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[10984] 「タイムスクープハンター」一挙再放送返信 削除
2009/4/29 (水) 18:18:21 徳翁導誉

5月2日(土)の深夜にNHKで、
「タイムスクープハンター」の再放送があります。
いつもは火曜深夜の放送(昨日の放送が第5回でした)ですが、
今回はゴールデン・ウィークと言う事で、一挙に再放送するそうです。
番組の内容は、密着ドキュメンタリー風の歴史番組ですね。
個人的に気に入って見ている番組なので、ここで紹介しておきますね。

深夜1:40 第1回「"忍者"その真の姿とは」
深夜2:10 第2回「江戸同心24時」
深夜2:40 第3回「戦国救急救命士」
深夜3:10 第4回「お氷様はかくして運ばれた」

ただ、いくらゴールデン・ウィーク中とは言え、
放送時間が遅いのがネックでしょうか?
個人的にも、時間帯が深いほど好きな回ですし・・・・


[11000] 本日放送age返信 削除
2009/5/2 (土) 14:25:53 徳翁導誉

> 5月2日(土)の深夜にNHKで、
> 「タイムスクープハンター」の再放送があります。
> 深夜1:40 第1回「"忍者"その真の姿とは」
> 深夜2:10 第2回「江戸同心24時」
> 深夜2:40 第3回「戦国救急救命士」
> 深夜3:10 第4回「お氷様はかくして運ばれた」

という事で、本日放送です。


[11031] 感想とキリバン報告返信 削除
2009/5/6 (水) 00:07:10 ミクシャ

> > 5月2日(土)の深夜にNHKで、
> > 「タイムスクープハンター」の再放送があります。
> > 深夜1:40 第1回「"忍者"その真の姿とは」
> > 深夜2:10 第2回「江戸同心24時」
> > 深夜2:40 第3回「戦国救急救命士」
> > 深夜3:10 第4回「お氷様はかくして運ばれた」

> という事で、本日放送です。


見ましたよー。時間が遅すぎて第一回分しか見ておりませんが。
忍者のイメージって一人歩きしている部分が多いんですねー。
目からウロコでした。伊賀などはあんなのがうようよいたのでしょうか・・・。
忍者の主従関係は流動的なイメージを持っていたのですが、
命を落とすまで抵抗するとは驚きです。
NHKは新しい手法が好きですね。「生」のイメージに近づいていたと思います。
(イントネーションとか言葉遣いにはもう少し努力して欲しかったですが)

それとキリバン1111111を踏みました。
ここに報告しておきます。


[11050] Re:感想とキリバン報告返信 削除
2009/5/7 (木) 19:22:24 徳翁導誉

> > > 5月2日(土)の深夜にNHKで、
> > > 「タイムスクープハンター」の再放送があります。
> > > 深夜1:40 第1回「"忍者"その真の姿とは」
> > > 深夜2:10 第2回「江戸同心24時」
> > > 深夜2:40 第3回「戦国救急救命士」
> > > 深夜3:10 第4回「お氷様はかくして運ばれた」

> > という事で、本日放送です。

> 見ましたよー。時間が遅すぎて第一回分しか見ておりませんが。

おっ、御覧になりましたかあ。
ただ、以前も書きましたように、
第3回や第4回の方が、もっと面白かったんですけどねえ。
ちなみに、本放送は火曜深夜0:10からですので、
再放送よりは、かなり見やすい時間帯ですね。
とは言え、全8回シリーズなので、残す所あと2回ですけど。

> 忍者のイメージって一人歩きしている部分が多いんですねー。
> 目からウロコでした。伊賀などはあんなのがうようよいたのでしょうか・・・。
> 忍者の主従関係は流動的なイメージを持っていたのですが、
> 命を落とすまで抵抗するとは驚きです。

忍者間の主従関係と言う事でしたら、それは絶対ですよ。
諜報活動などは、組織としてやって始めて機能するものですので。
文字通り「ヤクザな世界」って感じかも?
1人で暴れてたって、それはただのチンピラですからねえ。
雇い主との関係であれば、伊賀はビジネスライクで、甲賀は武士に近いですね。
現代風に言えば、伊賀は専門派遣忍者で、甲賀は正社員忍者ですかねえ?(笑)


> NHKは新しい手法が好きですね。「生」のイメージに近づいていたと思います。
NHKには、「番組たまご」という企画があり、
深夜の特番で実験的な番組をいくつか放送し、好評だったモノをレギュラー化しているんです。
この番組も、その1つとして生まれました。

> (イントネーションとか言葉遣いにはもう少し努力して欲しかったですが)
そういう意見はたまにあるみたいなんですが、
私が考えるに、そうした細部にまで拘ると表示された字幕を読む事となり、
せっかく作られた番組の内容を、よく味わえないと思うんですよ。
これがドラマならまだしも、史実の内容を伝える要素も含んだ番組ですからねえ。


> それとキリバン1111111を踏みました。
> ここに報告しておきます。

おめでとうございます。
・・・と言っても、このサイトでは、
特にキリバンの特典とか無いんですけどね(笑)。


[11097] Re2:感想とキリバン報告返信 削除
2009/5/11 (月) 21:26:08 ミクシャ

> > 見ましたよー。時間が遅すぎて第一回分しか見ておりませんが。
> おっ、御覧になりましたかあ。
> ただ、以前も書きましたように、
> 第3回や第4回の方が、もっと面白かったんですけどねえ。
> ちなみに、本放送は火曜深夜0:10からですので、
> 再放送よりは、かなり見やすい時間帯ですね。
> とは言え、全8回シリーズなので、残す所あと2回ですけど。

そうですかあ。30分で構成するのはちょうど良いですね。
次回は闘茶のお話のようですが、こちらの知識には疎いので見てみたいです。

> > 忍者のイメージって一人歩きしている部分が多いんですねー。
> > 目からウロコでした。伊賀などはあんなのがうようよいたのでしょうか・・・。
> > 忍者の主従関係は流動的なイメージを持っていたのですが、
> > 命を落とすまで抵抗するとは驚きです。

> 忍者間の主従関係と言う事でしたら、それは絶対ですよ。
> 諜報活動などは、組織としてやって始めて機能するものですので。
> 文字通り「ヤクザな世界」って感じかも?
> 1人で暴れてたって、それはただのチンピラですからねえ。

それはそうでした。ということは個人単体で活動する忍者など居なかったのでしょうかね。
忍者でも三つ者とか軒猿のようなお抱えの忍者集団と、地侍に近いのと成り立ちが
異なるようですが・・・。

> 雇い主との関係であれば、伊賀はビジネスライクで、甲賀は武士に近いですね。
> 現代風に言えば、伊賀は専門派遣忍者で、甲賀は正社員忍者ですかねえ?(笑)

主君との関係は、それぞれ異なるのですね。この頃の武士というのは、二人の主君を
同時に持つということはあったのでしょうか?
戦国より前の時代ではそうしたことがあったようですが、先のお抱え集団がある一方で
伊賀者のように実利的な傭兵もいたということは戦国時代が転換点でしょうか。

> > NHKは新しい手法が好きですね。「生」のイメージに近づいていたと思います。
> NHKには、「番組たまご」という企画があり、
> 深夜の特番で実験的な番組をいくつか放送し、好評だったモノをレギュラー化しているんです。
> この番組も、その1つとして生まれました。

民放でも、深夜番組で好評だった番組をゴールデンタイムに上げるなどして
似たような試みをしていますが、最近の成功例は少なくなりましたねー。

> > (イントネーションとか言葉遣いにはもう少し努力して欲しかったですが)
> そういう意見はたまにあるみたいなんですが、
> 私が考えるに、そうした細部にまで拘ると表示された字幕を読む事となり、
> せっかく作られた番組の内容を、よく味わえないと思うんですよ。
> これがドラマならまだしも、史実の内容を伝える要素も含んだ番組ですからねえ。

いえ、役者さんの演技力の方に違和感を感じたように覚えています。
製作サイドに大きな問題があるというわけではないですね。
当時に生きた人々の「声」にしては、少し作り物っぱいかな?というぐらいで。

> > それとキリバン1111111を踏みました。
> > ここに報告しておきます。

> おめでとうございます。
> ・・・と言っても、このサイトでは、
> 特にキリバンの特典とか無いんですけどね(笑)。

ありがとうございます。ふと疑問に思ったのですが、
一番HIT数が多かった時期はいつごろなんでしょう?


[11112] 本日放送分は「闘茶」返信 削除
2009/5/12 (火) 19:56:07 徳翁導誉

> 次回は闘茶のお話のようですが、こちらの知識には疎いので見てみたいです。
本日放送ですね。
私も少し楽しみです。

> それはそうでした。ということは個人単体で活動する忍者など居なかったのでしょうかね。
う〜ん、純粋に個人で・・・というのは、無いんじゃないですかねえ?
ベンチャー企業みたいな、新興の小さな忍者集団はあったこもしれませんが。

> > 雇い主との関係であれば、伊賀はビジネスライクで、甲賀は武士に近いですね。
> > 現代風に言えば、伊賀は専門派遣忍者で、甲賀は正社員忍者ですかねえ?(笑)

> 主君との関係は、それぞれ異なるのですね。この頃の武士というのは、二人の主君を
> 同時に持つということはあったのでしょうか?

まあ一般的には、直属の主君は1つだったかと。
「主君の主君」と言った感じのモノは有りましても。
って、これは現代でも変わりませんけどね。
課長も部長も社長も、等しく上司ですし。

> 戦国より前の時代ではそうしたことがあったようですが、先のお抱え集団がある一方で
> 伊賀者のように実利的な傭兵もいたということは戦国時代が転換点でしょうか。

応仁の乱で出てきた骨皮道賢などの所謂「悪党」などが、
そうした傭兵的な存在の走りですかねえ?
って、まあ、そもそも平安時代に登場した頃の武士自体が、
そうした傭兵的な存在だったんですけどね。

> > NHKには、「番組たまご」という企画があり、
> > 深夜の特番で実験的な番組をいくつか放送し、好評だったモノをレギュラー化しているんです。
> > この番組も、その1つとして生まれました。

> 民放でも、深夜番組で好評だった番組をゴールデンタイムに上げるなどして
> 似たような試みをしていますが、最近の成功例は少なくなりましたねー。

テレビ朝日の深夜枠なんて、「ゴールデン進出=都落ち」って言われてますしね(笑)。
当たり前過ぎますが、深夜枠とゴールデンとでは、あまりに客層が違いますからねえ。
生き残っている番組も、完全に番組の中身が変わってますし。
個人的には、こちらはテレ朝ではなくフジの方ですけど、
「ヘキサゴン」のあまりの変わりっぷりには・・・・
そう言えば、昔のフジも深夜枠はかなり挑戦的だったんですけどね。
まあ最近の民放では、BSがそれを担う枠になっていくのかなあ?

> いえ、役者さんの演技力の方に違和感を感じたように覚えています。
> 製作サイドに大きな問題があるというわけではないですね。
> 当時に生きた人々の「声」にしては、少し作り物っぱいかな?というぐらいで。

ああ、なるほど、そう言う事ですか。
その点に関しては、第1回が最も酷かったので・・・・
第3回以降の「従軍医僧」「大名飛脚」「落ち武者」は、かなり良かったですよ。
まあその辺は、第1回で手探りだったからという事かも?
って、前回の「明治の武士」も個人的に微妙でしたが(笑)。

> ありがとうございます。ふと疑問に思ったのですが、
> 一番HIT数が多かった時期はいつごろなんでしょう?

2〜3年くらい前は、1日1000HITくらいでしたかねえ?
その頃が最も多かったと思います。


[11193] Re:本日放送分は「闘茶」返信 削除
2009/5/18 (月) 21:22:48 ミクシャ

> 本日放送ですね。
> 私も少し楽しみです。

視聴しました。まずまずでしたねー。最後の決闘はあんなに尺を取らなくても
良かったように感じました。宴席で大膳の横に侍らせていたのは小姓かと思いましたが、
女性もいたような・・・。あの頃ですと白拍子でしょうか?
明日は「出女」で江戸期の女性の関所越え(伊勢参りのようですが)がテーマのようです。

> > それはそうでした。ということは個人単体で活動する忍者など居なかったのでしょうかね。
> う〜ん、純粋に個人で・・・というのは、無いんじゃないですかねえ?
> ベンチャー企業みたいな、新興の小さな忍者集団はあったこもしれませんが。

そうですかあ。単体の諜報活動には限度があるので、集団を纏めて雇い入れる方が
確かに良いのかもしれませんねえ。

> まあ一般的には、直属の主君は1つだったかと。
> 「主君の主君」と言った感じのモノは有りましても。
> って、これは現代でも変わりませんけどね。
> 課長も部長も社長も、等しく上司ですし。

戦国初期の地方豪族などは二つの大名の間を渡り歩くようにしていましたよね。
陸奥の大内定綱などは田村・伊達・芦名と巧みに変えながら生き抜いていましたし。
戦国も初期を過ぎてから分国法などが制定されて、豪族や家臣団への統制が強化され、
主君は一つというのが基本になったのではないかと・・・。

> > 戦国より前の時代ではそうしたことがあったようですが、先のお抱え集団がある一方で
> > 伊賀者のように実利的な傭兵もいたということは戦国時代が転換点でしょうか。

> 応仁の乱で出てきた骨皮道賢などの所謂「悪党」などが、
> そうした傭兵的な存在の走りですかねえ?
> って、まあ、そもそも平安時代に登場した頃の武士自体が、
> そうした傭兵的な存在だったんですけどね。

傭兵というのは古来よりいましたねー。お抱えや譜代直臣のような儒教的な
概念に裏打ちされた、近世まで続く主従関係の源流が作られたのが、この戦国時代だったのでは
ないのかなと思いまして。逆に傭兵的な存在は織豊政権による天下統一事業の過程で整理、
粛清されていきましたからね。(天正伊賀の乱とか秀吉による紀伊平定など)
そういう意味で転換点だったのではないかなと思います。
朱子学自体は鎌倉期には導入されて、禅僧などが研究していたようですが、
武士に広まるのはタイムラグがあるんですよねえ。

> テレビ朝日の深夜枠なんて、「ゴールデン進出=都落ち」って言われてますしね(笑)。
> 当たり前過ぎますが、深夜枠とゴールデンとでは、あまりに客層が違いますからねえ。
> 生き残っている番組も、完全に番組の中身が変わってますし。
> 個人的には、こちらはテレ朝ではなくフジの方ですけど、
> 「ヘキサゴン」のあまりの変わりっぷりには・・・・
> そう言えば、昔のフジも深夜枠はかなり挑戦的だったんですけどね。
> まあ最近の民放では、BSがそれを担う枠になっていくのかなあ?

