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[20287] Re:ifの世界と世界史の転換点返信 削除
2016/7/22 (金) 20:01:24 徳翁導誉

> もちろんネタですよw
> http://starecat.com/content/wp-content/uploads/no-matter-who-you-vote-for-this-election-will-be-historic-1st-female-president-hillary-clinton-1st-jewish-president-bernie-sanders-last-president-donald-trump.jpg

まあ、「最後の○○」になる事は、「最初の××」になるケースもありますからねえ。
例えばゴルバチョフは、ソ連最後の書記長ではありましたけど、
それは同時に、ソ連最初の大統領になった事を意味してますし・・・って、例が悪いなぁ。
でも、国家や政体が替われば、そのトップの名称が変わるというのは、往々にしてあります。
トランプが最後の大統領になるのであれば、最初の皇帝になるかも知れませんよ(笑)。

って、トランプの方は冗談でも、プーチンは何だか冗談で済まなそう・・・・
ある意味では今のトルコが、まさに現在進行形で行われてる感じですけどね。
先日のクーデター失敗と、それによるエルドアンの大粛清により、
ケマルが作った世俗国家のトルコは、これで90年の歴史に幕を下ろした印象です。

> > アメリカが分裂していて、米露が連合し、欧州や東亜の連合が台頭する。
> > 何だか、攻殻機動隊やアップルシードの世界観になってますね(笑)。
> > まあ原作が冷戦期の作品なので、名前はソ連やECですけども。

> 攻殻機動隊は笑い男編しか見てないので
> 作中の世界情勢については関東が沈んでるということ以外あまりよく知りませんが、

原作の漫画版が冷戦期の作品というだけで、
TVアニメ版の攻殻SACは、21世紀に入ってからの作品ですので、
ソ連はロシアになってますし、アジア連合は中国になってますね。
笑い男編(第1期)だけですと、その辺の裏設定もほとんど出てきませんし。

ただ、最近 欧米やアジア東部で発生しているイスラム国を名乗る単独テロは、
まさに攻殻SACの「スタンド・アローン・コンプレックス」現象ですから、
10年前の作品ではあるものの、今更ながらに「凄いなぁ」とは感じてしまいます。
攻殻SACは第1期以外 未見との事ですが、こうなってしまうと、
第2期(2nd GIG)で扱われてる難民問題や、劇場版(S.S.S.)の少子高齢化問題なども、
当時はSF設定でしたけども、今になると、何だか未来を暗示しているようで・・・・

> もっと抽象化して、ifの世界と史実世界史の関連を、
> 歴史に沿って成長する木の名前のついた枝分かれと枝自身と捉えるなら、
> 現代は現代でその状態自身を指す言葉が定義されてないだけで、
> きっと後世の人から見れば冷戦やヴェルサイユ体制のような
> 明確な名前の付けられる何らかの状態なのでしょうね。

いまの時代に後世の名前が付くなら、それは「ポスト冷戦期」しか無い気がします。
言い換えるなら、アメリカが冷戦勝利の余韻を享受してる時代ですか?
個人的には、冷戦の時代が終わり、多極化した世界に戻るまでの過渡期ってイメージですね。
そもそも世界史というのは、多極化しているのが一般的な状態であり、
東西両陣営に分かれて世界規模の団体戦が行われていた冷戦期は、歴史的に見て異端です。
でもまあ、そうした異端の時代だからこそ、ifの世界を想像しやすかったのかも?
あれほど大規模で解りやすい世界観の設定は、現実世界だとなかなか作れませんから。
逆に言うと、多極化へ向かいつつある現在の世界は、想像するには構図が複雑すぎるんですよね。
・・・って、私の見立てが合ってるとは限りませんけども(笑)。

ただ、そうは言っても、大きな時の流れは、早いか遅いかはあっても、そんなに違わないかと?
冷戦が終結し、ソ連が崩壊した以上、冷戦期の構造はいつまでも長続きはしないでしょうし、
そうなれば利権を持つアメリカへの不満が高まる一方で、アメリカも負担が重荷になってくる。
それに加えて、イスラム・テロとの戦いが待っているのも確実でしたから、
唯一の超大国という地位にあるアメリカが消耗を続けて、それに耐え切れなくなった時、
アメリカは元々のモンロー主義に戻り、それと同時に地域連合が進んで、世界は再び多極化する。
20年以上前に子供だった私が、こう予測した歴史の流れと、史実はそんなに大差ない気がします。
ただ、私が思っていた以上に、その流れが早いですけどね・・・・
そもそも、ビン・ラディンがテロを起こすとは見ていても、あそこまでとは想像以上でしたし、
それに対する米軍の中東派兵(=消耗)も、いきなりあの規模で行うとは予想外でした。
中国の台頭(復活)も、日本の衰退も、思ってた以上に早く進んでしまいましたしね。

