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[20602] 返信は、また次週にでも返信 削除
2016/12/16 (金) 19:39:33 徳翁導誉

> すみません、お返事が遅くなってしまいました。
真田丸の最終回や、クラブW杯の決勝は、もう明後日にあるので、
「急いで返信しようかな?」とも、少し思ったのですが、
お忙しい中での2週間ぶりの返信を、わずか数時間で返すのも、急かす様で気が引けたので、
終わった後のトータルでの感想を述べる上でも、返事は次週に回す事にしますね(笑)。


[20621] 真田丸最終話、神ってるアントラーズ(続)返信 削除
2016/12/21 (水) 22:59:03 ほのぼのさん

前回の書き込みの続きということで。

▼真田丸最終話

前回の「前夜」がちょっとがっかりな内容だったので、最終話はどうなるのかと危惧していましたが、
内容的には良い最終話だったと思います。
曲がりなりにも夏の陣最終決戦の過程が見られましたし。
秀頼、淀殿らの面々が大坂城落城を見て唖然とするラストも、まあありかなと。
短銃を持った信繁が単騎で家康の陣に乗り込むのはおいおいと思いましたが、
まあ信繁と家康の生涯を1年間描いてきたということで、これもまあありかなと思いました。

1年間の総括ですが、50話のうち個人的ベスト3は以下の通りです。
・第1位 第11回 祝言
西村雅彦演じる室賀正武と昌幸の対峙は真田丸全話の中でも屈指の好演でしたね。あの緊張感はたまらなかったです。
結婚式と暗殺という明と暗の対比も素晴らしい演出でした。
定番の文句の「黙れ小童!」を室賀が言わないところがかえって室賀の疑惑を深めるという演出も、
三谷幸喜の脚本の良さを感じました。
・第2位 第20回 前兆
秀吉の恐ろしさが前面に出た話でした。そして石田三成が単なる融通の利かない男ではなく、
熱い正義感を持って秀吉に諫言するというのも良かったですね。
最初に三成が登場したときはどうやって信繁が三成に惹かれていくのか疑問でしたが、
今回の話で信繁が三成を信頼していくのに説得力を持たせることができたと思いました。
それにしても秀吉が三成に切腹を命じるシーンは、真田丸全話の中でも一番緊張感があったと思います。
そして、その中で何もできない信繁。主人公万能の最近の大河ドラマと違ってリアリティがありましたね。
・第3位 第13回 決戦
真田丸のいくさのシーンの中で一番良かったのがこの回だったと思います。
最後の昌幸の登場シーンはオープニングの音楽も相まってカッコよかったですね。
昌幸のいくさ上手というのも、この回の話で十分に説得力を持たせることができたと思います。
そう考えると、信繁をはじめとした大坂の陣浪人五人衆のいくさ上手の様子が真田丸ではちゃんと描けていないんですよね。
・次点 第25回 別離 幼い鶴松が亡くなったときのでんでん太鼓は悲しすぎました。

こうやって振り返ってみると、三谷幸喜脚本は前半に力を入れ過ぎて後半が淡々としてしまったと感じましたね。
印象に残った回はどれも秀吉が亡くなるまでの前半の話でした。
大坂城に信繁が入ってからのラスト10話は一番脚本に力を入れないといけないところですが、
後藤又兵衛ら浪人5人衆とか本来はもっと活躍すべきキャラを
秀吉や三成、上杉景勝ほど深く掘り下げられなかったのが終盤の尻すぼみにつながったような気がします。

▼鹿島アントラーズvsレアル・マドリード
実は日曜夜8時に生で観ていたのはこちらの試合のほうでした。
これまでのアントラーズの戦いぶりから見て大差にはならないと思っていましたが、
予想以上にアントラーズが善戦しましたね。
レアル・マドリードの油断もあったかもしれませんが、ジャイアントキリングが
起きるかもしれないという雰囲気はテレビ画面からひしひしと感じましたね。
90分終了間際に幻の「2枚目のイエローカード」が出ていれば、
もしかしたら延長戦が違った結果になったかもしれませんし。

