▽ 2016/7/22 (金) 20:01:24 ▽ 徳翁導誉 |
| > もちろんネタですよw
> http://starecat.com/content/wp-content/uploads/no-matter-who-you-vote-for-this-election-will-be-historic-1st-female-president-hillary-clinton-1st-jewish-president-bernie-sanders-last-president-donald-trump.jpg
まあ、「最後の○○」になる事は、「最初の××」になるケースもありますからねえ。
例えばゴルバチョフは、ソ連最後の書記長ではありましたけど、
それは同時に、ソ連最初の大統領になった事を意味してますし・・・って、例が悪いなぁ。
でも、国家や政体が替われば、そのトップの名称が変わるというのは、往々にしてあります。
トランプが最後の大統領になるのであれば、最初の皇帝になるかも知れませんよ(笑)。
って、トランプの方は冗談でも、プーチンは何だか冗談で済まなそう・・・・
ある意味では今のトルコが、まさに現在進行形で行われてる感じですけどね。
先日のクーデター失敗と、それによるエルドアンの大粛清により、
ケマルが作った世俗国家のトルコは、これで90年の歴史に幕を下ろした印象です。
> > アメリカが分裂していて、米露が連合し、欧州や東亜の連合が台頭する。
> > 何だか、攻殻機動隊やアップルシードの世界観になってますね(笑)。
> > まあ原作が冷戦期の作品なので、名前はソ連やECですけども。
> 攻殻機動隊は笑い男編しか見てないので
> 作中の世界情勢については関東が沈んでるということ以外あまりよく知りませんが、
原作の漫画版が冷戦期の作品というだけで、
TVアニメ版の攻殻SACは、21世紀に入ってからの作品ですので、
ソ連はロシアになってますし、アジア連合は中国になってますね。
笑い男編(第1期)だけですと、その辺の裏設定もほとんど出てきませんし。
ただ、最近 欧米やアジア東部で発生しているイスラム国を名乗る単独テロは、
まさに攻殻SACの「スタンド・アローン・コンプレックス」現象ですから、
10年前の作品ではあるものの、今更ながらに「凄いなぁ」とは感じてしまいます。
攻殻SACは第1期以外 未見との事ですが、こうなってしまうと、
第2期(2nd GIG)で扱われてる難民問題や、劇場版(S.S.S.)の少子高齢化問題なども、
当時はSF設定でしたけども、今になると、何だか未来を暗示しているようで・・・・
> もっと抽象化して、ifの世界と史実世界史の関連を、
> 歴史に沿って成長する木の名前のついた枝分かれと枝自身と捉えるなら、
> 現代は現代でその状態自身を指す言葉が定義されてないだけで、
> きっと後世の人から見れば冷戦やヴェルサイユ体制のような
> 明確な名前の付けられる何らかの状態なのでしょうね。
いまの時代に後世の名前が付くなら、それは「ポスト冷戦期」しか無い気がします。
言い換えるなら、アメリカが冷戦勝利の余韻を享受してる時代ですか?
個人的には、冷戦の時代が終わり、多極化した世界に戻るまでの過渡期ってイメージですね。
そもそも世界史というのは、多極化しているのが一般的な状態であり、
東西両陣営に分かれて世界規模の団体戦が行われていた冷戦期は、歴史的に見て異端です。
でもまあ、そうした異端の時代だからこそ、ifの世界を想像しやすかったのかも?
あれほど大規模で解りやすい世界観の設定は、現実世界だとなかなか作れませんから。
逆に言うと、多極化へ向かいつつある現在の世界は、想像するには構図が複雑すぎるんですよね。
・・・って、私の見立てが合ってるとは限りませんけども(笑)。
ただ、そうは言っても、大きな時の流れは、早いか遅いかはあっても、そんなに違わないかと?
冷戦が終結し、ソ連が崩壊した以上、冷戦期の構造はいつまでも長続きはしないでしょうし、
そうなれば利権を持つアメリカへの不満が高まる一方で、アメリカも負担が重荷になってくる。
それに加えて、イスラム・テロとの戦いが待っているのも確実でしたから、
唯一の超大国という地位にあるアメリカが消耗を続けて、それに耐え切れなくなった時、
アメリカは元々のモンロー主義に戻り、それと同時に地域連合が進んで、世界は再び多極化する。
20年以上前に子供だった私が、こう予測した歴史の流れと、史実はそんなに大差ない気がします。
ただ、私が思っていた以上に、その流れが早いですけどね・・・・
そもそも、ビン・ラディンがテロを起こすとは見ていても、あそこまでとは想像以上でしたし、
それに対する米軍の中東派兵(=消耗)も、いきなりあの規模で行うとは予想外でした。
中国の台頭(復活)も、日本の衰退も、思ってた以上に早く進んでしまいましたしね。
世界の多極化が進めば、極と極とに挟まれた地域大国の存在が重要になると思っており、
本当なら日本自体が東アジアの極になって欲しかったものの、その選択は行われなかった以上、
日本の新たな戦略的価値と言うのは、その部分にこそあると見てました。
しかし最近、イギリス・トルコ・ウクライナ・メキシコと、
日本と同じ立場にある極間の大国が、既に大変な状況になっているのを見ると・・・・
その日本の戦略的価値が、良い方向よりも、悪い方向に働きそうで、心配になりつつあります。
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