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[9020] Re:返信 削除
2008/10/27 (月) 19:51:00 tristar

▼ 徳翁導誉管理人様
> 「人口は少ないが、資源に恵まれている」という国は、
> かなり国家運営がしやすいはずですよ。

それはモノカルチャー経済国の抱えているリスクを軽視し過ぎてるように思えます。
高騰で大水深調査が進んで、有望な油田が幾つも発見されました。
ブラジル・カリオカ油田の埋蔵量は330億バレル?(さすがに眉唾にも思えますが)
石油が石炭や天然ガスに対して優越的な地位を得たのは、価格が安いからです。
高騰の時にアメリカ大統領がサウジ国王に増産を要請しましたが、国王は「実需が無いから増産しても無駄だよ、アメリカがそこまで言うならやるけど」でした。
現在OPECは既に減産へと舵を切っています。
例えば日本でも2018年を目処に、メタンハイドレートの商業生産が計画されています。
それ以前に、東京の真下には日本の消費量5年分の天然ガスが埋まってます。
石油が枯渇しない保障はないですが、石油が現在の地位を保ち続ける保障も無い筈です。

>農業は、そう簡単に生産量を増やす事は出来ない・・・・
例えばアメリカのトウモロコシ生産量、2007年は前年比20%以上増えました。
日本でも、減反政策を取りやめ、全量政府が買い取るならコメの生産量は40%程度は増えますし、耕作放棄地(利用には時間と労力が掛かるにしろ)を加えるなら更に増えます。
ブラジルの耕地利用は20%しか進んでおらず、技術投入による単位面積当たりの収量増加もまだまだ見込めます。
決裂したWTOでは、議題は増産でなく生産者保護と市場開放でした。各国に増産余力が無いとは思えません。
原油高騰→エタノール狂騒で穀物高騰を受けて農業国は嬉々として増産に励みましたが、原油価格が下落したのでエタノールの需要は下がるでしょう。
エタノールになっていたトウモロコシは飼料市場に帰ってくる。
このゲームの仕様なら貯め込んでおけば済みますが、現実世界では暴落するでしょう。

現在の価格では割に合わないから増産しない、と本当に増産出来ないは違うと思うんですが。

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