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[20272] まとめレス返信 削除
2016/7/14 (木) 23:32:56 徳翁導誉

> > >  3.期間限定で導入していた「イスラム国」は、亡命政府へと移行。
> > >     まあ4年後となりますと、今ほどの勢いは無さそうですしね。
> > >     これにより、イラク・シリア・リビアも国家として復活です。

> > 2020年頃だと亡命政府以前に有志連合軍に殲滅されていそうな感じかなと?
> > その頃には勝手に後継組織を名乗っている過激派が世界中に乱立しそうですから。

う〜ん、イスラム国って大雑把に言うと、
国際テロ組織と旧フセイン政権の連合体ですからねえ。
テロ組織の方は、追い込まれても世界に散らばる事ができますが、
旧フセイン政権の残党や、彼らを支えるスンニ派住民は、
難民にならない限り、その地を捨てる事ができません・・・・
ですので、苦境に追い込まれても、蜘蛛の子を散らすようにと簡単には行きませんし、
表面上は壊滅させる事ができても、その根まで絶つ事は、まず不可能なんです。

また、イスラム国と言うのは、イラクとシリアの両国に勢力範囲が及ぶ為、
イラクもシリアも共に混乱が収まらない限り、越境して生き残ってしまうんです。
そして何より、イスラム国という共通の敵が消滅した場合、
クルド人の台頭を始めとして、各勢力による更なる混乱が待っているのは必定なので、
正直な所、ある程度封じ込めたら、後は生かさず殺さずが最も無難な選択肢だったりも。

> > >  4.今後、実際にどう推移するかは未知数ですが、
> > >     スコットランドを独立させ、イギリス国旗を変更しておきました。

> > スコットランド独立の想定ならスペインのカタルーニャも独立ではだめですかね?

カタルーニャの住民投票は、スコットランドと違って、政府承認も法的根拠も無い為、
すぐにカタルーニャが独立できる可能性というのは、相当に低いと思います。
とは言え、それは短期的な話で、中長期的には解りませんけどね。

今回のイギリスの国民投票により、「EUの離脱ドミノ」が心配されてますけど、
イギリスのEU離脱が、スコットランドの独立&EU加盟の引き金を引けば、
離脱ドミノよりも「EU内での独立運動ドミノ」の方が、起きる確率が高そうな気がします。
スペイン各地の独立要望もそうですが、ベルギーの分裂騒動はもっと切羽詰ってる感じですし、
それを収めるには、州政府の自治権拡大と、EUの統合深化を進めて、
形骸的な枠組みとして国家を残す以外に、うまい落とし所は無いように思うんです・・・・

> > それと私の目が悪いのかイングランドの旗の下側が緑色に見えます。
> > もしかして、イングランドとウェールズと北アイルランドの旗を合体させましたか?

そうですね、一昨年のスコットランド独立騒動時にあった新国旗案↓ですね。
http://livedoor.blogimg.jp/livereak-gekiyaku/imgs/4/f/4fb066bd.jpg
もちろん、この案が本当に通るとは思っていませんけども、
このデザインの色使いは、なかなか秀逸で好きなんですよね(笑)。
ちなみに最初は、無難にイングランド国旗にしようかとも考えたのですが、
ウェールズや北アイルランドの即時離脱は可能性が低いと思うので、それも避けました。

> > スコットランド独立なら同じ残留派が多数だった北アイルランドも、
> > アイルランドと統一するのかなんかでもめそうなのですが…

確かに、今回の国民投票の結果を受けて、独立を窺うスコットランドだけでなく、
北アイルランドの方でも、南北アイルランドの統一という声が挙がったのは確かですが、
元々この地域は、アイルランド独立時に英国内に残った所ですので、
スコットランドとは違い、北アイルランドでその意見は少数派なんですよね。
恐らく現状維持派が大多数でしょうし、英国のEU離脱で今後は更にそれが強まるかも?
現状でも南北アイルランド間に国境など実質的に存在してませんし、
多くの北アイルランド住民は、「アイルランド市民権をもつイギリス国民」ですから、
現状維持だと、イギリス国民でありながら、EU市民としての権利は失わないんですよね。

> > >  5.こちらも今後どうなるかは不明ですが、アメリカ大統領選挙を反映して、
> > >     TPP加盟交渉は頓挫させ、アメリカの経済会議を解体させました。
> > >     メキシコに壁を作るらしいので(笑)、NAFTAも解体です。

> > ドナルド・トランプ氏が2016年のアメリカ大統領になるということですか?
> > しかも、メキシコに壁を作って、NAFTAも解体という想定なら、

アメリカの孤立主義化(世界戦略の縮小)という流れを、より極端に表現しようとしたのですが、
よくよく考えてみると、アメリカの孤立主義と言うのは「モンロー主義」の事ですから、
NAFTAの解体というのは、さすがにやり過ぎたかも知れませんね(笑)。
と言う事で、NAFTAの方は復活させておきました。
実際の話、既に始まってるコチラを止めるのは、まず有り得ないシナリオでしょうし。

> > 日本と韓国は核武装するとか、
> > 日米安全保障条約・米韓相互防衛条約は廃止?

