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[12922] 今週の雑談返信 削除
2010/5/28 (金) 18:54:08 ミクシャ

▼ 徳翁導誉さん
> 出来れば、各グループの予想をした上で登録したいな、と思っているのですが、
> そうなると分析したり書いたりで、何かと時間が必要ですからねえ。
> 一応、今月中には登録の予定です。
> コーナーだけ作って、不参加と言う事はありませんよ(笑)。

そうでしたか。衆院選の企画時は一番に登録されていたので、ひょっとして。。。と思いましたので。
 
> > アジア情勢はきな臭くなっています・・・。
> > 韓国哨戒艦の沈没事件、金総書記の中国訪問、台湾のミサイル再開発報道、そして普天間問題と。

> 個人的には口蹄疫への関心が、俄然と高まった1週間でしたね。
> 感染被害やその対策など、直接的なモノもそうなのですが、
> 選挙以外で、ここまで流言飛語がネットを介して蠢く事態を始めて見ています。
> 何年か後、情報リテラシーの教科書に載るような歴史的事件になるかも?

twitterの登場で、有名人の発言が波紋を呼んだり、人気を集めたり、デマを呼ぶことも起こりますからね。
東国原知事の「えらいことになった」という発言がニュースなどに先んじた、口蹄疫の深刻さを伝える第一報になりましたし、
三宅雪子議員の転倒騒動の時も、Twitter上に苦情や批難が殺到したということです。
鳩山総理を始め蓮舫議員など現職の国会議員、それから自治体の議員や首長、タレントやスポーツ選手、
さらに企業やJAXAなどような組織も発信していますからねえ。海外に目を向ければチャベス大統領とかw

> > 管理人様が唱えられた、「五輪開催地がアジアだったときに起きるジンクス」が
> > 本当のものになるかもしれませんw

> あれ? そんなこと言いましたっけ(笑)。

企画「夏季五輪の参加国」より引用
『1940年(第二次世界大戦)、1964年(冷戦構造の変化)、1988年(冷戦終結と共産圏崩壊)と、
アジアでの夏期大会の開催には、世界状勢の転換点となるジンクスもあるんですよねえ・・・・』ということです。
実際に大戦が起きたのは39年ですし、キューバ危機は62年ですし、ベルリンの壁崩壊は89年なんですが、
正味1、2年を誤差とすれば今年はまだ大事件の起こりうる年とw

> > それだけスポーツ選手が出るなら、アンドニオ猪木のスポーツ平和党から出れば良いものを!w
> 国会に卍固め! 消費税に延髄斬り!!
> まあアントニオ猪木は、本当に無茶苦茶な人物ではあるのですが(笑)、
> いわゆるタレント議員と同列にされるのは、ちょっと可哀そうかも?
> あの当時をイラクや北朝鮮と、プロレスという道具を用いてパイプを築くなど、
> そんじょそこらの人間に、出来る事ではないですからねえ。
> 湾岸戦争の直前、自ら乗り込みイラクから邦人を救出した事だけでも、
> 1人の政治家として、猪木は有り余るほどの功績を残したと私は思いますし。

猪木本人は今は政界から手を引いてますからね。
大政党から出馬して安穏とするタレント議員への皮肉ですwつまり猪木を見習え、と。
既に議員としての経験を持つ猪木と、何のために出るんだか、はっきりしないようなタレント議員では
差は歴然としているでしょう。
しかし、参議院はこうした人ばかり集めて、本当に良識の府として居られるのでしょうか?

> > > そう言えば社民党も、自民党の2ちゃんねらー擁立に対抗して、過激右翼↓を立ててきました(笑)。
> > > http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/situation/090803/stt0908032321001-p1.jpg

> 社民党の党首は衆院選での写真ですか?
> 確か、丁度それくらいの時期だったと思います。
> 出征時に父親(故人)が所持していた日の丸を、
> 元米兵が60年の時を越えて、家族の元に返還したのだとか。

なるほど、それで米英撃滅ですか。ありがとうございます。
と今しがた福島大臣罷免のニュースが。連立政権の社民が崩れましたかね・・・
そして方針は決まったけれども、着地点をすっかり見失うことに。

> > 国民は選挙特番や安全保障関連の国会中継で九条教の安全保障法話を聞いているので、宗教アレルギーは大丈夫かとw
> ある意味では私も、九条教ではありますけどねえ(笑)。
> 憲法9条が、敵国の侵攻を防いでくれる事はありませんけども、
> 同盟国による侵攻に巻き込まれる事は防いでくれますからねえ。
> 例えばベトナム戦争では、韓国兵が5000名あまり戦死していますし、
> これからの日本が、積極的に国際貢献をしていく上でも、
> 平和構築の為なら血を流すけど、軍事侵攻の為には血は流さないという、
> 実に偽善的な振る舞いをする際に、憲法9条は格好の道具となり得ます。
> そういう意味では、日本の安全保障の鍵だと思いますよ、憲法9条は。

しかし悲しいかな、護憲派内ではそうした論調は多数派というわけにはいかないでしょう。
まず日本の安保をどうするか、という結論が先行して問題があれば改憲・無ければ護憲で済むと思われます。
「徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である」
内向きの原理ではこの言葉は当てはまりませんが、国内法が機能しない世界においては軍隊こそ活動に適しております。
同盟国による侵攻に巻き込まれないで済む、それは確かですが代償として集団的自衛権も行使できないとなれば
日本の安全保障は大きく揺らぐのではないでしょうか?
それに「自衛隊」をいつまでも軍隊と規定できないのは、有事における活動にも支障をきたすでしょう。
軍法が無いまま一般法を根拠に活動している軍隊なんてそうそうありません。

> > 悪乗りはさておいても、冷静に計算して普通の党首討論をする気がしますね。こういう人は。
> 取り敢えず、政見放送での大川総裁はこんな感じです。
> http://www.youtube.com/watch?v=g8iN3NGr-TQ

私もこれは見ましたが、インパクトを狙った戦略とも考えられますからね・・・。
党首討論ですらあんな怪気炎を上げていたら、マスコミが騒ぐでしょうから一時的な知名度は上がっても
無党派層の票は失うことになりそうですが。

> > 前線の接近で急遽取りやめになりましたが、金曜日の朝に無事飛び立ちましたね。
> > あかつき、イカロスの切り離しも無事におわりましたし。。。

> 次は、はやぶさ帰還の番ですね!!

その前に宇宙飛行士の野口聡一さんが帰還しそうです。彼も宇宙からTwitterしていたようですがw


[12943] Re:今週の雑談返信 削除
2010/5/29 (土) 23:28:31 徳翁導誉

> > 一応、今月中には登録の予定です。
> > コーナーだけ作って、不参加と言う事はありませんよ(笑)。

> そうでしたか。衆院選の企画時は一番に登録されていたので、ひょっとして。。。と思いましたので。

衆院選の時は、一番最初に登録と言うよりも、
プログラムのに動作チェック用に登録していて、
本格運用する時には初期化する予定だったものが、
テスト中に登録が殺到し、済し崩し的に運用開始となったものでして(笑)。


> > 何年か後、情報リテラシーの教科書に載るような歴史的事件になるかも?
そうそう、教科書に載るような出来事と言えば、
「人工細菌」が作られたという報道がありましたね。
http://www.asahi.com/science/update/0520/TKY201005200555.html
一般的には、あまり騒がれてはいませんけども、
まだまだ小さな一歩ではありますが、大きな転換点だと思います。


