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[8535] 雑談スレッド2&「蒼天航路」アニメ化返信 削除
2008/9/19 (金) 19:28:15 徳翁導誉

これまでの雑談用スレッド↓が長くなったので、こちらも新スレッドへ移行。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/kjb/kjb.cgi?tree=r7034


> > 好きな番組ついでなんですが、私の好きな番組の中に「マンガ夜話」があり、
> > 来週、マンガ夜話の放送があるんですが、そのうちの1本が「蒼天航路」との事。
> > 興味のある方は、チェックしてみては如何でしょう?

と言う事で、「蒼天航路」のマンガ夜話を見ていた所、
出演者の口からなんと、「蒼天航路のアニメ化」なんて情報が!!
ゴールデンウィークの時、久しぶりに全巻を一気読みした際、
「色が付き、しゃべって動き回る蒼天航路が見てみたいなあ」とは思いましたが、
まさか、その数ヶ月後に、こんな情報に触れようとは!?

番組の終了後、急いでネット検索をしてみた所、
どうやら、ほんの数日前に、アニメ制作会社か何かが誤って、
蒼天航路制作の為の人材募集ページを、短時間だけ出してしまっていたみたいですね。
で、ネット社会というのは1度出たが最後、それは各地に残されてしまうと(笑)。
私もアニメ業界の事は詳しくは解りませんが、人材募集に書かれた雇用期間と給金を見ると、
規模的には、それなりに大作となりそうな感じですね。
まあ、だからと言って、出来が良いかはまた別問題ですが。
とは言え、やっつけで作られるよりは遙かにマシですので、一応期待はしたいと思います。
何も情報が出ていない段階で悲観した所で、意味がないですし。
それに、まだ人材募集の段階と言う事は、実際に放送が始まるのは相当先でしょうし、
まだその段階ですと、ぽしゃる可能性だって十分にありますからねえ。


> 蒼天の「呂布」「陳宮」コンビは大好きですから。
私も、作中の呂布や陳宮は好きですよ。
そう言えば番組内で、「軍師視点で読む人と武将視点で読む人がいる」とか言ってましたね。
そうした分類をするなら、私は軍師視点で読んでました。

> ですが、どう内容を取り上げるかが微妙で…
> 楽しみにします!!って、素直に言えない。
> 不安の方が多いわけで…

え〜と、で、どうだったでしょうか?
個人的な見解と近いモノが多かったので、私が思いもしなかったような視点や、
「ああ、なるほど」「それは違うだろう」と思わせる刺激は少なかったですけど、
私的には、それなりに楽しめましたね。

って、まあ別に、マンガは分析なんてしなくても普通に楽しめますし、
一般的には、そう言った人の方が遙かに多いですからねえ。
そう言う意味では、これは「その他少数」向けの番組ですけど(笑)。
だからこそ、「ここが良い」「ここが悪い」と分析して批評される事で、
普通のファンは、「自分の好きな作品を貶された」と感じる事も多いらしいく、
人気作の回だったり、地上波で再放送したりすると、抗議の電話もあると聞きます(笑)。
聞く方次第で、「批評」は「批判」へと姿を変えますからねえ。


> BSは映らないので残念ですが。
そうですか、それは残念。
地上波での再放送があるとすれば、次回のマンガ夜話の直前でしょうね。
今回の放送直前(確か先週)にも、前回分の再放送が地上波でありましたし。
ちなみに、そちらは「へうげもの」「男組」「ハチミツとクローバー」でした。

> 「蒼天航路」を、どう紹介するのかは気になりますね。
> あまり、TV向きとは言い難い内容ですから。
> 「よつばと!」は、まあ、まったりと力を抜いて…という感じではありますが。

どちらかと言えば、蒼天航路の方が放送に向いているかと。
例えば蒼天航路ですと、絵とか、構成とか、作品の表面部分で語りやすいんですけど、
逆に「まったりと力を抜いて…」と言った作品だと、考察が作品の深部に達しますからねえ。
例えば、「何か良いよねえ」と読者に思わせる作品であれば、
その「何か」の中身を分析したりすると、話が難しい方へ行きがちですし、
そうした分析の内容は、普通に読んで楽しむ場合の作品の世界観とは隔絶したモノになりがちです。
「この絵の見せ方が凄いんだよ」みたいな展開ならまだしも、
読んで良い気分にさせるタネや仕掛けを聞かされても、一般読者層の視聴者は引くだけでしょうし。
ですから、意外とそうした作品の方が、テレビ向きではなかったりするんですよねえ。
って、「よつばと!」の回は、録画したのをまだ見てませんので、
どう展開されているかは分からないまま、書いてますけど(笑)。


> > これまた、どうでも良いですが、
> > このあと8時から「独裁国家で何が悪い2」もあります。

> 見ました。
> 前回と変わらず、お笑い的な乗りは相変わらずで、ちょっと
> あれでしたが、概ね楽しめました。

でも、そうしたノリでないと、番組自体が成立しませんからねえ(笑)。
「負の面を見ない」という部分はありますが、
まあ、それはそれで、他の所で結構取り扱われたりしてますし、
程度の問題はありますけど、たまには視点を変えて放送してみるのも良い事かとは思います。
それに、情報としては聞いていても、実際の映像ってなかなか見る機会に恵まれませんからねえ。
って、こう言った企画でもないと、そうした映像が流せないと言うのは、
日本の報道環境が抱える、根本的な問題なのかも知れません。
逆に言えば、ああした企画の番組で、ジンバブエに突入しているのが凄い!!
あの辺は日本テレビに、電波少年以来の突撃精神があるんですかねえ?(笑)


> > > 火星は
> > > 月がない分、一億年の周期で見ると、地軸(火軸?)が10度ぐらい動くらしいです。

> > 火星って確か、自転軸が30〜40度くらい変わってますし、

> そんなに動いてましたっけ?

あっ、何となく分かりました。
その記述って多分、「10度前後」ではなく「前後に10度」だったのでは?
それでしたら、変化の度合いは「−10度〜+10度」で2倍となり、
私の記憶する値とも、だいたい合いますので。

> > > > これだけ恵まれた環境が揃う惑星なんて、そうそう無いですからねえ。
> > > > とは言え、宇宙にはそんな低確率を簡単に凌駕するほどの、無数の天体がある訳ですが(笑)。

> > > こういう、宇宙の壮大さは好きですね。
> > > しかし、この頃はもし人類が利用できる星が見つかっても
> > > 航行できる技術力がないからなぁ・・・とか思って落ち込みます。

> > 航行する技術はなくても、交信を行う技術はあります。
> > そうした星にもし、知的生命体がいた場合には、
> > レーザーなどにより、通信を行える可能性はありますよ。
> > 数光年離れた星では、通信の往復でも数年掛かってしまいますが、
> > その程度の期間と割り切れてしまう程の、大いなる刺激に満ちた行為です。
> > その交信により、未知の新しい知識を得られる可能性だってある訳ですし。

