【アニメ】 人造昆虫カブトボーグ V×V

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(可もなく不可もなくで50点 最高傑作のみ100点)
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シャイン 【採点:35点
2009/10/20(火) 11:58
展開が不条理だったり、ヒロインを使い捨てたり、玩具という位置づけを無視した設定など、突っ込みどころ満載なアニメです。

徳翁導誉 【採点:75点
2011/1/29(土) 19:58
「ボォォォグ・バトゥゥ〜! それは、熱きボーグ・バトラーたちの戦い!!
 ボォォォグ・バトゥゥ〜! それは、人生の縮図!! 男のロマンである!!」

リュウセイ、カツジ、ケン、マンソン。
いつもの4人が繰り広げる、熱血のホビー・アニメ。

・・・って、販売促進目的の、普通のホビー・アニメじゃ全然無いですけどね(笑)。
そもそもアニメが作られる頃には、販促対象のオモチャ自体の生産が終了しており、
それを良い事に、制作者(構成が銀魂と同じ大和屋暁)が好き勝手やり過ぎて、
テレビ東京から地上波での放送を断られ、BSに飛ばされたと噂の伝説的な作品!!
そんな作品の為、CSのアニメ専門チャンネルで放送された際には、
年末特番で「ワンランク上の大人が選ぶカブトボーグ・ベストテン」があったり、
ホビー・アニメなのに「このアニメは子供向けではない」と紹介される始末・・・・

まあ、OPもEDも、思いっ切りカタカナ英語な発音の主題歌だったり、
第1話から最終回・・・と言うか、毎回が最終回の投げっ放しな演出だったり、
サウスパークのケニーが如く、主要キャラが普通に死んで、普通に生き返ったり、
ヒロインが毎回変わったり、謎の回想、謎の会話、謎の設定、謎のキャラ、
と言うか、そもそもカブトボーグのルール自体も全く説明の無いまま進むと言う、
もう完全に、「突っ込んだら負け」という滅茶苦茶なアニメです。

と、こう書くと、何だか本当に酷い作品に聞こえるかも知れませんが、
オトナのプロが真剣に悪ふざけをして作ってるだけあって、
滅茶苦茶な作品なのは確かなんですが、それと同時に完成度が物凄く高いんです!!
そう、これは実力ある制作者が作り上げた、計算された無茶苦茶さなんですよ。
でもなければ、ハッキリ言って、全52話という1年の長丁場は乗り越えられません。
しかも、さりげなく、作中で使われる楽曲のレベルもなかなか高いですし。
例えるなら、ピカソの絵みたいなモノでしょうか?(解らないとただの落書き・笑)
その辺が見えて来ると、この作品の途轍もない脚本の凄さが解って来るのですが、
当然ながら、皆が皆、と言うか大部分は、そんな見方をする訳ではありません。
作品の存在それ自体が、そもそも1つの壮大なネタとして仕上がっており、
そんな見方が出来るのは恐らく、一部の大人なアニメ・ファンだけなのに、
それをまさか、子供向けの販促アニメでやってしまうのですから、
繰り返しになっちゃいますけど、本当に無茶苦茶な作品なんですよね!!
まさに、「子供向けではない」「ワンランク上の大人」の為のアニメです。

ちなみに採点の方は、個人的には80点か85点を付けて良い出来だと思いますが、
販促アニメでこれをやり、笑いを取るというのは、ある意味で反則技ですし、
本来のターゲットである子供が見た場合、「???」となること受け合いなので、
それらの点で多少減点し、「75点」の評価をしたいと思います。
でもまあ、合うか合わないかは、やはり実際に見てもらうのが一番ですよね。
とは言え、全52話となると流石に長いですから、掻い摘んで見たい人用に、
前述の「ワンランク上の大人が選ぶカブトボーグ・ベストテン」の結果と、
ニコニコ動画で公式配信されているので、第1話を動画紹介所に貼っておきます。

1位 第1話 「親父越え!勇気のライジング・プロミネンス」
2位 第14話 「敗北そして崩壊・・・ロストワールド・エンドロール」
3位 第29話 「危険地帯!ダーク・バトル・ソルジャー」
4位 第39話 「墜落!?エアボーグ・ナイン・ナイン」
5位 第31話 「王様は絶対!スキャンダラス・マジェスティック・エゴイズム」
6位 第41話 「裏切りの序曲!ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー」
7位 第24話 「試練!ワンダー・ミラクル・ハート」
8位 第8話 「鎮魂歌!リビング・レジェンド・グッド・ナイト」
9位 第7話 「涙の素パスタ!オーバー・ザ・レインボー」
10位 第12話 「過ぎ去りし日!チャコール・グレイ・フォルクローレ」


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