▽ 2009/1/31 (土) 21:39:05 ▽ ミクシャ |
| ▼ 徳翁導誉さん
> 黒田としては、本当に全く藤田の事を知らなかったのかも知れません。
なるほど、そうですか。ありあとうございます。
> > ちょっと古臭いのかもしれませんねえ。
> そうした下地があってからこそ、藤田のような考えを持つ人間も生み出せる訳で、
> 一概に、批判のみに終始する事も出来ないんですよねえ、実際問題。
教える立場からすると、評価が終わっていて安定していますしね。批判とは私は言いませんが、
彼らに否定的評価を下すことは、鹿鳴館世代から学んだ芸術家にとって、自己を確立する
親離れのようなものかもしれません。例えそれが今日の私たちから見て五十歩百歩だとしても、
近代文明を日本人の血肉とした原動力であると思います。
世相でも文明開化の波の後には復古主義が昂揚しましたからね。
> > 大戦時は民衆の方から、親独志向や反西洋的機運が盛り上がっていたみたいですからね。
> > 「敵性語」排斥や外人に石を投げつける、といったことは自発的に生まれた現象だそうで。
> ぶっちゃけ、日本を開戦へと導いたのは、
> 陸軍でも、海軍でも、政府でも、国民でも、マスコミでもなく、日本全体の「空気」ですからねえ。
言わんとされることは感覚的に理解できますが、理論としてはちょっと分からないんですよね。
「空気」についてはっきりと明示した理論が無いので、例えばそれを「日本人的気質」とか「国民性」と
形容しても、それがどのように生まれて、どのような影響を及ぼしているのか、関わってきたのか。
それについては興味があるところです。戦争への主要因は「空気」ではありますけど
学問的にはそれで説明はまだできていないんですよねえ。
> 1年ほど前に「KY」なんて言葉が流行りましたが、
> 結局それって、良くも悪くも、日本人の国民性が全く変わってないって事ですし、
> 最近の脊髄反射的な在日叩きや国籍法改正反対の動きなどを見てますと、
うーん、過激な主張のみが聞こえてきているのかもしれないですけどね。40年以上前の学生運動の
時代で見れば、マルクス主義に近い先生の中で煽っているような人も居ましたが、大人たちは
概して冷淡だったのですし。現在はインターネットを通じて社会の深くまで、広くまで考えを
伝えられるようになったことは確かですが、パソコンは若年層を中心に使われていることを考えると、
全体的にはまだまだだと思います。こうした風潮が20年や30年続いてくれば本当に危ないですが、
現若年層の次の世代からカウンターとして左傾化世代が生まれることは十分に有り得ます。
> また日本人は、倉場富三郎の悲劇みたいな事を平気で繰り返しそうな気がして・・・・
それはあるかもしれないですね。先の話で言いますと、韓国の教育界は現代の日本にとっても
他人事とは思えなくなっています。草の根で広がる修正された歴史教育だったり、
全教組では韓国の現状を米日に従属した独裁だったとして否定的に評価しながら、北朝鮮を
自主的として高く持ち上げるなど、少し前は考えられない事態になっていましたからね。
未来の日本が90年代の韓国のように迷走するということも起こるかもしれません。
> 陸軍がその運動に乗っかった事で、大きな動きとなったんでしょうね。
> まあ海軍の方は、外国語が出来ないと話になりませんし、
陸軍が進めたんですか。海事は今でも英語は必須ですからね。
> 戦場に散ったプロ野球選手たちのFlashも、作ってみたい題材の1つではあります。
それは見てみたいですね。オリンピック選手も南京戦やフィリピン、硫黄島などで
倒れているので、本当に根こそぎ動員だったんですよね。
それでも44年までプロ野球は続けられていたらしいですから、驚きです。
> > > 1本目は、中国近代モノを作ってみたいが大変なので、そのお茶濁しにw
> > > http://www.geocities.jp/flash_okiba4/flash/a_team.html
> > 2ちゃんの第一回全板人気トーナメント時に作られた、世界史板応援FLASHを
> > 思い出しました。それに習ったものでしょうか?