深夜から上げる際に、番組をここまで変えてしまうのは民放だから、なのですかねえ。
「ヘキサゴン」は話題作りに成功して有名にはなりましたけど、深夜時代との落差が激しいですね。
フジの深夜枠と言いますと、CGIゲームになった「征服王」が思い浮かぶのでしょうか。
僕は世代的にトリビアの泉ですね。BSですか。普及率は今いちですよねえ。
デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
個人的には関東ローカルながら、テレビ東京に期待を寄せています。

> ああ、なるほど、そう言う事ですか。
> その点に関しては、第1回が最も酷かったので・・・・
> 第3回以降の「従軍医僧」「大名飛脚」「落ち武者」は、かなり良かったですよ。
> まあその辺は、第1回で手探りだったからという事かも?
> って、前回の「明治の武士」も個人的に微妙でしたが(笑)。

カメラワークをもう少し凝ったものにして環境も大河ドラマ調にすれば
雰囲気で補えるのかもしれませんが、そうなると当時の情景からは離れてしまうでしょうねぇ。
闘茶はまあまあでしたが・・・。
ところで、現世の人間がタイムスリップで過去に遡ったとして、
どの時代までが言葉による意思疎通が可能か、というのをご存知ですか?
うろ覚えですが、室町期らしいですよ。タイムスクープは近世前後に対象を絞っているので
ひょっとするとそういうことまで再現しようとしているのかな、と思ってしまいましたw

> > ありがとうございます。ふと疑問に思ったのですが、
> > 一番HIT数が多かった時期はいつごろなんでしょう?

> 2〜3年くらい前は、1日1000HITくらいでしたかねえ?
> その頃が最も多かったと思います。

どうもです。日本におけるインターネット利用者は飽和状態なのでしょうかね。


[11195] Re2:本日放送分は「闘茶」返信 削除
2009/5/18 (月) 23:32:06 ルーキウス

▼ ミクシャさん
> > > それはそうでした。ということは個人単体で活動する忍者など居なかったのでしょうかね。
> > う〜ん、純粋に個人で・・・というのは、無いんじゃないですかねえ?
> > ベンチャー企業みたいな、新興の小さな忍者集団はあったこもしれませんが。

> そうですかあ。単体の諜報活動には限度があるので、集団を纏めて雇い入れる方が
> 確かに良いのかもしれませんねえ。

あまり詳しくはないんで知らないんですが、
飛び加藤(実在するのかは知りませんが)はざっと逸話を見る限り個人だと、
私はずっと思っていたんですが違うんでしょうか?
追い出されたので個人にならざる終えなかっただけかもしれませんが。


[11211] 来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/5/20 (水) 20:05:04 徳翁導誉

> > 本日放送ですね。
> > 私も少し楽しみです。

> 視聴しました。まずまずでしたねー。最後の決闘はあんなに尺を取らなくても
> 良かったように感じました。

まあ、密着ドキュメンタリー風の「ドラマ」ですからねえ。
個人の好みはそれぞれ有るでしょうけれど、
やはり、ドラマとして見せるのも必要なんだろうなあ、とは思います。

> 宴席で大膳の横に侍らせていたのは小姓かと思いましたが、
> 女性もいたような・・・。あの頃ですと白拍子でしょうか?

首を白く塗っていたのは女で、髪型がおかっぱのは男ですね。
で、女の方は白拍子かと言われれば、多分ただの遊女だと思いますね。
先週の放送なので、あまりよく覚えてないんですけど、
白拍子であれば、もっとキチンとした装束を着ていると思うので。
現代風に言えば、白拍子は芸者で、遊女はキャバ嬢?(笑)
まあ、白拍子も広義では遊女に含まれるんですけどね。

> 明日は「出女」で江戸期の女性の関所越え(伊勢参りのようですが)がテーマのようです。
と言う事で、最終回である「関所越え」も放送し、
今回の放送は終了してしまいましたね。
好評だったので、恐らく続編はあるでしょうけど、
それがあるか否かも、全ては視聴者の反応次第という枠なので、
念の為に、メールを送ってみた方が良いのかなあ?(多分送らないけど)

ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
ちなみに、この「名将の采配」は、単発企画での放送時に見た時、
韓信の「井けい口の戦い(背水の陣)」をやってましたね。
その時のシチュエーションをゲストに解説し、
ゲストが作戦をいろいろ考えた後、正解として史実の結果を見る番組で、
企画としては興味深かったものの、放送の方は正直イマイチでしたが、
まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

> 戦国初期の地方豪族などは二つの大名の間を渡り歩くようにしていましたよね。
> 陸奥の大内定綱などは田村・伊達・芦名と巧みに変えながら生き抜いていましたし。
> 戦国も初期を過ぎてから分国法などが制定されて、豪族や家臣団への統制が強化され、
> 主君は一つというのが基本になったのではないかと・・・。

んん?主君を変えるという話だったんですか?
そう言うのは、戦乱の時代が終わるまで続くのでは?
それは、時代や洋の東西を問わず、ある程度は同じだと思いますよ。

> 傭兵というのは古来よりいましたねー。お抱えや譜代直臣のような儒教的な
> 概念に裏打ちされた、近世まで続く主従関係の源流が作られたのが、この戦国時代だったのでは
> ないのかなと思いまして。逆に傭兵的な存在は織豊政権による天下統一事業の過程で整理、
> 粛清されていきましたからね。(天正伊賀の乱とか秀吉による紀伊平定など)
> そういう意味で転換点だったのではないかなと思います。
> 朱子学自体は鎌倉期には導入されて、禅僧などが研究していたようですが、
> 武士に広まるのはタイムラグがあるんですよねえ。

「御恩と奉公」のような封建的主従関係の基本はは、
既に鎌倉の時代からあると思いますが、
君主を変える話や戦国が転換点という話などから察するに、
「二君に仕えず」と言った、より観念的な主従関係についての話なのでしょうかね?
まあ、刀狩りだ、身分制の固定だ、朱子学の官学化だと、
歴史を1つの流れとして辿れば、そう流れるべくして流れたようにも見えますが、
やはり、全ては200年以上に及ぶ泰平の世が為せるモノであったかと。
人間なんてものは、思想やシステムで動くのではなく、結局は利益で動きますからねえ。
永久に続くかのような泰平の世にあっては、それが単に都合が良かったというだけで、
もし仮に、江戸幕府が数十年で崩れていたら、
室町や戦国の時代と変わらない状態になってたと思いますしね。

> > テレビ朝日の深夜枠なんて、「ゴールデン進出=都落ち」って言われてますしね(笑)。
> > 当たり前過ぎますが、深夜枠とゴールデンとでは、あまりに客層が違いますからねえ。
> > 生き残っている番組も、完全に番組の中身が変わってますし。

> 深夜から上げる際に、番組をここまで変えてしまうのは民放だから、なのですかねえ。

と言いますか、時間帯(客層)の違いを考えれば、
深夜のまま行っても、うまく行くはずないですからねえ(ヌルい番組なら別ですが)。
また、「深夜時のままで」と突っ走った番組は、だいたい数ヶ月の命で終わってます(笑)。

> 「ヘキサゴン」は話題作りに成功して有名にはなりましたけど、深夜時代との落差が激しいですね。
> フジの深夜枠と言いますと、CGIゲームになった「征服王」が思い浮かぶのでしょうか。

征服王がやっていた時代は、他にもいろいろ有りましたけどね。
まあ時代がバブル期で、深夜番組ですら制作費が溢れていた時だからこそ、
そんな実験というか、遊びのような企画も、バンバン通ったんでしょうけど。
そう言えば、伊集院光が西武球場を貸し切り、
バックスクリーンでファミスタ対決をやるなんて企画(それもラジオで)も通ってた時代ですね(笑)。

> 僕は世代的にトリビアの泉ですね。
トリビアは、深夜帯の頃の方が面白かったですよね。
ゴールデンに移った後は、「バカな企画をやってみる」番組になってましたし。
まあ、あれはあれで、「日本刀vsマシンガン」とか、面白い回もあって良かったのですが。

> BSですか。普及率は今いちですよねえ。
いや、普及率だけなら高いはずですよ。
地デジ対応テレビなら、あとは従来のBSアンテナさえ有れば見られるので。
ただ問題なのは、普及率よりも認知度でしょうね。
自分の家のテレビでも、BSデジタル放送が見られる事を知らない人も多そうですし、
知っていても、わざわざ見ようと思う人が少ないですからねえ。
「何か番組やってないかなあ?」とテレビのリモコンを弄る時でも、
BSの方まで弄って番組探しをしてみる人って、ほとんど居ないのではないかと?
私も民放のBSって、スポーツ中継しか見てませんし。

> デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
> 個人的には関東ローカルながら、テレビ東京に期待を寄せています。

テレビ局側から、デジタル放送への移行を求めていた訳ではないので、
(それどころか、移行費用に金が掛かるので嫌がってましたし)
デジタルの利点をまともに活かしている民放は、皆無じゃないですかねえ?
今回の金融危機の影響で、各局軒並み営業成績を落としている現状では、
それが改善されていく事も、まず無いでしょうし、
マルチ編成機能なんて、NHK(主に教育)がちょっと使ってるくらいで、
既存の民放局が、無駄にチャンネル数やBSを抑えるくらいなら、
もっと新規参入させれば良いのに・・・と思うんですけどね。
閉鎖的で、独占的な日本のマスコミ界を変革する為にも。

> > ああ、なるほど、そう言う事ですか。
> > その点に関しては、第1回が最も酷かったので・・・・
> > 第3回以降の「従軍医僧」「大名飛脚」「落ち武者」は、かなり良かったですよ。
> > まあその辺は、第1回で手探りだったからという事かも?
> > って、前回の「明治の武士」も個人的に微妙でしたが(笑)。

> カメラワークをもう少し凝ったものにして環境も大河ドラマ調にすれば
> 雰囲気で補えるのかもしれませんが、そうなると当時の情景からは離れてしまうでしょうねぇ。
> 闘茶はまあまあでしたが・・・。

もしもニコニコ動画に登録されているなら、
「飛脚」だけは上がってますね。

> ところで、現世の人間がタイムスリップで過去に遡ったとして、
> どの時代までが言葉による意思疎通が可能か、というのをご存知ですか?

意志疎通が可能というのを、どの辺に定義するかで大きく変わるかと。
例えば平安時代の古典でも、正確に内容を把握は出来なくても何となく意味は解りますし、
完璧を求めるのであれば、戦前の人と通じるかどうかも解らない・・・・
現代でさえ、世代間や地域間の差により、意志疎通が出来ない事もなくはないですし。

> うろ覚えですが、室町期らしいですよ。タイムスクープは近世前後に対象を絞っているので
> ひょっとするとそういうことまで再現しようとしているのかな、と思ってしまいましたw

いや、単純に、視聴者の関心度と、制作費の問題かと。
視聴者の関心に関しては、別のスレッドに書いたのですが、
出版物の売れ筋から、時代の人気を測ると、
「戦国>>太平洋戦争>幕末維新>>忠臣蔵(江戸)>源平(鎌倉)>>その他」って感じらしいです。
また、制作費の方では、ただでさえ「お試し枠」での放送な上、
衣装や小道具を新たに作るにも、結構金が掛かりますからねえ。
大河ドラマで同じような時代が多く扱われるのも、その時代が人気だというだけでなく、
衣装や小道具を使い回せるからと言う利点があるからだそうです。
逆に、NHKが飛鳥時代のドラマ制作に挑戦した時、衣装も小道具も当然新調であった為、
当初予定していた予算を大きく越えてしまい、責任者が地方へ飛ばされたなんて話も(笑)。

> どうもです。日本におけるインターネット利用者は飽和状態なのでしょうかね。
総務省が今年発表したデータによると、
日本のインターネット利用者数は、9000万人を越えてますからねえ。
実に、日本人の4人に3人が利用しているともなると、
飽和状態と言っても差し支えないかも知れませんね。
ここ10年の間でも、ネット内の雰囲気は随分変わりましたし。
まあ、好きな人たちが金を掛け、主に文字情報でやり取りしていた時代から、
誰でも気軽に常時接続し、動画がバンバン飛び交う時代になりましたので、
もしもそれで変わらなければ、そっちの方がおかしいという話ですけども(笑)。


> あまり詳しくはないんで知らないんですが、
> 飛び加藤(実在するのかは知りませんが)はざっと逸話を見る限り個人だと、
> 私はずっと思っていたんですが違うんでしょうか?