この辺は、行き過ぎたトランプ批判による曲解的な向きはありますね・・・・
まあ、発言の整合性とか気にしても仕方ない人物ではあるのですが(笑)、
日本や韓国の核保有に関しては、別にそれを薦めている訳ではなく、
オバマ&ヒラリー路線のような弱腰の世界戦略が今後も続くようなら、
日韓が核保有の方向に進んでも、ノーという事は出来ないという主旨でした。
また安保条約に関しても、日韓はもっと金を払え、米軍に協力しろ、米国側の負担を減らせと、
一方的な要求はしてますが、条約そのものを破棄しろという主張をしている訳ではありません。
ぶっちゃけた話、表面的にはトランプの方が過激で、世界を混乱させそうですけども、
今の世界情勢をより混乱させるのは、恐らく民主党政権のヒラリーの方でしょうからねえ・・・・

> > イスラム教徒のアメリカ国内入国禁止でイスラム教国がアメリカ陣営から離脱、
> > ロシアのウラジミール・プーチン大統領を称賛されているので、
> > 米露同盟の締結(対中国・イスラム・EU(イギリスが離脱なら完全に仮想敵国)向け軍事同盟)
> > というカオスなシナリオになると私は考えますがいかがですか?

> ここ最近のアメリカが強いので、
> トランプ大統領のせいで
> 合衆国がバラバラになってる仕様も面白いとおもいます()

ネタ企画である近未来版とかでしたら、ジーザスランドとUSSAに分けても面白そうですが、
やはり現代版だと、そこまでやるのは行き過ぎでしょうね・・・・
現実的に見て、アメリカが分裂する可能性はかなり低いですし、
それにアメリカを分割したシナリオなら、南北戦争の最中である帝国主義版や、
まだ建国前で、欧州列強の植民地争奪戦の舞台となっていた七年戦争版がありますので。

・・・って、よくよく考えてみると、
アメリカが分裂していて、米露が連合し、欧州や東亜の連合が台頭する。
何だか、攻殻機動隊やアップルシードの世界観になってますね(笑)。
まあ原作が冷戦期の作品なので、名前はソ連やECですけども。

> > >  6.ただし、金融のシンガポール・鉱山のチリ・石油のブルネイ・酪農のNZと、
> > >     小国4ヶ国の経済連携体である「TPP」は、既に存在している為、
> > >     (米国が日・豪を引き連れて、この枠組みを乗っ取り利用しようという流れ)
> > >     TPP自体は存続させて、シンガポールの経済会議扱いとしました。
> > >     また、これに伴い「ブルネイ」を新たに国家として追加しました。

> >  マレーシアの国力とかはどうなるかな?

人口は、クアラルンプールに吸収させました。

> > アンデス共同体(ペルー・ボリビア・エクアドル・コロンビア)の追加は可能ですかね?
構いませんよ。
と言う事で、「コロンビアの経済会議」として追加しておきました。
仮にTPPが頓挫すれば、アメリカの南米政策的にも重要な枠組みですしね。
ちなみにTPPに関しては、トランプだけでなくヒラリーも否定的な立場に鞍替えしましたし、
こんな状況で議会の承認まで必要なことを考えれば、再交渉を要求する可能性は決して低くなく、
ここまで来て、またそんな事をされては、そのまま頓挫する事も普通に有り得ると思います。

> > それから、可能であれば今現在の軍事同盟と経済会議の設定基準を教えていただければ。
> > 私の認識ですと軍事同盟は「主従同盟」、経済会議は「経済統合」という認識です。

そんな感じで、良いと思います(笑)。

> ブルネイ追加したのなら本国のバンダリスルムガワンはイスラム地域になるのでは?
> 何故か現地宗教エリア・・・

あっ、そうですね。 忘れてました。
と言う事で、変更しておきます。


[20280] ifの世界と世界史の転換点返信 削除
2016/7/21 (木) 00:26:19 ヌルドリ

> ネタ企画である近未来版とかでしたら、ジーザスランドとUSSAに分けても面白そうですが、
> やはり現代版だと、そこまでやるのは行き過ぎでしょうね・・・・
> 現実的に見て、アメリカが分裂する可能性はかなり低いですし、
> それにアメリカを分割したシナリオなら、南北戦争の最中である帝国主義版や、
> まだ建国前で、欧州列強の植民地争奪戦の舞台となっていた七年戦争版がありますので。
>
> ・・・って、よくよく考えてみると、
> アメリカが分裂していて、米露が連合し、欧州や東亜の連合が台頭する。
> 何だか、攻殻機動隊やアップルシードの世界観になってますね(笑)。
> まあ原作が冷戦期の作品なので、名前はソ連やECですけども。
>

もちろんネタですよw
http://starecat.com/content/wp-content/uploads/no-matter-who-you-vote-for-this-election-will-be-historic-1st-female-president-hillary-clinton-1st-jewish-president-bernie-sanders-last-president-donald-trump.jpg

攻殻機動隊は笑い男編しか見てないので
作中の世界情勢については関東が沈んでるということ以外あまりよく知りませんが、
せっかくifの世界を作るなら米が米してても面白くないと考えるのは
冷戦期の作品にはわりかし多くて古いんですかね。
高い城の男しかりですが。

