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[14074] Re:見てみたい大河ドラマの話返信 削除
2011/2/15 (火) 03:18:00 D

▼ 徳翁導誉さん
> > > > > ちなみにNHKのこんな番組↓では、見たい大河の1位が長宗我部元親でした。
> > > > > http://www.nhk.or.jp/nettyu/2008/sengokubusyo/0501/index.html

> > > > この中でいえば石田光成とかも今までは悪役でしたね。

> > > 個人的に石田三成はちょっと好きなので、
> > > 一度、大河の主役として、見てみたい気もしますね。

> > 三成や長宗我部が主役の大河は見てみたいですね。。
> > 三成は当然、秀吉、家康、七本槍と従来の主役クラスとの絡みがあり、クライマックスとしても関ヶ原があるのでやりやすいでしょう(逆に合戦が多すぎて予算に問題が?)し、

> クライマックスを盛り上げようとすると、畳の上で死んだタイプは難しいですね(笑)。
> 日本人は「忠臣蔵」に代表されるように、義を通して非業の死を遂げる話が好きですし、
> そうなると、石田三成とか、真田幸村とか、大河の題材に適している気がします。
> と言いますか、大河50作記念の雑誌で、「新選組!」を撮った三谷幸喜が、
> 同じような理由で、「今度は真田幸村をやりたい」とインタビューに答えました。
> って、別に戦国時代だけじゃなくても、楠木正成や北畠顕家など適材は居ますね。
> まあ南北朝と言う時代は、描くのが大変難しい題材でありますけども。
>

そうなんですよね。

どんなドラマでも基本的に「善玉」というイメージがある真田由紀村や楠正成などと違って、
「悪玉」に挙げられることが多いけど、実は義理には厚く、公正あろうとした(とも思える)石田三成。。。良いと思うけどなぁ。。
そういう意味では「花の慶次」の三成の書き方は好きですね。(原作(「一夢庵風流記」)の方は読んだことが無いのですが。。)
てか、もう「花の慶次」で良いんじゃない?とも思ったり。。

> > 長宗我部も中盤からは信長や秀吉が絡んできますので、やはりやりやすい気がします(クライマックスは戸次川かな?)が、序盤が毛利元就並に地味ですよね。。
> でも、よく考えると、長宗我部元親の見せ場って何処ですかねえ?
> 中富川・勝瑞城の戦いにしても、完全な勝ち戦とは言い難いですし、
> 信長の四国征伐も、本能寺という外的要因によって回避されますし、
> 秀吉の四国征伐じゃ、元親は大きな見せ場の無いやられ役ですし、
> 戸次川の戦い至っては、ただの悲劇ですからねえ・・・・
> こうして列記してみると、爽快感の無いドラマになっちゃいそうで、
> そう考えると、地味に見える序盤の方が却って、
> 姫若子と呼ばれた頃から、父の急死、そして土佐一国の平定と、
> 元親の成長物語が描けて、ドラマ的には面白いんじゃないですかねえ?
> って、今年の「江」の見せ場って一体何処なんでしょ?(笑)
>

まぁ、司馬遼太郎の「夏草の賦」みたいに、最終盤は転落。。。というのも味があって良い気はします。
四国征伐で敗れ、九州で敗れ、跡取りは戦死し、失意のうちに死去。
しかも、長宗我部家自体も、関ヶ原で東軍に付こうと思ったのに成り行きで西軍に付いて改易、大坂の陣で当主戦死、直系断絶。。
このどうにもならない感じの最期は、決して家康の天下統一が「勧善懲悪もの」ではなかったことを暗に示すことにもなりますし、
「敗者から見た天下統一」という視点では、長宗我部家は打って付けのように思えますね。
ただ、大河というよりは、2〜3回程度の連続ドラマ向きかもしれませんね。
大河でラストに救いが無いのは、厳しいでしょう。(いくら「一代限りの英傑」オチで納めようとしても・・・)
「江」の見せ場は、、、無い気がしますねぇ。
「春日局との確執」あたりが終盤の見せ場だと思いますけど、結局負けてますしね。。
見せ場なら、ストレートに茶々や市を選んだ方が良いですよねぇ。
まぁ、最終的には「苦労をしても、我慢することが大切だよ」って話にまとめるんじゃないかな、とは思います。
世相にも合ってますし。