ただ、欲を言えばやはりACLを勝ち上がってアジア代表として今回のクラブW杯の活躍を見せてほしかったですね。
開催国枠となると、もし仮にレアルを破って優勝したとしても、どうしても色眼鏡で見られてしまいますし。
10年くらい前はJリーグチームもACLで好成績を残していましたが、
最近はなかなかACL決勝トーナメントを勝ち抜けないので、アントラーズには
ACLでも活躍してもらって今回のクラブW杯がフロックではないところを証明してもらいたいところです。


[20632] 大河最終回・クラブW杯決勝・将棋と美意識返信 削除
2016/12/22 (木) 19:50:16 徳翁導誉

▼ 真田丸の総括&来年の大河ドラマ
> 前回の「前夜」がちょっとがっかりな内容だったので、最終話はどうなるのかと危惧していましたが、
> 内容的には良い最終話だったと思います。
> 曲がりなりにも夏の陣最終決戦の過程が見られましたし。
> 秀頼、淀殿らの面々が大坂城落城を見て唖然とするラストも、まあありかなと。

「悲劇として、歴史から逆算して描かない」という制作ポリシーは理解しますけども、
そうであるなら、あの秀頼母子のラスト・シーンというのは、凄く中途半端な気がして、
悲劇としてガッツリ描く以上に、モヤモヤした後味が残ってしまいました・・・・

> 短銃を持った信繁が単騎で家康の陣に乗り込むのはおいおいと思いましたが、
> まあ信繁と家康の生涯を1年間描いてきたということで、これもまあありかなと思いました。

そして最後は、秀忠に救われるという茶番っぽい演出に(笑)。
でもまさか、関ヶ原時の奇襲不発により、秀忠が「戦さ下手」にならなかった伏線を、
こんなロングパスで本当に回収するとは、正直本気では考えていませんでした・・・・
(普段大河しか見ないのに、「あっ、秀忠だ」なんてキッカケで見始めた「逃げ恥」が、こんなヒットするとは・笑)
昔からの大河ファンで三谷本人としては、「オチはベタなくらいで丁度良い」って事なのでしょうが、
今の時代、さすがにこの演出はベタ過ぎ・・・というか、古過ぎでしょ!?(笑)。
佐久間象山が云々というラストのナレーションも含め、
その終わり方は決して、個人的に満足の行くモノではありませんでした。

> 1年間の総括ですが、50話のうち個人的ベスト3は以下の通りです。
> ・第1位 第11回 祝言
> ・第2位 第20回 前兆
> ・第3位 第13回 決戦
> ・次点 第25回 別離 幼い鶴松が亡くなったときのでんでん太鼓は悲しすぎました。
> こうやって振り返ってみると、三谷幸喜脚本は前半に力を入れ過ぎて後半が淡々としてしまったと感じましたね。
> 印象に残った回はどれも秀吉が亡くなるまでの前半の話でした。
> 大坂城に信繁が入ってからのラスト10話は一番脚本に力を入れないといけないところですが、
> 後藤又兵衛ら浪人5人衆とか本来はもっと活躍すべきキャラを
> 秀吉や三成、上杉景勝ほど深く掘り下げられなかったのが終盤の尻すぼみにつながったような気がします。

う〜ん、各回ごとの評価というのは気にした事が無かったので、これを機会に私の方でも、
あらすじ↓を見つつ、少し考えてみると、こんな感じの順位になりますかねえ?
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/story/
 ・1位 第44回「築城」
 ・2位 第35回「犬伏」
 ・3位 第22回「裁定」
 ・4位 第43回「軍議」
 ・5位 第1回「船出」
 ・次点 第12回「人質」

まあ私の好みは、世間と若干ズレてる自覚はあるので、参考にはならないと思いますが(笑)、
確かに終盤での尻すぼみ感は私も感じたものの、恐らく、ほのぼのさん程では無かった気がします。
三谷作品&CG担当がコーエーという事もあり、最初から合戦シーンには高い期待を持っておらず、
それよりも三谷の得意分野である「舞台的な会話劇」を期待したので、こうした順位になったのかも?
大坂の陣好きとしては、確かにあの描写では、凄く物足りなかったのも事実ですけど、
「まあ、三谷作品だからなぁ」と、初めから諦めの気分を持ちつつ見ていたので(苦笑)。

