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[9008] キューバ危機版?現代版?返信 削除
2008/10/26 (日) 18:26:14 徳翁導誉

こちら↓が長くなってきたので、新スレッド。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/kjb/kjb.cgi?tree=r8915


> > もしくは、「現代版2回→キューバ危機版1回→・・・」って感じか?
> > もちろん、キューバ危機版にはターン数制限を設けて。
> > 1962年10月スタートですから、1966年いっぱいまでと区切れば、大体50ターン強ですか。
> > そうなると現代版も、終了確率の開始年を10ターン分ほど後ろへ動かす方が良いのかな?
> > 現在の仕様ですと、確率的に言えば45ターン前後で終わる設定になってますので。

> 賛成です。
> 現代2回→危機1回であれば45ターン前後と50ターン強でバランスもいいと思いますので
> 現在の設定でいいんじゃないかと思います。

言われてみれば、そうかも知れないですね。
現代版のターン数を現状維持とすれば、現代版は短いので2回。
逆にキューバ危機版は長めなので1回とすれば、
「現代版2回→危機版1回→」でバランスが取れると。
まあ、「キューバ危機版=長め」と言う事でしたら、
終了年を1年延ばすくらいの方が、バランス的にも良いかも知れませんけど。
もし、この順番で行くとすれば、次回はキューバ危機版になりますね。


> > > いや、誰も「最高の支持率=世界の盟主」とは言ってませんけど?
> > でも、現代版のログインのしたらへんに

>「ノルウェーが世界の盟主となりました」と書いてあったので

ああ、なるほど。
すみません、それはキューバ危機版の残骸みたいなモノですね(笑)。
キューバ危機版ですと、勝者はアメリカorソ連になるので。

> ヒンズーから肉が・・・でも、魚をバリバリ食ってたりしますからね。
> 肉ダメなら魚肉もどうかと思うんですけどね・・・

仏教がですね(ヒンズーでは魚もダメなはず)。
魚だけでなく鳥なども大丈夫なのは、
輪廻転生の概念と関係があると言われてますね。
生まれ変わりの最下層が「畜生」なので、流石にそれは食えないと。
しかし、ウサギは「鳥」みたいなのでOKで、イノシシは「山鯨」なのでOKとか、
屁理屈立てては、肉を食べていますけどね(笑)。
まあこれは、日本だけの話ではなく、
その昔、欧州の修道士が魚以外の肉食を禁じられていた時代に、
「ビーバーはヒレ状の尾があるから魚」と言って、食い尽くしたなんて説もあります(笑)。

> 大河ドラマとかだと肉食ってたりしますよね。
う〜ん、大河ではそう言った描写はあまりないんじゃないですかねえ?
強いて言えば、徳川慶喜でしょうか。
「豚一様(ぶたいちさま)」と呼ばれるくらい、豚を好物としていた人なので。
水戸光圀から始まり、水戸藩は結構、肉食の風習があったのかも?
慶喜の父である「烈公」こと徳川斉昭も、牛肉好きだったそうですし。
井伊直弼との対立も、斉昭の大好物であった近江牛の味噌漬けを、
「農業に役立つ牛を食べては為らぬ」と、直弼が製造を禁止し、
それに斉昭が激怒したのが遠因だという俗説もあるくらいですので(笑)。

> > まあ全体的には、肉を食う人口は少なかったでしょうけど、
> > それは戒律の問題よりも、単に貧しくて口に出来なかっただけです。
> > そしてそれは、明治になって変わったのではなく、戦後になって変わりました。
> > よく言われる「明治になって、日本も肉食をするようになった」というのは、
> > 労働力である牛馬も口にするようになったという意味では、間違えではないものの、
> > 一般的にイメージされているモノとは、大きく異なるのが実際の所ですね。

> 水のみ百姓が肉を食うなんて想像できません。
> 明治から食べ始めたと聞いて頷けました。

え〜と・・・もう一度、読み直してみて下さい。
確かに百姓は、ほとんど肉を食べる機会なんてなかったでしょうけれど、
別に、明治になって食べ始めた訳でもありませんよ。

> > 日本は1人当たり年間45kgほどの肉類を消費しています。
> > そして、仏教国として知られるタイやベトナムなどですと年間30kgほどです。
> > 確かにタイやベトナムは、日本に比べれば消費量が少ないものの、
> > これは単純に、生活レベルの差と見なせる違いであろうかと。
> > ちなみに、ヒンズー教国のインドでは年間5kgほどですね。
> > こまで来ると、生活レベルの差以上に、宗教によるモノだと言えると思います。
> > とは言え、近年はインドでも経済発展に伴い、肉の消費量は増えているそうですが。
> > ついでに書いておくと、EU諸国は平均して年間90kgほど、アメリカは年間120kgほどですね。

