▽ 2010/12/19 (日) 19:32:19 ▽ 徳翁導誉 |
| > > 関東と関西のギャップが大きいと言うと、あとはM−1とかですかね?
> > 関西では年末の恒例行事と化しているM−1ですが、
> > 昨年の視聴率を見ても、「関東20%・関西30%」ですからねえ。
> > とは言え、第1回が「関東9%・関西21%」だった事を思えば、凄い躍進ですけど。
> M-1は関西の笑いなんですかねぇ…
まあ確かに、関西芸人では無いコンビもそれなりに出ていますので、
関西人から見れば、「M-1=関西」というイメージは薄いのかも知れませんが、
主催が吉本興業と朝日放送ですし、出場者の8割が吉本芸人である事を考えれば、
関西以外からは、「M-1=関西」と見られていると思いますよ。
例え東京吉本の芸人でも、吉本の養成所出身ですと、
程度の差こそあれ、吉本テイストの芸風になってますしね。
言うなれば、関西弁をしゃべらない関西風芸人といった所でしょうか?(笑)
って、そもそも今の近代漫才(しゃべくり漫才)自体が、関西発祥ですからねえ。
漫才という時点で、多かれ少なかれ関西のイメージが付いて回っているかも?
> 逆に笑点は関東の笑いなのかなぁ?
> 笑点は逆に関東の方が視聴率が高いとか聞きますよね。
う〜ん、「上方落語」と「関西のお笑い」では少し毛色が違うように、
「江戸落語」を元にした笑点と「関東のお笑い」も毛色が違うのですが、
でもまあ、系統的な面から言えば、そう捉えて良いかも知れませんね。
笑点で見られる風刺ネタなどは、政治の都である江戸・東京という下地が根源で、
商都であった大阪では、捻ったり予備知識のいる笑いはあまり好まれません。
その反面、大阪では商売のコミュニケーション・ツールとして発展した事で、
テンポの良い会話(ボケとツッコミ)と、ストレートで分かり易い笑いが好まれます。
ただ、そのストレートさが、関西以外の地域からは「下品」と映る事もありますね。
「すぐにカネの話をする」とか、「悪口や下ネタ言えば面白いと思ってる」とか。
特に関東の場合、伝統的な江戸の笑いは「粋の文化」を大事にしているので、
そうしたストレートなネタを無粋だと感じ、嫌う割合も他地域以上に多いかも?
とは言え、上方の奥深さと言うのは、大阪だけでなく「京都」もあるという事で、
古くは東京と同じく政治の都であった京都には、粋や風刺の文化が根付いています。
まあ最近は、大阪の文化が関西圏で席巻してますけども・・・・
そう言う意味では、上岡龍太郎が大阪以上に東京の方でウケたのは、
彼が京都出身の芸人だったからかも知れませんね。
> 初めて来たときは未だCGIゲームはなかったですし、
> 掲示板をのぞきもせず信玄の野望を遊んだだけだったのでまさか8年後もサイトにきてるとは思いませんでした。
その頃ですと、私の書き込みは、
歴史ゲームや歴史そのものの話をしているか、
ジョーク言っているかが、ほとんどでしたけどね(笑)。
まあ、特に後者の方は、いつもののメンバー数名で話してたからこそで、
CGIゲームを始めて人が増えた事で、そうした軽口を書く機会も失われましたが・・・・
> > 例えば今の季節ですと、関西の豚まんが懐かしくなったりしますね。
> > 関東には肉まんはあっても、あの豚まんは置いて無いですので。
> 肉まんと豚まんが違うのですか…
「関東では肉=豚、関西では肉=牛」という傾向から、
ただ単に、「関東で関西で呼び方が違うだけ」という意見も多いのですが、
個人的には、あれはもう別の食べ物だと思っています。
関西の豚まんは、餡の豚肉のジューシーさを味わう食べ物で、
脂分が多く、味付けはあっさりで、他の具材は控え目です。
一方、関東の肉まんは、餡と生地のトータルで味わうモノで、
