| 元々、こちらのスレッド↓で話題にしていた
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r21527
「AIと教育(読解力)」や「大河ドラマの通史化」等から考え始めた事でしたので、
話の流れ的には、そのまま同スレッドで続けるべきかとも思いましたが、
ロシアW杯という中断期間を挟み、また随分と時間が経ってしまいましたので、
独り言になるかも知れませんが、新スレッドで徒然に書いていきたいと思います(笑)。
もちろん、皆様方からの横レスも大歓迎ですよ!!
私みたいに、もう受験はとっくに終わった人も、
いま受験を控えている人も、これから受験を迎える人も、
やはり「勉強の仕方」というのは、誰もが関わりある話題でしょうからねえ。
と言いますか、私の知らない方法とか聞ければ、それが一番嬉しいかも?
まあ、もし興味のある方が居られたら、少しお付き合い下さい(笑)。
【受験勉強と生涯学習は別物?】
まず最初に、「受験勉強」と「生涯学習(大学教育なども含む)」は、根本的に異なります。
受験勉強には、試験日や出題範囲、そして入試の点数という明確な数値が存在しますが、
生涯学習の方では、ある意味で、受験勉強のような解りやすいゴールは存在しません。
だからこそ生涯学習の勉強法は、常に知識を増やしていく「足し算&掛け算」となりますし、
学習方法としては、こちらの方が本来は一般的なのですが、
しかし受験勉強の方は、合格を勝ち得る事こそが最大の目的であり、
「点数」という形で目標が見える為、「引き算&割り算」の勉強法が効率的になってきます。
要するに受験勉強では、高校入試であれ、大学入試であれ、
その試験日までの日数が明確に出ており、出題範囲や受験科目なども限られ、
そして目指す学校の「合格ライン点数」も、ある程度は解っているのですから、
現状での自らの学力を把握すれば、あとは合格まで何点必要かを引き算し、
目標までの距離を計れたら、最後は残る日数で割り算して、1日のノルマを出すだけです。
つまり、「受験勉強は引き算&割り算」と言ったのは、式に表すとこういう事↓ですね。
「合格=(合格に必要な点数−現時点の学力での点数)÷(試験日−今日)」
この辺の仕組みを理解しないまま、ただ闇雲に勉強したとして、
そうした積み上げ式の勉強法は、足し算&掛け算の生涯学習では良くても、
「合格こそが最終目標」である受験勉強には、あまり適した方法ではありません。
ただ、ノルマが決まっても、そこは性格的な個人差がありますから、
毎日コツコツできる人は1日単位のノルマでも問題ないでしょうけども、
その人ごとによって、1週間単位とか、1ヶ月単位のノルマ設定でも良いと思います。
要するに、最終的に、時間内に目的地まで辿り着ければ良いのですから。
【受験勉強は効率的に!】
正直、個人的には、こうした受験勉強の類は好きでは無いのですが、
今の日本社会において、進学が大きくウェイトを占める以上、なかなか避けられない事ですし、
逆に言えば、だからこそ、無駄に時間を掛け過ぎず、
効率的に合格を目指す方法が、受験勉強には求められるな気がします。
その為にも、まず何より重要なのは、ターゲットとなる入試問題の情報ですよね。
例えば、目指す学科に理科の入試科目が無いのであれば、
合格を目指すという点だと、理科の勉強は必要ない事になりますし、
各校の試験問題の特徴を事前に知る事で、出題傾向に応じた学習配分を取れ、
そして、各教科の配点を把握する事で、自らの得手・不得手を踏まえた戦略を立てられると。
まさに孫子が言う所の
「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
ってヤツですね!!
