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[23892] Re6:台湾情勢への影響返信 削除
2022/4/3 (日) 06:07:48 つね

▼ 徳翁導誉さん
> 「アジアでは目で表情を読み、欧米では口元で表情を読む」というのは、その通りなんでしょうね。
> その理由として、漢字は表意文字であり、ラテン文字は表音文字である為、
> 目で見る文字か? 音で聞く文字か?で、そうした文化の違いを生んだ・・・なんて説も聞きますけど、
> 実際の所、どうなんですかねえ?(あまり信じてませんが、面白い説かと・笑)


科学的とか学問的な証明にはなかなか至らないでしょうけど、一般論としては説得的でおもしろいですね。
酒の席(がないのですが)で、披露できそうです(笑)。

> > > もうここまで来ると、流血が少なくて済む、綺麗な決着というシナリオは、ちょっと描き難い気がします。
> > 直近では、キエフは諦めて東部だけに専念とも言いますが、最初からそうしていたならとにかく、
> > 今となっては言い訳っぽいですね。

> でも、この作戦転換こそは、プーチンの「精神異常」説を否定する、かなりの材料になるとは思いますよ。
> 電撃戦による首都キエフの占領という、開戦当初の理想的な展開は実現しなかった段階で、
> そうした現状をキチンと認識でき、当初の目標に固執せず損切りして、より現実的な目標へと下方修正するなど、
> かなり冷静に、物事の判断できている証拠だと思えるので。


そうは言っても、そもそも最初の判断が(善悪ではなく、可否的な面で)妥当だったかどうか首をかしげます。
やっぱりイエスマンに囲まれて正常な判断できてなかったのではないかと。最近、アメリカの情報機関からも
そんな話が出てきてますし。(別に内部告発などのエビデンスのある話でもないし、今更かよという気もしますが)
で、戦線を限定した今の戦況もどうもロシアに不利のままのようですし。

> あとは・・・アメリカ側が、変にプーチンを追い込むような、下手な対応を打たない限りは。
> 逆に言うと、ロシア国防省が わざわざ会見までして、
> 作戦転換を表明したのは、アメリカに対するメッセージな気がします。


バイデンさん、ベテランだし、外交通を自負していた面があったように思うのですが、どうも疑問符がつく面が多い気がします。
今回も、国内向けの面もありますが、早々に「派兵はしない」と言って、ロシアに侵攻の成功のめどをつけさせたような面があります。
「すべてのカードがテーブルの上にある」という常套句があるし、国内向けにもブラフで通るのに、わざわざ言わなくてもと
思います。最近も「プーチンは権力の座にいるべきでない」と言って周囲や同盟国を慌てさせてますし。
アフガンからの撤退も既定路線とは言え、同盟国にも通知しないもので、結局、あの体たらくだし。
トランプさんが「俺ならウクライナ侵攻は防げた」というのは、外野だから言えることとしても、パフォーマンス好きの彼なら
プーチンに直接、電話をかけて交渉しただろうなとは思います。侵攻後の欧米を結束させるのは彼には無理だったでしょうが。

2年半後どうなるかは全く分かりませんが、この調子だとまたトランプ復権なんてありえそうで怖い。ハリスさんも期待外れっぽいし。
価値観がビジネス面しかないというのは、他国から見て不安だし不愉快なんですよね。
あ、でも彼の期間中、アメリカが戦争を起こすことはなかったんでしたっけ。でも経済的にプラスだと判断したらゴーサイン出しそうですが。
今の戦争は経済的にプラスになることはないのかもしれませんが。

> > 池上彰さんによると、「スクランブルとか様々な嫌がらせをすることで
> > 疲れさせて併合に持っていく」ということですが、そんな嫌がらせする相手に吸収される気に
> > なるかなあというところ。

> う〜ん、その発言を直接聞いた訳では無いので、前後の主旨は解りませんが、
> それってもう、「平和的」では無い気はするんですよね(笑)。
> まあ恐らくは、実際に台湾へ軍隊を派遣して、武力占領を行うような「力攻め」ではなく、
> 島国である台湾と、海と空から輸送路を封じてしまう事で「兵糧攻め」を行い、
> 降伏をさせるって意味なのかな?とは思いますけど。
> で、これが現実的に可能か否かとなると・・・アメリカの対応次第かな?
> アメリカが動けば、海・空軍力では中国は勝てないので、こんな方法は無理です。
> そして、アメリカ軍も太平洋の向こうから来るのは大変ですが、
> 台湾の目と鼻の先には沖縄があり、その後ろには日本列島があるので、まあ考え難いシナリオかと。
>
> となると、より現実的なのは、軍事力ではなく経済力による兵糧攻めですね。
> 市民1人あたりの経済的な豊かさで、圧倒的な差を見せ付けて、
> それで相手側をなびかせる手法は、中台間では非現実的でしょうし、
> そうなれば、戦略的に台湾の豊かさを削り、台湾市民を貧しくさせる。
> つまりは、中国の巨大な経済力を背景に、台湾を世界市場から閉め出してしまう、
> ソフトな「経済制裁」を行うようなイメージですね。
> そして、更に可能性としてありそうなのは、ハードな「経済支配」の方かな?
> 金門島などは、まさにそうかも知れませんが、完全に中国の経済圏に取り込まれてしまえば、
> 別に武力を用いずとも、カネの力で準植民地化する事は可能なので。