逸話や講談などで語られる「飛び加藤」や「果心居士」などは、
確かに個人で行動した事になってますけど、
そもそも、彼ら自体が実在の人物かどうかも判らないですし、
もしも実在していたとして、そんな伝説の通りだったかと言えば・・・・
あの辺は個人的に、多分に脚色された「ものがたり」だと認識してまうので。

まあ、仮に実在し、本当に個人で活動していたとしても、
実際に活動するとなれば、それをサポートする名も無き下っ端は居たでしょうし、
それもなく、たった1人で活動していたとしたら、
一体どんな活動をしていたのか?という疑問も湧いてきます。
1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・


[11217] Re:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/5/20 (水) 22:41:19 ルーキウス

▼ 徳翁導誉さん
> ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> ちなみに、この「名将の采配」は、単発企画での放送時に見た時、
> 韓信の「井けい口の戦い(背水の陣)」をやってましたね。
> その時のシチュエーションをゲストに解説し、
> ゲストが作戦をいろいろ考えた後、正解として史実の結果を見る番組で、
> 企画としては興味深かったものの、放送の方は正直イマイチでしたが、
> まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

なかなか面白そうですね。
昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
最近はあまり見ていないです。


> > あまり詳しくはないんで知らないんですが、
> > 飛び加藤(実在するのかは知りませんが)はざっと逸話を見る限り個人だと、
> > 私はずっと思っていたんですが違うんでしょうか?

> 逸話や講談などで語られる「飛び加藤」や「果心居士」などは、
> 確かに個人で行動した事になってますけど、
> そもそも、彼ら自体が実在の人物かどうかも判らないですし、
> もしも実在していたとして、そんな伝説の通りだったかと言えば・・・・
> あの辺は個人的に、多分に脚色された「ものがたり」だと認識してまうので。

やっぱりそうですかね。だとすれば夢がないないので少し残念ですが。
まあ、史学科の学生の言うことじゃないですが。


> まあ、仮に実在し、本当に個人で活動していたとしても、
> 実際に活動するとなれば、それをサポートする名も無き下っ端は居たでしょうし、
> それもなく、たった1人で活動していたとしたら、
> 一体どんな活動をしていたのか?という疑問も湧いてきます。
> 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・

聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…
インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
まあ、100%ないとは言いませんが、宝くじで一等を取るよりも低い可能性しかないでしょうね。


[11243] ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/5/22 (金) 21:33:20 徳翁導誉

> > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。

> なかなか面白そうですね。
> 昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
> 最近はあまり見ていないです。

「名将たちの戦場」や「戦火の歴史」とかですか?
懐かしいですねえ・・・・
私もそうした番組が放送されていた時は、よくヒストリーチャンネルを見てたんですが、
どうも最近はUFOモノや陰謀ネタなど、「これ、歴史か?」という番組が多くなり、
(そちらの方が視聴者が多いのは解りますが、歴史専門チャンネルとの存在意義は?)
ここの所、ほとんど視聴する機会は無くなってしまいました。
歴史関連の番組としては、専門局ではないですが、
「チャンネル銀河」の方が、よく見るくらいですし。
NHKの再放送番組が多い局で、昨年はハイビジョンで「映像の世紀」を見ましたね。
今は同じ時間帯で「街道をゆく」がやってます。
ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。


> > あの辺は個人的に、多分に脚色された「ものがたり」だと認識してますので。
> やっぱりそうですかね。だとすれば夢がないないので少し残念ですが。
> まあ、史学科の学生の言うことじゃないですが。

いや、言うくらいなら、別に良いんじゃないですか?
「これは無いだろうな」と思っていた中にも、意外に真実が1つや2つは隠れていて、
それを見つけた時というのは、小さな真実に大きな喜びを感じられますし、
まあ、夢の方へ史実を曲げていこうとさえしなければ、それはそれで良いのではないかと(笑)。
あと、郷土史家には、史実を夢の方に曲げたがるタイプが多い気がしますね。
何も、教科書に載ってる歴史上の大人物と変に絡めなくても、
その時代を生きた人々の記録としてだけで、それは十分に刺激的なモノだと思うんですけどねえ?
例えば書籍などでも、幕末維新の英傑たちは出てこなくても、
「武士の家計簿」などは十分に面白い一冊ですからねえ。
私たち自身も、そのほとんどの人たちは所詮「庶民」なんですから、
英雄豪傑(現代で言えば政治家や企業家?)の話ばかりではなく、
その時代、その時代の「自分たち(と同じ庶民)」が、どう生きていたかは興味深いですよ。


> > 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> > でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・

> 聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…

まず、謀反目的での暗殺でしたら、
その後の為にもメッセージ性が必要でしょうから、
そうした、忍者を使っての暗殺という手段は採らないでしょうし、
策謀目的での暗殺となれば、近衆を抱き込んで直接殺害する方が有効ですからねえ。
大物になればなる程、警護体制も強固で、1人で暗殺なんて不可能でしょうし、
1人で暗殺が可能な警護程度の人物に対して、
わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
と言った疑問が湧く訳です。

> インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
忍者に関してであれば、江戸初期に書かれた「萬川集海」が有名ですね。
まあ、私は読んだこと無いですけど。
そもそも歴史史料とか関係なく、
日本語で読めるインテリジェンス系の書籍で、良いのって何かありますか?
最近のですと、佐藤優や手嶋龍一などの著作も何冊かは読みましたが、
どうも少し物足りなかったので。
そう言えば、以前読んだ中野学校出身者の自伝は、ちょっと面白かった記憶が。
・・・って、内容の方は全くと言って良いほど覚えてませんけど(笑)。

> そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。
日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?

「武」を以て治める「覇道」と、「徳」を以て治める「王道」。
根元的に暴力機関である軍隊とは、どうしても覇道的性質を持ってしまいますが、
専守防衛などという、軍事的には真に馬鹿げた思想(言い換えれば「徳」)を、
本気で掲げる軍隊など、日本の自衛隊以外には地球上に存在しません。
武器を持っているのに、自分たちが先に撃たれるまで絶対に撃たない。
こんな狂気じみた行動を取るなんて、他国の軍隊には絶対に無理ですよ。
ですが、だからこそ、国際平和の為には「価値」がある。
治安維持を目的に、イラクやアフガニスタンなどに駐留し、
自らの身に危険を感じれば、罪もない女子供を撃ち殺せてしまう。
そうした軍隊が現地に生むのは、治安の維持よりも憎悪の連鎖ですからねえ。
治安維持や武装解除を真の意味で行う際、その監視役の軍隊に求められるのは、
人々を押さえ込む圧倒的な軍事力より、それを完遂する圧倒的な精神力だと思うんです。
もちろん、それは軍事力を背景として持っている事が前提の精神力ではありますが、
表裏共に軍事力で抑えては、現地民のその時点での行動は抑えられても、
気持ちの方は逆に反発させ、後日の更なる反動へと繋がりかねませんからね。

治安維持、武装解除、復興開発、災害救助などなど、そうした事の為に命を張る軍隊。
確かに危険を伴う任務ではありますが、世界に於ける大国の義務として、
同じ血を流すなら、戦闘によるモノではなく、平和の為のモノであって欲しいんです。
戦闘行動により現地で反感を買う軍隊ではなく、平和活動による現地で好感を得る軍隊。
実際に自衛隊は、他国と同様の「国民を守る軍隊」という中にあって、
「災害援助」という部分が、かなり大きく占められる珍しい軍隊ですし、
(これに関しては、その基礎を作った辻政信の凄さか? 珍しくも・笑)
日本の「専守防衛」の思想とも相俟って、それを目指せる最先端に居る軍隊かと私は思うんです。
アメリカにしても、ロシアにしても、中国にしても、
覇権を求める超大国とは、向こうから勝手に他国へ「ムチ」を振るのですから、
どうせ、そうした超大国に日本が協力するのであれば、
反感を買う「ムチ」の分野ではなく、好感を得る「アメ」の分野を担当すれば良いんです(笑)。
「そんな美味しい部分だけ済むか?」と思われるかも知れませんが、
それを納得させる為の根拠としてこそ、「憲法第九条」が存在するんです!!

「改憲して、普通の軍隊に」という声もよく聞きますけど、
「世界的に見て、希少価値と付加価値の高い軍隊」を、
わざわざ「普通の軍隊」にするメリットってなんなんでしょ?
違いがある、特徴がある、そうした事こそ、何物にも代え難い「価値」があると言うのに。
また、世界との商売が繁栄に直結する日本にとっては、
モノを売り、顧客を確保する為にも、「良いイメージ」こそ特大の価値があります。
「自衛隊」「憲法第九条」「被爆国」「平和国家」などなど、
日本もカードはいっぱい持ってるんですから、それを有効に使えば良いんです。
別に、イメージ用のカードなので、国内に於ける実際の運用は本音と建前でも構いません。
でもまあ、カードとして有効に機能していけば、虚勢も実体へ近付いていきますし、
それで日本国民が得られるモノが、平和であり富であるのなら、それは申し分はない話かと。
・・・って、あれ?
書いてたら、途中で思いっきり話が脱線してる(笑)。


[11274] 「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/5/24 (日) 16:51:47 徳翁導誉

> > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> > > まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

6月の番組表で確認した所、
来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。
(第4回以降はウィンブルドン・テニス中継の影響でお休み)
以前書いたように、どの戦争を選ぶか興味はありましたが、
出し惜しみ無しの、思いっきり直球的なラインナップですね(笑)。
パイロット版では「井けい口」でしたし。

前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?
知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?
あと、エンターテイメントとして扱うには、時代的に近すぎるので、
世界大戦を題材として用いるのは、恐らく避けてくるでしょうね。
それと第3回で日本と言う事は、もう1回くらい後半で日本が来るでしょうから、
そうなると、厳島と時代を被せない為に源平あたりで「一ノ谷」?
それとも、戦国時代の人気なら被ってもOKと、もう1本も戦国で来るか?
戦国だと「川中島」「姉川」「関ヶ原」等々たくさんあって、予想は難しいなあ。
時代的には近いですが、NHKが年末に「坂の上の雲」を放送する事を考えると、
意外と大穴で「日本海海戦」とかも、ひょっとしたら有り得るのか?
パイロット版でやっただけなので、中国も1つくらいは入れたい所でしょうし、
人気面から言うと、三国志の中から「赤壁」や「漢中」あたりか?
何食わぬ顔で「ルウム戦役」あたりを、しれっと混ぜてきたら笑うんだけどな(笑)。

って、実は本当に学研が、歴史群像シリーズのノリで出してる
「一年戦争全史・上下巻」は、何気によく出来てんだよなあ・・・・
http://www.amazon.co.jp/dp/4056045038
銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
あと設定の詰めも、ガンダムは意外としっかりしてますからねえ。
amazonのレビューでは酷評されてますけど(笑)、
宝島社文庫の「ガンダム一年戦争」なども、
文庫レベル(しかも宝島)としては、そこそこ面白かったですし。
http://www.amazon.co.jp/dp/4796628177/


[11287] Re:「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/5/26 (火) 03:03:38 ルーキウス 〔HomePage

▼ 徳翁導誉さん
> > > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > > > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > > > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> > > > まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

> 6月の番組表で確認した所、
> 来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
> 第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。
> (第4回以降はウィンブルドン・テニス中継の影響でお休み)
> 以前書いたように、どの戦争を選ぶか興味はありましたが、
> 出し惜しみ無しの、思いっきり直球的なラインナップですね(笑)。
> パイロット版では「井けい口」でしたし。
>
> 前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
> ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?

どうせなら、予想合戦とかやったら面白いかもと思います。
当てる自信なんて無いですが。


> 知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
> 「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?

