▽ 2007/11/13 (火) 19:33:06 ▽ 徳翁導誉 |
| > > かぐやからの映像が来ましたので、貼っておきます。
> > 当日にNHKニュースで放送された画質と比べれば数段落ちますけどね。
> > http://www.jaxa.jp/press/2007/11/20071107_kaguya_movie_j.html
> > 今後送られてくるであろう、月の極の映像・データが楽しみです。
> 拝見いたしました。なんだか不思議な感じもしますよね、夜空を見上げるといつでも見える
> お月様の表面だなんて・・・。あんなに遠くなのに映像を見える・・・、本当に不思議な感覚です。
> これが宇宙に対するロマンなんですかねぇ。遠いようで近いかもしれいない月ですかね。
天文的に見れば、月はかなり近いですよ。
って、実生活ではよく分からない近さですが(笑)。
と言う事で、身近なモノで大きさや距離を例えてみます。
例えば、地球がピンポン玉くらいの大きさだったとします。
すると月は、ピンポン玉の1m先にあるパチンコ玉です。
結構近くて大きい感じがしませんか?
まあ、地球と月だけだと分かり辛いでしょうから、他の星も例えてみますと、
太陽は、ピンポン玉の450m先にある普通車大の大きな玉です。
450mと言うのは大体、東海道新幹線のホームくらいの長さですかねえ?
地球の隣にある火星などは、1円玉サイズの玉です。
地球も火星も太陽の周りを回っているので、近づいたり遠のいたりしますが、
最も近づいた時でピンポン玉の150m先、最も遠い時で300m先くらいでしょうか。
そして、私たちが住む太陽系から最も近くにある恒星(太陽みたいに輝く星)は、
ピンポン玉から見て地球三周分した距離にあります。
> 月計画の再浮上ですか・・・。月面基地もいつかできるのでしょうかね?
一応、去年や今年に発表された構想では、
アメリカは、2020年までに月面基地の建設開始を、
ロシアや日本は、2030年前後の月面基地建設を計画しています。
中国も、2020年頃から建設開始を考えているみたいです。
これにEUやインド、ブラジルなども絡んでくるでしょうから、
今から10年後くらいの未来には、月面基地建設の前段階として、
各国による有人月面着陸のラッシュが起きるかも知れませんよ。
って、各国とも構想通りに事が進めばですが(笑)。
まあ、月面基地の建設に関しては、
構想上では、そう遠い先の話ではないですね。
人類はたった66年で、ライト兄弟の初飛行から
アポロの月面着陸まで成し遂げたのですし。
そこで各国から期待されているのが、今回の「かぐや」ですね。
http://www.jaxa.jp/press/2007/11/20071107_kaguya_movie_j.html
前回貼ったこの動画↑の後半に、「月の北極付近」の映像があります。
まだ詳細な調査はこれからなのですが、
月の北極や南極にあるクレーター(映像にあるボコボコした穴)の中には、
太陽の光が届かない為に(永久日陰と呼ばれます)、
水が氷の形で存在している可能性が高いと言われています。
水は月面基地を作る上で重要な存在ですので、
今回のかぐやの調査で、月面基地の建設に最適な場所が見つかる可能性もありますね。
と言う事で、各国は氷の発見に大きな期待を寄せているのですが、
一方で日本のJAXAは、氷の調査はオマケで、
月の科学調査に重点を置いていたりします(笑)。
そんな調子だから、JAXAになかなか予算が回って来ない気も・・・・
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