> この最後一行は気になりますね。
> 確かに、相手によっては情報を得ることが出来るかもしれません。
> これも、「ホーキング未来を語る」に書いてあった事ですが、
> もし人類が現時点で未知の生命体にあったとしても、それが知的である可能性は極めて低いそうですね。
> 宇宙の歴史は150億年ですが、人類の歴史は類人猿を含めてもたったの数百万年ですから・・・。

まあ、難しいですよね。
例えば江戸時代くらいなら、人類は立派に知的生命体と言えるんでしょうけど、
その時代ですと、宇宙から通信電波などが送られてきたりした所で、
それを受信する術(すべ)を持ってませんでしたからねえ。

もちろん、宇宙は広大な上に、生命の誕生や進化のズレがあり、
しかも、知的生命体がずっと文明を維持していけるとは限らない以上、
そうした惑星を見つかるというのは、それこそ天文的な確率だと思います。
ですがその一方で、地球人が交信を行える惑星という事は、地球と近い距離にあり、
宇宙規模で見れば、地球と似通った経緯を辿っている可能性も高い事を考えれば、
完全に悲観する事までは無いような気がします。

> > > あと、一世紀内に太陽系内に人類は移住しているらしいですからね。
> > 情報源は何ですか、それは?(笑)
> > まあ、月面基地の建設や、火星への有人飛行とかなら、
> > 今世紀中にも出来るかも知れませんが(展開次第ではそれすら怪しい)、
> > 例えば火星のテラフォーミングとかは、100年くらいじゃ絶対無理ですよ。

> テラフォーミングではなくて単純に殖民施設使って、だと思います。
> ホーキング未来を語るの本に書いてありましたよ。

植民施設だと、基地とかなら不可能って訳でもないでしょうが、
それではまだ、「人類の移住」と呼べるレベルではないかと。
それに、冷戦時のような宇宙開発競争でも起きない限り、
現状の開発速度のままでは、今世紀中にそこまで行くのも難しそうですけどね。
逆に言えば、コロリョフが死なず、ソ連も月面着陸に成功していれば、
今頃、月面基地が出来ていても、おかしくはなかったかも?
http://www.geocities.jp/flash_okiba3/flash/science4.html

ああ、出来る事なら、私の目の黒い内に、
「月面基地」や「火星有人飛行」とか見たいんですけどねえ・・・・
それも、出来る事ならば日本人に手で(笑)。
でもまあ、それはあくまで理想であり、現実的な路線としては、
小惑星を探査し、サンプルを地球へ持ち帰ろうとしている「はやぶさ」のように、
米ロ中などのメイン路線を余所に、もっとマイナー路線で突っ走って欲しい気も(笑)。
ニコニコ動画なので見られないかも知れませんが、一応貼っておきます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1385402

> > > > まあ、自キャラ周辺の「15×15」だけ表示させるって感じなら、
> > > > 「1000×1000」みたいな超巨大なマップでもプレイ可能ではあるんですが、
> > > > 全体像を把握できないと、やはりゲームとして味気ないですからねえ。

> > > 全体像が把握できないのも、古代という時代設定をしていればそこまで気にならないと思いますよ。

> > いや、そう言う事ではなく、
> > マップが広すぎて、プレイヤーが各地に点在している状態で、
> > 自分の周りしか見えないと、多人数ゲームをやっている面白さを感じ難いんですよ。

> マップを、大きくして見れるような別画面を用意してみては?

あの〜、それだと最初の問題点に戻っているだけですよ・・・・


> > まあ、個人的には、それらよりも、
> > ド深夜・・・というか早朝にやるACL浦和戦の方が気になりますが(笑)。

ホームで「1-1」と、引き分けた鹿島。
アウェーで「2-1」と、勝利したガンバ。
アウェーで「2-3」と、敗れた浦和。
さ〜て、来週の第2戦、Jで準決勝へ進めるのは何チームか?
そして、Jのチームが絡まない唯一の準々決勝、
リバウドが加入したブニョドコル(旧名のクルフチの方が言いやすかったのに)は、
果たして準決勝へと駒を進めるのか?
正直な所、最近は欧州のチャンピオンズリーグより、
アジアのチャンピオンズリーグの方が、何だか興味深いんですよねえ(笑)。


[8723] 米国経済破綻 返信 削除
2008/10/4 (土) 01:07:58 夏夏

題名どおりです。
日本への影響(というより世界中)もかなりあるようです。
これからどうなるやら・・・・




[8724] Re:米国経済破綻 返信 削除
2008/10/4 (土) 01:25:44 常陸軍

▼ 夏夏さん
> 題名どおりです。
> 日本への影響(というより世界中)もかなりあるようです。
> これからどうなるやら・・・・
>


商売的に・・・といいますか、大変気になる事を言われてますけど、
それって「金融法案 」の下院否決を際しているのか、株式の急落の事を指しているのか、
両方なのかな?
経済破綻・・というよりは、金融恐慌の恐れ・・と言うべきでしょうね。
モラトリアムだのになったら直進ですが。

アメリカ経済がソフトランディングに失敗した感がありますから、
期待した歯止めが掛からなかったので、どうなる事やら。
EUだの新興国市場へこの勢いが続いたら、大変です。
経済的な打撃は平成の10年間と同じように、後まで響きますからね。


[8740] Re2:米国経済破綻返信 削除
2008/10/4 (土) 18:15:16 徳翁導誉

> > 題名どおりです。
> > 日本への影響(というより世界中)もかなりあるようです。
> > これからどうなるやら・・・・

> アメリカ経済がソフトランディングに失敗した感がありますから、
> 期待した歯止めが掛からなかったので、どうなる事やら。
> EUだの新興国市場へこの勢いが続いたら、大変です。
> 経済的な打撃は平成の10年間と同じように、後まで響きますからね。

もう3年も前ですか。
メジャーリーガーの長谷川滋利が引退する際、
「これからは不動産投資で食べていく」と聞いた時に、弟が経済専門なので、
「アメリカの住宅バブルってそろそろヤバいんじゃ?
 本当にソフトランディングできるの?」なんて尋ねたのを思い出しました。
弟はその時、「さすがにアメリカも、日本の二の舞はしないでしょ!?」と言ってましたが、
あの時に私が予想して以上に、何かヤバそうな感じなんですけど・・・・

正直な話、私は経済の事はあまり詳しくないんですけど、
金融安定化法での75兆円投入って、住宅ローンの焦げ付きなんて額を越えてませんか?
アメリカ人1人当たりで25万円、4人家族なら一家庭で100万円ですよ。
しかも、これで収まるかどうかも解らないって、どんなだけ実体を膨らませていたのかと!?
って、日本人も1人当たり700万円の借金があるので、あまり余所の事は言えないんですけど・・・・
銀行へ公的資金を投入した際には、日本だって10兆円を越えてたはずですし。
そう考えると、アメリカ国民が税金投入に大反対で、選挙が近い下院でも1度は否決した行為は、
経済的に良いか悪いかは別として、反応としては至極真っ当なモノなのかも?
一方、日本では、三菱UFJがモルガンへ9000億円を突っ込んでも、そこまで非難されてませんからねえ。

