立から10年後に亡くなるんですよね。
> 彼らに比べれば、毛沢東は少し若いですけど、辛亥革命では一兵士として参加しており、
> 蒋介石は清朝末期に日本へ軍事留学して、辛亥革命には一指揮官として参加していて、
> そんな2人が、1970年代中盤まで、台湾海峡を挟んで睨み合ってた訳ですからねえ・・・・
> 溥儀だけに限らず、当時の中国の長命な有力者は、誰もが時代の激動を体感したかと思います。

この辺の中国で長命というと張学良ですよね。ただ戦後は軟禁状態ですし、ちょっと影が薄い人
物ですかね。ただ、90年代のテレビに出演したりしてるのはやっぱりすごいかも。
 

> まあ当時の大陸には、それだけ多くの日本人が居たって事ですよね。
>
> あれほど日本人が海外に出た時代は他に無い・・・と思いましたけど、
> 実際の人数的には、グローバル化した今の方がずっと多いのかな?
> という事で、気になったので少し調べてみた所、
> 現在(2020年)の海外在留邦人は139万人で、
> 戦前(1938年)の海外在留邦人は106万人ですね。
> でも総人口は、現在は1億2600万人なのに対して、戦前は7000万人(本土のみ)と少ないですし、
> 植民地の朝鮮に69万人、台湾に35万人、樺太に40万人、南洋に7万人は、恐らく別枠でしょうから、
> それらを合わすと250万人を超えるみたいですね(更には日系人が別に約60万人)。
>
> これを人口比で考えると、今より3倍くらい海外に出ている訳で、
> 日本史上においては、やはり例外的な時代だったのかな?
> ここまで積極的に、日本人が海を渡った時代って、
> この「戦前昭和」と「平成以降」に、南蛮貿易の「戦国末期」を加えた3時期だけですし。

まさにうちの親戚がそれで、大叔父が奉天の日赤病院で亡くなっているみたいです。僕の曽祖父も
総督府の役人でしたし、高祖父(曽祖父の妻の父)も朝鮮で事業をやっていたようです。祖父も朝鮮
で生まれています。以前、朝鮮総督府の統計資料を見たのですが、やはり地理的な関係からか、朝鮮
に渡った日本人は山口県民が圧倒的に多かったみたいです。


[23555] もう、雑談に専念しちゃいます?(笑) (その1)返信 削除
2021/4/20 (火) 21:06:27 徳翁導誉

▼ 昔の日本を体験学習
> > 少なくとも、高度経済成長期であれば、懐かしさ目当ての客狙いも含めて、
> > 昭和ノスタルジー的なコンセプトの施設は、意外とある気がしますし、
> > 探してみれば、当時の雰囲気を残すモノも・・・って、
> > それはここ10年くらいで、急激に消えちゃったかな?

> 実は、昭和ノスタルジーといえば、実家がまさにそれなんですよね。
> 戦後ほどなくして建てられた、いわゆる文化住宅
> (サツキとメイの家みたいな和洋折衷住宅という意味の方の文化住宅です)でした。

高度経済成長期の話をしていたので、このカッコ書きが無かったら、
普通に、戦後アパートの方の「文化住宅」をイメージしてましたね(笑)。
って、サツキとメイの家で思い出しましたけど、
愛知万博の跡地に、ジブリのテーマパークがオープンするのって来年でしたっけ?
それこそ、サツキとメイの家に宿泊できたりしたら、面白そうな気はします。

> 昔っぽさを感じていた点というとコンセントの数ですね。
> とにかく1部屋に1つしかコンセントがなかったりします。
> 昭和中ごろの人は、まさかこれほど電化製品に囲まれる時代が来るとは
> 想像していなかったのかなと思います。

今時、コンセント1つでは、エアコンも設置できませんからね(笑)。
と言いますか、現状だとエアコン設置は、専用コンセント必須になってきてますし。
でもまあ、戦前当時の事を考えると、一般家庭にはコンセントなど無く、
電灯用のソケットが1つあるだけだったので、それを考えると充分に「文化的」ですけど。
(ちなみに松下電器は、家電も同時使用できる二股ソケットが大売れして、成長企業となったと)

> > と、これは前々から思っていた事なのですが、
> > 昔の暮らしを体験できる施設とか、もっとあって良いと思うんです!!
> > 例えば博物館とかに、昔の家の様子とか再現されてたりしますけど、
> > その中に入って、実際に道具を使ってみたりとかは、なかなか無いですし、
> > それこそ、歴史学習用の体験型テーマパークとして、
> > 縄文時代の竪穴式住居や、平安時代の貴族風な寝殿造、室町時代の武家風な書院造に、
> > 昔ながらの田舎の古民家や、戦前や戦後の都市住宅などを再建して、
> > 当時の服を着て、当時の食事をして、当時の道具を使い、当時の家に泊まってみると。

> これは、僕が小学生ぐらいの時から思っていたことですね。

一昔前までは、普段は都会暮らしであっても、
盆や正月に祖父母の家へ行き、そこで田舎体験する子供も多かったですけど、
現在では、そういうケースも減ってきている気はするんですよね。

> 海外では、体験ツアーが流行っているみたいで、
> 刑務所や軍隊の体験、ソ連時代の尋問体験なんかもあるみたいですね。

これはどちらかと言うと、更正プログラム目的での方かな?
「スケアード・ストレート(Scared Straight)」とか言うんでしたっけ。
例えば非行少年とかに刑務所ツアーを行い、恐怖体験をさせる事で、
犯罪の防止に繋げ、更正を促すような感じで。

まあ一見すると効果はありそうですし、テレビ番組とかでも取り上げられるのですが、
その後を追った本だか、ドキュメンタリーだかを見てみると、
ほとんど効果は無いみたいですけどね・・・・
実際の所、その程度で更正するくらいなら、そもそもグレてないでしょうし、
それこそ私たちでも、免許更新の際に、似たようなビデオ研修を受けるものの、
それを見て改めて、「安全運転を心掛けよう!」とは、なかなか為らないものです。
もともと危険な運転をするようなドライバーなどは、特に!!

> 当時の生活を体験というと、僕は1泊2日くらいなら奈良時代農民体験をしてみたいですね。
農民の暮らしという事で言うと、奈良時代でも、古墳時代でも、平安時代でも、
そこまで大きくは違わなかった気がするのですけど、
なにゆえ、そこは「奈良時代」だったのでしょう?

って、逆に考えると、例えば竪穴式住居などは、
学校の教科書だけだと、縄文時代に使われてたイメージが強いですけど、
庶民に関して言うと、実は平安の頃まで、東北だと室町あたりまで使われてた事は、
あまり知られていないと思うので、それを体験してみるのも良いかも知れませんね。
また、1日目は農民の竪穴式住居で、2日目は貴族の寝殿造りとかなら、
同じ時代であっても、身分の違いによって、どれだけ差があったか体感できますし。

> > それと、三丁目の夕日みたいな感じに、全てを美化した世界観にして、
> > 当時の負の面に蓋にするのは・・・とも思いましたけど、
> > 別にゲームだったら、それでも良いのか(笑)。
> > 例えばディズニーシーとか、実際のヴェネチアよりも奇麗だったりしますし、
> > 学習目的ではなく、娯楽目的で非日常性を楽しむのであれば、
> > 余計なリアルよりも、理想化されたバーチャルの方が、多くの人は喜ぶはずなので。

> それはそうですし、やはり遊ぶのは現代人なので、
> 倫理観は現代に合わせないといけないという制約もありますしね。
> アサシンクリードのロンドンも別にホワイトチャペルに娼婦がたくさんいる
> ……とかではないですし。

まあ大河ドラマとかでも、既婚女性が「眉剃り&お歯黒」とかしてませんからね。
あくまでもエンタメ目的であれば、理想化された世界観の方が良いかも。

> > あと、近い時代であっても、それを体験してない若い人たちや、懐古目的の大人には、
> > 再現された世界観は需要があるという事でしたら、
> > 十数年前の秋葉原の姿とかも、なにげに需要はあるかも知れませんね(笑)。
> > 駅前のバスケコートに、ビルの壁面に描かれた萌えキャラたち。
> > 路上の痛車や、過激なコスプレヤーに、店頭のエロゲ映像。
> > 裏道には、自作用のPCパーツや、電子部品に、洋ゲー。
> > そして、まともな食事処が無い事もあっての おでん缶自販機。
> > 考えてみたら、街自体が同時からリアル・テーマパークだったのかも?

> それはあると思います。
> 10数年前の秋葉原でも、電気街だったころの秋葉原を懐かしむ人間は相当いましたし。

駅前にあった青果市場が移転したのが1989年で、その跡地にクロスフィールドが出来たのが2006年。
つまり、同地にバスケコートがあったのは、その間の わずか15年ほどの事であり、
90年代の前期にPCが、中期にゲームが、後期にアニメが、秋葉原へと流入してきて、
2005年に電車男ブーム&つくばエクスプレス開業、2008年に通り魔事件があるのですから、
純粋な意味で、秋葉原が「オタクの聖地」だった期間って意外と短く、
それがちょうど、バスケコートがあった時期と重なるんですよね・・・・

ところで、秋葉原が「電気街」だったのって、実際いつ頃までなんでしょ?
もちろん現在でも、秋葉原に電気店は残ってますけど、そこまで中心じゃなくなってますし、
PCやゲームまでは まだ電気的な要素があったので、アニメ市場の台頭からかな?
って、私が知ってる秋葉原というのも、この90年代からの話なので、
それこそ青果市場があった、昭和の頃の秋葉原は、テレビを通してしか知らないんですよね。
「秋葉原は飲食店が少ない」というイメージも、
青果市場の移転に伴い、多くの飲食店が姿を消した後の事らしいので。
と言うか、これは逆に考えると、80年代までは電気と市場の街だったって事でしょうか。
もっと言うと、80年代の秋葉原にはオーディオ・ブームがあったと聞いてますし、
更には、2006年までは交通博物館があった関係で、鉄道模型ショップもありましたから、
PCだ、ゲームだ、アニメだ、オタ文化だという以前から、秋葉原は多層的な街だったのかも?

そもそも一言に「電気」と言っても、初めは電子部品だったのが、次第に家電製品の比重が高くなり、
そこに、90年代の家電量販店の登場や、00年代の郊外大型化や駅前大型化が起こって、
閉店スペースを、新たな異業種が埋めた事で、結果的に多層化したとも言えるんですよね。
そういう意味では、方向性は異なるものの、原宿や渋谷などと同じように、
小分けされた店舗スペースの街だからこそ、時代の変化に合わせた、移り変わりの速い街なのかと。

> これを書いていて思い出したんですけど、小学生の頃に読んだ(多分イギリスの)絵本で、
> 旧石器〜現代にかけて、同じ地点からみた同じ場所の景色を見開き1ページで掲載する
> というものがあったんですよね。
> こういった、感じのものだったら見ているだけで楽しいかも……。

私の上野公園での楽しみ方に、通ずる所があるのかな(笑)。
もちろん、博物館や美術館や動物園に、アメ横の雑踏とかも魅力なのですが、
(ただし、こども遊園地が突如閉鎖されたのは、未だに納得してません・怒)
園内の地形を見て回るだけでも、歴史を回想させる宝庫なんですよね!!

「この崖は縄文時代に、海の波が削って出来たんだよなぁ」とか、
「この小さな丘も、実は前方後円墳の名残りなんだよなぁ」とか、
「平安時代に海が後退して、残されたのが不忍池なんだよなぁ」とか、
「天海はここを琵琶湖と比叡山に見立てて、寛永寺を建てたんだなぁ」とか、
「戊辰戦争では、池向こうの東大からアームストロング砲を打ち込んだぁ」とか、
「この草野球場で、正岡子規たち明治の東大生が野球を楽しんだんだなぁ」とか、
「池の外周で競馬したり、ウォーター・スライダーを設置したんだよなぁ」とか、
「この不忍池で、ロビンマスクとアトランティスの一戦が行われたのかぁ」とか。
(オッサン世代は恐らく、一番最後のが最も心情にグッと来そう・笑)

> > 「アサシンズ・クリード」シリーズの舞台は、
> > 第1弾が十字軍時代のエルサレムで、第2弾がルネサンス期のイタリア、
> > そして第3弾は日本の戦国という噂もあったものの、否定され・・・という所で、
> > 私のゲーム認識的には止まってるんですよね、実を言うと(笑)。
> > その後は、独立戦争時のアメリカ、カリブの海賊、フランス革命期のパリ、産業革命期のロンドン、
> > 古代エジプト、古代ギリシャ、北欧ヴァイキングって、続編が続く流れでしたっけ?
> > あとは派生作品として、明代の中国、植民地期のインド、十月革命直後のロシアと出ているの?

