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[23687] 科学の発展と経済発展の関係性について返信 削除
2021/9/7 (火) 23:00:09 旧トルコ担当

書きたいので書きますけど(日本語になっていないw)、科学技術の発展が日本の経済発展に貢献するんですかね?


今、日本含めた先進国の経済がうまくいっていない原因って、欲望が限界に達してしまったからだと思うんですよ。
例えば、1950年代、普通の家庭に生まれた小学生の女の子が、お金持ちの友達の家に遊びに行った際、おやつにパイナップルが出てきて「世の中にはこんなにおいしいものがあるのか」と感動したという話を聞いたことがあるのですが、
今これって成立しないと思うんですよ。今の高いお菓子って、高級な味がするだけですから。(年末年始にやっている、)

何が言いたいかというと、20世紀において科学技術はお金持ちの特権だったものを庶民に開放した、だから「経済発展=豊かになる」という図式が成立したと思うのですが、お金持ちと庶民の差が知事待ってしまった今、本当に科学技術の発展は経済を豊かにするんですかね?
むしろ、科学が発展すればするほど、それはビジネスの場において省力化という方向でしか用いられず、結局はリストラの道具にしかならないんじゃないですかね?(AIとかDXとか)


もちろん、現在でもお金持ちと庶民の間には格差は存在します。
でもそれは、かつての1と100だった格差は、現在では80と100くらいになってませんか?

お金ベースでみれば確かに年収300万の人と、年収3000万の人の間には額面上10倍の格差が存在することになっていますが、実際にはその差ってもっと小さいですよね。
それは限界効用の一言で説明がつくかと。

音楽で例えれば、日本経済が世界を席巻していた栄光の時代には、人々は音楽を聴くのにウォークマンやCDを買い求めて、だからそれらを作っている工場や会社が儲かって人をいっぱい雇ったわけです。(レコードだろうと何だろうと同じ)
しかし今や音楽はスマホで聞くようになって、消費者としては音楽をほぼ無料で好きなだけ聞けるようになりましたが、その結果大勢の人が職を失っていると思うんですよね。
カメラや腕時計も然りです。

そんなところにさらに科学が発展なんかしてもらっては、もっと大勢の人々が職を失って、ますます社会の分断が深まるだけじゃないですか?

もちろん全ての科学技術がそうというわけではなく、再生医療なんかは逆にお金持ちだけが1000年とか生きる世界を作る可能性がありますし、そうなれば庶民でも1000年生きられるような技術が開発されて、20世紀型の経済発展ができるかもしれませんが。
でもそういう技術って少ないと思うんですよね。


前回の「むしろ現代の問題って、技術開発に投じれるカネはあるけど、簡単に開発できて、かつ役に立ちそうな技術はあらかた開発し尽くしてしまった、というのが現代の停滞の本質なんじゃないですかね?」という文章が説明不足だったので、
学術会議の話題にくっつけて返信してみました。
追記:わかりやすく極端に表現をしていますが、科学の発展を全否定しているわけではないです。当たり前ですが。ただ、科学さえ発展すれば昭和の時代が戻ってくるわけじゃないんじゃないの?と思ったので書き込んでみました。

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