【ドラマ】 功名が辻
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徳翁導誉
【採点:
60点
】
2007/12/29(土) 23:27
2006年に放送された45作目の大河ドラマ。
平均視聴率 20.9% 最高視聴率 24.4%
一言で言ってしまえば、
「利家とまつ」第二弾って感じの作品ですね、これは(笑)。
夫婦単位での主人公であり、
いろんな場面で妻である千代が出て来るんですよねえ。
感性もほとんど現代人ですし。
とは言え「利家とまつ」ほど、鼻に付く出張りは少なかったので、
その点では、幾分かマシだったかと思います。
でもまあ、山内一豊が主人公だなんて、
恐らく歴代の大河ドラマの中でも、
最も地味な主人公なんじゃないですかねえ?
信長、秀吉、家康と、歴史を動かす人物の近くにいつも居るものの、
主人公自らは、全く歴史を動かさない(笑)。
一豊夫妻に関するエピソードと言っても、
千代が名馬を購入する話と、関ヶ原の時に家康へ城を献上する話くらいで、
別にその2つも、特に話が盛り上がるというエピソードでもない。
しかも予算の方は、NHKの不祥事やら、
スペシャル大河「坂の上の雲」(脚本家が自殺して制作延期)やらで、
例年以下の予算だったらしいのですが、
それでも視聴率は、久しぶりに平均で20%を越えたんですよねえ。
しかも、ジワジワと視聴率が上がっていったと言う事は、
この大河自体が面白いと認識されていた証でしょうね。
確かに、主人公が地味なお陰で、
主人公の善人化に囚われず、その時代の英傑たちを自由に描けて、
それにより、歴史ドラマとして面白くする事が出来たと言う事が第一点。
そして、一豊夫妻という戦国有数のおしどり夫婦を主役とする事で、
ホームドラマとしても、そこまで無理なく描くことが出来たというのが第二点。
前者を好むのが男性の視聴者層であり、
後者を好むのが女性の視聴者層ですから、
この二点を兼ね備える事で、両方の層に受ける作品が出来たんでしょうね。
と言う事で、ドラマ自体の出来としては、
及第点に近い点を付けて良い作品だと思います。
ただ、やはりどうしても地味なんですよねえ。
役者陣も、主人公も、演出も。
確かに良い作品ではあるんですが、
心から楽しめたかと言われれば、そこまででもない。
結果、採点の方は「60点」としてみました。
西暗刻
【採点:
70点
】
2008/1/5(土) 23:27
山内一豊。
戦国武将に付き物の武勇伝や知略、切り取った領土、優れた配下、漢っぷりとか
戦国武将らしい魅力がこれほど無い主人公は初めてでした。
それが、奥さんの助けもあり立身出世していくのは
楽しかったです。
そんな彼だからか、原作では一時期、彼に触れることなく
時代が進んで行くんですよね。
原作が好きだっただけに、ドラマではその面白さが
伝わってこなかったきがします。
神楽
【採点:
65点
】
2008/3/8(土) 15:14
一豊夫婦はかなりどうでも良い印象しか残っていません。
やはり最大の楽しみ、そして強印象は、信長、秀吉、家康の三人です。
無理に善人にしなくて良いってのは大きいですよね。
英傑三人の配役はどれも適役だったと思います。
中でもお気に入りは館さんの信長。
ドスの聞いた声でヴぁぁ〜っと震える声の演技が好きでした。
年齢的にはかなり無理(死んだ信長より年上!)ですし、
初登場時の年齢を考えると無茶苦茶無理がありますが、
本能寺前後になれば、さほど違和感も感じません。
後は、秀吉の褌一丁で泣き笑いも好きでしたねえ(笑
逆に合戦シーンは、少々迫力不足も感じました。
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