> フランス革命期パリは、オスマンの改革前なので、
> デュマの描くような入り組んだパリが表現されてていいなあとは思います。
> 多くの人が望むのは、きれいに整備されたパリなんでしょうけど

私たちが一般的に思い浮かべる「パリの風景」や「フランスの文化」って、
実は150年ほど前に、ナポレオン3世の好みで作られたモノだったりしますからね。
これは日本だけじゃ無いですけど、「伝統的」と思われているモノの多くは、
ここ100年とか、200年くらいの歴史しか無いモノが、ほとんどのような気もします。
逆に言うと、社会の文化って、それだけ時代による変化が大きいんですよね。


▼ 欧米人から見た日本人やアジア人の名前
> > で、次回作では遂に日本が舞台・・・という噂があるのが、現状って感じなのかな?
> > ただ、映画にせよ、ゲームにせよ、欧米人が描く日本やアジアの世界観って、
> > 自分たちの方が詳しいからこそ、違和感バリバリの世界になるので、
> > 映像的には凄くても、痛し痒しな面が正直あるんですよね(笑)。

> そうなんですよねえ。ゴーストオブツシマもゲームとしてすごく楽しかったのですが、
> 鎌倉時代が舞台というより、江戸時代が舞台って感じなんですよね。
> スタッフが黒澤映画のファンみたいなので、用心棒的な感じがすごく出てしまっていました。

確かに言われてみると、「Ghost of Tsushima」は黒澤映画っぽい(笑)。

> これはしょうがないんですけど、欧米作品の日本で日本人的に気になるのは、
> 登場人物の名前だったりします。
> 古くは、バックトゥザフューチャーのフジツウ・イトウや、が代表的ですかね。
> ゴーストオブツシマも主人公が境井仁でなんか現代っぽい感じを受けてしまうんですよね。

まあ、そこは「お互い様」な面もありますからねえ(笑)。
日本の作品に登場する外国人の名前にしても、
「そんな名前無ぇよ」とか、「それは女性の名前」とか、普通にありましたし。

でも、一昔前に比べれば、今はネットがあって、その気になれば調べられる時代なので、
今風の名前になってしまうのは、その辺のリサーチ不足なのか?
それとも、メイン顧客は外国人なので、彼らが思い浮かべる日本人風の名前にしたのか?
そもそも武士の名前って、長ったらしいので、
当時の欧米人だけでなく、中国人や朝鮮人からも「覚えられねぇよ!」と言われており、
ゲーム性を考えれば、覚えやすいよう、敢えての可能性も実はありそうですよね。
例えば「惟任日向守 明智十兵衛光秀」なんて、もはや知らない人には呪文でしょうし、
私も実際、未見だった頃に銀英伝のCMを見て、似たような感想を抱いた事があります(笑)。

> まあ、鬼滅の刃でも伊黒小芭内なんて名前もありますし、許容範囲内なんですかね
逆に、国内作品の場合は、有り得ないような珍しい名前にする事が多いですからね。
普通にありそうな名前だと、キャラのイメージが立ち難かったり、
下手に実在する名前だと、本人がイジメの対象になるだとか、いろいろ理由はあるみたいです。
例えば、「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読む苗字の人など、
実在する人数よりも、架空キャラの人数の方が多いくらいですし(笑)。

> (あと海外では、ヒロやタツみたいな二文字の名前が日本人っぽいと思われているような気もします。
> これは、何が原因なんですかね……)。

日本語って、子音の後に必ず母音が来て、子音が続く単語って無いじゃないですか。
これって世界中の言語でも、どうやら かなり珍しい事のようでして、
外国人からすると、単語内の母音の出現頻度が高すぎて、発音しにくいみたいなんです。
また、日本は歴史的に、欧米列強の植民地にならなかった為、
欧米人が覚えやすいように、宗主国風のセカンド・ネームを持つ習慣が生まれませんでした。
ですから、欧米人が呼びやすいように、2文字の愛称を提案する事が多かったんだと思います。

・・・って、改めて考えてみると、これって実は意外と珍しいケースですよね。
例えば、香港人やシンガポール人が、本名とは別に英語名を持つのはまだしも、
韓国人や台湾人、中国人なども、海外だと普通に英語名を名乗ったりする。
しかもその英語名は、最初の英語の授業で、外国人の先生が一方的に名付ける事が多いと。
良い悪いは別として、これは創氏改名をさせた側と、させられた側との感覚の違いなのかなぁ?
たぶん日本の学校で それをやったら、不快感を抱く生徒も一定数いるのでは無いでしょうか。
(初対面の外国人から、いきなり「今日から君はボブね」と言われたら、私はカチンと来ます・笑)

そして逆の見方をすると、相手の本名が呼び難かった場合、
欧米人は大した抵抗感もなく、自分たち風の名前を相手に付けてしまいがちだと。
この辺りは、未だに拭えぬ、彼らの無自覚な優越意識があるんだと思いますし、
それをスンナリとは受け入れられない日本人の意識も、近現代史に起因するのだと思いますよ。

> > そういう意味では、日本をはじめとしたアジアのメーカーに頑張って貰いたい所ですけど、
> > 残念ながら、その可能性があるのは国産メーカーではなく、中国メーカーになるのかな・・・・
> > VR技術がもっと進化すれば、この方面は更にチャンスの広がる分野だと思うんですけどね。

> そうですね。日本のメーカーから出てくれると嬉しいですけど、現状龍が如くくらいですかね……。
> 中国メーカーであれば、清末の上海とかは面白そうな気もします。

「魔都」と呼ばれた頃の上海には、やはり怪しい魅力がありますからねえ!!
まあ、さすがに私も、租界時代の上海はイメージでしか語れませんけど、
香港にあった「九龍城砦」のカオスっぷりは覚えてる世代なので、
あれが都市レベルにまで拡大されたイメージを持ってますね(笑)。
逆に言うと、中国返還後の香港しか知らない世代からすると、
そもそも一昔前までの香港すら実感し難い訳で、それこそ再現されると面白いかも?

とは言え、川崎にあった九龍城をモチーフにしたゲームセンターも、
1年半前に閉店しちゃいましたし、実際は、そこまで需要は無いのかな?
https://denji-ch.hatenablog.com/entry/2019/12/05/200736
https://denji-ch.hatenablog.com/entry/2019/12/15/010500


▼ 岐阜や五輪・万博の話
> > この掲示板の雑談でも、何度か書いてると思いますけど、
> > 私も子供時代の一時期を、金華山の麓で過ごしてたのは、御存知でしたでしょうか?(笑)

> いや、まったく知らなかったです。
> 金華山のふもとというと、個人的にバーミヤン金華山店と岐阜大仏のイメージですね。

厳密に言うと、長良川の方の対岸ですね、私が幼少期を過ごしたのは。
それこそ夏休みになると、長良橋の辺りで、よく泳いでましたよ。
もう最近だと、さすがにそうした光景は見られないのかな?
子供たちだけで川を泳いで横断とか、いま考えると、ちょっと危険な行為でしたし。

> > ちなみに私が住んでた頃は、まだ路面電車が走っていて、柳ヶ瀬も凄く活気があったんですけど、
> > 今では、かなり寂れてしまったと伝え聞いてますね・・・・

> 最近の柳瀬は本当にすたれていますよ。
> 7時になると人もほとんどいませんし。

全国47都道府県の県庁所在地の中で、この平成の30年間の内に、
最も寂れたのが、まさしく岐阜市との事ですからねえ・・・・
活気があった分だけ落差も激しく、地場産業の衰退と、名古屋の近さは痛手だったかと。

> 今は、若い人も飲むときは、金神社周辺の玉宮という地区にいくようになってしまいましたし、
> 閑散としています。

あの辺りって、飲屋街だったんですか?
金神社の隣にある文化センターは、いろいろ思い出のある場所ですし、
何となく土地勘はあるものの、そこはやはり子供だったからなぁ・・・・
って、あの神社の鳥居はいつの間に、あんな金ピカになったんでしょう!?
岐阜駅前に金の信長像が出来た頃なんですかねえ?
う〜ん、正直言っちゃうと、私の趣味には合わない(苦笑)。
金ピカの串カツ屋まで出来たと聞きますし、何かブームのキッカケでもあったのでしょうか?

> > この辺りには小振りな古墳が数多くあり、中には「上円下方墳」という珍しい形のもあります。
> 府中の熊野神社にあるやつですよね。
> 府中市も積極的にアピールしていましたし、いまは資料館なんかもあります。

そうなんですか、それは知りませんでした。
埼玉に住んでいると、多摩地区って、どうしても縁遠かったのですが、
弟夫婦がそちらに新居を購入したので、そのうち泊まりにでも行こうかと検討中(笑)。
府中や国分寺の古代史的なスポットって、いろいろ有りそうな感じはしますけど、
「ここがオススメだよ」とかいうのは、何かあったりしますでしょうか?

> > ただ一方で、近年は全国展開のチェーン店が席巻しているので、違いが薄まった印象も?
> > 一昔前までは、関西だと納豆ってあまり売ってませんでしたけど、今では普通に売ってますし、
> > 逆に、節分で食べる関西の恵方巻きとか、コンビニを介して全国的に普及しましたし。

> コンビニも微妙にラインナップが違うようで、
> 東京のコンビニには、岐阜タンメンのカップラーメンがおいてないのと、
> セブンが出している、台湾飯の弁当がないのはつらかった。

そもそも、「赤いきつね」と「緑のたぬき」とかも、
同じ商品でありながら、関東と関西で、味が違ったりしてますからねえ。
そもそも関東と関西では、一般的な醤油も出汁も異なりますので。

> > まあ結局は、自分の任期中に開催したいという、前首相のエゴが混乱を増やした格好でしょうか?
> その首相も辞任してしまいましたよね。
> もはや懐かしい感じさえある石原都政時代の計画ですから
> 長年の結実として何としても開催したいという感情が出たのですかね。

まあ確かに、五輪の招致運動を始めたのは石原都政時代ですけど、あの時は2016年大会の招致であり、
2020年大会の招致に成功できたのは、猪瀬都知事に代わったからという側面もあるので、
あのまま石原と知事が続けていたら、そもそも2020年の東京五輪も無かったかも?

あと、安倍前総理の視点から見れば、2020招致活動の大部分は野党時代であり、
五輪招致に関わったのは、政権再奪取後の最後の数ヶ月間だけなので、
「長年の結実」と表現するのは、正直微妙な感じはしちゃいます。
ひょっとしたら、第1次安倍内閣の事を想定されてるのかも知れませんが、
2016招致は、メイン・スタジアムさえ東京都が自前で建てるプランで、今回よりも国の関与は低く、
それに何より、国側が招致案を承認したのは、その次の福田内閣でしたからねえ。
安倍内閣の時に行われたのは、東京と福岡が争った国内選考くらいです。

でもまあ、2020年の東京五輪招致が成功した後は、
猪瀬都知事が森会長の就任を強く反対し、トヨタの会長を委員会トップに据えようとしたら、
いきなり徳洲会の事件が飛び火して、都知事辞任&森会長就任という展開になるなど、
国と都の主導権争いが始まり、いろいろと頑張ったのかも知れませんけど(苦笑)。
まあ、その後は猪瀬から舛添へ、そして舛添から小池へと都知事が替わり、
本来の開催当事者である東京都の方は握れませんでしたけども、
小池都知事のパフォーマンスが過ぎて、IOCとの関係が壊れ出したのを機に、
建前上は国家ではなく都市がパートナーなのに、IOC側も日本政府側ベッタリになっちゃうと。

って、これだけの巨大イベントですから、政治的や利権的にいろいろあるのは割り切ってますし、
良い大会が行えて、その後も日本の社会やスポーツ環境に良いモノが残せるのであれば、
それで充分だという考えはあったのですが、どうもそちらの方には、
安部総理も、小池都知事も、ほとんど関心が無かったようで・・・・
それこそ、私の五輪招致妄想案は「20年」という年季の入ったモノなので(笑)、
別に自分の理想通りで無くとも、それなりにメリットが得られるモノであって欲しかったんですよね。
正直な気持ちを言ってしまえば。

> このまま開催はよくない わかっちゃいるけど
> やめられないというところなんでしょうか。

それこそ、皆が自分の目先の利益しか考えないから、動くに動けなくなるんです。
どんなに複雑な難題であっても、実は解決方法というのは常にシンプルであり、
各当事者が譲れない最低限の利益を担保した上で、
全体の利益をどれだけ最大化するか(そして提案者の利益を最大化するか)が、
複雑に絡み合った糸をほぐす為の手段だと思うんですよね。

IOCとしては、五輪を行わなければ収益構造が壊れる為、無観客開催であっても放映権料を確保したい。
スポンサーやテレビ局の側も、それと同じ思いであり、とにかくコンテンツとしての実態が欲しい。
ですから、サッカーの欧州CLや欧州選手権などは、無観客でも強硬開催されると。
そして選手たちは、人生を賭けているので出たい人も居れば、感染が怖いので出たくない人も居て、
各競技連盟としては、可能な限りの感染対策を望むものの、自分たちで自腹は切りたくない。
また、日本政府や東京都からすると、収支的にも政治的にも開催はしたいものの、
国民の反発は招きたくないし、それ以上に莫大な赤字を背負わされるハメになるのは避けたい。
で、インバウンド特需を狙った観光業界は、それ所では無い現状に陥ってますし、
一方で建築業界の方は、もう工事は済んでしまったので、開催だろうが中止だろうが関係無い。
あとは国民的には、五輪で盛り上がりたい気持ちはあるものの、世間的には当然自重の方向でしょうし、
場所だけ日本でも、無観客となるのなら、わざわざ自国開催した意味が無いと・・・・

これらの要望を集約して、各方面の利益を最大化しようと思えば、こんな感じだと思うですよ。
 1.無観客で感染対策アピールをして、放映権ゲットの為にとにかく開催。
 2.選手村は基本2人部屋なので、大会期間の2倍に延ばす事で1人部屋に。
 3.辞退する選手や、予選が終わってない競技は諦め、出場選手数も可能であれば絞る。
 4.完全に無観客では寂しいので、競技関係者は距離を空けて客席に座らせる。
 5.日本は開催場所を貸す立場に徹し、無観客化などで一切の接触を行わせない。
 6.これらの日本側の負担の穴埋めとして、2032年の五輪も東京開催とする。

ここまで行えば、開催自体に反対する国民の声も小さくなりそうですし、
とにかく開催できれば、IOCも、テレビ局も、選手も、国や都も助かります。
また、2週間という短期間に、ギュウギュウ詰めにされた日程問題の解消にも繋がるでしょうし、
とりあえず開催した形だけでは、観客となる国民的にも、観光業界的にも、キツいはずなので、
今回は「五輪もどき」みたいな大会にしても、具体的な目標として正式な五輪が欲しい所。
正直、「もう五輪開催なんて要らないよ」という意見もある所でしょうけど、
このままで負担を強いられるだけで終わっちゃいますし、
コロナ禍だけでなく、これから衰退が始まる日本経済の事を考えると、
11年後の五輪開催という保険が掛けられるのは、非常に重要な事だと思うんですよね。
状況が状況ですから、上手く交渉すれば、2032年の開催権獲得も不可能とは思えませんし、
IOC側としても、経済的な保証は出来なくても、この辺りで開催国に保証しなければ、
ただでさえ減少している開催立候補国が、更に減ってしまう事になると思うんですよね。

いや本当、もっと根本的な事を言うなら、
最初から無難に、2年後の「2022年 夏」に延期しておき、
それでも開催が困難なようなら、パリやロサンゼルスの後の2032年で良かったと思います。
それこそ幸運にも、今回のサッカーW杯は冬開催で、2022年の夏はスッポリ空いてますし、
時間的余裕を考えれば、1年でどうこう出来るとは、昨年の時点でも思えませんでしたし、
3年も延ばしてしまうと、2年連続しての五輪開催となり、これは現実的ではなく、
かと言って、そのまま4年ずつスライドするのも、フランスやアメリカの都合がある上に、
こんな状況下ですから、充分に時間を空けた方が、より確実に開催へと辿り着けそうでしょうから。
ぶっちゃけた話、3年後だって不確定な状況なので、このままスライドは避けたいのが本音(苦笑)。