他の具材も多く混ざり、脂分は少なく、何より餡が醤油でしっかり煮詰めてあります。
その為、2つに割った時に見える餡の色の違いが顕著で、
豚まんが白っぽいのに対し、肉まんは黒っぽい(茶色っぽい)ですね。
当然、それだけ味の方も違ってきます。
関東風の味付けと、関西風の味付けの違いが、
最も分かり易く表れるのが、この「肉まん・豚まん」かも知れません。
> > 逆に関西に居た頃は、うまい蕎麦が恋しかったです(笑)。
> > うどん文化な分、関西は日本でも有数の蕎麦がまずい地域なので・・・・
> しかし、関西の蕎麦がまずいっていうのは初耳ですねぇ…
まあ地元の人間に対して、「これは美味しいね」と言う事はあっても、
「これは不味いね」と言う事は、あまり無いでしょうからねえ(笑)。
ネット上でも検索すれば、そうした意見を多く見付けられると思いますよ。
関東と関西では、硬水と軟水と言う水の性質の違いから、
「鰹だし&濃口醤油」と「昆布だし&薄口醤油」の味付けに分かれますが、
蕎麦つゆは、前者の関東風の味付けですからねえ。
逆に関西の人は、関東の真っ黒なうどんを見ると結構驚きます(笑)。
・関東うどん http://udonlog.jp/udon041030_2.jpg
・関西うどん http://pds.exblog.jp/pds/1/200703/12/52/b0049152_1931869.jpg
とは言え、近年では全国が画一化され始めて来ており、
「関西では納豆を食べない」というのと同様、
「関西の蕎麦は不味い」という傾向も、変わりつつあるように思います。
> 確かにアニメってここ最近ゴールデンではやってませんよねぇ…
> アニメは日本の文化と言いつつもなんだか結構追いやられて言ってる感もするんですよねぇ…
私の感覚ですと、日本のアニメは、
60年代が黎明期、70年代が成長期、80年代が発展期、90年代が成熟期で、
深夜アニメが氾濫した2000年代は「爛熟期」と言った所でしょうか。
これからの2010年代は、どんな感じになるんですかねえ?
ただ個人的には、「爛熟期=腐り始め」と見てますので、
どんな文化にも流行り廃りがあるように、
日本のアニメも、既に下り坂へと突入しているように思います。
と言いますか、マスコミ・官僚・経済界が持ち上げ始めるほど大きくなれば、
それはどの分野でも、「終わりの始まり」を告げる合図とも言えます(笑)。
でもまあ、アニメが文化としてここまで定着すれば、
ある一定の範囲内で、確実に生き残るとは思いますけどね。
> 夕方くらいにやってた枠も減ってる気がします。
そもそも、ここ10年くらいで夕方の放送枠が、
子供向けのアニメの再放送から、主婦向けの情報番組に代わりましたからねえ。
まあアニメの再放送は製作費が掛からず、時間潰しに丁度良かったのですが、
最近の子供はその時間帯になかなか家に居ませんし、
財布を握る主婦層向けの情報番組は、製作費格安でCM収入も見込めるので、
何だか、あっと言う間に夕方枠が塗り変わってしまったと・・・・
今や2〜4時の旧ワイドショー枠も、韓流ドラマ垂れ流し枠に移行しつつありますし、
金融危機によるCM収入の落ち込みで、各局赤字な昨今、
出来るだけ製作費を抑えようと、こうした傾向は一層加速するかも知れません。
真面目にドキュメンタリーやニュース作っても、費用対効果的には損なだけですので。
ただそれでも、テレビ東京だけは頑なに夕方=子供向けを貫いていますが、
製作費が不足しているのか、ここの所は新作やらずに再放送が増えてますね。
それでも足りないのか、時々、深夜アニメの再放送を夕方にやったりもしています。
って、この辺は逆に、今までなら夕方アニメで放送されていたものが、
夕方の枠縮小と、深夜の枠拡大で、夕方から深夜に飛ばされていたと考えるべきなのかな?
