▽ 2018/9/27 (木) 20:00:15 ▽ 徳翁導誉 |
| > > ラグビーW杯2019年大会の日本開催が決まった時には、
> > 「まだ10年以上も先の話」って感じで、現実感に乏しかったものの、
> > 時が経つのは早いもので、開幕まで、あと1年を切ってしまいました(笑)。
> 気が付けば、そうでしたね。
> 巷ではオリンピックの話題で持ちきりですが、ラグビーW杯のほうが「全国的に開催」&「時期が1年早い」
> こともありますので、まずはこちらをしっかりしてもらわないといけないですよね。
日本での知名度や関心度は低いものの、何だかんだで「ラグビーW杯」は、
「夏季五輪」や「サッカーW杯」に次いで、3番目に大きなスポーツ・イベントですからねえ!!
(単純に巨大イベントという事であれば、それに替わって「万博」が入るのかな?)
しかも、日韓共催だった2002年のサッカーW杯と比べても、
来年のラグビーW杯の方が、より多くの訪日観戦客が見込まれてますし、
再来年の五輪は開催期間が2週間なのに対して、ラグビーW杯は2ヶ月もある上に、
開催地も東京だけでなく、全国各地に広がっている訳です。
更に、欧州のラグビー・ファンというのは、サッカーに比べて富裕層が多く、
行ってすぐ帰る弾丸ツアーなどより、長期滞在型で試合観戦の合間に観光も満喫し、
飲食の面でも豪快に散財してくれるので、観光振興から考えても実に大きいんですよ!!
そんな絶好な機会を、何だか棒に振ってしまいそうな感じで、そこは凄く残念なんです。
> > 日本開催が決定した後、あまりに杜撰な協会側の運営が繰り返され、
> > 莫大な費用負担の件も考えると、本気で大会返上すべきだと何度も思わされましたが、
> > 前回大会では南アフリカを破る超番狂わせを起こすなど、日本代表の活躍もあり、
> > 世間の認知度は格段に上がった・・・とは思いますけど、本当に大丈夫なのか???
> 勝利したときだけは五郎丸フィーバーもあって話題になりましたけど、
> ここ最近はさっぱりですよね…
> 果たして本当に開催されるのか、とも思ってましたし、
> 実際自分も、今言われるまですっかり忘れてました(笑)。
多分それは、こんな直前に来て、大会の宣伝費を削った事も理由の1つかも?(苦笑)
そもそもラグビーW杯開催における最大の問題点は、その莫大な費用負担なんです!!
もちろん、五輪やサッカーW杯も費用負担は大きいのですが、
莫大な放映権料やスポンサー料も入ってくるので、収入の方も相当に大きく、
既存の施設を上手く活用すれば、意外と黒字になっている大会もあるんですよね。
それに対してラグビーW杯の方は、長らくアマチュア主義が続いてきた影響や、
人気のある地域が旧英連邦などに偏っている事などから、そこまでの大会収入は望めず、
放映権料やスポンサー料は連盟の取り分で、開催国は入場料収入しか得られない仕組みなんです。
しかも開催上納金として、連盟に200億円近い費用を払わなければならないんですよねえ・・・・
開催国側からすると、放映権料やスポンサー料を分けたり、上納金を割り引いて貰いたい所ですが、
この大会収入が、連盟の4年間の活動資金になってる状況では、それも無理な相談だったりします。
だからこそ、来年開催される日本大会の入場料も、
知らない人が見れば、驚く料金設定になっていると思います↓
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c21392
一応、全試合完売で480億円、想定経費が300億円なので、計算通りなら黒字ですけど、
収入面にしても、支出面にしても、そんな計算通りに実際は行くはずも無く、
現状では、150〜200億円の赤字が出るだろうと予想されています・・・・
って、五郎丸フィーバーがある前までは、300億円超の赤字が予想されてた事を思えば、
これでも随分と状況は改善されたと言えますけど、それでもまだまだ厳しいのが実際の所です。
まあ、当時の民主党政権は「赤字補填はtotoから36億円が上限」と決めましたけど、
これほどの巨額の赤字を、日本ラグビー協会が単独で支払えるはずもなく、
大会を招致したラグビー協会会長の森元首相は、各界から大ブーイングを浴びせられたんです。
totoで穴埋めすれば、日本のスポーツ界全体で、その失敗のツケを支払わされる訳ですし、
税金で穴埋めすれば、日本の国民全体で、その失敗のツケを支払わされる訳ですから・・・・
でもまあ、運が良いのか悪いのか、森元首相の子分筋である安倍政権が誕生し、
しかも東京五輪の開催が決まって、森元首相が組織委員会のトップに就任した事から、
日本のバスケ界を一時崩壊させた、世界バスケ日本大会の失敗みたいな惨劇は、
ラグビーW杯では起こらないのか?という感じです(その分のツケは他者が払うのですが・泣)。
> 先述しましたが、東京五輪が現在では話題になりすぎて、忘れられていますけど、
> ラグビーW杯は、東日本大震災の被害を受けた釜石市に、
> 熊本地震で被害を受けた熊本市、そして先日の地震で被害を受けた苫小牧市と、
> 震災被害を受けた3都市でも開催されるということで、
> 「災害からの復興」をスローガンに、してみるのもいいのでは?
