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[6145] Re6:新作Flashを3本公開返信 削除
2008/4/12 (土) 23:17:53 SIRO

▼ 傍観者としての意見さん
> ▼ プレイヤーさん
> > なるほど・・・
> > 聞く話によるとユダヤ人は頭が良かったからねたまれたとか聞いたのですが
> > これは本当ですかね

> あんまり民族の優劣とかを書くと掲示板があれるかもしれないので、
> 書き込まない方が無難かと思います。

確かに荒れる元になるので民族での優劣と言う議題は宜しくないと思います。

…ですが、ユダヤ人は経済力に余裕のある人たちが多いです。
経済力に起因する学力の差異はあるかもしれませんが、それは民族だからではなく教育を受ける機会の差と言えましょう。


[6155] ユダヤ人に関して返信 削除
2008/4/13 (日) 17:30:11 徳翁導誉

> 思ったのですが何でユダヤ人は迫害されていたんでしょうね。
> 欧州はキリシタンが多いためキリストと同じユダヤ人は歓迎されるものじゃないかと僕は思っているのですが
> 何でなんでしょうかね

え〜と、これは難しい問題なので、
詳しく説明すると、かなりの長文になってしまいますね・・・・
ここは逆に、敢えて簡潔に書きますと、以下の3点にほぼ集約されるかと思います。

1.キリストを殺したのがユダヤ人だから。
2.ユダヤ人はキリスト教徒ではないから。
3.ユダヤ人には金持ちや知識階層が多いから。

1は分かり易いですね。
確かにキリスト本人はユダヤ人であり、
キリスト教も、大元はユダヤ教の一宗派として誕生しています。
まあ、だからこそ、人間としてのキリストは、
ユダヤ人社会に生き、ユダヤ人社会で殺される訳ですが、
しかし、これをキリスト教徒から見れば、
キリストは「神の子」であり、それを殺したユダヤ人となる訳です。

2は、ちょっと当たり前かも知れませんね(笑)。
ユダヤ教徒である以上、キリスト教徒ではありません。
つまり、ユダヤ人とはキリスト教社会に住む異分子な訳で、
迫害対象を欲する人間社会に於いて、異教徒はその恰好の相手となります。
しかもキリスト教は、ユダヤ教から派生した出自を持つ為、
キリスト教の独自性を訴える事は、ユダヤ教との違いを訴える事となり、
それがユダヤ教の否定や弾圧などに繋がる訳ですね。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の間には、近親憎悪に似た所もあります。

3は・・・実はこれが一番大きい要因かも?
上記のような理由から、ユダヤ人は迫害の対象となっています。
ですので、いつ自分に危害が襲ってくるか分からない生活を強いられるので、
いつでも逃げられ、どこでも生きていける為には、
金を持つか、専門知識を持つかしかない訳です。
で、一番手っ取り早い金儲けの手段が「金貸し」であったと。

キリスト教も、イスラム教も、教義により「利子」を取ることを禁止しています。
しかし人間社会が高度化し、金銭が社会を支配するようになると、
金銭の貸し借りはどうして必要となる。
そこでユダヤ人が金貸しをする訳です、キリスト教社会でも、イスラム教社会でも。
ユダヤ教にも利子の禁止はあったんですが、それは同教徒のみに限定されてました。
つまり、ユダヤ教徒からは利子を取る事は出来ないが、
キリスト教徒やイスラム教徒からは利子を取れるので、金貸しが可能と。

利子を取る「金貸し」という、キリスト教の教義には反する職に就き、
自分たちから高利子を取って楽をして大金を稼ぐ、キリスト殺しの異教徒。
そう写る訳ですね、キリスト教徒から見れば。
イスラム教ではまだ、異教徒に税金を支払わせる事で、
差別はあるものの、非イスラム教徒も保護される形が出来ていましたが、
キリスト教徒の社会では、断続的にユダヤ人迫害が起きてきました。
まあ勿論、キリスト教社会でも迫害されないケースや、
イスラム教社会でも迫害されるケースは、当然の如く有りましたけどね。

Flashで扱ったオーストリア帝国のユダヤ人融和政策の時代には、
東のロシアでは、「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人の殺戮が行われ、
西のフランスでは、「ドレフュス事件」という冤罪事件からユダヤ人の迫害される。
その為、「ユダヤ人の国を作ろう」というシオニズム運動が生まれてくる訳ですね。
だからこそ、当時のオーストリア帝国というのは、
欧州内でユダヤ人が安心して暮らせる数少ない場所だったんです。

そして現在、ユダヤ人が最も暮らし易い場所は・・・ドイツだと言われています(笑)。
せっかく作ったユダヤ人の国であるイスラエルも、
周辺のイスラム教徒との抗争やテロが絶えず、
逆にホロコーストという過去から、ユダヤ人への優遇政策を採るドイツこそ、
いま最もユダヤ人が暮らしやすい場所であると。
現在のドイツにも、ネオナチという存在がありますが、
現在の排斥対象はトルコ移民等のイスラム教徒が主ですからねえ。
実際、欧州からイスラエルへ移住した二世・三世になると、
欧州へと戻っていく人たちも、そこそこ居ると聞いています。
で、欧州へ戻るのにも、金や知識が必要になると・・・・

民族的に優秀であるというよりも、生きていく為に優秀でなければならないんです。
この辺は、中国に於ける「客家」も似たようなモノかと思います。
とは言え、全てのユダヤ人が金や知識を得られる訳ではないので、
そのような地位を得られるユダヤ人は、全体のほんの一部です。
しかし、そうした一部が大きな存在感を示す、少数民族であるのに。
そうした事から反感を受け、迫害の対象ともされる訳ですが、
存在感を示すユダヤ人と、迫害を受ける一般のユダヤ人とは、別の階層なんですよねえ・・・・