> EUや米は先進国だから消費が凄いのではなくて、キリスト教だからなんですね。

いや、別にそんな事は一言も・・・・
書いてある内容としては、仏教国では、肉の消費に宗教の影響はほとんどなく、
一方のヒンズー教国では、宗教の影響で肉の消費が少ないと言うことです。
別にキリスト教に「肉をいっぱい食え」なんて教義はないですしね(笑)。

> 食生活が宗教と直結しているんですね。
これは意外と、そう言った面もあるかと。
イスラム教で豚肉を食べる事が禁じられているのも、
熱い中東では、豚肉は食中毒を起こし易かったからという説もありますしね。
教義というのは結構、生きる為の知恵がまとめられたモノという側面もあります。

> でも、欧米とアジアの平均身長は違うわけではないですか
> その点からも摂取量の違いがあるのでは?

まあ、全く関係ないとは言いませんけど、結局は「食文化」の違いかと。
例えばアメリカなんて、移民国家なのでいろんな人種がいますし、
アメリカ人と同じくらい肉を食べるフランス人は、体格的には日本人とあまり違いません。
って、一概にフランス人とは言っても、あそこも移民が多い国なので、
それこそ人それぞれで、平均の話はあまり意味ないかも知れませんが。

> > あと最後に、「貧欲」ってなんですか?
> こう聞かれると冷や汗が・・・
> 仏教とは無欲が基本ですが

そもそも、「仏教とは無欲が基本」というのが違うのでは?
日本では誤解されがちですが、仏教とは本来、「無欲」ではなく「少欲」の教えです。
まあ日本であれば、無欲を説く宗派や僧侶も居るかも知れませんが、
例に挙げられたミャンマーでは、まずそうした事はないかと思います。
日本の「中国経由の大乗仏教」と違い、ミャンマーは「インド直輸入の上座部仏教」ですし。

> 微妙な信者なんかは文字通り、貧しい欲をもったりしてたかと。
> 多分・・・間違えじゃないと思うんですが・・・

仏教用語なら、似たような漢字で「貪欲(どんよく)」がありますけど、
意味合いの方は、大きく違いますしねえ。
私も今まで聞いた事がない単語ですし、手持ちの辞書やネットで調べても出てこないんですが、
その単語って、何処からの出典で得たモノなのでしょうか?
そもそも、ここで使われている「微妙」や「貧しい」は、ポジティブな意味合いの言葉なんですか?
それとも、ネガティブな意味合いなんですか?


> 現代版としては、核の平和利用効果が幾らかあればと思いました。
> 現実問題、北やイランなどもエネルギー確保を掲げて核開発しちょるわけですし。

う〜ん、普通のニュースとかですと、
理論部分の説明をあまり行わないので、解り辛いかとは思うんですが、
原爆技術と原発技術って、実は結構違うモノなんですよ。
まあ簡単に言ってしまえば、原爆技術とは「確実に爆発させる為の技術」であり、
逆に原発技術とは「絶対に爆発させない為の技術」ですからねえ。
例えば日本など、それこそ世界でも最高クラスの原発技術を持っていますが、
しかし原爆技術は持ち合わせていないので、すぐに原爆は作れません。

そう言えば今日丁度、NHKで原発関連の番組↓がありますね(内容は知りませんが)。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081026.html
って、明日の第2回↓の方が、興味ある人も多いのかな?(笑)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081027.html

> 先進国が、原発やその他諸々の手法で化石燃料の消費を抑えることを考慮すれば、
> 先進度と絡めても(一定値までは先進度上昇に伴って消費が増え、それ以上は減少に転じるなど)も、
> 追加されれば、先進度や核技術の上昇に明確なプラスがあることとなり、面白いやもしれないと思いました。

原発と言っても、無から発電している訳ではないですからねえ。
石油や石炭を燃やす代わりに、ウランやプルトニウムを燃やしている訳で、
そうした核燃料も当然、石油などの化石燃料と同じく資源であり、日本は海外から輸入しています。
結局、「石油」に加えて「ウラン」という項目も増えるので、より煩雑になるだけのような気がします。
だからこそ、そうした部分は切り捨ててある訳ですね。
もう少し言うと、「北やイランなどもエネルギー確保を掲げて核開発」というのも、
原発技術が原爆技術に直結すると言うのではなく(もちろん関連分野はありますが)、
核兵器の原料としてのプルトニウムを、原発から得る為のモノなんです。
ついでなんで、簡単にですがちょっと説明してみましょうかねえ。

