| ▼ 徳翁導誉さん
> 正直な話、私は経済の事はあまり詳しくないんですけど、
> 金融安定化法での75兆円投入って、住宅ローンの焦げ付きなんて額を越えてませんか?
> アメリカ人1人当たりで25万円、4人家族なら一家庭で100万円ですよ。
> しかも、これで収まるかどうかも解らないって、どんなだけ実体を膨らませていたのかと!?
> って、日本人も1人当たり700万円の借金があるので、あまり余所の事は言えないんですけど・・・・
> 銀行へ公的資金を投入した際には、日本だって10兆円を越えてたはずですし。
> そう考えると、アメリカ国民が税金投入に大反対で、選挙が近い下院でも1度は否決した行為は、
> 経済的に良いか悪いかは別として、反応としては至極真っ当なモノなのかも?
> 一方、日本では、三菱UFJがモルガンへ9000億円を突っ込んでも、そこまで非難されてませんからねえ。
>
> 野村がリーマンの欧州と中東の事業部門だけを購入するのは、まだ納得できても、
> 三菱UFJの方は、まだどうなる解らないモルガンを、たった3日で決断って、
> 経済素人の私から見ても、「博打」にしか見えないんですが・・・・
> まあ、私企業なので、何をしようと自由ではあるんですが、
> 2兆円を越える税金を突っ込んで再生させてから、まだ数年しか経ってない上、
> 返済を終えたとは言っても、ゼロ金利や法人税免除など間接的な国民負担を強いてる訳で、
> そんな所が、こんな博打みたいな事をやって良いのかと?
> これが失敗すれば、貸し剥がしは勿論、最悪は再度の税金投入まで有り得るんですし、
> 晴れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げるのが信条の銀行が、
> 何でこんな土砂降りの日に、しかも外国へ、ありったけの傘を貸すのかと・・・・
> 良い悪いは別にして、日本では、アメリカみたいに経営者が逮捕される事もないですし。
>
> 個人的には、日本の銀行は、バブル期の静岡銀行みたいな感じで良いと思うんですよ。
> 今回のサブプライム問題だって、それで被害が少なかった訳ですし、
> ケチと言われようが、小心者と言われようが、「堅実安定」が一番かと。
> 過度な危険を冒してまで、世界の投機ゲームなんかに参加する必要はないですよ。
> 経済素人だからかも知れませんが、少なくとも私はそう思います。
企業買収が博打的であるというのは、まあその通りというか当たり前のことでしょうね。
絶対潰れない企業なんてないわけですから。
ただ、「博打の打ちどころ」という意味では、今こそ日本企業にとってはまたとない好機なんだそうです。
これは大学のマーケティングの先生からの受け売りですが。
なぜかというと、欧米ではサブプライム問題であちこちの大企業が資金不足・経営困難に陥っています。
つまり、欧米企業は今は金がまったく無い状態です。
一方、日本はバブルの経験からサブプライムの影響が比較的軽微であり、
かつ投機を控える風潮だったためかつてない金余り状態であり、
しかも現状はアメリカの金融不安からくる大幅ドル安です。
このため、日本企業の企業買収力が相対的に強くなり、
優良企業を簡単に買収することができる、ということらしいです。
もしかすると、再びジャパンマネーが世界を席巻するかもしれません。
ただ、そのことで一般庶民の懐具合があったかくなることもないでしょうけど。 |
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