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[22108] Re2:国民民主党と自由党の合併?返信 削除
2019/1/26 (土) 00:35:33 PEICHAN

▼ 徳翁導誉さん
> > 昨日のニュースには驚きました。小沢一郎の自由党が、国民民主党に合流するという一報。
> そうなんですね。
> 私は最近、ニュースとかほとんど見ないので、初めて知りましたし、
> 興味も失っている為、「ああ、そうなの」くらいの感想です(笑)。

少々興味のある話題が上がっていましたので横から失礼させていただきます。
私も2党が合流するという話には驚きました。現在は衆参での会派を一緒にするまでらしいですが選挙戦が近づくにつれまた動きがあるでしょうね。

>
> > 国民民主党の玉木雄一郎代表が、今日の記者会見では曖昧な表現をしていましたが、
> > 自由党は、本来立憲民主党のスタンスに近い気がします。
> > 特に山本太郎氏や森裕子氏は脱原発派ですので、一部再稼働派の国民民主党とは合わないはずです。
> > 仮に本当に合流するにしても、二人は無所属になるか立憲に行くかになるでしょうが、
> > 国民民主党にとっては、この合流はあまり意味のないように思えます。

> まあ、双方に利益があるから、そうした話が出るんでしょうけどね。
> 例えば自由党も、山本太郎と小沢一郎が手を組んだのは、
> 政党政治である日本の国会において、
> 単なる無所属の一議員では、活動に限界のあった山本と、
> 政党条件を満たすのに、もう1人議員が必要だった小沢の利益が合致した為でした。
> ですから、小沢が更に大きな相手と組み、それが山本の利益に反するなら、
> 互いに手を離して、元に戻るだけの話では無いでしょうか?
>

山本太郎氏や森裕子氏は確かに脱原発派ですが立憲民主党に入ることはないと考えています。
森氏は民主党政権末期に日本未来の党で別れてからずっと小沢氏の党にいましたし、
山本氏はそもそも始まりが無所属で一定の人気があるのでわざわざ比較的大きな野党に入ることも考えにくいと思います。
https://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-12435224258.html
会派と合流の記事が出てからこのようなブログを書いたことからすると「野党の塊」を重視している節があるので党の再編が決まった場合はまた動きがあるかもしれません。

> で、国民民主党の方の利益に関しては、これは単純に、
> 議員たちが、再選できる可能性が高まるからでは無いでしょうか?
> 野党第一党を巡る争いとか、そんな目先のメンツの話では無いはずです(笑)。
> 今いる議員たちは、国民民主党の看板で選挙を勝ってきた訳ではなく、
> 衆議院は希望の党の、参議院は民主党・民進党の看板で当選した人たちですし、
> そして現状、国民民主党の政党支持率は1%前後しかなく、
> こんな状態で、今夏の参院選(ひょっとしたらW選?)を戦えるかとなると・・・・
> W選の可能性は、現状だとそんなに高くは無いと思いますけど、
> もし実現した場合、国民民主党の衆議院議員は、恐らく壊滅に近いでしょうから、
> W選実施に最も戦々恐々としているのが、まさに彼らなんですよね。
> という事で、再選の為には、「小沢にも すがる」といった感じなのでは?

国民民主党の現在の状況からみると、統一候補と現職以外で当選者を出すことは難しそうだと私も思います。
選挙調査をしている界隈では支持率1%の党が比例で取れる議席は多くても3議席とかいうことも聞きますし、実質民進党の後継政党でありながら党員とサポーターに見放された国民党は党勢回復も見込めてませんからね。
「小沢にもすがる」というのはあながち間違ってないのかもしれないです。
ただ、かつての反小沢がどうなったのかも気になります。合流ともなれば外向きでとんとん拍子に進んでいても内部では不満が一杯なんてよくある話ですから。
あと、枝野氏も小沢氏と会うこともあったり、玉城デニー氏が議員辞職したときに立憲で比例当選していた日吉議員を自由党会派に戻したことがあったので何かしらの懸け橋になりうる可能性もありますね。
>
> もちろん、小沢に選挙を取り仕切ってもらう事で、底上げが出来る面もありますけど、
> 何よりも大きいのは、国民民主党の面々では、感情的に困難だった
> 立憲民主党や共産党との調整・協力が、小沢に任せれば行えるという事ですね。
> 特に参院選というのは、1人区の勝敗が選挙結果を大きく左右しますし、
> 野党共倒れを防ぐ為には、2人区の調整も行えた方が良いので、
> 野党が候補を一本化できるか否かは、実際の選挙以上に重要となります。

