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[8535] 雑談スレッド2&「蒼天航路」アニメ化返信 削除
2008/9/19 (金) 19:28:15 徳翁導誉

これまでの雑談用スレッド↓が長くなったので、こちらも新スレッドへ移行。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/kjb/kjb.cgi?tree=r7034


> > 好きな番組ついでなんですが、私の好きな番組の中に「マンガ夜話」があり、
> > 来週、マンガ夜話の放送があるんですが、そのうちの1本が「蒼天航路」との事。
> > 興味のある方は、チェックしてみては如何でしょう?

と言う事で、「蒼天航路」のマンガ夜話を見ていた所、
出演者の口からなんと、「蒼天航路のアニメ化」なんて情報が!!
ゴールデンウィークの時、久しぶりに全巻を一気読みした際、
「色が付き、しゃべって動き回る蒼天航路が見てみたいなあ」とは思いましたが、
まさか、その数ヶ月後に、こんな情報に触れようとは!?

番組の終了後、急いでネット検索をしてみた所、
どうやら、ほんの数日前に、アニメ制作会社か何かが誤って、
蒼天航路制作の為の人材募集ページを、短時間だけ出してしまっていたみたいですね。
で、ネット社会というのは1度出たが最後、それは各地に残されてしまうと(笑)。
私もアニメ業界の事は詳しくは解りませんが、人材募集に書かれた雇用期間と給金を見ると、
規模的には、それなりに大作となりそうな感じですね。
まあ、だからと言って、出来が良いかはまた別問題ですが。
とは言え、やっつけで作られるよりは遙かにマシですので、一応期待はしたいと思います。
何も情報が出ていない段階で悲観した所で、意味がないですし。
それに、まだ人材募集の段階と言う事は、実際に放送が始まるのは相当先でしょうし、
まだその段階ですと、ぽしゃる可能性だって十分にありますからねえ。


> 蒼天の「呂布」「陳宮」コンビは大好きですから。
私も、作中の呂布や陳宮は好きですよ。
そう言えば番組内で、「軍師視点で読む人と武将視点で読む人がいる」とか言ってましたね。
そうした分類をするなら、私は軍師視点で読んでました。

> ですが、どう内容を取り上げるかが微妙で…
> 楽しみにします!!って、素直に言えない。
> 不安の方が多いわけで…

え〜と、で、どうだったでしょうか?
個人的な見解と近いモノが多かったので、私が思いもしなかったような視点や、
「ああ、なるほど」「それは違うだろう」と思わせる刺激は少なかったですけど、
私的には、それなりに楽しめましたね。

って、まあ別に、マンガは分析なんてしなくても普通に楽しめますし、
一般的には、そう言った人の方が遙かに多いですからねえ。
そう言う意味では、これは「その他少数」向けの番組ですけど(笑)。
だからこそ、「ここが良い」「ここが悪い」と分析して批評される事で、
普通のファンは、「自分の好きな作品を貶された」と感じる事も多いらしいく、
人気作の回だったり、地上波で再放送したりすると、抗議の電話もあると聞きます(笑)。
聞く方次第で、「批評」は「批判」へと姿を変えますからねえ。


> BSは映らないので残念ですが。
そうですか、それは残念。
地上波での再放送があるとすれば、次回のマンガ夜話の直前でしょうね。
今回の放送直前(確か先週)にも、前回分の再放送が地上波でありましたし。
ちなみに、そちらは「へうげもの」「男組」「ハチミツとクローバー」でした。

> 「蒼天航路」を、どう紹介するのかは気になりますね。
> あまり、TV向きとは言い難い内容ですから。
> 「よつばと!」は、まあ、まったりと力を抜いて…という感じではありますが。