そういう意味では、その翌年の大阪万博は、3年後を避ける良い口実になるでしょうし、
それこそ、今から考えておくべきなのは、それこそ2025年の大阪万博の事かも知れません。
4年後までに新型コロナが収まっていたとしても、盛り上がるのは大変そうですし、
2020年のドバイ万博が未だ開かれておらず、2030年の万博開催地も未決定のままなので、
そのまま1回分(5年)、開催をズラす事を提案しても良いと思うんですよね。
まあドバイ的には、既に施設もそれなりに完成してたでしょうから、
当事国の都合で開催を前倒ししても良いですけど、
日本側からすると、4年後よりは9年後にした方が、何かと利益が大きいと思うんですよね。
時間的な余裕があった方が、大阪の湾岸エリアの再開発に掛ける時間も増えますし。

とりあえず、現場の人間は、自分たちに与えられた権限の範囲内でしか、物事を進められない為、
大きな筋道の転換を要する場合には、トップの人間が実際動くしかないですし、
そうする事で、意外とスンナリ物事が動くケースというのは多いのですから、
政局的や金銭的な損得視点だけでなく、名誉欲でも別に構わないので、
考えて動けるリーダーは本当に欲しい所ではありますよね。
世界的にも混迷化する状況下で、自ら旗を振れる人間が現れれば、主導権が握れますし。

> 当の青島幸男は世界都市博を中止しましたけど(笑)
まあ、あの当時は、バブル崩壊の余波もあり、致し方なかった所もあるとは思いますけど、
その後のお台場の発展ぶりと、交通面も含むインフラの貧弱ぶりを見てしまうと、
今更ながらに、「あの時、都市博が行えていたら・・・」と、たまに思う事も。
私自身、80年代後半の「地方博ブーム」と、その成功ぶりは覚えていますし、
岐阜の未来博や、名古屋のデザイン博は、今でも記憶に残っています。
考えてみると、私の祭り好きな気質は、この頃の原体験が根幹にあるのかも知れません。

また、上述したように、長年抱いていた五輪の招致妄想案で言うと、
万博の承知妄想案の方が、それ以上に歴史が古かったりします(笑)。
正直言うと、再び東京で見たかったのは、五輪よりも万博の方でしたからね。
戦争で中止となった戦前の東京万博は、未だに挽回のチャンスを得られないままですし、
2度目の東京五輪や、2度目の大阪万博よりも、異なる組み合わせが良かった!!
って、これまたバブル期育ちの悪癖なのかも知れませんけど、
私の妄想する日本の地域再生案って、こうした大きなイベント開催を大義名分として、
再開発や構造変革を行うパターンのアイデアが多いんですよね(苦笑)。

五輪とか、万博とか、W杯とか大好きですし、どうせそれらを開催するなら、
それを契機に、なかなか進まない社会の改良を行いたいなと。
逆に言うと、だからこそ、だた開催するだけで終わりそうな東京五輪が、
残念で残念で仕方が無いという思いが、個人的に強いのかも知れません。
その他にも、東北復興の方法論として、復興庁を用いての試験的な道州制の導入や、
震災遺構や福島原発を世界遺産化、復興区画のIT都市化、緩衝地帯の農業公園化なども、
出口目標戦略としての中規模万博の招致と、それに伴うインフラ整備に絡めてましたからね。
(ちなみに万博は5年1サイクルで、半年間の大規模博を1回、3ヶ月間の中規模博を3回開催)


▼ 歴史やゲームとサイト運営の話
> > ただ個人的には、それを避けたがる潔癖的な、一昔前の趣味や学問やアートの世界の価値観が、
> > 地味に こびり付いちゃってる面があるので、今更それを一新させるのは難しいんだろうなぁ。
> > いや 頭で理解して行えたとしても、どうしても 心の内の痼りは残るので。
> > 清濁併せ呑みたいのに、それを受け止めきれないのが、私の欠点なんでしょうね。
> > で、能力的にも、年齢的にも、自身の限界を感じているからこそ、
> > まだ可能性のある若者に対して「何か貢献できる事は無いか?」と本気で考えているとか、
> > そ〜んな、別に誰からも求められてない話を、1人で勝手にダラダラと自己問答(苦笑)。

> そこに関しては、こういうサイトがどんどん消えていく中で貴重な存在だと僕も思っていますし
> 10年以上のファンも複数いるわけですから、
> あえて大きき方向転換をする必要もないんじゃないかなと思います。

とは言え、このままではサイトが消滅するだけだな、とも感じるんですよ。
最初の10年は、それなりにサイト運営してましたけど、
続く10年は、本当に大した事は何もしないまま、ただただ残しただけでしたし、
21年目に突入し、もうその先となると、もう消えちゃうだけだと思うんです。

ですから、ここから更に10年とかサイトを続けるのであれば、
新しい事を大きく始める必要性は感じていますし、
アイデア自体は、実現できてないだけで、昔から山のように抱え込んでますし(笑)、
あとは実現させる根気と、アイデアを実際に形とする最後の一押しなのでしょうけど、
その2つが全く気乗りしないまま、ただただ残しただけの10年間になってしまったので、
そろそろ無理も利かなくなる年齢になりそうですから、
そうなる前に、何か行動に移したいという思いだけは強いですよね。

って、そう思うだけで、実際に行動できてない所が、既に加齢の所為かも知れませんし、
そもそも年齢に関係無く、最初の10年から加速して、続く10年を過ごしていたら、
サイトの在り方だって、現在とはまるで異なっていたかも知れませんし、
これは言っても仕方ない事ですけど、当時の熱量で今のネット社会を迎えられていたら、
今とはまた別のネット活動をしていたかも知れません・・・・
でもまあ、そんな事をグダグダと語った所で、得られるモノなど無いのですから、
本気で事に当たろうとするのであれば、とにかく考えて、とにかく動く事なのかと。
これはサイト運営に限らず、何事においても、そうなのでしょうけども。

あと、私はスパッとモノを捨てられるタイプでは無い為、
何か新しい事を始めたとしても、古いモノは無くさずに残すでしょうし、
それ所か、古いモノと新しいモノの組み合わせとか、相乗効果とかを考えると思います。
私は別に優れた発想力のある人間では無いので、そういう方法しか知らないのもありますし、
もっと解りやすく言うと、新しいモノを作って人を集め、
今ある古いモノにも人を増やしたいな、という感じでしょうか?
そして、今までは私の単なる趣味でしかなかった「科学・歴史・アート」の融合も、
不透明なこれからの時代では有効そうなので、それを何かの形で活かせないかな?と。

> > ・・・って、そもそもの本題なのに、何だか方向性が定まらず、
> > 話の中身が取っ散らかったってますね、申し訳ない(苦笑)。
> > 専用性と汎用性、具体性と抽象性を織り交ぜて考えちゃうから、変な方向に進むのかな?
> > 「雑談メイン」という事であれば、このまま脱線しまくりでもOKなんでしょうけど、
> > 「何かを作る」という目的の上での雑談だとすれば、話題を「冷戦」に原点回帰した方が良いかも。

> そうですね。雑談も楽しいので、どちらも維持したいところではありますが、
> 雑談として盛り上がっている方は、いったん別にスレッドを建てます。

いや別に、私の方としては、このままでも構わないんですけどね(笑)。
ただ、今の調子のままで、
「一向に企画案がまとまらないじゃないか」とか、
「いつになったら形として実現するの?」とか思われてしまうと、
現状では、それに応えられないというだけの話なので。

> > ただ、改めて考えてみると、私の年代の場合、
> > 昭和天皇は歴史上の人物ではなく、記憶の中にある人物なので、
> > あれこれ創作的に弄るのは、ちょっと気が引ける所も・・・・
> > それに戦後の天皇は、あくまでも「象徴」ですから、
> > オリンピック云々となると、そこは対象が違うかな?という気もします。

> そうですね。それに昭和天皇は歴代天皇のなかでも特に、扱いがセンシティブな印象もありますし
> 避けた方が無難なんですよね。

その一方で、だからこそ個人でやる意味もあると(笑)。
企業が作ろうとすると、どうしてもブレーキが掛かりますからね。
実際、「Hearts of Iron」なども、天皇絡みで日本語版の発売が見送られたり、
世界的にも、当時のドイツ国旗である鍵十字が使えなかったりしますし。

もっと言うと、例えば大航海時代のゲームで、奴隷交易が排除されてしまうのは、
ビジネス的に致し方ない面は理解できるものの、それでは歴史の理解には繋がりませんからね。
戦争している地域に武器を売り、それで生じた捕虜を買い取って、
余所の地域に運び、奴隷労働に使役させるという構図は、
実際にプレーしてみて実感できる部分もあると思うんですよね。
そして、奴隷として売り買いされていたのは、何もアフリカの黒人だけでなく、
日本人もその対象であったという事実は、もっと知られてて良い気がするんです。

> > 例えば、いま「天皇」と言われると、私はまだ頭が切り替わってない為、
> > パッと思い浮かべるのは、今上天皇よりも、上皇の方になっちゃうのですが、

> そうですね。僕もそうです。

そして更に言うと、個人的には2000年(平成一桁)くらいまでは、
今の上皇は皇太子のイメージで、天皇と言われると「昭和天皇」を思い浮かべてました(笑)。

> > それこそ子供時代から、何度も人生をやり直せる展開にすれば、
> > 軍人や官僚、政治家に経営者、文化人に一般人など、いろんなルートを辿れますし、
> > 人生の分岐点(セーブ・ポイント)から、やり直しても良いかも知れません。
> > また、ゲームである事を割り切れば、「親→子→孫」と世代を越えるのも面白いかな?
> > 要するに、主人公を個人単位ではなく、一族単位にするって事ですね。

> Age of Empores3のメインシナリオ(キャンペーン)がそういう話でしたね。
> 4部に分かれていて基本的に全編にわたりアメリカ新大陸開拓を舞台に
> ブラック家とオッサス団秘密結社との戦いを描いていました。

AoEシリーズは、2までしか知りませんでしたが、3ってそんな感じなんですね。

> たしか、1部がマルタ騎士団のモーガン・ブラックがアメリカに渡り不老不死の泉をめぐって戦う話、
> 2部がモーガンの孫、ジョンと7年戦争、3部が19世紀でジョンの孫のアメリアが主人公だったかな。
> 追加シナリオでアメリカ独立戦争と、リトルビッグホーンの戦いが追加だった気が……。

何だかジョジョっぽい(笑)。
って、こちらはマンガですけど、まさしくジョジョはそんな作品ですよね。
で、そこにゲーム性を加えていくのであれば、「ダービースタリオン」と言いますか、
人間が題材であれば「俺の屍を越えてゆけ」の方かも知れませんけど、
歴史的なイベントを辿りながら、家系図を繋げていくタイプも面白いかも知れません。
引き継がれる子孫キャラの能力が異なる事で、同じ時代でも異なる展開になるでしょうし。


[23556] もう、雑談に専念しちゃいます?(笑) (その2)返信 削除
2021/4/20 (火) 21:07:13 徳翁導誉

▼ 都市計画本の紹介&朝鮮や琉球の話
> > 「古代の都はどうつくられたか 中国・日本・朝鮮・渤海」
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4642057137

> これめちゃくちゃ面白そうですね。

確かに、読んで良かった1冊ですけども、
この書名を見て「めちゃくちゃ面白そう」と反応する人は、かなりレアかと?(笑)
10年前に出版されたのに、Amazonでも誰1人としてレビューを付けてないレベルですからね。

東アジア史の比較文化論としては、なかなか上手く纏まってましたし、
同じく中国の都市計画を受け入れながら、日本と朝鮮では異なるアレンジが施されたり、
また、わずかですけど渤海についても触れられていたのは、今まであまり無かった視点かも。
とは言え、あれこれ扱おうとすると、どうしても総論となり、
1つ1つの掘り下げが浅くなってしまうのは、仕方ないとは言え物足りなかった所。
という事で、個人的に知識が乏しかった古代の朝鮮史に関しては、
コチラの本↓で少し補完しましたね(啓蒙書というより、学研の歴史群像くらいの内容)。

「朝鮮三国志 高句麗・百済・新羅の300年戦争」
https://www.amazon.co.jp/dp/4775310518

あと、古代の東アジアに限定せず、同じ様な感じで、
広く世界史上の都市を解説した1冊がコチラ↓

「都市計画の世界史」
https://www.amazon.co.jp/dp/4062879328

そして、近代の日本人が行った都市計画をガッツリと触れたければ、
この1冊がオススメ↓(この方は東京やハルピンの都市計画本も書いています)

「満州国の首都計画」
https://www.amazon.co.jp/dp/4480087079

また、上と同じ著者の本で、より読みやすい1冊となりますと、
東日本大震災の直後に、私が思い描く復興案の元ネタの1つになった
日本の近現代に関するコチラ↓の本もありますね。

「復興計画 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで」
https://www.amazon.co.jp/dp/4121018087

> ifで思い出したのですが、2009年の韓国映画にロストメモリーというのがあって、
> これが伊藤博文暗殺失敗を軸にした物語なんですよね。
> とはいっても舞台は明治ではなく、現代「朝鮮」で伊藤博文暗殺失敗により
> なぜか日本は戦勝国になり(裏設定でその後、昭和元年まで生きていたみたいです。
> にしても、日本を戦勝国にするほどの力はさすがになかったと思います)、
> 2009年になっても、まだ朝鮮半島は日本領……という物語です。

チャン・ドンゴンと仲村トオルが共演した映画ですよね。
見てはいませんけど、作品の設定とかは多少知ってます。
映画版は知りませんけど、原案とされる小説「京城・昭和62年 碑銘を求めて」の方だと、
伊藤博文が延命した事により、朝鮮の内地化&朝鮮人の同化が急速に進む一方、
軍国主義の台頭を抑えた事で米英協調路線は維持され、第二次大戦は中立で参戦せず。
そして戦後は米ソ冷戦の中、第3極として独自の存在感を示しており、
日本の参戦が無かった為、アジア諸国は植民地のまま・・・という設定だったかと?

