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[9143] Re4:米大統領決定返信 削除
2008/11/9 (日) 00:10:09 ラインフォード

> > > それにしても、外見は完全に黒人ですよね。
> > > 物騒な話ですが、
> > > KKKとかが動くのかとか、不吉な事が頭を過ぎります・・・。

> > リンカーン、ガーフィールド、マッキンリー、ケネディ。
> > 黒人ゆえに暗殺って事も考えられない訳ですし
> > 私としては五人目に連なりそうで怖いですね・・・。

> 反黒人の白人もそうですが、黒人過激派の方がもっと危険度は高いかも?
> イスラエルのラビン暗殺も、同じユダヤ人の過激派によるものでしたし、
> インドのガンディー暗殺も、同じヒンズー教徒の過激派によるものでしたからねえ。


この点に関してはまったくもって私も同意見ですね。

暗殺されることは確実だと思うんですよ(笑)
ただ、どこに暗殺されるか・・・と言うとやっぱりKKKなんかよりも
有色人種からの暗殺の方が現実味がありますよね。

本当に勢いだけで大統領になってしまったオバマが今後どう出るか見ものですね。

一点、注目したいのは、有色人種に対する対応でしょうか。
彼が黒人であるからこそ、逆に有色人種に対して厳しい政策をとるような気がします。

白人の大統領が、有色人種に対して支援や優遇を行うことと
オバマが、同じことを行う場合だと
印象が全然違いますからね。
オバマもその辺を気にしてそうな気がします。
ただ黒人は彼の支持層ですから、アジア系の人々になにか矛先が向いてきそうな
気がしそうで怖いかなぁ〜なんて。
そう思うと、日本に対する締め付けも十二分にあり得ますし
怖いですね。




[9153] Re5:米大統領決定返信 削除
2008/11/10 (月) 19:27:53 徳翁導誉

> 暗殺されることは確実だと思うんですよ(笑)
確実って(笑)。
まあ、可能性自体は否定しませんけど、
その可能性が高いような状況でしたら、
そもそも、黒人大統領が誕生しない気もします。

> ただ黒人は彼の支持層ですから、アジア系の人々になにか矛先が向いてきそうな
> 気がしそうで怖いかなぁ〜なんて。

う〜ん、それはないんじゃないですかねえ?
今回の選挙で黒人層がオバマに投票したのは事実ですが、
オバマの基本支持層が黒人という訳ではないですからねえ。
言うなれば、黒人大統領の可能性が見えてきてから大量に乗っかてきた層で、
であればこそ、オバマをよく知らずに勝手に期待した上で、
「裏切られた」と手のひら返しになる可能性も高いのでは?と考えた次第です。

まあ、オバマの基本支持層とは、「理想のアメリカ」を信じるインテリ層でしょうし、
今までの発言や経歴を見る限り、アジア人を不満のターゲットにはしないかと。
そもそも、オバマを一躍有名にした演説自体が、
「黒人のアメリカも、白人のアメリカも、ラテン系やアジア系のアメリカも存在しない。
 ただあるのは、アメリカ合衆国という存在だけである」ってヤツですし、
それに、オバマの継父がインドネシア人(アジア人)で、
オバマも小学生時代は、インドネシアの公立学校に通ってた上、
出生地であり、中学高校時代を過ごしたハワイなんて、アジア系が多数派ですからねえ。
政治に関心ある層は少ないものの、アジア系アメリカ人もオバマの支持層の1つですし、
今回のオバマ大統領誕生で、アジア系の初入閣も期待されています。

あと、黒人とアジア系の対立というのは、ロス騒動での印象が強いかも知れませんが、
今はそれよりも、黒人とラテン系との対立の方が深刻だと思います。
今世紀に入り、ラテン系の人口が黒人の人口を越しましたし、
単純労働者という層が被る上に、ラテン系の方が安い給金で働くので黒人は仕事を奪われ、
その上ラテン系には、不法移民や英語が話せない層も多数となれば・・・・
民主党内での候補者争いでも、ラテン系は完全にヒラリー支持層でしたからねえ。
だからと言って、オバマはラテン系をターゲットにするという事はないかと思います。
でもまあ、不法移民対策を厳しくでもすれば、ラテン系にはそう見えるかも知れませんが。


> 第二次南北戦争でも興味をそそられます。
第二次南北戦争かあ。
そこまでに至る、絵が浮かばないなあ・・・・
今後、アメリカが分裂するシチュエーションって、
どんなのがあるんでしょうかねえ?


