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[18858] Re:防潮堤と防災について考える返信 削除
2014/3/14 (金) 20:48:09 R・グループ

▼ 徳翁導誉さん
いえいえ、とても参考になりました。
しかし、極論をすれば、私はとても冷めて人をみている人間です。

今、防災なんて口にしている人は、本気で防災する意識あるのか?
と思っています。
発生してから対処を叫ぶなんてのは誰でもできます。
今ならたいして反論もでないでしょう。
防災対策などキレイ事を唱えれば金も仕事も稼げます。

でも、次に必要なのは津波対策とは限りません。
それが何なのかは、ちゃんと強い意志で、その次に必要な何かを見極めている人にしかできません。

そして、それを言ったらそんなものが必要なのかと批判を受けることでしょう。
だって必要かどうかわからないものなのです。

終わった防災なんてどうでもいい話です。死んだ人間は生き返らない。
次がある? "次に必要なこと"が津波対策かどうかはわかりません。

私は防災は、今すぐには必要のないと思っています。
次の日本の危機は津波ではない別のモノが来ると思っているからです。
でも昨今の防災ブームではそれは受け入れがたいでしょう。
「防災なんて差し迫った危機ではない」と言えば、ヘンな目で見られる事は確実です。

「未来を救う決意ある人」と「未来を救う決意ある人を装っている人」
を見極めるのは至難の業です。
でも、少なくとも和村氏は「未来を救う決意ある人」でした。
そういう決意のある人は、どうやっても防げそうにないような強大な猛威だって
防ぐことができるのです。

防潮堤が村を守ったのではなく、和村さんの志が村を守ったのです。
これは普代村の人々も言っています。※広報ふだい、などで確認

というわけで、後半部分の曲はまどか☆マギカのMagiaを使用しています。

前半部分の曲はサマーウォーズを使用しています。
実はこれには湾曲的な皮肉を隠しています。

サマーウォーズのネタバレになりますが、
あの映画は、
"原発に人工衛星をぶつけて破壊しよう"というテロリストから
小さな村の村人が強い意志と知恵を絞って守る。
というストーリーです。

これを聞けば、この普代村の事例を何の事例に対しての皮肉として計算しているかわかるかと思います。

小さな村で、村長が志で不可能を可能にする事もあれば
大きな組織で、絶対に守になければならないモノを守れなくて壊してしまう愚もあるのです。

そういうのは歴史の必然です。
今後も幾多あるでしょう。

でも、和村氏のような紹介したい事例が増え、
逆に今回皮肉られるような事例が減って欲しいとは
物事に対していつも冷たい私でも思う限りであります。

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