ちなみに小説版が書かれたのは、それこそ昭和62年(1987年)であり、
当時はまだ冷戦中で、韓国も完全には民主化されておらず、
日本は「Japan as No.1」などと言われて、GDPは韓国の10倍くらいあった頃ですから、
今と違って、日本以外のアジア諸国が、ここまで成長するとは思われてなかった時代です。
言い換えれば、反日感情はありつつも、日本への憧れも強烈にあったと思われますし、
逆に言うと、それこそ平成の30年間で、日韓の差は驚くほど縮まりましたよね。
今では、日本の地方民よりも、韓国のソウル市民の方が、平均収入が多いくらいなので。

と、そんな昭和話はさておき、伊藤が延命した世界線を考えた場合、
そもそも伊藤は韓国併合に反対の立場であり、保護国のままで充分と考えてましたし、
併合の流れには逆らえなかったとしても、史実よりも文治的に治めた可能性はありますよね。
併合後の朝鮮総督は全員武官でしたけど、そもそも伊藤は文官でしたし、
樺太の内地化促進や、総督の武官制廃止などを押し進めたのは、
伊藤の立憲政友会を引き継いだ原敬であり、
こうした大正デモクラシーの最中、軍部の反対を押し退けて民主化していった様は、
伊藤存命で史実以上に後ろ盾が強ければ、更に違った展開が有り得たかも知れません。
原敬は文民でありながら、一時的に海軍大臣の代行まで努めてましたからねえ。

と言いますか、「もしも原敬が暗殺されなければ」のif歴史も、大きく違ってきそう。
元老の有力候補と目されていた原の死により、元老は西園寺で打ち止めになりましたし、
伊藤や原の延命だけでは無理だったかも知れませんけど、
「もしも大正デモクラシーが衰退しなければ」、史実とは違った昭和になっていたかも知れず、
朝鮮や台湾での衆院選実施(終戦直前に決まるも実行はされず)であったり、
内地と外地の法律統一なども、進んでいたかも知れませんよね。
そうする事で選挙に勝てるのであれば、政治家というのは、そういう選択をするものですし、
実際、そのようにして、普通選挙の流れというのも起こった訳ですから。

また、国内政治のif展開だけでなく、国際政治のif展開で言うと、
「もしも日英同盟が存続していたら」というのも、かなり違ってきてたかも知れませんけど、
第一次大戦を経て、英米の力関係が逆転した当時の状況を思うと、これは難しいのかな?
まあ、ともかく、「日本がアメリカに勝利する」というシナリオを描くのは困難なので、
「第二次大戦に連合国側で参戦」というのも、かなり無理筋でしょうから、
「第二次大戦に参戦せず」というのが、最も有り得る存続シナリオになるでしょうか。
現に、スペインやポルトガルの独裁政権でさえ、そうやって戦後も存続しましたし、
史実通りに米ソ冷戦となれば、それこそ大日本帝国はキープレイヤーになったかも?
いや〜、こうして改めて考えてみると、原案小説の設定の方は、
外国人が考えたにしては、なかなか良く出来てるんじゃないですかねえ。

> で発想は面白い(伊藤博文云々というより韓国がまだ日本&その中での独立闘争という着想)
> 結局は、高句麗のタイムマシーンで過去に戻り伊藤博文を暗殺し、もとに歴史を戻すという話でした。

「高句麗のタイムマシーン」という単語が物凄く謎だし、こちらの方に興味が!?(笑)

タイムマシーンに乗って歴史改変を行い、史実通りのトゥルー・エンドを迎えたら、
祖父は朝鮮戦争で死んでいて、主人公が消滅してしまうとか、
住んでいたのは北朝鮮で、飢餓に苦しむ生活をしていたりとか、
大衆娯楽作では難しいでしょうけど、そんなバッド・エンドな展開も面白そう(笑)。
って、そうやって考えれば、サミット入りするほど発展した統一朝鮮という
理想的な展開に向けて、何度も歴史改変に挑む感じのゲームは、面白いかも知れませんね。

それと、高句麗という点から言うと、
朝鮮史観から見れば、高句麗って完全に朝鮮系の王朝なのですが、
史実的に言うと、あそこの王族は女真族と同じツングース系の可能性が高いんですよね。
それこそ、古代はまだ日本とか韓国といった、現在の感覚での民族性は確立されてませんし、
韓系と山東系とツングース系が混じり合って生まれたのが、中世以降の朝鮮民族なので、
間違いとまでは言い切れないものの、今の価値観で量ると正確性を欠いてしまうと。

また、現在の埼玉県南西部に、1300年前に高句麗の遺民たちが切り開いた「高麗郡」は、
今でも高麗神社や高麗川などに名前を残しているのですが、
そういう意味では彼らは、朝鮮民族となる前のツングース系の末裔なんですけど、
それほど歴史は古くない韓国風トーテムポールである「将軍標」が、神社に寄贈設置されていて、
日韓友好の象徴にはなってるみたいですけど、何だか変な感じはあるんですよね・・・・
とは言え、戦前は日本側も「内鮮一体」の象徴として利用していたので、どっちもどっちなのかな?
そもそも高句麗の遺民たち自体、1300年も経てば完全に日本に同化しちゃってますし(笑)。

あと、韓国併合後の李王家では無いですが、古代の日本にも、
国が滅びて亡命してきた「百済王」氏や「高麗」氏であったり、
秦の始皇帝の子孫と称する「秦」氏、後漢の霊帝の子孫と称する「漢」氏とか居ましたし、
それこそ、上でも話していた高句麗遺民の3世となる肖奈王大山などは、
遣唐使や遣渤海使として、現地に赴いたみたいです(ある意味で大陸への里帰りだったのかな?)。
そう言えば、山口の大内氏も一応、百済王の末裔を自称してはいましたね。
でもまあ、本姓である多々良氏は、任那系の渡来人の氏として記録されてるらしいので、
さすがに王の末裔は後付けでも、地理的にも渡来系である可能性は普通にあるのかも。

> これも、独立の機運に耐えられなくなった日本が李王家を担いで、
> 親日政権を作るも共和政体を作ろうとする勢力に押されるとか金日成なんかも登場させて、
> 史実のベトナムみたいな泥沼に陥る……(この場合、フランスもアメリカも日本がその役割を担うのかな)
> みたいな話の方が面白そうな気もしました。

え〜と、ちょっと解り難かったのですが、金日成の名前とか出てますし、
こちらに関しては、伊豆大島のキョンさんのアイデアって事なのかな?
でもまあ考えてみると、少し縁遠くはなってしまいますけど、
却って他国の歴史題材の方が、気兼ねなく、好き勝手に弄って遊べる側面はあるかも(笑)。
日清戦争から朝鮮戦争まで54年なのを考えれば、1人の人生でも多くの歴史的岐路に立てますし。

とは言え、史実はこうなったので、あまり言われませんけども、
朝鮮の同化政策って、そこそこ順調に進んでいた事もあり、
あのまま50年 100年と経った場合に、本当にそこまでの独立闘争が有り得たかは・・・・
日本人と朝鮮人は見た目がそんなに違いませんし、言語的にもかなり似ており、
近代化と同化とが同時進行する状況で、2世代3世代と過ぎていくと、
それこそ沖縄県民や在日コリアンのように、日本人化がかなり進んだ可能性はあろうかと?
近代のフランス・ドイツ・イタリア・イギリスでさえも、
大なり小なり、同じ様な事が行われてきましたし、
テレビの普及と文化の標準化も、非常に大きかったりします。

そして信仰面にしても、現在の韓国人なんて人口の3割がキリスト教徒ですし、
そもそも日本人も戦前の国家神道化により、江戸時代までの信仰とは様変わりしているので、
皇民化教育が50年 100年と続いていれば、そうなっちゃうと思うんですよね。
しかも朝鮮の場合、台湾と違って、他に本国のような存在もありませんから、
言語も、宗教も、文化も、社会も、一旦変わると、なかなか戻せないと思うんです。
元々は沿海州に住んでいて、スターリン時代に中央アジアへと強制移住させられた「高麗人」も、
ソ連社会で半世紀を過ごした事により、文化的には完全に同化してしまい、
カザフスタンの外務大臣や、キルギス軍の参謀総長に、高麗人の名前があったりしましたからね。
そう考えると、史実はどうあれ、大日本帝国が存続していた場合は、また今とは違っていたかも?

また、仮に独立運動が起こったとしても、
「チェコスロバキア」のように、平和裏に国が分かれた可能性は・・・あるのかなぁ?
この場合、それまでにどんな政治体制になってるか次第の話ではあるんですよね。
それこそスロバキアなどは、チェコと1つになって、オーストリア=ハンガリー帝国から独立し、
その後は、自治権獲得→連邦制導入→双方分離独立という流れになりましたから、
力で押さえ込むよりも、相互に認め合う方が利益が大きければ、そうする事もあるかも。
とは言え、当時の日本と朝鮮との力関係を考えると、こうした穏便な展開は難しいのかな?

とりあえず、日韓併合に賛成していた、当時の朝鮮人たちの意向としては、
日本人と同等の権利を得られる対等な合併であったり、
オーストリア=ハンガリー帝国のような「日韓二重帝国」だったりしたそうですが、
まあ現実は、そんなに甘くは無いですよねえ(苦笑)。
ちなみに個人的には、前回も少し書きましたけど、ドイツ帝国みたいな形式で、
プロイセン王国が主導しつつ、帝国内にはバイエルン王国やザクセン王国が存続したように、
日本が主導しつつ、帝国内に琉球王国・朝鮮王国・ハワイ王国などがあるのも面白かったかと(笑)。
でも結局は力関係から、イギリスみたいな形式に落ち着いていたんですかねえ。
そうなると朝鮮や台湾は、アイルランドになっていたのか? スコットランドになっていたのか?
と、長々と書いてきましたけど、やはり敗戦さえなければ、スコットランド化の可能性が高いかも。
過激派によるテロも起こってたかも知れませんが、良くも悪くもIRAくらいの感じな気がします。

ただ、この見立てが甘いとなると、フランスとアルジェリアみたいな感じになったのかな?
イメージ的には、こちらのアルジェリア戦争の方が、ベトナム戦争より近いと思います。
それこそ、フランス本土の対岸にあった植民地で、両国の力量差はハッキリしており、
多くのフランス人が入植していた事で、すんなり独立も認められず、泥沼の戦争状態に陥ると。
独立戦争の直前、アルジェリア900万人の内、「コロン」と呼ばれる欧州系は100万人いたらしく、
下記する大日本帝国の人口データと見比べると、人口比率はここまで進んでませんか。
まあアルジェリアの場合、朝鮮より80年早い、1830年からフランスの植民地でしたし、
元々の両国の人口数も違う上に、アルザス=ロレーヌの失陥&移住というのもありましたからねえ。
それに、キリスト教徒である入植民と、イスラム教徒である現地民とでは、文化も大きく異なり、
本土への移民には同化を強いたフランスも、植民地に対しては そこまででは無く、
内陸の山岳部に暮らす現地民と、沿岸の平野部に暮らす入植民とでは、混ざり合う機会も乏しかったかも。
そう考えると、やはり単純に、朝鮮とアルジェリアは比べられないのかな?

あと、50年 100年と統治が続いてたら、日本本土の方も少しは変わったかも知れませんよね。
沖縄を台湾の管轄に移す案だとか、済州島を内地扱いする案だとか、
実施はされませんでしたけど、地理的に頷ける提案は数々ありましたし、
戦前の道州制とも言える、内地の「州庁設置案」とかが通っていたら、
(仙台州・東京州・名古屋州・大阪州・広島州・福岡州の6州)
植民地エリアを巻き込んでの、大きな政治的変革が有り得たかも知れせんからね。
例えば北海道や沖縄にしたって、今では普通に日本の一部ですけど、
戦前までは、本土と植民地の中間に位置するような扱いでしたし、
システムが変わり、時間が経てば、やはり違ってくると思うんですよ。

そういう意味で言うと、「もしも大日本帝国が存続して、朝鮮独立があったら」よりも、
その大前提となる「もしも大日本帝国が存続して、全土が内地化された社会」の方が、
個人的には、興味深い妄想題材になるかと(笑)。
満州をどう扱うかはありますけど、少なくとも大日本帝国だけでも、
樺太・朝鮮・台湾・南洋諸島と、今よりずっと視野が広がりますし、
少なくとも、国内航空網は、現在よりも遥かに発達していたでしょうね。
テレビ番組のお天気コーナーとかも、北は北海道から、南は沖縄までの比ではありません!!
樺太や朝鮮の寒さと、台湾や南洋諸島の暑さとの対比は、今より遥かに大きくなるので。

それと、泥沼の内戦とか、日本支配からの独立闘争とかのif題材であれば、
朝鮮半島よりも、満州国の方が、更にネタ要素が富んでいて面白いかも?(笑)
満州国の理想に燃えて、祖国日本に対して戦いを挑む日系満州人とか、
反ソ連を掲げる白系ロシア人と、満州の共産化を目論む赤系ロシア人とか、
清朝の最高を目指す満洲族に、統一モンゴルを夢見る蒙古族。
中国人も、国共内戦の本国を憂いたり、満州の繁栄を謳歌したり、
朝鮮人も、準日本人と大手を振るったり、半島の独立闘争を準備したりと、
同床異夢の山積と言うか、カオスのるつぼみたいな場所でしたからね。

とは言え、それが30年50年と続き、世代が交代していけば、
それなりに国家としての体裁も整って行く訳で、保護国の状態が永続するよりも、
日本と1つの国家連合になるか、独立した国と国の関係になるか、
どちらかの方向には、恐らく進んでいく可能性が高いとは思うんですよね、必然的に。
また、スイス・ベルギー・インド・インドネシア・ソ連・ユーゴスラビア・イラク・レバノン等々、
世界にもモザイク国家は数多くありますし、崩壊や混迷する国があるのも事実ですが、
そこそこ機能している国もあり、確かに一旦危機を迎えると脆い構造ではあるものの、
独立闘争や共通の外敵と戦う経験をする事で、国として纏まっていく実例もありますし、
満州国にしても、対日独立戦争を経る事により、国家として団結できるかも知れません。
とは言え、一旦独立を勝ち取ると、今度は内戦を始めちゃう例も多いのは事実ですが(苦笑)。

最後に、10年前に調べた「大日本帝国の人口データ」を貼っておきますね。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c14846
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c14882
◆ 1940年(開戦前年)の日本内地の人口内訳 ◆
 ・ 総人口:7311万4308人
 ・ 内地人:7181万0022人(98.2%)
 ・ 朝鮮人: 124万1315人( 1.7%)
 ・ 台湾人:   2万2499人
 ・ 樺太人:      986人(アイヌは1932年に内地人扱いとなった為、恐らくウィルタやニヴフの事)
 ・ 南洋人:      246人
 ・ 外国人:   3万9237人(中国1万9453人/米国4755人/満州3787人/ドイツ2713人/英国1693人)

◆ 1940年前後の外地(全域&主要都市)の人口 ◆
 朝鮮【朝鮮総督府:13道】
 ・ 全  域  2370.9万人  日本人69.0万人( 2.9%)
 ・ 京  城    98.9万人  日本人15.9万人(16.1%)
 ・ 平  壌    34.2万人  日本人 3.2万人( 9.4%)
 ・ 釜  山    32.9万人  日本人 6.1万人(18.5%)

 台湾【台湾総督府:5州3庁】
 ・ 全  域  607.7万人  日本人34.9万人( 5.7%)
 ・ 台  北    28.8万人  日本人 8.2万人(28.5%)
 ・ 高  雄    8.7万人  日本人 2.0万人(23.0%)

