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【ドラマ】 義経

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(可もなく不可もなくで50点 最高傑作のみ100点)
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徳翁導誉 【採点:65点
2007/12/29(土) 23:27
2005年に放送された44作目の大河ドラマ。
平均視聴率 19.5% 最高視聴率 26.9%

前年の「新選組!」と比べると、
もう、これでもかってくらい、オーソドックスな大河ドラマでしたね。
源氏に、平家、朝廷に、奥州藤原氏と、各勢力に豪華な役者陣を多数配置し、
これぞ大河の王道って感じでした。
新選組!が若手ばかりで低予算だったからこそ、
この義経では、これ程の顔ぶれを揃える事が出来たんでしょうね。

だからこそ、義経とその一味が、少し浮いちゃってるんですよねえ。
主役の義経役には、2年続けてジャニーズから起用された滝沢秀明。
その幼なじみが上戸彩で、義経に付き従うのが南原清隆、うじきつよし、伊藤淳史。
こんなメンツの中に、弁慶だけ松平健だなんて、
それはそれで、逆に浮いちゃってましたけどね(笑)。

でもまあ、そんなにあげつらう程、
義経一行の出来が酷かったと言う訳でも無いのですが、
あれだけ重鎮クラスに囲まれれば、
どうしたって、相対的に演技の稚拙さが目立っちゃいますよ。
中井貴一の源頼朝、渡哲也の平清盛、平幹二朗の後白河法皇だけでなく、
高橋英樹の藤原秀衡やら、丹波哲郎の源頼政やらが出て来るんですからねえ。

話の方は、奇をてらわない基本通りのストーリー展開。
変に独創的な展開を入れられて、話がダメになってしまうよりはマシなので、
まあ、これはこれで良かったと思います。
演出の方は、「五条大橋の決闘」や「壇之浦の戦い」など、
見せ場をしっかりと意識し、美しく作り込んでありましたねえ。
少々、演出が過度な感じもしましたが、
見せ場をしっかりと見せられない作品も多い事ですし、
これもまあまあかな?と言った評価です。

ここまでなら、オーソドックスな作りではあるものの、
「これぞ大河」と言うしっかりと作品を仕上げているので、
義経一行の演技力が弱かったと言っても、
及第点である70点くらいは付けて良いと思うんです。
ただ残念ながら、壇之浦の戦いを描いて燃え尽きてしまったのか、
壇之浦以降の話が、物凄く尻すぼみしちゃったんですよねえ・・・・
源平合戦のキーワードは「栄枯盛衰」なのに、。
兄・頼朝との確執、奥州への逃避行、そして死へと向かう、
「枯と衰の無常観」が、あまりうまく描かれていませんでした。
という事で、その辺を減点して採点は「65点」とします。

神楽 【採点:50点
2008/3/8(土) 15:21
主役の演技(特に顔芸)がイマイチな事、
義経一行の歪さがイマイチ表現されていない事、
終盤の尻すぼみ、そしてお堂がどっカーン…
終盤になるにつれ、少しずつ評価が崩れていきました。
あとは善人化がことさら鼻についたような気も…

でも、面白く無いって訳じゃないので、
一応蚊も無く不可もも無くって事で、50点です。


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