池上さんの言は「週刊ダイヤモンド」3月26日号の記事で、要約すると
「中台間がすぐに戦争になるわけではない。中国は孫氏の兵法、戦わずに勝つでいくでしょう。最近、中国の戦闘機や爆撃機が
防空識別圏の中に頻繁に入っていますが、これを毎日やられると台湾空軍は疲弊する。他にも様々な嫌がらせをして、台湾の世論を
「本当に軍事侵攻してきたら大変だから、中国と仲良くすべき」ともってきて、中国と友好的な国民党が政権につけるようにする
環境づくりを今しているとみた方がいい」

というものなので、一応は平和的ですね。最初に書いている通り、非現実的な気もしますが。

しかし、中国は「経済支配」で満足する気なんでしょうか。確かにこれをやられると西側としては対抗手段に窮しますが、
最近の中国政府の発言を見ると明らかに名実ともに統一を目指しているように見えます。
わざわざハードル上げて有言不実行なんて国内で批判浴びそうなことするのかなと。
習近平もプーチン同様、イエスマンばかりに囲まれて、軍事侵攻可能なんて判断しかねないのでは。

> > > > 世界終末時計、現在、最短の100秒前ですが、そろそろ動くのかな。
> う〜ん、でも世界終末時計って、毎年1月に設定されるみたいなので、
> 今回のウクライナ戦争が反映されるのは、また1年くらい先の話ですね。
> で、もしかしたら、その頃には既に、戦況の方も悪いながらも落ち着いてきて、
> いま現在に比べれば、危機のレベルは下がってる可能性もありそうだと。


調べたら、そうらしいですね。さっさと落ち着いてほしいものですが、まだまだ不透明ですね。


[23897] Re7:台湾情勢への影響返信 削除
2022/4/5 (火) 23:59:46 徳翁導誉

> > 「アジアでは目で表情を読み、欧米では口元で表情を読む」というのは、その通りなんでしょうね。
> > その理由として、漢字は表意文字であり、ラテン文字は表音文字である為、
> > 目で見る文字か? 音で聞く文字か?で、そうした文化の違いを生んだ・・・なんて説も聞きますけど、
> > 実際の所、どうなんですかねえ?(あまり信じてませんが、面白い説かと・笑)

> 科学的とか学問的な証明にはなかなか至らないでしょうけど、一般論としては説得的でおもしろいですね。
> 酒の席(がないのですが)で、披露できそうです(笑)。

はい、雑談ネタとして良いかと思います(笑)。

> > > > もうここまで来ると、流血が少なくて済む、綺麗な決着というシナリオは、ちょっと描き難い気がします。
> > > 直近では、キエフは諦めて東部だけに専念とも言いますが、最初からそうしていたならとにかく、
> > > 今となっては言い訳っぽいですね。

> > でも、この作戦転換こそは、プーチンの「精神異常」説を否定する、かなりの材料になるとは思いますよ。
> > 電撃戦による首都キエフの占領という、開戦当初の理想的な展開は実現しなかった段階で、
> > そうした現状をキチンと認識でき、当初の目標に固執せず損切りして、より現実的な目標へと下方修正するなど、
> > かなり冷静に、物事の判断できている証拠だと思えるので。

> そうは言っても、そもそも最初の判断が(善悪ではなく、可否的な面で)妥当だったかどうか首をかしげます。
> やっぱりイエスマンに囲まれて正常な判断できてなかったのではないかと。
> 最近、アメリカの情報機関からもそんな話が出てきてますし。

う〜ん、それでも開戦当初に、アメリカ側が出した「国外脱出」の提案を、
そのままゼレンスキーが受け入れていれば、かなり事情は変わってたんだと思うんですよね。
正直、彼の事を「役者上がりの政治素人」と見ていたのは、ロシアだけでなくアメリカも同様でしたし、
戦時となって、ここまで化けたのは、ロシア側は勿論、アメリカ側としても予想外だったと思います。
まあ、普通の権力者だったら逃亡しますよ、あの状況なら・・・・
実際、昨年のアフガンでもそうでしたし、だからこそ、あんなにアッサリと首都カブールも陥落したんです。
また、8年前のクリミアも、現地に駐留していたウクライナ海軍の総司令官が、
早々にロシア軍に降伏したからこそ、無血開城に近い形でロシアに併合された訳ですからねえ。
ですので、成人男性の出国は禁じていながら、もしも大統領だけ国外に逃亡していたら、
国民の抗戦意識は高まらず、今頃は首都キエフが落ちていた可能性も充分あったかと?