> > > 管理人様が唱えられた、「五輪開催地がアジアだったときに起きるジンクス」が
> > > 本当のものになるかもしれませんw

> > あれ? そんなこと言いましたっけ(笑)。

> 企画「夏季五輪の参加国」より引用
> 『1940年(第二次世界大戦)、1964年(冷戦構造の変化)、1988年(冷戦終結と共産圏崩壊)と、
> アジアでの夏期大会の開催には、世界状勢の転換点となるジンクスもあるんですよねえ・・・・』ということです。
> 実際に大戦が起きたのは39年ですし、キューバ危機は62年ですし、ベルリンの壁崩壊は89年なんですが、
> 正味1、2年を誤差とすれば今年はまだ大事件の起こりうる年とw

ああ、あれですか!?(笑)
冗談で書いただけだったので、すっかり忘れていましたよ。
まあ、「世界金融危機」ほどの事件があれば、それで十分かと。
とは言え、半島情勢は、ちょっと解らなくなってきましたが。


> しかし、参議院はこうした人ばかり集めて、本当に良識の府として居られるのでしょうか?
個人的には、改憲まで含めた参議院の抜本的改革が必要だと思いますね。
55年体制の時代はまだしも、現状で今の制度のままでは、
政局沙汰が頻発して、安定的な政治運営が難しいですし、
そもそも、参議院の存在理由が乏しですからねえ・・・・


> と今しがた福島大臣罷免のニュースが。連立政権の社民が崩れましたかね・・・
> そして方針は決まったけれども、着地点をすっかり見失うことに。

これはもう、平野が戦後最低の官房長官という所を突きぬけて、
こんな人物を重用し続ける鳩山自身の資質的な問題ですよ・・・・
個人的にはこれで完全に、鳩山の事を見限りましたね。
ですが、失われた20年で余力の無い日本が、
また何年も政局遊びに費やすのは、それ以上に勘弁して欲しいものの、
個人的には「もう無くなっただろう」と思っていた
小沢の望む「自民党も民主党も巻き込んだ政界再編」への道筋が、
たった1人の「病的な八方美人と自己愛」によって、再浮上してこようとは・・・・


> しかし悲しいかな、護憲派内ではそうした論調は多数派というわけにはいかないでしょう。
まあ、それはそうでしょうねえ。
護憲派は、「とにかく反対」というスタンスの人も多いでしょうし。
ただその反面、改憲派も似たり寄ったりですからねえ・・・・
十数年ほど前、軍事を語るだけで右翼と言われた時代には、
私も9条の改正には賛成であったものの、ここ最近の論調を見ると、
ぶっちゃけた話、安直な護憲派よりも、安直な改憲派の方が遥かに危険だと。
以前は、「自衛隊を普通の軍隊にした方が良い」と思っていましたが、
こうした状況もあり、なおかつ「特殊な軍隊」を持っているのならば、
却ってそれを、有効に活用した方が有益かな?と考えるようになってきました。

> 同盟国による侵攻に巻き込まれないで済む、それは確かですが代償として集団的自衛権も行使できないとなれば
> 日本の安全保障は大きく揺らぐのではないでしょうか?

安全保障を考えるのであれば、それこそ、
集団的自衛権ではなく、集団安全保障の方が適当では?
まあ、国連による全世界的な集団安全保障は、今はまだ難しくとも、
アジア太平洋にNATOのような地域的な集団安全保障を築ければ、
日本の海空軍力なら、そこまで安全保障が揺らぐとも思えません。
少なくとも、在日米軍は日本の防衛の為にあるのではなく、
東アジアの安定の為にあると言うのであれば、
まずはその端緒として、アジアのアメリカ同盟国と連携していくのもアリかと。
「アメリカ+欧州諸国」という枠組みから、「アメリカ+EU」となりつつあるNATOに対し、
未だアジアは、「アメリカ+アジア太平洋諸国」という形にすら辿り着けていませんので。

> それに「自衛隊」をいつまでも軍隊と規定できないのは、有事における活動にも支障をきたすでしょう。
> 軍法が無いまま一般法を根拠に活動している軍隊なんてそうそうありません。

まあ確かに、キチンとした有事法制は必要でしょうねえ。
10年ほど前に有事法制の議論が起きた時、左派の人たちの多くが反対しましたが、
軍隊(自衛隊)の行動を規定する為にあるモノなんですから、
逆に左派の人たちこそ、率先的に議論に参加するべきだろうと思います。
「有事になれば、法律など守らない(守れない)」という現在の自衛隊の機運こそ、
いざという時、却って暴走を呼びかねない危険性を孕んでいる訳ですし。
ちなみに軍法会議に関しては、確かドイツは廃止してましたよねえ?
軍刑法を作って、普通に裁判所で裁いていたような・・・・
また、アメリカみたいに最高裁へ上告できるようにすれば、
日本の自衛隊でも、改憲なしに対応することは可能かと。


> > > 前線の接近で急遽取りやめになりましたが、金曜日の朝に無事飛び立ちましたね。
> > > あかつき、イカロスの切り離しも無事におわりましたし。。。

> > 次は、はやぶさ帰還の番ですね!!

> その前に宇宙飛行士の野口聡一さんが帰還しそうです。彼も宇宙からTwitterしていたようですがw

山崎さんみたいにスペースシャトルで帰還だと、少し心配でしたが、
野口さんの場合はソユーズで帰還なので、そこまでの不安はないですね。
さ〜て、日本の有人ロケットは、いつになる事やら?
そう言えば6月9日には、韓国が打ち上げに挑戦しますね。
こちらは今度こそ、うまく打ち上がるのでしょうか?


[12953] Re2:今週の雑談返信 削除
2010/6/2 (水) 17:46:47 物秦

> とは言え、半島情勢は、ちょっと解らなくなってきましたが。
今後は、小競り合いは頻発しそうですしね・・・
中国の面子を守る為万博中は、必死押さえる思いますがその後6カ国協議なり、
再開しないと悪化しそうです。
> たった1人の「病的な八方美人と自己愛」によって、再浮上してこようとは・・・・
細川内閣にと同じく一年持たず辞任してしまいました。
辞任事態は当然ですが、どうしてこうなったOTL


[12957] Re2:今週の雑談返信 削除
2010/6/4 (金) 21:03:31 ミクシャ

> 衆院選の時は、一番最初に登録と言うよりも、
> プログラムのに動作チェック用に登録していて、
> 本格運用する時には初期化する予定だったものが、
> テスト中に登録が殺到し、済し崩し的に運用開始となったものでして(笑)。

なるほど、そうでしたか。あの時期はかなり盛り上がっていましたが、
今回の参議院選はどうでしょうねえ?