冷戦後の作品は
大きな歴史の転換点に冷戦の終結が加わるので、
ifの世界史に「もし冷戦が継続していたら」もしくは
「ソ連が冷戦に勝っていたら」を軸に据えるとifっぽくなるのかもしれませんね。
少なくとも前者はフルメタルパニックで見たことがあります。

もっと抽象化して、ifの世界と史実世界史の関連を、
歴史に沿って成長する木の名前のついた枝分かれと枝自身と捉えるなら、
現代は現代でその状態自身を指す言葉が定義されてないだけで、
きっと後世の人から見れば冷戦やヴェルサイユ体制のような
明確な名前の付けられる何らかの状態なのでしょうね。
もしくは自分の生きてる時代にハッキリした名前が無いということ自体が
なかなか多面的な特異な時代だったりして。


[20287] Re:ifの世界と世界史の転換点返信 削除
2016/7/22 (金) 20:01:24 徳翁導誉

> もちろんネタですよw
> http://starecat.com/content/wp-content/uploads/no-matter-who-you-vote-for-this-election-will-be-historic-1st-female-president-hillary-clinton-1st-jewish-president-bernie-sanders-last-president-donald-trump.jpg

まあ、「最後の○○」になる事は、「最初の××」になるケースもありますからねえ。
例えばゴルバチョフは、ソ連最後の書記長ではありましたけど、
それは同時に、ソ連最初の大統領になった事を意味してますし・・・って、例が悪いなぁ。
でも、国家や政体が替われば、そのトップの名称が変わるというのは、往々にしてあります。
トランプが最後の大統領になるのであれば、最初の皇帝になるかも知れませんよ(笑)。

って、トランプの方は冗談でも、プーチンは何だか冗談で済まなそう・・・・
ある意味では今のトルコが、まさに現在進行形で行われてる感じですけどね。
先日のクーデター失敗と、それによるエルドアンの大粛清により、
ケマルが作った世俗国家のトルコは、これで90年の歴史に幕を下ろした印象です。

> > アメリカが分裂していて、米露が連合し、欧州や東亜の連合が台頭する。
> > 何だか、攻殻機動隊やアップルシードの世界観になってますね(笑)。
> > まあ原作が冷戦期の作品なので、名前はソ連やECですけども。

> 攻殻機動隊は笑い男編しか見てないので
> 作中の世界情勢については関東が沈んでるということ以外あまりよく知りませんが、

原作の漫画版が冷戦期の作品というだけで、
TVアニメ版の攻殻SACは、21世紀に入ってからの作品ですので、
ソ連はロシアになってますし、アジア連合は中国になってますね。
笑い男編(第1期)だけですと、その辺の裏設定もほとんど出てきませんし。

ただ、最近 欧米やアジア東部で発生しているイスラム国を名乗る単独テロは、
まさに攻殻SACの「スタンド・アローン・コンプレックス」現象ですから、
10年前の作品ではあるものの、今更ながらに「凄いなぁ」とは感じてしまいます。
攻殻SACは第1期以外 未見との事ですが、こうなってしまうと、
第2期(2nd GIG)で扱われてる難民問題や、劇場版(S.S.S.)の少子高齢化問題なども、
当時はSF設定でしたけども、今になると、何だか未来を暗示しているようで・・・・

> もっと抽象化して、ifの世界と史実世界史の関連を、
> 歴史に沿って成長する木の名前のついた枝分かれと枝自身と捉えるなら、
> 現代は現代でその状態自身を指す言葉が定義されてないだけで、
> きっと後世の人から見れば冷戦やヴェルサイユ体制のような
> 明確な名前の付けられる何らかの状態なのでしょうね。

いまの時代に後世の名前が付くなら、それは「ポスト冷戦期」しか無い気がします。
言い換えるなら、アメリカが冷戦勝利の余韻を享受してる時代ですか?
個人的には、冷戦の時代が終わり、多極化した世界に戻るまでの過渡期ってイメージですね。
そもそも世界史というのは、多極化しているのが一般的な状態であり、
東西両陣営に分かれて世界規模の団体戦が行われていた冷戦期は、歴史的に見て異端です。
でもまあ、そうした異端の時代だからこそ、ifの世界を想像しやすかったのかも?
あれほど大規模で解りやすい世界観の設定は、現実世界だとなかなか作れませんから。
逆に言うと、多極化へ向かいつつある現在の世界は、想像するには構図が複雑すぎるんですよね。
・・・って、私の見立てが合ってるとは限りませんけども(笑)。

ただ、そうは言っても、大きな時の流れは、早いか遅いかはあっても、そんなに違わないかと?
冷戦が終結し、ソ連が崩壊した以上、冷戦期の構造はいつまでも長続きはしないでしょうし、
そうなれば利権を持つアメリカへの不満が高まる一方で、アメリカも負担が重荷になってくる。
それに加えて、イスラム・テロとの戦いが待っているのも確実でしたから、
唯一の超大国という地位にあるアメリカが消耗を続けて、それに耐え切れなくなった時、
アメリカは元々のモンロー主義に戻り、それと同時に地域連合が進んで、世界は再び多極化する。
20年以上前に子供だった私が、こう予測した歴史の流れと、史実はそんなに大差ない気がします。
ただ、私が思っていた以上に、その流れが早いですけどね・・・・
そもそも、ビン・ラディンがテロを起こすとは見ていても、あそこまでとは想像以上でしたし、
それに対する米軍の中東派兵(=消耗)も、いきなりあの規模で行うとは予想外でした。
中国の台頭(復活)も、日本の衰退も、思ってた以上に早く進んでしまいましたしね。