どちらかと言えば、蒼天航路の方が放送に向いているかと。
例えば蒼天航路ですと、絵とか、構成とか、作品の表面部分で語りやすいんですけど、
逆に「まったりと力を抜いて…」と言った作品だと、考察が作品の深部に達しますからねえ。
例えば、「何か良いよねえ」と読者に思わせる作品であれば、
その「何か」の中身を分析したりすると、話が難しい方へ行きがちですし、
そうした分析の内容は、普通に読んで楽しむ場合の作品の世界観とは隔絶したモノになりがちです。
「この絵の見せ方が凄いんだよ」みたいな展開ならまだしも、
読んで良い気分にさせるタネや仕掛けを聞かされても、一般読者層の視聴者は引くだけでしょうし。
ですから、意外とそうした作品の方が、テレビ向きではなかったりするんですよねえ。
って、「よつばと!」の回は、録画したのをまだ見てませんので、
どう展開されているかは分からないまま、書いてますけど(笑)。


> > これまた、どうでも良いですが、
> > このあと8時から「独裁国家で何が悪い2」もあります。

> 見ました。
> 前回と変わらず、お笑い的な乗りは相変わらずで、ちょっと
> あれでしたが、概ね楽しめました。

でも、そうしたノリでないと、番組自体が成立しませんからねえ(笑)。
「負の面を見ない」という部分はありますが、
まあ、それはそれで、他の所で結構取り扱われたりしてますし、
程度の問題はありますけど、たまには視点を変えて放送してみるのも良い事かとは思います。
それに、情報としては聞いていても、実際の映像ってなかなか見る機会に恵まれませんからねえ。
って、こう言った企画でもないと、そうした映像が流せないと言うのは、
日本の報道環境が抱える、根本的な問題なのかも知れません。
逆に言えば、ああした企画の番組で、ジンバブエに突入しているのが凄い!!
あの辺は日本テレビに、電波少年以来の突撃精神があるんですかねえ?(笑)


> > > 火星は
> > > 月がない分、一億年の周期で見ると、地軸(火軸?)が10度ぐらい動くらしいです。

> > 火星って確か、自転軸が30〜40度くらい変わってますし、

> そんなに動いてましたっけ?

あっ、何となく分かりました。
その記述って多分、「10度前後」ではなく「前後に10度」だったのでは?
それでしたら、変化の度合いは「−10度〜+10度」で2倍となり、
私の記憶する値とも、だいたい合いますので。

> > > > これだけ恵まれた環境が揃う惑星なんて、そうそう無いですからねえ。
> > > > とは言え、宇宙にはそんな低確率を簡単に凌駕するほどの、無数の天体がある訳ですが(笑)。

> > > こういう、宇宙の壮大さは好きですね。
> > > しかし、この頃はもし人類が利用できる星が見つかっても
> > > 航行できる技術力がないからなぁ・・・とか思って落ち込みます。

> > 航行する技術はなくても、交信を行う技術はあります。
> > そうした星にもし、知的生命体がいた場合には、
> > レーザーなどにより、通信を行える可能性はありますよ。
> > 数光年離れた星では、通信の往復でも数年掛かってしまいますが、
> > その程度の期間と割り切れてしまう程の、大いなる刺激に満ちた行為です。
> > その交信により、未知の新しい知識を得られる可能性だってある訳ですし。

> この最後一行は気になりますね。
> 確かに、相手によっては情報を得ることが出来るかもしれません。
> これも、「ホーキング未来を語る」に書いてあった事ですが、
> もし人類が現時点で未知の生命体にあったとしても、それが知的である可能性は極めて低いそうですね。
> 宇宙の歴史は150億年ですが、人類の歴史は類人猿を含めてもたったの数百万年ですから・・・。

まあ、難しいですよね。
例えば江戸時代くらいなら、人類は立派に知的生命体と言えるんでしょうけど、
その時代ですと、宇宙から通信電波などが送られてきたりした所で、
それを受信する術(すべ)を持ってませんでしたからねえ。