> オバマさんは拉致問題には積極的ではないようですね・・・
積極的か否かと言うより、外交は完全に素人で未知数ですからねえ・・・・
ただ言える事は、今までみたいな「アメリカの好意にお任せ」なんて姿勢では、
民主党政権は絶対に動いてくれないという事です。
逆に言えば、「人権カード」を重んじる政党ですので、
日本から積極的にアメリカへ働きかければ、成果が上がる可能性もあります。
その点、中国や韓国などは、そう言うのがうまいですよ(笑)。


[9160] Re6:米大統領決定返信 削除
2008/11/12 (水) 14:32:23 物秦

> > 第二次南北戦争でも興味をそそられます。
> 第二次南北戦争かあ。
> そこまでに至る、絵が浮かばないなあ・・・・
> 今後、アメリカが分裂するシチュエーションって、
> どんなのがあるんでしょうかねえ?

富裕層への増税と人種問題で、白人保守層の反感を買ってる時に、
暗殺されてなし崩し的に・・・感じですかね?
ブッシュJr政権だったらネオコンVSリベラルと言う軸がありましたが、
今は未だそれに代わる対立軸が見えてきません。


[9162] Re7:米大統領決定返信 削除
2008/11/13 (木) 19:08:26 徳翁導誉

> > > 第二次南北戦争でも興味をそそられます。
> > 第二次南北戦争かあ。
> > そこまでに至る、絵が浮かばないなあ・・・・
> > 今後、アメリカが分裂するシチュエーションって、
> > どんなのがあるんでしょうかねえ?

> 富裕層への増税と人種問題で、白人保守層の反感を買ってる時に、
> 暗殺されてなし崩し的に・・・感じですかね?
> ブッシュJr政権だったらネオコンVSリベラルと言う軸がありましたが、
> 今は未だそれに代わる対立軸が見えてきません。

いや、その程度で内戦までには至らないでしょ・・・・


[9170] Re8:米大統領決定返信 削除
2008/11/14 (金) 02:16:22

適当に考えますが・・・。

まずは、今後の、
金融危機から来る経済不安で社会不安が増大します。
クリスマス商戦も失敗して、アメリカ経済が本格的にガタガタに・・・。

その後、経済問題から発展して
少しでも、米国人の仕事を作ろうという事で
ヒスパニック系移民の排除開始。
そしてヒスパニックが反感を持つ。

また、アジアに移っても、外交部で
中国友好派と、中国脅威派に分裂。一部転じて、黄禍論に発展。
内戦を激化させるために、
中国脅威派が政権に入ってきたと想像して中国系移民も、政府に反感を持つ。

また、オバマ大統領が黒人優遇をせず、
(オバマから見れば平等に扱ってるに過ぎない)
黒人も反感を持つ。オバマ氏は白人の味方と見られる。

この時点で、黒人、アジア系、ヒスパニック系の同盟が結成される。

そして、ついにオバマ氏、反対分子に暗殺される。

白人至上主義VS人種平等主義の内戦が始まる。

こんなのはどうでしょう?苦笑
結局は、オバマ政権では内乱は起こらないかな?なんて思います。
2025年には、白人人口が半分を下回るらしいので、
その時起こるシチュエーションだと考えた方が現実感があるかもしれません。



[9171] Re9:米大統領決定返信 削除
2008/11/14 (金) 16:59:50 チルノ

第2次南北戦争ですか。
現状で考えるには無理が有る気がしますが、それでも無理やり考えるのを楽しむならば、国外からの支援も考えたいです。
内乱に国外からの支援は付き物ですから。
北を支援する国はどこか、南を支援する勢力はどこか・・・。

やはり分裂したアメリカの片割れを支援して得する国が思い浮かびません。
中国の南北戦争ならば考えた事もあるのですが。


[9175] アメリカ分裂のシナリオ?返信 削除
2008/11/14 (金) 23:12:26 徳翁導誉

> 第2次南北戦争ですか。
> 現状で考えるには無理が有る気がしますが、それでも無理やり考えるのを楽しむならば、

う〜ん、無理に無理を重ねないといけない設定では、
個人的には、あまり楽しめないんですけどね・・・・
アメリカがそんなに簡単に分裂するなら、
そもそも、あんな国は存在しないでしょうし、
ある意味では、人類史的に見てもアメリカとは「奇跡の国」ですからねえ。
南北戦争にしても統一戦争みたいなものかと(日本で言えば戊辰戦争ですか)。