野村がリーマンの欧州と中東の事業部門だけを購入するのは、まだ納得できても、
三菱UFJの方は、まだどうなる解らないモルガンを、たった3日で決断って、
経済素人の私から見ても、「博打」にしか見えないんですが・・・・
まあ、私企業なので、何をしようと自由ではあるんですが、
2兆円を越える税金を突っ込んで再生させてから、まだ数年しか経ってない上、
返済を終えたとは言っても、ゼロ金利や法人税免除など間接的な国民負担を強いてる訳で、
そんな所が、こんな博打みたいな事をやって良いのかと?
これが失敗すれば、貸し剥がしは勿論、最悪は再度の税金投入まで有り得るんですし、
晴れの日に傘を貸し、雨の日には傘を取り上げるのが信条の銀行が、
何でこんな土砂降りの日に、しかも外国へ、ありったけの傘を貸すのかと・・・・
良い悪いは別にして、日本では、アメリカみたいに経営者が逮捕される事もないですし。

個人的には、日本の銀行は、バブル期の静岡銀行みたいな感じで良いと思うんですよ。
今回のサブプライム問題だって、それで被害が少なかった訳ですし、
ケチと言われようが、小心者と言われようが、「堅実安定」が一番かと。
過度な危険を冒してまで、世界の投機ゲームなんかに参加する必要はないですよ。
経済素人だからかも知れませんが、少なくとも私はそう思います。


[8756] Re3:米国経済破綻返信 削除
2008/10/5 (日) 16:33:27 ルーキウス

▼ 徳翁導誉さん
> 正直な話、私は経済の事はあまり詳しくないんですけど、
> 金融安定化法での75兆円投入って、住宅ローンの焦げ付きなんて額を越えてませんか?
> アメリカ人1人当たりで25万円、4人家族なら一家庭で100万円ですよ。
> しかも、これで収まるかどうかも解らないって、どんなだけ実体を膨らませていたのかと!?
> って、日本人も1人当たり700万円の借金があるので、あまり余所の事は言えないんですけど・・・・
> 銀行へ公的資金を投入した際には、日本だって10兆円を越えてたはずですし。
> そう考えると、アメリカ国民が税金投入に大反対で、選挙が近い下院でも1度は否決した行為は、
> 経済的に良いか悪いかは別として、反応としては至極真っ当なモノなのかも?


雑談への書き込みは久しぶりです。
介護体験やらでしばらくかけなかった後、
もう今更と放置していまして申し訳ないです。


下院での反対ですが、あんまりまっとうなものとは思えないですね。
たしかに、一般のアメリカ国民にしてみれば、何で私たちの税金がとなるかもしれませんが、
政府の元にいった以上税金は政府のものです(一応)。
そして、今回のことには政府のミスがある以上は、
政府が資金を出して対策をとるのは当然です。
それに、資金を出さなければアメリカの信用はさらに低下します。
信用が低下すればさらに経済がうまくいかなくなり、
結局は庶民が困るだけで、反対すると言うことは先を見ていないと言うことです。


[8758] Re4:米国経済破綻返信 削除
2008/10/5 (日) 22:04:36 西郷酒盛


私は、本来なら反対するのが真っ当なのだが、現実的な妥協策という意味では法案を通過させざるを得ないのだと思っています。
であるからこそ、投入規模・条件を決める法案は慎重に議論すべきですし、中身が納得できないのならば、
手順として反対するのも当然の判断の1つだと思います。

それから、「政府の元にいった以上税金は政府のものです(一応)」これについては語弊があると思います。
確かに政府のものですが、それをいうならば、政府を所有する、あるいは政府の決定についての最終的な権限は有権者にあります。
つまり、税金は政府のものであるからこそ、有権者は反対(あるいは賛成)の意を表明する権利を有しており、
それを代議員が代表して行なっているわけです。

次に「政府のミス」とは具体的には例えば何を指すのでしょうか・
金融に関する法案の不備・欠点は理由にならないと思います。

「反対すると言うことは先を見ていないと言うことです」とおっしゃるからには元の法案の中味をご存知なのですよね?
先日議会を通過した修正案は、資金を投下される金融機関の経営者の経営責任の明確化と厳罰化等が盛り込まれたという記事を読みました。




[8759] Re5:米国経済破綻返信 削除
2008/10/6 (月) 00:02:40 ルーキウス

▼ 西郷酒盛さん
> 次に「政府のミス」とは具体的には例えば何を指すのでしょうか・
> 金融に関する法案の不備・欠点は理由にならないと思います。

破綻しそうなものを放っておくのはミスでしょう。
失敗する前に対策を打つのが、一番いいのですから。


> 私は、本来なら反対するのが真っ当なのだが、現実的な妥協策という意味では法案を通過させざるを得ないのだと思っています。
> であるからこそ、投入規模・条件を決める法案は慎重に議論すべきですし、中身が納得できないのならば、
> 手順として反対するのも当然の判断の1つだと思います。

私の考えでは、政府によるこういう事態への介入で重要なのは、
可及的速やかに、断固とした態度で、介入し沈静化すると言うことを『アピール』して、
市場の混乱に少しでも歯止めをかけることだと考えていますので、
その流れを乱す行動はまずいと言うことです。内容はともかく、速やかに実行することで、
市場がまずい方向に流れていくのを、防ぐのが重要だと考えますが。
内容はやりながらでかえていけばいいですし。(制度的に無理なのかもしれませんが)


> それから、「政府の元にいった以上税金は政府のものです(一応)」これについては語弊があると思います。
> 確かに政府のものですが、それをいうならば、政府を所有する、あるいは政府の決定についての最終的な権限は有権者にあります。
> つまり、税金は政府のものであるからこそ、有権者は反対(あるいは賛成)の意を表明する権利を有しており、
> それを代議員が代表して行なっているわけです。

では、国が被害を出した問題で、国民が反対したら賠償もしなくていいのですか?
とまあ、極端な話はともかく、代議員は国民の言うことをやっていればいいと言うことでは、
衆愚政治になるのではと考えますが?むしろ、国民の考えを正しい方向にすべきです。


> 「反対すると言うことは先を見ていないと言うことです」とおっしゃるからには元の法案の中味をご存知なのですよね?
> 先日議会を通過した修正案は、資金を投下される金融機関の経営者の経営責任の明確化と厳罰化等が盛り込まれたという記事を読みました。

ざっとしか見ていなかったのですが、そういう規定もありましたね。悪い話ではないでしょう。
市場に無理なことをすれば、罰があると言うことでよりアピールを強めれるのでは?
まあ、たいした罰ではないように思いますよ、確か刑事罰はなかったようで、金銭面でのことだけのようですし、
原文を見ていない(というか英語できないので見れない)のではっきりとは言えませんけど。