> > > 何年か後、情報リテラシーの教科書に載るような歴史的事件になるかも?
> そうそう、教科書に載るような出来事と言えば、
> 「人工細菌」が作られたという報道がありましたね。
> http://www.asahi.com/science/update/0520/TKY201005200555.html
> 一般的には、あまり騒がれてはいませんけども、
> まだまだ小さな一歩ではありますが、大きな転換点だと思います。

人工細菌ですか・・・ついにシャーレの上で人間が生命を創造する時代の到来を
告げるのでしょうか?
こちらも気になりました。もうSFの世界ですね。
http://wiredvision.jp/news/201004/2010042123.html

> ああ、あれですか!?(笑)
> 冗談で書いただけだったので、すっかり忘れていましたよ。
> まあ、「世界金融危機」ほどの事件があれば、それで十分かと。
> とは言え、半島情勢は、ちょっと解らなくなってきましたが。

グルジア紛争もオリンピック中に起きましたからね・・・。
金総書記が健康上に大きな不安を抱えている以上、北朝鮮の体制交代もありうるかもしれません。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100603k0000m030105000c.html
こんなニュースも飛び込んでいますが。

> > しかし、参議院はこうした人ばかり集めて、本当に良識の府として居られるのでしょうか?
> 個人的には、改憲まで含めた参議院の抜本的改革が必要だと思いますね。
> 55年体制の時代はまだしも、現状で今の制度のままでは、
> 政局沙汰が頻発して、安定的な政治運営が難しいですし、
> そもそも、参議院の存在理由が乏しですからねえ・・・・

任命制と選挙制の混合にしてはどうでしょう。
地方自治体の代表として各県から選出される議員と、衆議院議長から任命された少数派代表議員を混在させます。
そして、参議院は党議拘束から外れて会派はあっても政党の拘束は受けないようにする。
参議院が本来の機能を取り戻すには、法的な大改正も必要でしょう。
それに現議員が賛同するかとなると、難しそうですが・・・。

> これはもう、平野が戦後最低の官房長官という所を突きぬけて、
> こんな人物を重用し続ける鳩山自身の資質的な問題ですよ・・・・
> 個人的にはこれで完全に、鳩山の事を見限りましたね。
> ですが、失われた20年で余力の無い日本が、
> また何年も政局遊びに費やすのは、それ以上に勘弁して欲しいものの、
> 個人的には「もう無くなっただろう」と思っていた
> 小沢の望む「自民党も民主党も巻き込んだ政界再編」への道筋が、
> たった1人の「病的な八方美人と自己愛」によって、再浮上してこようとは・・・・

小泉元総理は去年の12月に「6月上旬に鳩山・小沢が退陣する」と予言して今話題になってますね。
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912040522.html
http://twitter.com/HeizoTakenaka/status/15232948902
退陣と首の挿げ替えが行われました。小沢諸共鳩山は表舞台から去ったわけですが、
管の選挙用内閣に勝機はあるのか?そして野党各党はどう動くのか?
小沢念願の自民党潰しが完成できるのか、次の連立相手は誰にするのか、話題に尽きませんね。
ただ、ガッカリだったのは鳩山が4年の任期を務め上げなかったことですね・・・。
イギリスではどれほど人気の無い党首でも選挙で選ばれた党首は首相として任期を務め上げる暗黙の了解があるので。
自民党も民主党も安易な首の挿げ替えで擬似政権交代をするのは、好ましいと思いません。

> > しかし悲しいかな、護憲派内ではそうした論調は多数派というわけにはいかないでしょう。
> まあ、それはそうでしょうねえ。
> 護憲派は、「とにかく反対」というスタンスの人も多いでしょうし。
> ただその反面、改憲派も似たり寄ったりですからねえ・・・・
> 十数年ほど前、軍事を語るだけで右翼と言われた時代には、
> 私も9条の改正には賛成であったものの、ここ最近の論調を見ると、
> ぶっちゃけた話、安直な護憲派よりも、安直な改憲派の方が遥かに危険だと。
> 以前は、「自衛隊を普通の軍隊にした方が良い」と思っていましたが、
> こうした状況もあり、なおかつ「特殊な軍隊」を持っているのならば、
> 却ってそれを、有効に活用した方が有益かな?と考えるようになってきました。

それも分かるのですが、安直な護憲派はやはり物事の先送りしかできません・・・。
それに、九条以外の改憲に言及することすら「九条改悪の足がかり」として反対するのですからねえ。
国民が憲法改正を志向するようになれば、安直な改憲派の論調は一顧だにされないでしょう。
何よりこの半世紀の経験で日本人に染み付いた平和主義はやすやすと崩れるものでは無いと思いますよ。
平和主義に基づいた憲法は国際的潮流になっている以上、日本が大きく逸脱するのは、現段階では考えにくいです。
私は平穏な民主主義下の世論的変動よりも、危機的状況に直面したときの世論変化の方が恐ろしいですね。
大正時代反軍的風潮からの軍部の反動化、満州事変による国民意識のコペルニクス的転回。
平和な時代は徹底して平和を追求し争いを回避するが、それでもどうしようもなくなったら武人に国運を預け、
難局を切り抜けようとする。日本人の極端なデジタル思考は悪癖ともいえるかもしれません・・・。
平時で、民主主義も戦争の惨禍を知っている人も生きている今のうちに微修正を行っておくほうが、
危機に直面してから国民の世論に押されて憲法問題に臨むより遥かに害悪は少ないと思います。
そのとき民主主義が万全に機能している保障は無いのですから。

> > 同盟国による侵攻に巻き込まれないで済む、それは確かですが代償として集団的自衛権も行使できないとなれば
> > 日本の安全保障は大きく揺らぐのではないでしょうか?

> 安全保障を考えるのであれば、それこそ、
> 集団的自衛権ではなく、集団安全保障の方が適当では?
> まあ、国連による全世界的な集団安全保障は、今はまだ難しくとも、
> アジア太平洋にNATOのような地域的な集団安全保障を築ければ、

確かに集団安全保障ということであれば、自衛権を行使せずとも侵略に対して共同防衛する事は可能ですし、日本国憲法の
前文や九条の解釈を行う法学者の意見には、九条は集団安全保障を前提として活動を行うものと見ている解釈もあります。
ですが、現在の世界においては集団安全保障のみで活動している多国間安保はありませんね。
それは集団安全保障が機能する前提があまりにも厳格であり、集団的自衛権を完全に代替するものでないからです。
集団安全保障は利害が異なる諸国が侵略行為に団結して当たる保証が無く、明確な利害の共通も無く
事後的な連合が民主主義国にとっては民意に左右されることから、コンセンサスを得る事が極めて難しいのです。
湾岸戦争という好例もありますが、アメリカのリーダーシップに代替するものでなく補完したに過ぎません。
集団安全保障原則の適用によって、合意形成によって始まったのでなく、アメリカの一方的な派遣軍から始まったのですから。
最悪の例として覚えられるのが30年代の国際連盟ですね。チェコに抗戦の意思があっても、英仏の利害から集団安全保障は崩壊しました。
NATOの北大西洋条約第五条を見ていただければ一目瞭然ですが、集団的自衛権はきちんと明記されております。
集団安全保障と集団的自衛権は補完・代替的関係にあって、集団安全保障を切り離して運用する事は現代では非現実的です。
集団安全保障のみに依拠した地域的安全保障に、日本以外の一般的な国が参加したがるかと言えば・・・
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/太平洋集団安全保障構想
このような構想もあったようですが、「憲法改正を不可欠とする」ために導入を見送ったようですね。
リムパックのように、一般レベルでも有名な太平洋間の協力もありますが、
PACC、PAMS、PASOLSなどのレベルからさらに踏み込むには、やはり集団的自衛権問題に行き着きます。

> > それに「自衛隊」をいつまでも軍隊と規定できないのは、有事における活動にも支障をきたすでしょう。
> > 軍法が無いまま一般法を根拠に活動している軍隊なんてそうそうありません。

> まあ確かに、キチンとした有事法制は必要でしょうねえ。
> 10年ほど前に有事法制の議論が起きた時、左派の人たちの多くが反対しましたが、
> 軍隊(自衛隊)の行動を規定する為にあるモノなんですから、
> 逆に左派の人たちこそ、率先的に議論に参加するべきだろうと思います。
> 「有事になれば、法律など守らない(守れない)」という現在の自衛隊の機運こそ、
> いざという時、却って暴走を呼びかねない危険性を孕んでいる訳ですし。
> ちなみに軍法会議に関しては、確かドイツは廃止してましたよねえ?
> 軍刑法を作って、普通に裁判所で裁いていたような・・・・
> また、アメリカみたいに最高裁へ上告できるようにすれば、
> 日本の自衛隊でも、改憲なしに対応することは可能かと。