個人的にはイッソスよりかは、ガウガメラ(教科書ではアルベラの方が多いかな?)のほうが知名度的には高い気がします。

直球も良いんですが、変化球としてマールバラとか中東とか日本ではマイナーな物にも期待したいです。


> 何食わぬ顔で「ルウム戦役」あたりを、しれっと混ぜてきたら笑うんだけどな(笑)。
それはそれで見てみたいですw


> って、実は本当に学研が、歴史群像シリーズのノリで出してる
> 「一年戦争全史・上下巻」は、何気によく出来てんだよなあ・・・・
> http://www.amazon.co.jp/dp/4056045038

本屋で立ち読みしましたが、内容に関しても面白いですが、何よりイラストが良いです。


> 銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
> あと設定の詰めも、ガンダムは意外としっかりしてますからねえ。
> amazonのレビューでは酷評されてますけど(笑)、

銀英伝の知名度ってどのくらいなんでしょうかね?
うちの教授は知っていましたが。


[11766] Re:「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/7/3 (金) 00:35:45 メッシーナ商会

▼ 徳翁導誉さん
> 6月の番組表で確認した所、
> 来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
> 第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。

見逃しちゃいました…(笑)


[11773] Re2:「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/7/4 (土) 19:24:13 徳翁導誉

> > 6月の番組表で確認した所、
> > 来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
> > 第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。

> 見逃しちゃいました…(笑)

前番組のタイムスクープハンターも深夜に一挙再放送とかありましたので、
NHKの番組表をチェックしていれば、そのうち再放送も望めるかも?
ちなみに、今後のラインナップは、
第4回が「ガウガメラ」、第5回が「上田」、
第6回が「アウステルリッツ」、第7回が「城濮」だそうでう。


[11284] Re:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/5/26 (火) 02:09:39 ルーキウス 〔HomePage

グループ発表のリーダーなんかに選ばれてしまいました…
レポートも立て込んでいるのに忙しいことこの上ないです。

▼ 徳翁導誉さん
> > 昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
> > 最近はあまり見ていないです。

> 「名将たちの戦場」や「戦火の歴史」とかですか?
> 懐かしいですねえ・・・・
> 私もそうした番組が放送されていた時は、よくヒストリーチャンネルを見てたんですが、
> どうも最近はUFOモノや陰謀ネタなど、「これ、歴史か?」という番組が多くなり、
> (そちらの方が視聴者が多いのは解りますが、歴史専門チャンネルとの存在意義は?)
> ここの所、ほとんど視聴する機会は無くなってしまいました。

そういえばですか、学研って歴史群像とかの歴史物も、ムーとかオカルト物も出していますし、
意外とこういうジャンルは近いものがあるんですかね?


> 「チャンネル銀河」の方が、よく見るくらいですし。
> NHKの再放送番組が多い局で、昨年はハイビジョンで「映像の世紀」を見ましたね。
> 今は同じ時間帯で「街道をゆく」がやってます。

今までこのチャンネルは知りませんでした。
最近はテレビを見る機会が減り、ニュースがやっているときはニュースを、
やっていないときはATXしか見ていないですw


> ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
> もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
> と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。

これは私は見ていないと思います。
再放送を希望ですが、地上波はきついですかね?


> 英雄豪傑(現代で言えば政治家や企業家?)の話ばかりではなく、
> その時代、その時代の「自分たち(と同じ庶民)」が、どう生きていたかは興味深いですよ。

庶民史ですか、史学科では案外やっている人はいますが、
一般受けはしないところですかね?
まあ、一般受けすることと、史学科でやっていることには乖離がありますが、
それは大抵の学問でいえることでしょうけど。


> > > 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> > > でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・

> > 聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…

> まず、謀反目的での暗殺でしたら、
> その後の為にもメッセージ性が必要でしょうから、
> そうした、忍者を使っての暗殺という手段は採らないでしょうし、
> 策謀目的での暗殺となれば、近衆を抱き込んで直接殺害する方が有効ですからねえ。
> 大物になればなる程、警護体制も強固で、1人で暗殺なんて不可能でしょうし、
> 1人で暗殺が可能な警護程度の人物に対して、
> わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
> と言った疑問が湧く訳です。

まあ、世の中合理的な人間ばかりではないですから、
たまにそういう武将がいてもおかしくはないでしょう。
可能性としては、ほとんど私怨や個人での報復として(雇用)ならあり得るかもしれないとは思います。


> > インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
> 忍者に関してであれば、江戸初期に書かれた「萬川集海」が有名ですね。
> まあ、私は読んだこと無いですけど。
> そもそも歴史史料とか関係なく、
> 日本語で読めるインテリジェンス系の書籍で、良いのって何かありますか?

まあ、軍事や戦略論自体マイナーですから、それよりもマイナーなインテリジェンス系で無いのは仕方がないかと。


> ・・・って、内容の方は全くと言って良いほど覚えてませんけど(笑)。
私もたまにあります、読んだのが高校くらいだと、面白かったのは覚えてるけど内容は…
というのがあります。


> > そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
> 先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
> 何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
> 本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
> って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。

最近あの人は本を結構出している気がします。
読んでもあまりためになりそうにないので立ち読みすらしていないですがw
ゴーストライターとかも使っているのかは分からないですが、
すべて自分で書いているならその速度を分けてほしいw
それより幾らもうけているんだろうか?


> 日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
> 個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?
>
> 「武」を以て治める「覇道」と、「徳」を以て治める「王道」。
> 根元的に暴力機関である軍隊とは、どうしても覇道的性質を持ってしまいますが、
> 専守防衛などという、軍事的には真に馬鹿げた思想(言い換えれば「徳」)を、
> 本気で掲げる軍隊など、日本の自衛隊以外には地球上に存在しません。
> 武器を持っているのに、自分たちが先に撃たれるまで絶対に撃たない。
> こんな狂気じみた行動を取るなんて、他国の軍隊には絶対に無理ですよ。
> ですが、だからこそ、国際平和の為には「価値」がある。
> 治安維持を目的に、イラクやアフガニスタンなどに駐留し、
> 自らの身に危険を感じれば、罪もない女子供を撃ち殺せてしまう。
> そうした軍隊が現地に生むのは、治安の維持よりも憎悪の連鎖ですからねえ。
> 治安維持や武装解除を真の意味で行う際、その監視役の軍隊に求められるのは、
> 人々を押さえ込む圧倒的な軍事力より、それを完遂する圧倒的な精神力だと思うんです。
> もちろん、それは軍事力を背景として持っている事が前提の精神力ではありますが、
> 表裏共に軍事力で抑えては、現地民のその時点での行動は抑えられても、
> 気持ちの方は逆に反発させ、後日の更なる反動へと繋がりかねませんからね。
>
> 治安維持、武装解除、復興開発、災害救助などなど、そうした事の為に命を張る軍隊。
> 確かに危険を伴う任務ではありますが、世界に於ける大国の義務として、
> 同じ血を流すなら、戦闘によるモノではなく、平和の為のモノであって欲しいんです。
> 戦闘行動により現地で反感を買う軍隊ではなく、平和活動による現地で好感を得る軍隊。
> 実際に自衛隊は、他国と同様の「国民を守る軍隊」という中にあって、
> 「災害援助」という部分が、かなり大きく占められる珍しい軍隊ですし、
> (これに関しては、その基礎を作った辻政信の凄さか? 珍しくも・笑)
> 日本の「専守防衛」の思想とも相俟って、それを目指せる最先端に居る軍隊かと私は思うんです。
> アメリカにしても、ロシアにしても、中国にしても、
> 覇権を求める超大国とは、向こうから勝手に他国へ「ムチ」を振るのですから、
> どうせ、そうした超大国に日本が協力するのであれば、
> 反感を買う「ムチ」の分野ではなく、好感を得る「アメ」の分野を担当すれば良いんです(笑)。
> 「そんな美味しい部分だけ済むか?」と思われるかも知れませんが、
> それを納得させる為の根拠としてこそ、「憲法第九条」が存在するんです!!
>
> 「改憲して、普通の軍隊に」という声もよく聞きますけど、
> 「世界的に見て、希少価値と付加価値の高い軍隊」を、
> わざわざ「普通の軍隊」にするメリットってなんなんでしょ?
> 違いがある、特徴がある、そうした事こそ、何物にも代え難い「価値」があると言うのに。
> また、世界との商売が繁栄に直結する日本にとっては、
> モノを売り、顧客を確保する為にも、「良いイメージ」こそ特大の価値があります。
> 「自衛隊」「憲法第九条」「被爆国」「平和国家」などなど、
> 日本もカードはいっぱい持ってるんですから、それを有効に使えば良いんです。
> 別に、イメージ用のカードなので、国内に於ける実際の運用は本音と建前でも構いません。
> でもまあ、カードとして有効に機能していけば、虚勢も実体へ近付いていきますし、
> それで日本国民が得られるモノが、平和であり富であるのなら、それは申し分はない話かと。
> ・・・って、あれ?
> 書いてたら、途中で思いっきり話が脱線してる(笑)。

なかなか難しいと思いますよ。
結局国際社会はアナーキーであり、パワーのある国のわがままがまかり通るところですから、
徳で世の中を渡りきっていくのはかなり厳しいでしょう。
もし、日本が欧州に有るのであれば、徳路線で行くことに何の問題もないかなとは思いますが、
日本の周囲の情勢を見るに厳しいところがあると思います。
日本の現状では、孝公とおなじく徳において殷周の聖王に及ばない道しかないのでしょう。
とは言え、面白い内容ですので、詳しく議論していきたいです。


[11302] Re2:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/5/27 (水) 23:13:07 徳翁導誉

> グループ発表のリーダーなんかに選ばれてしまいました…
> レポートも立て込んでいるのに忙しいことこの上ないです。

まあ、返信はいつでもOKですよ。
所詮は雑談ですし(笑)。

> > ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
> > もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
> > と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。

> これは私は見ていないと思います。
> 再放送を希望ですが、地上波はきついですかね?

「きつい」というのは、ニーズ(視聴率)的にですか?
それとも、映像的なグロ的にですか?
グロさの面では、そこまで過激ではなかったと思いますが、
如何せん題材が題材だけに、無くはなかったかと。
ニーズ的には・・・まあ、無理でしょうね。
仮にあったとしても、NHKでBSかなあ?(それすら望み薄ですが)
DVD-BOXの発売は5年ほど前ですが、英国での本放送は35年は前のモノですし。
ただ、それだけ古い番組なので、生き証人が大勢に登場します。
例えばドイツならシュペーアやデーニッツ、日本なら木戸幸一や淵田美津雄など。
未見でしたら、是非ともオススメです!!
WW2を扱った映像番組としては、これ以上のモノを私は知りませんので。

ちなみにヒストリーチャンネルでも、最近は放送してませんね。
最も最近の放送は、2008年の新年早々に「26時間一挙放送」なんて、
かなり馬鹿げた放送形態が最後でしたね。
お屠蘇気分の中、不眠不休で見続けるような番組じゃありませんよ(笑)。

> > わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
> > と言った疑問が湧く訳です。

> まあ、世の中合理的な人間ばかりではないですから、
> たまにそういう武将がいてもおかしくはないでしょう。
> 可能性としては、ほとんど私怨や個人での報復として(雇用)ならあり得るかもしれないとは思います。

そうした目的での雇用は確かにあると思いますけど、
それで雇われた人物が「忍者」と呼べるかは、別問題だと思いますよ(笑)。
何と言いますか、例えばネットの闇サイトで殺人依頼が実行されたとして、
その実行者が「殺し屋」とか「ヒットマン」と呼ぶのは、何か違う気がしますし。

> > > そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
> > 先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
> > 何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
> > 本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
> > って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。

> 最近あの人は本を結構出している気がします。
> 読んでもあまりためになりそうにないので立ち読みすらしていないですがw

まあ、多筆な人は、書いてる内容が同じ事がほとんどですけどね。
他の著作もパッと見てみた限り、その例に当てはまるかと思います。
でもまあ、良いんじゃないですかねえ、
内容が重複していても、買ってくれる固定客が居るのであれば。
自己啓発本とか、マニュアル本とかで、そう言うのはよく有りませんか?
例えば、中谷彰宏のとか。

> ゴーストライターとかも使っているのかは分からないですが、
> すべて自分で書いているならその速度を分けてほしいw

文章を書くのは素人なので、かなり編集の手が加わって入るんでしょうけど、
ゴーストライターは使ってないんじゃないですかねえ?
と言うか、基本的な内容が同じなので、使う必要もないような・・・・
解りませんけど、対談形式で質問しながら話を聞き、それをまとめる形ではないかと。

> それより幾らもうけているんだろうか?
「田母神塾」の発行部数が7万部だそうで、
価格が税抜き1300円に、印税が恐らく10%くらいでしょうから、
この1冊での収入は、単純計算で「910万円」ですか。


> > 日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
> > 個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?

