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[6135] Re:新作Flashを3本公開返信 削除
2008/4/12 (土) 16:03:31 SIRO

> 「科学の20世紀 〜第三章 水爆の父と呼ばれて〜」
> http://www.geocities.jp/flash_okiba3/flash/science3.html
> 「科学の20世紀 〜第四章 月を目指した熱き冷戦〜」
> http://www.geocities.jp/flash_okiba3/flash/science4.html
>
>   第一章:「化学者たちの世界大戦」(化学)
>   第二章:「核がもたらす分裂と融合」(原爆)
>   第三章:「水爆の父と呼ばれて」(水爆)
>   第四章:「月を目指した熱き冷戦」(宇宙開発)
>   第五章:「電脳は頭脳を越えて」(コンピューター)
>   第六章:「日本に科学の楽園を」(日本科学)
>   第七章:「帝国と革命と物理学」(物理)
>
> 今のところ、「科学の20世紀」のラインアップは、
> 以上のように、全7章を予定してますが、
> 本当に全章作れるかどうかは分かりません。
> ただ、どの章でどの曲を使うかは大体決まってます。
>
>
> 「工業生産で見る世界史」
> http://www.geocities.jp/flash_okiba3/flash/kougyou.html
>
> こちらは、勢いで作った一本です。
> YouTubeやニコニコ動画と言った、動画投稿サイトが人気を馳せる現在、
> そう言ったサイトに合いそうな世界史Flashって事で作りましたが、
> そちらの方へ上げるつもりはありません(笑)。
> 正直、向こうの事は、よく分からないですし・・・・

うーん…棒グラフの表示は各国でまとめて上昇している方が良いかもしれません。
ニコニコでたまに比較系の動画が上がりますが、変化が分かり易く、短時間で分かる方が受けますね。
短い時間で多くの動画を見たいと言うのは日本人の傾向故でしょうか?(苦笑

それと、科学の20世紀も映像の世紀みたいでとても分かり易く楽しかったです。
これ程の出来なら、ニコニコ辺りに上げても好評価を受けるんじゃないかと。
youtubeは…外人の方の反応が良く分からないから微妙です。
(と、ニコニコ常連が言ってみます)

> ただ、分析好きな私としては、
> 「ネット論」として、動画投稿サイトを語ってみたかったりはします(笑)。

是非とも聞きたいですねw


[6157] 動画サイトについての簡単な考察返信 削除
2008/4/13 (日) 17:31:28 徳翁導誉

> うーん…棒グラフの表示は各国でまとめて上昇している方が良いかもしれません。
> ニコニコでたまに比較系の動画が上がりますが、変化が分かり易く、短時間で分かる方が受けますね。

まとめて動かすと、日本やフランスなどは変化が少な過ぎて地味なんですよねえ。
だからこそ、ランキング形式で表示していき、
前回との比較は、後ろの棒グラフを参照する形にした訳です。


> それと、科学の20世紀も映像の世紀みたいでとても分かり易く楽しかったです。
最初は「映像の世紀」を文字って、「科学の世紀」にしようと思ったんですが、
「科学の世紀」だと何だか物足りないので、「科学の20世紀」という題名にしました。

> これ程の出来なら、ニコニコ辺りに上げても好評価を受けるんじゃないかと。
こちらの方は、そちらを意識して作った訳では無いですけどね(笑)。
ただ、文字で読ませるFlashと、
文字で疑似実況をするニコニコとでは、あまり相性が良くないですが。

> youtubeは…外人の方の反応が良く分からないから微妙です。
私の作品も何本か、知らないうちにYouTubeに上げられていますが、
南米の戦争を扱ったFlashには、スペイン語のコメントが寄せられてますね。
そう言うのを知ると、本当にネットは世界を繋げているんだなあと実感します。
私のサイトに置いているだけでは、チリやペルーの人は絶対に見に来ないでしょうし。