まず原爆には、広島に落とされたウラン型と、長崎に落とされたプルトニウム型とがあります。
太平洋戦争時には、2発とも飛行機より落とされましたが、今ではミサイルです。
ミサイルは重さや大きさに制限がある為、核弾頭は小型軽量化が必要となり、
それが出来るのはプルトニウム型となります。
ですので、原爆開発に必要なのは一般的に「プルトニウム」となる訳ですね。
一方、原発には通常「ウラン」が用いられます。
現在プルトニウムでも発電やってるのは、日本とフランスだけだったかな?
とにかく、一般的に原発ではウランを使うんですが、
使用後の燃えカスとして「プルトニウム」が出てくるんですよ。
ここでようやく、原発と原爆が繋がるんですが、しかし目的は「原料獲得」なんです。
もう少し詳しく説明すると、原発の「軽水炉」と「重水炉」の違いとかもあるんですが、
元々が脱線話なので、今回はここら辺でやめておきます。


> あと、ww2系でおなじみの国債の要素を入れても面白いかもしれません。
> 今度はバイヤーだけでなく国家同士でも債権の持ち合いができるようにして、
> GDPが拡大していれば利息が入るとか?

これは一応、導入を考えてみた事もあったのですが、
自国が借金してまで他国に支援するプレイヤーが出てくる危険性があり、導入を見送りました。


[9026] まとめレス返信 削除
2008/10/28 (火) 22:14:33 徳翁導誉

> > > 超大国プレイが悲惨な事になってしまう可能性もありますし、
> > > こればかりは腕にも水準が求められるでしょうし。

> > 冷戦時代の超大国ともなると、プレイヤーも大変ですからねえ。
> > もしキューバ危機版でやるなら、米ソ中の3ヶ国くらいは、
> > 事前にここでプレイヤーを決める必要もあるかも?

> それが良いです。中国はどちらでも良さそうな気もしますが。。。

いや、冷戦時代というのは、「米ソ2極+中国0.5極」の「2.5極体制」でしたし、
中国にいい加減なプレイヤーが入ると、それだけで大きくバランスが変わってしまうんですよ。

> あと、指導者略伝を書いてみました。宜しければお使い下さい。
おお、どうもありがとうございます。
現在ある過去戦場の方へ、さっそく貼らせて戴きました。
取り敢えず、「東トルキスタンさん筆」としておきましたが、筆名はどうします?
http://www.geocities.jp/kako_log4/red_session/ryakuden.html
ただ、少し贅沢を言わせてもらうと、
1行の文章を、もう少し短めにして戴ければ有り難かったです。
長すぎますと改行が必要となり、結局4行以内に収まらなくなりますので。


> 「少欲」・・・今まで十数人の宗教者と話してきましたが初耳ですね・・・
「少欲知足」とか言いませんか?

> > 私も今まで聞いた事がない単語ですし、手持ちの辞書やネットで調べても出てこないんですが、
> > その単語って、何処からの出典で得たモノなのでしょうか?

> 辞書ってwww

いや、何がおかしいのでしょうか?
ある程度一般的な仏教用語であれば、辞書にも普通に載ってますよ。
と言いますか、解らない単語があった場合、辞書に頼らず何に頼るのでしょうか?
ちなみに、うちにある6冊の国語辞典の中からは「貧欲」という言葉は見付かりませんでした。
だからこそ、その出典を求めた訳です。
辞書でもネットでも出てこない程、専門的な仏教用語である可能性もありますので。

> > そもそも、ここで使われている「微妙」や「貧しい」は、ポジティブな意味合いの言葉なんですか?
> > それとも、ネガティブな意味合いなんですか?

> ネガティブととっていただければ結構です。

では、そうしたネガティブな「貧しい欲」を持つことと、
「肉を食べない」と言う事が、どのように繋がるのでしょうか?

