| ▼ 徳翁導誉さん
> 最近の実例だと、湾岸戦争でのイラク・フセイン政権なんてどうです?
>
> フセイン政権の支持基盤であるスンニ派は、もともと国民の3割を占める程しか居ない上に、
> イラク側から仕掛けて数十万人の死者を出したイランとの戦争終結から、わずか2年後に、
> 今度は国際社会(国連の多国籍軍)と戦争を行った訳で、国民の支持などほぼ無かったでしょうし、
> バース党(フセイン政権)とイラク国軍の関係も、それ以前から良好なモノではありませんでした。
> そして戦争では、イラク国内の重要拠点は次々と空爆され、一般市民も万単位で死傷しましたし、
> フセインは宗教戦争に持ち込もうと、無関係のイスラエルをミサイル攻撃した上、
> アラブ諸国がそれに同調しないと、今度はサウジアラビアなどをミサイル攻撃しました・・・・
> それでもフセイン政権は、イラク戦争によって崩壊するまで存続しましたからねえ。
イラクには、通常の軍以外に、イラク共和国防衛隊というフセインがパース党の党員やら、
自らの出生地のティクリート出身者でほぼ固めていた実質的な親衛隊部隊がいましたよね?
徴兵制の通常のイラク軍とは違い、志願制の部隊であり、装備・給料・待遇の面で格段の差がある軍です。
湾岸戦争以後は、さらに特別共和国防衛隊とかいうその上を行くエリート部隊を編成していましたよね。
これら、通常の国軍よりもはるかに強い精鋭・エリート部隊がいて、
なおかつ、政府に対して、独裁者に対して忠誠を誓っているなら、政権の存続は可能でしょう。
国軍が反乱をおこしても即座に鎮圧可能ですし。
鎮圧に失敗しても内戦でしばらくは生き延びれますからな。
ということで、軍の信任を失って消されたルーマニアのニコラエ・チャウシェスク大統領などとは違います。
通常の軍と違うエリート部隊を持っていればどうとでもあります。
現にナチス・ドイツだって、敗戦に至るまでに自国の民衆の大規模な蜂起に合いませんでしたからね。
最近の事例なら、ウクライナはどうですか?
民衆が立ち上がり、大統領を追い出しましたがウクライナ軍は立ち上がりませんでした。
軍と民の真に乱を失えばこんなものです。
そして、エジプト、
経済に対しての手腕がうまくいかず国民からの信を失った大統領を、
エジプト軍が引きずり落とした。
私が言いたい問題の本質は、すでに支持率マイナスでゲームオーバー確実な方が、
核ミサイルを乱射してゲームバランスを崩壊させていいのかということです。
核ミサイルの本来の目的である報復戦力としての機能を果たしたからいいというわけですか? |
|