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[19896] 真田丸の初回視聴率は19.9%返信 削除
2016/1/15 (金) 20:28:28 徳翁導誉

> > とりあえず今年は、大河ドラマ「真田丸」とリオ五輪を楽しみにしてます。
> > 主人公が真田幸村&主演が堺雅人&脚本が三谷幸喜という要素を抜きにしても、
> > 天正壬午の乱が大河ドラマで実写化されるというだけで、本当に放送が楽しみです。

> 真田丸の初回 すごい面白かったですね! 初回から武田滅亡が迫る緊迫さと
> 三谷さんらしいコメディが随所にちりばめられていて楽しめました。
> 武田家ファンとしては勝頼公がすごいやさしくて、格好良かったです。
> 来週で自害なさるのが残念に感じるくらいでした。

「新選組!」の時は、1年という長い時間を掛けての喜劇から悲劇でしたが、
初回を見た限りでは、どうやら「真田丸」の方では、
もっと短いスパンで、数多く仕掛けをして行く感じなんでしょうね。

それこそ真田丸では初回から、武田勝頼の滅びで視聴者の心を掴みましたけど、
今後もまだまだ、織田信長が滅び、北条氏政が滅び、豊臣秀吉が滅び、
真田昌幸も滅んで、最後には豊臣家と共に真田幸村が滅ぶ訳ですからねえ。
ですから1年を通して、様々な滅び方を描いていくんだと思いますよ(笑)。
(このドラマによって、幸村ではなく信繁の呼び方が普及するかにも注目してます)
そういう意味では、勝頼だけでなく、一門衆でありながら武田家を裏切った
穴山梅雪や小山田信茂にしても、同じく滅びが待っている訳で、
だからこそ、あそこまで両者をキャラ立てしたと考えれば、その滅びにも注目です!!
逆に言えば、一門衆で最初に裏切った木曽義昌をセリフの中だけで留めたのは、
勝頼・梅雪・信茂という三者三様の滅びを際立たせる為のような気がします。
(義昌だけここで滅びませんし、今後の天正壬午の乱にも思いっきり絡んできます)

そして三谷作品の特徴であるコメディー要素も、量が適度で良かったと思います。
笑い要素はいらない視聴者も居るでしょうけど、入れなければ三谷起用の意味が無いですしね。
(三谷脚本だと「振り返れば奴がいる」がありますが、もう笑い抜きは書かないでしょうから)
まあ個人的には、新選組の時のコメディー要素も結構好きでしたが、
仕掛けが長かった上に、多摩編ではその量も多かった為、批判が多かったのも事実ですから、
三谷作品の特徴とは言え、それを抑え気味にしたのは妥当だったのではないでしょうか?
まあ「幕末の滅び」には、どうしても薄暗い血生臭さが伴いますので、
その辺まで考慮すると、作品全体で見ればコメディー要素の多さも理解できる一方、
「戦国の滅び」には、その儚さや哀愁の中に美が宿っていますので、
コメディー要素も、それを際立たせる為のエッセンス程度で良いような気はします。
それでも、あの昌幸の表裏比興っぷりは存分に笑えましたし、
(しかも草刈正雄のキャラにより、二枚舌でも陰湿さや嫌らしさが皆無)
「浅間山が噴火しない限り」なんてセリフが出た時は、思わずTVにツッコミました(笑)。
北条氏政の汁かけ飯とかもそうですが(あそこも滅びへの前振り的な意味合いが)、
知っている人は、より楽しめる小ネタを、今回もいろいろと仕込んで来そうですよね。

恐らく今後は、ホーム・コメディー的な部分も多く出てくると思いますけど、
それにしたって、「滅亡」に対する「存続」としてあるモノなのですから、
兄・信之や姉・村松殿を通して、維新まで続く真田家(松代藩)が描かれる事が、
幸村の滅びの美をより美しく際立たせてくれるように思います・・・って、
まだ50分の1が終った段階なのに、期待値込みで長々と書き過ぎですね(笑)。
でもやはり、初回での義兄・小山田茂誠の描かれ方を見れば、
創作の自由度が高い姉夫婦を、視聴者の感情移入要員として機能させる気なのかと?
そう考えると今回のドラマの成否は、地味に、この姉夫婦の描写が握っている知れません。
ちなみに、見ていた時には全く気が付きませんでしたが、
この茂誠役の高木渉って、役者として以上に声優として有名な方ですね。
う〜ん、来週から声を聞く度に、アニメ・キャラの方を思い浮かべるようだと困るなぁ(笑)。
古本新之輔がチョイ役で大河に出てた頃は、声が聞こえる度に気になっちゃってましたし。
でもまあ、去年のシャア声ナレーションは途中で慣れましたから、
主人公の義兄として出ずっぱりならば、却って違和感無く見られるのかも?