[8762] Re6:米国経済破綻返信 削除
2008/10/6 (月) 06:21:27 西郷酒盛

> 破綻しそうなものを放っておくのはミスでしょう。
> 失敗する前に対策を打つのが、一番いいのですから。

一概に政府のミスと言えるのかどうかはさておき(つまり価値観によって判断が分かれると思います)、
おっしゃっている意図はわかった気がします。

> 私の考えでは、政府によるこういう事態への介入で重要なのは、
> 可及的速やかに、断固とした態度で、介入し沈静化すると言うことを『アピール』して、
> 市場の混乱に少しでも歯止めをかけることだと考えていますので、

市場が混乱しているかどうかも同様で、こういう議論の場合は「過度な下げ相場(であり、かつそれを望まない人が多い)」位の表現の方が妥当だと思います。
その上でですが、上記のご指摘には私も同感です。
さらに言えば、国民に対しては、本来(資本主義のルールからすれば)出すべき金ではないことを明確にしたほうが良いと思います。
であるからこそ、内容が明らかに(あるいはあまりにも)満足のいくものでないならば、
市場沈静化というメッセージにもならないのではないでしょうか?
法案という体裁をとっていれば中味はなんでもいいということにはならないと思います。

> では、国が被害を出した問題で、国民が反対したら賠償もしなくていいのですか?
現行制度下では、それを最終的に判断するのは司法の役割です。
それに(例えばどの点が)国が出した被害なのかどうか・・・。
仮に国が出した被害だとすれば、国=有権者(その代表が大統領であり議員)です。
それにこの場合、賠償されるべきは誰ですか?
論点があいまいなのか、例えがかみあっていないのか・・・。
すみません。おっしゃっている意味がうまく理解できていないと思います。

>代議員は国民の言うことをやっていればいいと言うことでは、
> 衆愚政治になるのではと考えますが?むしろ、国民の考えを正しい方向にすべきです。

代議員とはこの場合、下院議員(そして上院議員)ですが、彼等は代表であり、代理人ではありません。
チャーチルの「民主主義は最低だが、人類はこれを超える制度(概念)を未だ見出していない」というような意味合いの発言は有名だと思います。
私も、為政者の質の維持と暴走の制限が担保されるならば、民主主義などとっとと止めたほうがいいと思うのですが、
私にも民主主義を超えるような統治形態のアイデアは思い浮かびません。
銀英伝でもラインハルトは完全ではありませんし、そして早世させていますね^^;

> > 「反対すると言うことは先を見ていないと言うことです」とおっしゃるからには元の法案の中味をご存知なのですよね?
> > 先日議会を通過した修正案は、資金を投下される金融機関の経営者の経営責任の明確化と厳罰化等が盛り込まれたという記事を読みました。

> ざっとしか見ていなかったのですが、そういう規定もありましたね。悪い話ではないでしょう。
> 市場に無理なことをすれば、罰があると言うことでよりアピールを強めれるのでは?
> まあ、たいした罰ではないように思いますよ、確か刑事罰はなかったようで、金銭面でのことだけのようですし、
> 原文を見ていない(というか英語できないので見れない)のではっきりとは言えませんけど。

当初案を反対することが「反対すると言うことは先を見ていないと言うことです」を意味するのかどうかについてはどうですか?


ところで、徳翁導誉さんの「金融安定化法での75兆円投入って、住宅ローンの焦げ付きなんて額を越えてませんか?」に絡めて言えば、サブプライム問題というよりはサブプライム関連銘柄問題といったほうがより正確だと思います。
サブプライム問題で発生する焦げ付いたローンが、細分化されて膨大な額の証券化商品に組み込まれれているのですから、とある証券化商品に含まれるサブプライムローンの割合が10%でも10倍、1%なら100倍に不良債権額が膨れ上がるわけですから怖いですねぇ。
そしてこれからは、サブプライムローンの次の格付けの住宅ローンの焦げ付き額が増えてくると見られていますから、不良債権化する証券化商品はまだまだ出てくるといわれています。

事の本質からすれば「いくら(現時点では75兆円)投入する」と発表するよりは、
住宅ローン制度の見直しと市場に出ているサブプライムを含んだ証券化商品からサブプライムローン分を分離したほうがよっぽど市場に対するメッセージにもなれば、
投入金額も少なくて済むはずなんですけどね・・・。
不良資産の切り離しといっても、不良債権化した証券化商品を丸ごと切り離すのかなぁ・・・。
日本のマスコミでは報じられてないと思いますが、そういうことはやっているのかな?


[8770] Re7:米国経済破綻返信 削除
2008/10/6 (月) 19:37:08 徳翁導誉

> > > > 雑談への書き込みは久しぶりです。
> > > > 介護体験やらでしばらくかけなかった後、
> > > > もう今更と放置していまして申し訳ないです。

いや、別に良いですよ。
まあ、「ここらで切り上げましょう」って感じで、
キッチリ終われた方が、理想的なんでしょうけど、
雑談がああいう形で終わるのは、よくある事ですので(笑)。


> > > 次に「政府のミス」とは具体的には例えば何を指すのでしょうか・
> > > 金融に関する法案の不備・欠点は理由にならないと思います。

> > 破綻しそうなものを放っておくのはミスでしょう。
> > 失敗する前に対策を打つのが、一番いいのですから。

> 一概に政府のミスと言えるのかどうかはさておき(つまり価値観によって判断が分かれると思います)、
> おっしゃっている意図はわかった気がします。

「市場主義と自己責任」を国是とするのが、アメリカですからねえ。
何処までを「不作為の罪」として政府に責を問うかは、各国国民の国家観とも絡んできますので、
客観的には「早く動いた方が得策だろう」とは思えても、一概には当てはめられませんよね。
要は何処に立脚するかの問題で、別に、反対する議員や国民が間違っている訳でもありません。
日本のバブル崩壊時みたいに、国家による「総量規制」で更なる悪化を招くなんて事にでもなれば、
アメリカの国是からしたら、国民も議員も絶対に許せないでしょうし。

> > 私の考えでは、政府によるこういう事態への介入で重要なのは、
> > 可及的速やかに、断固とした態度で、介入し沈静化すると言うことを『アピール』して、
> > 市場の混乱に少しでも歯止めをかけることだと考えていますので、

> 市場が混乱しているかどうかも同様で、こういう議論の場合は
> 「過度な下げ相場(であり、かつそれを望まない人が多い)」位の表現の方が妥当だと思います。
> その上でですが、上記のご指摘には私も同感です。

こう言うのは、軍事に通ずる所がありますよね。
如何に迅速に対処し、これと決めたら集中的に最大限を投入し、戦果を高らかに宣伝するか。
その場合、作戦の「内容」以上に重要なのが「速度」であり、
逆に、決断をズルズルと引き延ばし、場当たり的な逐次投入を繰り返すというのが、
このケースに於ける最悪のシチュエーションなんでしょうね。

