| Bernsteinさん、あじゅさん、各国の有利度についてどうもです。とても参考になります。
各国について、対外的な関係から更に詳細に私見を述べてみます。
(◎相性抜群、○相性良好、△普通、×宿敵)
・日本(難易度:易)
対米国(△)・・・日本からみて米国は太平洋を隔てた隣国だが、いかんせん東京からワシントンへの道のりは遠い。
米国と対決するなら、欧州国家の支援が必要となってくるであろう。逆に、日本と米国が組んで日本はアジアへ、
米国は欧州へ目を向ける戦略も十分ありうる。
対中国(×)・・・日本にとって中国は有無をいわさず滅ぼすべき相手。中国を滅べば自国を脅かす勢力はアメリカ1国に
なるし、そもそも中国が生き残った状態では日本の進出先は非常に限られてくる。
対ソ連(○)・・・序盤は対中国で組むべき相手。しかし、中国滅亡後は日本の進出先は自然とソ連になってくるであろう。
逆に、ソ連からは日本を狙いにくいので、ソ連に対しては日本は優位だといえる。
対英国(◎)・・・日本にとって英国は対米、対中を考えても是非とも組みたい相手。日英同盟はゲーム序盤から
終盤近くまで有効に機能するであろう。
対仏国(○)・・・英国ほどではないが、組んでいて損はない国。しかし、対米、対中を考えると
イギリスほどは利害が一致しないであろう。
対独国(○)・・・ヨーロッパ諸国は、基本的には序盤〜中盤と仲良くやっていくべきであろう。
特にドイツは中盤以降の対ソで利害が一致するであろう。
対伊国(△)・・・日本にとってイタリアは最も縁が遠い国であろう。終盤にイタリアが欧州で生き残れば、
そのときにようやく接点が出てくるくらいか。
・米国(難易度:易)
対日本(△)・・・米国にとっては日本は西の目障りな国。ただし、日本との友好という選択肢もありえる。
日本と棲み分けは可能だが、早期に日本を潰しておくと後々楽かも。
対中国(○)・・・中国にとって米国は必須の友好国だが、米国にとっては中国はそれほど比重は大きくない。
しかし、中国が滅ぶと日本に重石をつける国がなくなるので、中国が滅びないような戦略は必要だろう。
対ソ連(◎)・・・地政学的に、ソ連は米国にとって最も相性がいい国。ソ連とは、アジア地方では日中同時攻撃、
ヨーロッパ地方では欧州諸国への共同作戦と、米ソが組めば幅広い戦略が可能だろう。
対英国(×)・・・英国は米国にとって最初から最後まで敵として立ちはだかるであろう。
米国にとって自国を脅かす国はどこまでも英国である可能性が高い。
英国包囲網が、南米攻略後の米国の最初の目的となるであろう。
対仏国(△)・・・英国がいるうちは仏国は味方だが、英国滅亡後は仏国は米国にとってヨーロッパで
最初に攻略すべき相手になるであろう。
対独国(○)・・・序盤〜中盤にかけては、米独は強力な同盟を結ぶことができるであろう。
しかし、終盤においてヨーロッパをドイツが制覇したときは、米国にとって最強の敵となるはずだ。
対伊国(○)・・・こちらも序盤〜中盤にかけては、フランスを牽制すべくイタリアは米国にとって友好国になりうる。
しかも、アフリカに展開するイタリアは、基本的には米国と利害がそう錯綜することはなかろう。
・中国(難易度:難)
対日本(×)・・・奇襲を含めて、日本は常に中国を狙ってくると考えていいであろう。
中国にとって、日本をいかに排除するか、それが中国の命運を握っている。
対米国(◎)・・・日本、イギリスへの牽制を考えると、米国との同盟は中国にとって生命線となるであろう。
米国が早期滅亡したときには、中国は非常に苦しい立場に追い込まれる。
対ソ連(△)・・・ソ連にとっても中国は目障りな国。ソ日が組んで中国に攻め込むことを常に頭の片隅に
おいておく必要があろう。逆に、欧州諸国と組んでのソ連包囲網を先に仕掛けるのも十分有効だ。
対英国(×)・・・インドの利権を考えると、イギリスにとって中国は目障りな国。
逆に、英国包囲網で最も大きな利益を受けるのは中国だ。その意味でも、英国包囲網は米中の悲願だ。
対仏国(△)・・・ベトナムの扱いが難しいが、基本的に仏国は中国にとって数少ない味方になってくれる
可能性が高いであろう。
対独国(○)・・・ソ連包囲網を考えると、中独は組むのに相性がいい国だ。
ドイツもソ連と相性が悪いので、ソ連包囲網にドイツも食指を動かすはず。
対伊国(△)・・・イタリアとはそう利害がからむことはないが、組んでいてそう損はないであろう。
しかし、序盤の日英ソに包囲された状態で、イタリアと組むのはあまりに力不足だ。
・ソ連(難易度:普通)
対日本(△)・・・ソ連のアジア政策は難しい。日中どちらかの国が生き残れば、その生き残った強大な国は
ソ連の東方を脅かすであろう。ソ連にとって、日中共存→日中同時滅亡という戦略が最も効果的だ。
そのためには、アメリカの協力は欠かせない。
対米国(◎)・・・ソ連にとっても米国は最も組むのに利害が一致する国だ。ソ米が連携を密にすれば、
そうそう窮地に陥るものではない。しかし、第1回優勝者大会のように、ソ米vs他の国という体制に
ならないような注意も必要だ。
対中国(△)・・・中国はソ連にとって当面の東の脅威。しかし、中国を滅ぼしても日本が東の脅威に
置き換わるだけなので、中国がいなくなれば何とかなるというわけではない。
対英国(△)・・・ヨーロッパ戦線では組んで損はない相手。しかし、英国包囲網もソ連にとって
それなりの利益がある。臨機応変の対応が必要だ。
対仏国(○)・・・ヨーロッパ諸国の中で最も組みたい相手。ソ仏同盟により、対独、対伊で盤面を
優位に進めることができるであろう。ディプロでもWW2onlineでも、ソ仏は相性がいい。
対独国(×)・・・ソ連にとっては西の脅威。ドイツがヨーロッパで勢力を伸ばすのはソ連にとって
悪夢に過ぎない。フランスやイギリスと組んで早期に滅ぼすべし。
対伊国(△)・・・ヨーロッパ諸国の中では組んでもいいし早期に滅ぼしてもいいし、
ソ連にとってイタリアの重要性はそう大きくないであろう。
残りの国についてはまた今度ということで・・・。
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