そしてロシア側としても、開戦早々に首都へ部隊を送りながら、
大統領の身柄拘束という作戦行動自体は、そこまで重視されてなかった印象を受けるんですよね。
それだけに、ゼレンスキーの変身ぶりは予想外だったにせよ、
この辺りの認識の甘さは、確かに「判断の誤り」と評されても、仕方がない所かも知れません。
現在のイエメン内戦とかもそうですけど、政治家としての能力とかとは別に、
やはり正当な大統領というのは、その肩書きだけでも、大きな政治的意味を持ちますからねえ。
で、それがここまで大化けしてしまうと、尚更の事。

もちろん、権力が長期化して、独裁化するほど、
周囲にイエスマンが増えていくのは事実でしょうけど、
それは程度の差こそあれ、日本や欧米諸国だって似たり寄ったりでしょうし、
今回の戦争において、ロシア側の見立てが甘かったり、状況を見誤った所はあるにしても、
正常な判断力を失うレベルまで、プーチンが盲目化・孤立化していたとも思えないんですよね。
もっと言えば、同じく見立てが甘く、状況判断を誤った西側の権力者や官僚たちが、
自分たちの身を守る為に、殊更、「想定外」だった理由(言い訳)を求めている印象も受けますので。

> で、戦線を限定した今の戦況もどうもロシアに不利のままのようですし。
そうは言っても、マリウポリの陥落は時間の問題と目されてるようですし、
東部に展開するロシア軍を、ウクライナ軍が完全に排除できるかとなると、それは正直難しいと思えるので、
局地的な不利はあったとして、それで戦局全体が劇的に変わるとも思えないんですよねえ・・・・
ロシア軍は未だに立て直しに苦労してますし、このまま立て直せない可能性もありますけど、
それでも国境付近で作業は行われている以上、もう1度くらいは再攻勢の危険性も残ってますし、
仮に攻守交代が起こっても、守りに入ったロシア軍を、ウクライナ軍が攻め切れるかは別の話ですから。

ただし、ここへ来て、NATO側がウクライナに「戦車を提供する」という話も出てきてますので、
もしも、そうなれば、両軍の士気の差もありますし、ウクライナ側が一気に押し戻す可能性も出てくるかな?
ですけど、そうなると今度は、これだけ損害を出しながら負けたとなると、プーチンの身も危なくなりますし、
プーチンが無茶な賭けに出たり、政権瓦解でロシアが不安定化したりすると、それはそれで危険かと・・・・
いや〜、核保有国が戦争を行うというのは、それほど危ないというか、対応が面倒なモノなんですよね。
実際に使用しなくても、それが存在するだけで、頭を悩まされる兵器なので。
その一方で、「ブチャの虐殺」みたいな事が報じられると、
民主国家のリーダーたちも、有権者の手前、強く出ざるを得なくなったりもする為、
双方ともに、アクセルとブレーキのバランス取りが本当に難しいですし、そのハンドル操作を誤ると・・・・

ちなみに、開戦前の個人的な見立てなるモノ↓を、以前に書きましたが、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c23844
そこでの確率の高さは、ロシア側から見た優先度の高さと、ほぼ一致すると私は考えています。
要するに、ロシア側から見た場合、まずは絶対に外せないのが「東部2州の確保」であり、
次に、「ハリコフ周辺の東部地域>マリウポリ周辺の沿岸東部>オデッサ周辺の沿岸西部」の順で続いて、
首都キエフの陥落は、政治的効果は絶大でも、元々の優先順位としては低かったと思うんですよね。
また、リヴィウ周辺の西部に関しては、古くからロシア帝国領であった大部分のウクライナ地域とは異なり、
あの辺りは第2次大戦でソ連領となった地域なので、そこまで本気で落とせるとは考えてなかったと思います。

ロシア側が欲するのはロシア系住民の多い地域、つまりは8年前に示された「ノヴォロシア」の範囲であり、
キエフを落とす事で、その範囲を労力少なく一気に手に入れられば、ロシア的には最良ですが、
それが叶わなければ、一手ずつ目標範囲の確保を広げていく・・・って感じですよね。
今回、追加派兵の準備が全くされてなかった所を見ても、最初に用意されてた兵数では、
ウクライナ全域を、中長期的に占領しようという考えは、当初から無かった事が伺えます。
実際、今年始めのカザフ派兵でも、ロシア軍は1週間ほどで引き上げていましたので。
つまりは、首都キエフの陥落というのは、あくまでも手段の1つであって、
目的としては最初から東部の占領であり、そこに沿岸部も加えられれば理想的って所でしょうか?