「早めに過去問をやれ」と言われるのも、自分の今の実力を知る以上に、
過去問をやる事で出題傾向が解り、今後どのように勉強すれば解る事が大きい訳です。
例えば、埼玉県の公立高校入試の日本史ですと、
古代から幕末明治までが5割、幕末明治から現代までが5割という配点で出題される為、
過去問をやり、その傾向を早めに掴んでおけば、古代から全ての時代を満遍なく勉強するよりも、
明治までの1500年間は、文化史も含めて、浅くても良いから広く押さえておき、
明治以降の150年間は、特に政治外交史を中心に深く覚えておく事で、高得点が期待できます。
入試本番まで時間が無ければ、現代から逆に時代を遡って勉強していく方法も有効でしょうね。
これを知っているか、知らないかでは、結果に大きな違いが出てくるはすです。
少なくとも、「結果」を求めて受験勉強を行うのであれば、
自分自身の学力と、目標校合格に求められる学力を、
まずはキチンと把握してから勉強を行った方が、遥かに効率は良いはずです。
ぶっちゃけた話、受験勉強に「近道」など無いとは思いますが、
「地図」を手にして道を進む受験生と、ただ闇雲に道を進む受験生とでは、
到達する時間は、まるで変わってくるはずです。
要するに、近道など無いけど、多くの人は回り道をしていると。
だからこそ、出来るだけ回り道をしないのが、効率的な方法になる訳ですね。
【生涯学習の方法で受験勉強】
とは言え、この「効率的な受験勉強」の方法を極め過ぎてしまうと、
ただ単に、TVゲームのように点数を上げる作業に突入してしまい、
その方法だと、結果的に「テストで高得点を取る」能力しか身に付かないと・・・・
よく、「学校の勉強は役に立たない」などと言われたりもしますが、
これは学校教育における「生涯学習」の面を無視して、
「受験勉強」の面のみで捉えるから、そういう感想になる気がします。
結局、良い大学は出ていても、義務教育の基礎知識すら身に付いてない人が多いのも、
テストで点を取る技術だけ学んで、その教科本来の中身を学んでいないからでしょうしね。
・・・という事で、何だか前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題(笑)。
「生涯学習」の学び方で、その教科の知識を身につけつつ、
「受験勉強」の方にも、結果的に繋げられる勉強法は無いモノか?
な〜んて事を、ちょっと考えてみたいと思います。
有り体に言えば、「楽しみながら、知識が身に付き、受験にも役立つ」学習法は無いかと?
【地歴の勉強法】
「ゲームや動画を通して、歴史の楽しさを伝える」という、
このサイトの主旨からしますと、地歴の学習法が一番身近でしょうかねえ?
例えば、赤い嵐をプレーした事で、世界地理に詳しくなった方も居るかと思います(笑)。
でもまあ、ここにあるゲームは、別に「受験勉強に役立つ」目的では作られていませんし、
逆に言うと、このスレッドの主旨からすれば、
「受験勉強に役立つゲーム」とは、一体どんなモノか?という感じになるでしょうか。
確かに、歴史や地理というのは、主要教科でありながら、
それを「趣味」とする人たちも多い分野ではあります。
ですが多くの場合、興味の対象は戦国や三国志など特定の時代であり、
そこのマニアックな武将知識というのは、受験にほとんど影響を与えません。
でもこれが、「全時代&全世界の通史的なゲーム」であったり、
「時代無視のオールスター的なゲーム」であったら、どうでしょうか?
このサイトのゲームで言えば、「Super三國志」や「ナポレオンの野望」などで、
古代から現代まで、自由に時代のシナリオを選べるとしたら、
各時代の勢力図に、国名や君主名などは、もっと気軽に覚えられるかも知れませんし、
それ以外の出来事・重要人物・重要政策なども、イベント・カード的に加えれば、
歴史全体の流れみたいなモノは、ずっと身に付くかも知れません。
また逆に、時代性など無視して、例えば信長の野望みたいなゲーム・システムで、
各勢力を、日本史であれば都道府県、世界史であれば現国家の単位とし、
各武将を、その地域の歴史上の人物をオールスター的に登場させれば、
マニアックな武将も、山川の用語集に掲載されてるような人物達になりますし、
勢力の単位が現代なので、そこを作り込めば、地理の知識も身に付くゲームにできます。
あとは、前スレッドの続きのような話ですけど、
ドラマであれ、マンガであれ、動画であれ、特定の人物や出来事に焦点を当てた作品を、
通史という形で通して見られれば、歴史全体の流れも把握しやすいように思えます。
このサイト的に言うなら、歴史Flashの作品群で時代の流れを繋げる感じでしょうか?