もちろん、宇宙は広大な上に、生命の誕生や進化のズレがあり、
しかも、知的生命体がずっと文明を維持していけるとは限らない以上、
そうした惑星を見つかるというのは、それこそ天文的な確率だと思います。
ですがその一方で、地球人が交信を行える惑星という事は、地球と近い距離にあり、
宇宙規模で見れば、地球と似通った経緯を辿っている可能性も高い事を考えれば、
完全に悲観する事までは無いような気がします。

> > > あと、一世紀内に太陽系内に人類は移住しているらしいですからね。
> > 情報源は何ですか、それは?(笑)
> > まあ、月面基地の建設や、火星への有人飛行とかなら、
> > 今世紀中にも出来るかも知れませんが(展開次第ではそれすら怪しい)、
> > 例えば火星のテラフォーミングとかは、100年くらいじゃ絶対無理ですよ。

> テラフォーミングではなくて単純に殖民施設使って、だと思います。
> ホーキング未来を語るの本に書いてありましたよ。

植民施設だと、基地とかなら不可能って訳でもないでしょうが、
それではまだ、「人類の移住」と呼べるレベルではないかと。
それに、冷戦時のような宇宙開発競争でも起きない限り、
現状の開発速度のままでは、今世紀中にそこまで行くのも難しそうですけどね。
逆に言えば、コロリョフが死なず、ソ連も月面着陸に成功していれば、
今頃、月面基地が出来ていても、おかしくはなかったかも?
http://www.geocities.jp/flash_okiba3/flash/science4.html

ああ、出来る事なら、私の目の黒い内に、
「月面基地」や「火星有人飛行」とか見たいんですけどねえ・・・・
それも、出来る事ならば日本人に手で(笑)。
でもまあ、それはあくまで理想であり、現実的な路線としては、
小惑星を探査し、サンプルを地球へ持ち帰ろうとしている「はやぶさ」のように、
米ロ中などのメイン路線を余所に、もっとマイナー路線で突っ走って欲しい気も(笑)。
ニコニコ動画なので見られないかも知れませんが、一応貼っておきます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1385402

> > > > まあ、自キャラ周辺の「15×15」だけ表示させるって感じなら、
> > > > 「1000×1000」みたいな超巨大なマップでもプレイ可能ではあるんですが、
> > > > 全体像を把握できないと、やはりゲームとして味気ないですからねえ。

> > > 全体像が把握できないのも、古代という時代設定をしていればそこまで気にならないと思いますよ。

> > いや、そう言う事ではなく、
> > マップが広すぎて、プレイヤーが各地に点在している状態で、
> > 自分の周りしか見えないと、多人数ゲームをやっている面白さを感じ難いんですよ。

> マップを、大きくして見れるような別画面を用意してみては?

あの〜、それだと最初の問題点に戻っているだけですよ・・・・


> > まあ、個人的には、それらよりも、
> > ド深夜・・・というか早朝にやるACL浦和戦の方が気になりますが(笑)。

ホームで「1-1」と、引き分けた鹿島。
アウェーで「2-1」と、勝利したガンバ。
アウェーで「2-3」と、敗れた浦和。
さ〜て、来週の第2戦、Jで準決勝へ進めるのは何チームか?
そして、Jのチームが絡まない唯一の準々決勝、
リバウドが加入したブニョドコル(旧名のクルフチの方が言いやすかったのに)は、
果たして準決勝へと駒を進めるのか?
正直な所、最近は欧州のチャンピオンズリーグより、
アジアのチャンピオンズリーグの方が、何だか興味深いんですよねえ(笑)。


[8723] 米国経済破綻 返信 削除
2008/10/4 (土) 01:07:58 夏夏

題名どおりです。
日本への影響(というより世界中)もかなりあるようです。
これからどうなるやら・・・・




[8724] Re:米国経済破綻 返信 削除
2008/10/4 (土) 01:25:44 常陸軍

▼ 夏夏さん
> 題名どおりです。
> 日本への影響(というより世界中)もかなりあるようです。
> これからどうなるやら・・・・
>


商売的に・・・といいますか、大変気になる事を言われてますけど、
それって「金融法案 」の下院否決を際しているのか、株式の急落の事を指しているのか、
両方なのかな?
経済破綻・・というよりは、金融恐慌の恐れ・・と言うべきでしょうね。
モラトリアムだのになったら直進ですが。

