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2008/10/30 (木) 19:56:53 徳翁導誉

> > いや、石油の方が石炭よりも使い勝手が良いからでしょ?
> > 逆に価格で言えば、石油より石炭の方がコストは安いですよ。
> > だからこそ、世界の火力発電所のほとんどは、石油ではなく石炭なんです。

> それならば石炭液化の方法があります。

しかし、石炭を液化するにもコストが掛かりますからねえ。
石炭自体は安くても、液化のコストで石油より高くなるはずです。

> 採算ラインは山元で石油1バレル40ドル、日本で輸入炭を使っても50ドル程度だそうで。
> オイルショックまでは本当に石油が安かったので、石炭から石油へ転換が進んだそうです。

いや確かに、「安さ」が石炭から石油への転換を順調に進ませたのは事実ですが、
しかし、それが石油の「優越的な地位」を築かせた根源であるとまでは思いません。
やはり石油は何と言っても、扱いやすい「液体」であるというのが強みです。

まあ逆に、石炭や天然ガスも液化して同じ土俵で比べるのでしたら、
その次の基準として「安さ」が来る事には同意です(単位熱量とかもありますけど)。
とは言え、市場状況によって変動する「価格」は別として、
単純に液化までの「生成コスト」で見た場合、石油がやはり強いですからねえ。
ですので、一時的に価格が逆転する事はあっても、
石油の「優越的な地位」をひっくり返すほど続くとは思えません。

> 石油石炭の価格比較は、ここのところ乱高下して難しくはありますが、
> 10000キロカロリーあたり石油80ドル/バレルで50円強、石炭200ドル/トンで30円程度。

何故、石油は「80ドル/バレル」で、石炭が「200ドル/トン」での計算なんでしょうか?
現時点での価格はちょっと分からないのですが、
「石油1バレル」と「石炭1トン」って、だいたい同じような価格で推移しませんか?

> 原油価格がおかしくなったのは、テロ戦争後です。
> テロ戦争前の、30ドル/バレル以下なら石炭より石油の方が安かったそうです。

このグラフ↓を見る限り、石炭の方が安いみたいですが?
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2004/image/22205160.png

> > 南関東ガス田
> > 地盤沈下やガス漏れによる爆発事故の危険性を冒してまで掘るんですか?

> 地盤沈下は地下水人工涵養で防ぐ技術は確立してるとか。
> もちろん、経費は掛かりますが、エネルギーが高騰して調達先に困ればやるでしょう。
> (南関東ガス田に頼らなければならない時が来るとはとても思えませんが)

あの〜、そもそもは「石油の地位」って話ですよねえ?
「調達先に困れば」とかだと、もう別の話になってませんか?

> > 少なくとも、燃料として石油に勝る鉱物資源は他に存在しないでしょうし、
> 化学工業等代替の効き難い分野はありますが、燃料としてなら価格次第だと思います。
> (液化)石炭やLNGにコスト的メリットがあれば、乗り換えを考える所は多いと。

コスト的メリットがあれば、そうなる可能性もあるでしょうけど、
現実問題として、石油よりコストが安くなる可能性はあると思いますか?
市場での価格ではなく、単純にコストとして見て。

> > > アメリカのトウモロコシ生産量
> > では、大豆の生産量は?

> http://sakimono.hsfutures.com/chart/index.asp?tcode=051&mcode=43&ashi=T
> 僕も数字は持ってませんが、大豆価格は商品相場狂乱を超える変動をしてるようには見えません。
> アメリカでトウモロコシから大豆へ転作した、ブラジルで生産量が増えてるとの記事から考えると、その辺でバランスが取れてるのかも知れませんね。
> 大豆も、バイオディーゼルの需要が減るでしょうから、価格は下落すると考えます。

何故、大豆価格の話に?
私の「そう簡単に生産量を増やす事は出来ない」という発言に対して、
「アメリカのトウモロコシ生産量、2007年は前年比20%以上増えました」との事でしたので、
それは「大豆などからトウモロコシへの転作が行われているだけ」と答えた訳です。
この表↓にある作付面積を見ても、その認識でほぼ間違えないかと思いますが。
http://lin.lin.go.jp/alic/week/2008/us/us20080516-2.gif

> http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jki/usda/index.html
> データ見つけました。
> 確かに大豆の生産量は20%近く減少してますが、トウモロコシは25%以上上昇、
> トウモロコシは大豆よりシェアが大きいので、全体でも25%上昇してます。

シェアと言いますか、単位面積当たりの収穫量が違うんですよ。
まあその分、トウモロコシの方が何かと経費が掛かりますが。
極端な話をすれば、「小麦よりも米を、米よりも芋を」となりますね。
それだけで格段に生産量自体は上がります(何だか北朝鮮みたいですけど・笑)。
確かにそれも、食糧不足に対して有効な手法だとは思いますが、
かと言って、これが「農業開発力の向上か?」と問われると・・・・

> > そもそも熱帯雨林地帯の土は養分に乏しく、数年で土地は痩せてしまいます。
> それは手っ取り早く利益を上げる為・教育不足の為、金と技術を投入しないからです。
> ポドゾル(熱帯ポドゾルも含む)土壌改良技術は日本で既に確立してます。酸性土壌には石灰灰、アルカリ土壌には石膏が特効だそうですね。(日本の農業土木は世界一ィィィィ)
> ラテライトでも、有機分の補充、表面流出の防止、溶脱のコントロールを適切に行えば、持続的農業は可能でしょう。
> (金と手間を掛けても、そんなに需要は無いですから焼畑くらいしかやらないでしょうが)