ですので、電撃戦で首都キエフを落とし、ウクライナに傀儡政権を樹立できれば100点だったでしょうけど、
東部や沿岸部を支配下に収められれば、それでも70〜80点って感じでしょうから、
ロシア側としても、払った犠牲とのバランス次第ではありますが、
そこくらいまで行ければ、充分に合格点って所なんだと思いますよ。
もちろん、プーチンとしては100点を望んでいたでしょうし、
もっと簡単に100点が取れるとも思っていたでしょうけど、
その辺りの読み違いや失敗が、すなわち「正常な判断力を欠く」とはならない気がします。
とは言え、これだけの犠牲を出し、更なる犠牲も増えるかも知れない中、
結果的に30点とか50点とかしか取れなければ、それはもう「失敗」の烙印を押されるかな?
って、結果論や後出しジャンケンみたいな感じに映るかも知れませんけど、
そんな感じでは見ていますね、個人的には。

> > あとは・・・アメリカ側が、変にプーチンを追い込むような、下手な対応を打たない限りは。
> > 逆に言うと、ロシア国防省が わざわざ会見までして、
> > 作戦転換を表明したのは、アメリカに対するメッセージな気がします。

> バイデンさん、ベテランだし、外交通を自負していた面があったように思うのですが、どうも疑問符がつく面が多い気がします。

まあ、オバマ政権における副大統領時代も、主に外交面を担っていたので自信はあるのでしょうが、
今回の戦争の遠因となっている、8年前のウクライナ騒乱の時に、まさしくバイデンが副大統領だった訳で、
こうして自らが大統領となった時に、あの時に民族派の暴動を支援したツケを、払わされている面はあるのかも?
って、あの頃の選択も「正しい」と信じて疑ってなければ、そんな自覚さえ、当人は抱いてないのでしょうけど。

> 今回も、国内向けの面もありますが、早々に「派兵はしない」と言って、ロシアに侵攻の成功のめどをつけさせたような面があります。
> 「すべてのカードがテーブルの上にある」という常套句があるし、国内向けにもブラフで通るのに、わざわざ言わなくてもと
> 思います。最近も「プーチンは権力の座にいるべきでない」と言って周囲や同盟国を慌てさせてますし。
> アフガンからの撤退も既定路線とは言え、同盟国にも通知しないもので、結局、あの体たらくだし。

結局、インテリ層に支持される、穏健でリベラルな民主党政権というのは、
口ではいろいろ言っても、実際に武力を用いる事は忌避する傾向が強いですからねえ。
ただし、その一方で、信念に基づいて行動しがちだからこそ、
ひとたび好戦的な方向に行ってしまうと、過激になり過ぎる所も民主党政権の特徴であると。
言うなれば、ケンカ慣れしてない優等生がケンカをすると、必要以上に相手を傷付ける感じでしょうか?
実際、アメリカが戦争を始める時って、民主党政権の事が多いとは言われているんですよね。
まあ、時代の巡り合わせで、たまたま そうなってるだけかも知れませんけど。

って、本当に多いのか? 私も書いててて気になったので、20世紀以降で少し調べてみました(笑)。

●民主党政権が開戦
  ドミニカ占領(1916) 冷戦(1945) キューバ危機(1962)

○民主党政権が参戦・介入
  メキシコ内戦(1914) ハイチ占領(1915) 第一次大戦(1917) ロシア内戦(1918) 第二次大戦(1941) 朝鮮戦争(1950)
  ベトナム戦争(1965) ドミニカ内戦(1965) ボスニア紛争(1994) コソボ紛争(1998) リビア内戦(2011) シリア内戦(2015)

●共和党政権が開戦
  キューバ占領(1906) グレナダ侵攻(1983) パナマ侵攻(1989) イラク戦争(2003)

○共和党政権が参戦・介入
  ニカラグア占領(1912) カンボジア侵攻(1970) レバノン内戦(1982) 湾岸戦争(1991) ソマリア内戦(1992) アフガン紛争(2001)

こうして見ると、確かに民主党政権の戦争は多いのですが、主に開戦ではなく参戦ですね。
そういう意味では、良くも悪くも、信念的に国際問題へ首を突っ込む感じが強いのかな?
それと、特に戦後以降で見てみると、ブッシュJr.が起こしたイラク戦争は、やはり異色な感じ。
あの時の戦争が、中東の不安定化や、今回のウクライナ戦争の遠因になっている事を思うと、
フセイン政権の善悪はさておき、父親の敵討ちという「私怨」で始めた戦争が、
様々な悪影響を10年後20年後に及ぼす訳ですが、恐らく当人たちは無自覚なんでしょうね・・・・

って、話を戻しますと、バイデン政権の国際戦略にしても、清濁併せのむのが苦手と言いますか、
「正しいか? 間違いか?」で、物事を判断している所があり、
腐敗しているアフガンやサウジに対しては、同盟国でありながらも、嫌悪感を隠しておらず、
その結果として、アフガン政権を見捨てたり、サウジのイエメン内戦への介入を支援しなかったりと、
アメリカの国益に適うかは別として、信念に基づいた外交方針を見せているんですよね。
少なくとも、それは支持者であるインテリ層の希望には添うモノだったので。
とは言え、アフガン撤退のようにグダグダとなると、今度はインテリ層が人権問題を気にし始めるので、
本当に、民主党政権における、支持者への人気取りというのは、バランス取りが難しいと・・・・
今回のウクライナ戦争にしても、核戦争や第3次世界大戦の勃発を危惧して、慎重論の方が多かったものが、
現地の惨状が報じられるにつれて、「このまま黙っては見過ごせない」という感じに変わってきてますし、
ここから更に、「正義の参戦」を求める意見が強まると、本当にマズい展開になる訳ですね。
核戦争へと導く道筋は、ロシア側だけでなく、アメリカ側のヒートアップも不可欠なので・・・・