ただ最後に気になったのは、悲劇や活劇、大立回りの執筆が苦手なのは解るとして、
それなのに何故、新選組や真田幸村といった題材を選んだのかな?って所ですね。
人間同士の軽妙なやりとりを得意とするなら、ドラマ化にしにくい平穏な時代こそ、
却って三谷脚本の特徴を最大限に活かせると思いますし、
大河全体の題材バランスとしても、それが出来るなら最高な気がするのですが?
(盛り上がるストーリー展開にしようとすると、どうしても題材が乱世に偏るので)

P.S.
最後に、今年の大河が終わったという事は、来年の大河が始まる事とイコールであり、
大河ドラマの題材になると、新たに史料が発見されて、研究が進むメリットもある訳ですが、
放送開始の直前で、この新発見はちょっと痛いかも!?(笑)

『「おんな城主直虎」は男だった? 大河主人公に新史料』
http://www.asahi.com/articles/ASJDB62T9JDBPLZB00K.html

▼ 鹿島アントラーズvsレアル・マドリード
> クラブW杯でのアントラーズの活躍には目を見張るものがありますね。
> アントラーズは昔から応援しているチームですが、
> ジーコ時代からクラブチームの根底に流れる「勝者のメンタリティー」
> が今でもしっかりと受け継がれているのが素直にすごいことだと思います。

ほのぼのさんがサッカー話も行けるというのは、初耳でした(笑)。

> 決勝でレアル・マドリードに対してもどこまで食い下がることができるかも楽しみなのですが、
> 放送時間がちょうど真田丸最終回と重なってしまうんですよね(泣)。リアルタイムでどちらを見るか迷うところです。
> 実は日曜夜8時に生で観ていたのはこちらの試合のほうでした。

私も、クラブW杯の決勝は生で見ましたよ(笑)。
2chやTwitterで実況しながら見たいなら別ですけど、スポーツとドラマが被れば、
スポーツの方を生視聴で、ドラマを録画視聴というのが、やはり一般的だと思います。
ただ私の場合は、「坂の上の雲」の放送以降、大河は夕方6時のBSで見る習慣が付いているので、
個人的には特に、その辺の悩みは生じませんでしたけどね。

> 真田丸最終回の視聴率は、だいぶサッカーに食われることになりそうですな〜。
> 下手したら最終回が一番視聴率が低かったりして。

いやいや、クラブW杯が日本開催の場合、決勝はいつも裏被りしますけど、
だからと言って、そこまで大河の視聴率が喰われる事は無いと思いますよ?
という事で視聴率は、真田丸の最終回が14.7%、クラブW杯の決勝が26.8%でした。
年間平均が16.7%で、最終10話の平均が14.9%、最低が13.0%ですから、まあこんなモノかと。

それよりも驚いたのは、クラブW杯の方の高視聴率ぶりですね!?
確かに、Jリーグの鹿島が決勝戦に登場する一大事なので、例年だと15%前後の視聴率も、
「今年は20%くらい行くかな?」とは思いましたけど、まさかここまで高いとは。
レアル・マドリードが来日したとは言え、準決勝では空席が目立ちましたし、
鹿島もそこまで観客動員力はありませんから、この高い数字には正直かなり驚きました。
ただ一方で、日本テレビの裏番組枠って、通常でも視聴率20%超えの「イッテQ」ですし、
大河のメイン層は、サッカー・ファンより野球ファンが多いでしょうから、
決勝戦の高視聴率も、大河側が受けて影響度合いで言えば、限定的だったと思います。
ですので逆に言うと、大河にとっての脅威は、クラブW杯よりも日本シリーズだったりします(笑)。
案の定、真田丸が最低視聴率を記録したのは、日本シリーズ第2戦と裏被りした日でしたからねえ。