土壌改良を行えば確かに、持続的農業も可能でしょう。
しかし、おっしゃられるように、金と手間が掛かりすぎます。
更には地力の維持も、通常の農耕地よりも大変ですからねえ。
肥料にしても、生産には限度がありますし。
また、「金と手間を掛ければ開発できる」というのも、
開発率の上昇に伴う費用増加という形で、ゲーム内でも表現できていると思います。

> > 先進度を考慮して農業最大値が設定されているので、それも反映されてますし、
> > 全体的な農業技術の進歩も、ターン更新時ごとに最大値が上昇する事で対応されています。

> 既存耕地の収量がアップする事は反映して良いのでは。

タダでは新技術の習得も出来ませんよ。

> > > 決裂したWTOでは、議題は増産でなく生産者保護と市場開放でした。各国に増産余力が無いとは思えません。
> > 「増産余力が無いから、増産が議題に上がらない」とは考えないのですか?
> > それに農作物は石油と違い、「増産します」と言って、そう簡単に出来るものではありません。

> 主要農業国で明らかに増産余力が無いのは、水の制約のあるオーストラリアくらいですか。
> 確かに1年や2年では増産できませんが、5年10年なら可能です。費用も(ゲーム内の国家予算に比して)大して掛からないでしょう。

WTOでの話をしていたのではないのですか?

> これは、経済成長や人口増加の需要増に対して、農業生産が常に対応してきた証明になると思うんです。
確かに、農業技術の進歩により、食糧需要を賄える可能性はあります。
しかし、そうした過去の経緯が、これからの未来を保証する訳ではないですからねえ。

> > そもそもの発端は、燃料の安定供給やCO2対策などの「国策」
> 確かに、業界ロビーを受けてる議員はそう言ってますが、既にアメリカのエタノール会社の株は高値時に比べて90%以上下がりました。(ビル・ゲイツも随分損したらしい)
> 市場はそうは見ていないと言う事でしょう。

ここ最近のことは、「特殊なケース」ではなかったのですか?
まあ、エタノール会社の株価とか、間接的なモノは置いておいて、
アメリカでは既に、ガソリンは「E10」の方向でかなり進んでますよねえ。
この方針が維持される限り、ガソリン消費量の10%はエタノールになりますし、
それだけあれば、かなりの需要にはなると思います。

> > > このゲームの仕様なら貯め込んでおけば済みますが、現実世界では暴落するでしょう。
> > 結局の所、全ては売り手と買い手のバランスです。

> そのバランスが、生産国に寄り過ぎてるように思えます。
> 僅か直近5年の、それも需給とは直接的な関係の無い狂騒が、今後50年100年の基調になるとは思えないんですよ。

ゲームでの話をしていたのではないのですか?
別にゲーム内の資源売買が、昨今の投機的市場に連動している訳でもなく、
ただ単純に、売り手が売らなきゃ、買い手は買えないってだけの話です。
まあゲーム内では、1人のプレイヤーが1国の全てを動かしますので、
そうした事が起こり易いのは事実かも知れませんけど。


> > > あと、指導者略伝を書いてみました。宜しければお使い下さい。
> > 懐かしいなぁ、また書こうかなぁw
> > お暇があるなら分担して書いていきませんか?

> お声を掛けて頂いて光栄です。アフリカは少し知っているのですが、
> 中南米とか欧州はちょっと分からないですね。中東なら少し書けるかもしれませんが。
> とりあえず、チュニジア・アルジェリア・チャド・コートディボワール以外は
> 書いていこうと思います。ルーマニアはこんな感じで良いですかねえ?

では、中南米は私が担当しましょうか(笑)。
と言う事で、パナマ・ドミニカ・ボリビア・パラグアイ・ブラジル・ウルグアイ・アルゼンチンを追加。

> > ただ、少し贅沢を言わせてもらうと、
> > 1行の文章を、もう少し短めにして戴ければ有り難かったです。
> > 長すぎますと改行が必要となり、結局4行以内に収まらなくなりますので。

> いやはや、長すぎました。とりあえずで書いてみたのですが、収まったのは南アだけですね。
> 改訂版を書いてみましたので、お好みで差し替えて頂ければ。

わざわざ、すみません。
筆名ともども、変更しておきました。


> > 「少欲知足」とか言いませんか?
> いや・・・聞いたことが無いですね・・・

「欲を少なくして、足ることを知る」と言う、そのままの意味ですね。
ネットで検索しても出てきますし、載ってる辞書もありますね。

> > > 辞書ってwww
> > いや、何がおかしいのでしょうか?

> 私は仏教用語の辞書を使ってるのかと思いまして。

さすがに、仏教用語事典は所有してませんね(笑)。

> > だからこそ、その出典を求めた訳です。
> > 辞書でもネットでも出てこない程、専門的な仏教用語である可能性もありますので。

> 私ももしかしてと用語辞典を使いましたが見つかりませんでした。
> 気づかぬ間に身についていたようです。

そう言う場合って、何か勘違いして記憶している事が多いような気がします。

> > では、そうしたネガティブな「貧しい欲」を持つことと、
> > 「肉を食べない」と言う事が、どのように繋がるのでしょうか?

> お肉=贅沢と当時はとっていたのではないかと思いまして。

いや、貧しいながらも欲を持っているのであれば、
「肉を食べたい」と思うのが普通かなあ?と思いまして。

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