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[8771] Re7:郵政民営化と靖国参拝と解散総選挙返信 削除
2008/10/6 (月) 19:37:36 徳翁導誉

> > 私も「大連立」は最悪の選択肢の1つだと考えていますが、
> > どうやら一般的には、そうでも無いみたいなんですよねえ・・・・
> > http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080910k0000m010054000c.html
> > http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080912/stt0809122043010-n1.htm
> > 1ヶ月前の世論調査ですが、既に解散風が吹いていた状況でこれですし。
> > 毎日:大連立37% 民主連立17% 自公連立14%
> > 産経:大連立41% 民主連立30% 自公連立21%

> こういうのを見るたびに、私は日本人としては変わっているというか、
> 思想的マイノリティなんだろうなぁといつも思います。

別にそんな事も無いんじゃないですかねえ?
産経新聞の世論調査で言えば、期待する政権は、
「大連立:民主:自公:自公も民主もダメ=4:3:2:1」となる訳で、
日本人のバランス感覚が思いっきり働いていると思います(笑)。
民主連立と自公連立を合わせれば、大連立だって上回る訳ですし、
選挙にしても、終わってみればいつも、意外と絶妙な議席数だったりしますからねえ。

「バランスを欠いたなあ」と思われるた前回の郵政選挙も、次の参院選でバランス取ってますし、
そもそも郵政選挙は、初めて「小選挙区制」の威力が発揮された選挙で、
得票数の比では、「自民55:民主45」だったのに対して、
実際に獲得した議席数では、「自民72:民主28」でしたからねえ。
って別に、二大政党制を目指して導入された小選挙区制なので、
小さな得票差が、大きな議席差で現れる事に対し、批判をする気はないですけどね。
それにしても、小選挙区制の導入が検討された時に、あれだけ反対して小泉が、
その選挙制度によって大勝すると言うのも、人の世の面白さですね(笑)。


> 本来は政策内容・手法が、現状から見て保守=静的、リベラル=動的という位しか意味していないはずですし・・・。
> ただ、日本ではリベラル(革新)派というとその先にあるのは共産主義の意味合いを含む場合が多いように感じます。

そう言えば子供の頃、改憲を唱える側が「保守」と呼ばれ、
護憲を唱える側が「革新」と呼ばれる事が、何だか解せなかったのを思い出しました(笑)。
冷戦が終結し、共産諸国も軒並み崩壊して、今や「革新」なんて言葉はほぼ死語ですけど。
そうした「赤いイメージ」を払拭する為にも、「リベラル」と名を変えたんでしょうね。
まあ、方向性が変化したのも事実なんでしょうけど。


> > 下手に、保守政党とリベラル政党にキッチリ分かれる事で、
> > 政権交代の度に政策が大きく左右するのも、ちょっと怖いですからねえ。

> 政策内容的には、大きく分かれることはありえないのではないかと思います。

まあ確かに、二大政党制が定着していけば、
次第に二党の政策は、国民の望む中道の方へと流れていくモノが多いんでしょうけど、
それでもやはり、対立軸というモノは存在するでしょうからねえ。

自民党は「高速道路は有料にし、その金で整備や建設を行う」という方針を、
民主党が「高速道路は無料にし、国内の流通を活性化させる」という方針を強行すれば、
自民と民主が政権交代する度に、高速道路が有料と無料を切り替わるなんて事も・・・・
って、解り易いんで「高速道路」を例えに使いましたが、
政権交代が繰り返されても、本当にこんな有料と無料が交互に行われるとは思ってませんけどね。


> > 社会党は、60年代を境に「非現実路線」が主流となった上、過半数に満たない候補者数しか立てず、
> > 「野党第一党」という地位を維持するだけが目的で、自民党とは談合関係みたいなモノで、
> > 新進党が現れるまで実に四半世紀も、国民から「政権交代」の選択肢を奪いましたからねえ。
> > その上、せっかく下野した自民党さえ復活させてしまう・・・・

> 小沢さんがどんな風に社会党をいじめたのかは知りませんが、政権交代の政治的意義をまったく考えていなかったんでしょうね。

この辺の経緯を辿ると、凄く長くなりそうだなあ・・・・(笑)。
一応リアルタイムで見てきた者として、いつかFlash化したい思いはあるんでしょうけどね。
中高生あたりの人ですと、55年体制の崩壊から始まる政党の離合集散は、本当に理解不能でしょうし。

取り敢えず、簡単に書いておくと、
社会党が連立から抜けたのも、心情としては解らなくはなかったです。
細川連立政権では、与党第一党であるのに、
「下駄の雪」とか呼ばれて、小沢からは本当に蔑ろな扱いを受けてましたからねえ。
小沢は小沢で、二大政党制を確立させる為なのか、自民党も社会党も割ろうと画策してましたし。
でも、それ以上に問題があったのは、社会党内部での対立でしたので、同情は出来ませんけど・・・・


> > だからこそ、次の総選挙で民主党が敗れれば、
> > 彼らが党を割るにしても、党内に留まるにしても、
> > 少なくとも、現状のような「ねじれ」は解消するのではないかと思います。

> 民主党の若手等が党を割る時は、自民党内の肌が合う諸氏と一緒に新党を立ち上げて欲しいものですが、
> その可能性は限りなくゼロに近いでしょうね・・・。

いや、選挙の結果、自公連立でも、民主中心の野党連立でも、互いに過半数に達しない場合には、
自民党と民主党から分かれて、新党を作る一派が出てくる可能性はあると思いますよ。
ある程度まとまった議員数の新党となり、自公と組んでも、民主と組んでも政権が取れるとなれば、
この新政党が、キャスティング・ボートを握る事だって有り得ますし、その時には新党の党首が首相かも?

憲政の常道から言えばアレなんですけど、自公と民主を秤に掛けて条件を引き出せますので、
何らかの信念を持つ新党であれば、一気にそれを実現させる事も可能ですし、
何より、そうした位置を、宗教政党に取られたくはないと言う個人的な感情も(笑)。

> また、政局の中でも選挙を睨んだ政局は有りだと私は思います。
> 結局は、代議制民主主義である限り「選挙」が究極にして決定的な民意であり、国家意思の表明となります。

まあ、程度次第ですけどね。
結局は全て、選ぶ選挙民側に責任があるとは言え、
異常に「ショー化」されても困りますし。

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