▽ 2007/12/4 (火) 19:57:23 ▽ 徳翁導誉 |
| 先ずは最初に、北京オリンピック野球日本代表。
日韓台で1枠を争うと言う厳しい条件でしたが、
無事、1位で五輪出場を決めましたね。
でもまあ、本音を言えば、
1位になれずに来年3月の最終予選を戦うというのも、
ちょっと面白いかな?とは思ったんですけどね(笑)。
プロ野球の方が開幕間近と言う事を除けば、
メキシコやカナダ、オーストラリアなど7ヶ国と対戦でき、
それが日本代表の強化にも繋がったでしょうし。
サッカーに比べるとやはり、代表と言っても、
経験できる国際試合の数が絶対的に少ないですからねえ。
それにしても、今回の予選で少し不安が残ったのは、
選手たちよりも首脳陣の方ですね。
星野・田淵・山本の旧友3人組で組んだ為に、
守備コーチに宮本、バッテリーコーチに矢野って、
数少ない選手枠を使うはめに・・・・
コーチ兼任選手を入れること自体は、コーチ枠から仕方ないにしても、
大元のコーチ枠で最善の努力をした結果ではないですからねえ。
おかげで、1点勝負では重要な3塁コーチャーを
コーチャー経験に乏しい山本浩二が務める事にもなってますし。
あとは選手選考も、ちょっと疑問でしたね。
バッテリーコーチ役と矢野を残した影響で、
アテネ五輪・WBCと代表経験のある相川を外しましたし、
国際試合では有効な変則投手である渡辺俊介や、
先発も抑えも経験のある高橋尚成を外し、
残したのがアマの長谷部ですからねえ。
長谷部自体が悪い投手とは言いませんけど、
プロのオールスターの中に放り込まれては、
どうしても精神状態に不安が残りますし、
ワンポイントでの起用以外、ちょっと考え辛かったですからねえ。
でも、ワンポイントとなれば尚更、精神状態が要求されますし、
そう言った事を込みで残したのだとしても、
結果的にリリーフ陣の駒不足で、岩瀬を3イニングも投げさせた訳で・・・・
野手の方でも、和田などは結局1回も使われませんでしたし、
無駄な野手枠を生じさせるくらいなら、
1人でも多くの投手を入れておくのが常道でしょうに。
たった3試合しかない今回の予選ですら、
延長を考えた結果、リリーフ陣に駒不足を生じさせてしまうなんて、
同じ登録人数で最大9試合を戦う五輪本戦では、一体どうなる事やら?
予告先発をしようとしていた事と言い、
星野の真の本気度がちょっと分からないんですよねえ・・・・
まあそれでも、前回のアテネ五輪の時よりはマシかも知れませんが。
続いてサッカー、まずは浦和から。
正直言って、残り5節で鹿島と勝ち点10も離れていたのに、
それをひっくり返されての逆転優勝と言う事で、ショックは大きいですね・・・・
最後の5節、浦和は2敗3分、鹿島は5戦全勝。
これじゃ優勝できる訳がないですよね。
正直、最後の方は「負けないよ」発言の頃を思い起こさせましたよ。
特に浦和は、鹿島との直接対決・J2下位の愛媛(天皇杯)・J1最下位の横浜FCと、
負けてはいけない相手に3連敗を喫したのに対して、
鹿島は最後、リーグ戦怒濤の9連勝でしたからねえ。
浦和の不甲斐なさだけでなく、鹿島のこうした偉業とが重なった結果、
こう言った大逆転の奇跡が生まれた訳で、
そう言った意味では、鹿島を讃える事を忘れてはいけないかと思います。
まあ、日本サッカー全体で考えてみても、
鹿島が5年ぶりにタイトルを取ったと言う事は、喜ばしい事ですしね。
2強や3強で推移するよりは、多くのクラブが背差琢磨し合った方が、
全体的なリーグのレベルは上がるでしょうからねえ。
来シーズンには中田浩二も戻ってきそうですし、
鹿島には、来年のACLも頑張ってもらいたいです。
鹿島は今まで、アジアではなかなか成績を残せていませんし。
で、一方、浦和の方は・・・リーグ戦を大逆転で落とした事で、
アジア王者を勝ち取った浮かれ気分が、完全に吹っ飛んでしまいましたね。
残されたクラブW杯にしても、今回の結果により、
全体的にほとんど消化試合気分に陥ってますし・・・・
「国内を取ってこそのアジアであり、世界なんだ」と言う事を、
実際にリーグ戦を落としてみて、再認識させられて格好です。
また、過密日程を固定メンバーで戦った事で、
主力組は満身創痍ですし、サブ組は不満を抱え、
ある程度、結果を残す事で押さえられて来た
サポーターのオジェックへの采配批判も、
こうした結果を受け、一気に吹き出していますし、
来期の続投は既定路線だとは言え、
ひょっとしたらひょっとしかねない雰囲気になってる感じです。
ただ、例え監督が代わった所で、
今年蓄積された主力組の疲労は、そう簡単に癒える訳でもないですし、
どちらにしても、来年に大きく不安を残しているのは確かです。
全治半年の怪我を負ったポンテを筆頭に、
山田・堀之内・小野・田中達也・阿部・鈴木啓太・長谷部・永井・闘莉王と、
現状でも既に野戦病院とかしてますからねえ。
去年、三都主など多くの選手が流出したのに、
阿部しか補強しなかった事で、
選手が抜けたポジションでは、選手層が薄くなり、
それが尚更、主力組に負担を掛けた事実もあるので、
(まあこれも、シーズン前から不安視された事でしたけど)
今回はいろいろと補強するのでしょうが、
その補強が適切に行われるのか?
