| > > 同じ旧植民地であっても、イギリスとポルトガルで宗主国が違いましたから、
> > 香港とマカオって、同じようなイメージでも、意外と異なったりするんですよよね?
> やはりはっきりと違いますね。旧英領で貿易の中継点・金融センターのひとつである香港は
> 基本的なインフラが整っていますので、下町感で溢れている路地もあれば東京のような
> 大都市感が混在している感じですね。
> 反対にマカオの方はポルトガルの統治力が弱体化していたこともあるのか
> 町全体としては古びた感じが強いです。
> 世界遺産でもある旧市街から眺めるカジノホテルの悪趣味さとのギャップがかなりありますね。
逆に言うと、そんなポルトガルの弱さがあってこそ、
古いヨーロッパの建築が、遠く離れたアジアの地に残り、それが世界遺産になった訳ですよね。
本国よりも却って植民地の方が、古典的で大掛かりな建築物を建てられたりしますし、
カジノ産業の盛況によりマカオも再開発が進み、古い町並みもかなり壊されたとは聞きますけども、
それでもコロニアル建築を見たいと思ったら、やはり香港やマカオが日本から最も近いですからねえ。
> あとは香港は普通に英語が通じますが、
> マカオではおそらくポルトガル語を話す人はほとんどいないのではないでしょうか?
> 公共街中などでは中国語(繁字体)英語とならんでポルトガル語が併記されていましたが・・・
考えてみれば、例え宗主国に国力の違いがあるとは言え、
100年続いたイギリスの香港支配に比べて、ポルトガルのマカオ支配って500年にも及ぶのに、
今に残るその影響や足跡が、あまりに異なりますよねえ・・・・
こうして話していると、何だかマカオの歴史に興味が沸いてきました(笑)。
> > ところで、十数年前に海外資本の参入が許可されて以降、
> > 売上げがラスベガスを超す程に急成長した マカオのカジノ産業ですが、
> > 一昨年前から急激に衰退し出したとも聞いてますけど、実際どんな感じでしたか?
> やっぱりかなり弱っていると思いますよ。有名なカジノ(リスボアやサンズ)ではそれなりに人はいましたが
> 小さいホテルのカジノではほとんど人がいませんでしたね。
> 私は主に「サンズ」にいたのですがそこでも稼働しているテーブルは約半数でした。
なるほど、やはり目に見えて衰えてはいるんですね。
> マカオの住民の約7割が観光業関係の仕事に従事しているといわれていますし、
> 近隣の中国本土から「通勤」している人にとってはかなり困った状態になっていると感じます。
カッコ付きでマカオに通勤とか言われると、売春のイメージしか沸かないです(苦笑)。
・・・って、カジノ街として隆盛を極め、観光業も盛んになっている現在のマカオが、
一昔前のイメージに比べて、どれくらい変化したのかは解らないんですけどね。
> それでも中国本土の人の賭け方を見ているとルーレットでも1回10万円ぐらいをかけているので
> 脇で一緒に勝負していると圧倒されます。結局、ルーレットの台は早々に引き揚げ
> 「大小」の台でちびちびと勝負をしていました(笑)
「日本にもカジノを」という声も、そうした大口顧客を見込んでもモノでしょうしね(笑)。
でもまあ、「日本には金持ちが楽しめる娯楽が少ない」なんて声もありますから、
それはそれで国内需要なども、結構あるのかも知れませんけど。
> (正確に言うと少し飲みすぎ食べ過ぎで動くのが億劫になった)
言われてみると、隣の香港に比べて、マカオにはあまり食のイメージが無いのですが、
そこは広州の近郊ですし、やはりマカオの飯もウマかったりするのでしょうか?
また、イギリスやポルトガルの植民地でしたから、広州料理が下地にあるにしても、
そこには香港やマカオなりの食の独自色もあったりするんでしょうかねえ?
> > 実際に日本でカジノが開業されたら、どんな感じになるんですかねえ?
> > 個人的には、ラスベガスとマカオを足して2で割ったようなイメージが浮かびます(笑)。
> > って、シンガポールのカジノが、まさにそんな感じなのかなぁ?
> うーん。ラスベガスは行ったことがないので、断言はできないのですがシンガポールのカジノの経営は「サンズ」ですし、
> 「サンズ」自体はラスベガスにもマカオにもあるのでこの3つはほぼ同等かと。
> シンガポールの「マリーナベイサンズ」にも行きましたが内装はマカオとほぼ同しです。
すみません、解り難い話の書き方となって。
私が気になったのは、カジノの店舗そのものと言うよりも、「カジノ街としての街の雰囲気」ですね。
もちろん、サンズなり、ベネチアンなり、MGMなり、そうした国際カジノ企業の店舗内は、
どの国であれ、そんなに変わらないようなイメージはあります。
言うなれば、イオンやヨーカドーなどの大型スーパーが、日本どこの店舗でも同じような感じで(笑)。
でも、古い商店街の一角にあるか、郊外のロードサイド店か、ショッピングモールの中核店かなど、
店舗自体は似ていても、その周囲の雰囲気はいろいろ変わってくると思うんです。
で、要するに何が言いたいかと言うと、例えばサンズの店舗内は変わらなくても、
ラスベガスは、ギャンブルのアミューズメント・パークみたいに、作り込み感のある人工的な街で、
マカオは、店外に出て路地などに入れば、アジア的な賭場の雰囲気が色濃く残ってそうな印象で、
そしてシンガポールは、作り込んではいるけど、どうしても端々にアジアっぽさがあるイメージ(笑)。
なので、仮に日本でもカジノ街が出来たなら、そんなシンガポール的な街の雰囲気になるのかな?と。
ちなみに、実際にマカオやシンガポールのカジノを体験してみた上で、
もしも本当に東京なり大阪なりにカジノ街が出来たとしたら、
良い点、悪い点など、どんな変化が日本社会にありそうですかねえ?
> ユーゴとアトスについては書いている時間がなさそうなのでまた後日にします。
> すいません。
いえいえ、いつでも構いませんよ(笑)。
私の興味本位から、一方的に尋ねているだけですので。
> アトスについては以下の書籍に詳しくでています。
> 入国の仕方などはそれほど変わりません。
> 斎木俊男 ギリシア歴史の旅 恒文社 1997
ありがとうございます。
ただ、やはり生の声の方が聞きたいので、とりあえず待ってます(笑)。
> > > それでもざっくりとカウントすれば60〜70カ国ぐらいでしょうか。
> > いや〜、そんなに多いんですかぁ!?
> > 白地図に訪れた国を塗ったら、かなり埋まるのでは?
> そうでもないですよ。まだまだ空白地が多いです。
> 旧ソ連〜東欧〜地中海地域が多いのでそれ以外のところは少ないです。
なるほど、その辺りが中心だったんですね。
って、「今は亡き鉄のカーテンの向こう側」と考えると、
個人的には却って、興味のそそられる地域ですが(笑)。
> > 逆に「この辺は行った事が無い」みたいな空白地帯もあるのでしょうか?
> 新大陸はないですね。あと豪州も。
> そういえばちょっと前まで英語が公用語の国で訪問したのはマルタだけだったような気もします(笑)
それは、ちょっと意外でした(笑)。
まあ南北アメリカ大陸の方は、日本から見ると欧州などとは方向が逆なので、
「もしかしたら?」とは想像してましたけども、
英仏海峡トンネルの開通で、欧州からイギリスへの渡航も鉄道で1本になりましたから、
まさか英語圏がマルタだけとは!?
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