【マンガ】 ストッパー毒島

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徳翁導誉 【採点:80点
2007/9/22(土) 14:31
パ・リーグを舞台に、160km/h左腕が抑えで活躍するストーリー。
ただし「活躍」と言っても、主人公が2軍に落とされたりなど、
実際のプロ野球をかなりリアルに描写しており、
あちこちに散りばめられている小ネタもまた、
プロ野球好き、特にパ・リーグ好きにはたまらない出来となっています。
作者の野球に対する愛情を感じられるマンガですね。

当然、魔球なんてモノは出てきません。
主人公が投げる決め球も、独自のチェンジアップです。
そしてその独自のチェンジアップまでもリアルである点は、
松坂などの投手が、実際に試してみた事実からも言えると思います。

また、中盤から終盤への展開は、
おそらく88年の近鉄を下敷きにしており、
あの時の熱狂を覚えている野球ファンからすれば、
その点でも、燃えられるがモノあります。
それと個人的に、私が近鉄ファンだったと言う点も、
この作品を面白いと感じる一因かと思います。

野球、しかもパ・リーグで、
魔球なども一切出てこないマンガと言うことで、
野球に興味がない人には、あまり面白くない作品かも知れません。
しかし野球が好きな人であれば、きっと楽しめるマンガだと思います。
パ・リーグのファンには、特にお薦めの一品です。


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