その点で言うと、「得か? 損か?」で動く共和党政権の方が、ずっと安心だとは言えます。
まあ、すぐに武力を用いたがる点では、こちらの方が上なのですが、
ケンカ慣れしている分、そこまで大きくさせない所はありますし、
他人のケンカに、割って入って止めようなんて気持ちも、それほど持ち合わせていないんですよね。
簡単に言えば、1発ブン殴って、自分の気持ちがスッキリすれば満足というか、
自分が大怪我をする所までは、正直望んでいないみたいな感じが、彼らの行動原理としてはあります。
2003年にアメリカが起こしたイラク戦争にしても、直接の戦闘こそ短期で終結したものの、
その後のイラク国内は、未だに混迷していて不安定ですからねえ。
しかも今回の戦争で、小麦を輸入に頼るイラクではパンの価格が高騰して、既に反政府デモが起きていたり。

> トランプさんが「俺ならウクライナ侵攻は防げた」というのは、外野だから言えることとしても、パフォーマンス好きの彼なら
> プーチンに直接、電話をかけて交渉しただろうなとは思います。侵攻後の欧米を結束させるのは彼には無理だったでしょうが。

そうですね。
もしもコロナ禍が無く、そのままトランプ再選となっていれば、
恐らく、今回の戦争は起きていなかった可能性もありますね。
まあそれは、「トランプは何をしでかすか解らない」という不安感から、
NATO参戦は絶対に望まないプーチンとしても、戦争という強硬手段には打って出られなかったでしょうし、
そもそも それ以前に、ここまで緊迫した状況にも させなかったと思うんですよねえ・・・・
少なくとも、開戦の3ヶ月前に、ロシア国境まで20kmなんて至近距離で、
ロシアに核を打ち込む軍事演習なんて挑発行為は、トランプ政権なら行っていなかったはず。
北朝鮮側の意向を受け入れて、米韓軍事演習すら取り止めてしまう大統領だったので。

ただ、その一方で、「NATOからの離脱」は本気で検討してましたから、
今回の戦争は防げていても、長い目で見た場合、更なる世界の不安定要素は生み出していたかも?
アメリカがNATOから離脱すれば、アメリカとEU諸国の関係性も変わるでしょうし、
そうなるとEU諸国とロシアの関係性だって、大きく変化する可能性がありますからねえ。
EU諸国だけでロシアと対峙するとなれば、EUは今よりも弱腰対応だった可能性がある一方、
アメリカ不在のNATOであれば、その拡大もロシアはそこまで気にしなかった可能性もあります。
それどころか、20年前の方針に戻って、ロシアがNATO加盟を目指す事となれば、
看板は同じNATOでも、「アメリカ+EU」と「EU+ロシア」では大きく異なる為、その性質も激変してそう。
でも、後者の枠組みの方が、何だかんだで欧州全体の安定には、役立っていたかも知れませんね。
とは言え、既にこういう事態になった以上、そうそうアメリカはNATOから離脱しないでしょうし、
ロシアの加盟なんて夢物語でしょうけど(プーチン失脚後に、親EU政権でも誕生すれば別ですが)。

> 2年半後どうなるかは全く分かりませんが、この調子だとまたトランプ復権なんてありえそうで怖い。
> ハリスさんも期待外れっぽいし。
> 価値観がビジネス面しかないというのは、他国から見て不安だし不愉快なんですよね。

いや〜、トランプ復権なんて まだ可愛いモノだと、個人的には思ってますけどねえ。
実際に、当時の4年間で、トランプ政権がどの程度かは想定が着きますし、
時代の流れというのは、過激な方へ、極端な方へと流れていく傾向にあるので、
トランプの後には、恐らく、トランプ以上にトンデモない人物が現れる可能性が高いかと?
例えばブッシュJr.の8年間も、当時は「これほど酷い大統領は過去に居なかった」と言われましたが、
トランプ登場以降は、「これに比べれば、ブッシュJr.は まだマシだった」という評価になってますし、
そして恐らく今後は、トランプ以上に過激な人物が現れて、
その時には「トランプは まだマシだった」と言われてると思うんですよ。

ハッキリ言って、人口に占める白人層の割合が、ドンドン下がっているアメリカにおいて、
多様性あるアメリカを標榜する民主党と、伝統的なアメリカを標榜する共和党とでは、
共和党の党勢衰退は、どうしたって避けられない状況にあり、
その対応策のドーピング手段として、ポピュリズム化路線の歯止めが効かなくなった現在、
今より酷くなる可能性はあっても、今よりマシになる可能性は低いと思うんです。
実際、福音派→ティーパーティー→トランプと、過激化していく一方ですし・・・・

