| > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> なかなか面白そうですね。
> 昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
> 最近はあまり見ていないです。
「名将たちの戦場」や「戦火の歴史」とかですか?
懐かしいですねえ・・・・
私もそうした番組が放送されていた時は、よくヒストリーチャンネルを見てたんですが、
どうも最近はUFOモノや陰謀ネタなど、「これ、歴史か?」という番組が多くなり、
(そちらの方が視聴者が多いのは解りますが、歴史専門チャンネルとの存在意義は?)
ここの所、ほとんど視聴する機会は無くなってしまいました。
歴史関連の番組としては、専門局ではないですが、
「チャンネル銀河」の方が、よく見るくらいですし。
NHKの再放送番組が多い局で、昨年はハイビジョンで「映像の世紀」を見ましたね。
今は同じ時間帯で「街道をゆく」がやってます。
ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。
> > あの辺は個人的に、多分に脚色された「ものがたり」だと認識してますので。
> やっぱりそうですかね。だとすれば夢がないないので少し残念ですが。
> まあ、史学科の学生の言うことじゃないですが。
いや、言うくらいなら、別に良いんじゃないですか?
「これは無いだろうな」と思っていた中にも、意外に真実が1つや2つは隠れていて、
それを見つけた時というのは、小さな真実に大きな喜びを感じられますし、
まあ、夢の方へ史実を曲げていこうとさえしなければ、それはそれで良いのではないかと(笑)。
あと、郷土史家には、史実を夢の方に曲げたがるタイプが多い気がしますね。
何も、教科書に載ってる歴史上の大人物と変に絡めなくても、
その時代を生きた人々の記録としてだけで、それは十分に刺激的なモノだと思うんですけどねえ?
例えば書籍などでも、幕末維新の英傑たちは出てこなくても、
「武士の家計簿」などは十分に面白い一冊ですからねえ。
私たち自身も、そのほとんどの人たちは所詮「庶民」なんですから、
英雄豪傑(現代で言えば政治家や企業家?)の話ばかりではなく、
その時代、その時代の「自分たち(と同じ庶民)」が、どう生きていたかは興味深いですよ。
> > 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> > でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・
> 聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…
まず、謀反目的での暗殺でしたら、
その後の為にもメッセージ性が必要でしょうから、
そうした、忍者を使っての暗殺という手段は採らないでしょうし、
策謀目的での暗殺となれば、近衆を抱き込んで直接殺害する方が有効ですからねえ。
大物になればなる程、警護体制も強固で、1人で暗殺なんて不可能でしょうし、
1人で暗殺が可能な警護程度の人物に対して、
わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
と言った疑問が湧く訳です。
> インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
忍者に関してであれば、江戸初期に書かれた「萬川集海」が有名ですね。
まあ、私は読んだこと無いですけど。
そもそも歴史史料とか関係なく、
日本語で読めるインテリジェンス系の書籍で、良いのって何かありますか?
最近のですと、佐藤優や手嶋龍一などの著作も何冊かは読みましたが、
どうも少し物足りなかったので。
そう言えば、以前読んだ中野学校出身者の自伝は、ちょっと面白かった記憶が。
・・・って、内容の方は全くと言って良いほど覚えてませんけど(笑)。
> そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。
日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?
「武」を以て治める「覇道」と、「徳」を以て治める「王道」。
根元的に暴力機関である軍隊とは、どうしても覇道的性質を持ってしまいますが、
専守防衛などという、軍事的には真に馬鹿げた思想(言い換えれば「徳」)を、
本気で掲げる軍隊など、日本の自衛隊以外には地球上に存在しません。
武器を持っているのに、自分たちが先に撃たれるまで絶対に撃たない。
こんな狂気じみた行動を取るなんて、他国の軍隊には絶対に無理ですよ。
ですが、だからこそ、国際平和の為には「価値」がある。
治安維持を目的に、イラクやアフガニスタンなどに駐留し、
自らの身に危険を感じれば、罪もない女子供を撃ち殺せてしまう。
そうした軍隊が現地に生むのは、治安の維持よりも憎悪の連鎖ですからねえ。
治安維持や武装解除を真の意味で行う際、その監視役の軍隊に求められるのは、
人々を押さえ込む圧倒的な軍事力より、それを完遂する圧倒的な精神力だと思うんです。
もちろん、それは軍事力を背景として持っている事が前提の精神力ではありますが、
表裏共に軍事力で抑えては、現地民のその時点での行動は抑えられても、
気持ちの方は逆に反発させ、後日の更なる反動へと繋がりかねませんからね。
治安維持、武装解除、復興開発、災害救助などなど、そうした事の為に命を張る軍隊。
確かに危険を伴う任務ではありますが、世界に於ける大国の義務として、
同じ血を流すなら、戦闘によるモノではなく、平和の為のモノであって欲しいんです。
戦闘行動により現地で反感を買う軍隊ではなく、平和活動による現地で好感を得る軍隊。
実際に自衛隊は、他国と同様の「国民を守る軍隊」という中にあって、
「災害援助」という部分が、かなり大きく占められる珍しい軍隊ですし、
(これに関しては、その基礎を作った辻政信の凄さか? 珍しくも・笑)
日本の「専守防衛」の思想とも相俟って、それを目指せる最先端に居る軍隊かと私は思うんです。
アメリカにしても、ロシアにしても、中国にしても、
覇権を求める超大国とは、向こうから勝手に他国へ「ムチ」を振るのですから、
どうせ、そうした超大国に日本が協力するのであれば、
反感を買う「ムチ」の分野ではなく、好感を得る「アメ」の分野を担当すれば良いんです(笑)。
「そんな美味しい部分だけ済むか?」と思われるかも知れませんが、
それを納得させる為の根拠としてこそ、「憲法第九条」が存在するんです!!
「改憲して、普通の軍隊に」という声もよく聞きますけど、
「世界的に見て、希少価値と付加価値の高い軍隊」を、
わざわざ「普通の軍隊」にするメリットってなんなんでしょ?
違いがある、特徴がある、そうした事こそ、何物にも代え難い「価値」があると言うのに。
また、世界との商売が繁栄に直結する日本にとっては、
モノを売り、顧客を確保する為にも、「良いイメージ」こそ特大の価値があります。
「自衛隊」「憲法第九条」「被爆国」「平和国家」などなど、
日本もカードはいっぱい持ってるんですから、それを有効に使えば良いんです。
別に、イメージ用のカードなので、国内に於ける実際の運用は本音と建前でも構いません。
でもまあ、カードとして有効に機能していけば、虚勢も実体へ近付いていきますし、
それで日本国民が得られるモノが、平和であり富であるのなら、それは申し分はない話かと。
・・・って、あれ?
書いてたら、途中で思いっきり話が脱線してる(笑)。
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