とは言え、それを個人でやるのは、さすがに難しいので、
そういう意味でも、通史モノの大河ドラマとかを見てみたいんですよね(笑)。
「日本通史・大河ドラマの主人公リレー25名案」↓
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c21670
(昔は「歴史の勉強に大河を見なさい」と言われたモノですが、最近は聞かない台詞ですね)
それと地理に関しては、前述のように、赤い嵐みたいなゲームで予備知識を得られれば、
世界のニュース報道とかに触れても、いろいろと得られる情報は多いでしょうし、
もっとシンプルな遊びであれば、世界地図のパズルなんかも良いと思います。
3Dプリンターが普及した今なら、触覚&視覚を通して、地形を覚える事が出来るかと。
まあ、3Dプリンターは無理でも、ボール紙などを使えば、簡単に自作も出来ますしね。
そして地図パズルという形であれば、各世紀ごとの勢力地図パズルを、
その時代の主要な人物や事件、戦争の行軍ルート付きで作れば、歴史の勉強でも使えるかも?
ゲームとして考えるなら、単純にスゴロクとかでも充分に面白いモノが作れそうですし、
世界遺産とか観光名所などで、歴史要素も絡めつつ、カード・ゲームとかも出来そうです。
ウチの弟のように、「桃太郎電鉄」で日本の地理に詳しくなったり、
サッカーで世界の地理に詳しくなった人は、きっと大勢居る事でしょうし、
地理という科目も、なかなかどうして、娯楽との相性が良いモノなのでは無いでしょうか?
まあ正直、私は理系だったので、文系の事情はあまり詳しく無いのですが、
大学受験の地歴は、上位校(特に東大)ほど、歴史マニアが高得点を狙えると思いますし、
趣味として成り立つからこそ、好きになれば「勉強の息抜き」に使える教科にも為ろうかと!!
って、あくまでも受験目的であれば、好き嫌いなく広い時代や地域をカバーしつつ、
息抜きの時間(地歴の勉強)ばかりにならないよう、注意しなければなりませんがね(笑)。
【理科の勉強法】
・・・これは、あまり万人向けの受験勉強法では無いと思いますけど、
理科の場合、中学や高校で習う中途半端な内容よりも、
大学以降に習う本格的な内容の方が、学問的に絶対面白いと思うので、
受験勉強とか、ほぼ無視して、いきなり大学用の教科書とかで独学してました。
まあ、大学の専門内容が理解できれば、それなりに受験問題も解けますしね(笑)。
ただ、これだけだと今回の主旨に、ちょっと反してしまいますので、
もう少し、「物理・化学・生物・地学」の科目ごとに、勉強法を考えてみたいと思います。
まずは私の専門分野である「物理」に関してですが、
そもそも物理学とは、万物自然界の法則(理:ことわり)を解き明かす学問であり、
王道的な学び方として、「力学はこうなっている」「電磁気学はこうだ」という、
既に結論が出ている解釈を、そのまま受け売りで、知識として取り入れるのも良いですけど、
「人類はどのように自然界の法則を解き明かしてきたか?」という、
歴史的な流れから順々に、学んでいくのも1つの方法では無いかと思うんです。
それこそ、紀元前の学者達が辿り着いた結論は、比較的に理解しやすい事柄ですし、
そこから一歩ずつ、人類の理解の歴史と歩調を合わせていけば、理解もしやすいのでは無いかと?
アートとかでも、確かに個々の作品や、印象派などの作品群を、単体として鑑賞しても、
それはそれで楽しめるのですが、そこにある歴史的な「アートの文脈」を把握すると、
作品の背景などまで感じられて、より深くアート鑑賞を楽しめますからねえ。
ですから同じ要領で、歴史的な「物理学の文脈」を学んでおけば、
近現代における物理学の急速な発展を、より実感できそうですし、
理学的な発見と工学的な発明の繋がりも、理解できそうな気がします。
続いて「化学」ですが、これは意外とゲームとの相性が良い気がします。
もし仮に、ポケモンに登場するモンスターが、それぞれ元素の名前で、
各元素の特徴を持ちながら、原子番号や質量数などが攻撃力や防御力だったら、
日本中に化学好きの子供達が溢れていたかも知れません(笑)。
周期表も上手く工夫すれば、トランプの7並べみたいなゲームが作れそうですし、
有機や無機の化学合成も、麻雀風のカードゲームとか作れば面白そうなので。
水素カード2枚と、酸素カード1枚で、水を作る・・・みたいな要領で、
相手の作った化合物を、分解反応させてポイントを下げたり、
化学反応を起こして生じたエネルギーを、ボーナス点として得られたりすれば、
戦略的にも、いろいろ出来そうで、なかなか面白いゲームが作れるかも?