また、日本の方が作った「白豪主義オーストラリアと反捕鯨」という
YouTubeへの投稿作品なんて、
オーストラリアの外務大臣まで、発言を出してましたからねえ。
YouTubeでこの作品をたまたま見つけた時は、
まだ投稿から3〜4日しか経ってませんでしたが、
海外からのメッセージが多く寄せられ、投稿者がそれに応じていたので、
「面白い試みをする人が居るなあ」と感心して見てたんですが、
それから十数日後、それが豪州外相が発言するまで行った事には驚きましたよ。


> > ただ、分析好きな私としては、
> > 「ネット論」として、動画投稿サイトを語ってみたかったりはします(笑)。

> 是非とも聞きたいですねw

頭の中にある事を全て書くと、戦後の文化論になっちゃいますからねえ・・・・
アホみたいな長文になるでしょうし、それを書き上げる熱量もまだ無いので、
動画投稿サイトに限定して、ちょこっと簡単に書いてみますか(笑)。
まあ、「論」なんて付けるほどの大層なモノではないですけど。

日本のネット社会に於いては、主要な動画投稿サイトとして、
YouTubeとニコニコ動画とが、幅を利かせている状況にあると思います。
Veohやstage6(こちらは終了しましたが)など高画質・高音質を唱うサイトや、
中国や韓国の著作権の縛りが緩い投稿サイトなども有るのですが、
やはりYouTubeとニコニコ動画の2サイトが、他を圧倒していると思います。
この辺は、GEを立て直したジャック・ウェルチの
「ナンバー1・ナンバー2戦略」に通ずる所があるのかも知れません。
ネットというのは、その広大さが魅力の1つでもありますが、
逆にその無秩序な広大さこそが、一部に集中するのを助長する面もあるんですよね。
ポータル・サイトとしてのYahoo!Japan、SNSとしてのmixi、掲示板としての2ちゃんねる。
人が集まる所に人が集まり、更にそこへ人が集まる。

Googleなどの検索サイトでは、1ページ目の上位項目しか主に閲覧されないように、
人を集めるサイトでは、ナンバー1かナンバー2でない限り、
なかなか、うまく回っていかないんですよねえ。
ポータル・サイトみたいに、利用者の個性の差が出にくい所は一極化、
掲示板や動画サイトなど、投稿式で利用者の個性が分かれ易いのは所は二極化すると思います。
で、動画投稿サイトでは、YouTubeとニコニコ動画で二極化していると。
掲示板に例えれば、YouTubeがYahoo掲示板で、ニコニコ動画が2chですかねえ?

で、その動画投稿サイトに関してですが、
「ネットの進化として、Flashから動画投稿サイトへと進歩した」みたいな見解もありますが、
実際の所、中身的にはそんなに変化は無いんですよねえ。
まあ、進化や進歩をどう定義するかにもよりますけど。
動画投稿サイトは、2ちゃんねるのような巨大掲示板と構造的に大差はないと思います。
2ちゃんねる以前に、ネット上に掲示板が存在しなかった訳ではなく、
それらは既に、ネット上で個々に存在していた訳です。
2ちゃんねるのプログラムというのも、特に凄いモノではありません。
少しプログラムを勉強すれば、簡単に組めてしまう程度のモノです。

では、何が一体凄かったのか?
それはひとえに、「人が集まった」と言う一点に尽きると思います。
人が集まる所に人が集まる。
一ヶ所に集まる場所が出来、そこへ利用者が集まると言う面では、
YouTubeやニコニコ動画も、その点に関しては同じですね。
制作者としては、多くの人に見せたいから、そこに集まる。
視聴者としては、多くの選択肢が欲しいから、そこに集まる。
そして、動画投稿サイトを物理的に可能にしたのが、
ネットの高速化と大容量化、そして圧縮技術の進歩でしょうね。
動画を流すという点では、Flashだろうと動画投稿サイトであろうと違いはありません。
見る側からすれば、動画のフォーマットなんてほとんど関係ないですし、
YouTubeやニコニコ動画も、実はそのほとんどがFlash形式の動画です。