> あと個人的には、「毛利元就」は序盤こそ面白かったんですけどね(笑)。
> 細川俊之の大内義興とか、緒形拳の尼子経久とか、序盤の脇役も良かったですし。
> ドラマにしても、マンガにしても、ストーリー物というのは、
> やはり「脇役のキャラが立ってナンボ」という側面がありますからねえ。
> 主人公の善人化が甚だしい昨今の大河では、尚更の事。

ああ、緒方拳の尼子経久の存在感はすごかったですね。。
大内家の乗っ取りや、厳島の戦いも面白かった覚えがありますが、終盤はあまり覚えてないですね。。。
ただ、最終回の「天国(?)オチ」には萎えた覚えがあります。

>
> > 個人的には、長州藩視点での明治維新がそろそろ観たいですね。故郷なので。。。
> > 明治維新モノは平成に入ってから多いですが、薩摩、幕府(慶喜)、幕府(新撰組)、幕府・薩摩(篤姫)、土佐
> > と、どうも長州藩はわき役。。というか、敵役になりがちなので。。。
> > 大村益次郎は既にやっているようなので、今度は吉田松陰や伊藤博文、高杉晋作あたりの有名所で。。

> NHKの正月ドラマで「蒼天の夢」と言うのが、10年ほど前ありましたね。
> 原作が司馬遼太郎の「世に棲む日日」で、主人公は吉田松陰と高杉晋作。
> 吉田松陰役が中村橋之助で、高杉晋作役が野村萬斎でしたか。
> 萬斎の高杉晋作は、かなり適役だった記憶があります。
> 脇役も桂小五郎が阿部寛で、伊藤俊輔が高嶋政伸と、顔ぶれ的には揃っており、
> 今考えると、そのまま大河にしても遜色なかったかと思います。
> それに当時は、4人とも30代中盤でしたからねえ。
> 幕末モノはやはり、それなりに若い役者を使ってもらわないと・・・・
> 33歳で死んでる近藤勇を、還暦間近の渡哲也が演じた、
> テレビ朝日の「新選組血風録」とか、正直言ってキツかったですし(笑)。
> ちなみに伊藤博文は・・・個人的には凄く見たいですが、まあ無理でしょうね。

そのキャストはすごいですね。。観てみたい。。
伊藤博文は終盤がデリケートな領域に入ってますからねぇ。。
坂本竜馬、勝海舟、徳川慶喜、西郷隆盛、高杉晋作、吉田松陰、新撰組と、
実は最終的には「負け組」な方々が美化されてドラマで贔屓にされるのも、その辺の理由からでしょうかね。
 
> > > > 個人的には明智光秀とかも良いとは思うんですが、
> > > > 彼は前半部が不明な点が多いらしいでしょうし難しいでしょうね。

> > > 実は1973年の「国盗り物語」で既に、明智光秀の主役はあるんですがね。
> > > って、斎藤道三・織田信長と一緒での「3人主役」なので、
> > > 大河自体は見ていないものの、きっと扱いは軽かったでしょうけど・・・・

> > 国盗り物語は完全にファンタジーなので昨今の大河で題材にされるか否かは微妙ですが、

> んん? ファンタジー?
> それは「斎藤道三が油売りから身を起こし…」って部分の事ですか?
> まあ近年の研究から、親子2代による成り上がりの可能性が高く、
> 道三の一代記は、既に俗説と捉えて良い所まで来ているとは思いますが、
> 「俗説」を「ファンタジー」とまで言ってしまうのは・・・・
> 「戦国BASARA」↓くらいまで行けば、ファンタジーでも良いでしょうけど(笑)。
> http://www.youtube.com/watch?v=0ZyfE9w6EGY

うろ覚えなのですが、道三編の半分くらいは「油問屋との掛け持ち」的な話で、
とりあえず「油問屋の女将が良い女だった」という話だった気がするんですよね。。。
それはそれで面白かったので好きなのですが、さすがに「ファンタジー」な感じだったな、、、と。

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