有事法制は整えておくべきでしょうね。
憲法は大規模な軍隊のコントロールを想定してはおりませんので、他の国ではあたりまえの軍隊への授権や有事の文民管理規定がありません。
そうして、憲法上の統制が記されていないから警察官僚を防衛省に出向させて間接統制していることに。
また一般法と軍法では軍事常識に沿っているかどうか違いますので、一般法では自衛隊が有事に無限責任を負わされる可能性があると。
自衛隊を「軍隊」と明示できないことは、軍事的合理性を損ないますよ。
裁判所も自衛隊の合憲判断を避け続けているのですから、黙認している現状であっても「もしも」の可能性は付き纏いますね。
軍法会議については軍法や憲法との関わりでも枝葉ですから・・・、ドイツ式・アメリカ式でも構いませんが問題点はあるかと思いますので
そこは日本にとって適切な形式を考慮すれば良いでしょう。私も詳しくはありませんが、ただ導入すれば良いというものでも無いでしょうし。

> 山崎さんみたいにスペースシャトルで帰還だと、少し心配でしたが、
> 野口さんの場合はソユーズで帰還なので、そこまでの不安はないですね。
> さ〜て、日本の有人ロケットは、いつになる事やら?
> そう言えば6月9日には、韓国が打ち上げに挑戦しますね。
> こちらは今度こそ、うまく打ち上がるのでしょうか?

カザフスタンに無事着陸されたようですね。一安心です。
ファルコン9も打ちあがりに成功したようです。
有人ロケットは予算の問題がありますし、国民や政府がどれほど理解度があるか、かなり厳しいかもしれないですね。
商用ロケットの実現から始めて、低予算・高安全・高成功率・高機能のロケットを開発できれば・・・。
しかし、ロシア、インド、中国が有人飛行分野で攻勢に出ている割に日本は歯がゆいです。
羅老はどうでしょうねえ。
個人的な関心は準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ日程の方がw


[12962] まとめレス返信 削除
2010/6/6 (日) 18:38:17 徳翁導誉

> > たった1人の「病的な八方美人と自己愛」によって、再浮上してこようとは・・・・
> 細川内閣にと同じく一年持たず辞任してしまいました。

まあ、細川政権の時とは、状況があまりに違い過ぎますけどね。
今回の「民主党+α」という連立ではなく、
あの時は中小政党8党派による連立だった為、
首相と官房長官が、それぞれ別の政党の党首である事で、
補佐すべき所を、逆に足を引っ張ったりとか有りまして・・・・
でも、首相の堪え性の無さが原因と言う面では、同じ様なモノかな?(笑)

> 辞任事態は当然ですが、どうしてこうなったOTL
辞任が当然かどうかはさて置き、鳩山の資質的な部分を除けば、
一番大きかったのは、官房長官の人事だったように思います。
言うなれば、「側小姓を家老に据えて大失敗」と言った所でしょうか?
下手をすれば、首相以上に重要な官房長官という役職に、
鳩山への忠誠心は凄いが、無能な上に権力欲の強いタイプを起用した為、
改革方針の次々に潰すは、官僚やマスコミに良いように踊らされるはと、
鳩山政権にとって、まさに「獅子身中の虫」となってましたからねえ。
しかも平野本人にも鳩山にも、その自覚が一切ないという喜劇的な展開(笑)。
普天間の件でも、一番頑張ったのが平野なら、一番足を引っ張ったのも平野です。
「普天間の住民を移住させれば、万事解決じぇね?」などという、
最も有り得ない発言をした平野に、全てを丸投げした鳩山の政治センスは・・・・

でも結局、こんな人間を一番の頼りにして鳩山と言う政治家の資質に、
最終的には行き着く話なのかもしれませんが・・・・
本人も希望したんですし、無難にそのまま菅を官房長官に据えていれば、
普天間の件はあれとしても、ここまでグダグダにはならなかったかも?
逆に言えば、だからこそポスト鳩山を見据えて一線を引いた菅が、
次の首相になれたという事でもあるのですがね。


> 今回の参議院選はどうでしょうねえ?
鳩山の辞任により、流れも大きく変わりそうですが、
果たして、どうなりますかねえ?
取り敢えず、国会も延長するみたいなので、
参院選とW杯の日程が丸被りする事が防がれるのであれば、
今回はどうするか悩んでいた参院選の予想大会も、やる方向になるかも?

> > そうそう、教科書に載るような出来事と言えば、
> > 「人工細菌」が作られたという報道がありましたね。
> > http://www.asahi.com/science/update/0520/TKY201005200555.html

> 人工細菌ですか・・・ついにシャーレの上で人間が生命を創造する時代の到来を
> 告げるのでしょうか?

「告げる」と言うよりも、「告げた」と言うニュースですね。
まあ、まだ、既存の細菌のゲノムを真似て、DNAの断片を化学合成し、
それの他の細菌の力を借り、繋ぎ合わせて増殖できるようにしただけですけど。

> こちらも気になりました。もうSFの世界ですね。
> http://wiredvision.jp/news/201004/2010042123.html

う〜ん、まあこの辺は、脳と耳との違いはあれど、
人工内耳とかの延長線上にある技術じゃないですかねえ?
また、脳に電極を埋め込む手術なども、昨今では珍しくありませんし。

> 任命制と選挙制の混合にしてはどうでしょう。
> 地方自治体の代表として各県から選出される議員と、衆議院議長から任命された少数派代表議員を混在させます。

地方分権を進め、連邦制に近い形にするのであれば、
それもアリだと思いますよ(もちろん、憲法改正が必要となってきますが)。
例えば、アメリカでは大統領と副大統領がセットで選ばれるように、
知事選時に、知事と参院がセットで選ぶとかにしても面白いかも?
でもまあ、その前に、こういう話をする場合は、
地方自治の在り方を考える方が先なのかな?
ちなみに個人的には、道州制への移行は賛成です。

> そして、参議院は党議拘束から外れて会派はあっても政党の拘束は受けないようにする。
それをどのようにシステムで実現させるかが問題ですよね。
もともと参議院の設立当初は、良識の府として政党色が避けられ、
全体の半数の議員が、無所属や諸派で構成されていたものが、
参議院の権限が強すぎる為に、安定的な政権運営を行う目的で、
ドンドンと政党化が進められて、結局、現状のようになってますからねえ・・・・

> それに現議員が賛同するかとなると、難しそうですが・・・。
こう言うのは、「施行は10年後」などとすれば、
結構、抵抗も少ないモノですよ。
それを決めた議員は、10年後にはあまり残ってませんので。

> 小泉元総理は去年の12月に「6月上旬に鳩山・小沢が退陣する」と予言して今話題になってますね。
> http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912040522.html
> http://twitter.com/HeizoTakenaka/status/15232948902

2つの記事からでは、既に普天間でゴタゴタしていた鳩山は別として、
昨年12月の段階で、「6月上旬に小沢が辞める」とは言ってないのでは?
竹中は、「数ヶ月前に」としか書いてませんし、
陸山会事件が起きた後なら、昨年の代表辞任を鑑みれば、
この時期の小沢退任は、私でもある程度予測できてましたので。
逆に言えば、元々参院選直前には辞める予定であった上、
鳩山が党首を辞めれば、自動的に幹事長も辞める事になるものを、
道連れ心中かのように演出して、民主党の支持率回復に繋げたのは見事です。
と言いますか、昨年の内に小泉が、小沢の一件すら予言していたのだとしたら、
噂されている小泉と検察の癒着関係を、自ら認めるようなものですしね。