アメリカ経済がソフトランディングに失敗した感がありますから、
期待した歯止めが掛からなかったので、どうなる事やら。
EUだの新興国市場へこの勢いが続いたら、大変です。
経済的な打撃は平成の10年間と同じように、後まで響きますからね。


[8740] Re2:米国経済破綻返信 削除
2008/10/4 (土) 18:15:16 徳翁導誉

> > 題名どおりです。
> > 日本への影響(というより世界中)もかなりあるようです。
> > これからどうなるやら・・・・

> アメリカ経済がソフトランディングに失敗した感がありますから、
> 期待した歯止めが掛からなかったので、どうなる事やら。
> EUだの新興国市場へこの勢いが続いたら、大変です。
> 経済的な打撃は平成の10年間と同じように、後まで響きますからね。

もう3年も前ですか。
メジャーリーガーの長谷川滋利が引退する際、
「これからは不動産投資で食べていく」と聞いた時に、弟が経済専門なので、
「アメリカの住宅バブルってそろそろヤバいんじゃ?
 本当にソフトランディングできるの?」なんて尋ねたのを思い出しました。
弟はその時、「さすがにアメリカも、日本の二の舞はしないでしょ!?」と言ってましたが、
あの時に私が予想して以上に、何かヤバそうな感じなんですけど・・・・

正直な話、私は経済の事はあまり詳しくないんですけど、
金融安定化法での75兆円投入って、住宅ローンの焦げ付きなんて額を越えてませんか?
アメリカ人1人当たりで25万円、4人家族なら一家庭で100万円ですよ。
しかも、これで収まるかどうかも解らないって、どんなだけ実体を膨らませていたのかと!?
って、日本人も1人当たり700万円の借金があるので、あまり余所の事は言えないんですけど・・・・
銀行へ公的資金を投入した際には、日本だって10兆円を越えてたはずですし。
そう考えると、アメリカ国民が税金投入に大反対で、選挙が近い下院でも1度は否決した行為は、
経済的に良いか悪いかは別として、反応としては至極真っ当なモノなのかも?
一方、日本では、三菱UFJがモルガンへ9000億円を突っ込んでも、そこまで非難されてませんからねえ。

野村がリーマンの欧州と中東の事業部門だけを購入するのは、まだ納得できても、
三菱UFJの方は、まだどうなる解らないモルガンを、たった3日で決断って、
経済素人の私から見ても、「博打」にしか見えないんですが・・・・
まあ、私企業なので、何をしようと自由ではあるんですが、
2兆円を越える税金を突っ込んで再生させてから、まだ数年しか経ってない上、
返済を終えたとは言っても、ゼロ金利や法人税免除など間接的な国民負担を強いてる訳で、
そんな所が、こんな博打みたいな事をやって良いのかと?
これが失敗すれば、貸し剥がしは勿論、最悪は再度の税金投入まで有り得るんですし、
晴れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げるのが信条の銀行が、
何でこんな土砂降りの日に、しかも外国へ、ありったけの傘を貸すのかと・・・・
良い悪いは別にして、日本では、アメリカみたいに経営者が逮捕される事もないですし。

個人的には、日本の銀行は、バブル期の静岡銀行みたいな感じで良いと思うんですよ。
今回のサブプライム問題だって、それで被害が少なかった訳ですし、
ケチと言われようが、小心者と言われようが、「堅実安定」が一番かと。
過度な危険を冒してまで、世界の投機ゲームなんかに参加する必要はないですよ。
経済素人だからかも知れませんが、少なくとも私はそう思います。


