▽ 2007/11/15 (木) 19:09:13 ▽ 徳翁導誉 |
| まず最初に、月から見た「地球の出」と「地球の入り」の映像が来ましたので、
こちらの方に貼っておきますね。
http://space.jaxa.jp/movie/20071113_kaguya_movie01_j.html
http://space.jaxa.jp/movie/20071113_kaguya_movie02_j.html
> > 例えば、地球がピンポン玉くらいの大きさだったとします。
> > すると月は、ピンポン玉の1m先にあるパチンコ玉です。
> > 結構近くて大きい感じがしませんか?
> します(笑)。月って以外と大きいものなんですね。
はい、とても大きいですよ。
衛星の中では別格なくらいに。
月の直径は、地球の直径の4分の1もありますが、
火星の衛星の直径は、火星の直径の300〜400分の1くらいしかありません。
本当に、月って不思議な星なんですよ。
そして、この不思議を解き明かすのが、
今回のかぐやの役割なんです。
現在の学説では、月の誕生は、
「巨大衝突説(ジャイアント・インパクト説)」と言うのが有力視されています。
これは、原始の地球に、火星ほどの大きな天体が衝突し、
その時に宇宙へ飛び出した地球と衝突天体の破片が、
重力によって引き合い、合体して月になったと言う説です。
今回のかぐやの調査によっては、
この説が証明されるデータが出てくるかも知れません。
> 宇宙の大きさを感じる今日この頃ですw。
例えば、私たちが住む銀河系には、
太陽のような恒星が2000億以上あると言われています。
更に宇宙全体には、同じ様な銀河が1000億以上あるとか。
ですので、宇宙には太陽のような星が「1000億×2000億」もあるんですよねえ。
・・・って、1000億×2000億っていくつだ?(笑)
広大な宇宙には、太陽だけでそれだけ有るのですから、
全宇宙の中で、生命が誕生した星が地球だけかと考えれば・・・・
まあ、そんな事は無いでしょうね。
> > > 月計画の再浮上ですか・・・。月面基地もいつかできるのでしょうかね?
> > 一応、去年や今年に発表された構想では、
> > アメリカは、2020年までに月面基地の建設開始を、
> > ロシアや日本は、2030年前後の月面基地建設を計画しています。
> > 中国も、2020年頃から建設開始を考えているみたいです。
> > って、各国とも構想通りに事が進めばですが(笑)。
> まあ、宇宙に関する計画はなかなか予定通りにはいきませんよね。
まだ今の所は、宇宙開発によって、
庶民の生活がめまぐるしく良くなる訳でも無いので、
予算が削られやすいですからねえ・・・・
だからこそ、中国みたいに国威発揚とまでは行かなくても、
JAXAももっと、国民に訴えるような事をする必要性があるんでしょうけどね。
今回のハイビジョン・カメラの搭載にしたって、
いろいろと反発があったそうですし。
> よく、シャトルの発射とか計画どおりにいきませんし。
あれは・・・・
スペース・シャトル自体、あまりうまく行った計画では無かったので・・・・
同じシャトルを何度も再利用すると言う事で、
事故が起きる可能性を上げてしまい、
メンテナンスにも金が掛かってしまったんです。
打ち上げと宇宙の環境が、NASAの想像以上に過酷だったんですね。
ですので、スペース・シャトルはあと数年で引退する事になっており、
次世代ロケットは、以前のような1回使い捨てタイプになるそうですよ。
そちらの方が、安全で安いみたいなので。
> > 月の北極や南極にあるクレーター(映像にあるボコボコした穴)の中には、
> > 太陽の光が届かない為に(永久日陰と呼ばれます)、
> > 水が氷の形で存在している可能性が高いと言われています。
> > 水は月面基地を作る上で重要な存在ですので、
> > 今回のかぐやの調査で、月面基地の建設に最適な場所が見つかる可能性もありますね。
> 水は何はともあれ大切ですよねw。見つかると良いのですが。
宇宙でも、水は貴重ですからねえ。
現在でも宇宙飛行士は、おしっこを濾過して飲んでるくらいですし。
それに水は、酸素と水素から出来てますから、これを分解し、
酸素は呼吸用に、水素はエネルギー源に利用する事も可能です。
そして、そう言った水の分解を行う電力は、
太陽光発電によって得る事が出来ます。
月の南極や北極って、1日中ずっと日光が当たってるんですよ。
ですので、24時間、太陽光発電が行えますから、
そう言った意味でも月面基地の候補地として、適していると言われています。
月のイメージからすると、何だか寒そうなので、
太陽光発電が行えるのか、少し不安に思われる事もあるかも知れませんが、
実は月って滅茶苦茶熱いんです。
地球みたいに空気がないので、直接太陽光が地表へ降り注ぎ、
日中は150度〜300度くらいになるそうです。
逆に夜になると、空気や水がないので温度を保てず、
マイナス200度くらいになるそうで・・・・
そう考えると、物凄く過酷な土地ですね、月って。
まあ逆に言うと、それだけ空気って有り難い存在なんですよね。
ある意味で、奇跡的な星ですからねえ、地球も。
水が液体として存在できる程、太陽と適度な距離を保っており、
空気や水を留めておける程、十分な質量を持った惑星で、
大きな天体の衝突からは、木星が守ってくれて、
小さな天体の衝突からは、月が守ってくれる。
更に、衛星としては規格外の大きさを持つ月は、
地球の自転軸を安定させ、潮の満ち引きなども生み出し、
地球生物の繁栄に大きく役立ってくれている。
「1000億×2000億」個ある太陽の中に、
一体どれくらい、こうした「奇跡の星」が存在するんですかねえ?
> 確か月の土地って買うことができますよね。国際的な建設と
> すでに売られた土地などが重なる場合はあるのでしょうか・・・。
月だけでなく、火星や金星などの土地も売ってますよ(笑)。
でもまあ、ああ言うのは、勝手に売っているだけですからねえ。
勿論、多くの人がそれぞれ売っていますので、
所有者が重複している土地なんて、珍しくないと聞いています。
まあ、本当に土地の所有権を手に入れられると考えている人が、
一体どれくらい居るかは?
多くの場合は、ジョークみたいな感じで購入しているのだと思います。
逆に、本当に土地が得られると信じ込ませて、
多額の金銭を得ていた場合には、詐欺になる可能性も・・・・
そもそも、そんな方法が本当に通用するのなら、
私だったら、月や火星の土地など買わず、
太陽の土地を大々的に買い上げますよ!!
そして、太陽光の利用料金を巻き上げます(笑)。
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