> ただ、ガッカリだったのは鳩山が4年の任期を務め上げなかったことですね・・・。
> イギリスではどれほど人気の無い党首でも選挙で選ばれた党首は首相として任期を務め上げる暗黙の了解があるので。
> 自民党も民主党も安易な首の挿げ替えで擬似政権交代をするのは、好ましいと思いません。

イギリスはまさしく、日本で言う所の「憲政の常道」が根付いている国ですからねえ。
と言いますか、日本の場合、天皇による首相任命は本当に形式上の事ですが、
イギリスの場合、何だかんだで実際に国王が首相を任命しているので、
名目的な存在である、実権なき貴族院との二院制も相俟って、
憲政の常道を守られるようなシステムになっているとも言えますがね。
敗戦後は、戦前のような天皇による首相任命は無理にしても、
もしもマッカーサー草案のままに、日本の国会が一院制となっていたら、
ここまでコロコロと、首相が代わる事態も無かったのかも知れませんね?
でもまあ、二院制にしたのも、参院に衆院とほぼ同等の権限を与えたのも、
最終的に日本国憲法を仕上げた日本人自身ではありますが。

ただそれでも、今回の鳩山から菅への総理交代も、
副総理の総理昇格で、閣僚もほとんどが居抜きと言う形であり、
このまま3年後の衆院選でも、その形が継続しているのであれば、
まあ幾らかでも、憲政の常道が定着する方向に進みはするのかな?
と、淡い希望も(笑)。
あとは本当、国民の姿勢次第でしょうけどね。
今の日本人は首相を代える事に、あまりにも慣れ過ぎており、
マスコミもそれを煽るかのように、騒ぎ過ぎている所がありますので。
政局は語れても、政策は語れない記者が溢れる日本のメディアで、
最近の池上彰によるニュース解説人気と言うのは、
(ゴールデンウィークの3時間特番も、視聴率22.3%でダントツ1位)
視聴者の求める報道内容に、変化が出始めている証のようにも感じます。

> 何よりこの半世紀の経験で日本人に染み付いた平和主義はやすやすと崩れるものでは無いと思いますよ。
> 平和主義に基づいた憲法は国際的潮流になっている以上、日本が大きく逸脱するのは、現段階では考えにくいです。
> 私は平穏な民主主義下の世論的変動よりも、危機的状況に直面したときの世論変化の方が恐ろしいですね。
> 大正時代の反軍的風潮からの軍部の反動化、満州事変による国民意識のコペルニクス的転回。

大正から昭和に至るような大転換では無いものの、
2000年あたりを境に、潮目が変わって来ているように感じるんですよ。
1990年〜2000年の10年間と、2000年〜2010年の10年間は、
私の肌感覚からしてでも、明らかに違いますしね。
ちなみに、前回書いた「安直な改憲派」とは、
「WiLL」が売れて「諸君」が休刊するような状態になっている保守の事です。

> > まあ、国連による全世界的な集団安全保障は、今はまだ難しくとも、
> > アジア太平洋にNATOのような地域的な集団安全保障を築ければ、

> NATOの北大西洋条約第五条を見ていただければ一目瞭然ですが、集団的自衛権はきちんと明記されております。
> 集団安全保障と集団的自衛権は補完・代替的関係にあって、集団安全保障を切り離して運用する事は現代では非現実的です。
> 集団安全保障のみに依拠した地域的安全保障に、日本以外の一般的な国が参加したがるかと言えば・・・

あ〜、やはり、NATOという単語は用いない方が良かったかなあ・・・・
抽象的な話をしても何なので、イメージしやすいように用いた例であって、
別にアジア太平洋でNATOそのものを作れという話ではなかったんですけどね。
う〜ん、何と表現すれば良いのかなあ?
もう、ぶっちゃけた話をしてしまえば、
「集団的自衛権が無ければ、日本は自国を守れないのか?」って話と、
「中国による核攻撃の危険性を如何に排除するか?」って話です。
広島・長崎に続くのが、また日本の何処かの都市で、
しかもそれが、米中対立の巻き添えとして起こるシナリオを、
私としては最も避けたいと考えているんです。
また、仮にその危険性を引き受けるのなら、それに見合うリターンが欲しいと。

> ファルコン9も打ちあがりに成功したようです。
> 有人ロケットは予算の問題がありますし、国民や政府がどれほど理解度があるか、かなり厳しいかもしれないですね。
> 商用ロケットの実現から始めて、低予算・高安全・高成功率・高機能のロケットを開発できれば・・・。

本当にアメリカは、ロケットまで民間に任せちゃうんですね。
日本では・・・となると、ホリエモンが「2014年の実用化」を目標に、
結構真剣に、ロケット開発をしているみたいですね。
まあ、実際にどうなるかは解りませんけど。

> 個人的な関心は準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ日程の方がw
打ち上げ日程って、決まったんですか?


[12972] Re:まとめレス返信 削除
2010/6/12 (土) 16:47:50 ミクシャ


> 今回はどうするか悩んでいた参院選の予想大会も、やる方向になるかも?
それは楽しみですね。そのときはライト版の設置もお願いしたいところです。

> > > そうそう、教科書に載るような出来事と言えば、
> > > 「人工細菌」が作られたという報道がありましたね。
> > > http://www.asahi.com/science/update/0520/TKY201005200555.html

> > 人工細菌ですか・・・ついにシャーレの上で人間が生命を創造する時代の到来を
> > 告げるのでしょうか?

> 「告げる」と言うよりも、「告げた」と言うニュースですね。
> まあ、まだ、既存の細菌のゲノムを真似て、DNAの断片を化学合成し、
> それの他の細菌の力を借り、繋ぎ合わせて増殖できるようにしただけですけど。

そういえば、こういった部分でのバイオエシックスはどうなっているのでしょう?
研究者が考えることでは無いのかも知れませんが・・・。
『爆笑問題の日本の教養』でメス同士で交配させることに成功した河野友宏教授が出たときに
そうした問題にも触れられてましたねえ。

> > こちらも気になりました。もうSFの世界ですね。
> > http://wiredvision.jp/news/201004/2010042123.html

> う〜ん、まあこの辺は、脳と耳との違いはあれど、
> 人工内耳とかの延長線上にある技術じゃないですかねえ?
> また、脳に電極を埋め込む手術なども、昨今では珍しくありませんし。

人工内耳。。。マトリックスの時代にはまだ遠いでしょうかw

> ちなみに個人的には、道州制への移行は賛成です。
道州制の議論は目に見える形でマスコミに出てこなくなりましたね。
昨年の衆院選頃は地方自治体の動きがかなり活発だったのですが。

> > そして、参議院は党議拘束から外れて会派はあっても政党の拘束は受けないようにする。
> それをどのようにシステムで実現させるかが問題ですよね。

例えば、立法は議員立法のみとする、とか政党加入の禁止でしょうか。
それと共に、参議院と内閣の関係は、議員内閣制を外してしまえば・・・。
具体的には参議院の完全独立化ですね。アメリカ議会のように。衆参では衆議院が優越しますが。

> > それに現議員が賛同するかとなると、難しそうですが・・・。
> こう言うのは、「施行は10年後」などとすれば、
> 結構、抵抗も少ないモノですよ。
> それを決めた議員は、10年後にはあまり残ってませんので。

なるほど。消費税増税も国民に対して同じ手法が使えますかね?

