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[22179] Re3:国民民主党と自由党の合併(続き)。立法府改革案(3週間遅れの返信m(_ _)m)返信 削除
2019/2/28 (木) 21:37:39 徳翁導誉

> > > (勿論解散有りで、一度に選挙)
> > 「解散あり」が、「もちろん」なんですか!?
> > 不信任可決による解散はまだしも、政権側がフリーハンドで解散を打てるのは、
> > あまりに与党有利な制度であり、政治の混乱や国民の不信を招きやすい為、
> > 欧米では認めてない国々も多く、日本がモデルにしたイギリスも、
> > 近年は、恣意的な解散を防ぐ目的で、固定任期法が施行されましたからねえ。

> 言われてみれば!!
> これが、自民党一強が続く要因の一つなんでしょうね…。

それでも今までは、任期満了まで1年を切ってから行うのが暗黙の了解でしたけど、
安倍内閣が政権を奪還して以降は、とにかく政権維持が最優先となって、
これが守られなくなり、自民党にとって有利(野党にとって不利)なタイミングを狙い、
解散を打つケースが続いてしまっているんですよね・・・・

> > 中小政党を乱立させるのであれば、完全比例制が1番でしょうね(笑)。
> > でもまあ、現実的にそういった政党が乱立する国の議会を見ると、
> > 政策討議が深まる所か、政局不安定でゴタゴタが解消しない国ばかりな気も?
> > それでも何とかやれてる国は、幾つかの政党が1つのグループを作り、
> > グループ同士による擬似的な2大政党制になってる所が、ほとんどでしょうし・・・・

> ですよね…。例えばチリとかも、ピノチェト政権崩壊後、
> 左派系グループと右派グループの二大グループで政権交代が行われていますね。
> ただどうやら、最近になって急進左派グループが第三勢力として力を伸ばしているようですが。

近年、世界的に台頭してきているのは、急進的な極右や極左と言うよりも、
単なるポピュリズム右派とポピュリズム左派なんじゃないですかねえ?
立ち位置が違うように見えても、合わせ鏡になっているだけで、本質的には一緒と(苦笑)。

あと、2大政党制ではなく、中小政党による連立政権のタイプだと、
国民による選挙の結果ではなく、選挙後の政局によって政権が誕生するので、
政権に対する責任の所在が不明瞭となり、有権者の政治離れを招き易いですし、
それに何より、少数派の意見が、必要以上に強くなりがちなんですよねえ・・・・
もちろん2大政党制の方も、多数派が少数派を数で押し切る欠点が出やすく、
それはそれで問題なのですが、少数が多数を振り回すよりは幾分マシかも?
少数派の意見を尊重するのは、もちろん大切な事ではありますけど、
少数派が多数派を押さえ付けるのは、正直言って健全な姿では無いでしょうからねえ。

例えば、大多数の人は関心を持たない弱者に対する救済案を、
小政党が連立に入る事で、実現できたりするのは良い面ですけど、
でも実際の所は、少数派の既得権を守ったり、主張をねじ込まれたりなど、
悪い面が出る事の方が多いような気がします。
ただし、これは表裏一体の面でしょうから、難しい所ではありますが・・・・

> > > 参議院は、地方の意見を汲み取ることを最優先として、日本維新の会の案のように、
> > > 地方首長が参院議員と兼任可能にするのも手だと思います。(ただ、地理的に難しいと思います)

> > それをやるなら、何も知事本人が兼務しなくても、
> > 国政専任の副知事を設ければ良いのでは?
> > しかし、そもそも論として、そこまで地方を重視するのであれば、
> > 現状の都道府県では、規模も権限も財源も小さ過ぎますから、
> > もしも本気でやるなら、道州制とセットな気がします。

> (道)州制に関しては、自民党は消極的でしょうね……。

自民党が道州制に消極的と言うよりも、
安倍総理にとって優先度が低いと言う方が、妥当な表現かも?
当人の本気度はどうあれ、小泉内閣の頃は、道州制に関する議論が進んでましたし、
政権を奪還した2012年の衆院選時に、自民党は、
「5年以内の道州制導入を目指す」という政権公約を掲げてましたからねえ。
少なくとも自民党は、旧民主党よりも遥かに、道州制を目指していた政党です。

ただし道州制に関しては、強硬に反対する人は多い一方、熱烈に賛成する人は少ない為、
安倍内閣としては優先度が低い以上、下手に敵を増やして無駄な苦労を負うくらいなら、
議論を店晒しにして、無理に話を進める必要は無いと考えているのだろうと思います。
実際、党内の道州制推進本部も昨年廃止しちゃいましたしね・・・・
と言いますか、そもそも道州制に関して、本腰を入れてる政党があるかと言うと?
地域政党が土台の維新は一応、道州制への移行を掲げていますけど、
提言内容の中身は、自民党案よりも薄い気がしますからねえ。
まあ維新の場合、大阪都構想の方に手一杯で、道州制なんて先の先なのかも知れませんが。

> > そしてイギリスの上院は、選挙で選ばれない非公選議員なので、
> > 権限は極端に縛られてる替わりに、下院よりも質の高い議論が行われます。
> > あまり効果は望めませんが、インテリ層向けのガス抜きには役立ちますね(笑)。

> 小沢一郎も、参議院の代わりに「権力なき貴族院」をおいて(彼自身も転籍して)、
> 高所からの議論をさせるべき、と言っていましたね。

国家レベルの公的なシンクタンク&チェック機関で良いのかも?
と、個人的には思いますけどね、参議院は。
下手に権限が無い方が、知見を活かした自由な議論が行えるでしょうし、
1つの指針が示される事は、与党にとっても、野党にとっても、意味があるかと。
あとは、予算の使い方は衆議院が決めるけど、予算の使われ方は参議院が監査するとか、
国際条約の批准みたいに、長期的な視野が必要な分野だけは、
国益が政局に左右されないよう、参議院に優越を認めるとかですね。

> > > (追伸・もし今日本が『多党制』になったら(妄想に近いです(笑)))
> > > ・保守党(保守タカ派・総裁:安倍晋三)
> > > ・自由新党(保守ハト派・代表:岸田文雄(?))
> > > ・国民民主党(中道)+自由党
> > > ・立憲民主党(中道左派)
> > > ・日本維新の会(保守(地方分権派))+希望の党(保守)
> > > ・日本共産党(左派)
> > > ・社会民主党(左派)

> > 公明党の姿が見えないですけど、ついに自民党と合体ですか?(笑)

> 公明党は、単にど忘れしていました(苦笑)
> 公明党は、支持母体のことを抜きにすれば、基本的に中道政党だと思います。

「中道左派」という分類があるなら、公明党も、一応そこじゃないですかねえ?
まあ、宗教政党だからという事もありますけど、
創価学会の創設者である牧口常三郎は、戦時中に獄死した教育者でしたし、
現会長の池田大作も兄を戦死で失っており、学会の実働部隊も婦人部ですから、
平和主義と言いますか、とにかく戦争には反対のスタンスでしたからねえ。
ただし昨今、公明党が自民党と連立政権を組み始めてから、早20年が経ち、
政権与党としての利益と妥協により、学会や信徒との軋轢も生じてきていて、
野党時代のように、中道左派と言い切るのも難しい現状なのかな?

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