 南樺太【樺太庁:8支庁】 ※1943年に内地編入※
 ・ 全  域    33.9万人  日本人33.7万人(99.4%)
 ・ 豊  原    3.7万人

 南洋群島【南洋庁:6支庁】
 ・ 全  域    12.9万人  日本人 7.7万人(59.8%)

 関東州【関東局:関東州庁】
 ・ 全  域  122.6万人  日本人18.5万人(15.1%)
 ・ 大  連    57.2万人  日本人17.0万人(29.7%)

 満州【満州国政府:18省1特別市】
 ・ 全  域  4320.3万人  日本人82.0万人( 1.9%)
 ・ 新  京    37.1万人  日本人 7.7万人(20.8%)
 ・ 奉  天    78.5万人  日本人 9.6万人(12.3%)
 ・ 哈爾浜    46.6万人  日本人 3.3万人( 7.0%)

◆ 大日本帝国(満州国含む)の大都市ランキング ◆
 1 位. 東  京 【内地】: 677.9万人
 2 位. 大  阪 【内地】: 325.2万人
 3 位. 名古屋 【内地】: 132.8万人
 4 位. 京  都 【内地】: 109.0万人
 5 位. 京  城 (朝鮮):  98.9万人
 6 位. 横  浜 【内地】:  96.8万人
 7 位. 神  戸 【内地】:  96.7万人
 8 位. 昭  南 (南方):  82.2万人  ※ シンガポールを占領改称 ※
 9 位. 奉  天 (満州):  78.5万人
 10位. 大  連 (関東):  57.2万人
 11位. 哈爾浜 (満州):  46.6万人
 12位. 新  京 (満州):  37.1万人
 13位. 台  北 (台湾):  35.4万人
 14位. 広  島 【内地】:  34.4万人
 15位. 平  壌 (朝鮮):  34.2万人
 16位. 釜  山 (朝鮮):  32.9万人
 17位. 福  岡 【内地】:  30.7万人
 18位. 川  崎 【内地】:  30.1万人
 19位. 八  幡 【内地】:  26.1万人  ※ 後に合併して北九州市 ※
 20位. 長  崎 【内地】:  25.3万人
 21位.   呉   【内地】:  23.8万人
 22位. 仙  台 【内地】:  22.4万人
 23位. 撫  順 (満州):  21.7万人
 24位. 仁  川 (朝鮮):  21.4万人
 25位. 静  岡 【内地】:  21.2万人
 26位. 安  東 (満州):  21.0万人
 27位. 大  邱 (朝鮮):  20.7万人
 28位. 札  幌 【内地】:  20.6万人
 29位. 佐世保 【内地】:  20.6万人
 30位. 函  館 【内地】:  20.4万人

> ノベルゲーだと趣向を変えて、尚泰とかも面白いかもしれないですね。
> ペリーの来航も9歳とはいえ国王として経験してますし、
> 琉球処分を琉球視点で描くというのも面白そう。

う〜ん、でも尚泰は、琉球処分により明治12年に東京へ移住して、
そのまま明治34年に亡くなってますからね。
「琉球視点で描く」というのは、確かに面白い案かと思われますが、
どうせなら、もう少し違った人物の方が、題材として向いているかも知れません。
特に、「琉球処分」に関して注目するのであれば、
日本への琉球併合や、先島諸島の清国割譲に反対したり、徴兵を拒否したりして、
清国へと亡命した琉球人たち「脱清人」の存在も、もっとフォーカスを当てたい所ではあります。
(北朝鮮からの亡命者を脱北者と呼び、琉球からの亡命者を脱清人と呼ぶのは、少し違和感・笑)

ただ、その一方で、「被害者としての琉球人」という安易な見方もしたくは無く、
琉球王国の植民地的存在であった先島諸島の事や、
近代化としての日本化を受け入れた琉球の下級士族の存在や、
支配する側の士族と、支配される側であった庶民との、見方の違いなども、
同じように、表現したい所ではありますね。
で、そうやって諸々考えると、大河ドラマ「琉球の風」のように、
主人公を史実の人物とするよりも、架空キャラとした方が、自由に動かせて良いかも知れません。
例えば東風平の出身とかにすれば、この地の出身である沖縄民権運動の父・謝花昇や、
この地を治めて建て直し、やがて中国へ亡命する義村按司 朝明とかとも、絡ませられるかと。

また、琉球処分から沖縄地上戦までが66年ですから、これだと1人の視点で描けそうですよね。
と言いますか、わずか66年ですので、著名な人物はパッと思い浮かばないものの、
名も無き一般市民の中には、この両方を体験した人たちも、少なからず居た事でしょう。
今から66年前というと、石原慎太郎の小説「太陽の季節」や「狂った果実」が大ヒットし、
その映画版に弟の裕次郎が出演して、国民的スターになったくらいの「昔」ですから。

でもまあ、琉球もそうですし、朝鮮や台湾などもそうですけど、
やはり、支配される側の人々のアイデンティティーというのは、
単純には言い表せない複雑さを孕んでますよね。
それこそ10年以上前、世界史Flashを作っていた頃に、
戦前の帝国議会で国会議員となった「朝鮮の朴春琴&台湾の林献堂」の動画も、
候補案の1つにあったのですが、その時に参考文献の1つとして読み、
いろいろと考えさせられた1冊がコチラ↓

「<日本人>の境界 沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮」
https://www.amazon.co.jp/dp/4788506483


▼ アメリカやロシアの話
> > また、1850年頃から現代までという、長い時間を対象とするのであれば、
> > 黒人差別・移民問題・宇宙開発・軍産複合・貿易摩擦といったピンポイント的な表現よりも、
> > 「経済」「財政」「外交」「軍事」「科学」「宗教」「思想」「人種」と、大きく分けて、
> > 黒人や移民の件は人種問題とか、宇宙開発は科学問題とかに分類しても良いかも?

> 科学問題にするともっと幅広いものが扱えますす、
> 人種とすれば、近年話題になっているスパニッシュの問題とか、
> それこそ日系人の強制収容やロス暴動みたいなのも扱えていいですね。

でもまあ、改めて考えてみると、史実の流れを熟知した上で、
それを なぞろうとしたり、はたまたif展開で ひっくり返したりなど、
メタ的に遊ぶのも、歴史ゲームの楽しみ方の1つではあるでしょうし、
有り得そうな展開を楽しむ目的であれば、それこそ近未来を題材にして、
同じ冷戦でも、「米中新冷戦」あたりを題材にした方が、
そっち方面での面白味というのは、増すのかも知れませんね。

> Qアノンとは思想なのかな……。
> Qアノン支持の大統領とかゲームだったらちょっと見てみたいかも。

ここでの雑談も少しは影響したのか、アメリカの政治的分断を調べる過程で、
最近ちょっと、今まで曖昧だったアメリカの国内政治史を、少し学び直しているのですが、
傍目から見ると、ずっと2大政党制であっても、
中身の部分は、意外と20〜30年くらいの単位で変わってるみたいですね。

共和党支持の赤い州(レッド・ステート)とか、
民主党支持の青い州(ブルー・ステート)とか、
私たちも普通に使いますけど、これにしたって、
明確にそうした傾向が現れたのって、21世紀に入ってからの事ですし、
そこから更に30年を遡れば、南部こそが民主党の強固な地盤であったり、
それこそ南北戦争まで遡ると、共和党の側が奴隷解放を訴えてたりしていると!!

まあ、この辺の事情は、日本の政治だって似たような事なんでしょうね。
かれこれ70年近く、日本では自民党が政権を握っていますけども、
55年体制下での自民党政権と、自社さ連立で再復帰した自民党政権と、
民主党政権の後に再々復帰した自民党政権とでは、
同じ「自民党」の看板を掲げていても、中身はまるで違っていますので。
(やはり、下野と奪取を繰り返すたびに、大きな変質が起こってますよね)
また、そもそも55年体制自体が、38年間の歴史でしかなく、
それが崩壊してから、既に28年も経ってる事を思えば、
昭和の頃の自民党政権を基準と見なすのも、実は間違ってるかも知れませんからね。

ちなみにQアノンに関してですが、「Qアノン支持の大統領」って、
別にゲーム内のifというよりも、普通に前大統領のトランプがそうだったのでは?
指示はしてなくても、支持していたからこそ、連邦議会への襲撃事件が起こった訳ですし。
あと、Qアノンを育んだネット上の苗床は、確実に「4chan」や「8chan」であり、
これは日本の「2ちゃんねる」から派生して生まれたモノなので、
実を言うと、日本は関係無いどころか、生みの親なのかも知れませんね(苦笑)。
それこそ、アノンが意味する匿名性も、まさに日本の2chからの流れですので。
(英語圏でありながら、魯迅の「阿Q正伝」から採っていたなら、知性を感じますけどね)

そういう意味では、日本のネトウヨ層がQアノンと親和性が高いのも、当然と言えば当然で、
「Jアノン」などとも呼ばれたりしますけども、ある意味では単なる逆輸入現象だとも言えます。
個人的には、こうした影響力の強さって、中国の民主化に向けて発動して欲しかったのですが、
まさか民主主義の本丸であるアメリカを、崩す方向に発動されるとは・・・・
でも考え方を変えると、戦前戦後を通じて、ここまで大きな影響を及ぼした対米工作は、
先にも後にも無かったのでは無いでしょうか?(別に、狙って行った訳じゃ無いですけど・苦笑)

> > まあ確かに、実名を用いると厄介という面もありますけど、
> > 私の場合、そうした実際のヤクザの情報とかに、まるで関心が無い為、
> > もしもゲーム化するとしても、扱うのは架空の組になるんでしょうかね。
> > そちらの方が、いろいろ無茶な設定とかも出来て、自由度が広そうですし。

> あとは、スターリンの葬送狂騒曲じゃないですけど、スターリン死後の権力闘争
> (だいたいスターリン死亡〜反党グループ事件〜ブレジネフの権力掌握)を
> マレンコフ、ベリヤ、フルシチョフやジューコフになって
> シミュレーションするというのも面白いような

そういえば、「スターリンの葬送狂騒曲」。
録画したっきり、まだ見てないなぁ・・・・
映画館のポスターで見て気になり、TSUTAYAの新作コーナーで見て気になり、
そしてNHK-BSでの放送を録ったんですけど、いつまで経っても見ないまま(苦笑)。

> > ロシアには「タタールのくびき」と呼ばれる、モンゴルに支配された歴史があり、
> > 長い年月で同化していたとは言え、ロシア貴族の2割はルーツがモンゴル系でしたし、
> > (モンゴル系19%・ドイツ系28%・ポーランド系27%・ウクライナ系21%・ロシア系5%)

> レーニンがタタール系ですよね。ロシアは本当に多民族国家という気がします。

もちろん、ロシアが多民族国家なのは そうなのですが、
我々が思う以上に、非常にアジア的・東洋的な国家でもあるんですよね。
ヨーロッパ人の側から見ると、特にその面がハッキリ見えてるはずですが、
非ヨーロッパ人からすると、そこがかなり見え難い所があるんだと思うんです。
まあ言うなれば、同じグループ内に居るからこそ、違いが際立って見える一方、
別のグループから見ていると、欧州内での違いというモノが解り難く、
しかも、その違いの部分こそが、我々と同じ部分なので、更に見え難いと・・・・


▼ 幕末維新やヤクザの抗争
> > まあ逆に、そうでもしないと、幕末から戦後までという人物はなかなか居ないんですよね。
> > 第1回・帝国議会の当選から、バカヤロー解散で落選するまで、
> > 60年以上も国会議員であり続けた「尾崎行雄」も、維新の頃はまだ10歳の子供ですし、

> 超脱線なんですけど、尾崎幸雄といえば、国会前の憲政記念館に入っているレストランは値段も
> それなりに手ごろでしっかりした料理がでてくるのでお勧めですよ……と思いましたが、
> 閉店してました。残念

言われてみると、あの辺りは何度も通ってますし、国会も見学した事はありますが、
憲政記念館に関しては、入った事が無かったですね。
コロナがなければ、「今度、行ってみようかな?」と思う所ですが、
やはり昨今の情勢もあり、最近はかなりフットワークが重くなっちゃいました。
私の性格的に、フラッと気軽に寄れないのは、あまり向いてないもので・・・・

> > そう考えると西園寺は、維新時は若干19歳とは言え、既に新政府の重要人物でしたし、
> > 黒船来航時も幼いとは言え西園寺家の当主で、11歳から朝廷に出仕しており、
> > 新選組から命を狙われ、慶喜逃亡後の二条城を接収し、戊辰戦争では河井継之助と戦いと、
> > もうこの時点で、ただの10代の若造ではありません(笑)。

> 維新、明治、昭和を扱える人物というとやはり、西園寺になりますかね。

それこそ繰り返しになっちゃいますけど、戦国期と帝国期という2つの動乱の時代を、
それぞれ1人の視点から時代を描こうとするなら、
前者は徳川家康でしょうし、後者は西園寺公望だと思いますよ。

> > 幕藩体制下の大名たちが、再び戦国大名化して、
> > 幕末維新の英雄を初め、戦前の軍人・政治家・財界人・文化人などが、
> > 各国の戦国武将として天下を争い、そこに欧米列強の介入も行われると・・・・
> > 新選組とか下剋上をさせて、甲斐あたりで国持ち大名にしたいですし(笑)、
> > 長岡藩士の子である山本五十六も、河井継之助の薫陶を受けて、立派な武将に育つかな?
> > 史実では負け組の仙台藩も、高橋是清・後藤新平・斎藤実あたりが揃っていて強そう。

> そうですね。明治日本を引っ張る人物が、それぞれの藩に分散する……と考えると面白そうですね。

って、どういう展開になれば、幕末から再戦国化に至りますかねえ?
まあ歴史上の事例を見てみると、中央政権が瓦解して、
それに取って代わるような強力な新勢力の存在が無いと、
そのまま群雄割拠状態に突入って感じになるパターンが多そうですけど。

う〜ん、攘夷強行して欧米列強に敗れ、幕府がその傀儡状態になるだとか、
戊辰戦争がどこかのタイミングで膠着化して、そのままグダグダ状態になるとか、
そういった可能性に絞られてくるのかなぁ?
考えてみると、関ヶ原にせよ、戊辰にせよ、短期決着しているからこそ、
次の時代へスパッと移行できた部分は大きいんですよね。