[8745] Re3:米国経済破綻返信 削除
2008/10/4 (土) 21:59:40 ウプレカス

▼ 徳翁導誉さん
> 正直な話、私は経済の事はあまり詳しくないんですけど、
> 金融安定化法での75兆円投入って、住宅ローンの焦げ付きなんて額を越えてませんか?
> アメリカ人1人当たりで25万円、4人家族なら一家庭で100万円ですよ。
> しかも、これで収まるかどうかも解らないって、どんなだけ実体を膨らませていたのかと!?
> って、日本人も1人当たり700万円の借金があるので、あまり余所の事は言えないんですけど・・・・
> 銀行へ公的資金を投入した際には、日本だって10兆円を越えてたはずですし。
> そう考えると、アメリカ国民が税金投入に大反対で、選挙が近い下院でも1度は否決した行為は、
> 経済的に良いか悪いかは別として、反応としては至極真っ当なモノなのかも?
> 一方、日本では、三菱UFJがモルガンへ9000億円を突っ込んでも、そこまで非難されてませんからねえ。
>
> 野村がリーマンの欧州と中東の事業部門だけを購入するのは、まだ納得できても、
> 三菱UFJの方は、まだどうなる解らないモルガンを、たった3日で決断って、
> 経済素人の私から見ても、「博打」にしか見えないんですが・・・・
> まあ、私企業なので、何をしようと自由ではあるんですが、
> 2兆円を越える税金を突っ込んで再生させてから、まだ数年しか経ってない上、
> 返済を終えたとは言っても、ゼロ金利や法人税免除など間接的な国民負担を強いてる訳で、
> そんな所が、こんな博打みたいな事をやって良いのかと?
> これが失敗すれば、貸し剥がしは勿論、最悪は再度の税金投入まで有り得るんですし、
> 晴れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げるのが信条の銀行が、
> 何でこんな土砂降りの日に、しかも外国へ、ありったけの傘を貸すのかと・・・・
> 良い悪いは別にして、日本では、アメリカみたいに経営者が逮捕される事もないですし。
>
> 個人的には、日本の銀行は、バブル期の静岡銀行みたいな感じで良いと思うんですよ。
> 今回のサブプライム問題だって、それで被害が少なかった訳ですし、
> ケチと言われようが、小心者と言われようが、「堅実安定」が一番かと。
> 過度な危険を冒してまで、世界の投機ゲームなんかに参加する必要はないですよ。
> 経済素人だからかも知れませんが、少なくとも私はそう思います。


企業買収が博打的であるというのは、まあその通りというか当たり前のことでしょうね。
絶対潰れない企業なんてないわけですから。

ただ、「博打の打ちどころ」という意味では、今こそ日本企業にとってはまたとない好機なんだそうです。
これは大学のマーケティングの先生からの受け売りですが。
なぜかというと、欧米ではサブプライム問題であちこちの大企業が資金不足・経営困難に陥っています。
つまり、欧米企業は今は金がまったく無い状態です。
一方、日本はバブルの経験からサブプライムの影響が比較的軽微であり、
かつ投機を控える風潮だったためかつてない金余り状態であり、
しかも現状はアメリカの金融不安からくる大幅ドル安です。
このため、日本企業の企業買収力が相対的に強くなり、
優良企業を簡単に買収することができる、ということらしいです。

もしかすると、再びジャパンマネーが世界を席巻するかもしれません。
ただ、そのことで一般庶民の懐具合があったかくなることもないでしょうけど。


[8769] Re4:米国経済破綻返信 削除
2008/10/6 (月) 19:36:08 徳翁導誉

> 企業買収が博打的であるというのは、まあその通りというか当たり前のことでしょうね。
> 絶対潰れない企業なんてないわけですから。
> ただ、「博打の打ちどころ」という意味では、今こそ日本企業にとってはまたとない好機なんだそうです。