ですが、その一方で、共和党に比べれば まだマシでも、
貧富の差の拡大や、社会の分断、以前より余裕を失った庶民の暮らしぶりなどにより、
民主党の中でも、左側のポピュリズムが勢いを増していて、難しい状況なんですよね。
それこそ、過激化した共和党への政権交代が起こる度に、
民主党内においても、バーニー・サンダースやオカシオ=コルテスなど、
社会主義的な政策を求める一団が、存在感を増してきています。
(とは言え最近は、経済格差か? 人種問題か? どちらを優先するかで分裂気味だとも)
そして次第に、右へ左へと揺れが大きくなっていけば、いつかバタンと倒れて落ちてしまうかも?

ブッシュJr.からオバマへと、政権交代後起こった前後には、
宗教右派の台頭を快く思わない人々は、
共和党支持の地域を、「ジーザスランド(イエス=キリスト国)」と揶揄してましたし、
逆に、オバマ・ケアなどの社会主義的な政策を快く思わない人々は、
民主党支持の地域を、ソ連(USSR)をもじって「USSA」と揶揄してましたけど、
そんな言い争いが可愛く見えるくらい、今のアメリカ社会の分断は深刻ですので・・・・

でもまあ、とりあえず、現在のアメリカ国内で最も重要な課題は、
ウクライナ戦争への対応ではなく、急速に進行しているインフレ(物価上昇)対策ですよね。
しかも今回の戦争勃発によって、更なる石油や小麦の価格上昇は避けられそうにない為、
そこをどうするかの方が、中間選挙に向けての、喫緊の課題になってくるかと思われます。
戦災者を「可哀想だな」とは同情しても、物価上昇の方がダイレクトに市民生活を直撃しますから。
当然ですけど、遠くの誰かの明日の命よりも、自分たちの明日のパンの方が、普通の人には大事なので。

> あ、でも彼の期間中、アメリカが戦争を起こすことはなかったんでしたっけ。
シリア政府軍に対するミサイル攻撃くらいでしょうか?
私の覚えている限りでは。
あとは、大統領候補でもあったイランのソレイマニ司令官を、爆殺した事ですね。
イランが自制したから、戦争にまでは発展しなかったものの、
あれは一歩間違えれば、第5次中東戦争となっていた可能性だってありました・・・・
そういう意味では、「結果的に」戦争と起こらなかっただけで、危険な火遊びはしてましたよ。
それに、アメリカ国民の分断という「内戦」は、確実に引き起こしましたし(苦笑)。
いや本当、選挙結果を不服として起こした、昨年の議事堂襲撃事件なんて前代未聞であり、
あれで生じた双方の不信感は、アメリカ社会の将来にも大きな影を落としたかと?

> でも経済的にプラスだと判断したらゴーサイン出しそうですが。
> 今の戦争は経済的にプラスになることはないのかもしれませんが。

軍需産業など、一部の業界は儲かるのでしょうが、国全体で見れば明らかにマイナスですね。
(嫌な言い方ですが、今回の戦争でも、軍需産業は かなり儲けてるはず)
今の時代、植民地経営とかが出来る訳では無いですし、
それにしたって、経済的にはプラスになっても、統治コストでは正直赤字なので、
その辺りまで考えれば、軍事力で抑え込むよりも、
経済や文化で平和裏に支配する方が ずっと効率的であると!!

実際、昭和の終わり頃は「Japan as No.1」と賞賛されてた日本も、
失われた平成の30年間を経て、ネット時代となった令和の今では、
かなりの部分で、アメリカ発のグローバル企業に、カネと情報を吸い上げられてますからねえ・・・・
下手に3つの時代を覚えているだけに、現在の状況は本当に悲しい限り(泣)。

ちなみに、「戦争は経済的にマイナス」とは言いましたけど、
それはあくまで、限定的な戦争を想定した上での話であり、
世界大戦レベルの全面戦争が起これば、それこそ話は、また別かな?
総力戦となれば、軍需物資がバンバンと浪費されますので、巨大な生産量が求められますし、
そうなると、失業率問題などは一気に解消します(苦笑)。
実際、アメリカが大恐慌の痛手から回復するのは、ニューディール政策の成果よりも、
第2次世界大戦の影響の方が、ずっと大きかったですからね。
そして、ひとたび戦争となれば、富裕層の財産はドサッと徴発されて、誰もが等しく貧しくなり、
その後、戦時下の大量生産体制の下、戦後の復興事業に資源と労働力が投入されれば、
それなりの期間、好景気の時代が続く事となります。
戦争というのは、技術革新も導きますし、社会システムも一新させるので。
って、戦争で生じる莫大な損失分まで踏まえれば、決してプラスでは無いかも知れませんけど・・・・

> > > 池上彰さんによると、「スクランブルとか様々な嫌がらせをすることで
> > > 疲れさせて併合に持っていく」ということですが、そんな嫌がらせする相手に吸収される気に
> > > なるかなあというところ。