> なかなか難しいと思いますよ。
> 結局国際社会はアナーキーであり、パワーのある国のわがままがまかり通るところですから、
> 徳で世の中を渡りきっていくのはかなり厳しいでしょう。
> もし、日本が欧州に有るのであれば、徳路線で行くことに何の問題もないかなとは思いますが、
> 日本の周囲の情勢を見るに厳しいところがあると思います。

え〜と、何か勘違いされてませんか?
ここで言っているのは、日本の「イメージ戦略」の話です。
徳などで治まる軍事や国際政治なんて、有る訳がありません。
「悪魔の学問」という異名を持つ地政学とかも語ってるのに、
今更、そんなおとぎ話などはしませんよ(笑)。
まあ、実現可能と思われる範囲での理想は求めますけど。

取り敢えず、もっと砕けた書き方をすれば、
例えばアメリカ軍は、イラクへ侵攻し、イラクへ駐留しています。
イラク人としては、フセイン体制が倒されたので、侵攻自体はまだ我慢できても、
治安維持を唱い駐留する米兵の過剰防衛により、
一般市民が誤って殺され続ければ、アメリカや米兵への怒りや恨みは増し続け、
アメリカがイラクの為している行動も、全ては反感へと繋がって行きます。
かと言って米兵に、「危険を感じても、やられるまで攻撃するな」と言うのは無理です。
ああいう危険地帯では、まずは自分の身を守るなんて、あまりにも当たり前の事ですから。
しかしこれでは、アメリカにとっても、イラクにとっても、不幸の連鎖が続くのみです。
そんな軍事の常識の中で、「専守防衛」などという非常識な理念を掲げ、
しかも本当に実行している軍隊が、世界にたった1つあります。
それこそが日本の「自衛隊」です。

自衛隊をそんな危険な任務に・・・という意見もあるでしょうけれど、
どのみち、このまま行けば、日本は国際貢献を求められ、
ここ最近の展開を鑑みると、恐らく戦場へと送られる日も遠くないかも知れません。
戦場での戦闘に比べれば、戦後の治安維持の方が安全ですし、
殺傷する為の戦いよりも、平和の為の戦いの方が、日本の自衛隊には向いていると思います。
その上、日本は「専守防衛」の信条により、それをより上手く行える能力がある。
それを上手く行えば、日本には「良いイメージ」を与えられる事になり、
モノを買い、モノを売らなければ、1億を越える国民を養えない日本にとって、
そう言った好印象こそが、何よりもの「武器」になると。

9・11テロの後、アメリカがアフガニスタンへ空爆を行った際、
敵を攻撃しながら、現地民を味方に付ける豊臣秀吉の戦い方を元に、
「オペレーション・ヒデヨシ」などと名付けて、
タリバン空爆と、支援物資の投下を行いましたが、
そんな事で、現地民の心をたらし込めるかと言えば・・・・
本家の日本こそ、真の「秀吉作戦」をやるべきなんです(笑)。
日本は単独で大立ち回りが出来る超大国ではありません。
WW2でもそうでしたが、アメリカや中国などと対等にやり合おうと思えば、
アジア諸国を味方に付けるしか、手はないんです。
しかし大戦では、稚拙な軍政により、却って反感を買った面の方が大きかったはずです。
失敗を繰り返さない為にも、失敗から学ばなければなりません。
その為にこそ、災害時にはいち早く駆けつけ、平和の為には命を張り、
アジア人の心をたらし込まなければなりません。
それは何も次の戦争だけでなく、平時の経済や政治にも絡んでくる事です。

正直、自分でも極端な意見のようにも思うんですが、
しかし、その中にも実現性を見出して居るのは、
日本がアフガニスタンで行えた戦後復興の成果にあります。
国連の復興ミッションで、アメリカは国軍の創設、ドイツは警察組織の再建、
イタリアは司法制度の構築、イギリスは麻薬対策と役割分担が決まる中、
日本の担当分野はなんと「軍閥や武装勢力の武装解除と兵士動員解除」。
「日本は敗戦国としての経験があるから」なんて理由で引き受けて来ちゃったんですけど、
どう考えたって、5ヶ国による役割分担の中で、最も危険な仕事ですよ!?
軍閥から武器を取り上げ、彼らを解散させようって言うんですから。
それほどの仕事を、安易な想像力で安請け合いして来たのは、十分に問題有りですが、
しかし日本の文民たちは、危険の中でそれをやり遂げたんですよねえ。
「文民ですらここまで出来たのだから、自衛隊も」と言うのが、私の考えの根底にはあります。

って、肝心のアフガニスタンの方は、
復興は国連、治安維持はNATO、タリバン掃討は米軍と、おのおのバラバラに行動し、
アメリカの選挙の事情から、復興計画を変更したり、強行な軍事行動を起こしたりと、
アフガン復興へのプロセスは、滅茶苦茶にされて行くんですけどね・・・・
それで今、タリバンが再台頭してきて、「イラクからアフガンへ」などと言っている。
こうした展開により、日本による軍閥解体が逆にアダとなってしまっている面もあり、
同じアジア人としては、アメリカに好き勝手に引っかき回されるのが非常に腹立たしくもあり、
アジア人の手で平和裏に解決できないのが悲しくもあるんです。
だからこそ、自衛隊の海外展開能力を欲している面もあります。

そういう意味では、小沢の「国連待機部隊」構想というのも面白い案だとは思います。
ただし私の場合は、国連軍としての戦闘参加までは認めませんけど。
と言うか、国連軍での戦闘行為は、明らかに憲法9条に違反すると解釈してますので。
ですけど、この構想自体は面白い。
災害救助や復興、治安維持、テロ対策などの精鋭専門部隊。
言うなれば「日本版海兵隊」とも言えるかな?
ただしアメリカのそれとは違い、海外侵攻の先兵ではなく、海外支援の先兵ですが。
その一方で、揚陸能力ついて触れている所を考えると、
日本の島嶼部が占領された際に、再奪取させる役割も想定に入っているのかなあ?
少なくとも、社民党や旧社会党系との連携も考えて、
「自衛隊は増やさないけど、国連待機部隊は別」という考えがある事だけは解ります(笑)。

ああ、国連待機部隊の話とか、またも脱線気味ですね・・・・
結局、ぶっちゃけた話で内容を端的に言いますと、
核の傘の中にありながら「非核」を唱え、国防力を増強しながら「平和」を唱え、
それでいて、「非核」や「平和」という印象を海外へ植え付ける「イメージ戦略」。
「専守防衛」と「憲法9条」は、その為のキャッチ・フレーズに、というだけの話です。
そう言う意味では「唯一の被爆国」というカードも、もっと有効に使うべきだと思います。
政治カードとしての利用は、被爆者を蔑ろにするような行為かも知れませんが、
それで得られるモノが「平和」であれば、それでもやるだけの価値はあると思いますし。

> > 前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
> > ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?

> どうせなら、予想合戦とかやったら面白いかもと思います。
> 当てる自信なんて無いですが。

予想合戦とは、その対象となるモノに注目が集まるからこそ盛り上がる訳で、
多分これで予想しあっても、それに乗ってくる人はほとんど居ないかと・・・・

> > 知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
> > 「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?

> 個人的にはイッソスよりかは、ガウガメラ(教科書ではアルベラの方が多いかな?)のほうが知名度的には高い気がします。

う〜ん、そうですかねえ?
イッソスが天下分け目の決戦というイメージなのに対して、
ガウガメラは駄目押し的なイメージの戦いですし、
単純に歴史的な重要度言えば、ガウガメラの方が強いかも知れませんが、
こと印象度となりますと、イッソスの方が強いように私は思います。
ちょっと違うかも知れませんが、戦国時代に例えれば、
「イッソス=関ヶ原」「ガウガメラ=大坂の陣」みたいな感じでしょうか?
って、一般の視聴者からしたら、そんな差は微々たるモノで、
どちらでも変わりないかと思いますけどね。

> > 銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
> 銀英伝の知名度ってどのくらいなんでしょうかね?
> うちの教授は知っていましたが。

小説の発行部数で見ますと、累計で1500万部(本伝10巻・外伝4巻)という事なので、
それだけで見ると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同じくらいですか。
まあ、これを高いと見るか?低いと見るか?ですね。
ちなみに、ここで銀凡伝を始めた時に参加者へ取ったアンケートでは、
元ネタである銀英伝を知っている人は、回答者の3〜4割くらいだったかな?
アニメ化されているとは言っても、基本的にOVAシリーズですので、
地上派放送で言われるように、3〜5倍の知名度アップは望めないでしょうし、
(鋼の錬金術師などアニメ化で発行部数が7倍になったとか言ってたかな?)
その辺の数値を参考に、私の感覚で適当に換算すると、
本やゲーム、DVDなどで金を落とすコアなファンで数十万人、
アニメは見たことあるライトなファンで数百万人って所じゃないでしょうか?
あとついでに、銀英伝は現在ファミリー劇場(月〜水)で放送されてますね。


[11341] Re3:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/6/1 (月) 03:55:55 ルーキウス

すいませんが眠いので手短です。

▼ 徳翁導誉さん
> > > ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
> > > もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
> > > と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。

> > これは私は見ていないと思います。
> > 再放送を希望ですが、地上波はきついですかね?

> 「きつい」というのは、ニーズ(視聴率)的にですか?
> それとも、映像的なグロ的にですか?
> グロさの面では、そこまで過激ではなかったと思いますが、
> 如何せん題材が題材だけに、無くはなかったかと。
> ニーズ的には・・・まあ、無理でしょうね。

ニーズ的にですよ。
授業でもそういう関連の映像が出るときに、
気になるんだったら少し外に出ても良いよという先生がいますが、
今まで出て行った生徒を見たことがないですし、
今時の人はショックなんて受けないと思います。
食事中以外は。


> 仮にあったとしても、NHKでBSかなあ?(それすら望み薄ですが)
> DVD-BOXの発売は5年ほど前ですが、英国での本放送は35年は前のモノですし。
> ただ、それだけ古い番組なので、生き証人が大勢に登場します。
> 例えばドイツならシュペーアやデーニッツ、日本なら木戸幸一や淵田美津雄など。
> 未見でしたら、是非ともオススメです!!
> WW2を扱った映像番組としては、これ以上のモノを私は知りませんので。
>
> ちなみにヒストリーチャンネルでも、最近は放送してませんね。
> 最も最近の放送は、2008年の新年早々に「26時間一挙放送」なんて、
> かなり馬鹿げた放送形態が最後でしたね。
> お屠蘇気分の中、不眠不休で見続けるような番組じゃありませんよ(笑)。

いいですね、デーニッツのインタビューとかとかは見てみたいです。
最近は有名どころは死んでしまいましたので残念です。
回想本とかみても最近死んだ人とかがいますが、
そういうのを見たときは最近の出来事だったんだなあと思いますが、
どうしても60年以上前なので歴史としかとらえられないです。
たまにチェックして放送を待ち望みます。


> > 可能性としては、ほとんど私怨や個人での報復として(雇用)ならあり得るかもしれないとは思います。
> そうした目的での雇用は確かにあると思いますけど、
> それで雇われた人物が「忍者」と呼べるかは、別問題だと思いますよ(笑)。
> 何と言いますか、例えばネットの闇サイトで殺人依頼が実行されたとして、
> その実行者が「殺し屋」とか「ヒットマン」と呼ぶのは、何か違う気がしますし。

たしかにそうですね、ところで闇サイトで募集をかける人って、
すぐに足がつくことが分からないんでしょうか?


> まあ、多筆な人は、書いてる内容が同じ事がほとんどですけどね。
> 他の著作もパッと見てみた限り、その例に当てはまるかと思います。
> でもまあ、良いんじゃないですかねえ、
> 内容が重複していても、買ってくれる固定客が居るのであれば。

それってマヌケが搾取されているのではw


> 自己啓発本とか、マニュアル本とかで、そう言うのはよく有りませんか?
> 例えば、中谷彰宏のとか。

うーん、読まないジャンルなので分からないです。


> > それより幾らもうけているんだろうか?
> 「田母神塾」の発行部数が7万部だそうで、
> 価格が税抜き1300円に、印税が恐らく10%くらいでしょうから、
> この1冊での収入は、単純計算で「910万円」ですか。

儲かるなあ、それだけもうけるのは少々納得がいかない面も。


> > > 日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
> > > 個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?