そういう意味では、下院でのあの否決は、その「速度」を減ずるマイナス要素ではありますが、
かと言って、「国政」とは「経済」の事だけをやれば言い訳ではありません。
市場への「アピール」も重要ではありますが、国民への「アピール」もまた重要です。
特に、アメリカのような自由主義と民主主義を信奉する国家では。


> > では、国が被害を出した問題で、国民が反対したら賠償もしなくていいのですか?
う〜ん、「極端な話」と言いますか、「話が飛びすぎ」なんじゃないですかねえ?
独自解釈に、独自解釈を重ねている格好に見えるので。

> > 代議員は国民の言うことをやっていればいいと言うことでは、
> > 衆愚政治になるのではと考えますが?むしろ、国民の考えを正しい方向にすべきです。

まあ確かに、大局的な視点から民意に反する事はあっても良いとは思いますが、
基本的に「政治家」は、「選挙民の代弁者」で居ましょうよ(笑)。
政治家が国民を正しい方向に導くなんて、それこそ「扇動政治」と言う名の衆愚政治ですし。


> サブプライム問題で発生する焦げ付いたローンが、細分化されて膨大な額の証券化商品に組み込まれれているのですから、
> とある証券化商品に含まれるサブプライムローンの割合が10%でも10倍、1%なら100倍に不良債権額が膨れ上がるわけですから怖いですねぇ。

実を言うと、構想段階での「赤い嵐オンライン現代版」では、
何故、石油や穀物の「取引」が「投機」になる現象が起きるのか、
先物取引や証拠金取引などを入れて、実感して貰おうかとも考えた事もあったのですが、
ゲームが複雑になりそうだったので、導入を見送った事もありました(笑)。
まあ、その分、金融要素が未消化のまま、ゲーム内に残ってしまいましたが・・・・
いっその事、金融だけを分離して、1つのゲームにしましょうかねえ?

> 事の本質からすれば「いくら(現時点では75兆円)投入する」と発表するよりは、
> 住宅ローン制度の見直しと市場に出ているサブプライムを含んだ証券化商品からサブプライムローン分を分離したほうがよっぽど市場に対するメッセージにもなれば、
> 投入金額も少なくて済むはずなんですけどね・・・。
> 不良資産の切り離しといっても、不良債権化した証券化商品を丸ごと切り離すのかなぁ・・・。

私もよくは分かりませんが、商品ごと切り離すんじゃないですかねえ?
サブプライムだけ分離するのも難しいでしょうし、
仮に分離してそれを処理しても、既に事態はその外にまで飛び火してるでしょうから。
だからこそ、日本の国家予算に匹敵する「75兆円」という金額なのだと思います。
それに市場とは、「実態+期待」で出来ているモノでしょうから、
地道にチビチビと処理するより、投入額をドカンと決めた方が、効果があると考えたんでしょうね。


[8820] Re8:米国経済破綻返信 削除
2008/10/10 (金) 00:42:09 ルーキウス

返信が遅くなり申し訳ないです。

▼ 西郷酒盛さん
> 市場が混乱しているかどうかも同様で、こういう議論の場合は「過度な下げ相場(であり、かつそれを望まない人が多い)」位の表現の方が妥当だと思います。
たしかに、そういう表現の方がいいですね。

> その上でですが、上記のご指摘には私も同感です。
> さらに言えば、国民に対しては、本来(資本主義のルールからすれば)出すべき金ではないことを明確にしたほうが良いと思います。

うーん。
政府か議会の誰かが言っていた気がしますが…
実際のところ正式にどういっていたのかは覚えていないです。

たしかに、原則的には出さない方がいいお金ですね。


> であるからこそ、内容が明らかに(あるいはあまりにも)満足のいくものでないならば、
> 市場沈静化というメッセージにもならないのではないでしょうか?
> 法案という体裁をとっていれば中味はなんでもいいということにはならないと思います。

うーん。ここで言っても意味はないですが、幾ら出すという法案をまず大々的に出して、
細部を後で決めていくとかの方がよかったですかね?
あんまり変わらないかもしれませんけど。


> > では、国が被害を出した問題で、国民が反対したら賠償もしなくていいのですか?
> 現行制度下では、それを最終的に判断するのは司法の役割です。
> それに(例えばどの点が)国が出した被害なのかどうか・・・。
> 仮に国が出した被害だとすれば、国=有権者(その代表が大統領であり議員)です。
> それにこの場合、賠償されるべきは誰ですか?
> 論点があいまいなのか、例えがかみあっていないのか・・・。
> すみません。おっしゃっている意味がうまく理解できていないと思います。

最終的に判断するのは国民のところに対するたとえです。
要するに、最終的に判断するのは有権者であるなら、
賠償も拒否できるのか?と言う意味で、今回の件は賠償ではないですよ。
まだ、かみ合っていない気がしますけど


> >代議員は国民の言うことをやっていればいいと言うことでは、
> > 衆愚政治になるのではと考えますが?むしろ、国民の考えを正しい方向にすべきです。

> 代議員とはこの場合、下院議員(そして上院議員)ですが、彼等は代表であり、代理人ではありません。

うーん、代表というのはわかっていますよ。
つまり、国民の意思を受けて動くだけでいいのかという意味です。


> チャーチルの「民主主義は最低だが、人類はこれを超える制度(概念)を未だ見出していない」というような意味合いの発言は有名だと思います。
> 私も、為政者の質の維持と暴走の制限が担保されるならば、民主主義などとっとと止めたほうがいいと思うのですが、
> 私にも民主主義を超えるような統治形態のアイデアは思い浮かびません。
> 銀英伝でもラインハルトは完全ではありませんし、そして早世させていますね^^;

暴走の制限はともかく、質に関してはどんな制度でも無理だと思いますよ。


> 当初案を反対することが「反対すると言うことは先を見ていないと言うことです」を意味するのかどうかについてはどうですか?
要するにスピードの話ですよ。


▼ 徳翁導誉さん
> > > > 次に「政府のミス」とは具体的には例えば何を指すのでしょうか・
> > > > 金融に関する法案の不備・欠点は理由にならないと思います。

> > > 破綻しそうなものを放っておくのはミスでしょう。
> > > 失敗する前に対策を打つのが、一番いいのですから。

> > 一概に政府のミスと言えるのかどうかはさておき(つまり価値観によって判断が分かれると思います)、
> > おっしゃっている意図はわかった気がします。

> 「市場主義と自己責任」を国是とするのが、アメリカですからねえ。
> 何処までを「不作為の罪」として政府に責を問うかは、各国国民の国家観とも絡んできますので、
> 客観的には「早く動いた方が得策だろう」とは思えても、一概には当てはめられませんよね。
> 要は何処に立脚するかの問題で、別に、反対する議員や国民が間違っている訳でもありません。
> 日本のバブル崩壊時みたいに、国家による「総量規制」で更なる悪化を招くなんて事にでもなれば、
> アメリカの国是からしたら、国民も議員も絶対に許せないでしょうし。