> > まあ当時の大陸には、それだけ多くの日本人が居たって事ですよね。
> > あれほど日本人が海外に出た時代は他に無い・・・と思いましたけど、
> > 実際の人数的には、グローバル化した今の方がずっと多いのかな?
> > という事で、気になったので少し調べてみた所、
> > 現在(2020年)の海外在留邦人は139万人で、
> > 戦前(1938年)の海外在留邦人は106万人ですね。
> > でも総人口は、現在は1億2600万人なのに対して、戦前は7000万人(本土のみ)と少ないですし、
> > 植民地の朝鮮に69万人、台湾に35万人、樺太に40万人、南洋に7万人は、恐らく別枠でしょうから、
> > それらを合わすと250万人を超えるみたいですね(更には日系人が別に約60万人)。

> まさにうちの親戚がそれで、大叔父が奉天の日赤病院で亡くなっているみたいです。

別に、移住してた訳では無いですけど、
曾祖父の弟も、二百三高地で亡くなってますね。

> 僕の曽祖父も総督府の役人でしたし、高祖父(曽祖父の妻の父)も朝鮮で事業をやっていたようです。
> 祖父も朝鮮で生まれています。

プライベートに関わる事なので、お答え戴かなくとも結構なのですが、
ここから直に東京なら解るのですが、なにゆえ途中で岐阜が挟まったのでしょう?
ちなみに私の場合は、単純に転勤族として育ったからですね。
あちこち移り住んだ所の1つが、たまたま岐阜であったと。

> 以前、朝鮮総督府の統計資料を見たのですが、やはり地理的な関係からか、
> 朝鮮に渡った日本人は山口県民が圧倒的に多かったみたいです。

そうでしょうね。
戦前はまだ、関門海峡に、橋もトンネルも架かってませんでしたから、
本州から朝鮮半島に渡ろうとする際には、博多発だけでなく、
下関発のルートも、それなりに多かったみたいですから。
あとは、長州閥による利益供与的な部分も、それなりに有ったかも?
それこそ最初の15年間は、長州人がずっと朝鮮統治のトップでしたし。

> > 日本の国民性を考えると、苦しみを共有し、一致団結して外敵と戦うのは、
> > 却って幕府と諸藩、武士と庶民の結び付けを強くしていたかも知れず、
> > 最終的には開国するにしても、流血を伴いながらの外敵排除という体験は、
> > 史実とは異なる、また別の日本の国家像を作り上げていたかも知れませんし、
> > それ自体は、決して荒唐無稽なif展開だとも思いませんね。

> また、ヤクザの話題で恐縮なんですが、まさに広島抗争がこんな感じでした。
> あれは、岡組の跡目争い(岡組一の実力者であった打越組vs呉の山村組)に
> 全国制覇を目指す山口組が乗っかってきたんですよね。
> で山口組・打越会・美能組連合vsその他の広島のやくざという抗争になり、
> 広島やくざ連合は最終的に共政会になり、山口組を撤退させる……と。

何だか、本宮ひろ志のマンガ的な世界観の話ですね(笑)。
ヤクザや不良学生で三国志演義みたいな事を、描くのが大好きな方なので。

> こういう経緯で、山口組は全国で広島と沖縄にだけ支部がないんですよね
> (沖縄は、山口組が全国制覇を目指した60年代はまだアメリカだったので、進出できなかった)。

ハッキリ言って、私はヤクザの抗争史とか、まるで把握してないんですけど、
こういう話が好きな方にすると、例えば数年前から続いている
六代目山口組と神戸山口組と任侠山口組との分裂騒動なんて、
注目を集める話題だったりするのでしょうか?

ちなみに政局だと、ほとんどの場合、分裂した側が基本的に消えてくのですが、
ヤクザの抗争とかも、それに似た印象は何となく持ってますね。
ただし今回の抗争に関しては、昨今の厳しいヤクザ取り締まり事情もあって、
分裂した側が先細るのは勿論の事、残された本体の側も弱まってる感じはしますし、
逆に言うと、パイが小さくなって、養える構成員の人数が減っていく流れだからこそ、
リストラの別の形として、抗争や分裂のようなトラブルが起った印象もあります。
まあ別に、内情とか全く知らないので、完全にイメージだけですけど。

あと、日本のヤクザはこんな現状ですけども、
中国の蛇頭や怒羅権などを始め、国内での外国勢力って、どんな感じになってるんでしょ?
この辺の裏社会の事情は、まるで関心が無い為、全く解ってないのが実際の所です。
ヤクザに対する締め付けが強化された反動で、外国勢力の台頭を招いたとも聞きますし、
その一方で、失われた平成の30年間により、日本は美味しい市場では無くなった為、
外国勢力の方も、わざわざそこまで苦労して手を伸ばしてこないと言うか、
本国で活動している方が、まだ儲かるような状況だとも聞きますし、実際はどうなんでしょ?


▼ これまでの100年と、これからの100年
> > > モロに受けてます。映画「ラストエンペラー」なんてまさにこんな感じですよね。
> > > 最初と最後だけ見ると200年くらい経っているように思えますけど、
> > > あれが1人の人生のうちで起こった出来事なんですよね。

> > 中国史だと、阿片戦争(1840)から、中華人民共和国の成立(1949)までが 109年。
> > 日本史だと、黒船来航(1853)から、東京オリンピック(1964)までが 111年。
> > 技術史だと、ライト兄弟の初飛行(1903)から、アポロの月面着陸(1969)までが 66年。
> > 世界史だと、フランス革命&ワシントン大統領就任(1789)から、冷戦終結(1989)までが 200年。
> > いや本当、中国だけに限らず、この「200年間」が本当に激動だったんだと思いますよ。

> この調子だと、これからの200年はもっと激動なんですかね。

う〜ん、でもここ30年くらいは、比較的穏やかじゃありません?
いや勿論、科学技術は進歩してますし、途上国も発展しましたし、
インターネットとグローバル化により、世界は本当に狭くなりましたけども、
それ以上の大きな変化は乏しいと言いますか、先進国側から見ると、
特に21世紀に入ってからの20年は、緩やかな停滞や衰退の時期だったか気がします。
まあ、大きな戦争が皆無なので、劇的な構造変化が起こってないからでも有るのでしょうけど。

> これだけ激動だとどうなるかも全然想像できないですよね。
とりあえず現状だと、中国を始めとした途上国の成長スピードや、日本の衰退スピードが、
四半世紀前に予想してたモノより、倍近く速いなって驚きはあるものの、
大きな構造変化は起こっていない為、歴史の流れ自体はそこまで想定外では無いかも?
逆に言うと、冷戦終結後の30年間は、そこまで予測を逸脱する出来事が生じなかったと。
それこそ世界地図を見ても、ここまで変化が乏しい時代って、他にもありましたかねぇ?

でもまあ、バイオ技術やナノ技術、AI技術などの発達により、
人間が自らの遺伝子を弄り、機械とも繋がり、高度に情報化して、
「人工進化」する時代は、もう近くにまで迫ってきているので、
あと数十年も経ったら、人類社会そのものが劇的に変化する可能性もあるのかな?
このままのペースだと40〜50年は掛かりそうなので、私などは微妙な年代ですけど、
近々に世界大戦級の戦争でもあれば、20〜30年後くらいまで早まるかも知れません。
・・・って、それはそれで、一市民からすると、決して体験したくは無いですがね(苦笑)。
台湾海峡であれ、朝鮮半島であれ、それが起これば、日本が巻き込まれる可能性は濃厚ですし。

それと、冷戦終結後の数十年間は、変動が小さい時代だったかも知れませんが、
100年 200年の単位で行くと、確かに予測できない所ではありますよね。
とは言え、それだけ長い期間となれば、大なり小なり、どの時代だって同じ事なのかも?
それこそ今から200年前と言えば、日本だと江戸時代な訳で、
江戸時代の人々が、今の日本社会を予測できたはずも無いですから・・・・
ただし山片蟠桃とかは、それこそ200年前に地球外生命の可能性について言及しているので、
本当に凄い知能の持ち主であれば、完璧にとは行かずとも、多少は予測が出来るのかな?

え〜と、例えば、100年後 200年後ともなると、
中華人民共和国が無くなっている展開は、普通に有り得そうかな?
と言いますか、成長が頭打ちになり、民主化という流れになれば、
数十年後だって、無くは無い話でしょうからね。
でも、だからと言って、「中国」という国自体が無くなる可能性は、まず無いだろうと。
また、現在の覇権国家であるアメリカにしても、その歴史は250年しか無い訳で、
200年後に国自体が無くなっていても、そんなに不思議な事では無いかも知れません。
アメリカの白人比率が過半数を割るのは、もう時間の問題ですし、
その時が迫るほどに、国内の分断は激しさを増していますから、分裂だって有り得る話です。
現在の年齢から、残りの寿命を確率的に推し量る「ゴットの推定」じゃないですけど、
やはり歴史の長い国の方が、今後も長続きする可能性は高そうですからねえ。
そういう意味では、100年後、200年後にも、日本は残ってるんじゃ無いですかねえ?

あとは、アニメとかゲームとかの未来設定だと、
1つの地球統一政府が出来てたり、幾つかの超巨大連邦が出来てたりしますけど、
100年 200年経っても、そうなる可能性は低そうかなぁ・・・・
まあ、宇宙人でも攻めてくれば、話は別ですけども、
何か共通の敵でも現れない限り、ちょっと難しい展開ですよね、それは。
しかし一方で、遊びの企画案として考えるのであれば、
それこそ赤い嵐の仮想シナリオのように、
50年後・100年後・200年後の世界地図を、いろいろ妄想してみるのも面白いかも?(笑)

> 1989年のニュートンが発行した21世紀はこうなるという本でも予測は全ぜなたってないですし、
> これから200年後にどうなるかを妄想してみるのも楽しいかもしれません……と思いましたけど、
> これってここのサイトで10年くらい前にやったような気が。

100年前の科学誌に載った「100年後の未来予測」記事を、
実際に100年経った現在、達成度を再確認するような雑談を行った記憶はあるんですけど、
あれは確か、世紀の変わり目だった気もするので、
そうなると10年前どころか20年前の事なので、これは違うでしょうし、
そうなると、2013年に行った企画「未来予定年表(2014年-2050年)」の方かな?
http://tokuou.g1.xrea.com/kikaku/mirai_nenpyou.html
あれは動画版↓も作りましたし、そこから結構時間も経過したので、
http://www.youtube.com/watch?v=QdVuDNP6iQI
また動画作りを再開する事があれば、「答え合わせ版」も作りたい思いはあります(笑)。
実際、予定が消えたり、遅れたりとか、いろいろ起こりましたからねえ・・・・
とりあえず、予定通りに行かなかった主立った項目を、幾つか抜き出してみました。

 2015年 4月 大阪都を設置(大阪市&隣接10市を大阪府と統合して20区に再編)
 2015年10月 消費税率が8%から、10%にアップ
 2015年12月 韓国軍の戦時作戦統制権を、在韓米軍から韓国軍へと移管
 2015年度内 築地市場(東京都中央卸売市場)を豊洲へと移転

 2016年内 インドが有人宇宙飛行を実行(アメリカ・ロシア・中国に次ぎ4ヶ国目)
 2016年内 世界最高層ビル「ブルジュ・ムバラク・アル=カビール(高さ1001m)」がクウェートに完成

 2017年12月 セヴァストポリ軍港の租借期間が終了(ウクライナがロシアに貸与中)
 2017年内 月着陸探査機「SELENE-2(かぐや後継機)」をJAXAが打ち上げ(韓国も参加)
 2017年度内 福島第一原発で、核燃料の取り出し作業を完了
 2017年頃 世界最高層ビル「キングダム・タワー(高さ1610m)」がサウジアラビアに完成

 2019年 3月 新国立競技場が建て替えで完成(開閉式ドームで収容8万人の陸上競技場)

 2020年 7月 東京(日本)で夏季オリンピックを開催
 2020年内 日本のJAXAが、後継機となる「H3ロケット」を初打ち上げ
 2020年度内 首都圏3環状道路「外環道(都心から半径15km)」が、湾岸線への接続区間を除き開通

 2021年 9月 今上天皇が87歳9ヵ月となり、有史で最長寿の天皇に(神話時代を除く)
 2021年度内 福島第一原発で、核燃料デブリ(粉塵ごみ)の除去作業を完了
 2021年頃 インドの人口が14億人に達し、中国の人口を上回り世界一に(国連予測)

この中で特にとなると、小池劇場による豊洲移転の延期であったり、
セヴァストポリ軍港の返還どころか、クリミア半島自体がロシアに併合されたり、
新国立競技場の設計案が変更され、本来の目的であったラグビーW杯に間に合わなかったり、
新型コロナで東京五輪が行えなかったりなど、その辺りが想定外の出来事でしたかねぇ?
原発の処理とか、そんな理想通りに進むとは、正直思ってませんでしたし・・・・

> > 清王朝の崩壊から、中華人民共和国の成立までが、わずか37年の出来事であり、
> > 日本の朝鮮統治が35年、台湾統治が52年である事を思うと、本当にアッという間だったかと。
> > 旧時代人が歴史の激流に翻弄される実感は、それこそ鳥居耀蔵が感じた以上かも?
> > 人民解放軍の「建軍の父」と評される朱徳は、その軍歴を清王朝の軍学校から始めてますし、
> > 満州国の首相を務めた張景恵は、日清戦争時に結成した自警団から馬賊に発展して、
> > 戦後は獄中生活のまま、人民共和国の成立から10年後に亡くなるんですよね。
> > 彼らに比べれば、毛沢東は少し若いですけど、辛亥革命では一兵士として参加しており、
> > 蒋介石は清朝末期に日本へ軍事留学して、辛亥革命には一指揮官として参加していて、
> > そんな2人が、1970年代中盤まで、台湾海峡を挟んで睨み合ってた訳ですからねえ・・・・
> > 溥儀だけに限らず、当時の中国の長命な有力者は、誰もが時代の激動を体感したかと思います。

> この辺の中国で長命というと張学良ですよね。ただ戦後は軟禁状態ですし、
> ちょっと影が薄い人物ですかね。
> ただ、90年代のテレビに出演したりしてるのはやっぱりすごいかも。

そうですね、張学良も思い浮かんだのですが、
おっしゃられる通り、半世紀に渡る軟禁生活でしたからねえ。
とは言え、台湾が民主化されるまで生き延び、そしてハワイへと移住して、
そこから更に10年生き、2001年に100歳で亡くなった訳で、やはり凄いとは思いますよ。

そういう意味では、先日99歳で亡くなった英国のフィリップ殿下なども、
既に歴史上の存在となっている「ギリシャ王国」の王子だった訳で、
やはり100年くらい生きていると、時代の違いに驚かされます。
まあ、私の祖父母とかも、共に明治生まれで90代半ばまで存命だったので、
「生きてる徳川慶喜や渋沢栄一を知ってたんだよな」とか、
大河ドラマを見ていても、ふと思っちゃうんですよね。