世界の多極化が進めば、極と極とに挟まれた地域大国の存在が重要になると思っており、
本当なら日本自体が東アジアの極になって欲しかったものの、その選択は行われなかった以上、
日本の新たな戦略的価値と言うのは、その部分にこそあると見てました。
しかし最近、イギリス・トルコ・ウクライナ・メキシコと、
日本と同じ立場にある極間の大国が、既に大変な状況になっているのを見ると・・・・
その日本の戦略的価値が、良い方向よりも、悪い方向に働きそうで、心配になりつつあります。


[20293] Re2:ifの世界と世界史の転換点返信 削除
2016/7/27 (水) 19:11:48 ヌルドリ

▼ 徳翁導誉さん
>トルコとプーチン
恐いのはどっちも民主主義で選ばれてる点ですね。
トルコの方は経済の調子や雇用がエルドリアンになって以降いいらしいですが、
帰って来たヒトラーじゃないですけど、
それでも熱狂に騙されずにいないと権力は集中してしまうんだなと。
でも個人単位では簡単ですけど、集団単位だと難しいんでしょうね・・・。

>攻殻機動隊
wikipediaであらすじちらっと見てきました。
SSSの生き延びるだけの老人(介護問題)っていうのは
アニメが放映された2006年時点でも既にリアルだったように思えます。
でも難民問題は大きな問題になるという見方って当時あったんですかね。
自分の中だと攻殻機動隊って技術が進歩していけば高確率で問題になるテーマを選んでいる印象が勝手にあるのですが、
その中で難民問題を言い当ててるのはすごいですね。
ってあらすじだけから言ってるのですけどね><
主旨も知らんですし。というわけで本体も見てきますw

あとすっかり忘れてたけどイノセンスも見てましたw
意識と肉体の話でしたっけ(うろ覚え)。
他のに比べてまだまだSFという感じがしますが、
心を持つアンドロイドはalpha碁等を通して最近話題になりましたね。

>現代の名前、「ポスト冷戦期」と多極化
冷戦の後に来るその時代特有の性質が多極化ならば
多極化期とかもありなのかもしれませんね。

個人的には戦略的価値に依らずとも大変さなら高齢化やら借金問題やら
抱えてる爆弾が日本は既に巨大なので、
そんなの関係無く悪い方向にしか変わらん気がしますw

とはいえ安倍政権が軍隊が可能な行動を増やす方向性なのは、
もしくは国連の存在感が薄くなっていってる(ように思える)のは、
多極化の兆候と言えるのでしょうかね。


[20295] リアルタイムな世界史としてのトルコ・エルドアン政権返信 削除
2016/7/29 (金) 19:17:16 徳翁導誉

> > トルコとプーチン
> 恐いのはどっちも民主主義で選ばれてる点ですね。
> トルコの方は経済の調子や雇用がエルドリアンになって以降いいらしいですが、
> 帰って来たヒトラーじゃないですけど、
> それでも熱狂に騙されずにいないと権力は集中してしまうんだなと。
> でも個人単位では簡単ですけど、集団単位だと難しいんでしょうね・・・。

イギリスの国民投票みたいに、ペテン情報に踊らされたくらいならまだしも、
ロシアやトルコの場合、政敵を排除し、メディアを統制するなどしてますから、
あれを「民主主義で選ばた」と言い切って良いかは・・・・

