| ▼ 徳翁導誉さん
追撃戦は基本。といわれればまぁ、そうなのかもしれません。
ところが、あきらかに相手が敗勢で、援軍も望めない状況でも
追撃を全然せずに、第一撃の成果相手にダメージを与えただけで大成功としてしまう残念な軍隊もありました。
もちろん最初の一撃の成否は重要ですが、それは準備のレベルでも可能だと思います。
しかし、追撃戦の可否は現場の判断です。
事前の取り決めで追撃戦を決めることはかなり難しいです。
もしこれを無理に事前に決めていたとしたら。たとえば、相手が、敵が下がったら必ず追撃せよ、と命令させていることがわかれば、
どんな誘致にも簡単にひっかかってしまいます。
だから名将の戦いにはお互いの誘いあいみたいな現象が発生するのだと思っています。
そこが面白いところなんだ。と、まぁ自分では思うんですけど……
つまり追撃の判断にどれだけ正確な判断ができるか、
お互いが計りあってるみたいな感じです。
こういう名将同士のお互いの読みあいみたいな部分が好きなんで、それは追撃戦へのお互いの可否判断を取っているものと思っています。
しかし、既存のメデイアは第一撃の成功で可否判断をしてしまうことのほうが多く
それは、第一撃の成功で大成功としてしまい、数多の海戦で追撃戦を行わなかった旧日本海軍の失敗が、
現代には活かされていない。というか、活かす気はないのかな。
と思っています。
まぁ、関係ないといえばそうなんですが
少なくとも自分は、そういうメディア媒体の軍事関連の説明は
面白いとは思いません。
自分の作風は
現在にある、あまたの軍事関連メディアの説明への反発意欲が創作に繋がっているという部分もあるかと思います。
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