しかし、Flashと動画投稿サイトは、結構違って見えますよね?
これは、動画として流されるコンテンツの差だと思います。
Flashは軽容量ながら、滑らかな動画を表示できる利点があります。
ただし、動画は自作しなければいけないんですよねえ。
それがネットの高速化と大容量化と、動画の圧縮技術の進歩により、
更に大きい容量の動画を於けるようになると、
テレビや映画、音楽など、既成の映像コンテンツを用いる事が出来るようになる。
プロが作っているコンテンツである以上、個人制作のモノに比べて、
質も高ければ、数も圧倒的に多いですよね。
そうした動画の向上が、「進歩」の印象を実状以上に与えているんだと思います。

まあ、著作権問題はここではちょっと置いておくとして、
動画のオリジナリティーというモノを、少し考えちゃうんですよねえ。
動画投稿サイトの一番人気は、やはり既成のコンテンツをそのまま流すモノでしょうし、
それに続くモノも、MADや実演系、編集モノになってきて、
独自のコンテンツで人気を博すモノって、かなり少ないんですよね。
「巨大化する事により起きる希薄化と、先鋭化する事により起きる縮小化」
ある程度の規模となると、あらゆる分野で上記の事が問題となるんですが、
動画投稿サイトの場合、前者への移行が顕著だと感じています。
ニコニコ動画の場合、YouTubeと違ってコメントが大きな比重を占めてますけど、
これって、テレビ番組が付け加えているテロップや笑い声とあまり違わないんですよねえ。
そう言った添加をするのが、送信者か受信者かの違いがあるだけで。
(疑似実況が生む共有意識を、ネットとの親和性で見ると興味深い部分はありますが)

ネット人口が爆発的に増え、ネット上のコンテンツもいろいろ増えていき、
ここ10年で、ネットの世界は物凄く進化しました。
ただしその拡大が、希薄化と荒廃化を導いているようにも感じてもいます。
そんな中で、既成のコンテンツに依存しながらも、
既成にコンテンツに依存している認識が低いのが実状でしょうね。
「ニコニコ動画があるから、テレビは要らない」
「Yahooでニュースは拾えるから、新聞は要らない」
個人的な感覚としては、それも間違えではないと思いますが、
全体的に見た場合、テレビ番組がなければニコニコ動画は成り立たず、
新聞社が記事を書かなければ、Yahooはニュースを載せることも出来ない。

であるのに、テレビや新聞などは、ネット上にある自分たちの制作物に自らのパイを削られ、
それで居て、ネットとの融合を目指すのではなく、拒絶する傾向にある。
創造こそがコンテンツの基盤である事を考えれば、
プロ制作も、個人制作も、先細りしていく一方のような危機感はあります。
でもまあ、ネットの広大さと、それが結び繋ぐ人の輪は、
そう言った既存の制作手段とは、全く別のモノを生み出す可能性はあるでしょうけどね。
「破壊無くして創造無し」(思い浮かべるのは毛沢東か?橋本真也か?)とも言いますが、
破壊が起きたとして、その後に続く創造があるか否かですよねえ・・・・
と、この辺の話を広げていくと、最初に書いた「戦後の文化論」に繋がっていくので、
今回は、この辺でとどめておきますか(笑)。

と、最後にちょっと著作権に関してですが、
動画投稿サイトなどではよく問題となりますけど、
Googleのキャッシュや翻訳などは、あまり問題にされませんよねえ?
文章や画像のキャッシュなんて、著作権を侵害しているように思えますし、
それを翻訳する機能も付けてますが、そちらも翻訳権を侵害しているように思うのですが?
いや、便利は便利ですし、大変重宝してますけど、それとはまた別の話ですからねえ。
それで全てが済むなら、動画投稿サイトだって便利ですし(笑)。
Googleがネット上での巨人となり、誰も何も言えないんですかねえ?
発言力の強い大企業なども、「グーグル八分」にあう事を恐れているが現状ですし。

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