> 北を支援する国はどこか、南を支援する勢力はどこか・・・。
先日までCSで放送していたので、また見てたんですが、
攻殻の世界では、アメリカは、
アメリカの後継国家として、南部に根を張る右翼的な軍事国家の「アメリカ帝国」と、
東海岸と西海岸を押さえ、ソ連と連合するリベラルな「米ソ連合(TV版では米ロ連合)」と、
一部の州で形骸化して残された形の「アメリカ合衆国」とに3分されてますね。
まあ、どう展開すれば、そんな状況になるのかは解りませんけど(笑)。

結局、アメリカが内部から分裂するような対立軸って、
正直言って、現在ではほとんどないでしょうし、
(人種の違いだけでは纏まりを欠くので、軸にまでは為り得ません)
本当に分裂させるなら、それこそ外的要因によるモノなんじゃないでしょうか?
具体的に言えば、「本土決戦をしての敗戦」くらいしないと分裂できないと思います。
って、現段階では、それがまず無理ですからねえ・・・・
とりあえず実現性は置いといて、それが為ったと仮定して、
プエルトリコや北マリアナなどの海外領土や、ハワイやアラスカといった飛び地は勿論、
カリフォルニア共和国やテキサス共和国なども、独立になりますかねえ?
そもそもカリフォルニアやテキサスは、150年前にメキシコから奪った土地ですし、
両州とも、現時点でさえ人口の3分の1以上がラテン系住民ですからねえ。

そう考えると、ラテン系移民の問題から、分裂に至るケースは無きにしも有らずかも?
ラテン系移民の中には、スペイン語しか話せない人も多いですし、
次々と流入し続けている上、出生率もかなり高いですからねえ。
いきなり独立とは行かなくても、まずは州内でスペイン語を公用語として認めさせて、
公職に就くには、英語もスペイン語も出来なくてはならなくすれば、
ラテン系住民の方が遙かに有利なので、州政府内での幅を利かせる事となりますし、
それを嫌がって他の住民が州外に出ていけば、ラテン系のみで過半数を超える事も。
リベラルなカリフォルニアと、保守的なテキサスとでは、根本的に違いますが、
経済力や石油を持つ両州は、独立してもやっていけるのは確かでしょうね。
逆に、両州を失うアメリカの方が、ヤバくなるかも知れませんけど?(笑)
とは言え、アメリカ内に留まった方が利点は多いですし、
余程、ラテン系とその他住民とが対立しない限り、そうした事態にはならないでしょうね。

でもまあ、もしもスペイン語圏の州がアメリカから独立でもすれば、
カナダのケベック州も、独立へ勢いづくかも知れませんし、
それによって、独立承認派のリベラル勢と、独立阻止派の保守勢に別れ、
アメリカとカナダで同時に、合衆国としての再編が起きれば、
リベラルな「ブルー・ステイト(民主党支持州の東海岸・北東部)+カナダ」と、
保守的な「レッド・ステイト(共和党支持州の南部・中部・南東部)」に分かれるくらいは、
全くの皆無とまでは言い切れないでしょうね。
いや、まず無いでしょうけれど(笑)。


[9177] Re:アメリカ分裂のシナリオ?返信 削除
2008/11/15 (土) 01:41:27 東トルキスタン

▼ 徳翁導誉さん
略伝完成おめでとうございます。神楽さんもお疲れ様でした。
音楽は聴けるようになりました。対応ありがとうございます。

佐藤賢一が『アメリカ第二次南北戦争』という、まんまの小説を書きましたね。
いや、かなり娯楽性というか、独特の風刺が強いのですがw
さわりだけ読んだのですが、女性大統領が誕生するのですけども2013年にダラスで
暗殺されてしまいます。後任の副大統領は黒人で、彼が銃の規制を始めるところから、
連邦主義と州権主義、KKK、カトリックとファンダメンタリストなどの
昔から内在していた対立がわらわらと顕在化して・・・という筋書きでしたね。
私が読んだ感想は、ちょっと対立軸が古すぎるなぁ、っていうことで
リアリティが薄かったように思いました。戦時下なのにあっけらかんとしすぎのようにも。