> > ただ、ガッカリだったのは鳩山が4年の任期を務め上げなかったことですね・・・。
> > イギリスではどれほど人気の無い党首でも選挙で選ばれた党首は首相として任期を務め上げる暗黙の了解があるので。
> > 自民党も民主党も安易な首の挿げ替えで擬似政権交代をするのは、好ましいと思いません。

> イギリスはまさしく、日本で言う所の「憲政の常道」が根付いている国ですからねえ。

序でに言わせて頂ければ、鳩山内閣成立時点で、政党内の実力者たる小沢が入閣していないのも
イギリスから見れば奇異に映るでしょうね。
西松問題が後を引いていたとは言え、彼はバックベンチャーの最たる化身であり、選挙の功労者ですから
幹事長のみに据えるよりは、副総理なり、国家戦略相なり与えれば良かったのですが。
彼を幹事長にしてしまったからこそ、自民党と同じ轍を踏む政府-与党の二元化が起きてしまったのですから。
イギリスでは政府閣僚=与党幹部ですからねえ。

ネットでは著名な中国ウォッチャーのブログですが、中国人の鳩山辞任に対する見方は興味深いですね。
こういう人たちがいるから中国は侮れません。
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren/e/34f02caae79ff7865deed3436cee43e2

> ただそれでも、今回の鳩山から菅への総理交代も、
> 副総理の総理昇格で、閣僚もほとんどが居抜きと言う形であり、
> このまま3年後の衆院選でも、その形が継続しているのであれば、
> まあ幾らかでも、憲政の常道が定着する方向に進みはするのかな?
> と、淡い希望も(笑)。

どうでしょうね?そんなこと当の政治家は考えていないかもしれませんよ。
社民は連立離脱、共産公明は組織票を保ち、自民から割れた新党がポロポロ出てきている状況ですからね。
小選挙区制度導入も初の政権交代も、通過儀礼として過ぎましたが、憲政の常道が成り立つのはまだ遠いようです。

> あとは本当、国民の姿勢次第でしょうけどね。
> 今の日本人は首相を代える事に、あまりにも慣れ過ぎており、
> マスコミもそれを煽るかのように、騒ぎ過ぎている所がありますので。
> 政局は語れても、政策は語れない記者が溢れる日本のメディアで、
> 最近の池上彰によるニュース解説人気と言うのは、
> (ゴールデンウィークの3時間特番も、視聴率22.3%でダントツ1位)
> 視聴者の求める報道内容に、変化が出始めている証のようにも感じます。

テレビ離れは進んでいますからね。報道の劣化も視聴者が離れている要因でしょう。
変化の兆しと言うには、もう少し国民の動向を注視しないと・・・
あくまでブームで終わる可能性も含んでいるのですし。

> > 私は平穏な民主主義下の世論的変動よりも、危機的状況に直面したときの世論変化の方が恐ろしいですね。
> > 大正時代の反軍的風潮からの軍部の反動化、満州事変による国民意識のコペルニクス的転回。

> 大正から昭和に至るような大転換では無いものの、
> 2000年あたりを境に、潮目が変わって来ているように感じるんですよ。
> 1990年〜2000年の10年間と、2000年〜2010年の10年間は、
> 私の肌感覚からしてでも、明らかに違いますしね。
> ちなみに、前回書いた「安直な改憲派」とは、
> 「WiLL」が売れて「諸君」が休刊するような状態になっている保守の事です。

大転換は昭和初期だけでなく、幕末もそうですし、律令体制から中世への転換期にも現れております。
潮目の変化は10年毎のスパンで見れば、それ以前にも当てはまるような気もしますが、、、
「諸君」休刊については、保守が「WiLL」に乗り換えた結果という見方だけでなく、
近年の出版不況による業績の低迷も考えられるかと。また諸君購読層とWiLL購読層がどれだけ被っているでしょうか。
安直な改憲派の動向を推し量る材料としては手がかりになりますが、落日の出版界ですし
「安直な改憲派」に属してなくとも「この人の連載を読むために買う」という層もいるでしょう。
それにWiLLの発行部数も、10年前当時の保守層が読むような雑誌の部数と比べれば見劣りします。
こうした「安直な改憲派」は社会の中で一定数はいるものですし、規模が縮小して濃度の高い保守層が出来たに過ぎないかと。

> > > まあ、国連による全世界的な集団安全保障は、今はまだ難しくとも、
> > > アジア太平洋にNATOのような地域的な集団安全保障を築ければ、

> > NATOの北大西洋条約第五条を見ていただければ一目瞭然ですが、集団的自衛権はきちんと明記されております。
> > 集団安全保障と集団的自衛権は補完・代替的関係にあって、集団安全保障を切り離して運用する事は現代では非現実的です。
> > 集団安全保障のみに依拠した地域的安全保障に、日本以外の一般的な国が参加したがるかと言えば・・・

> 「集団的自衛権が無ければ、日本は自国を守れないのか?」って話と、

無理だと思いますよ?
「自国」を領土領海領空経済水域と国民・主権に限って
外の事はもう知らないと言って引きこもるなら、それで構いませんが
危険地域にいる同盟国の生命や財産、シーレーン、諸外国の外交的信頼関係等等まで含めて
「自国(と不可分の利益)」と考えるのであれば、集団的自衛権が行使出来なければ守れませんね。
また、日本周辺で軍事衝突が起きた場合、日本は積極的に介入せざるを得ない地理的位置にありますから。
法的状況が現実から剥離してるので、超現実主義の国際社会で集団的自衛権をオプションとして持たないなら
日本の安全保障政策は蹉跌する可能性が高いでしょうね。

> 「中国による核攻撃の危険性を如何に排除するか?」って話です。
核抑止についてはこちらも持つと言うのが古典的かつ最終的解決になりますが、これはNPTを大きく引き戻す
時代錯誤であり、日本に対してイランのような経済制裁が加えられ干上がりますから選択から排除するとして、
一番現実的なのがMDですね。日米だけでなく、韓国やフィリピン、豪州(できれば台湾)を交えた
精度の高いMDシステムの構築を西太平洋に広げる事が肝要です。
中国の核兵器は米ロに比べるとまだまだ少ないですし、戦略核はソ連に比べれば全然未整備です。
ちなみにNATOでは核のシェアリングを行っています。三原則を有する日本では出来ない芸当ですが。

> 広島・長崎に続くのが、また日本の何処かの都市で、
> しかもそれが、米中対立の巻き添えとして起こるシナリオを、
> 私としては最も避けたいと考えているんです。
> また、仮にその危険性を引き受けるのなら、それに見合うリターンが欲しいと。

仮定ですので、どこまで起きるかは予測できませんが
米中対立の巻き添えになるのは、日本だけでなく米中間に位置する国は押しなべて危険性を持っていますし、
また米ソ冷戦のさなかに欧州諸国は危険性に見合ったリターンを受けられたかと言えば。
憲法九条で米中と渡り合える技量も度胸も現在の日本人は持ち合わせていないでしょう、、、
であれば、政治的アクロバットを続けていないで、改憲して世界標準にもどるのが安全確実だと思っています。

> > ファルコン9も打ちあがりに成功したようです。
> 本当にアメリカは、ロケットまで民間に任せちゃうんですね。
> 日本では・・・となると、ホリエモンが「2014年の実用化」を目標に、
> 結構真剣に、ロケット開発をしているみたいですね。
> まあ、実際にどうなるかは解りませんけど。

運搬などに限れば民間に任せても良い時代になったということでしょう。
最先端はやはり国が主導するのでしょうけども。
羅老については打ち上げが失敗したようで。

> > 個人的な関心は準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ日程の方がw
> 打ち上げ日程って、決まったんですか?