う〜ん、何と言いますか、
「博打の打ちどころ」と「勝負のしどころ」とを混同されてませんか?
リスクとリターン、メリットとデメリットを測りながら挑むのが「勝負」であり、
勝敗を天の運に任せる「博打」とは違います。
野村の方を「まだ納得できる」と書いたのもその為です。

今回、野村はリーマンの社員と事業インフラを、
アジア太平洋部門は250億円で、欧州中東部門はたった250円で買収しました。
これはつまり、債権の方は引き取らずに、ノウハウと箱のみを引き継ぐ格好です。
確かに、ノウハウ目的で購入しても、その根本である人材が残っていない可能性はありますし、
ここを足場に海外進出を行っても、結果的には失敗で終わるかも知れません。
しかし、これでもしも失敗に終わったとしても、
野村の企業規模から言って、250億円なんてそんな大した額じゃないですし、
債権を引き継いでないので、この買収による更なる負債は発生しません。
リスクとリターンを測れば、これは「勝負」と呼べるチャレンジです。

一方、三菱UFJの方は、未だ不確定要素のあるモルガン・スタンレーに対し、
三菱UFJの余剰資金の約半分にあたる9000億円を、わずか3〜4日の審査で投じた訳で、
モルガンが立て直れば、リターンもかなり大きいでしょうけど、
逆に崩壊するような事になれば当然大損ですし、
現状でどちらの方が可能性が高いかと言えば・・・・
優良資産を売却させて利ざやを稼いだらポイ捨てなんて行為は、絶対しないでしょうし、
損切り出来ずに逐次投入って事態にでもなれば、共倒れしかねませんよ。
筆頭株主とは言え20%では、単なる金ヅルで終わる可能性が高い気もします。
だからこそ、「勝負」ではなく「博打」と表現した訳です。

確かに、単純に「博打」としてだけ考えれば、やってみても面白い対象ですが、
つい最近、国民に負担を強いて再生した企業が、それを行える立場かと?
不安な外資に9000億円も突っ込む金があるのであれば、
まずは国内に回すのが先でしょうに、
恐らく待っているのは、それとは正反対の貸し渋りや貸し剥がしですからねえ。


> 優良企業を簡単に買収することができる、ということらしいです。
「買収」というか、これって「救済」の色合いが強いのでは?
本当に買い叩こうとすれば、潰してから買った方が遙かに安いですので。
長銀の時なんて、税金を8兆円突っ込み(そのうち5兆円が回収不可能に)、
それを1200億円で外資が買って、1兆円の利益を上げましたからねえ。
しかも救済って、ハゲタカするよりも投資側の危険度が高い事が多いのに、
救済を受ける側も下手に余力が残ってる分、感謝されるどころか恨まれれますからねえ。
降伏時のドイツに例えれば、ハゲタカはWW2時で、救済はWW1時って所でしょうか?

それに、中国もアラブも見合わせている現在、今が本当に買い時かどうかは・・・・
まあ、これ以上待ちすぎて、先に買われる事はあるかも知れませんが、
かと言って別に、それで損をする訳じゃないんですからねえ。
確かに今の日本は、欧米に比べれば余裕がありますけど、
いま首を突っ込むことで、同じ状況へ追いやられる可能性だってある訳ですし。


> もしかすると、再びジャパンマネーが世界を席巻するかもしれません。
今回の事で、向こうの新聞などでは、
「JAPAN IS BACK」と書かれてましたね。

> ただ、そのことで一般庶民の懐具合があったかくなることもないでしょうけど。
それは何故?・・・と意地悪に尋ねてみる(笑)。


[8834] どうする?どうなる?三菱UFJ返信 削除
2008/10/11 (土) 16:21:58 徳翁導誉

> > > 日本では、三菱UFJがモルガンへ9000億円を突っ込んでも、そこまで非難されてませんからねえ。
> > > 野村がリーマンの欧州と中東の事業部門だけを購入するのは、まだ納得できても、
> > > 三菱UFJの方は、まだどうなる解らないモルガンを、たった3日で決断って、
> > > 経済素人の私から見ても、「博打」にしか見えないんですが・・・・