> これまでのアントラーズの戦いぶりから見て大差にはならないと思っていましたが、
> 予想以上にアントラーズが善戦しましたね。

う〜ん、もしも早い段階で鹿島が2失点目を喫していたら、
「5-0」くらいのゲーム展開も、普通に有り得たと思いますよ・・・・
チャンピオンシップから続く過密日程で、選手たちの疲労は極限状態だったと思いますし、
これで緊張の糸が切れ、更に精神面の糸も切れていたら、試合は簡単に壊れていたはずです。
逆に言えば、準決勝も、決勝も、鹿島は本当に「弱者側の理想的な展開」に持ち込めたと思います。
そこはやはり、伝統的に試合巧者である鹿島の特徴が、よく出ていましたし、
私が応援する 年間勝ち点1位の浦和が出場していても、これ程の結果は絶対に出せなかったかと(笑)。

まあこれで、随分と時間は掛かりましたけど、攻撃力のガンバ、守備力の浦和、組織力の鹿島と、
Jリーグを代表するクラブが、世界とどう戦えるかの指標は揃ったと思うので、
あとはリーグ全体、そして育成も含めたサッカー界全体を、どう強化して行くかでしょうね?
クラブW杯の冠スポンサーが、長年のトヨタから、中国企業のアリババに代わってしまった為、
ひょっとしたら今後は、日本での大会開催(開催国出場)の機会も失われるかも知れませんし、
アジア内での戦いに勝ち、同時にアジア・サッカーの価値を上げ、世界と勝負できるようにしないと、
日本のサッカーは、本当にジリ貧状態に陥っていくと思います・・・・
今までの感覚のまま、目先の利益だけ追って「ACLは罰ゲーム」なんて感じでは危ないんですよね!?
逆に言うと、頂点にある欧州サッカー界が、1人勝ち&ブロック化する現状にあって、
アジア・サッカー界が生き残り、成長するには、アジアカップやACLの成功しか無いはずです!!
あとは日本が、主導者となるのか? 傍観者になるのか? というだけの話で。

> レアル・マドリードの油断もあったかもしれませんが、ジャイアントキリングが
> 起きるかもしれないという雰囲気はテレビ画面からひしひしと感じましたね。
> 90分終了間際に幻の「2枚目のイエローカード」が出ていれば、
> もしかしたら延長戦が違った結果になったかもしれませんし。

ただ個人的には、終了間際に遠藤のシュートが決まらなかった事も、退場者が出なかった事も、
「それはそれでOKかな」という気持ちが、見ていて有ったのも事実なんですよね(笑)。
確かに鹿島が「歴史的な大勝利」を飾れば、それはそれで嬉しかったですけど、
「本気のレアルと、更に30分戦える」というのは、それ以上に価値があるように思えたので・・・・
特に昌子と植田の両CBには、今後の日本代表の守備陣を引っ張って貰わなければならない存在ですし、
であるのに、最近はいまいち伸び悩んでる印象でしたから、この30分は本当に貴重に思えました。
まあそれは、遠藤保仁の後継者として期待されてた柴崎に関しても、同じ事が言えますけどね。

> ただ、欲を言えばやはりACLを勝ち上がってアジア代表として今回のクラブW杯の活躍を見せてほしかったですね。
> 開催国枠となると、もし仮にレアルを破って優勝したとしても、どうしても色眼鏡で見られてしまいますし。

そこは本当、そうなんですよね!!
浦和としても、前回はアジア王者としての大会出場でしたから、特に、
出たい気持ちはある反面、開催国枠での出場には違和感が強かったですからねえ。
その一方で、いろいろと巡り合わせが悪く、何度も国内王者となりながら、
クラブW杯の出場できていなかった鹿島には、それを体験して欲しい思いはありました。
J2の昇格プレーオフ制度にしてもそうですけど、デメリットな面は確かにあっても、
長い目で見た場合、多くのクラブが経験を積む事は、リーグ全体のレベルアップに必ず繋がるでしょうし
与えられた特権に心苦しい面はあっても、折角あるなら十分に活かすべきでしょうからねえ(笑)。

> 10年くらい前はJリーグチームもACLで好成績を残していましたが、
> 最近はなかなかACL決勝トーナメントを勝ち抜けないので、アントラーズには
> ACLでも活躍してもらって今回のクラブW杯がフロックではないところを証明してもらいたいところです。