> > > 私の考えでは、政府によるこういう事態への介入で重要なのは、
> > > 可及的速やかに、断固とした態度で、介入し沈静化すると言うことを『アピール』して、
> > > 市場の混乱に少しでも歯止めをかけることだと考えていますので、

> > 市場が混乱しているかどうかも同様で、こういう議論の場合は
> > 「過度な下げ相場(であり、かつそれを望まない人が多い)」位の表現の方が妥当だと思います。
> > その上でですが、上記のご指摘には私も同感です。

> こう言うのは、軍事に通ずる所がありますよね。
> 如何に迅速に対処し、これと決めたら集中的に最大限を投入し、戦果を高らかに宣伝するか。
> その場合、作戦の「内容」以上に重要なのが「速度」であり、
> 逆に、決断をズルズルと引き延ばし、場当たり的な逐次投入を繰り返すというのが、
> このケースに於ける最悪のシチュエーションなんでしょうね。

私が言いたいのはこれです。
私の言い方と違って、わかりやすいですw
わかりやすく伝えるのって難しい。

> そういう意味では、下院でのあの否決は、その「速度」を減ずるマイナス要素ではありますが、
> かと言って、「国政」とは「経済」の事だけをやれば言い訳ではありません。
> 市場への「アピール」も重要ではありますが、国民への「アピール」もまた重要です。
> 特に、アメリカのような自由主義と民主主義を信奉する国家では。

そこら辺に関しては、政府の努力不足といった感じですかね?
ああいう団体に工作員を送り込んで、うまく誘導したりできないんでしょうかね?

もしくは、彼らにも利益になる法案を同時に出して懐柔するとか。


> > > では、国が被害を出した問題で、国民が反対したら賠償もしなくていいのですか?
> う〜ん、「極端な話」と言いますか、「話が飛びすぎ」なんじゃないですかねえ?
> 独自解釈に、独自解釈を重ねている格好に見えるので。

うーん。
飛びすぎですかねえ。
そこまで話を飛ばしたつもりはないんですけど、
言われてみればまあそうなんですかね。

> > > 代議員は国民の言うことをやっていればいいと言うことでは、
> > > 衆愚政治になるのではと考えますが?むしろ、国民の考えを正しい方向にすべきです。

> まあ確かに、大局的な視点から民意に反する事はあっても良いとは思いますが、
> 基本的に「政治家」は、「選挙民の代弁者」で居ましょうよ(笑)。
> 政治家が国民を正しい方向に導くなんて、それこそ「扇動政治」と言う名の衆愚政治ですし。

扇動というよっりかはもっとスマートに、市民団体を穏健な御用団体にするとか、
そういうことを考えていますよ。基本的に民衆の力を扇動するのもまずいと思うので。
汚職や国家の危機であんまり民衆が動くのは好ましくはないというのが私の考えです。


[8825] Re9:米国経済破綻返信 削除
2008/10/10 (金) 18:02:28 西郷酒盛

> うーん、代表というのはわかっていますよ。
> つまり、国民の意思を受けて動くだけでいいのかという意味です。


「代表と代理の違い」を議論した時に一番ポイントとなるものの1つは「意思(決定権)」の存在がどこにあるか、という点です。
代理者に決定権は一切存在しません。代表はその制度に応じて決定権が存在します。
議員と有権者の関係においては、その任期内においては、議員の1つ1つの意思決定に有権者は直接的な権利を有していません。
有権者は任期内の代表者の行動を評価・判断し次の代表者を選択することで、バランスを保つことにしています。
また、任期内の代表者の個々の意思決定に直接影響を及ぼすものとして住民投票制度あるいはリコールが存在します。

過去レスを読み返してみたのですが、私が投稿NO.8758で『政府の決定についての最終的な権限は有権者にあります』言ったのは、
ルーキウスさんが投稿NO.8759でおっしゃった『代議員は国民の言うことをやっていればいい』とは違う意味だと思います。
私は「(何から何まで)代議員は国民の言うことをやっていればいい」とは思っていません。

> 私が言いたいのはこれです。
> 私の言い方と違って、わかりやすいですw


徳翁導誉さんのおっしゃった上記の意味でルーキウスさんのおっしゃっている点も理解していますよ。
私には充分伝わっています。
この点に関して言えば、おっしゃったことを私が理解できていない、あるいは私がお二人と考えが違うというよりは、
「アメリカの法案」に対する評価(理解)と法案に対する「下院の反応」に対する評価が違うのだと私は思います。
この点に関する徳翁導誉さんとルーキウスさんが指摘する「如何に迅速に対処し、これと決めたら集中的に最大限を投入し、戦果を高らかに宣伝するか」については私も全く同感です。
違うとすれば『作戦の「内容」以上に重要なのが「速度」』なのかもしれません。

(望ましい)結果=内容+速度+戦果の宣伝

だとして、“内容<速度”が成り立つのは結果が望ましい場合です。
内容以上に速度が重要なのは結果を望ましいものにする為であり、
望ましい結果が望めないならば、どんなに速度が速くても意味はありません。

私は75兆円という額が市場に安心感を与えるのならば、可決速度に意味があると思います。
しかし、想定被害額を確定できないとしても、75兆円という額に効果を感じるだけの情報が報道されていないように私は思います。
その後の報道には、75兆円という額の大きさ以外に、その使い途並びに使われる実現性にも疑問符がついているようですね。


[8836] Re10:米国経済破綻返信 削除
2008/10/11 (土) 16:23:38 徳翁導誉

> この点に関する徳翁導誉さんとルーキウスさんが指摘する「如何に迅速に対処し、これと決めたら集中的に最大限を投入し、戦果を高らかに宣伝するか」については私も全く同感です。
> 違うとすれば『作戦の「内容」以上に重要なのが「速度」』なのかもしれません。
> (望ましい)結果=内容+速度+戦果の宣伝
> だとして、“内容<速度”が成り立つのは結果が望ましい場合です。
> 内容以上に速度が重要なのは結果を望ましいものにする為であり、
> 望ましい結果が望めないならば、どんなに速度が速くても意味はありません。

いや、それは勿論そうですよ。
問われるべきは、全て「結果」なのですから。
ただ、その結果を求める為に、「速度」も「内容」も重要なのは当然の事として、
その上で、内容以上に求められるのが速度だと言う事です。

元々、軍事に例えた話なので、軍事で語るとするならば、
孫子の兵法でも、「巧遅は拙速に如かず」と言ってますし、
名将として讃えられるアレクサンダーもナポレオンも、
作戦の内容自体が完璧なのではなく、特筆すべきはその「速度」でした。
また、私の専門である物理で言えば、
運動エネルギーは「1/2×質量×速度×速度」で表され、
質量を倍にするより、速度を倍にした方が、より大きなエネルギーを得られます。