次に「生物」ですけど、一応、私は受験で物理と化学を選択していたのですが、
近年の発展が目覚ましい生物学にも興味があったので、少し手を出してました(苦笑)。
とは言え、この科目こそ、現在の理科教科の中で、最もホットな題材でしょうし、
そうした現在進行形なニュースに触れていく為にも、
最初に「万人向けでは無い」と言った、「本格的に学ぶ」という方法も、
この生物という分野に関しては、意外と間違えでは無いのかも知れません。
それに、子供達に大人気の動物・昆虫・恐竜なども、考えてみれば生物学の分野ですし、
だからこそ、上野の国立科学博物館に行っても、展示品はかなり生物関連が多いんですよね。
改めて考えてみますと、生物学というのは、一般的に最も身近な理科科目なのかも知れません。
・・・って、結局は、どんな学び方が良いかとなると、まずは生物学を好きになって、
科学博物館に行き、いろいろ展示品を解説できるレベルになれば、受験でも点は取れるかも?(笑)
最後に「地学」ですが・・・これを理系で選択できる大学や学部は限られる一方、
国立志望で、文系でもセンター試験では理科科目が必要な大学なら、
地学という選択肢も、決して悪くは無いモノでしょうし、
何より、東大文系みたいに地歴科目の選択を2つ求められる場合、
学問的に、それぞれリンクしている「世界史&地理+地学」という組み合わせは、
正直言って、最強コンボなのでは無いでしょうか!?
それに地学は、気象や地形、地質に海洋などなど、
ある意味で、私たちの生活に最も深く関わる学問の1つですから、
英語とは正反対で、受験用と実用の知識が、かなり近い関係にある気がします。
ニュース番組のお天気コーナーを見るだけでも、学べる所はあるでしょうからねえ。
【英語の勉強法】
正直、英語は私の苦手教科だったので、どんな学習法が良いとか、あまり無いのですが、
それでも今は「DVD(Blu-ray)」で、映画やドラマから気軽に英語を学べるのは良いですよね!!
なので、「その教科を好きになる所から始める」という意味では、
英単語や英文法などから入るよりも、英会話やドラマ視聴から入る方が向いてると思います。
ただ、単純にテストで高得点を狙うなら、英単語や英文法から入った方が近道でしょうから、
英会話やドラマ視聴から入るのは、時間がある場合や、実用目的などの場合でしょうね。
そういう意味では、受験用と実用の乖離が最も大きい教科って、この英語なのかも?
まあ確かに、100年以上昔に日本で英語教育が始まった当時であれば、
英語の書物を翻訳・読解する事こそ重要だったのでしょうけども、
その方針が100年以上経った現在でも、あまり変わらないまま続いた結果、
難しい文章を読み書き出来るけど、簡単な文章を聞き話し出来ない学生を量産したと・・・・
だからこそ、中学1年の頃は「英語が好き」という生徒が多数派なのに、
高校3年の頃になると「英語が嫌い」という生徒が多数派となる状況を生んでいる気がします。
であればこそ、まずは「英語が好き」という気持ちを持続させる事こそ、
「急がば回れ」じゃないですけど、遠回りに見えつつ近道のように思うんです。
で、前置きが長くなってしまいましたが、
北米TVドラマの人気ジャンルである「シットコム(シチュエーション・コメディ)」は、
舞台演劇が原型なので、設定や登場人物なども毎回大きく変わらず、
1回25分前後の一話完結型ですから、かなり気軽に作品を楽しむ事が出来ますし、
人気ジャンルだけあって様々な作品があり、気に入る作品も見付けやすいのでは無いでしょうか?
教材として繰り返し視聴する事を考えると、「気に入る」というのは非常に重要な事かと。
もちろん、お気に入りの洋画とかがあれば、そちらでも構わないのですが、
ドラマの方がトータルの時間が長く、会話劇が多いので、やはり教材向きな気がします。
逆に言うと、アクション系やサスペンス系の作品ですと、
台詞が少なく、短文のスラングが多い事などもあって、あまり教材向きでは無いのかな?