世界の多極化が進めば、極と極とに挟まれた地域大国の存在が重要になると思っており、
本当なら日本自体が東アジアの極になって欲しかったものの、その選択は行われなかった以上、
日本の新たな戦略的価値と言うのは、その部分にこそあると見てました。
しかし最近、イギリス・トルコ・ウクライナ・メキシコと、
日本と同じ立場にある極間の大国が、既に大変な状況になっているのを見ると・・・・
その日本の戦略的価値が、良い方向よりも、悪い方向に働きそうで、心配になりつつあります。


[20293] Re2:ifの世界と世界史の転換点返信 削除
2016/7/27 (水) 19:11:48 ヌルドリ

▼ 徳翁導誉さん
>トルコとプーチン
恐いのはどっちも民主主義で選ばれてる点ですね。
トルコの方は経済の調子や雇用がエルドリアンになって以降いいらしいですが、
帰って来たヒトラーじゃないですけど、
それでも熱狂に騙されずにいないと権力は集中してしまうんだなと。
でも個人単位では簡単ですけど、集団単位だと難しいんでしょうね・・・。

>攻殻機動隊
wikipediaであらすじちらっと見てきました。
SSSの生き延びるだけの老人(介護問題)っていうのは
アニメが放映された2006年時点でも既にリアルだったように思えます。
でも難民問題は大きな問題になるという見方って当時あったんですかね。
自分の中だと攻殻機動隊って技術が進歩していけば高確率で問題になるテーマを選んでいる印象が勝手にあるのですが、
その中で難民問題を言い当ててるのはすごいですね。
ってあらすじだけから言ってるのですけどね><
主旨も知らんですし。というわけで本体も見てきますw

あとすっかり忘れてたけどイノセンスも見てましたw
意識と肉体の話でしたっけ(うろ覚え)。
他のに比べてまだまだSFという感じがしますが、
心を持つアンドロイドはalpha碁等を通して最近話題になりましたね。

>現代の名前、「ポスト冷戦期」と多極化
冷戦の後に来るその時代特有の性質が多極化ならば
多極化期とかもありなのかもしれませんね。

個人的には戦略的価値に依らずとも大変さなら高齢化やら借金問題やら
抱えてる爆弾が日本は既に巨大なので、
そんなの関係無く悪い方向にしか変わらん気がしますw

とはいえ安倍政権が軍隊が可能な行動を増やす方向性なのは、
もしくは国連の存在感が薄くなっていってる(ように思える)のは、
多極化の兆候と言えるのでしょうかね。


[20295] リアルタイムな世界史としてのトルコ・エルドアン政権返信 削除
2016/7/29 (金) 19:17:16 徳翁導誉

> > トルコとプーチン
> 恐いのはどっちも民主主義で選ばれてる点ですね。
> トルコの方は経済の調子や雇用がエルドリアンになって以降いいらしいですが、
> 帰って来たヒトラーじゃないですけど、
> それでも熱狂に騙されずにいないと権力は集中してしまうんだなと。
> でも個人単位では簡単ですけど、集団単位だと難しいんでしょうね・・・。

イギリスの国民投票みたいに、ペテン情報に踊らされたくらいならまだしも、
ロシアやトルコの場合、政敵を排除し、メディアを統制するなどしてますから、
あれを「民主主義で選ばた」と言い切って良いかは・・・・

それと、プーチンの方が大国ロシアの指導者なので、何かと騒がれがちですけど、
実際の行動を見ると、トルコのエルドアンもかなり凄いんですよね。
正直、世界史上の人物をリアルタイムで見ている感覚があります(笑)。
ちなみに、トルコの雇用や経済が良かったというのは、数年前の話ですね。
2001年の通貨危機により、IMF主導で取るこの構造改革が進められると共に、
2002年にはトルコのEU加盟交渉の過程で、工業製品や加工食品の関税がゼロになった事で、
中東諸国(中には核開発で経済制裁中だった隣国イランも)と、EU各国とを結ぶ流通の要所となり、
その好景気に支えられ、若者が多くてインフラが整備途上のトルコでは、公共事業を活発に進められ、
エルドアンが首相を務めた2000年代のトルコは、本当に急速な経済成長を見せてました(GDPも3倍に)。
しかし2010年代に入ると、リーマン・ショックと隣国シリアの内戦により、経済成長は鈍化すると・・・・