それと、プーチンの方が大国ロシアの指導者なので、何かと騒がれがちですけど、
実際の行動を見ると、トルコのエルドアンもかなり凄いんですよね。
正直、世界史上の人物をリアルタイムで見ている感覚があります(笑)。
ちなみに、トルコの雇用や経済が良かったというのは、数年前の話ですね。
2001年の通貨危機により、IMF主導で取るこの構造改革が進められると共に、
2002年にはトルコのEU加盟交渉の過程で、工業製品や加工食品の関税がゼロになった事で、
中東諸国(中には核開発で経済制裁中だった隣国イランも)と、EU各国とを結ぶ流通の要所となり、
その好景気に支えられ、若者が多くてインフラが整備途上のトルコでは、公共事業を活発に進められ、
エルドアンが首相を務めた2000年代のトルコは、本当に急速な経済成長を見せてました(GDPも3倍に)。
しかし2010年代に入ると、リーマン・ショックと隣国シリアの内戦により、経済成長は鈍化すると・・・・

ちなみに、経済が好調な時のリーダーというのは、何をやっても上手く行くもので、
EUが人権問題として非難していた「クルド人の迫害」と「WW1時のアルメニア人虐殺」に対しても、
謝罪を行うと共に、関係改善に努めていた為、当時は欧米メディアからのウケも良かったですね。
特に国内のクルド人問題では、「山岳トルコ人」として民族の存在すら否定してきた国策を一新し、
クルド人の言語や文化、そして政治参加も認める融和策を進めて、クルド側もテロによる抵抗を停止。
トルコ・クルドの武装組織(PKK)は、隣国イラクのクルド自治政府へと預けられる一方、
クルド自治政府はトルコの協力を受けて、イラク中央政府を介さずに石油を輸出できるようになり、
トルコ=イラク間の国境は安定するのですが・・・これによりイラク国内の対立は更に強まります(苦笑)。
(トルコ・イラク・シリア・イランに跨るクルド問題は複雑で興味深いですけど、話が脱線するので割愛)
ただ、こうした寛容な民族政策も経済の低迷と共に、政策が最悪の方向で大転換される事に・・・・

もし仮に、2000年代の2期8年でエルドアン政権が終わっていれば、名声だけが残ったと思います。
(そういう意味では、経済復興を進めてた頃までのヒトラー政権と少し被る部分はあるかも?)
しかし、上限となる首相3期目に入って以降、権力維持の為の強引な政策が目立ち始め、
首相の任期が終わる前に、それまでは象徴的な名誉職だった大統領を、
国会選出から国民選挙に変えると共に、任期も1期7年から2期10年に変えて、首相から大統領に鞍替え。
更には、従来の議院内閣制から大統領制へと権力を移行すべく、憲法改正に向けての総選挙を行います。
トルコでは憲法改正を行うのに、60%を超す国会議員の賛成票が必要であり、
エルドアン率いる与党は改憲ライン突破を目指したのですが・・・結果は予想外の大惨敗。
政権与党の獲得議席は、6割を超すどころか4割に留まり、現有議席すら大幅に減らしました。
まあ、自身に批判的なメディアや政治家などを次々と強権的に排除する一方で、
YouTubeやSNSを遮断してネット統制を進めるなど独裁色が強まり、国民の反発も強かったんです。
その一方で、今回の選挙から参加したクルド系政党は、80議席(全体の15%)を獲得する大躍進を見せます。
エルドアンにとっては想定外でしたでしょうけど、まだ民主主義が健全に機能していたとも言えますね。

ただ、この選挙結果により、政権与党は過半数を割って少数与党に転落し、
連立協議もうまく行かなかった為、トルコの国会は空転を続けて機能不全に陥りました。
するとエルドアンは、「いまだテロ組織を匿っている」として、クルド人の居住地域を突如空爆!!
民族が異なるとは言え、首相が自国民を攻撃し、数百名の一般市民が死亡する大惨事に・・・・
こうなればクルド側も、今まで停止していたテロ活動を再開する事となり、トルコ人の死傷者も多数発生。
更には、クルド系とトルコ系の融和継続を訴える平和的な活動も、政権に邪魔な存在としてテロの標的に(泣)。
普通なら人道問題として欧米諸国が動きそうな所ですが、IS掃討戦のトルコ参戦を望むNATOはこれを黙認。
エルドアンはそれまでの宥和政策を一変させ、クルド系を国家の敵とし、トルコ系をテロに巻き込む事で、
「今こそ強いリーダーが必要だ!!」と訴えながら、わずか半年後に再び総選挙を実施すると、
今度の結果は、与党が6割に迫る議席獲得の大勝を収めた一方で、前回躍進したクルド系政党は惨敗・・・・
自身の権力を強化する為に、国民を危険に晒すという、無法な戦略が功を奏してしまった訳ですね。
「国民を熱狂させて扇動する」の独裁化への常道手段にしても、その方法が悪質すぎますよ、本当。