> > う〜ん、その発言を直接聞いた訳では無いので、前後の主旨は解りませんが、
> > それってもう、「平和的」では無い気はするんですよね(笑)。
> > まあ恐らくは、実際に台湾へ軍隊を派遣して、武力占領を行うような「力攻め」ではなく、
> > 島国である台湾と、海と空から輸送路を封じてしまう事で「兵糧攻め」を行い、
> > 降伏をさせるって意味なのかな?とは思いますけど。

> 池上さんの言は「週刊ダイヤモンド」3月26日号の記事で、要約すると
> 「中台間がすぐに戦争になるわけではない。中国は孫氏の兵法、戦わずに勝つでいくでしょう。
> 最近、中国の戦闘機や爆撃機が防空識別圏の中に頻繁に入っていますが、これを毎日やられると台湾空軍は疲弊する。
> 他にも様々な嫌がらせをして、台湾の世論を「本当に軍事侵攻してきたら大変だから、中国と仲良くすべき」ともってきて、
> 中国と友好的な国民党が政権につけるようにする環境づくりを今しているとみた方がいい」
> というものなので、一応は平和的ですね。最初に書いている通り、非現実的な気もしますが。

こういう主旨でしたら、私も「非現実的」だと思いますね。
まあ確かに、領空侵犯や領海侵犯を頻繁にされると、対応する側も大変なのは事実ですし、
こうした示威行動を、中国側が行ってくる可能性自体は、私も充分にあると考えています。
と言いますか、既に日本においては、中国と尖閣問題を抱えており、
領海侵犯は少なくても、接続水域への航行は、年間300日を超えてますからねえ・・・・
また冷戦中には、自衛隊のソ連軍に対するスクランブル発進が、年間800回を超えてましたし、
時代が時代だけに、今以上の緊張感が伴う対応を強いられてましたけど、
だからと言って、その事を理由に日本の世論が「ソ連と仲良くしよう」とは思いませんでしたからね。

もちろん、こうした行為を続けられると、現場の兵士たちは精神的に疲労しますし、
やがて常態化して、スクランブル発進さえ慣れてしまうと、それはそれで心に油断が生じて危険なのですが、
でもまあ、大部分の一般市民にとっては、日常生活の外で行われている行為ですので、
反感を買う事はあっても、これだけでは屈服とかは得られないですよね、実際の所。
実際に一般市民も被害を受ける「空爆」でさえ、心を折る以上に、反抗心を高める事が知られていますし、
直接的な被害を受けない示威行為では、民意の方は尚更 動かないかと?

> しかし、中国は「経済支配」で満足する気なんでしょうか。確かにこれをやられると西側としては対抗手段に窮しますが、
> 最近の中国政府の発言を見ると明らかに名実ともに統一を目指しているように見えます。
> わざわざハードル上げて有言不実行なんて国内で批判浴びそうなことするのかなと。

韓国や北朝鮮において、民族分断を解消する「半島統一」は悲願であるのと同じように、
中国においても、台湾を回収して「中国統一」を図るのは、やはり悲願ではあるんですよね。
それを本気で目指すか、はたまた実力行使してでも実現させるか、そのあたりの事は別にしても、
台湾との統一を諦めるという考え方は、本心はどうあれ、政治的には絶対に口になど出来ません!!
それこそ韓国でも、経済的負担や軍事的不安を考えれば、
自らの日常生活を脅かす即座の南北統一など、本音を言えば、多くの韓国国民も望んではいないのですが、
だからと言って、民族分断の悲劇という「御題目」を前には、そんな自分中心な願望など大っぴらに言えませんし、
大統領みたいな立場となれば、それは尚更の事だと思います。
まあ要するに、本音と建て前って事ですよね。

とは言え中国の場合、韓国と北朝鮮の関係とは違って、
中国の方がずっと大きい上に、台湾は栄えており、しかも戦略的にも意味のある島なので、
もしも統一が可能とあるなら、中国側としては、それを拒む理由が無いという事ですね。
それに実際、香港やマカオを回収した実例も、既に持っていますから。
そういう意味では、平和的な統一がなるなら、もちろん中国側としても理想ですけど、
軍事的にもそれが可能であるなら、時の為政者次第で、その誘惑に駆られる危険性はあるかも?
特に近年の習近平は、毛沢東やケ小平に並びたいという願望が、明らかに見て取れますし、
異例の国家主席3期目を果たし、歴史的な名声を得るなら、「台湾回収」は大きな目標となります!