ちなみに、経済が好調な時のリーダーというのは、何をやっても上手く行くもので、
EUが人権問題として非難していた「クルド人の迫害」と「WW1時のアルメニア人虐殺」に対しても、
謝罪を行うと共に、関係改善に努めていた為、当時は欧米メディアからのウケも良かったですね。
特に国内のクルド人問題では、「山岳トルコ人」として民族の存在すら否定してきた国策を一新し、
クルド人の言語や文化、そして政治参加も認める融和策を進めて、クルド側もテロによる抵抗を停止。
トルコ・クルドの武装組織(PKK)は、隣国イラクのクルド自治政府へと預けられる一方、
クルド自治政府はトルコの協力を受けて、イラク中央政府を介さずに石油を輸出できるようになり、
トルコ=イラク間の国境は安定するのですが・・・これによりイラク国内の対立は更に強まります(苦笑)。
(トルコ・イラク・シリア・イランに跨るクルド問題は複雑で興味深いですけど、話が脱線するので割愛)
ただ、こうした寛容な民族政策も経済の低迷と共に、政策が最悪の方向で大転換される事に・・・・

もし仮に、2000年代の2期8年でエルドアン政権が終わっていれば、名声だけが残ったと思います。
(そういう意味では、経済復興を進めてた頃までのヒトラー政権と少し被る部分はあるかも?)
しかし、上限となる首相3期目に入って以降、権力維持の為の強引な政策が目立ち始め、
首相の任期が終わる前に、それまでは象徴的な名誉職だった大統領を、
国会選出から国民選挙に変えると共に、任期も1期7年から2期10年に変えて、首相から大統領に鞍替え。
更には、従来の議院内閣制から大統領制へと権力を移行すべく、憲法改正に向けての総選挙を行います。
トルコでは憲法改正を行うのに、60%を超す国会議員の賛成票が必要であり、
エルドアン率いる与党は改憲ライン突破を目指したのですが・・・結果は予想外の大惨敗。
政権与党の獲得議席は、6割を超すどころか4割に留まり、現有議席すら大幅に減らしました。
まあ、自身に批判的なメディアや政治家などを次々と強権的に排除する一方で、
YouTubeやSNSを遮断してネット統制を進めるなど独裁色が強まり、国民の反発も強かったんです。
その一方で、今回の選挙から参加したクルド系政党は、80議席(全体の15%)を獲得する大躍進を見せます。
エルドアンにとっては想定外でしたでしょうけど、まだ民主主義が健全に機能していたとも言えますね。

ただ、この選挙結果により、政権与党は過半数を割って少数与党に転落し、
連立協議もうまく行かなかった為、トルコの国会は空転を続けて機能不全に陥りました。
するとエルドアンは、「いまだテロ組織を匿っている」として、クルド人の居住地域を突如空爆!!
民族が異なるとは言え、首相が自国民を攻撃し、数百名の一般市民が死亡する大惨事に・・・・
こうなればクルド側も、今まで停止していたテロ活動を再開する事となり、トルコ人の死傷者も多数発生。
更には、クルド系とトルコ系の融和継続を訴える平和的な活動も、政権に邪魔な存在としてテロの標的に(泣)。
普通なら人道問題として欧米諸国が動きそうな所ですが、IS掃討戦のトルコ参戦を望むNATOはこれを黙認。
エルドアンはそれまでの宥和政策を一変させ、クルド系を国家の敵とし、トルコ系をテロに巻き込む事で、
「今こそ強いリーダーが必要だ!!」と訴えながら、わずか半年後に再び総選挙を実施すると、
今度の結果は、与党が6割に迫る議席獲得の大勝を収めた一方で、前回躍進したクルド系政党は惨敗・・・・
自身の権力を強化する為に、国民を危険に晒すという、無法な戦略が功を奏してしまった訳ですね。
「国民を熱狂させて扇動する」の独裁化への常道手段にしても、その方法が悪質すぎますよ、本当。

昨年 日本でも、クルド人とトルコ人が数百人規模で衝突し、
流血騒ぎとなった事件を覚えてらっしゃるでしょうか?
あれがまさに、その再選挙の時の事でした。
政府軍の空爆に晒されるクルド人に、PKKのテロ攻撃を受けるトルコ人。
日頃は別々の場所に暮らしている 日本在住のクルド系やトルコ系の人々が、
在外投票をするべく、そんな状況下で、東京のトルコ大使館へと集まった為、
国際情勢に疎い警視庁が警戒を怠った事もあり、あの大乱闘に発展した訳です。

本国トルコでは、少数民族(全人口の15%ほど)のクルド人ですが、
日本在住者だとトルコ系3000人・クルド系2000人と、そんなに大差ありません。
しかも、トルコ系は日本各地(3割ほどが愛知県)に住んでいる一方で、
クルド系はその大多数が、埼玉県の川口周辺(主に蕨市)に住んでいる為、
選挙のように東京へ集まる場合には、下手をするとクルド系の方が多い事も?
数が拮抗するほど危険度は増しますし、警視庁には意識を高めてもらいたいものです。
東京の国際化は今後更に進むでしょうし、4年後には東京五輪があるのですから。

ちなみに、日本で最も面積の小さい市である蕨市には、
多くのクルド人が住んでいる為、「ワラビスタン」などとも呼ばれており、
春分の日には毎年、蕨市民公園で「ネウロズ」というクルドの新年祭が行われています。
(中東で広く用いられるペルシャ暦では、春分の日が元日にあたるらしいです)
http://dot.asahi.com/dot/2016041200241.html
http://kachiuchi.hatenablog.com/entry/2015/03/23/014454