> と、いうかそれしか弁解ができません。
「弁解」ではなく、「弁明」では?
弁解だと「言い訳」って意味になりますよ。


> 内政要素を取り入れた現代版とそれがないキューバ危機版はゲームとしては全く異なったものだと思います。
いや、それは私も解ってますよ。
ただ、サーバー的にも、人数的にも、どちらか一方しか無理ですしね。
で、どちらにも「やりたい」と言う声があるのであれば、
順番にやって行くしか、手はないと思います。

ついでに言いますと、「内政系」という事ですと以前に、
将星録や烈風伝のような「箱庭」的なモノも考えた事はあるんですけどね。
簡単に言いますと、三国大戦の各マスに街道や田畑も作れるゲームって所でしょうか。
イメージ的には、こんな↓感じです(上:街道 下:田畑)。
http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/editor/editor.html
http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/editor/index.html


> > 仏教がですね(ヒンズーでは魚もダメなはず)。
> > 魚だけでなく鳥なども大丈夫なのは、

> ヒンズーは基本的には鳥肉及び豚肉OKです。
> 菜食主義なのは、バラモン階級(熱心度による)及び修行者が基本です。

この際だから言ってしまいますが、以前からそうなんですけど、
もう少し、前のレスを読んで流れを把握してから返信しましょうよ。
そのような行為は、ネットでの会話を止めるケースで最も多いモノですので。


> 石油が石炭や天然ガスに対して優越的な地位を得たのは、価格が安いからです。
いや、石油の方が石炭よりも使い勝手が良いからでしょ?
液体なので輸送や貯蔵に便利ですし、発熱の効率も石炭より良いですから。
逆に価格で言えば、石油より石炭の方がコストは安いですよ。
だからこそ、世界の火力発電所のほとんどは、石油ではなく石炭なんです。

> 例えば日本でも2018年を目処に、メタンハイドレートの商業生産が計画されています。
まあ、計画はあくまで計画として、
実際、2018年に採算が取れるようになるとは、とても思えないのですが?
水深数百メートルの、しかも地下に、固体として存在するメタンハイドレートは、
吸い上げれば湧いてくる石油や天然ガスとも、陸上で掘れる石炭とも違います。
加熱法にしても、減圧法にしても、その分だけ経費が掛かる訳ですし。

> それ以前に、東京の真下には日本の消費量5年分の天然ガスが埋まってます。
南関東ガス田ですか・・・・
大量の天然ガスが眠っているのは確かですけど、
地盤沈下やガス漏れによる爆発事故の危険性を冒してまで掘るんですか?
人口密集地を避ければ良いと言う事なら、既に千葉で掘ってますしね。

> 石油が枯渇しない保障はないですが、石油が現在の地位を保ち続ける保障も無い筈です。
確かに、石油が現在の地位を保ち続ける保証はないですけど、
かと言って、絶対的な地位がそう簡単に揺らぐとも思いませんね。
少なくとも、燃料として石油に勝る鉱物資源は他に存在しないでしょうし、
人の手によるモノとなると、発電と蓄電は早々簡単に進歩しないでしょうからねえ。

> > 農業は、そう簡単に生産量を増やす事は出来ない・・・・
> 例えばアメリカのトウモロコシ生産量、2007年は前年比20%以上増えました。

では、大豆の生産量は?
詳細な数字は解りませんが、きっと減少しているはずです。
バイオ燃料政策と石油価格高騰により、利益率が高まったことで、
単に、大豆などからトウモロコシへの転作が行われているだけです。
トウモロコシの生産量が20%上昇したからと言って、
全ての農作物の生産量が20%上昇する訳ではありません。

> 日本でも、減反政策を取りやめ、全量政府が買い取るならコメの生産量は40%程度は増えますし、耕作放棄地(利用には時間と労力が掛かるにしろ)を加えるなら更に増えます。
このゲームにおいて、「休耕率が高い=農地開発率が低い」です。
同じ10%分を上げるにしても、「50%→60%」と「80%→90%」とでは、
必要となってくる経費も異なります。
何もおかしい事はないのでは?

> ブラジルの耕地利用は20%しか進んでおらず、技術投入による単位面積当たりの収量増加もまだまだ見込めます。
「20%」と言うのは、ブラジル全国土における耕地面積の事ですよねえ?
でしたら日本は、それを更に下回る「12%」なので、もっと開発できますね(笑)。
確かに、あの広大なアマゾンを開発すれば、面積だけは飛躍的に上昇するかも知れませんが、
そもそも熱帯雨林地帯の土は養分に乏しく、数年で土地は痩せてしまいます。
その後、農地は牧場へと変わり、最後に残るのはハゲ上がった大地です。
アマゾンにしても、タイガにしても、養分に乏しい土地の大森林というのは、
本当に長い期間を掛けて作られたものなので、そうそう簡単に復活もしません。