いえ、決まってないから、いつごろかと予想するのが楽しみなんです。


[12979] Re2:まとめレス返信 削除
2010/6/13 (日) 20:02:30 徳翁導誉

> > 今回はどうするか悩んでいた参院選の予想大会も、やる方向になるかも?
> それは楽しみですね。そのときはライト版の設置もお願いしたいところです。

結局、会期延長は無しって事みたいですね。
となると、参院選の投票日は予定通り7月11日になるのでしょうが、
ワールドカップの決勝も7月11日と言う事で、期間がモロ被りなんですよねえ・・・・
ライト版も含め、既にプログラムは有りますので、
設置すること自体は簡単なのですが、
私の方は、書き込み等がほとんど出来ないと思います。
それでも良いという事であれば、来週末にでも設置可能ですけど、どうしましょ?

> そういえば、こういった部分でのバイオエシックスはどうなっているのでしょう?
> 研究者が考えることでは無いのかも知れませんが・・・。

う〜ん、結局は「慣れ」の問題じゃないですかねえ?
例えば体外受精にしても、それが初めて行われた30年前には、
「神の領域を侵す行為だ」と、非難が轟々と巻き起こったそうですが、
今やクラスに1人は居るくらいの、当たり前の技術になってきてますし。
人間と言うのは、どうしても保守的(保身的)な生き物であり、
新しいモノの登場で、それまでの価値観が変わる事に抵抗しますけど、
だからと言って、その新たな存在が消え失せる訳でもないですので。
需要が低ければ、それはゆっくりと、
需要が高ければ、それは急激に、進むだけの話かと思います。
で、低需要時に急速に進めば、その分だけ抵抗は大きいものの、後戻りはできないと。
まあこれは、科学側の視点からではなく、歴史側の視点からの話ですが。

> > う〜ん、まあこの辺は、脳と耳との違いはあれど、
> > 人工内耳とかの延長線上にある技術じゃないですかねえ?
> > また、脳に電極を埋め込む手術なども、昨今では珍しくありませんし。

> 人工内耳。。。マトリックスの時代にはまだ遠いでしょうかw

「脳に直結」という技術は・・・という話ですね。
ブレイン・マシン・インターフェイスに関しては、
別に直結型でなくても、研究の方は進んできています。
ひと昔前から考えれば、現在の携帯端末など、
既にウェアラブル・コンピューターみたいなモノですし、
その進化の行き着く先が、非直結型に繋がっているように思います。
また、人体を弄る技術と言うのは、かなり萌芽し始めてきてますので、
こういう事を言うのは何ですが、再び大戦でも起きれば、
産業革命を上回る大転換期(攻殻の世界?)を、人類は経験するかと思います。
戦争が呼び込む「需要」というのは、トンデモ無いですからねえ。


> > ちなみに個人的には、道州制への移行は賛成です。
> 道州制の議論は目に見える形でマスコミに出てこなくなりましたね。
> 昨年の衆院選頃は地方自治体の動きがかなり活発だったのですが。

まあ元々、道州制どころか地方自治なんて、
全く争点になってませからねえ・・・・
マスコミが扱う目的は、政権交代という祭りを煽る為の道具としてのみで、
鳩山を降ろすという政局祭り目的で、普天間を煽ったのと同じです。
小沢の唱える「国と300市の二層構造制」が、マシに聞こえてしまうほど(笑)、
そもそも、地方自治の中身自体にまで触れている人が、ほとんど居ませんからねえ。
道州制の話と言っても、枠組み論争で終わるのがほとんどですし・・・・
とは言え、どう分けるかの枠組み話も、それはそれで面白いのですが(笑)。
いっそ、そうした話題の方が、他の方もレスがしやすいかな?

> > > そして、参議院は党議拘束から外れて会派はあっても政党の拘束は受けないようにする。
> > それをどのようにシステムで実現させるかが問題ですよね。

> 例えば、立法は議員立法のみとする、とか政党加入の禁止でしょうか。

「政党加入の禁止」とは、具体的にどのように?
勉強会や研究会などのグループ活動も禁止ですか?
禁止であれば、参議院は賛否の1票を入れるだけの存在になり、
議員立法とかの次元では無くなりますし(そもそも結社の自由にも触れます)、
逆にOKとなれば、以前の公明党がそうだったように、
衆議院と参議院で名前の異なる同一政党が、出来るだけの話かと。

> 序でに言わせて頂ければ、鳩山内閣成立時点で、政党内の実力者たる小沢が入閣していないのも
> イギリスから見れば奇異に映るでしょうね。
> 西松問題が後を引いていたとは言え、彼はバックベンチャーの最たる化身であり、選挙の功労者ですから
> 幹事長のみに据えるよりは、副総理なり、国家戦略相なり与えれば良かったのですが。

個人的には、小沢が官房長官をやるのが一番適していたと思いますけども、
今度の参院選の結果如何で、民主党による安定した政権運営が、
1年で終わるか、4年になるか、8年続くかの重要なキー・ポイントである以上、
最初の1年間は、選挙に専念という方針も仕方ないかとも思ってました。
理想をどんなに語っても、それを実現できる舞台が用意できなければ無意味ですし。
でもまあ、その1年が過ぎる前に、こんなゴタゴタになるとはねえ・・・・

> 彼を幹事長にしてしまったからこそ、自民党と同じ轍を踏む政府-与党の二元化が起きてしまったのですから。
う〜ん、言われるほど、政府と与党の二元化って起きてましたか?
政府内の連携不足、政府と与党の調整不足、ヒラ議員のガス抜き不足は感じましたが、
「自民党と同じ轍を踏む」という事態は、あまり記憶にありません。
まあ、マスコミの「小沢嫌い」というのは、完全に染みついちゃってますので、
一元化がうまく行けば「小沢支配」、うまく行かなければ「二重権力」と、
どちらに転んでもネガティブな報道をされるだけと(笑)。
ですから、批判するにしても、何にしても、
「小沢総理」というのが、最も解りやすい構図だったのに、検察が暴走して・・・・

> > ただそれでも、今回の鳩山から菅への総理交代も、
> > 副総理の総理昇格で、閣僚もほとんどが居抜きと言う形であり、
> > このまま3年後の衆院選でも、その形が継続しているのであれば、
> > まあ幾らかでも、憲政の常道が定着する方向に進みはするのかな?
> > と、淡い希望も(笑)。

> どうでしょうね?そんなこと当の政治家は考えていないかもしれませんよ。

いや、「かも」と言いますか、まず間違え無く、そこまでは考えていませんよ(笑)。
仮に考えていても、現在の政権運営上、そこまで気を配る余裕なんて無いでしょうし、
そもそも私自身が、菅内閣が居抜き閣僚のまま続くとは思っていませんので。
9月には民主党の代表選がある訳ですし、
7月の参院選の結果にも大きく左右されますが、
内閣改造そのものは、まず避けられないであろうと確信してますので。
逆に言えば、7月の参院選と、9月の代表選&改造人事が、
5年10年の今後の政界の流れを、大きく決めていく事になろうかと。


> > 大正から昭和に至るような大転換では無いものの、
> > 2000年あたりを境に、潮目が変わって来ているように感じるんですよ。
> > 1990年〜2000年の10年間と、2000年〜2010年の10年間は、
> > 私の肌感覚からしてでも、明らかに違いますしね。

> 大転換は昭和初期だけでなく、幕末もそうですし、律令体制から中世への転換期にも現れております。
> 潮目の変化は10年毎のスパンで見れば、それ以前にも当てはまるような気もしますが、、、