おっしゃっていた「勝者のメンタリティー」という言葉にも、少し繋がるんですけど、
確かに鹿島は、その伝統の力によって、一発勝負や短期決戦では無類の強さを発揮しますけど、
ACLも含め、リーグ戦のように長期の戦いとなると、やはり選手層が薄いと厳しいですよね・・・・
そしてそれは、どうしてもクラブの財力と比例してしまうので、鹿島にとっては難しい問題です。
クラブW杯の賞金という大きな臨時収入はありますが、クラブ運営には長い目が必要ですしねえ。
まあこの辺の話は、コチラ↓を読むと解りやすいかも?(5年前の連載シリーズですが、かなりの傑作です!)

「やる夫で学ぶJリーグの旅 鹿島編」
http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-3179.html
「やる夫で学ぶJリーグの旅 まとめリンク」
http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-3386.html

▼ 新語・流行語大賞
> JリーグCSシリーズからのアントラーズの快進撃は、ほんと「神ってる」としか言いようがないです。
> (ふだんは全く使わない流行語大賞を無理やり使ってみましたが、
> ほんと最近の流行語大賞は皆が日頃使わない言葉が使われますね。個人的には「文春砲」か「ポケモンGO」で良かったかと)

♪ I have a 恵    I have a 石塚   アーン ホンジャマカ〜
   I have a 三村  I have a 大竹   アーン バカルディ〜
   ホンジャマカ〜 バカルディ〜   アッ 「大石恵三」 半年で打ち切り

ピコ太郎・・・というか、古坂大魔王・・・というか、底抜けAIR-LINE くらいのお笑い知識が、
相手に無いとウケないネタですけど、ここ最近の私の持ちネタです(笑)。

でもまあ、「新語・流行語大賞」自体に関しては、年末の風物詩とは言え、
「現代用語の基礎知識」という一雑誌の企画であり、一出版社の受賞式イベントですからねえ。
「今年の漢字」みたいに、一般公募の結果そのままのランキングではないものの、
候補の選出は一般公募によるモノで、そこから選考委員がトップ10を決める形なので、
委員の好みとか、出版社側の都合とか、いろいろ影響するのでしょうが、そこまで逸脱はしない気も?
(事情諸々を考慮すると、基本はスポーツ・芸能で、ちょこっと政治というバランスになろうかと)
ここ最近は、ヒット曲すら生まれない世の中になっちゃってますし、
誰もが納得する流行語というのも、実は、なかなか無いのが実情じゃないでしょうか?
それにそもそも、世間的には「流行語」の方に主眼が置かれてますけども、
企画の意図としては、「現代用語」や「新語」を選んでる側面も強いですからねえ(笑)。
ですので、流行ったギャグよりも、世相を表す言葉が選ばれるなんて事が珍しくないと。

▼ 「戦時中、台湾の高校野球」
> > あと紹介ついでに、「五色の虹」の時に紹介し忘れたリンクも貼っておきます。
> > 「戦時中、台湾の高校野球」
> >   Part1 http://www.nicovideo.jp/watch/sm10415744
> >   Part2 http://www.nicovideo.jp/watch/sm10415789
> >   Part3 http://www.nicovideo.jp/watch/sm10415821

> 興味深そうな動画ですね!(ニコニコ動画を閲覧可能です)
> 1時間半というのに躊躇してしまいますが、年末年始に時間ができたときにでも是非とも見てみたいと思います。

まあ時間がありましたら、テレビで正月映画を見る感じででも(笑)。
元がラジオですので、BGM替わりに「ながら聞き」も出来ますしね。
画像の方は、ちょこちょこっと私が加えただけのモノなので、
クライマックス以外は別に、無くてもそこまで影響は無いですから・・・・

▼ ワールド碁チャンピオンシップ
> > ただ残念なのは、出場する囲碁AIがアルファ碁ではなく、DeepZenGoだって事ですね。
> > 先日の趙治勲戦から半年弱で、Zenの実力がどれだけアップするか興味はありますし、
> > 強くなったらなったで対局自体は面白くなりそうですけど、やはり見たいのはアルファ碁ですよね!?
> > 更に贅沢を言うなら、アルファ碁とDeepZenGoも直接対戦する5者総当たり戦を見てみたかった(泣)。
> > それにしても、最初はアルファ碁に出場を打診したものの、スケジュールの都合で不参加って、
> > 一体どんな都合なんですかねえ??? 噂される年明けの再戦準備に専念って事?