もっと簡単な例で言ってしまえば、何かトラブルが発生した時に、
その場で即座に70点の答えを提案する人と、1週間後に100点の答えを提案する人とでは、
前者の方が、より評価されると言う事だと思います。
それは株をやる上でも同じだと聞きますが、どうでしょうか?
株とは「実体+雰囲気」で成り立ってる所でしょうし、
雰囲気に実体が引き上げられたり、押し潰されたりする事もあるでしょうが、
短期間で大きく変動するのは、基本的に「雰囲気」の方だと思います。
そうした雰囲気の波を動かすには、もちろん「質」や「量」といった中身も重要ですが、
それ以上に重要なのは「速度」だと思います。

ただ、だからと言って、何でも良いから早くやれば良いと言っている訳ではないですよ。
前述の例で言うならば、即座に20点の答えを提案しても、それではダメです。
それは、ただ単に「拙速」なだけですから。
だからこそ、私は三菱UFJの取った行動には疑問を呈している訳です。

では、「今回の金融安定化法案はどうか?」という事に話はなるかと思いますが、
もちろん私も、今回の「75兆円」で事態が終息するとは思っていません。
しかし、だからと言って、手をこまねいていれば良いという訳ではなく、
例えダメ元であるとはしても、その時点で出来る範囲の事をやるしかないと思いますよ。
そう言った意味では、あの時点ではアレが限界でしょうから、
だったら、その効果を最大限にする為にも、より早かった方が、幾らかプラス分も多かったかと。
まあ所詮は「幾らか」ですけど、それでも無いよりはマシです。

逆に言えば、「じゃあ、どうすれば解決するの?」と問われて、
現時点に於いて、明確で現実性のある答えを出せる人なんているんですかねえ?
不良資産を買い取りを宣言し、協調利下げや預金保護もやり、公的資金の注入にも触れ、G7会議もやった。
少なくとも私には、こんな状況でどうすれば下げ止まるかなど、皆目見当も付きません。
そもそも震源地であるアメリカが、大統領選挙と下院選挙を目前に控えて、
レームダック化しているブッシュ政権が、何処まで出来るかという問題もありますからねえ。
昨日のブッシュ大統領による緊急会見にしても、先日の財務長官の発言をなぞっただけでしたし・・・・

そんな中で、「選挙管理内閣」とも言われる麻生政権が、
使いにくい外貨準備をIMF経由で中小国に融資する案や、
国内では、自社株買いの制限を年内に限り撤廃する案など、
こう言っては何ですが、意外と的確な動きをしていて少し驚きました。
麻生自身に企業経営の経験があるとは言っても、
財閥の御曹司として一部門を受け持っただけで、実績の方は・・・だったと聞いてましたので。
財務省と金融庁の再統合という案には反対ですが、
しかしその一方で、財務大臣と金融大臣の兼任はアリだと私も思いますし。

今までは、ハッキリ言って不安でしたので、
「早めに解散総選挙をやってくれ」と思ってましたが、
こうした対応を見ると、とりあえずは第一波が過ぎてからで良いかも?という気に。
それでもやはり、頃合いを見つつも、解散は早くやるべきだとは思いますけどね。
こんな世界的な金融危機が、そんな短期間に終息するべくもなく、
これから第二波、第三波もあるでしょうし、麻生本人も「全治3年」と言っているのですから、
であればこそ、早期に解散し、安定した政権を打ち立てた方が、市場からの信頼回復に繋がるでしょうし。

あと、怖いのは、対米従属路線を突き進み、
総額300兆円とも予想されるアメリカ政府の資本注入額を、
日本が負わされるのではないか?という事ですね。
でも、アメリカが数十兆円から数百兆円の赤字国債を発行して、
それを引き受ける事が出きる国と考えますと・・・・
EUにしても、通貨はユーロで統一したモノの、金融政策では足並みを揃えられませんでしたし、
EUに権限を統合するか?ユーロへの結束力が弱まるか?の選択を迫られるかも知れません。
2008年という年は、世界の大きなターニング・ポイントになるのかも?

解散総選挙後、民主党政権にでもなれば、
財務大臣や金融大臣への就任も予想される「ミスター円」こと榊原英資は、
「金融安定の為の資金投入はすべきだが、アメリカの尻拭いまでする必要はない」と発言してますし、
以前、アメリカに潰された「アジア通貨バスケット」構想も実行に移すかも?
そもそも小沢自身が、アメリカを「オンリーワン」の存在ではなく、「ナンバーワン」の存在として捉え、
それに続き、中国を「ナンバーツー」と捉えて、「日米中の三角形」を構想してますからねえ。

ただ、この期にに及んでも、未だに「解散、解散」と連呼する鳩山由紀夫には・・・・
早く解散総選挙を行うべきにしても、さすがに金融危機もこの規模になるとねえ。
解散を叫んだ所で、与党から解散を恵んでもらえる訳でもないんですから、
取り敢えず、1つのキー・ポイントである大統領選挙が終わるまでは、
解散を希望して、テロ特措法の通過で協力するよりも、
この金融危機への対処で協力した方が、民主党にとっても賢い判断だと思うんですけどねえ。


って、何だか最近、政治と経済の話ばかりだなあ・・・・
(まあ、状況が状況だけに、それも一向に構わないんですが)
私の主成分は「スポーツと科学」で出来てるのに(笑)。
と言う事で、今回のノーベル賞受賞に全く触れないのも何なので、最後に一言。

南部先生、おめでとうございます。
やはり、長生きはするものですよねえ。
最右翼と言われていた戸塚先生も、今年早世されて結局受賞できませんでしたし。
あと、蛍光タンパク質を発見したのは、日本人科学者だったんですね。
下村教授が今回受賞するまで、全く知りませんでした・・・・
それにしても最近、化学賞は生物関係での受賞が多いですね。
まあ、以前は物理関係も多かったですし、
いろいろな科学分野に連なる化学の宿命なのかな?
それを言えば物理も、宇宙から素粒子、そしてダイオードまでと幅広いですけど。

ああ、今回の大量受賞で、少しは基礎研究の置かれた状況が改善されれば良いなあ・・・・
最近はどうも、効率だけを追い求めて、基礎が疎かにされがちですからねえ。
明治政府も通った道ですが、目先の上ではそれで良くても、後はジリ貧になりますし、
文科省の大臣などは、大量受賞を単純に喜ぶだけでなく、
南部先生や下村教授が、日本ではなく海外で成果を残された事を、もっと憂慮すべきかと。
明治人の努力により、「母国語で高等教育が受けられる環境」が整えられているんですから。
実はこうした恵まれた環境って、非欧米圏ではほぼ皆無なんですよねえ。


[8839] Re11:米国経済破綻返信 削除
2008/10/11 (土) 19:51:25 物秦

> 今までは、ハッキリ言って不安でしたので、
> 「早めに解散総選挙をやってくれ」と思ってましたが、
> こうした対応を見ると、とりあえずは第一波が過ぎてからで良いかも?という気に。
> それでもやはり、頃合いを見つつも、解散は早くやるべきだとは思いますけどね。
> こんな世界的な金融危機が、そんな短期間に終息するべくもなく、
> これから第二波、第三波もあるでしょうし、麻生本人も「全治3年」と言っているのですから、
> であればこそ、早期に解散し、安定した政権を打ち立てた方が、市場からの信頼回復に繋がるでしょうし。

実際問題民主党主導の政権にならないと現状は面倒ですが・・・
>> EUにしても、通貨はユーロで統一したモノの、金融政策では足並みを揃えられませんでしたし、
> EUに権限を統合するか?ユーロへの結束力が弱まるか?の選択を迫られるかも知れません。
> 2008年という年は、世界の大きなターニング・ポイントになるのかも?