まあ、トルコが「未成熟な民主主義国」と言ってしまえば、それまでなんですけど、
過去にも往々として、国民によって選ばれた政府が暴走したり、機能不全に陥ったりがあったのですが、
その度に機能したのが、「政教分離と民主主義の護衛者」を自認するトルコ国軍と裁判所でした。
・・・って、民主的に選ばれてない軍部と司法が、民主主義を守る為にと言って、
民主的に選ばれた政府に介入するというのは、多くの矛盾を孕んでいたのも事実ですけどね。
だからこそ、「トルコの民主主義を次の段階にステップ・アップさせる」として、
インテリ層や穏健派の支持も受けながら、軍部や司法と戦ってきたのがエルドアンだったのですが、
(イスタンブールの人気市長から、投獄&被選挙権剥奪を経て、首相に就任するまでの話は面白いです)
独裁化が進むと共に、軍部や司法でも自身のシンパを抜擢して、反対派を追放するように・・・・
ですから正直な所、クーデターはいつ起きても、おかしくない状況ではありましたね。
ただし、政権側の周到さと、クーデター側の稚拙さにより、その結末はご存知の通りと。
(クーデター軍に抵抗すべく、国民に対して「人間の盾」になるよう、大統領が呼び掛けたのには唖然)
しかもエルドアンは、これを好機として、敵対する反対派だけでなく、
将来的に敵対するかも知れない穏健派やインテリ層まで、どさくさに追放してるんですよねえ・・・・
そして、軍部や司法の大量粛清はまだしも、教職員の5万人追放と言うのは、かなり驚かされました。

「エルドアンには、オスマン帝国の復興と、皇帝(スルタン=カリフ)就任の野心がある」という噂も、
今までは、否定派による時代錯誤な与太話みたいに聞いてましたが、ここまで事態が進行すると、
「それが成就するか否かは別として、野心自体は本当に持っているのかも?」と思わされてしまいます。
その時々で都合良く、イスラム主義と世俗主義とを使い分けてる姿を見ると、
やはりエルドアンは思想信条よりも、単純な権力主義で動いているように見えますしね。
ただ、「ゼロ・プロブレム外交」と呼ばれるエルドアンの大胆な全方位外交と、その躓きは、
既に周辺地域で大きな影響を及ぼしており、現在の中東混乱の一翼すら担っていたりします。
(個人的には、この辺の大胆な外交戦略が最も興味深い部分ですが、脱線し過ぎなのでこちらも割愛)
しかし逆にそれが、皮肉な事にもトルコの政治的な存在感を増させている面があり、
今後は良い方向に転ぶのか? 悪い方向に転ぶのか? 悪い方向に転ぶのか? 悪い方向に転ぶのか?(笑)
正直、その先行きは解らないものの、エルドアンが重要なプレイヤーである事は確かでしょうね。
仮に新オスマン主義&露土同盟なんて方向に進めば、重要プレイヤーどころか主人公にすら?
いや本当、エルドアンの凄まじさは、100年前のオスマン皇帝・アブデュルハミト2世を思い起こさせます!!
(とりあえず私としては、もしもイスタンブール還都とかあれば、歴史的に胸アツな展開ですけどね・笑)

> > 攻殻機動隊
> でも難民問題は大きな問題になるという見方って当時あったんですかね。
> 自分の中だと攻殻機動隊って技術が進歩していけば
> 高確率で問題になるテーマを選んでいる印象が勝手にあるのですが、
> その中で難民問題を言い当ててるのはすごいですね。
> ってあらすじだけから言ってるのですけどね><
> 主旨も知らんですし。というわけで本体も見てきますw

でもまあ、実際に見ると解ると思いますけど、
難民と言っても、作中では「招慰難民」と呼ばれている存在でして、
現在のヨーロッパで起きているような戦争難民ではなく、
戦後復興の為の安価な労働力として招かれた難民なので、
経済移民と戦争難民を足して2で割ったような感じでしょうか?
イメージ的には、核攻撃を受けた日本に、
ベトナム戦争で発生したような「ボート・ピープル」を、
ドイツの「ガスト・アルバイター」のように招き入れた感じですね。

安保法制により自衛の範囲を、日本だけからアメリカ&同盟国にまで広げた事で、
例えば北朝鮮有事の際には、日本本土がミサイル攻撃を受ける可能性が格段にアップしましたし、
(攻撃しなければ参戦できなかった日本が、今では韓国攻撃で実質的に自動参戦ですから)
昨年、日本の首相が移民と難民の区別が付いてない事を、国連での記者会見で露呈させており、
しかも小泉政権時には、新自由主義に基づく積極的な移民政策を進めようとしてていた事を思うと、
現実離れしていると思われた招慰難民の設定が、何だか現実味を帯びてきたなぁ・・・と(笑)。

> 他のに比べてまだまだSFという感じがしますが、
> 心を持つアンドロイドはalpha碁等を通して最近話題になりましたね。

アルファ碁などで用いられてるのは「人工知能」の技術なので、
心を持つ「人工意識(?)」の分野は、人工知能よりも更に難しい別の技術ですね。
情報を処理する事と、情報に感情を抱く事は、次元的に異なるモノであり、
例えば、ロボットが人の話を聞いて「笑う」という同じ行動をしても、
人工意識ならば楽しいから笑いますけど、人工知能はプログラムによって笑います。