> http://www2.veldia.net/~jyo_ho/1/sw/sovi.swf
ああ、これですね。最後の「世界史板に一票を!」というフレーズが
印象に残っていたものですから。応援FLASHを兼ねて作ったものと記憶していました。
> > 最後が張之洞でしたが、袁世凱を期待してました・・・。
> もしも袁世凱を入れるなら、孫文とかと一緒に「中華民国Aチーム」になるでしょうね(笑)。
こんなのがありましたので、もう作れないですねw
http://jp.youtube.com/watch?v=01AaRNrerD4&translated=1
昔からだと思いますが、FLASH作品も世界史のMAD系はどんどん作られますけど、
管理人様やRグループさんが作るような世界史フラッシュはなかなか見かけないですねえ。
> 誰か適材は居ますでしょうか?
陳独秀ぐらいしか思いつかないですねえ。1880年前後に生まれた人物となりますと・・・
陳も43年に死んでいるので、人民共和国は見ていないのですけどね。マイナーな将軍なら
進士から人民共和国まで生き残り続けた人はいるのですが、メジャーでの知名度を
考えますと・・・。やっぱり張作霖・学良親子とかで作らないと、人民共和国までは
収められませんね。
> いっその事、「大東亜会議」に参加した7名のFlashを、
> 作っても、面白いかも知れないんですけどね。
そうですね。東條は作るのが大変だと思いますが。
ここで参加した指導者の多くが終戦直後に処罰されていますから、
内容の傾向が似通ってしまうのが少し心配です。
> ひょっとしたら、この本↓を書いた人が、そのサイトの作者だったのかも?(笑)
> http://www.amazon.co.jp/dp/4309902855
買っても家に置いておける気はしませんねw
どうもです。
> YouTubeで、世界に向けて発信するのであれば、
> 「アジアの植民地化と独立」とか、面白いかなあ?とは考えてます。
> 取り敢えず現在は、「月を目指した熱き冷戦」を英訳中。
> って、私は英語が本当にからっきしダメなんですけどね(笑)。
> もしも純粋に「日本史」として行くなら、
> 「戦国時代」や「幕末維新」を、通史的に描いた方が良いかと考えています。
アジアの植民地化と独立ですか。日本だと歴史観の左右合戦が始まってしまいますが、
外国人に紹介するならアリですね。ヨーロッパの方には、アフリカの方が知名度が高いので良い機会です。
戦国時代については、英語版のWikipediaを見たときにイメージとして某光栄の○○無双の
グラフィックをそのまま使っていたのには打ちのめされました。徳川家康は江戸300年の開祖ですから
東洋史をかじったことがあれば知っているでしょうね。(Civシリーズでは日本文明の指導者ですしw)
幕末は近代化・西洋化を成し遂げた日本の原点ですので重要だと思いますが、如何せんヤヤコシイ。
佐幕・倒幕・公武合体から志士も雄藩も公家もホント目まぐるしいですね。外人が東洋史を勉強すると
中国の易姓革命はすんなり理解できても日本史になると止まってしまうとは聞きますし。
> 逆に、日本人へ向けてという事ですと、
> 「台湾の百年史」をやってみたいという考えはありますね。
台湾なら良い材料になりそうですね。どのように料理されるか楽しみです。
> 日本人として、「太平洋戦争」のみに焦点を当てるとなると、
> 私には、「空気」によって開戦まで流されていく部分しか、描けないと思います。
ナポレオンさんの「春よ、来い」のように切り取ってみるのも無理でしょうかね。
あるいはアメリカから見た太平洋戦争とか。視点の問題では無いのかも知れませんが・・・。
残り香を嗅いだ、というのは聞かされて育ってきたということでしょうか。
私の祖父も終戦直後、短い間でしたが大陸に抑留されていたそうです。今はすっかり体験談も
NHKや被害にあった場所(沖縄、広島など)と博物館などでしか聞こえなくなりましたからね。
ラテン系の国だと暗い歴史も「あんなこともあったけど今は今。」という感じでかなり割り切っているようです。
日本人が殊更意識しすぎるのか、あるいはそれほど大戦の実情が悲惨で甚大なものだったのか。
大正時代といえば、都市化が進んで明るいイメージがありますね。学校が全国にどしどし作られた時期なので。
> う〜ん、あんな素朴には出来ないかも?(笑)
> 直接的な表現をしなくても、どうも私の作るモノには、
> 感傷的な要素や説教臭さが混じっちゃいますし・・・・
テキサス親父は日本語の通称で、「propaganda buster」が向こうでの通し名でしたね。
世界中の人を相手にすると、それぐらいで良いと思いますよ。すんなり受け入れてくれる
人の方が多いような気がします。日本だと議論になると、簡素さとかを重視して
回りくどい言い方や、説教臭いことを敬遠しがちですが、外国だとまた違うと思いますし。 |
|
|