しかし、ミリシアやNRA、そして国内に流通している銃火器などの存在は
一旦火がついたら本当に火薬庫となりそうですね。
黒人大統領が生まれたとは言え、エマニュエル・トッドが指摘したように、
黒人の市民への統合はまだまだのように感じます。
もちろんヒスパニックを始めとする、英語を解せない層も重大な問題でしょうし。
ブランチ・ディヴィディアンや人民寺院のようなカルトの芽もあるかもしれません。
あとはモルモン教団が再蜂起とかw(ありえないと思いますが)

南北戦争以降で国を割る危機と言えば、30年代初頭と50年代から60年代ですかね?
前者は映像の世紀でマッカーサーが革命前夜のようだと語っていましたし、
後者でもアフリカンの独立など過激派が横行して、現代のストリートギャングにも
影響を与えていますね。現代でそれが国家の分裂までエスカレートするとすれば、
それらが複合的に問題を深化させて、常に最悪の方向に進む、ということでしか生まれないかと。


[9213] Re2:アメリカ分裂のシナリオ?返信 削除
2008/11/26 (水) 19:29:37 徳翁導誉

> 佐藤賢一が『アメリカ第二次南北戦争』という、まんまの小説を書きましたね。
佐藤賢一も、立ち位置がよく解らない人ですよね(笑)。
基本的には歴史小説家なんでしょうけど、
大学院で歴史を学んだだけあって、普通に新書で歴史啓蒙書を書いたりもしてますし。

「歴史書」と「歴史小説」って、一般的には似たようなモノと思われがちですが、
解らない部分は、学術的に何も書けない歴史書と、
解らない部分こそ、自由に書きたい放題の歴史小説とでは、
根本的な立ち位置が、完全に異なりますからねえ。
歴史小説家でありながら、歴史書のように書けるのは陳舜臣くらいで、
歴史家でありながら、歴史小説のように書けるのは宮崎市定くらいですかねえ?
少なくとも、私が読んできた範囲では。

ちなみに、集英社新書から出ている佐藤賢一の「英仏百年戦争」は、
日本語で書かれた百年戦争の入門書としては、かなり良い出来ですよ。
まあ、そもそも「日本語で百年戦争を」という書籍自体が少ないですが(笑)。
文庫クセジュの翻訳モノもあるんですが、あそこの翻訳は少々読み辛いですしねえ。
って、アメリカ第二次南北戦争とは何の関係もない話に・・・・


> 南北戦争以降で国を割る危機と言えば、30年代初頭と50年代から60年代ですかね?
> 前者は映像の世紀でマッカーサーが革命前夜のようだと語っていましたし、

ボーナス・アーミーの件ですかあ。
う〜ん、正直言ってあれは、マッカーサーの妄想と暴走と言った印象が・・・・
あの事件って、世界恐慌によって職を失った退役軍人たちが、
第一次大戦の恩給前借りを求めて野営デモを行っただけなのに、
「共産主義者による陰謀」という思想に取り憑かれたマッカーサーが、
「デモを解散させろ」と指令を出した政府の思惑を上回り、武力鎮圧をしてしまった出来事ですし。

> 後者でもアフリカンの独立など過激派が横行して、現代のストリートギャングにも
> 影響を与えていますね。現代でそれが国家の分裂までエスカレートするとすれば、
> それらが複合的に問題を深化させて、常に最悪の方向に進む、ということでしか生まれないかと。

「公民権運動」とは、文字通り「アメリカ国民としての公民権」を求める運動であり、
まあ確かに、「独立」を訴えるような過激派も一部に居たのは事実でしょうけど、
それが本当に、実を結ぶほどの数が居た訳ではないですからねえ。
その当時の日本で言えば、「60年安保闘争」がありましたけど、
「三無事件」みたいなのもありましたが、
本気で「政府転覆」なんて考えていた層は、現実性のないほどの数でしたでしょうし。

とは言え、如何にそれが実現性に乏しくても、
実際に過激な行動を起こされれば、国民も少なからずその被害を受ける訳で、
本来ならば、注視しなければならない事象ではあるんですけどね。
そういう観点からすると、田母神問題が起きるような「体質」というのは、
現状では笑い話になっても、実は結構な大問題だったりしますし。
って、また、アメリカが割れるという話とは何の関係もない話に・・・・

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