そんなシットコム作品の中から、教材としてオススメするとすれば、
日本だとNHK教育で放送されていた「フルハウス」ですかねえ?
NHK教育の平日夕方にやってたくらいなので、中高生の教材としては安心ですし(笑)、
主人公が子供なので、そんなに難しい英文やスラングは登場しません。
逆に言えば、だからこそ、英語の初学者向きの作品とも言えます。
具体的には、まずは日本語吹き替えor日本語字幕で視聴して、話の流れを把握したら、
次は1回、英語音声&英語字幕で視聴してみて、どれくらい解るかを把握してみる。
そして2度目は、解らない単語や文章を書き出してみて、意味を調べて、
台詞の意味まで解るようになった3度目以降は、台詞を聞き真似して音読にも挑戦。
最後に、英語字幕を消してみて、音読も聞き取りも出来るようになっていれば、
次のストーリーに移る・・・といった具合の学習方法ですね。
また教材選びに関しては、もしもアニメが好きな人であれば、いっその事、
英語吹き替えされた、日本のアニメ作品を「北米版Blu-ray」で入手するのも手かと?
(北米版DVDは日本と再生仕様が異なる為、基本的には北米版Blu-rayがオススメ)
北米版の方が、日本版よりも、ずっと安く購入できますし、
だいたいの場合、副音声でオリジナルの日本語音声も入ってますからねえ。
要するに、英語の勉強として視聴するのであれば、
台詞が英語で、その台詞を英語字幕を同時に見られれば良いのですから、
繰り返し視聴しても苦にならない作品があるのなら、日本のアニメでも良いと思います。
特に「ジブリ作品」などは、主人公が子供の作品も多くて、台詞の英語も簡単ですし、
多くの人は、既にストーリーを熟知しているでしょうから、元の台詞を思い浮かべつつ、
「ああ、こういう言い回しをするんだぁ」と、気軽に英語を学べるのでは無いでしょうか?
近年、徐々に比重を増しつつあるリスニング対策としても、有効な独学方法かと。
とは言え、現実的には「入試まで、もう時間が無い」という人も居るでしょうし、
前述のように、やはり実用英語と受験英語とでは、現実的に乖離がありますからねえ。
まずは「DUO」やZ会の「速読英単語」で、とにかく語彙数を増やして、
続いて、桐原と駿台の「英頻」で文法や語法を押さえつつ、
最後に、伊藤和夫の「英文解釈教室 or ビジュアル英文解釈」で構文読解を身に付け、
あとはひたすら問題集や過去問を解きまくるのが、やはり手っ取り早いのかな?
って、この辺の参考書は古典過ぎて、今の受験生には時代遅れなのかも知れませんが(笑)。
それと、これは試験テクニックみたいなモノですけど、
英語の長文問題というのは、読むのに時間がかかる為、如何に速く読むかが重要です。
もちろん、長文をサッと素早く読めるのが理想ですが、なかなか難しい事ですから、
不要な箇所は読み流す判断力が、時間が限られたテストでは地味に大事になってきます。
その為の1つのテクニックとしては、先に「問い」の方を軽く目を通しておき、
下線や括弧の位置から、答えを書くのに不要な箇所を切り捨てるというのがありますね。
また、単語や文法など、すぐに答えられて、長考しても答えが出ないような問題は、
最初にさっさと片付けておき、時間のかかる長文問題や作文問題なの時間を残すなど、
配点を考えながら、テスト全体の時間配分をするのも、結構重要な事だと思います。
【国語の勉強法】
う〜ん、とにかく国語の勉強法は、ちょっと私には解りません・・・・
現代文にせよ、古典にせよ、それほど勉強せずとも、
センター試験で9割は取れてましたから、理系の私にはそれで充分でした(苦笑)。
思い返してみると、小1の頃のアダ名が「漢字博士」だった程、昔から漢字は出来ましたし、
高校の頃に読んだ歴史小説が、現代文の読解力を高めでもしたのでしょうか?