東アジア経済も今度の金融不安で98年並の悲劇が起きなければ良いのですが・・・
地理的に下手に扱けると、日本経済にボディブローのように効いてきますし。
> いろいろな科学分野に連なる化学の宿命なのかな?
最近の傾向を見ると「凄い発見なのだが、従来の区分けだと分けれないから取り合えず科学賞!」
って決めているように素人目には見えます。
> ああ、今回の大量受賞で、少しは基礎研究の置かれた状況が改善されれば良いなあ・・・・
> 最近はどうも、効率だけを追い求めて、基礎が疎かにされがちですからねえ。
> 明治政府も通った道ですが、目先の上ではそれで良くても、後はジリ貧になりますし、
> 文科省の大臣などは、大量受賞を単純に喜ぶだけでなく、
> 南部先生や下村教授が、日本ではなく海外で成果を残された事を、もっと憂慮すべきかと。
> 明治人の努力により、「母国語で高等教育が受けられる環境」が整えられているんですから。
> 実はこうした恵まれた環境って、非欧米圏ではほぼ皆無なんですよねえ。

日本以外だと元宗主国の言語経由で済みますからね・・・
帝国主義の呪縛は何時になったら消えるのやら。


[8859] 本日夜10時、NHKで「かぐや」特番返信 削除
2008/10/13 (月) 15:51:02 徳翁導誉

番組内容は全く知りませんが、
NHKで、月探査を行っている「かぐや」の特番があるそうなので、
一応、ここでも宣伝しておきます。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081013.html


> > こんな世界的な金融危機が、そんな短期間に終息するべくもなく、
> > これから第二波、第三波もあるでしょうし、麻生本人も「全治3年」と言っているのですから、
> > であればこそ、早期に解散し、安定した政権を打ち立てた方が、市場からの信頼回復に繋がるでしょうし。

> 実際問題民主党主導の政権にならないと現状は面倒ですが・・・

それは何故?


> > いろいろな科学分野に連なる化学の宿命なのかな?
> 最近の傾向を見ると「凄い発見なのだが、従来の区分けだと分けれないから取り合えず科学賞!」
> って決めているように素人目には見えます。

別に分けられない訳ではないですよ。
簡単に言ってしまえば、隆盛の分野というモノは新発見が続々あるのに、
受賞者の定員は毎年3名までと決まっているので、
「関連分野」と言う扱いで、他分野に移している印象はあります。
今回の緑色蛍光タンパク質にしても、普通に分類すれば「生理学医学」に属するんでしょうけど、
そちらの方は今年、子宮癌とエイズのウイルス発見で受賞がありましたからねえ。


> > 明治人の努力により、「母国語で高等教育が受けられる環境」が整えられているんですから。
> > 実はこうした恵まれた環境って、非欧米圏ではほぼ皆無なんですよねえ。

> 日本以外だと元宗主国の言語経由で済みますからね・・・

「済む」という表現は違うでしょ?
わざわざ、「経由」するんですから。
ここで言っているのは、そう言う事です。


[8874] Re:本日夜10時、NHKで「かぐや」特番返信 削除
2008/10/15 (水) 10:17:26 物秦

> > > こんな世界的な金融危機が、そんな短期間に終息するべくもなく、
> > > これから第二波、第三波もあるでしょうし、麻生本人も「全治3年」と言っているのですから、
> > > であればこそ、早期に解散し、安定した政権を打ち立てた方が、市場からの信頼回復に繋がるでしょうし。

> > 実際問題民主党主導の政権にならないと現状は面倒ですが・・・

> それは何故?

一応参議院は民主優勢ですので・・・
先に話したように自民なり民主が分裂を起こさないで現状のまま、
ねじれ現象は続きます故です。
> > > いろいろな科学分野に連なる化学の宿命なのかな?
> > 最近の傾向を見ると「凄い発見なのだが、従来の区分けだと分けれないから取り合えず科学賞!」
> > って決めているように素人目には見えます。

> 別に分けられない訳ではないですよ。
> 簡単に言ってしまえば、隆盛の分野というモノは新発見が続々あるのに、
> 受賞者の定員は毎年3名までと決まっているので、
> 「関連分野」と言う扱いで、他分野に移している印象はあります。
> 今回の緑色蛍光タンパク質にしても、普通に分類すれば「生理学医学」に属するんでしょうけど、
> そちらの方は今年、子宮癌とエイズのウイルス発見で受賞がありましたからねえ。

だから受賞者も一瞬運首を傾げる受賞が起きる分けですのか、分かりました。

> > > 明治人の努力により、「母国語で高等教育が受けられる環境」が整えられているんですから。
> > > 実はこうした恵まれた環境って、非欧米圏ではほぼ皆無なんですよねえ。

> > 日本以外だと元宗主国の言語経由で済みますからね・・・

> 「済む」という表現は違うでしょ?
> わざわざ、「経由」するんですから。
> ここで言っているのは、そう言う事です。

良く読んでませんでした。


[8880] 水曜深夜0:55に「かぐや」再放送返信 削除
2008/10/15 (水) 19:33:57 徳翁導誉

> 番組内容は全く知りませんが、
> NHKで、月探査を行っている「かぐや」の特番があるそうなので、
> 一応、ここでも宣伝しておきます。

水曜深夜の0:55から、再放送があるのもう一度書いておきます。
「かぐや」特番って程ではないものの、内容の方もそこそこ良かったですし。


> > > > こんな世界的な金融危機が、そんな短期間に終息するべくもなく、
> > > > これから第二波、第三波もあるでしょうし、麻生本人も「全治3年」と言っているのですから、
> > > > であればこそ、早期に解散し、安定した政権を打ち立てた方が、市場からの信頼回復に繋がるでしょうし。

> > > 実際問題民主党主導の政権にならないと現状は面倒ですが・・・

> > それは何故?

> 一応参議院は民主優勢ですので・・・
> 先に話したように自民なり民主が分裂を起こさないで現状のまま、
> ねじれ現象は続きます故です。

なるほど、参議院の事を念頭に置いていたんですか。
ただ、やはり私は、総選挙がどう言った結果で終わろうとも、
大なり小なり、参議院の状態には変化があると思ってますからねえ。

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