昨年 日本でも、クルド人とトルコ人が数百人規模で衝突し、
流血騒ぎとなった事件を覚えてらっしゃるでしょうか?
あれがまさに、その再選挙の時の事でした。
政府軍の空爆に晒されるクルド人に、PKKのテロ攻撃を受けるトルコ人。
日頃は別々の場所に暮らしている 日本在住のクルド系やトルコ系の人々が、
在外投票をするべく、そんな状況下で、東京のトルコ大使館へと集まった為、
国際情勢に疎い警視庁が警戒を怠った事もあり、あの大乱闘に発展した訳です。

本国トルコでは、少数民族(全人口の15%ほど)のクルド人ですが、
日本在住者だとトルコ系3000人・クルド系2000人と、そんなに大差ありません。
しかも、トルコ系は日本各地(3割ほどが愛知県)に住んでいる一方で、
クルド系はその大多数が、埼玉県の川口周辺(主に蕨市)に住んでいる為、
選挙のように東京へ集まる場合には、下手をするとクルド系の方が多い事も?
数が拮抗するほど危険度は増しますし、警視庁には意識を高めてもらいたいものです。
東京の国際化は今後更に進むでしょうし、4年後には東京五輪があるのですから。

ちなみに、日本で最も面積の小さい市である蕨市には、
多くのクルド人が住んでいる為、「ワラビスタン」などとも呼ばれており、
春分の日には毎年、蕨市民公園で「ネウロズ」というクルドの新年祭が行われています。
(中東で広く用いられるペルシャ暦では、春分の日が元日にあたるらしいです)
http://dot.asahi.com/dot/2016041200241.html
http://kachiuchi.hatenablog.com/entry/2015/03/23/014454

まあ、トルコが「未成熟な民主主義国」と言ってしまえば、それまでなんですけど、
過去にも往々として、国民によって選ばれた政府が暴走したり、機能不全に陥ったりがあったのですが、
その度に機能したのが、「政教分離と民主主義の護衛者」を自認するトルコ国軍と裁判所でした。
・・・って、民主的に選ばれてない軍部と司法が、民主主義を守る為にと言って、
民主的に選ばれた政府に介入するというのは、多くの矛盾を孕んでいたのも事実ですけどね。
だからこそ、「トルコの民主主義を次の段階にステップ・アップさせる」として、
インテリ層や穏健派の支持も受けながら、軍部や司法と戦ってきたのがエルドアンだったのですが、
(イスタンブールの人気市長から、投獄&被選挙権剥奪を経て、首相に就任するまでの話は面白いです)
独裁化が進むと共に、軍部や司法でも自身のシンパを抜擢して、反対派を追放するように・・・・
ですから正直な所、クーデターはいつ起きても、おかしくない状況ではありましたね。
ただし、政権側の周到さと、クーデター側の稚拙さにより、その結末はご存知の通りと。
(クーデター軍に抵抗すべく、国民に対して「人間の盾」になるよう、大統領が呼び掛けたのには唖然)
しかもエルドアンは、これを好機として、敵対する反対派だけでなく、
将来的に敵対するかも知れない穏健派やインテリ層まで、どさくさに追放してるんですよねえ・・・・
そして、軍部や司法の大量粛清はまだしも、教職員の5万人追放と言うのは、かなり驚かされました。

「エルドアンには、オスマン帝国の復興と、皇帝(スルタン=カリフ)就任の野心がある」という噂も、
今までは、否定派による時代錯誤な与太話みたいに聞いてましたが、ここまで事態が進行すると、
「それが成就するか否かは別として、野心自体は本当に持っているのかも?」と思わされてしまいます。
その時々で都合良く、イスラム主義と世俗主義とを使い分けてる姿を見ると、
やはりエルドアンは思想信条よりも、単純な権力主義で動いているように見えますしね。
ただ、「ゼロ・プロブレム外交」と呼ばれるエルドアンの大胆な全方位外交と、その躓きは、
既に周辺地域で大きな影響を及ぼしており、現在の中東混乱の一翼すら担っていたりします。
(個人的には、この辺の大胆な外交戦略が最も興味深い部分ですが、脱線し過ぎなのでこちらも割愛)
しかし逆にそれが、皮肉な事にもトルコの政治的な存在感を増させている面があり、
今後は良い方向に転ぶのか? 悪い方向に転ぶのか? 悪い方向に転ぶのか? 悪い方向に転ぶのか?(笑)
正直、その先行きは解らないものの、エルドアンが重要なプレイヤーである事は確かでしょうね。
仮に新オスマン主義&露土同盟なんて方向に進めば、重要プレイヤーどころか主人公にすら?
いや本当、エルドアンの凄まじさは、100年前のオスマン皇帝・アブデュルハミト2世を思い起こさせます!!
(とりあえず私としては、もしもイスタンブール還都とかあれば、歴史的に胸アツな展開ですけどね・笑)