> > 企業買収が博打的であるというのは、まあその通りというか当たり前のことでしょうね。
> > 絶対潰れない企業なんてないわけですから。
> > ただ、「博打の打ちどころ」という意味では、今こそ日本企業にとってはまたとない好機なんだそうです。

> う〜ん、何と言いますか、
> 「博打の打ちどころ」と「勝負のしどころ」とを混同されてませんか?
> リスクとリターン、メリットとデメリットを測りながら挑むのが「勝負」であり、
> 勝敗を天の運に任せる「博打」とは違います。
> 野村の方を「まだ納得できる」と書いたのもその為です。

何だか、本当にヤバくなってませんか!?
モルガン株購入の9000億円は、連休明けの14日(火)に支払われるそうなんですが、
3週間前に1株「25ドル」で買う約束をして、今や株価が「8ドル」なんですけど・・・・
モルガンの時価総額の方も、もう投入額の9000億円より低くなってますし。

9000億円のうち、普通株が3000億円という事ですが、
既に株価が購入予定額の3分の1以下に下落しているんですから、
これって、支払った瞬間に3000億円が1000億円以下に、
つまりは、いきなり「2000億円以上をドブに捨てる」って事ですよねえ?
本当に、三菱UFJはどう対応するんでしょうか?

今更、出資を取り止めたら、それこそ世界恐慌の引き金を引きかねませんし、
かと言って、大損が解っていて突っ込めば、経営陣は株主から背任行為で訴えられかねない。
まさに、進むも地獄、退くも地獄の状況に・・・・

幸い、支払い前のここで連休を挟みますので、
購入額を減らすなり、取得株数を増やすなり、米政府に保証人になってもらうなり、
モルガン側やアメリカ政府と、決死の覚悟でいろいろと交渉して欲しいですね。
税金投入や超低金利など、国民に負担を強いて数年前に再生できた企業が、
こんな博打をして、勝手にコケて、また国民に火の粉がとか冗談じゃないですから!!


[8878] Re:どうする?どうなる?三菱UFJ返信 削除
2008/10/15 (水) 19:32:47 徳翁導誉

> 何だか、本当にヤバくなってませんか!?
> モルガン株購入の9000億円は、連休明けの14日(火)に支払われるそうなんですが、
> 3週間前に1株「25ドル」で買う約束をして、今や株価が「8ドル」なんですけど・・・・
> モルガンの時価総額の方も、もう投入額の9000億円より低くなってますし。
>
> 9000億円のうち、普通株が3000億円という事ですが、
> 既に株価が購入予定額の3分の1以下に下落しているんですから、
> これって、支払った瞬間に3000億円が1000億円以下に、
> つまりは、いきなり「2000億円以上をドブに捨てる」って事ですよねえ?
> 本当に、三菱UFJはどう対応するんでしょうか?
>
> 今更、出資を取り止めたら、それこそ世界恐慌の引き金を引きかねませんし、
> かと言って、大損が解っていて突っ込めば、経営陣は株主から背任行為で訴えられかねない。
> まさに、進むも地獄、退くも地獄の状況に・・・・
>
> 幸い、支払い前のここで連休を挟みますので、
> 購入額を減らすなり、取得株数を増やすなり、米政府に保証人になってもらうなり、
> モルガン側やアメリカ政府と、決死の覚悟でいろいろと交渉して欲しいですね。

取り敢えず、交渉して何とかなったみたいですね。
条件の方も、最良とまでは言えなくとも、まあ妥当な所かと。
ただ、まだこれは第一波で、これから更に第二波、第三波もあるでしょうから、
まだまだ、予断は許されないでしょうけれど。
と言うか、支払い前の第一波だけで、ここまで大事になるとは思ってませんでしたよ(笑)。

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