あと、「技術投入」による伸び率の余地と言う事でしたら、
先進度を考慮して農業最大値が設定されているので、それも反映されてますし、
全体的な農業技術の進歩も、ターン更新時ごとに最大値が上昇する事で対応されています。

> 決裂したWTOでは、議題は増産でなく生産者保護と市場開放でした。各国に増産余力が無いとは思えません。
「増産余力が無いから、増産が議題に上がらない」とは考えないのですか?
それに農作物は石油と違い、「増産します」と言って、そう簡単に出来るものではありません。

> 原油高騰→エタノール狂騒で穀物高騰を受けて農業国は嬉々として増産に励みましたが、原油価格が下落したのでエタノールの需要は下がるでしょう。
> エタノールになっていたトウモロコシは飼料市場に帰ってくる。

穀物価格の上昇は別に、石油価格の高騰や投機マネーの流入だけが理由ではありませんよ。
そもそもの発端は、燃料の安定供給やCO2対策などの「国策」により、
政府から補助金が突っ込まれ始めた事です。
石油も穀物も一時の暴騰期を越え、今では下落しているようですが、
果たしてそれが、暴騰に対応する暴落とまで行っているでしょうか?
現状が現状ですので、どの辺で落ち着くかは分かりませんけど、
落ち着いてみれば結局、年単位で見ればジワジワと価格上昇が続く可能性は高いと思います。

> このゲームの仕様なら貯め込んでおけば済みますが、現実世界では暴落するでしょう。
結局の所、全ては売り手と買い手のバランスです。
それは現実世界であっても、このゲームであっても、同じ事ですよ。

> 現在の価格では割に合わないから増産しない、と本当に増産出来ないは違うと思うんですが。
増産は出来るでしょ?
農地開発率を100%にしているエリアなんてまずないでしょうし、
ターン更新が行われれば農業最大値も上昇する為、
例え100%まで開発しても、増産の余地はすぐに生まれます。
ただ、そこまで開発していると、1%上げるにもかなりの経費を必要とします。
それこそまさに、「割に合わないから増産しない」に当たるんじゃないですか。


[9030] Re:返信 削除
2008/10/29 (水) 02:45:17 tristar

▼ 徳翁導誉管理人様
> いや、石油の方が石炭よりも使い勝手が良いからでしょ?
> 逆に価格で言えば、石油より石炭の方がコストは安いですよ。
> だからこそ、世界の火力発電所のほとんどは、石油ではなく石炭なんです。

それならば石炭液化の方法があります。採算ラインは山元で石油1バレル40ドル、日本で輸入炭を使っても50ドル程度だそうで。
オイルショックまでは本当に石油が安かったので、石炭から石油へ転換が進んだそうです。
石油石炭の価格比較は、ここのところ乱高下して難しくはありますが、10000キロカロリーあたり石油80ドル/バレルで50円強、石炭200ドル/トンで30円程度。
改質褐炭ならもう少し安くなるかもしれません。

原油価格がおかしくなったのは、テロ戦争後です。テロ戦争前の、30ドル/バレル以下なら石炭より石油の方が安かったそうです。

> メタンハイドレート
> 加熱法にしても、減圧法にしても、その分だけ経費が掛かる訳ですし。

ホントかウソかは知りませんが、楽観的予想で石油価格40ドル/バレル〜90ドル/バレルと予想する話もあります、なら採算が取れるとか。円高基調が続くなら、もう少しラインは下がる?
(原油価格がもっと下がって、結局採算ベースに乗らないとは思いますが)

> 南関東ガス田
> 地盤沈下やガス漏れによる爆発事故の危険性を冒してまで掘るんですか?

地盤沈下は地下水人工涵養で防ぐ技術は確立してるとか。
もちろん、経費は掛かりますが、エネルギーが高騰して調達先に困ればやるでしょう。
(南関東ガス田に頼らなければならない時が来るとはとても思えませんが)

> 少なくとも、燃料として石油に勝る鉱物資源は他に存在しないでしょうし、
化学工業等代替の効き難い分野はありますが、燃料としてなら価格次第だと思います。
(液化)石炭やLNGにコスト的メリットがあれば、乗り換えを考える所は多いと。

もっとも、産油国が嬉々と増産したところでイラクの政情が安定して生産が再開されたら・・・・そりゃ、OPECは減産するわけです。石油価格も、当面低迷基調でしょう。

> > アメリカのトウモロコシ生産量
> では、大豆の生産量は?