共産党は候補を決めている選挙区も多いので野党共闘のためには調整が急務ですね。
ただ、前回のように一方的に候補を下すことはないので本格的な候補者選定が行われるのでしょう。
市民連合との政策協定を2017年衆院選で立憲、共産、社民が結んだように今年も協定下で選挙戦を戦う可能性があります。
2人区に関しては立憲が乗り気にならない限り調整は無理でしょう。
そもそも2人区で自民が独占しようと思っても自民こそ共倒れする可能性があるのでそれをやってくることはないでしょう。
そうともなれば各々の野党が各々の候補を立てたほうが選択肢もふえて、政党ごとではりあえる分メリットはあるでしょう。
国民党の勢いがないですし、立憲と共産が並んで当選するのは2人区では無理だと思うので与党と野党1議席ずつ前提の選挙戦が展開される可能性が高いでしょう。

>
> 安倍政権は何も、国民の支持が高いから選挙に勝っている訳ではなく、
> 2大政党制を軸とする現行選挙制度の中で、選択軸を作らせない作戦を用いて、
> 結果的に勝利を手にしている状態なので、野党共闘が進むと、意外に苦しいんですよ。
> 極端な話、野党が一緒に担げる御輿さえあれば、一気にひっくり返りかねません。
> 一昨年の衆院選時、「すわ、小池総理 誕生か?」と騒ぎになったのも、
> 当時の小池の人気に、民進党の組織力・財力と、小沢の選挙調整力が加わり、
> 1つに結ばれる可能性が、ほんの一瞬だけ垣間見えたが為でした。
> (まあ結局は、驕れた小池の自滅で、今のような状況にはなりましたけど)
>
> そして、現行の選挙制度が今後も継続されていくのなら、
> 2派に分かれた旧民主党が再統合するのも、ある程度、必然の流れなので、
> 分裂に関わってない小沢の再登板は、そのキッカケに成り得る可能性もあろうかと。
> バラバラのままじゃ勝てないし、ジリ貧なのは、誰が見ても明らかでしょうから。

自民党は2009年の衆院選時の比例区の票数をいまだに上回れていない状況で300議席近くを維持しています。
言ってしまえば無党派の掘り起こしが成功すれば簡単にひっくり返ってしまうのですよね。
ただ今のままだと政治にそこまで積極的でない層には「わからない」から「変わらない」から投票に行かないという状況がいつまでも続いてしまうでしょう。
野党がなにかの形で共闘の塊を作ることは必須です。

しかしながら立憲民主党がどこかと合流することはないと考えます。
一つに、立憲の結党の経緯として民主派(旧民進党)の議員と立候補予定者で作った「新党」という形だからです。
枝野氏自身も再編には与しないと言い続けていますし、党と党が交わることは(少なくとも枝野氏が代表の間は)ないと考えます。
支持者にも野党共闘には非常に好意的でも、かつての民主党のような党を作るために合流することを望む人はそう多くはないでしょう。
烏合の衆と化して内輪揉めばかり取りざたされてしまったようにはなりたくないと考えていると思います。
二つに、脱原発を掲げる以上電力系の労組がバックにいる国民党と合流することは難しいと考えます。
同盟系と総評系がくっついてできた連合ですが、立憲民主党ができた時点で総評系の労組は組織内議員を立憲から出馬させたり、立憲への支持を表明したりしています。
脱原発に好意的なグループがある一方、茨城県県議選では電力系も推す国民党系グループと立憲民主党が対決する選挙区が発生しました。
このように支持母体さえまとまっておらず、脱原発を前面に推しだす立憲とは合流となればかなりの困難があることでしょう。
もともと筋を通したことを少なからず評価されている立憲民主党ですから、政策での譲歩は簡単ではないと考えます。

ただ、政治は何が起こるかわからないので予想というものはとことん裏切られたりすることが多いわけですが、
今年は亥年選挙ということもありますので特に注視しております。
参院選の予想大会楽しみにしております。

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