でもまあ、こうして今回のウクライナ戦争を経た後だと、
実戦経験が豊富とされ、地続きで攻め込んだロシア軍でさえ、こうも苦戦している以上、
経験不足が指摘され、海を越える必要がある、中国軍の台湾侵攻は、これで相当後退したはず。
しかも台湾とアメリカの間には、ウクライナとは違い、一応の同盟(台湾関係法)はありますし、
中国の場合はロシアと比べると、軍事よりも経済優先ですから、現実的な危険性は低い気がします。
今後、中国の立場が苦しい所に追いやられれば、また別でしょうけど、とりあえず今の所は。
習近平がそんなに名声を欲したとしても、晩節を汚す危険性が高ければ、恐らく冒険は避けるはず!
例えば日本の小泉政権も、郵政民営化を果たし、最大の目標だった自民党最大派閥の座も手にして、
最後に記念碑を立てるべく、「天皇の意向」などというモノを捏造してまで、
女性天皇・女系天皇の誕生を実現しようと、積極的に動いてましたけど、
秋篠宮妃の懐妊、そして悠仁親王の出産があり、時流の不利を察してアッサリ撤退しましたからねえ。
香港が返還されるまで、99年も待てるような中国の政治が、そうそう早計な手を打ちはしないでしょうし、
目先の誘惑に負けて、歴史的な汚名を残すなど、中国人の思想的には絶対に避けたい所ですので。

> 習近平もプーチン同様、イエスマンばかりに囲まれて、軍事侵攻可能なんて判断しかねないのでは。
う〜ん、でも中国の場合は、一言に独裁的だとは言っても、
共産党主導の政治体制であり、そのトップも7名による集団指導体制ですからねえ。
まあ確かに近年の習近平は、従来タブー視されていた3期目への筋道を付けられるくらい、
圧倒的な権力の集中を果たしているとは言え、これらの政治的な枠組みまでは手を付けられていません。
と言いますか、膨大なエリート官僚層や、改革開放路線の恩恵を受けた権益層など、
それらを押さえ付ける事は出来ても、全て排除するなど不可能ですし、
逆説的に言えば、彼らは習近平による一極集中体制の瓦解を、虎視眈々と狙っているとも言えます。

なので、イエスマンに囲まれていると言うよりか、
「失敗しろ!」と密かに願っているであろう、獅子身中の虫たちを抱える一方、
習近平体制を支えているのは、太子党と呼ばれる、世襲的な共産党創設者の子弟たちであり、
特権の中で育った2世3世の彼らの中には、威勢良く強硬路線を唱える人たちも多いと。
そういう意味では、習近平の絶大な権力を恐れて、イエスマンに徹している層も実際多いでしょうが、
それ以上に、自らを支持する強硬意見に引きずられ、反対勢力からの助け船も得られず、
結果的に「軍事侵攻」を選んでしまうシナリオの方が、より現実味があるかも知れませんね?

と言いますか、そもそもプーチン自体も、今まで政権を支えてきた両翼である、
経済重視の新興財閥と、強硬路線の軍や諜報機関との間で、板挟みにされて、
最終的に後者を優先した事が、今回の開戦に繋がった側面は否定できませんからねえ。
単に外部から見ていて、客観的には有り得ないような選択に思えても、
複雑な内部事情があると、当事者は主観的に、そうした選択を行う事は、決して珍しくありません。
まあ、政治の世界だと解り難いですけど、これがスポーツの世界とかだと、
様々に叩かれる「監督の謎采配」と呼ばれるものも、実は誰々が怪我をしていたとか、
いろいろと内部事情を聞けば、「致し方なかったか」と、後から納得できる事も多いんですよね。
ただしスポーツとは違い、政治というのは、我々市民の生活にも大きな影響を与える選択を行う為、
そんな冷静に評価など難しいですし、結果こそが重要なので、損失を被れば納得云々以前に叩かれると。

> > > > > 世界終末時計、現在、最短の100秒前ですが、そろそろ動くのかな。
> > う〜ん、でも世界終末時計って、毎年1月に設定されるみたいなので、
> > 今回のウクライナ戦争が反映されるのは、また1年くらい先の話ですね。
> > で、もしかしたら、その頃には既に、戦況の方も悪いながらも落ち着いてきて、
> > いま現在に比べれば、危機のレベルは下がってる可能性もありそうだと。

> 調べたら、そうらしいですね。さっさと落ち着いてほしいものですが、まだまだ不透明ですね。

そうですね。
そして、逆説的に言ったら、
来年1月に、世界終末時計の針が進まないような状況の方が、
戦争も一段落しているという事なので、そちらの方が望ましいと。

でもまあ現状だと、軍事規模の縮小により、戦争から紛争に移行されても、
ジリジリとした戦闘は、却って長期化しそう感じですし、
開戦当初に比べれば、核戦争の危機は大きく後退したと言っても、
時計の針の方は、警告的な意味合いでも、思い切って大きく動かした方が良いかも知れません。
日本でも学術会議に対するバッシングがあったり、世界でも反知性主義の攻撃ターゲットにされたりと、
近年、アカデミズムな立場からの提言というのは、時代の世論に合わない所も多々あるのでしょうけど、
今回の戦争においても、ロシア科学アカデミーは、「停戦と和平」を求める声明を出してましたし、
時に目障りと映るかも知れませんが、こうした存在は重要であろうと、私などは考えたりしますね。

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