いや、10年単位の変化と言う程度のモノではなく、
冷戦時代から多極化時代へと移る「端境期」という認識です。
また、人の世は当然ながら常に変化を続ける為、不偏などという事は無いのは確かですが、
右に触れ、左に触れを繰り返すという変化ではなく、
ポスト冷戦と失われた20年と言う時代背景により、右旋回を続けている印象です。
例えば、行き過ぎた「自己責任論」などは、その一端かと。
「最も成功した社会主義国」の名の通り、もちろん以前の日本は左向きでしたが。

> > ちなみに、前回書いた「安直な改憲派」とは、
> > 「WiLL」が売れて「諸君」が休刊するような状態になっている保守の事です。

> 「諸君」休刊については、保守が「WiLL」に乗り換えた結果という見方だけでなく、
> 近年の出版不況による業績の低迷も考えられるかと。また諸君購読層とWiLL購読層がどれだけ被っているでしょうか。

別に、購読層がどうとか、出版業界がこうとか言う話をしている訳ではないのですが・・・・
保守派の論調の変化と言うモノを、私個人は感じているのですが、
それを示す客観的な統計がある訳では無いので、客観的な事実を以って示しただけです。

> > 「集団的自衛権が無ければ、日本は自国を守れないのか?」って話と、
> 無理だと思いますよ?
> 「自国」を領土領海領空経済水域と国民・主権に限って
> 外の事はもう知らないと言って引きこもるなら、それで構いませんが

これは、国土の防衛に限れば、可能だという事で良いのでしょうか?

> 危険地域にいる同盟国の生命や財産、シーレーン、諸外国の外交的信頼関係等等まで含めて
> 「自国(と不可分の利益)」と考えるのであれば、集団的自衛権が行使出来なければ守れませんね。
> また、日本周辺で軍事衝突が起きた場合、日本は積極的に介入せざるを得ない地理的位置にありますから。

「自国と不可分な他国の国益」って、具体的には何ですか?
軍事衝突が起きる「日本周辺」とは何処で、
「積極的に介入せざるを得ない」理由とは何ですか?
なんか、厳しく問い質しているみたいで悪いのですが、
普天間の件では、あまりに抽象的な「抑止力」論が、
首相の周辺にさえも漂っていたもので・・・・
私が軍事に疎いからかも知れませんが、どうも解らない事が多いんです。
よろしかったら、お教え下さい。
例えば、シーレーンの防衛に関してですが、
平時の際は、せいぜい海賊対策がメインであり、
「アメリカの同盟国以外は、航海も出来ない」なんて事はないですよねえ?
アメリカと友好的でない国の船だった、現実的に海には溢れてますし。
で、有事の際には、敵対国でない限り航行は可能ですよねえ?
仮に攻撃されれば、その時には個別的自衛権が使えますし、
中立国への無差別攻撃となれば、国際秩序を守る為の行動となります。
具体的にシーレーン防衛って、何を想定し、どう対処するモノなのでしょうか?

> > 「中国による核攻撃の危険性を如何に排除するか?」って話です。
> 核抑止についてはこちらも持つと言うのが古典的かつ最終的解決になりますが、これはNPTを大きく引き戻す
> 時代錯誤であり、日本に対してイランのような経済制裁が加えられ干上がりますから選択から排除するとして、
> 一番現実的なのがMDですね。日米だけでなく、韓国やフィリピン、豪州(できれば台湾)を交えた
> 精度の高いMDシステムの構築を西太平洋に広げる事が肝要です。

すみませんが、ミサイル防衛などに比べれば、
核保有の方が、まだ現実的だと思うのですが・・・・
まあ私は、兵器関連の知識は皆無に近いのですが、
現状の命中精度や、移動式ミサイルへの対処などを置いておくとしても、
距離の近い中国からのミサイル攻撃に対し、時間的な余裕はあるのでしょうか?
また飽和攻撃に対して、ミサイル防衛はどれほど有効なのでしょうか?

> ちなみにNATOでは核のシェアリングを行っています。三原則を有する日本では出来ない芸当ですが。
「ニュークリア・シェアリング(核兵器の共有)」などと言っても、
実質的には、アメリカの核兵器を維持・管理する為に、
経費を払っているだけじゃないですか?
有事になっても、アメリカの許可なしには使用できない訳ですし、
それに、いくら核兵器が使えると言っても、
ソ連軍が進攻してきた際の迎撃用くらいにしか使えないんですよねえ?
平時の抑止力ツールとしても使えない以上、
ソ連と地続きなヨーロッパと違い、四方を海に囲まれた日本には、
あの程度の共有で核兵器を得ても、ほとんど意味が無いのではないでしょうか?

> > 広島・長崎に続くのが、また日本の何処かの都市で、
> > しかもそれが、米中対立の巻き添えとして起こるシナリオを、
> > 私としては最も避けたいと考えているんです。

> 仮定ですので、どこまで起きるかは予測できませんが
> 米中対立の巻き添えになるのは、日本だけでなく米中間に位置する国は押しなべて危険性を持っていますし、

アメリカの不沈空母である日本が抱える危険性を、
その他の国々と同列に語るのは、さすがに無理があるように思うのですが?
それに、具体的な想定無しには、具体的な対策も有り得ませんよねえ?
軍事ほど現実主義的なモノは、他にはなかなか有りませんし。
まあ、核の使用まであるかどうかは別として、
例えば、中国が台湾への武力進攻を考えた場合、
沖縄へのミサイル攻撃や、先島諸島の占領などは、
可能性として、十分に有り得ると私は考えています。

> 憲法九条で米中と渡り合える技量も度胸も現在の日本人は持ち合わせていないでしょう、、、
> であれば、政治的アクロバットを続けていないで、改憲して世界標準にもどるのが安全確実だと思っています。

ちょっと話が噛み合ってないかな?と感じたので、敢えて尋ねますが、
ここでいう「集団的自衛権」の話は、「日米安保」が前提ですか?
それとも、日米安保を必ずしも前提としない上での、集団的自衛権の話ですか?


> 羅老については打ち上げが失敗したようで。
2回目も失敗してしまいましたね・・・・
協力を仰ぐロシアとの関係も悪化している現在、
果たして韓国は、3度目の挑戦を行うのでしょうか?
まあ個人的には、アジア版ESAとは言わないまでも、
韓国や台湾、豪州、ASEANなどの東アジア諸国も巻き込んで、
日本主導の「アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)」を、
もっと拡充させていくのも、面白いとは思うんですけどねえ。

> > > 個人的な関心は準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ日程の方がw
> > 打ち上げ日程って、決まったんですか?

> いえ、決まってないから、いつごろかと予想するのが楽しみなんです。

どうやら、8月2日(月)に決まったみたいですね。
それと、本日のはやぶさの帰還を、
ニコニコ動画で、生中継するらしいですね↓
http://live.nicovideo.jp/gate/lv18265557


[13018] ミクシャさんへ返信 削除
2010/7/4 (日) 15:27:31 徳翁導誉

> > > 今回はどうするか悩んでいた参院選の予想大会も、やる方向になるかも?
> > それは楽しみですね。そのときはライト版の設置もお願いしたいところです。

> ライト版も含め、既にプログラムは有りますので、
> 設置すること自体は簡単なのですが、
> 私の方は、書き込み等がほとんど出来ないと思います。
> それでも良いという事であれば、来週末にでも設置可能ですけど、どうしましょ?

取り敢えず、参院選予想のマニア版もLite版も設置してみましたので、
ここの雑談の返信とかは、別に気にしなくても良いですから、
気が向きましたら、参加してみて下さい。
って、私の方もまだLite版へ登録しただけで、予想自体もまだなのですが(笑)。

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