[23559] Re:もう、雑談に専念しちゃいます?(笑) (その2)返信 削除
2021/4/21 (水) 00:29:10 のたねこ

▼ 徳翁導誉さん

> と、そんな昭和話はさておき、伊藤が延命した世界線を考えた場合、
> そもそも伊藤は韓国併合に反対の立場であり、保護国のままで充分と考えてましたし、
> 併合の流れには逆らえなかったとしても、史実よりも文治的に治めた可能性はありますよね。


横から失礼します。どうしても気になったので一点だけ。

保護国のままで充分についてですが、
日韓協約について少し条文の事実確認が必要ではないでしょうか。
保護国のままで充分という事でしたら、
司法権と警察権の剥奪は絶対に行われなかった事だと思います。
これは伊藤博文が統監で行ったことです。

この辺の認識がしっかりしないと近頃の韓国人との
話し合いはいつまでたっても認識が合わず決着が着きません。


[23561] 帝国主義時代の保護国と朝鮮統治に関して返信 削除
2021/4/27 (火) 19:34:09 徳翁導誉

> > と、そんな昭和話はさておき、伊藤が延命した世界線を考えた場合、
> > そもそも伊藤は韓国併合に反対の立場であり、保護国のままで充分と考えてましたし、
> > 併合の流れには逆らえなかったとしても、史実よりも文治的に治めた可能性はありますよね。

> 横から失礼します。どうしても気になったので一点だけ。

いえいえ、横レス大歓迎ですよ!!
だからこそ、掲示板スタイルに拘ってる面がありますし。

> 保護国のままで充分についてですが、
> 日韓協約について少し条文の事実確認が必要ではないでしょうか。
> 保護国のままで充分という事でしたら、
> 司法権と警察権の剥奪は絶対に行われなかった事だと思います。
> これは伊藤博文が統監で行ったことです。

う〜ん、これは「保護国」という単語に対する捉え方の違いなんじゃないですかねえ?
保護国というのは、「外交権や国防権が制限される国」を意味しますが、
しかし、だからと言って「それ以外の主権が保証されている」とは限りません。
確かに現代であれば、バチカンやアンドラに、オセアニアで自由連合を結ぶ国々など、
内政権を保証されるのが常ですけど、100年前の世界だと、決してそうではありませんでした。
内政権の制限度合いに関わらず、外交権や国防権が制限されていれば、それは保護国となります。
なので、「絶対に行わない」という見解は、現在の価値観で歴史を見ている印象を受けますね。

逆に尋ねますと、当時の欧米列強の保護国は、どれほど内政権を持ち得ていたのでしょう?
私も詳しくは知りませんが、イギリスやフランスの保護国とされた各国には、
日本と違って、司法権や警察権などが充分に付与されていたのですか?
宗主国に司法権や警察権を握られた国の方が、恐らく多数派だったとますし、
後追いの帝国主義国であった日本は、良くも悪くも、英仏のやり方を真似てたかと。
まあ、あの時代においては、「保護国≠植民地」ではなく、「保護国≒植民地」でしたから、
治安や特権の維持を考えると、警察や裁判所は押さえておくのが、一般的な気がしますね。
言い換えるなら、外交権や国防権は勿論の事、仮に内政権の多くを奪われていたとしても、
宗主国に併合されず、国家の体裁を整え、形式的にでも政府があるのであれば、
カッコ付きでも独立国として名義的に存在する以上、それは保護国と呼べると思うんです。
そして「保護国のまま」とは、「本国に併合しない」と同義の意味で用いています。

また歴史用語としても、日露戦争後から韓国併合までの大韓帝国の事を、
「保護国」と呼ぶのは、一般的な用法だと私は感じるのですが、
のたねこさん的には違和感があり、別の用語を用いたい所なのでしょうか?
「自治国」だと、既に国家に内包されている国家ですし、
「従属国」だと、封建的な上下関係のイメージがありますし、
「付庸国」だと、自治国と従属国の間にある曖昧な感じがするので、
そうなると、やはり保護国あたりが無難な表現かなと、個人的には思いますけど。

と言う事で、何も私が「保護国」という用語を用いたからと言って、
伊藤博文や統監府が、大韓帝国の内政権を侵していないとは、全く考えていませんし、
その前後で「韓国併合に反対の立場」や「併合の流れには逆らえない」と語っている以上、
そもそも論として、韓国側の主権尊重を念頭に置いた話の流れでは無いと思うんですよ。
実際の伊藤にしたって、あくまで日本側の都合で物事を考えており、
別に韓国側の都合などは、大して主眼を置いていなかったはずで、
要するに、日本の利益を最大化する為に、朝鮮人を懐柔する目的での文治主義ですね。
これは、現在の価値観から語る善悪の話ではなく、歴史や社会学としての話です。

あと、ついでに言うと、伊藤博文が暗殺されたのは1909年10月の事であり、
統監府司法庁の設置が同年11月、統監府への警察委託が1910年6月、韓国併合が同年10月ですから、
1907年の第3次協約により、日本の影響力が司法権や警察権にまで及んだのは確かですけど、
「剥奪」とまでの強い表現が適当となるのは、伊藤の死後なのでは無いでしょうか?
もちろん、そうした流れは伊藤の存命中から既に出来てましたし、
併合に反対という意見は、何も併合絶対阻止という対応と同義では無いので、
「伊藤が生きていれば韓国併合は無かった」とか、言っている訳ではありません。
と言いますか、独立抗争や同化の話題である以上、併合自体は大前提の話でしたからね。


・・・と、ここまでは主に保護国について語ってきましたけど、
確かに言われてみると、朝鮮における司法や警察の実態って、どんな感じだったんでしょ?
私自身、満洲や台湾に比べると、朝鮮統治の知識は正直不足してるんですよね。
という事で、簡単にですが、資料を調べてみました。

【朝鮮総督府の司法人員】
      判事           検事
 1910年  全254 朝71 (28%)   全 60 朝 6 (10%)
 1918年  全195 朝35 (18%)   全 69 朝10 (14%)
 1921年  全193 朝37 (19%)   全 76 朝10 (13%)
 1924年  全183 朝33 (18%)   全 75 朝 9 (12%)
 1927年  全186 朝31 (17%)   全 82 朝 9 (11%)
 1936年  全204 朝39 (19%)   全 93 朝 7 ( 8%)
 1937年  全224 朝45 (20%)   全107 朝11 (10%)

【朝鮮総督府の警察人員】
      全警官             警視      警部
 1930年  日10687 朝6976 (39%)   全62      全423
 1938年  日11737 朝8077 (40%)   日62 朝9   日388 朝89
 1943年  日14747 朝7968 (35%)   日77 朝8   日482 朝75

【朝鮮総督府の職員数】
      高等官           全職員
 1910年  全1100            全14529
 1915年  日 726 朝353 (33%)    日15145 朝10790 (42%)
 1920年  日 784 朝356 (31%)    日22293 朝14157 (39%)
 1925年  日 865 朝366 (30%)    日26687 朝14711 (36%)
 1930年  日1143 朝360 (24%)   日31761 朝17047 (35%)
 1935年  日1292 朝363 (22%)   日35642 朝20323 (36%)
 1940年  日1737 朝416 (19%)   日49907 朝36002 (42%)
 1942年  日2012 朝442 (18%)   日57302 朝45919 (44%)
※ 1937年の朝鮮移住者の41.4%が総督府官吏 ※

【朝鮮総督府 普通文官試験の合格者数】
 1919年  日59 朝 9 (13%)
 1925年  日21 朝 7 (25%)
 1930年  日27 朝17 (39%)
 1935年  日22 朝34 (61%)
 1939年  日41 朝95 (70%)

【朝鮮 京城帝国大学の学生数】
      学生数          法学部       医学部       理工学部
 1926年  全150 朝 47 (31%)   日 51  朝 33   日 52 朝 14
 1930年  全573 朝190 (33%)   日164 朝 90   日219 朝100
 1935年  全677 朝212 (31%)   日156 朝115   日309 朝 97
 1941年  全714 朝308 (43%)   日156 朝127   日227 朝165   日23 朝16

【台湾 台北帝国大学の学生数】
      学生数          文政学部    理農学部    医学部
 1928年  全 55  台 6 (11%)   全19 日16   全36 日33
 1930年  全180 台20 (11%)   全92 日80   全88 日80
 1936年  全 96  台25 (26%)   全53 日39   全43 日32   全40 日24
 1941年  全258 台63 (24%)   全71 日68   全99 日95   全88 日32

ついでに、満洲・建国大学1期生の民族比率を見てみると、
全141名中、日本70名・中国&満洲46名・朝鮮10名・台湾3名・蒙古7名・ロシア5名。
続いて、満州国の官僚(1935年)の民族比率を見てみると、
中央機関は全4939名中、日本&朝鮮2386名・中国&満洲2474名・蒙古41名・ロシア38名で、
地方機関は全7100名中、日本&朝鮮3249名・中国&満洲3517名・蒙古282名・ロシア52名。
1932年の建国当時は、中央における日系官吏の上限を2割としたものの、
わずか3年で、5割近くに達しています。

う〜ん、朝鮮統治は満洲統治のモデル・ケースとなった為、
イメージしていた数値と、そこまでの開きは無かったのですが、
合併後の総督府時代に比べると、合併前の統監府時代のデータは、
想定の範囲内ではあるものの、そう簡単には見つかりませんでしたね・・・・
のたねこさんは、統監府時代のデータとか、何か御存知でしょうか?
教えていただければ、幸いです。

第3次日韓協約の内容だけだと、組織のトップに日本人を据える程度ですが、
日本は第二次大戦中、軍事占領した欧米列強のアジア植民地に対して、
日本人顧問を派遣しての「内面指導」を行っていましたから、
それと似たような事は、恐らく併合前の朝鮮半島でも行っていたと思いますし、
一方で、やはり併合後と比べれば、そこまで あからさまでは無いと思うんですよね。

> この辺の認識がしっかりしないと近頃の韓国人との
> 話し合いはいつまでたっても認識が合わず決着が着きません。

いや〜、事実は1つであっても、視点が異なれば見え方も違うので、
基本的には何事も、立場が変われば、認識はズレるものだと思ってます(笑)。
そういう意味では、認識を合わすとか、決着が付くとかが、そもそも難しいと思いますよ。
出来る事と言えば、相手の立場にも立って考え、相手の認識を推し量るくらいでしょうか?
それが行えれば、双方の妥協点も見出し易くなりますからねえ。
逆に言うと、自分の立場でだけ語っていては、折り合いなど付かないですし、
一方が他方に擦り寄るだけでは、完全な解決には至らないはずです。

・・・と、抽象的な話はさておき、
「もしも大日本帝国が存続していたら、朝鮮半島はどうなったか?」
などという話題は、客観的な歴史事実を踏まえる必要がある為、
余程の相手でも無い限り、韓国人と冷静に思考実験するのは困難でしょうし、
朝鮮は植民地じゃなかったとか、日本統治は素晴らしかったなどと主張する日本人とも、
まともに話し合うのは無理な議題だろうとは思います。
やはり一般的には、日本人だ韓国人だという立場を離れて物事を考えにくいでしょうし、
どうしたって、感情面が複雑に絡んでしまう人が多いでしょうからね。
しかも近頃は、そうした乖離を各国政府が後押し、利用する状況にありますので・・・・

あと、念のために、ついでに言っておくと、
私は学生時代、第2外国語は中国語でしたし、趣味で韓国語も囓っていたので、
こんな話題をしてますけど、別に嫌韓とか 反中とか 右翼とかではありませんよ(笑)。
恐らく根幹にあるのは、「多民族国家としての日本」というテーマと、
「民族認識と帰属意識」というテーマに関する興味だろうと思います、個人的には。
そういう意味では、台湾における本省人と外省人であったり、
ドイツ人とオーストリア人や、ロシア人とウクライナ人の関係なども興味の対象ですし、
日韓間で言うと、未だ日本や韓国などの国は無く、対馬海峡上に国境線など無かった古代、
人々はどのように交流し、そして時の流れと共にどう線引きされるに至るのかも、
興味の対象ではあります(当時の古墳や遺跡とか、共同で世界遺産を目指して貰いたい所)。


[23564] Re:帝国主義時代の保護国と朝鮮統治に関して返信 削除
2021/4/29 (木) 01:40:29 のたねこ

▼ 徳翁導誉さん
保護国と植民地的な保護領が
ごちゃごちゃになっている気がしますが、
保護国=植民地という事を表現したかったという事で
受け取ります。

長文のレスありがとうございました。

「多民族国家としての日本」というテーマですと、
日本人は創始改名を行い、
現地の人を二等市民扱いしてしまったわけで、
当時これでどうやって多民族国家を築けるのかという…。

最近は「多民族国家としての中国」というテーマの方が
現実味を増してきてるような気がするのだが…。
アルジェリアの山間部に高速道路を中国人が建設した
というニュースを見てさすがにこれはクレイジーだなと…。
http://japanese.china.org.cn/business/txt/2017-04/26/content_40698496_4.htm
どうしてこういう事をするんでしょうね…。


[23568] では、のたねこさんの「保護国」の定義とは?返信 削除
2021/5/4 (火) 21:03:11 徳翁導誉

> 保護国と植民地的な保護領が
> ごちゃごちゃになっている気がしますが、

いやいや、ゴッチャにしているつもりは、まるで無いですよ。
それに、単なる意見の相違とかでしたら、私も別に気にならないのですが、
言葉の定義に関して「違う」と言われると、私の性格的に非常に気になります(笑)。

では、のたねこさんのおっしゃられる「保護国」とは、
一体どのような定義で、この用語を用いられているのでしょうか?

また、日韓併合前の統監府時代が「保護国では無い」と言う事であれば、
あの当時の「大韓帝国」に対して、一体どのような用語が適当だと思われるのでしょうか?