> ほんど、ワールド碁チャンピオンシップに出るのがアルファ碁だと最高だったのですが。
> そこは何か企業間のしがらみとかあるんですかねえ。
> 欲をいえばきりがないですが、アルファ碁とDeepZenGoの対戦も見てみたいところです。

まあGoogle側からすると、アルファ碁も結局は「AI研究の宣伝」目的でしか無い為、
それを十分に達成できた今となっては、これからの事など大して関心は無いのかも知れませんが、
囲碁側からしますと、公開されてるアルファ碁の棋譜って10局ほどしか無いらしく、
いまいち掴めてない部分があるので、とにかく実戦を少しでも多く見てみたいのが本音です。
現状では正体不明で、予測され得る棋力の上限と下限が、あまりに差があり過ぎるように思えるので。

あと、個人的に賞金額とかは あまり関心が無いので、今まで知らなかったのですが、
このワールド碁チャンピオンシップの賞金は、わずか3日間の大会ながら、
優勝で3000万円、準優勝で1000万円、3位・4位で500万円と、かなりの破格。
中国や韓国の代表棋士の面子がどうなるか、少し不安ではありましたが、
この金額であれば、両国のトップ棋士が参戦してくれる可能性も十分ありそうかも!?(笑)

▼ 電王戦は「佐藤名人×ponanza」に決定
> 以前のコメントで、「佐藤名人が片ヤオをするんじゃないか」とゲスなことを書いてしまっていましたが、
> 深く深く反省します。全くお恥ずかしい限りです。
> 千田五段に対する佐藤名人の勝ちっぷりは見事なものでした。2番勝負では格の違いを見せつけましたね。
> さて、将棋界でもいよいよ名人vs将棋ソフトの頂上決戦ということで、
> これ以上ない楽しみな勝負となりました。
> 個人的な予想ではあくまで「ponanza2連勝」ですが、千田五段が佐藤名人に協力して人間の叡智を見せたときに
> どこまでコンピュータに肉薄できるか興味深いところがあります。

いや〜、遂に実現する訳です!!
将棋界最高峰の名人と、コンピューターとの対局が!!
2007年3月の「渡辺竜王×ボナンザ」の一戦から、丸10年の時を経て、
再び登場したタイトル・ホルダーが「名人」だというのも、予選の結果とは言え、凄い話ですよね。
世間一般のイメージだと、トップは羽生さんって事になりますけど、
将棋界としては、やはり時の名人こそがトップの存在ですので、
歴史に1つの決着を付けるという意味では、見たい反面、正直見たくない気持ちも(苦笑)。

しかし、このまま有耶無耶に「コンピューター圧勝」の既成事実だけが作られるよりは、
どんな結果に終わるにせよ、1度は白黒付けた方がスッキリするので、やはり良かったと思います。
あと心配なのは、電王戦と名人戦の日程の問題ですよねえ・・・・
今まで同様に同時進行で進んでしまうと、名人側の負担が大き過ぎる気がしますし、
それで、どちらとも不完全燃焼な結果で終わってしまうのが、一番怖い展開ですからね。

> > 「将棋ソフトが人間の棋力の向上に役立つかという命題について、
> >  千田五段が5年以内にタイトルを奪取できればyes、
> >  そうでなければnoということができるのではないでしょうか。」
> > と、ほのぼのさんが一番最初に書かれた命題は、
> > タイトル獲得を前にして、早くも結論に達したという事なのでしょうか?(笑)

> ただ、千田五段はソフトで学習しなくても元々かなりの棋力があって、
> 棋士1年目に王位戦挑戦者決定戦まで進むくらいですから、
> ソフトの学習がなくてもタイトル挑戦者になるくらいの力は元からあったと思うんですよね。
> ここはやはり、挑戦者になって棋王戦5番勝負で渡辺二冠を倒してこそ、
> 「千田五段の棋力を向上させたのは将棋ソフトの功績が大きい」となるんじゃないですかねえ(あくまで個人的な見解です)。