http://sakimono.hsfutures.com/chart/index.asp?tcode=051&mcode=43&ashi=T
僕も数字は持ってませんが、大豆価格は商品相場狂乱を超える変動をしてるようには見えません。
アメリカでトウモロコシから大豆へ転作した、ブラジルで生産量が増えてるとの記事から考えると、その辺でバランスが取れてるのかも知れませんね。
大豆も、バイオディーゼルの需要が減るでしょうから、価格は下落すると考えます。

>あの広大なアマゾンを開発すれば
アマゾンに手を出さなくとも、日本と協力して農業事業が進められてますが、カンポ・セラードに注目が集まってますね。

> そもそも熱帯雨林地帯の土は養分に乏しく、数年で土地は痩せてしまいます。
それは手っ取り早く利益を上げる為・教育不足の為、金と技術を投入しないからです。
ポドゾル(熱帯ポドゾルも含む)土壌改良技術は日本で既に確立してます。酸性土壌には石灰灰、アルカリ土壌には石膏が特効だそうですね。(日本の農業土木は世界一ィィィィ)
ラテライトでも、有機分の補充、表面流出の防止、溶脱のコントロールを適切に行えば、持続的農業は可能でしょう。
(金と手間を掛けても、そんなに需要は無いですから焼畑くらいしかやらないでしょうが)

世界農業機関は、遺伝子組み替え技術を利用せずとも人口を養える、飢餓の問題は農業生産力の問題でなく貧困の問題だ、と表明しています。
(遺伝子組み替え技術は途上国農業に大きな希望、だが万能薬ではない、とも言ってますが)

> 先進度を考慮して農業最大値が設定されているので、それも反映されてますし、
> 全体的な農業技術の進歩も、ターン更新時ごとに最大値が上昇する事で対応されています。

既存耕地の収量がアップする事は反映して良いのでは。

> 「増産余力が無いから、増産が議題に上がらない」とは考えないのですか?
> それに農作物は石油と違い、「増産します」と言って、そう簡単に出来るものではありません。

主要農業国で明らかに増産余力が無いのは、水の制約のあるオーストラリアくらいですか。
確かに1年や2年では増産できませんが、5年10年なら可能です。費用も(ゲーム内の国家予算に比して)大して掛からないでしょう。
ライフスタイルの変化にしても、人口増加にしても、突然起こる事は無いので、生産者達は基本的には需要増を織り込んで対応してきました。
エタノール狂騒で突如需要が発生したのは特殊なケースです。

> 石油も穀物も一時の暴騰期を越え、今では下落しているようですが、
> 果たしてそれが、暴騰に対応する暴落とまで行っているでしょうか?
> 現状が現状ですので、どの辺で落ち着くかは分かりませんけど、
> 落ち着いてみれば結局、年単位で見ればジワジワと価格上昇が続く可能性は高いと思います。

粗糖、大豆、トウモロコシは高値から6・70%下落していますし、少なくともここ数年は低迷するでしょう、需要に対して供給が多すぎます。
価格低迷を受けて、農家の生産意欲が減退、減産→不足暴騰→増産→過剰暴落と不安定な相場展開になるかも知れませんが。
増産、減産にタイムラグが発生するのが、農業の特徴ではありますが、絶対的な生産量が将来に渡って不足するとのデータは無いハズです。

つい2年前まで、穀物価格は気象の影響等による上下はあるにせよ、ほぼ20年前の水準で安定(世界の経済成長から考えると、低迷?)していました。
これは、経済成長や人口増加の需要増に対して、農業生産が常に対応してきた証明になると思うんです。

> そもそもの発端は、燃料の安定供給やCO2対策などの「国策」
確かに、業界ロビーを受けてる議員はそう言ってますが、既にアメリカのエタノール会社の株は高値時に比べて90%以上下がりました。(ビル・ゲイツも随分損したらしい)
市場はそうは見ていないと言う事でしょう。

> 結局の所、全ては売り手と買い手のバランスです。
そのバランスが、生産国に寄り過ぎてるように思えます。
僅か直近5年の、それも需給とは直接的な関係の無い狂騒が、今後50年100年の基調になるとは思えないんですよ。


[9037] Re2:返信 削除
2008/10/30 (木) 18:53:26 tristar

> ▼ 徳翁導誉管理人様
http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jki/usda/index.html
データ見つけました。
確かに大豆の生産量は20%近く減少してますが、トウモロコシは25%以上上昇、トウモロコシは大豆よりシェアが大きいので、全体でも25%上昇してます。

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