> 保護国=植民地という事を表現したかったという事で
> 受け取ります。

う〜ん、どのように受け取られるかは、個々人の自由ですけども、
少なくとも私自身は「保護国=植民地」とは思っていませんし、そう書いてもいません。
そもそも保護国と植民地は異なる概念の言葉なので、イコールで結ばれるモノでは無いかと?
もちろん、植民地の一形態として、保護国という形もありますが、
保護国が必ずしも、植民地な訳では無いですし、
植民地が必ずしも、保護国な訳では無いですからね。

でもまあ、そういう細かい言葉の定義は別として、
少なくとも、今回の朝鮮半島についての話題に関しては、
併合前の統監府時代であれ、併合後の総督府時代であれ、統治方法に違いはあれど、
両時期とも「朝鮮半島が日本の植民地であった」という認識を、私自身は持っているので、
日本の保護国であった統監府時代も、植民地であったと見なしているのは確かですね。


> 「多民族国家としての日本」というテーマですと、
> 日本人は創始改名を行い、
> 現地の人を二等市民扱いしてしまったわけで、
> 当時これでどうやって多民族国家を築けるのかという…。

そもそも多民族国家とは、「多くの民族により構成される国家」の事を意味する為、
どの民族が、どのような扱いを受けているかとは、全く別次元の話ですよ。

また、そもそも完全な単一民族国家など存在しないのは事実として、
どこからを多民族国家と呼ぶかの基準も、特に無いかとは思いますが、
とりあえず、この前の「大日本帝国の人口データ」を見てもらうと、
当時、1億人強いた大日本帝国の人口のうち、
日本系が7割、朝鮮系が2割、台湾系を含む その他が1割ですから、
少なくとも現状に比べれば、充分に多民族国家と呼べたかと?
あのまま帝国が存続していれば、民族的にも居住地的にも更に混ざったでしょうしね。

ちなみに、以前より掲示板で語っている
「多民族国家としての日本」というテーマについて言うと、
第1に、現在よりも多民族であった、戦前の日本社会に関する考察。
第2に、もしも帝国が崩壊せず、多民族社会が更に深化したであろうif展開の考察。
第3に、それら程では無いにせよ、日本在住の外国人が増え続けている現実社会の考察。
これら3つを含めて、「多民族国家としての日本」という1つのテーマにしています。

あと、そもそも論で言ってしまうと、
皇民化政策は実質、大東亜戦争(日中&太平洋戦争)が起きた事で進められた反面、
「大日本帝国の存続」という条件設定を考えると、戦争回避は重要なポイントですから、
そちらのif展開を選んだ場合には、史実である皇民化政策の方も変わってくるでしょうね。
日本の戸籍制度や夫婦同姓制度が、徴兵制にリンクして明治期に作られたように、
朝鮮の創氏改名や、台湾の改姓名も、将来的な徴兵制導入を見越してのモノだったはずで、
あのような苦しい戦局を経なければ、もっと異なる展開になっていた可能性は充分にあります。

また一方で、史実だと、そうした苦しい戦局にあったからこそ、
終戦の直前に選挙法が改正され、外地にも衆議院の選挙区が作るれまでになると。
(ちなみに内訳は、内地466議席・朝鮮23議席・台湾5議席・樺太3議席)
まあ結局は、実際に衆院選が行われる前に、日本は敗れて選挙は行われないのですが、
もしも戦争が無ければ、外地での選挙区設置は、史実以上に遅れてたでしょうね。
とは言え、大正デモクラシーが長続きするようなif展開であれば、
樺太にも内地と同じ法律を適用したり、民族に関わらず男子に選挙権を与えた時代なので、
外地で議席数を稼げそうな政党が政権を握れば、想像する以上に早く実現した可能性も?
ただ、大正デモクラシーの衰退は、世界大恐慌の影響も大きかった為、
この世界的な出来事を回避するのは、戦争回避のシナリオよりも実現が厳しいかな・・・・

それと、朝鮮人や台湾人が「二等市民」として扱われたのは、間違いとは言えないものの、
より厳密に言えば、差別されたのは民族自体よりも「外地在住者」でした。
簡単に言うと、主に徴兵制以外は、朝鮮人でも内地に住んでいれば日本人扱いであり、
日本人でも外地に住んでいれば、基本的に現地人扱いでしたので、
それこそ選挙権で言うと、外地には終戦直前まで選挙区が設置されていなかった為、
選挙権はあっても、投票が出来ないなんて仕組みになっていた訳です。
逆に言えば、朝鮮人や台湾人であっても、内地在住であれば投票が行えましたし、
中には、東京3区から出馬して当選した「朴春琴」のような人物も居ました。

って、だからと言って、民族差別は無かったなどと言うつもりは、毛頭ありませんよ!!
大部分の日本人は日本本土に住んでおり、大部分の朝鮮人は朝鮮半島に住んでいたのですから、
外地差別というのは、民族差別と、ほぼ同義であったと見て当然かと思われます。
しかも、日本人以外が内地に移住するには、あれこれと条件が課せられてましたし、
制度的な差別以上に、経済的・教育的・感情的な差別がありましたからね。
そして、そのような外地差別があった事こそ、朝鮮や台湾が植民地であった証と考えています。
本国と同等の権利を有するか、それ相応の自主権を有するか、
そのどちらかを満たさない限りは、どう言い繕っても、それは植民地だと私は思うので。


> 最近は「多民族国家としての中国」というテーマの方が
> 現実味を増してきてるような気がするのだが…。

現実味も何も、中国は今も昔も、ずっと多民族国家だと思いますけど、
のたねこさん的には、一体どのような意味合いで
「多民族国家」という単語を用いているのでしょうか?
また現在、中国共産党は、漢族と その他55の民族を全て一纏めにして、
新たに「中華民族」という概念を作ろうとしていますので、
現在進行形の話としては、「単一民族化させようとする中国」の方が適当かと。

・・・って、ひょっとしたら、これって逆説的な意味で、
同化政策が進み、「多民族」では無くなりつつあるという問題提起なのでしょうか?
だとすれば、帝国期の日本に関する話も、筋が通るような気はします。
皇民化政策により、大和系も、朝鮮系も、台湾系も、その他の民族が全て、
「日本民族」として同化してしまえば、確かに「多民族」では無くなりますよね。
それこそ昔の琉球民族も、今では単に沖縄県民となってますから(特に若い世代は)。

でもまあ、例えばアメリカのような移民国家だと、民族的な集団社会では無い為、
多人種・多文化な国家ではあっても、多民族な国家とまでは言い辛いですし、
ソ連だって崩壊するまでは、民族意識の上に、ソ連人としての国民意識がありましたからねえ。
なので大日本帝国も、あのまま存続し、仮に同化政策が上手く進んでいたら、
「帝国臣民」や「日本人」という意識を持ちつつも、ルーツとしての民族性は持ち得たかも?
それこそ沖縄県民が、「日本人であり、ウチナーンチュ(沖縄人)である」と感じているみたいに。
(本来は、ウチナーンチュが本島人で、シマンチュが諸島人でしたが、現在では共に沖縄人の意味)

また、在日コリアンにしても、南北の代理戦争の場と化した実状を踏まえると、
現在の3世4世などは、かなり日本社会に同化していると言えますし、
これでもし、韓国も、北朝鮮も、朝鮮戦争も、敗戦も無ければ、
在日コリアンの日本人化は、現状以上に、もっと進んでいたはずです。

> アルジェリアの山間部に高速道路を中国人が建設した
> というニュースを見てさすがにこれはクレイジーだなと…。
> http://japanese.china.org.cn/business/txt/2017-04/26/content_40698496_4.htm
> どうしてこういう事をするんでしょうね…。

え〜と、これが多民族国家という話題と、どのように関連するかは不明ですが、
それは一旦置くとして、どこが疑問で、何をクレイジーと感じられたのでしょうか?

まず初めに、片側3車線というのは、高速道路の一般的な規格ですね。
高速道路というのは、都市と都市とを結ぶ大動脈なので、
その途中が僻地だからと言って、車線まで狭めては効果が減じてしまいます。
続いて、山間部に高速道路を建設するのは、地図とか見てもらうと解るのですが、
アルジェリアって地中海のすぐ傍までアトラス山脈が迫り出している為、
沿岸部から少しでも内陸部に道路を敷こうとすると、どうしても山越えになるんです。
また、アトラス山脈を越えると、広大なサハラ砂漠が広がっているのですが、
ここはイブン=バットゥータやカンカン=ムーサ王の時代から、
ニジェール川流域の内陸都市と、地中海とを結ぶ、古くからの交易ルートであり、
行商人がラクダで運んだ道が、高速道路として生まれ変われば、有益性はあろうかと?

それに、こうしたインフラ建設というのは、何も中国が勝手に行っている訳ではなく、
アルジェリア政府が公共工事と依頼しているから、中国企業も作る訳です。
そして、そういう仕事をしているのは、別に中国だけに限らず、日本企業もそうです。
と言いますか、ここ10年余りで逆転されただけで、
それまではずっと、こうした事業を最も積極的に行ってきたのが日本でしたし、
(アフリカ各国の首脳を東京に呼ぶ「アフリカ開発会議」は、朝貢外交な雰囲気も・笑)
以前に比べれば存在感は薄くなりましたが、今でも日本だって行っていますよ。
それこそ、アルジェリア北岸を横断する「東西高速道路」の方に関しては、
西側が中国企業の担当で、東側が日本企業の担当でしたので(笑)。
ただ、日本企業は工事費未払いで途中撤退し、中国企業が全線開通させましたがね。

では、何故「こういう事をする」のかと問われれば、普通に「ビジネスだから」です。
もう少し解りやすく説明すると、国内でインフラ整備の需要が少なくなると、
会社を維持する為には、海外でのインフラ事業を受注する必要が出てきます。
この時、自国政府が途上国を支援する際に、条件として自国企業に受注させれば、
支援金は結局自国へ戻ってくる上に、途上国への貸し付けであれば そちらも後で戻ります。
簡単に言ってしまえば、国内で行っていた公共工事を、海外に舞台を移すだけの話です。
まあ途上国の側も、インフラが整うならWin-Winの関係ではありますし、
インフラが整えば、今度は工場の進出であったり、市場の新規開拓が出来る上、
その国の上層部とコネが築ければ、いろいろ互いに美味しい思いが出来ると(笑)。

ですが中国の場合、日本と違って、相手国が貸付金が返せなかった場合、
借金の棒引きとかはせず、港湾とか鉱山とか差し押さえちゃんですよね・・・・
また、現場の建設労働者も、現地の人間を使わず、中国本国から連れてきたりするので、
単にインフラが整うだけで、相手国の地元経済は別に潤わないと。
まあ、こうすれば、支援金のリターン率が高いのは事実なのですが、
現地民の感情は、あまり買えませんよね。
とは言え中国企業も、好印象よりも安さで商売しているので、大して痛手はありません。
そういう意味では、日本の支援は善意的・・・と言いますか、
中国よりも先進国である為、そうやらないと商売に為り難い事情とかがあったりします。


[23572] Re:では、のたねこさんの「保護国」の定義とは?返信 削除
2021/5/7 (金) 21:26:33 のたねこ

▼ 徳翁導誉さん
保護国≒植民地と書いてあったので、
おおよそ等しいとこちらは受け取りましたが、
そうではなかったのでしょうか…。

内容の受け取り違いが続いてはいけないので、
今回はここで書くのを止めにします。

ありがとうございました。

別の話題が上がった時、
機会があればまたその時よろしくお願いします。


[23575] Re2:では、のたねこさんの「保護国」の定義とは?返信 削除
2021/5/11 (火) 21:34:18 徳翁導誉

> > > > > > と、そんな昭和話はさておき、伊藤が延命した世界線を考えた場合、
> > > > > > そもそも伊藤は韓国併合に反対の立場であり、保護国のままで充分と考えてましたし、
> > > > > > 併合の流れには逆らえなかったとしても、史実よりも文治的に治めた可能性はありますよね。

> > > > > 保護国のままで充分についてですが、
> > > > > 日韓協約について少し条文の事実確認が必要ではないでしょうか。
> > > > > 保護国のままで充分という事でしたら、
> > > > > 司法権と警察権の剥奪は絶対に行われなかった事だと思います。
> > > > > これは伊藤博文が統監で行ったことです。
> > > > > この辺の認識がしっかりしないと近頃の韓国人との
> > > > > 話し合いはいつまでたっても認識が合わず決着が着きません。

> > > > う〜ん、これは「保護国」という単語に対する捉え方の違いなんじゃないですかねえ?
> > > > 保護国というのは、「外交権や国防権が制限される国」を意味しますが、
> > > > しかし、だからと言って「それ以外の主権が保証されている」とは限りません。
> > > > 確かに現代であれば、バチカンやアンドラに、オセアニアで自由連合を結ぶ国々など、
> > > > 内政権を保証されるのが常ですけど、100年前の世界だと、決してそうではありませんでした。
> > > > 逆に尋ねますと、当時の欧米列強の保護国は、どれほど内政権を持ち得ていたのでしょう?
> > > > まあ、あの時代においては、「保護国≠植民地」ではなく、「保護国≒植民地」でしたから、
> > > > 治安や特権の維持を考えると、警察や裁判所は押さえておくのが、一般的な気がしますね。
> > > > また歴史用語としても、日露戦争後から韓国併合までの大韓帝国の事を、
> > > > 「保護国」と呼ぶのは、一般的な用法だと私は感じるのですが、
> > > > のたねこさん的には違和感があり、別の用語を用いたい所なのでしょうか?

> > > 保護国と植民地的な保護領が
> > > ごちゃごちゃになっている気がしますが、
> > > 保護国=植民地という事を表現したかったという事で
> > > 受け取ります。

> > いやいや、ゴッチャにしているつもりは、まるで無いですよ。
> > では、のたねこさんのおっしゃられる「保護国」とは、
> > 一体どのような定義で、この用語を用いられているのでしょうか?
> > また、日韓併合前の統監府時代が「保護国では無い」と言う事であれば、
> > あの当時の「大韓帝国」に対して、一体どのような用語が適当だと思われるのでしょうか?

> 保護国≒植民地と書いてあったので、
> おおよそ等しいとこちらは受け取りましたが、
> そうではなかったのでしょうか…。

こと、大韓帝国の件に関してであれば、
そう受け取ってもらって構いませんよ。

> 内容の受け取り違いが続いてはいけないので、
> 今回はここで書くのを止めにします。

「保護国であれば、司法権と警察権の剥奪は絶対に行われない」とか、
「保護国と植民地的な保護領が ごちゃごちゃになっている」という話の内容が、
私には未だに理解できてなかった為、
「では、のたねこさんの「保護国」の定義とは?」という問いに関しては、
のたねこさん自身の認識を、キチンと伺いたい所ではありましたけどね。

「認識がしっかりしないと、話し合いはいつまでたっても決着が着かない」と、
最初の最初に、のたねこさん自身がおっしゃってましたし、
「内容の受け取り違いが続いてはいけない」との理由で止められてしまっては、
それこそ、相互理解が出来ない状態を固定化してしまう気がしますので。

> ありがとうございました。
> 別の話題が上がった時、
> 機会があればまたその時よろしくお願いします。

はい、ではまた機会がありましたら。

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