という事で、千田五段が見事無事に棋王タイトルの挑戦権を獲得しましたね。
決勝で敗れた叡王戦は残念でしたけども、棋王戦5番勝負の結果はどうなるでしょうか?
豊島七段や中村六段のように、若くしてタイトル戦に登場しても、
それを獲得できずに無冠のままだと、どうしても「伸び悩んでる」印象になってしまいますし、
1度チャンスを掴んだ時、それを一気にモノに出来るか否かは、
勝負師としての今後の命運を、本当に大きく左右するような気がします。

> そして、その流れが三浦九段に悲劇につながる、と
ある程度は予想してましたけど、このまま何も事態が動くこと無しに、
年明けと同時に処分も明けて、三浦九段は復帰する事になりそうですね・・・・
まあ、処分に対する反論があった事で、以前よりは復帰しやすい雰囲気になってそうですが、
それでも、この間の不戦敗や出場抹消は覆りませんから、今後も影響は尾を引きそうなんですよね。
特にA級順位戦は、このままだと降格の最有力候補でしょうし、頑張っては貰いたいものの、
三浦九段の年齢や精神状態を考えた場合、ここで一旦落ちてしまうと、再び上がれるかは・・・・
そして更に、成績が残せなければ「やはりソフト不正が出来ないから?」と疑われかねない訳で、
そうした事を考えれば、処分が終わり復帰しても、それで一件落着とは決してならないはずなんです!!
とは言え、これで一件落着としてしまう可能性が、やはり一番高そうですけど。
(全ての発端である竜王戦の結果は、第7局までもつれましたけど、渡辺竜王の防衛で終わりましたね)

▼ 将棋と美意識
> > って、これ自体は実は、将棋というゲームの完成度の高さを表してもいるんですよね。
> > ハンデなしに互角に戦えるゲームって、ほとんど存在しませんから・・・・
> > 囲碁は、私がルールを覚えた後にも、コミが5目半から6目半に変更されましたし、
> > 将棋と同じチャトランガ系のチェスなど、「先手勝ち3割:後手勝ち2割:引き分け5割」って感じで、
> > 近年のトップ・クラスだと、「先手勝ち2割:後手勝ち1割:引き分け7割」ですからねえ。
> > (チェスは単純な勝敗だけでなく、引き分けの駆け引き要素があるのも、ゲームの魅力ではありますが)
> > それを考えると、先手の勝率がだいたい52%に集約される将棋は、本当に凄いと思います。

> ほんと、将棋が先手後手でほぼ勝率が同じというのは奇跡的なことですよね。
> しかも、「矢倉囲い」とか、将棋の戦型は勝つためにしろ日本人の美意識を刺激するところがあります。
> 普通は勝利を最優先にすると美しくない駒の動きになりますが、
> 将棋は最も駒が美しく動くのが勝利に近づくという傾向があると思います。
> ただ、そうでもない場合も当然あって、将棋ソフトとかはそのあたりの駒の動きの美しさを無視して機械的に勝利に
> 近づく駒の動きをするので、最初にソフトが人間と肩を並べたあたりは人間側が戸惑っていたかと思います。
> 最近は逆に将棋の棋士の側がソフトの思考に歩み寄って、
> 人間同士の戦いでもソフトの手に近いようになってきているんじゃないですかね。

う〜ん、この「美しさ」の正体って何なんですかねえ?
美しさというモノを考えると、大雑把に「機能美」と「様式美」に分けられると思うんです。
言い換えれば、前者がサイエンス的な美しさであり、後者がアート的な美しさですね。