> > 現代の名前、「ポスト冷戦期」と多極化
> 個人的には戦略的価値に依らずとも大変さなら高齢化やら借金問題やら
> 抱えてる爆弾が日本は既に巨大なので、
> そんなの関係無く悪い方向にしか変わらん気がしますw

問題を抱えているのが日本だけでなく、世界中でそうなのが大変なんですよね。
でもまあ、行き過ぎた新自由主義、グローバル化による格差の拡大、
社会保障の切り捨て、ナショナリズムやポピュリズムの台頭などなどは、
言うなれば、ある意味で「冷戦終結の副作用」みたいなモノですから・・・・

> とはいえ安倍政権が軍隊が可能な行動を増やす方向性なのは、
> もしくは国連の存在感が薄くなっていってる(ように思える)のは、
> 多極化の兆候と言えるのでしょうかね。

いやいや、国連の存在感は年々増していると思いますよ(笑)。
冷戦期なんてそれこそ、米ソの拒否権乱発で国連自体が形骸化してましたけど、
今や、アメリカが戦争をしようとしても、まずは何より最初に国連で諮りますからねえ。
世界が本当に多極化して行くのであれば、国連の重要度は更に増して行くのでは?
国連をあたかも「世界政府」かのように理想を抱いて見るから、凄く物足りなく感じるだけで、
国連を「世界レベルの町内会」だと考えれば、かなり頑張ってるように感じられるかと。


[20282] 徳翁導誉様はこのサイト内での全知全能な神であるからいちいち仕様変更される必要はないです。返信 削除
2016/7/21 (木) 22:08:35 石油王

▼ 徳翁導誉

> > > >  3.期間限定で導入していた「イスラム国」は、亡命政府へと移行。
> > > >     まあ4年後となりますと、今ほどの勢いは無さそうですしね。
> > > >     これにより、イラク・シリア・リビアも国家として復活です。

> > > 2020年頃だと亡命政府以前に有志連合軍に殲滅されていそうな感じかなと?
> > > その頃には勝手に後継組織を名乗っている過激派が世界中に乱立しそうですから。

> う〜ん、イスラム国って大雑把に言うと、
> 国際テロ組織と旧フセイン政権の連合体ですからねえ。
> テロ組織の方は、追い込まれても世界に散らばる事ができますが、
> 旧フセイン政権の残党や、彼らを支えるスンニ派住民は、
> 難民にならない限り、その地を捨てる事ができません・・・・
> ですので、苦境に追い込まれても、蜘蛛の子を散らすようにと簡単には行きませんし、
> 表面上は壊滅させる事ができても、その根まで絶つ事は、まず不可能なんです。
> また、イスラム国と言うのは、イラクとシリアの両国に勢力範囲が及ぶ為、
> イラクもシリアも共に混乱が収まらない限り、越境して生き残ってしまうんです。


 仰る通り、イスラム国は国際テロ組織と旧フセイン政権の連合体です。
そして、国際テロ組織は逃げることができますが、
旧フセイン政権の残党や、彼らを支えるスンニ派住民は、逃げることができません。
よって、国際テロ組織を殲滅できなくても、旧フセイン政権の残党らと支持する住民は倒すことにより、
表面上は壊滅させる事ができます。
シリアはアサド政権軍が、イラクはシーア派民兵・イラク政府軍がそれをしてくれるでしょう。
この表面上の壊滅により、イスラム国の滅亡とします。
何故ならば、支えを失い、根なし草になる国際テロ組織は単なる国際テロ組織です。
イスラム国と国を名乗ることはできなくなります。

> そして何より、イスラム国という共通の敵が消滅した場合、
> クルド人の台頭を始めとして、各勢力による更なる混乱が待っているのは必定なので、
> 正直な所、ある程度封じ込めたら、後は生かさず殺さずが最も無難な選択肢だったりも。


 地域の混乱はその地域自身の問題であり、その地域の住民らが解決すべき問題です。
封じ込め以前に地図の書き換えが必要になるでしょう。


> > > >  4.今後、実際にどう推移するかは未知数ですが、
> > > >     スコットランドを独立させ、イギリス国旗を変更しておきました。

> > > スコットランド独立の想定ならスペインのカタルーニャも独立ではだめですかね?