[6162] Re:ユダヤ人に関して返信 削除
2008/4/13 (日) 23:30:10 プレイヤー

▼ 徳翁導誉さん
> > 思ったのですが何でユダヤ人は迫害されていたんでしょうね。
> > 欧州はキリシタンが多いためキリストと同じユダヤ人は歓迎されるものじゃないかと僕は思っているのですが
> > 何でなんでしょうかね

> え〜と、これは難しい問題なので、
> 詳しく説明すると、かなりの長文になってしまいますね・・・・
> ここは逆に、敢えて簡潔に書きますと、以下の3点にほぼ集約されるかと思います。
>
> 1.キリストを殺したのがユダヤ人だから。
> 2.ユダヤ人はキリスト教徒ではないから。
> 3.ユダヤ人には金持ちや知識階層が多いから。
>
> 1は分かり易いですね。
> 確かにキリスト本人はユダヤ人であり、
> キリスト教も、大元はユダヤ教の一宗派として誕生しています。
> まあ、だからこそ、人間としてのキリストは、
> ユダヤ人社会に生き、ユダヤ人社会で殺される訳ですが、
> しかし、これをキリスト教徒から見れば、
> キリストは「神の子」であり、それを殺したユダヤ人となる訳です。
>
> 2は、ちょっと当たり前かも知れませんね(笑)。
> ユダヤ教徒である以上、キリスト教徒ではありません。
> つまり、ユダヤ人とはキリスト教社会に住む異分子な訳で、
> 迫害対象を欲する人間社会に於いて、異教徒はその恰好の相手となります。
> しかもキリスト教は、ユダヤ教から派生した出自を持つ為、
> キリスト教の独自性を訴える事は、ユダヤ教との違いを訴える事となり、
> それがユダヤ教の否定や弾圧などに繋がる訳ですね。
> ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の間には、近親憎悪に似た所もあります。
>
> 3は・・・実はこれが一番大きい要因かも?
> 上記のような理由から、ユダヤ人は迫害の対象となっています。
> ですので、いつ自分に危害が襲ってくるか分からない生活を強いられるので、
> いつでも逃げられ、どこでも生きていける為には、
> 金を持つか、専門知識を持つかしかない訳です。
> で、一番手っ取り早い金儲けの手段が「金貸し」であったと。
>
> キリスト教も、イスラム教も、教義により「利子」を取ることを禁止しています。
> しかし人間社会が高度化し、金銭が社会を支配するようになると、
> 金銭の貸し借りはどうして必要となる。
> そこでユダヤ人が金貸しをする訳です、キリスト教社会でも、イスラム教社会でも。
> ユダヤ教にも利子の禁止はあったんですが、それは同教徒のみに限定されてました。
> つまり、ユダヤ教徒からは利子を取る事は出来ないが、
> キリスト教徒やイスラム教徒からは利子を取れるので、金貸しが可能と。
>
> 利子を取る「金貸し」という、キリスト教の教義には反する職に就き、
> 自分たちから高利子を取って楽をして大金を稼ぐ、キリスト殺しの異教徒。
> そう写る訳ですね、キリスト教徒から見れば。
> イスラム教ではまだ、異教徒に税金を支払わせる事で、
> 差別はあるものの、非イスラム教徒も保護される形が出来ていましたが、
> キリスト教徒の社会では、断続的にユダヤ人迫害が起きてきました。
> まあ勿論、キリスト教社会でも迫害されないケースや、
> イスラム教社会でも迫害されるケースは、当然の如く有りましたけどね。
>
> Flashで扱ったオーストリア帝国のユダヤ人融和政策の時代には、
> 東のロシアでは、「ポグロム」と呼ばれるユダヤ人の殺戮が行われ、
> 西のフランスでは、「ドレフュス事件」という冤罪事件からユダヤ人の迫害される。
> その為、「ユダヤ人の国を作ろう」というシオニズム運動が生まれてくる訳ですね。
> だからこそ、当時のオーストリア帝国というのは、
> 欧州内でユダヤ人が安心して暮らせる数少ない場所だったんです。
>
> そして現在、ユダヤ人が最も暮らし易い場所は・・・ドイツだと言われています(笑)。
> せっかく作ったユダヤ人の国であるイスラエルも、
> 周辺のイスラム教徒との抗争やテロが絶えず、
> 逆にホロコーストという過去から、ユダヤ人への優遇政策を採るドイツこそ、
> いま最もユダヤ人が暮らしやすい場所であると。
> 現在のドイツにも、ネオナチという存在がありますが、
> 現在の排斥対象はトルコ移民等のイスラム教徒が主ですからねえ。
> 実際、欧州からイスラエルへ移住した二世・三世になると、
> 欧州へと戻っていく人たちも、そこそこ居ると聞いています。
> で、欧州へ戻るのにも、金や知識が必要になると・・・・
>
> 民族的に優秀であるというよりも、生きていく為に優秀でなければならないんです。
> この辺は、中国に於ける「客家」も似たようなモノかと思います。
> とは言え、全てのユダヤ人が金や知識を得られる訳ではないので、
> そのような地位を得られるユダヤ人は、全体のほんの一部です。
> しかし、そうした一部が大きな存在感を示す、少数民族であるのに。
> そうした事から反感を受け、迫害の対象ともされる訳ですが、
> 存在感を示すユダヤ人と、迫害を受ける一般のユダヤ人とは、別の階層なんですよねえ・・・・


おー、なるほど
とても、とても勉強になりました

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