[スレッド全体]

[8942] Re17:米国経済破綻返信 削除
2008/10/20 (月) 04:08:10 西郷酒盛

▼ 徳翁導誉さん
> う〜ん、何だか話が噛み合ってない気が・・・・
どういう意味(どの点で)で「噛み合っていない」おっしゃっているのかわからないので、
「噛み合ってない」についてのコメントは控えます。

というか、そもそも私が言いたかったのは米国下院の当初案否決に対するルーキウスさんの「先を見ていない」という発言に対して、
『そこまで言い切れるからには法案の中味を充分ご存知なのですか』という質問です。
つまり『「先を見ていない」と言い切れるかどうか?』というのが、まずもって私の論点です。

> ここで一旦、話を整理しましょう。
> とりあえずシナリオとしては、以下のモノがあると思います。
>
> 1.そのまま当初案が可決
> 2.当初案を否決後、後日に修正案を可決
> 3.当初案の決議を経ず、後日に修正案を決議
> 4.当初案も修正案も決議を経ず、現状案(資本注入案)を決議
>
> 実際に通った道は2で、私の意見としては1です。
> 西郷さんの意見としては、3なのでしょうか?4なのでしょうか?

どの選択肢(1〜3)にせよ、「頃合」ではなく「早期」の資本注入表明を前提とすれば、
私は1〜4のどれでもよかったと思います。
しいて言えば、徳翁導誉さんが後段で述べておられるように4であるに越したことはないと私も思います。
現実は、(1〜4のどの選択肢をとったとしても)EU主要国と米国による金融機関への資本注入が発表された段階で市場が一時反発したわけですから、
そこに至る過程としては、1〜4のどれでも大差なかったのかもしれません。
なぜなら、これは今だから言える後付けでしかありませんが、米国とEU主要国の金融安定化策がひとまず市場の支持を受けました。
しかし、後日米国の景気後退を示す各種データの発表を受け、市場は再び下げに転じています。
昨秋は無理でも今春位ならまだしも、今秋時の3,4日間程度の差は早さの面ではたいした違いではないと思います。
今秋において、金融危機対策として市場から求められたのは、米国とEU主要国の金融機関への資本注入策発表までの早さではないでしょうか?
確かに当初案否決時に過去最大の下げ幅(率ではなく額)を記録したかもしれませんが、いずれにせよその後下げたのです。
また、4だった場合、可能性としては米国単独でも市場が(一時的な)好反応を示したのかもしれません。

> 一応、私の考えもついでに書いておくと、
> 1〜3でも、頃合いを見て「資本注入」は行われるという前提で話しています。
> そして、市場から見た場合には、「当初案」も「修正案」も大した違いはないという認識でいます。
> そうなると1〜3の中では、最も動きが早い1を最良と捉え、
> 否決という衝撃をもたらした2が最悪だと考えています。
> で、4に関しては、「短期間で、一足飛びにそこまでは行けないのでは?」と考えています。
> まあ確かに、最初から4が通せるのであれば、それに越した事はないですけど、
> それに拘るあまり、時間を多く掛けてしまって、却ってマイナスでしょうし。

(先に述べたことと重なりますがご容赦ください。)
議論簡略化ためにNY・LDN・TKY3市場の値動きを連動したある意味「1つの市場」として捉えて、現時点での私の理解を申し上げるならば、
4以外ならばどれでも大差なかったのではないか、というのが私の印象です。
ただ4でも市場が好反応したかどうかまでは、私には想像も出来ません。
市場が反発した(一時踏みとどまった?)のは米国とEU主要国が金融機関への資本注入を発表した段階だったと私は記憶しています(曖昧ですが^^;)。
(反発し始めた時点の価格(底値)をAとし、選択肢1〜4の場合の価格をそれぞれ1A〜4Aとします。)
麻生政権がとった対応については、どこまで欧米で報道されているのか知らないので評価を避けます。
現実は、EU主要国の資本注入発表が先で米国はその後だったと記憶していますが、
もし米国が先に資本注入を発表した場合、市場はその時点で反応したでしょうか?
この点については私の知識では想像も出来ないので、
仮に米国の選択が「4」だったして(EU主要国の資本注入策は未発表の段階)、市場が反発したかどうかまでは私にはわかりません。
価格1A〜4Aを比較してみた場合、4Aが一番高かったと思いますが、あとはわかりません。1Aが3Aより高かったかもしれませんし、内容への不満足感から失望売りが入って2A程ではないにせよ下がったかもしれません。

[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.72