| > 昨日のニュースには驚きました。小沢一郎の自由党が、国民民主党に合流するという一報。
そうなんですね。
私は最近、ニュースとかほとんど見ないので、初めて知りましたし、
興味も失っている為、「ああ、そうなの」くらいの感想です(笑)。
> 国民民主党の玉木雄一郎代表が、今日の記者会見では曖昧な表現をしていましたが、
> 自由党は、本来立憲民主党のスタンスに近い気がします。
> 特に山本太郎氏や森裕子氏は脱原発派ですので、一部再稼働派の国民民主党とは合わないはずです。
> 仮に本当に合流するにしても、二人は無所属になるか立憲に行くかになるでしょうが、
> 国民民主党にとっては、この合流はあまり意味のないように思えます。
まあ、双方に利益があるから、そうした話が出るんでしょうけどね。
例えば自由党も、山本太郎と小沢一郎が手を組んだのは、
政党政治である日本の国会において、
単なる無所属の一議員では、活動に限界のあった山本と、
政党条件を満たすのに、もう1人議員が必要だった小沢の利益が合致した為でした。
ですから、小沢が更に大きな相手と組み、それが山本の利益に反するなら、
互いに手を離して、元に戻るだけの話では無いでしょうか?
で、国民民主党の方の利益に関しては、これは単純に、
議員たちが、再選できる可能性が高まるからでは無いでしょうか?
野党第一党を巡る争いとか、そんな目先のメンツの話では無いはずです(笑)。
今いる議員たちは、国民民主党の看板で選挙を勝ってきた訳ではなく、
衆議院は希望の党の、参議院は民主党・民進党の看板で当選した人たちですし、
そして現状、国民民主党の政党支持率は1%前後しかなく、
こんな状態で、今夏の参院選(ひょっとしたらW選?)を戦えるかとなると・・・・
W選の可能性は、現状だとそんなに高くは無いと思いますけど、
もし実現した場合、国民民主党の衆議院議員は、恐らく壊滅に近いでしょうから、
W選実施に最も戦々恐々としているのが、まさに彼らなんですよね。
という事で、再選の為には、「小沢にも すがる」といった感じなのでは?
もちろん、小沢に選挙を取り仕切ってもらう事で、底上げが出来る面もありますけど、
何よりも大きいのは、国民民主党の面々では、感情的に困難だった
立憲民主党や共産党との調整・協力が、小沢に任せれば行えるという事ですね。
特に参院選というのは、1人区の勝敗が選挙結果を大きく左右しますし、
野党共倒れを防ぐ為には、2人区の調整も行えた方が良いので、
野党が候補を一本化できるか否かは、実際の選挙以上に重要となります。
安倍政権は何も、国民の支持が高いから選挙に勝っている訳ではなく、
2大政党制を軸とする現行選挙制度の中で、選択軸を作らせない作戦を用いて、
結果的に勝利を手にしている状態なので、野党共闘が進むと、意外に苦しいんですよ。
極端な話、野党が一緒に担げる御輿さえあれば、一気にひっくり返りかねません。
一昨年の衆院選時、「すわ、小池総理 誕生か?」と騒ぎになったのも、
当時の小池の人気に、民進党の組織力・財力と、小沢の選挙調整力が加わり、
1つに結ばれる可能性が、ほんの一瞬だけ垣間見えたが為でした。
(まあ結局は、驕れた小池の自滅で、今のような状況にはなりましたけど)
そして、現行の選挙制度が今後も継続されていくのなら、
2派に分かれた旧民主党が再統合するのも、ある程度、必然の流れなので、
分裂に関わってない小沢の再登板は、そのキッカケに成り得る可能性もあろうかと。
バラバラのままじゃ勝てないし、ジリ貧なのは、誰が見ても明らかでしょうから。
|
|