それにしても、「真田太平記」で幸村役だった草刈正雄を、幸村の父・昌幸役に据えたり、
「武田信玄」で信玄の父・信虎役だった平幹二朗の息子である平岳大を
信玄の息子・勝頼役に据えたりと、相変わらず三谷はこういう配役が好きですねえ(笑)。
他には、良くも悪くもCGの「信長の野望」っぽさは、やはり気になりました。
信長の野望を知っていると、「まんまじゃん!」とか言いたくなる気分です(笑)。
でも、今までに無かったマップ表示とかは、状況理解の為にも有効な手段だと思いました。
とは言え初回を見た限りでは、更なる見易さの工夫はもっと必要な気がしましたが、
まあこの辺は、歴史Flashとか作ってた影響で、気になり過ぎるだけかも知れません。

あと個人的に言うと、初回の内容ほどテンションが上がらなかったのも事実でして・・・・
最初の期待値が高過ぎたり、三谷色が抑え気味だった面もあるのでしょうが、
恐らくはそれ以上に、真田丸の初回放送の直前まで、
BS-TBSの新春スペシャルとして放送されていた「関ヶ原」を見ていた所為かな?(笑)
さすがに35年前の民放ドラマなので、映像的に貧相な部分は多いものの、
そこはTBSが開局30周年記念で作った大作だけに、キャストが本当に豪華でした。
原作が司馬遼太郎な上に、兵士のエキストラが3500人(葵・徳川三代でも500人)。
豊臣秀吉が宇野重吉で、北政所が杉村春子、淀殿が三田佳子、
徳川家康が森繁久彌で、本多正信が三國連太郎、福島正則が丹波哲郎、
石田三成が加藤剛で、島左近が三船敏郎って、役者陣の画力が強すぎです!!
映画全盛期と比べても仕方ない事とは言え、やはり今とは役者の存在感が違いますよね。
まあその分、現在では視覚効果が格段とアップしてますし(欧米版の大河とか凄いです)、
そして何よりストーリーの面白さを決めるのは、いつの時代も脚本の出来ですので、
好き嫌い諸々あっても、人気脚本家が起用された作品というのは楽しみなものです!!
そういう意味では、いつか宮藤官九郎も大河に抜擢されないか期待していたり・・・・

> この先の1年間の日曜8時が楽しみになりそうな初回だったと思います。
「坂の上の雲」をキッカケに、NHK-BSで先行放送を見る習慣ができてしまったので、
私は日曜6時ですね(以前は日曜10時のBS再放送で見ていたものの、枠が消滅)。
晩飯時や風呂時では無い為、ながら見せずに結構集中して見る事ができます。
おかげで、史上最低視聴率だった「平清盛」や「花燃ゆ」も全話完走でした(笑)。
・・・って、清盛の方はそこまで悪い作品では無かったですけどね。
低視聴率に日和った事で、却って中途半端な作品になった面は拭えませんが、
放送前の期待度で言うと、今回の真田丸の前に高かった作品は、この清盛でしたし。
(今では)

> 2010年代の大河のトップ3に入る事が期待できますね!
ちなみに、既にトップ3入りしている作品はどれなんでしょ?(笑)
とりあえず参考までに、平均視聴率付きで列記してみます。
 2010年「龍馬伝」(18.7%)
 2011年「江 〜姫たちの戦国〜」(17.7%)
 2012年「平清盛」(12.0%)
 2013年「八重の桜」(14.6%)
 2014年「軍師官兵衛」(15.8%)
 2015年「花燃ゆ」(12.0%)
 2016年「真田丸」
 2017年「おんな城主 直虎」
 2018年(未定)
 2019年(未定)

そう言えば私の方も、大河のレビューが「江」でストップしてますね。
前回、NHKの日本史人気ランキングなんて貼った影響で、
かなり以前に、世界と日本の「名将ランキング」をやろうとしたのを思い出し、
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s12031#12031
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r12254
ここ数日は漠然と、そちらのランキングを考えていたのですが、
同じ停滞企画であれば、大河レビューの方を先にすべきだったのかな?(笑)
って、双方とも需要なんてあるかは解りませんけども・・・・

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