【ゲーム】 信長の野望 天翔記
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徳翁導誉
【採点:
80点
】
2007/9/22(土) 13:23
10作を越える信長の野望シリーズに於いて、
最も評価が高い作品が、この第6作目の「天翔記」です。
前作の覇王伝での失敗を活かし、
城や武将数は更に増やしながらも、
1回の戦争で、最大9つの城を落とせるように改良し、
ゲームのプレイで重要な「テンポ」がかなり改善されました。
また、コンピューター大名の勢力拡大の速度も早く、
城が増えた事で拠点の概念も生まれ、
信長シリーズの中でも、戦略性が特に高かった事が、
「歴代最高作」という高評価に繋がったのだと思います。
戦略性が高まる事で、ゲームと言う根本自体が面白くなりますからねえ。
ただし、歴史ゲームというのは、
「歴史」と「ゲーム」が程良く合わさって「歴史ゲーム」です。
そう言った意味では、戦略性が高まった事でゲーム性は高まりましたが、
一方で、武将は駒として、城は点として扱われるようになり、
歴史というもう1つの要素は、弱まったように感じた為、
個人的には、シリーズ中で最高の評価とは行かず、
武将風雲録に次ぐ、2番目の評価となりました。
それに、「戦略性」のある戦国ゲームと言う事では、
同時期に発売されていた「天下統一」シリーズに敵いませんでしたからねえ。
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