適切に補強されても、監督がちゃんと使うのか?
など、不安が山積なんですよねえ・・・・
とにかく補強さえすれば、強いチームが出来るって訳でもないですので。
「梅崎獲得へ」なんて話も出てますが、
負傷しているとは言え、同じ位置にはポンテも小野も居ますしねえ。
4バックにする事も考えられますが、
そうすると今度はサイドバックが居ないですし。
長谷部が本当に移籍するのであれば、
梅崎よりも柏木の方が、適材だと思うんですけどねえ。
と言うか、広島が入れ替え戦に敗れたら、
以前の柏降格時みたいに、広島は草刈り場になりそうですねえ。
と、ここで少し話題を変えます。
って、まあ同じくサッカー話なんですが(笑)。
昨日の理事会で、熊本と岐阜のJ2昇格が決まりましたね。
岐阜の昇格は、財務状況により不安視されていたんですが、
何とか無事にJへ昇格することが出来ました。
浦和や名古屋同様、岐阜もスタジアム近くに住んでいた事があり、
地元みたいなものなので、個人的には岐阜の昇格は嬉しいですね。
岐阜の昇格により、森山泰行も久しぶりにJへ復帰しますし。
それにしても、Jもこれで全33チームですか。
ちょっと地図で表してみましたが、結構埋まってきましたね。
http://f15.aaa.livedoor.jp/~kingo/jmap.gif
赤:Jクラブが複数存在する都道府県
青:Jクラブが存在する都道府県
黄:Jを目指すJFLクラブがある都道府県
灰:それ以外の都道府県
全都道府県を埋め尽くすまで、あと何年くらい掛かりますかねえ?
で、その理事会で同時に、岡田代表監督の就任が決まりましたね。
まあ、1月下旬に強化試合が2試合あり、
2月上旬からは、もうW杯予選が始まるという時間のない中では、
日本の事を熟知している人物の登用は不可欠だったでしょうから、
ほぼ予想通りの結果と言った所ですかねえ?
西野やシャムスカ、オジェックなどのJの監督陣は、
一応、直前にクラブと来期の契約を結んでましたし。
まあ岡田監督でしたら、物事を手堅く進めて行くでしょうから、
試合内容はつまらないかも知れませんが、
確実に予選は勝ち進んでくれるものと思います。
一体、どんなメンバーが選ばれて行くんですかねえ?
川淵は「オシム路線の継承」なんて事を言ってますが、
監督が代わる以上、本当にそんな事が可能だと考える人は居ないでしょうし。
岡田監督の好みからすると、
センターバックには、高さに強く、屈強な選手を好む印象があるので、
鹿島の岩政などは、ようやく召集されそうですね。
一方でサイドは、上下動が出来る運動量豊富な選手が好きそうですが、
右サイドはまだしも、やはり左サイドは人材不足ですよねえ。
特に、左サイドバックともなると、ほぼ人材は皆無でしょうし、
そうなると4バックではなく、3バックって事になるかも知れませんね。
ディフェンダー出身の監督なので、
まずは守備陣から布陣を固めて行くと思われますから。
あとは、クラブ監督時代の教え子にあたる山瀬や今野は、
これからの代表でも、主力として使われて行くんですかねえ?
今野がボランチに入ると、今までオシム監督時の主柱であった鈴木啓太は、
やはり厳しい立場になるんでしょうかねえ?
今野&啓太ですと、確かに守備は凄く安定するものの、
攻撃する時の展開力が皆無ですので。
攻撃的MFを2枚置けるならば、2人のダブルボランチでも良さそうですが、
それだとどうしても4バックになりますが、しかしサイドバックに適材が居ない。
かと言って3-6-1にするにも、今度は1トップに適材が居ない・・・・
そして個人的には、山瀬と相性抜群の松井や長谷部も起用して欲しい(笑)。
さ〜て、どんなメンバーになる事やら?
まあ1月下旬になれば、分かる話なんですけどね。
最後に少し、BS新局の話。
世間では全くと言って良いほど話題になっていませんが、
先週末、BSデジタルに新しいテレビ放送局が2つ開局しました。
今までのBSデジタル各局は、地上波キー局の子会社みたいなもので、
つまりは民放系全局が、大手新聞社の孫会社みたいなものなのですが、
今度新たに誕生した2つのチャンネルは、
そう言った地上波キー局や大手新聞社と繋がりが無い存在なので、
これからの動向が少し楽しみだったりします。
とは言え、それは逆から見れば、
放送局としての弱さの現れでもあるんですけどね。
ビックカメラが親会社である「BS11」は、
「オトナのチャンネル」を標榜しながらも、
いきなり、ガンダムに特化した番組編成(笑)。
http://www.b-ch.com/contents/bs11_sp/page.html
http://www.b-ch.com/contents/bs11_sp/index.html
って、最近のオトナはアニメ好きって意味なのかな?(笑)
でもまあ、BS11はまだマシな方で、
もう一方の新規開設局である「TwellV(トゥエルビ)」なんて、
「24時間放送」を唱いながらも、そのうちの半分にあたる12時間は、
親会社である三井物産のテレビショッピング専門チャンネル
「QVC」を垂れ流しですからねえ。
あともう1つ。
興味がある方が居るかは分かりませんが、
以前、「かぐや」の話題をついでとして、
JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」の動画も紹介しておきます。
http://spaceinfo.jaxa.jp/inori/index.html
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