理系でしたから、構文に対する論理的な捉え方も、自然と身に付いていたかも知れません。
また古典の方も、私が転勤族として育った為、「方言適応力」が普通の人より高く、
その影響か、古文も漢文も、それほど苦も無く読めてしまったんですよねえ・・・・
標準語と少し違うというのは、ある意味で、古い言葉も方言も同じ様なモノなので。
それと、私が歴史好きだった為、その時代背景や文化背景を理解していた事も、
古典の読解には、意外と大きな役立っていたのかも知れませんね。
ぶっちゃけた話、国語の勉強法に関しては、他の方の意見も多く聞きたい所ですし、
私から言える事は、「歴史小説を読めば、有利なのでは?」って事くらいです。
特に漢文に関しては、中国史の小説を読んでいるか否かで、身近さが違ってきますし、
そこから「孫子」や「三十六計」などに足を踏み込むだけでも、大きく変わってくるかと?
あとは古文ですと、「百人一首」に親しんでおくのは、何かと有利かも知れませんね。
最初はゲーム目的で、意味も解らず丸暗記した和歌も、古文で大きく活きてくると思います。
あと、現代文というのは、出来る人と出来ない人の間でも、そこまで点差が付かないので、
国語で差を付けようと思えば、この古典の部分が、結構重要になってくる気がします。
それと、これは入試用の得点法ではありませんが、
学校の定期テストで国語の点を取ろうと思えば、
基本的に、授業で扱った教科書の文章から出題される訳ですから、
授業の解説を覚えておけば、読解力とかに関係なく、高得点が取れますけどね(笑)。
まあ、内申点を押さえておく目的であれば、これはこれで有効な手段かと?
私は転校続きでしたし、不良では無いものの意外に問題児でしたので、
内申点など最初から期待できず、ほぼ気にした事はありませんでしたけども、
推薦入学であったり、入試の加点分を考えれば、やはり内申点は重要でしょうからねえ。
【数学の勉強法】
え〜と、国語に続き、数学の勉強法も、なかなかに難しい問題ですよね・・・・
しかも英語と同じで、受験用の数学と、実用?(生涯学習)の数学とでは乖離があり、
受験用の数学では、論理的な思考を養うとかでは無くて、
ただただ、出題された問題を解く、ある意味でクイズやパズルに近いモノですから。
そういう意味では、クイズやパズルとして、受験数学を楽しめれば良いですけど、
そうで無い場合は、単にテストで高得点を取るテクニックを身に付けるだけの話になります。
まず、高校レベルの数学で、与えられている定義を覚えておき、
それぞれの問題で、どの定義が使うべきかを、解法パターンとして訓練していく。
そして、それを問題集や過去問などで、反復的に訓練し続ける事で、
「こういう問題では、この定義を使う」と、即座に判断できる力を鍛えると。
言うなれば、多くの解法パターンを覚える事で、手持ちのカードの数を増やし、
そのカードを場面場面に応じて、適切に出せる勝負勘を養うようなイメージでしょうか?
ただ、クイズやパズルとして楽しめなければ、本当に単なる点を取る為の作業ですよね。
数式をCGアート化して、視覚的に数学を楽しむ方法とか、
いろいろと考えてみた事はあるのですが、
正直な所、受験数学を楽しくする方法というのは、私には思い浮かびませんでした。
でもまあ、物理学にとって、数学とは「言語」のような存在ですし、
クイズやパズル気分で楽しめた訳では無かったですけど、
受験数学が決して嫌いでは無かったですし、それなりに点数も取れてましたね。
あと、こうして改めて考えてみると、定義とパターンを覚えたら、
後は反復練習で精度を上げるというのは、まさに言語の学習に近いモノなのかも?
【最後に】
と、まあ、ここまでダラダラと書いてみましたけど、
そもそも私自身、学校の授業をキチンと聞いてたのは小学3〜4年くらいまでで、
中高生になると、まるで聞いていなかったくらい、
いわゆる、一般的な学校教育とは合わなかった生徒なので、
学生時代から、いろいろと自分に合う勉強方法を独自に模索していたんですよね。
そういう意味では、あまり他の人には参考にならない意見なのかも知れません(苦笑)。
ただ逆に、私はこんな感じだったからこそ、他の人の勉強法であったり、
一般的とされる学習方法などに、興味があったので、少し書いてみた次第です。
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