> カタルーニャの住民投票は、スコットランドと違って、政府承認も法的根拠も無い為、
> すぐにカタルーニャが独立できる可能性というのは、相当に低いと思います。
> とは言え、それは短期的な話で、中長期的には解りませんけどね。


 カタルーニャは現在、独立を目指す州政府が独立に歩みを進めています。
それを止めるべきスペインの中央政府は昨年12月の総選挙後、
どの政党も正式な政権として組閣することができず、
結局今年6月に再選挙という前代未聞の事態になりましたが、
それでも正式な政権ができていないというありさまです。

 中央政府がしっかりとあるイギリスより独立しやすいのではないかと私は見ています。

> 今回のイギリスの国民投票により、「EUの離脱ドミノ」が心配されてますけど、
> イギリスのEU離脱が、スコットランドの独立&EU加盟の引き金を引けば、
> 離脱ドミノよりも「EU内での独立運動ドミノ」の方が、起きる確率が高そうな気がします。
> スペイン各地の独立要望もそうですが、ベルギーの分裂騒動はもっと切羽詰ってる感じですし、
> それを収めるには、州政府の自治権拡大と、EUの統合深化を進めて、
> 形骸的な枠組みとして国家を残す以外に、うまい落とし所は無いように思うんです・・・・


「EU内での独立運動ドミノ」の方が深刻ですね。
そもそも、欧州統一とか欧州統合自体が壮大な妄想だったのです。
欧州圏のエリート達はこの責任をいずれとらないといけません。
これで欧州の没落が完全に決まりましたから、
将来、アジアら有色人種勢力の報復により、
欧州圏が有色人種圏の植民地になるかもしれません。

 
> > > >  5.こちらも今後どうなるかは不明ですが、アメリカ大統領選挙を反映して、
> > > >     TPP加盟交渉は頓挫させ、アメリカの経済会議を解体させました。
> > > >     メキシコに壁を作るらしいので(笑)、NAFTAも解体です。

> > > ドナルド・トランプ氏が2016年のアメリカ大統領になるということですか?
> > > しかも、メキシコに壁を作って、NAFTAも解体という想定なら、

> アメリカの孤立主義化(世界戦略の縮小)という流れを、より極端に表現しようとしたのですが、
> よくよく考えてみると、アメリカの孤立主義と言うのは「モンロー主義」の事ですから、
> NAFTAの解体というのは、さすがにやり過ぎたかも知れませんね(笑)。
> と言う事で、NAFTAの方は復活させておきました。
> 実際の話、既に始まってるコチラを止めるのは、まず有り得ないシナリオでしょうし。


 仕様変更が行われたのでその件で質問しただけで、
NAFTAの解体をやめろうとは言っていません。
また、あり得ないシナリオというものがあり得ないシナリオだということはお伝えします。
何が起こるかはわかりません。

> > > 日本と韓国は核武装するとか、
> > > 日米安全保障条約・米韓相互防衛条約は廃止?

> この辺は、行き過ぎたトランプ批判による曲解的な向きはありますね・・・・
> まあ、発言の整合性とか気にしても仕方ない人物ではあるのですが(笑)


 発言の整合性が取れないので皆が好き勝手解釈されているのです。
私は、NAFTAの解体なら整合性を取るために、
日本と韓国は核武装するとか、
日米安全保障条約・米韓相互防衛条約は廃止?
イスラム教徒のアメリカ国内入国禁止でイスラム教国がアメリカ陣営から離脱、
ロシアのウラジミール・プーチン大統領を称賛されているので、
米露同盟の締結(対中国・イスラム・EU(イギリスが離脱なら完全に仮想敵国)向け軍事同盟)
などでアメリカ陣営の弱体化という調整をされてはという話でいたしました。

> 日本や韓国の核保有に関しては、別にそれを薦めている訳ではなく、
> オバマ&ヒラリー路線のような弱腰の世界戦略が今後も続くようなら、
> 日韓が核保有の方向に進んでも、ノーという事は出来ないという主旨でした。
> また安保条約に関しても、日韓はもっと金を払え、米軍に協力しろ、米国側の負担を減らせと、
> 一方的な要求はしてますが、条約そのものを破棄しろという主張をしている訳ではありません。
> ぶっちゃけた話、表面的にはトランプの方が過激で、世界を混乱させそうですけども、
> 今の世界情勢をより混乱させるのは、恐らく民主党政権のヒラリーの方でしょうからねえ・・・・


 それはその通りだと思いますが、結局はだれがやっても世界は混乱するだけです。
まあ、IS掃討で「砂漠が熱くなるまでじゅうたん爆撃をする」テッド・クルーズ上院議員や、
表面的によくわからない発言をするドナルド・トランプ氏、
公的メールの不適切な取り扱いをしていたヒラリー・クリントン元国務長官より、
完全に極端な過激派の私が言うことではありませんがね。

> > > >  6.ただし、金融のシンガポール・鉱山のチリ・石油のブルネイ・酪農のNZと、
> > > >     小国4ヶ国の経済連携体である「TPP」は、既に存在している為、
> > > >     (米国が日・豪を引き連れて、この枠組みを乗っ取り利用しようという流れ)
> > > >     TPP自体は存続させて、シンガポールの経済会議扱いとしました。
> > > >     また、これに伴い「ブルネイ」を新たに国家として追加しました。

> > >  マレーシアの国力とかはどうなるかな?

> 人口は、クアラルンプールに吸収させました。


いつも、思うのですが、
世界の人口とかGDPはどのデータが元ですかね?


> > > それから、可能であれば今現在の軍事同盟と経済会議の設定基準を教えていただければ。
> > > 私の認識ですと軍事同盟は「主従同盟」、経済会議は「経済統合」という認識です。

> そんな感じで、良いと思います(笑)。


(笑)?

私を馬鹿にされているのですか(呆)

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