| ▼ 物秦さん
> > それはある程度、西洋でも同じなのでは?
> > スペインやフランスなど、国家の枠組みが守られ続けてきた欧州に比べると、
> > 中国の方が却って、戦争の勝敗結果が存続に占める割合も大きいような・・・・
> > ローマ教皇を動かして、政治的に決着させるなんて事も無いですし。
> > まあ、だからこそ、欧州のように分裂せず、
> > 中国は1つであったんじゃないですかねえ?
> 欧州の基本情勢が中国の春秋時代で止まってると思われます。
> 覇者はでるけど統一者(欧州皇帝)はでない・・・
> 全盛のローマ帝国のゲルマニア攻略やナポレオン1世ロシア遠征が大成功していれば話は別だったのでしょうが・・・
今更ですが石原莞爾も戦争に関しては西洋のほうが発達したと考えています。
それにかんして、石原莞爾は物秦さんの指摘した点が原因だと本に書いています。
簡単に説明すると、東洋は中国が強大であり、北方民族に征服されたりもしたが、北方民族は中国の文化を尊重した。
民族意識も大きくはなかったし、土地も広大であったため、戦争の深刻さを緩和した。
しかし西洋は狭い土地に多数の強大な民族が存在したうえ、民族間の対立もあった。
そのため、戦争が発達したと。
つまり、西洋では同レベルの国家が狭い土地を巡り、
戦争を繰り返す状況が続いたため、発達した。
東洋では基本的に中国が強く、民族意識も低く、土地が広大であったため戦争の必要が薄れ、
あまり戦争は発達しなかった。
というのが、石原莞爾の意見です。 |
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