> (まあいずれも開催決定後に起きた震災ですので、こればっかりは偶然と言わざるを得ないでしょうけど)
北海道の会場は、苫小牧ではなく「札幌ドーム」ですね。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c21388
プロ野球との日程調整から開催はわずか2試合ですが、収容人数は多い為、
9/21(土)「オーストラリア×フィジー」
9/22(日)「イングランド×トンガ」
という好カードが組まれてますね。
あと釜石に関しては、あの震災が無ければ会場選出はもちろん、立候補すら無かったかも?
そういう意味では既に、「震災復興」のテーマが無かった訳でもありません。
と言いますか、個人的な意見としては、それが強く出過ぎた気もしているんです・・・・
釜石は確かにラグビーが盛んな土地柄ですけど、その街の規模や経済力を考えると、
正直言って、ラグビーW杯ほどのイベントを開催するのは、負担が大き過ぎると思うんです。
しかも、収容人数の少なさから、強引にねじ込んだ割に、
9/25(水)「フィジー×ウルグアイ」
10/13(日)「ナミビア×スペイン?」
という、微妙なカードの2試合しか開催されませんからねえ(苦笑)。
だったら、W杯の試合会場よりも、日本代表の直前キャンプ地などにした方が、
代表選手と触れ合ったり出来ますし、ファンやマスコミも多く集まるでしょうし、
何より、2試合限りの無駄な客席設置をしなくて済むので、ずっと良かったと思うんですよ。
> 国立競技場は、紆余曲折がありすぎてラグビーW杯にはとても間に合わないと思いますけども…。
新国立競技場の完成時期に関しては、3年前にザハ案を白紙撤回した際に、
完成目標を2020年の春に変更した為、その時点で既にラグビーW杯での使用は断念しています。
まあ、日本側の大会収入源は「入場料だけ」なので、
収容8万人の新国立が使えないのは、正直かなりの痛手ですけども、
逆に言うと、それを赤字補填に税金を投入する為の大義名分に利用するのかも?(苦笑)
って、コンペの段階から気になっていた新国立が、
こんな形で落着してしまうのは、個人的には結構無念なんですけどね・・・・
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r17074
> > 兎にも角にも、サッカーW杯・夏季五輪に次ぐ大会規模を誇る
> > ラグビーW杯の日本大会開幕まで、あと1年です!!
> なんだかんだ、1年ってホントあっという間ですよね。
> 私も未だに2018年(平成30年)という呼び方に慣れておらず(気分はまだ2015年くらい?)、
> しかも来年で平成が終わるというのもあると、
> ほんと(未体験ですが)昭和末期を彷彿とさせる激動さを感じます
一瞬、未だに「平成」に慣れておらず・・・という意味かと思いました(笑)。
平成元年生まれが、そろそろ三十路を迎えるという時代なのですから、
ギリギリとは言え、昭和の記憶がある私など、もう十分にオッサン世代ですね(苦笑)。
そもそも昭和までは、元号の方を使うのが一般的で、
「今年って西暦何年だっけ?」「自分の生年って西暦だと何年?」って時代でしたし。
で、確かに昨今の社会状況も、激動の時代だとは思いますけど、
しかし、さすがに昭和末期と比べるのは・・・という感じはあります。
やはり、戦前・戦中・戦後を全て引っくるめて、
「あの昭和が終わる」というのは、非常に大きなモノがありましたし、
昭和天皇に続いて、手塚治虫・美空ひばり・松下幸之助といった面々が次々に亡くなり、
また世界的にも、天安門事件・ベルリンの壁崩壊・冷戦終結などがありましたからねえ。
「1989年」というのは、当時を生きていた人たちも、あとから見たらでは無く、
リアルタイムで「時代の変わり目」を実感できる程に、一時で激変した年だったと思います。
> (そういえばここにはソ連崩壊をソ連で経験した、なんていう方もいましたよね?)。
ミカエルさんの事ですね(当該スレッド↓)。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s18802#18802
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