> > 攻殻機動隊
> でも難民問題は大きな問題になるという見方って当時あったんですかね。
> 自分の中だと攻殻機動隊って技術が進歩していけば
> 高確率で問題になるテーマを選んでいる印象が勝手にあるのですが、
> その中で難民問題を言い当ててるのはすごいですね。
> ってあらすじだけから言ってるのですけどね><
> 主旨も知らんですし。というわけで本体も見てきますw

でもまあ、実際に見ると解ると思いますけど、
難民と言っても、作中では「招慰難民」と呼ばれている存在でして、
現在のヨーロッパで起きているような戦争難民ではなく、
戦後復興の為の安価な労働力として招かれた難民なので、
経済移民と戦争難民を足して2で割ったような感じでしょうか?
イメージ的には、核攻撃を受けた日本に、
ベトナム戦争で発生したような「ボート・ピープル」を、
ドイツの「ガスト・アルバイター」のように招き入れた感じですね。

安保法制により自衛の範囲を、日本だけからアメリカ&同盟国にまで広げた事で、
例えば北朝鮮有事の際には、日本本土がミサイル攻撃を受ける可能性が格段にアップしましたし、
(攻撃しなければ参戦できなかった日本が、今では韓国攻撃で実質的に自動参戦ですから)
昨年、日本の首相が移民と難民の区別が付いてない事を、国連での記者会見で露呈させており、
しかも小泉政権時には、新自由主義に基づく積極的な移民政策を進めようとしてていた事を思うと、
現実離れしていると思われた招慰難民の設定が、何だか現実味を帯びてきたなぁ・・・と(笑)。

> 他のに比べてまだまだSFという感じがしますが、
> 心を持つアンドロイドはalpha碁等を通して最近話題になりましたね。

アルファ碁などで用いられてるのは「人工知能」の技術なので、
心を持つ「人工意識(?)」の分野は、人工知能よりも更に難しい別の技術ですね。
情報を処理する事と、情報に感情を抱く事は、次元的に異なるモノであり、
例えば、ロボットが人の話を聞いて「笑う」という同じ行動をしても、
人工意識ならば楽しいから笑いますけど、人工知能はプログラムによって笑います。

> > 現代の名前、「ポスト冷戦期」と多極化
> 個人的には戦略的価値に依らずとも大変さなら高齢化やら借金問題やら
> 抱えてる爆弾が日本は既に巨大なので、
> そんなの関係無く悪い方向にしか変わらん気がしますw

問題を抱えているのが日本だけでなく、世界中でそうなのが大変なんですよね。
でもまあ、行き過ぎた新自由主義、グローバル化による格差の拡大、
社会保障の切り捨て、ナショナリズムやポピュリズムの台頭などなどは、
言うなれば、ある意味で「冷戦終結の副作用」みたいなモノですから・・・・

> とはいえ安倍政権が軍隊が可能な行動を増やす方向性なのは、
> もしくは国連の存在感が薄くなっていってる(ように思える)のは、
> 多極化の兆候と言えるのでしょうかね。

いやいや、国連の存在感は年々増していると思いますよ(笑)。
冷戦期なんてそれこそ、米ソの拒否権乱発で国連自体が形骸化してましたけど、
今や、アメリカが戦争をしようとしても、まずは何より最初に国連で諮りますからねえ。
世界が本当に多極化して行くのであれば、国連の重要度は更に増して行くのでは?
国連をあたかも「世界政府」かのように理想を抱いて見るから、凄く物足りなく感じるだけで、
国連を「世界レベルの町内会」だと考えれば、かなり頑張ってるように感じられるかと。

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