> > なかなか難しいと思いますよ。
> > 結局国際社会はアナーキーであり、パワーのある国のわがままがまかり通るところですから、
> > 徳で世の中を渡りきっていくのはかなり厳しいでしょう。
> > もし、日本が欧州に有るのであれば、徳路線で行くことに何の問題もないかなとは思いますが、
> > 日本の周囲の情勢を見るに厳しいところがあると思います。

> え〜と、何か勘違いされてませんか?
> ここで言っているのは、日本の「イメージ戦略」の話です。
> 徳などで治まる軍事や国際政治なんて、有る訳がありません。
> 「悪魔の学問」という異名を持つ地政学とかも語ってるのに、
> 今更、そんなおとぎ話などはしませんよ(笑)。
> まあ、実現可能と思われる範囲での理想は求めますけど。

勘違いしていましたか、失礼しました。


> 取り敢えず、もっと砕けた書き方をすれば、
> 例えばアメリカ軍は、イラクへ侵攻し、イラクへ駐留しています。
> イラク人としては、フセイン体制が倒されたので、侵攻自体はまだ我慢できても、
> 治安維持を唱い駐留する米兵の過剰防衛により、
> 一般市民が誤って殺され続ければ、アメリカや米兵への怒りや恨みは増し続け、
> アメリカがイラクの為している行動も、全ては反感へと繋がって行きます。
> かと言って米兵に、「危険を感じても、やられるまで攻撃するな」と言うのは無理です。
> ああいう危険地帯では、まずは自分の身を守るなんて、あまりにも当たり前の事ですから。
> しかしこれでは、アメリカにとっても、イラクにとっても、不幸の連鎖が続くのみです。
> そんな軍事の常識の中で、「専守防衛」などという非常識な理念を掲げ、
> しかも本当に実行している軍隊が、世界にたった1つあります。
> それこそが日本の「自衛隊」です。
>
> 自衛隊をそんな危険な任務に・・・という意見もあるでしょうけれど、
> どのみち、このまま行けば、日本は国際貢献を求められ、
> ここ最近の展開を鑑みると、恐らく戦場へと送られる日も遠くないかも知れません。
> 戦場での戦闘に比べれば、戦後の治安維持の方が安全ですし、
> 殺傷する為の戦いよりも、平和の為の戦いの方が、日本の自衛隊には向いていると思います。
> その上、日本は「専守防衛」の信条により、それをより上手く行える能力がある。
> それを上手く行えば、日本には「良いイメージ」を与えられる事になり、
> モノを買い、モノを売らなければ、1億を越える国民を養えない日本にとって、
> そう言った好印象こそが、何よりもの「武器」になると。
>
> 9・11テロの後、アメリカがアフガニスタンへ空爆を行った際、
> 敵を攻撃しながら、現地民を味方に付ける豊臣秀吉の戦い方を元に、
> 「オペレーション・ヒデヨシ」などと名付けて、
> タリバン空爆と、支援物資の投下を行いましたが、
> そんな事で、現地民の心をたらし込めるかと言えば・・・・
> 本家の日本こそ、真の「秀吉作戦」をやるべきなんです(笑)。
> 日本は単独で大立ち回りが出来る超大国ではありません。
> WW2でもそうでしたが、アメリカや中国などと対等にやり合おうと思えば、
> アジア諸国を味方に付けるしか、手はないんです。
> しかし大戦では、稚拙な軍政により、却って反感を買った面の方が大きかったはずです。
> 失敗を繰り返さない為にも、失敗から学ばなければなりません。
> その為にこそ、災害時にはいち早く駆けつけ、平和の為には命を張り、
> アジア人の心をたらし込まなければなりません。
> それは何も次の戦争だけでなく、平時の経済や政治にも絡んでくる事です。
>
>
>
> って、肝心のアフガニスタンの方は、
> 復興は国連、治安維持はNATO、タリバン掃討は米軍と、おのおのバラバラに行動し、
> アメリカの選挙の事情から、復興計画を変更したり、強行な軍事行動を起こしたりと、
> アフガン復興へのプロセスは、滅茶苦茶にされて行くんですけどね・・・・
> それで今、タリバンが再台頭してきて、「イラクからアフガンへ」などと言っている。
> こうした展開により、日本による軍閥解体が逆にアダとなってしまっている面もあり、
> 同じアジア人としては、アメリカに好き勝手に引っかき回されるのが非常に腹立たしくもあり、
> アジア人の手で平和裏に解決できないのが悲しくもあるんです。
> だからこそ、自衛隊の海外展開能力を欲している面もあります。
>
> そういう意味では、小沢の「国連待機部隊」構想というのも面白い案だとは思います。
> ただし私の場合は、国連軍としての戦闘参加までは認めませんけど。
> と言うか、国連軍での戦闘行為は、明らかに憲法9条に違反すると解釈してますので。
> ですけど、この構想自体は面白い。
> 災害救助や復興、治安維持、テロ対策などの精鋭専門部隊。
> 言うなれば「日本版海兵隊」とも言えるかな?
> ただしアメリカのそれとは違い、海外侵攻の先兵ではなく、海外支援の先兵ですが。
> その一方で、揚陸能力ついて触れている所を考えると、
> 日本の島嶼部が占領された際に、再奪取させる役割も想定に入っているのかなあ?
> 少なくとも、社民党や旧社会党系との連携も考えて、
> 「自衛隊は増やさないけど、国連待機部隊は別」という考えがある事だけは解ります(笑)。
>
> ああ、国連待機部隊の話とか、またも脱線気味ですね・・・・
> 結局、ぶっちゃけた話で内容を端的に言いますと、
> 核の傘の中にありながら「非核」を唱え、国防力を増強しながら「平和」を唱え、
> それでいて、「非核」や「平和」という印象を海外へ植え付ける「イメージ戦略」。
> 「専守防衛」と「憲法9条」は、その為のキャッチ・フレーズに、というだけの話です。
> そう言う意味では「唯一の被爆国」というカードも、もっと有効に使うべきだと思います。
> 政治カードとしての利用は、被爆者を蔑ろにするような行為かも知れませんが、
> それで得られるモノが「平和」であれば、それでもやるだけの価値はあると思いますし。

自分を縛ることでうまく行うイメージ戦略と言うことなら有効ではありますが、
矛盾点をつかれると痛い面があると思います。
そこを何とかするのがプロパガンダと外交の力でしょうが。


国連待機部隊ですが、私は国連自体信用していないのであまり好きではありません。
常任理事国が仕切っている割には、小さきことでは小国が票の関係上影響力を持って、
いろいろうるさいし、日本は金だけは出さされるし。
国連に不満のある諸国にあと何カ国かがあれば、有志諸国が独立して新たな国連をという妄想があります。
あくまで妄想で現実には無理でしょうが。


> 正直、自分でも極端な意見のようにも思うんですが、
> しかし、その中にも実現性を見出して居るのは、
> 日本がアフガニスタンで行えた戦後復興の成果にあります。
> 国連の復興ミッションで、アメリカは国軍の創設、ドイツは警察組織の再建、
> イタリアは司法制度の構築、イギリスは麻薬対策と役割分担が決まる中、
> 日本の担当分野はなんと「軍閥や武装勢力の武装解除と兵士動員解除」。
> 「日本は敗戦国としての経験があるから」なんて理由で引き受けて来ちゃったんですけど、
> どう考えたって、5ヶ国による役割分担の中で、最も危険な仕事ですよ!?
> 軍閥から武器を取り上げ、彼らを解散させようって言うんですから。
> それほどの仕事を、安易な想像力で安請け合いして来たのは、十分に問題有りですが、
> しかし日本の文民たちは、危険の中でそれをやり遂げたんですよねえ。
> 「文民ですらここまで出来たのだから、自衛隊も」と言うのが、私の考えの根底にはあります。

敗戦国としての経験ですか、そりゃ無茶なといった感じに思います。
それなら、戦勝国としての経験豊富な国の方が向いているんじゃないかと思いますが、
うまくいくもんなんですね。
話はそれますが、イタリアに軍の再建や麻薬対策をまかせたらひどいことになりそうだw
ヘタリアやらマフィア的なことで。


> > > 前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
> > > ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?

> > どうせなら、予想合戦とかやったら面白いかもと思います。
> > 当てる自信なんて無いですが。

> 予想合戦とは、その対象となるモノに注目が集まるからこそ盛り上がる訳で、
> 多分これで予想しあっても、それに乗ってくる人はほとんど居ないかと・・・・

そうですね、失礼しました。


> > > 知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
> > > 「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?

> > 個人的にはイッソスよりかは、ガウガメラ(教科書ではアルベラの方が多いかな?)のほうが知名度的には高い気がします。

> う〜ん、そうですかねえ?
> イッソスが天下分け目の決戦というイメージなのに対して、
> ガウガメラは駄目押し的なイメージの戦いですし、
> 単純に歴史的な重要度言えば、ガウガメラの方が強いかも知れませんが、
> こと印象度となりますと、イッソスの方が強いように私は思います。
> ちょっと違うかも知れませんが、戦国時代に例えれば、
> 「イッソス=関ヶ原」「ガウガメラ=大坂の陣」みたいな感じでしょうか?
> って、一般の視聴者からしたら、そんな差は微々たるモノで、
> どちらでも変わりないかと思いますけどね。

うーん、どうでしょうか?
ガウガメラの方が動員した兵力は上ですし、
講和や夜襲の拒否などエピソードが豊富ですから、
視聴者の食いつきも良いかなあと思います。
知名度的にはおっしゃるようにいおなじ程度でしょう。

個人的にはテュロス攻防戦とか希望ですw
映像としてだけならかなり面白いんですが、
あの映画でも映像化されなかったですし。

> > > 銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
> > 銀英伝の知名度ってどのくらいなんでしょうかね?
> > うちの教授は知っていましたが。

> 小説の発行部数で見ますと、累計で1500万部(本伝10巻・外伝4巻)という事なので、
> それだけで見ると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同じくらいですか。
> まあ、これを高いと見るか?低いと見るか?ですね。

高いですね、寧ろ坂の上の曇って意外と売れていない。

> ちなみに、ここで銀凡伝を始めた時に参加者へ取ったアンケートでは、
> 元ネタである銀英伝を知っている人は、回答者の3〜4割くらいだったかな?

意外と多いですね、ちなみに東洋史のところでは、
知っている人はほとんどいない感じです。


> アニメ化されているとは言っても、基本的にOVAシリーズですので、
> 地上派放送で言われるように、3〜5倍の知名度アップは望めないでしょうし、
> (鋼の錬金術師などアニメ化で発行部数が7倍になったとか言ってたかな?)
> その辺の数値を参考に、私の感覚で適当に換算すると、
> 本やゲーム、DVDなどで金を落とすコアなファンで数十万人、
> アニメは見たことあるライトなファンで数百万人って所じゃないでしょうか?

かなり多いと個人的には思います。

> あとついでに、銀英伝は現在ファミリー劇場(月〜水)で放送されてますね。
ファミリー劇場でですか、いろいろなとこで再放送していますねえ。
ほぼ全部見て、気に入ったところは録画してあるので見ないとは思いますが。


[11358] Re4:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/6/3 (水) 23:31:59 徳翁導誉

そうそう、そう言えば来週8日(月)から、
「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」で、
「完全再現!史上最強の軍隊」とかいう番組をやるそうです。
http://www.ngcjapan.com/explore/2blddp0000007ofh.html
面白いかどうかは解りませんが、一応報告までに。
1日目が「エル・アラメイン」「クルスク」、
2日目が「バルジ」「ミッドウェー」、
3日目が「スターリングラード」「シンガポール」だとか。


> > 結局、ぶっちゃけた話で内容を端的に言いますと、
> > 核の傘の中にありながら「非核」を唱え、国防力を増強しながら「平和」を唱え、
> > それでいて、「非核」や「平和」という印象を海外へ植え付ける「イメージ戦略」。
> > 「専守防衛」と「憲法9条」は、その為のキャッチ・フレーズに、というだけの話です。

> 自分を縛ることでうまく行うイメージ戦略と言うことなら有効ではありますが、
> 矛盾点をつかれると痛い面があると思います。

いや、それを矛盾点としない為の有効な道具こそ、
「専守防衛」と「憲法9条」であると言う話を、前々回よりしている訳なのですが・・・・
う〜ん、意図が伝わりませんかねえ?

> 国連待機部隊ですが、私は国連自体信用していないのであまり好きではありません。
国連もまた、単なる「道具(ツール)」に過ぎない訳で、
そこに「信用」とか、「好悪」とか持ち込むこと自体、
何だか違うような気もするのですが?
簡単に言えば、都合の良いように利用すれば良いというだけの話です。
おっしゃられるように、日本は金を出してるんですから。
(まあ、本当にそんなに上手く日本が国連を利用できるかは、また別問題ですけどね)

そもそも「国連待機部隊」構想と言うのも、そう言うたぐいの話ですよ。
兵を出したい時は、国連の名を利用して出すんです。
兵を出したくない時は、国連の名を利用して出さないんです。
参加するか否か、どういった陣容で出すかなど、そう言った事は日本側が決める事ですので。
「国連に軍隊を預ける」という内容に、食い付く人も居ますけど、
その部分の前提は「国連が世界政府みたいになれば」という、現実性皆無な条件設定で(笑)、
ぶっちゃけ、旧社会党系を黙らせる為のレトリックにしか過ぎませんからねえ。


> > 小説の発行部数で見ますと、累計で1500万部(本伝10巻・外伝4巻)という事なので、
> > それだけで見ると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同じくらいですか。
> > まあ、これを高いと見るか?低いと見るか?ですね。

> 高いですね、寧ろ坂の上の曇って意外と売れていない。

銀英伝の方は公称で、坂の上の方は実数ですし、
巻数で比べると全14巻と全6巻、
しかも銀英伝は、愛蔵版だ、最終版だ、復刻版だと、いろんなバージョンを出してますので、
1巻あたりで比べると、4〜5倍くらい違ってくるのかも知れませんね。
それに、田母神塾が7万部で900万円ですよ。
それが1500万部となれば・・・と言うか、司馬作品は他にも売れ筋がゴロゴロと(笑)。


[11389] インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/6 (土) 00:03:58 ボーフォルド

古い話の横レス失礼します。
専門書の類になりますが網羅的に見るならば
中西輝政・小谷賢編『インテリジェンスの20世紀』千倉書房2007年
と後ろの参考文献からたどれば良いかと思います。

とりあえず参考までに自分が読んで面白かった本を羅列しておきます。
小谷賢『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が生かされないのか』講談社選書メチエ 2007年
 日本軍がどれほどの情報を集めていたか、それがどう活用されていたかを
 可能な限り実証を試みた研究書。

大森義夫『日本のインテリジェンス機関』文芸春秋 2005年
 戦後のインテリジェンスの元締めである内調室長による
 現代のインテリジェンス体制の概説とエピソード集・

ティム・ワイナー『CIA秘録』文藝春秋 2008年
 ジャーナリストの手による実証的CIA史
 CIAが人間の作った組織に過ぎないことが実感できます。

落合浩太郎『CIA失敗の研究』文芸春秋 2005年
 インテリジェンスの概説込で新書で読めるCIA史。


[11402] Re:インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/7 (日) 23:57:14 徳翁導誉

> 中西輝政・小谷賢編『インテリジェンスの20世紀』千倉書房2007年
> 小谷賢『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が生かされないのか』講談社選書メチエ 2007年
> 大森義夫『日本のインテリジェンス機関』文芸春秋 2005年
> ティム・ワイナー『CIA秘録』文藝春秋 2008年
> 落合浩太郎『CIA失敗の研究』文芸春秋 2005年

紹介、ありがとうございます。
機会がありましたら、読んでみますね。
それにしても、題名に「インテリジェンス」と付くモノが多い事が示すように、
ここ最近に出版された書籍が多いですね。
まあ最近は、すぐに絶版になる事も多いので、手に触れやすい利点はあるんですが、
逆に、長く読み継がれているような「古典的名著」とかって無いんですかねえ?