まず、機能美というのは、複雑な事象をシンプルに表す 数学や物理学の数式もそうでしょうし、
流体力学に基づいた 飛行機や自動車の流線型に見出されるのも、それだと思います。
要するに、この機能美の場合は、「美しい」と感じるのは個々人の感情でも、
そう感じさせる美しさの根源というのは、世界に客観的に存在しているモノな訳ですね。
続いて、様式美というのは、洗練された動作や形式に美しさを見出すモノなので、
こちらも機能美と似た感じに思われがちですけど、その美しさの根源は、個人の主観的にあります。
要するに、この「洗練された」というのは、自然法則的ではなく、実に個人的感情に基づくものであると。
そして「感情」というモノの正体も、一般的に「説明のつかないモノ」と考えられがちですが、
結局は、「過去の膨大な記憶」と「身体的な反応」の2つから構成されているモノでしかありません。
(料理で言えば、おふくろの味だから好きだとか、アレルギー反応が出るから苦手だとかですか?)
・・・と、このまま話を続けると、話題が凄く脱線して行きそうなので、ここらで切り上げますと(笑)、
まあ簡単に言ってしまえば、美しさには「便利さ(機能美)」と「心地よさ(様式美)」がある訳ですね。

で、将棋の美しさと言った場合、絵画や音楽などと似た感情で「様式美」として見られる事が多い気がします。
例えば、定跡などを美しいと感じるのは、その形に慣れ親しんで育ってるからですよね。
ただこれは、ある文化圏では名曲でも、異なる文化圏では雑音にしか聞こえなかったり、
素晴らしいと評価される現代アートも、昔の人が見たら落書きにしか思えなかったりするのと同じです。
言い換えるなら、様式美の根底にあるのは「固定観念の共有」なのかも知れません。
その一方で将棋の場合、絵画や音楽などと違って、数学的な正解が存在するモノでもあり、
そして、その正解に少しでも近付こうという所には、間違いなく「機能美」があると思います。
しかし機能美というのは、それを堪能する為には「より深い理解」を必要とします。
ですので、棋力の高いトップ棋士などは、その機能美の方を感じる事が出来ても、
棋力の劣る将棋ファンとかになると、同じ局面を美しいと感じようとすれば、
どうしても、様式美の方向で感じる割合が強くなるはずなんです。
仮に新手が現れたとして、その有益さを理解できる棋力があれば、その手に美しさを感じられますけど、
それが理解できない棋力だと、見慣れない形なので美しさを感じられず、その手が多用されて初めて、
トップ棋士が評価したという受動的な機能美と、見慣れた事での様式美を感じられると・・・・

なので、将棋ソフトの指す駒の動きというのも、
その合理性を感じ取れる棋力があれば、その時点で、その人は美しさを感じるでしょうし、
数十年くらい経って、これが見慣れてしまえば、将棋ファンも「美しい」と感じるようになるかも知れません。
様式美による美しさであれば、時代に伴う環境の変化で、同じく移り変わって行くモノでしょうから。
もしも江戸時代の将棋指しが現代の将棋を見て、「美しい」と感じるかとなると、正直疑問ですし(笑)。
それにAIの評価関数というのも、意外と「美しさ」を基準に作られてる面がありますからねえ・・・・
将棋AIのボナンザは、3つの駒が作る三角形の形の良し悪しを評価基準にして、急激に強くなりましたし、
囲碁AIのアルファ碁は、Googleの画像検索技術を応用し、白と黒で作る模様の良し悪しを判断しました。
コンピューター処理ですから、作業自体は恐ろしく科学的ですけど、その根幹部分はアート的なんですよね。
言うなれば、将棋ソフトの手というのは「現代アート」みたいなモノで、
それを印象派(現代将棋)の人たちが「美しくない」と言い、
しかし、写実派(古典将棋)の人からすれば「印象派だって解らん」となる構図に近いのかも?(笑)

P.S.
真田丸の話から、BSが見られる環境にあるのか解らないのですが、
一応宣伝までに、27日(火)夜10時から、BSフジで「四神将棋」なんて番組をやるそうです。
http://www.bsfuji.tv/shijinnsyougi/pub/index.html
まあ、要するに「4人将棋」を放送するって事ですね。
古くは征服王、近年だと人狼やヌメロンなど、卓上ゲームを番組化するフジテレビだけに、
面白ければ続編もあるのでしょうけど・・・恐らくは単発で終わるでしょうね(笑)。

P.S.その2
とりあえず今年は、隣に住む小学生兄弟の子守りをした際に、
将棋のルールを教えるという、地味な布教活動を行ってみました(笑)。

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