> その代わり深夜の枠が増えたのかな?
明らかに増えてますね、特にここ数年で。
まあここ最近は、金融危機の影響や深夜アニメの飽和状態で、
多少は減少傾向にあるものの、それでも同時期に30本もやってたりします。
深夜アニメの数が急増しているのは知ってましたが、
新聞記事で「30本を越えている」と知った時は、私も驚きましたよ(笑)。
> 何だかアニメというのがよりオタク化してるように思います。
結局、今のアニメって、通販番組の同じ様に、
制作側が局にカネを払って放送される「宣伝媒体」の色合いが強いですからねえ。
となると結局、通販番組ならよく売れる商品が扱われるように、
深夜アニメでも、DVDやブルーレイが売れそうな作品ばかりが作られ、
それが結果的に、二番煎じな萌え系アニメの大量生産に繋がっていると思います。
とは言え、特にブルーレイ・ソフトの売り上げなどは、
そうしたアニメ需要が、その大部分を担っているのも事実なんですよねえ。
CD業界なんかでも、90年代に比べてJ-POPが壊滅的な状況な中、
ジャニーズ・AKB・アニメソングと固定客を掴んだ層は大健闘してますし。
> といっても一話一話で切れるようなドラマなら未だ映画化にも向くんでしょうけどねぇ…
> 「西遊記」みたいな。まぁ、あれの映画化が成功かどうかは別にしてw
> 逆にルーキーズみたいなのは映画化には向かないんじゃないかなと思ったりします。
> まぁ、ドラマも映画も見てないのでお前が言うなと言われればそれまでなのですが。
最悪なのは、「完結編は劇場で」って感じのヤツですね・・・・
英米レベルなら数百億円も払わなければならない電波使用料を超格安に済ませ、
公共の電波で、これでもかと自社制作の映画を宣伝するだけでも不快なのに。
> > 宮崎駿のルパン3世とか、押井守の攻殻機動隊・うる星やつらとか、
> > 原恵一のクレヨンしんちゃん(オトナ帝国・あっぱれ戦国)など、
> > 1つの映画作品としては評価できても、原作への配慮や整合性の面では・・・・
> この中では宮崎駿のルパンしか知りませんねぇ…
> 個人的にはあのルパンは結構好きですけどねぇ。
> まぁ、他のルパン作品との間に若干の違和感があったりはしますが。
劇場版クレヨンしんちゃんの2作品は、一見の価値アリかと。
劇場版での監督がこの2作で最後と言う事もあり、監督が自分好みに作った結果、
オトナ帝国は、付き添いで見に行った親の方が泣きながら劇場から出てきたり、
アッパレ戦国は、大河ドラマとは比較ならないくらい戦国時代を忠実に描いたりと、
クレヨンしんちゃんという設定を借りて、本当に好き勝手作ってます(笑)。
> しかし、今年も大河を見ませんでした…
> 何だか坂本竜馬が福山雅治という時点で見る気がなくなったんですよねぇ…
> 個人的には風林火山が今まで見た中では一番好きですねぇ。
> 武田信玄の喋り以外は良かったと思いますし。
> 多分来年も見ないだろうなぁ…
まあ、私は取り敢えず見ると思います。
近年は隈なく見ている訳では無いものの、何だかんだ習慣化しちゃってますので。
そう言えば以前、批評ページに大河の感想を大量アップしたなあ、と思い出し、
改めて見てみたら、2007年の「風林火山」まで書いてますね↓
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump
「篤姫」「天地人」「龍馬伝」の追加でも、してみようかなあ?
ちなみに、歴代大河の視聴率はこんな感じ↓です。
http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/03taiga.htm
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