あと、ふと思ったんですが、いろいろと読む以外にも、
仮想の物語でも作って、そこにそれらをどう上手く組み合わせるか考えたりするのも、
理解の為の一助になるかも知れませんね。
多くの視点からいろいろ試みた方が、全体像の理解も深まるモノですし。


[11413] Re2:インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/8 (月) 23:32:37 ボーフォルド

▼ 徳翁導誉さん
> > 中西輝政・小谷賢編『インテリジェンスの20世紀』千倉書房2007年
> > 小谷賢『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が生かされないのか』講談社選書メチエ 2007年
> > 大森義夫『日本のインテリジェンス機関』文芸春秋 2005年
> > ティム・ワイナー『CIA秘録』文藝春秋 2008年
> > 落合浩太郎『CIA失敗の研究』文芸春秋 2005年

> 紹介、ありがとうございます。
> 機会がありましたら、読んでみますね。
> それにしても、題名に「インテリジェンス」と付くモノが多い事が示すように、
> ここ最近に出版された書籍が多いですね。
> まあ最近は、すぐに絶版になる事も多いので、手に触れやすい利点はあるんですが、
> 逆に、長く読み継がれているような「古典的名著」とかって無いんですかねえ?
>
> あと、ふと思ったんですが、いろいろと読む以外にも、
> 仮想の物語でも作って、そこにそれらをどう上手く組み合わせるか考えたりするのも、
> 理解の為の一助になるかも知れませんね。
> 多くの視点からいろいろ試みた方が、全体像の理解も深まるモノですし。



近代を扱うインテリジェンス学は、70年代頃に始まった学問領域でして
(やりたくても資料の壁があったので)
日本ではようやく端緒についたくらいですから、ちょっと私には古典は思いつかないですね。

冷戦期アメリカの苦悩とか、本読んでもいまいちピンと来ないのが
ゲームだと「あああれは仕方ないよね」と追体験で理解できたりしますし、
物語を書く上では作者は全部情報が解ってますけど、
キャラクターは知りませんから、そういうのもインテリジェンスの理解には良いかもしれませんね。


[11420] Re3:インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/9 (火) 22:46:39 徳翁導誉

> > まあ最近は、すぐに絶版になる事も多いので、手に触れやすい利点はあるんですが、
> > 逆に、長く読み継がれているような「古典的名著」とかって無いんですかねえ?

> 近代を扱うインテリジェンス学は、70年代頃に始まった学問領域でして
> (やりたくても資料の壁があったので)
> 日本ではようやく端緒についたくらいですから、ちょっと私には古典は思いつかないですね。

確かに「近代」と限定してしまえば、そうなるのでしょうけど、
「情報戦」や「諜報活動」というのは、いにしえの世から行われていた訳ですし、
時代時代でその手段は変わっても、本質的な面には普遍的な要素があるでしょうから、
そうした主旨で、古典の存在を尋ねてみた次第です。
例えば、この話題の発端となった忍者などに関しても、
既出ですけど「萬川集海」のような書物の存在がある訳ですし。


> > あと、ふと思ったんですが、いろいろと読む以外にも、
> > 仮想の物語でも作って、そこにそれらをどう上手く組み合わせるか考えたりするのも、
> > 理解の為の一助になるかも知れませんね。
> > 多くの視点からいろいろ試みた方が、全体像の理解も深まるモノですし。

> 冷戦期アメリカの苦悩とか、本読んでもいまいちピンと来ないのが
> ゲームだと「あああれは仕方ないよね」と追体験で理解できたりしますし、
> 物語を書く上では作者は全部情報が解ってますけど、
> キャラクターは知りませんから、そういうのもインテリジェンスの理解には良いかもしれませんね。

と言いますか、物語が出来上がるのは副次的な効果で、
制作する過程の上で、理解が深まったりしないかなあ?などと考えています。
端的に言いますと、黒沢明が映画「隠し砦の三悪人」で用いた手法ですね。

一応簡単ですが、その映画のあらすじを紹介しますと、
戦国時代、御家再興を目指した1人の武士が、
姫と軍資金と共に落ち延びる中、途中で知り合った2人の農民と一緒に、
次々と襲いかかるピンチを切り抜け、敵地領内を越えていくストーリーで、
日本映画史の中でも、傑作の1つに数えられています。
(ちなみにスターウォーズは、この作品に影響を受けて作られました)
で、そのシナリオ制作方法というのが、
まず最初に、監督の黒沢明が切り抜け困難なピンチをいきなり設定し、
それを3人の脚本家と共に、「うまい切り抜け方はないか?」と頭をひねり合い、
「これだ!!」という解決案が出ると、再び黒沢が次のピンチを設定する。

まあ、そんな感じで、同じように物語の設定を用意し、
それを土台に、案を出し合いながら物語を作っていけば、
いろいろと面白い事でも出来るかなあ?とか考えた次第であると(笑)。
設定を考えるのも、解決策を練るとは異なった視点からの思考を必要としますし、
場合によっては、解決策が先で後から設定を考えたりとかも良いですしね。
物語のシナリオさえ作れれば、Flashでサウンドノベル化とかも出来ますし。


[11288] Re:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/5/26 (火) 09:18:54 ミクシャ

> > 視聴しました。まずまずでしたねー。最後の決闘はあんなに尺を取らなくても
> > 良かったように感じました。

> まあ、密着ドキュメンタリー風の「ドラマ」ですからねえ。
> 個人の好みはそれぞれ有るでしょうけれど、
> やはり、ドラマとして見せるのも必要なんだろうなあ、とは思います。

それはそうかもしれませんね。

> > 宴席で大膳の横に侍らせていたのは小姓かと思いましたが、
> > 女性もいたような・・・。あの頃ですと白拍子でしょうか?

> 首を白く塗っていたのは女で、髪型がおかっぱのは男ですね。
> で、女の方は白拍子かと言われれば、多分ただの遊女だと思いますね。
> 先週の放送なので、あまりよく覚えてないんですけど、
> 白拍子であれば、もっとキチンとした装束を着ていると思うので。
> 現代風に言えば、白拍子は芸者で、遊女はキャバ嬢?(笑)
> まあ、白拍子も広義では遊女に含まれるんですけどね。

確かに、白拍子なら男装して直垂や烏帽子を付ける筈ですから、違うのでしょうね。
もう少し身分が上の人間でないと利用できないのかもしれません。

> > 明日は「出女」で江戸期の女性の関所越え(伊勢参りのようですが)がテーマのようです。
> と言う事で、最終回である「関所越え」も放送し、
> 今回の放送は終了してしまいましたね。
> 好評だったので、恐らく続編はあるでしょうけど、
> それがあるか否かも、全ては視聴者の反応次第という枠なので、
> 念の為に、メールを送ってみた方が良いのかなあ?(多分送らないけど)

1クール8回程度として、一年で2クールぐらいの頻度であれば、
定着するのでは、と思いますが・・・。
「ネタ切れ」になったりしないでしょうか(汗)

> ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> ちなみに、この「名将の采配」は、単発企画での放送時に見た時、
> 韓信の「井けい口の戦い(背水の陣)」をやってましたね。
> その時のシチュエーションをゲストに解説し、
> ゲストが作戦をいろいろ考えた後、正解として史実の結果を見る番組で、
> 企画としては興味深かったものの、放送の方は正直イマイチでしたが、
> まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

第一回はカンネーの戦いですね。合戦や会戦をメインにした企画は
NHKにしては珍しいです。焦点となる戦場を選ぶのに際して、何が基準になっているのでしょうか?
知名度や人気はさることながら、「歴史を変えた一戦」を考慮に入れているのでしょうか。
十三翼の戦いや、コンスタンティノープル攻略も出てきたりして。

> > 戦国初期の地方豪族などは二つの大名の間を渡り歩くようにしていましたよね。
> > 陸奥の大内定綱などは田村・伊達・芦名と巧みに変えながら生き抜いていましたし。
> > 戦国も初期を過ぎてから分国法などが制定されて、豪族や家臣団への統制が強化され、
> > 主君は一つというのが基本になったのではないかと・・・。

> んん?主君を変えるという話だったんですか?
> そう言うのは、戦乱の時代が終わるまで続くのでは?
> それは、時代や洋の東西を問わず、ある程度は同じだと思いますよ。

あくまで主君を変えるのは一例でして、さらに言えば一方の大名と主従に
ありながら、別の手で他の大名とも主従にあるような、そういうことが許される
情勢下だったのかなと。一対一の固定的な主従関係が何時から主流になったのか、
ということに持っていこうと考えていましたが、混乱させてしまいすいません。

> > 傭兵というのは古来よりいましたねー。お抱えや譜代直臣のような儒教的な
> > 概念に裏打ちされた、近世まで続く主従関係の源流が作られたのが、この戦国時代だったのでは
> > ないのかなと思いまして。逆に傭兵的な存在は織豊政権による天下統一事業の過程で整理、
> > 粛清されていきましたからね。(天正伊賀の乱とか秀吉による紀伊平定など)
> > そういう意味で転換点だったのではないかなと思います。
> > 朱子学自体は鎌倉期には導入されて、禅僧などが研究していたようですが、
> > 武士に広まるのはタイムラグがあるんですよねえ。

> 「御恩と奉公」のような封建的主従関係の基本はは、
> 既に鎌倉の時代からあると思いますが、
> 君主を変える話や戦国が転換点という話などから察するに、
> 「二君に仕えず」と言った、より観念的な主従関係についての話なのでしょうかね?
> まあ、刀狩りだ、身分制の固定だ、朱子学の官学化だと、
> 歴史を1つの流れとして辿れば、そう流れるべくして流れたようにも見えますが、
> やはり、全ては200年以上に及ぶ泰平の世が為せるモノであったかと。
> 人間なんてものは、思想やシステムで動くのではなく、結局は利益で動きますからねえ。
> 永久に続くかのような泰平の世にあっては、それが単に都合が良かったというだけで、
> もし仮に、江戸幕府が数十年で崩れていたら、
> 室町や戦国の時代と変わらない状態になってたと思いますしね。

そうですね。観念的に当時の人がどう捉えていたかを考えておりました。あわせて、
中世以来、武士が現実と観念の間をどのように取り持っていたか、連関させていたか、ということも。
主従関係の概念を一つに纏め上げたのは江戸幕府の超長期政権のお陰ではありますね。
意図せず、一番の効果を挙げたのは政治的安定だったということで。

> > 深夜から上げる際に、番組をここまで変えてしまうのは民放だから、なのですかねえ。
> と言いますか、時間帯(客層)の違いを考えれば、
> 深夜のまま行っても、うまく行くはずないですからねえ(ヌルい番組なら別ですが)。
> また、「深夜時のままで」と突っ走った番組は、だいたい数ヶ月の命で終わってます(笑)。

そうでしたか。突っ走ればゴールデンと場違いな放送になりかねませんね。
修正を加えた結果、ヘキサゴンのような番組が出てくると。
NHKが上手く軌道に乗せられるのに比して、民放では深夜からすると全く別の番組に
なってしまったり、短命に終わってしまう差はなんなのでしょうか?

> > 「ヘキサゴン」は話題作りに成功して有名にはなりましたけど、深夜時代との落差が激しいですね。
> > フジの深夜枠と言いますと、CGIゲームになった「征服王」が思い浮かぶのでしょうか。

> 征服王がやっていた時代は、他にもいろいろ有りましたけどね。
> まあ時代がバブル期で、深夜番組ですら制作費が溢れていた時だからこそ、
> そんな実験というか、遊びのような企画も、バンバン通ったんでしょうけど。
> そう言えば、伊集院光が西武球場を貸し切り、
> バックスクリーンでファミスタ対決をやるなんて企画(それもラジオで)も通ってた時代ですね(笑)。

何だか考えられないですね。。。年末年始の特番だけは、局もそれなりに製作費を出しはしますが、
年がら年中、湯水のように制作費を投じていたら、本当に何でもできてしまいますねえ。
この頃に始まった番組で、今でも続いているのを思い浮かべるなら「とんねんるずの皆さんのおかげです」
ですかねえ。仮面ノリダーとか思い出します。

> > 僕は世代的にトリビアの泉ですね。
> トリビアは、深夜帯の頃の方が面白かったですよね。
> ゴールデンに移った後は、「バカな企画をやってみる」番組になってましたし。
> まあ、あれはあれで、「日本刀vsマシンガン」とか、面白い回もあって良かったのですが。

本当ですね。ゴールデン後のコーナーにトリビアの種というのがありましたが、
あれはまさに「バカな企画をやってみました」という内容が多かったです。
企画の内容よりも、どれだけバカなことをやって沸かせられるか、に重点が移れば長続きはしないですよねえ。
日本テレビ系列で「嵐の宿題くん」という深夜番組があるのですが、これの年末特番はそこそこ面白かったですね。

> > BSですか。普及率は今いちですよねえ。
> いや、普及率だけなら高いはずですよ。
> 地デジ対応テレビなら、あとは従来のBSアンテナさえ有れば見られるので。
> ただ問題なのは、普及率よりも認知度でしょうね。
> 自分の家のテレビでも、BSデジタル放送が見られる事を知らない人も多そうですし、
> 知っていても、わざわざ見ようと思う人が少ないですからねえ。
> 「何か番組やってないかなあ?」とテレビのリモコンを弄る時でも、
> BSの方まで弄って番組探しをしてみる人って、ほとんど居ないのではないかと?
> 私も民放のBSって、スポーツ中継しか見てませんし。

あ、普及率はそれなりに多いですね。総務省のアンケートを見ると、大体五割強ですか。
開始当初は衛星放送が地上波よりも普及するという話がありましたので、
それと現在を比較するに、伸び悩んでいたかと思っていたのですが・・・。
でも知名度は低いですね。スポンサーとか付きにくそうですし、教養番組などが多い分、
視聴者の関心は低いようで。

> > デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
> > 個人的には関東ローカルながら、テレビ東京に期待を寄せています。

> テレビ局側から、デジタル放送への移行を求めていた訳ではないので、
> (それどころか、移行費用に金が掛かるので嫌がってましたし)
> デジタルの利点をまともに活かしている民放は、皆無じゃないですかねえ?
> 今回の金融危機の影響で、各局軒並み営業成績を落としている現状では、
> それが改善されていく事も、まず無いでしょうし、
> マルチ編成機能なんて、NHK(主に教育)がちょっと使ってるくらいで、
> 既存の民放局が、無駄にチャンネル数やBSを抑えるくらいなら、
> もっと新規参入させれば良いのに・・・と思うんですけどね。
> 閉鎖的で、独占的な日本のマスコミ界を変革する為にも。

ということは殆ど変わらない、ということですか。
大手五局が寡占を築いて利権護持しているのでは、不味いですよねえ。

> > ところで、現世の人間がタイムスリップで過去に遡ったとして、
> > どの時代までが言葉による意思疎通が可能か、というのをご存知ですか?

> 意志疎通が可能というのを、どの辺に定義するかで大きく変わるかと。
> 例えば平安時代の古典でも、正確に内容を把握は出来なくても何となく意味は解りますし、
> 完璧を求めるのであれば、戦前の人と通じるかどうかも解らない・・・・
> 現代でさえ、世代間や地域間の差により、意志疎通が出来ない事もなくはないですし。

前提が欠けていましたね。発声や会話による意思疎通です。
ラングであれば、古典で習いますからねー。与太話の類ですので、
あまり深く突っ込まれると答えられないのですが。。。

> > うろ覚えですが、室町期らしいですよ。タイムスクープは近世前後に対象を絞っているので
> > ひょっとするとそういうことまで再現しようとしているのかな、と思ってしまいましたw

> いや、単純に、視聴者の関心度と、制作費の問題かと。
> 視聴者の関心に関しては、別のスレッドに書いたのですが、
> 出版物の売れ筋から、時代の人気を測ると、
> 「戦国>>太平洋戦争>幕末維新>>忠臣蔵(江戸)>源平(鎌倉)>>その他」って感じらしいです。
> また、制作費の方では、ただでさえ「お試し枠」での放送な上、
> 衣装や小道具を新たに作るにも、結構金が掛かりますからねえ。
> 大河ドラマで同じような時代が多く扱われるのも、その時代が人気だというだけでなく、
> 衣装や小道具を使い回せるからと言う利点があるからだそうです。
> 逆に、NHKが飛鳥時代のドラマ制作に挑戦した時、衣装も小道具も当然新調であった為、
> 当初予定していた予算を大きく越えてしまい、責任者が地方へ飛ばされたなんて話も(笑)。

大化改新でしたっけ。あるいは聖徳太子でしたか。シーンは後日、「その時、歴史が動いた」に使用されていました。
制作費の面でクリアできるなら、「坂の上の雲」がドラマ化されることですし、明治期の回を増やして欲しかったです。
江戸期は大河だけでなく、たびたび時代劇ドラマとして出てきますから作りやすいでしょうね。

> > どうもです。日本におけるインターネット利用者は飽和状態なのでしょうかね。
> 総務省が今年発表したデータによると、
> 日本のインターネット利用者数は、9000万人を越えてますからねえ。
> 実に、日本人の4人に3人が利用しているともなると、
> 飽和状態と言っても差し支えないかも知れませんね。
> ここ10年の間でも、ネット内の雰囲気は随分変わりましたし。
> まあ、好きな人たちが金を掛け、主に文字情報でやり取りしていた時代から、
> 誰でも気軽に常時接続し、動画がバンバン飛び交う時代になりましたので、
> もしもそれで変わらなければ、そっちの方がおかしいという話ですけども(笑)。

なるほど。日本と打って変わって、急速に変化しているのが中国のインターネット利用ですね。
それこそ電気の通らないような雲南の山奥や黒竜江の寒村を除けば、大抵の町には
茶房とかいうネットカフェが設置されていて、数億人が閲覧できますからね。
ネット上の使用言語で中文が急速に増えた気がします。


[11303] Re2:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/5/27 (水) 23:15:20 徳翁導誉

> > 好評だったので、恐らく続編はあるでしょうけど、
> > それがあるか否かも、全ては視聴者の反応次第という枠なので、
> > 念の為に、メールを送ってみた方が良いのかなあ?(多分送らないけど)

> 1クール8回程度として、一年で2クールぐらいの頻度であれば、
> 定着するのでは、と思いますが・・・。
> 「ネタ切れ」になったりしないでしょうか(汗)

質を保てるかは解りませんが、ネタ自体は幾らでもあると思いますよ。
例えば江戸時代だけを取っても、様々な職業の人が居ましたし、
また、切り口を変えていけば、更にネタは増えますからねえ。
今回は江戸や室町が多かったですけど、明治とかもネタは豊富そうですし。

> > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> 第一回はカンネーの戦いですね。合戦や会戦をメインにした企画は
> NHKにしては珍しいです。焦点となる戦場を選ぶのに際して、何が基準になっているのでしょうか?
> 知名度や人気はさることながら、「歴史を変えた一戦」を考慮に入れているのでしょうか。
> 十三翼の戦いや、コンスタンティノープル攻略も出てきたりして。

パイロット版の番組を見た限りでは、「歴史を変えた一戦」といった所に比重は置かれず、
純粋に「采配」がメインの番組でしたね。
ゲストも将棋の棋士とか、野球の監督とかでしたし。
また、番組の構成上から、「これだ」というキーポイントのない戦いは、
例え有名で大きな戦いであっても、取り扱われる事はないかと思います。
そう言った意味では、「コンスタンティノープル攻略」は有り得るかも知れませんね?
「船を山越えさせる」という正解(史実)は、テレビ的には良さそうですし(笑)。


> そうでしたか。突っ走ればゴールデンと場違いな放送になりかねませんね。
> 修正を加えた結果、ヘキサゴンのような番組が出てくると。
> NHKが上手く軌道に乗せられるのに比して、民放では深夜からすると全く別の番組に
> なってしまったり、短命に終わってしまう差はなんなのでしょうか?

そもそもNHKでは、深夜1〜2時台の番組を、夜10〜11時台へ引き上げるくらいで、
深夜からゴールデンへと言った、無茶な枠移動はしていないように思います。
これくらいの移動なら、民放でも成功例はあるんじゃないですかねえ?
例えば最近ですと、テレ朝の「アメトーーク」だとか。

まあ、公共放送として受信料でやってるNHKと、CM収入でやってる民放とでは、
自ずと、「視聴率」への拘りが異なって来るのも当然ですけどね。
民放は視聴率(特にゴールデン)が収益に直結する訳ですし。
ですが皮肉な事に、今やゴールデンの視聴率トップはNHKなんですよねえ(笑)。
ここまで来ると、却って割り切っちゃう民放局なども出てきて、
「低視聴率でも利益が出れば良い」と、TBSなんて制作費削って低視聴率番組を垂れ流している為、
その日の最高視聴率番組が水戸黄門の再放送だったり、その日の平均視聴率が4%だったりと、
欧米諸国に比べれば、超破格値で電波を独占的に使用している立場であるのに、
随分とふざけた事態になっているんですよねえ・・・・

そう言えば先日、TBSアナウンサーのストライキがあった時に、
「アルバイトや派遣を切り、番組制作会社への支払いもカットしてるのに、
 自分たちだけ給料上げろってのはおかしくないか? 権利は認めるけど」と、
TBSラジオ内で、伊集院光に言われてたっけ(笑)。
まあラジオ業界なんて、この半年で人気番組が立て続けに潰されてますからねえ。
「聴取率(ラジオ版の視聴率)が取れてるのに、人気長寿番組が終わるのって、
 切られる出演者の責任じゃなくて、切ってる局側の責任じゃないの?」という発言も、
「一理あるなあ」とは思いますし(ラジオはスポンサー確保が大変なのも解りますけど)。

> 日本テレビ系列で「嵐の宿題くん」という深夜番組があるのですが、これの年末特番はそこそこ面白かったですね。
昆布や藁で船を作ったりするヤツですよねえ?
特番の方は、何度か見た事があります。
まあ、あれはあれで面白いんですけどね。


> 開始当初は衛星放送が地上波よりも普及するという話がありましたので、
> それと現在を比較するに、伸び悩んでいたかと思っていたのですが・・・。

う〜ん、「技術的にはそうした事も可能」という話だけで、
実際の所、本当にそうした事が起きるとは思われてませんでした。
簡単に言えば、東京のキー局が地上派と同じ電波をBSにも乗せれば、
地方の在住者でも、東京と同じ番組を同じ時間に視聴する事が可能となります。
そうなれば、日本全体で見た場合、恐らくBSの方が普及した事でしょう。
しかし、本当にそんな事をやれば、地方局はそのほとんどが壊滅してしまいます。
その為、地上派と同じ電波を流す再送信は、大きく制限されたんです。
現在ではそれも多少緩和されているのですが、キー局は地方に系列局を抱える事情から、
制限が厳しかった時代と、対応はほとんど変わってませんね。
地方系列局の少ないテレビ東京くらいかな、BSも有効活用しようとしているのは?
数日遅れでの番組のBS放送は、テレ東系列のなかった地方では好評だそうですし。

> でも知名度は低いですね。スポンサーとか付きにくそうですし、教養番組などが多い分、
> 視聴者の関心は低いようで。

教養番組は・・・あまり無いような気がしますが、
でも、海外の紀行モノや大自然モノは多いかな?
地上派は若者や女性へ偏重した作りが多いので、
最近では高齢層が、そういった番組を見る機会も増えているという記事は読んだ事があります。
あとスポンサーの方は、通販番組を垂れ流してる時間帯がかなり多いので、
スポンサーが付いていると言えば、そう言えなくはないかと(笑)。
って、本当は民放連の規則で「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言うのがあるんですけど、
ぶっちゃけ、そんな規則は全く守られていません(笑)。
ただし、これから新規参入するチャンネルに対しては、これを厳格に適用するのだとか・・・・
何と言うか、あまりにあからさま過ぎて、逆に笑えます。

> > > デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
> > 既存の民放局が、無駄にチャンネル数やBSを抑えるくらいなら、
> > もっと新規参入させれば良いのに・・・と思うんですけどね。
> > 閉鎖的で、独占的な日本のマスコミ界を変革する為にも。

> ということは殆ど変わらない、ということですか。
> 大手五局が寡占を築いて利権護持しているのでは、不味いですよねえ。

更にマズいのは、各社程度の差こそあれ、
「新聞−テレビ−ラジオ」が一連の系列である5社なんですよねえ。
しかも、最も古いメディアである新聞が親玉なので、ネットとの融合が一向に進まない。
日本のマスコミ業界は、このトライアングルによる寡占状態が強固すぎて、
新規参入などは、現実的にほとんど有り得ません。
まあ一般視聴者の方も、新規参入なんか求めて無いという事情もあるのでしょうけど。
ちょうど1年半前、BSデジタルの方で「BS11」と「TwellV」が新規参入したんですが、
そもそも、この2つの新規局の存在自体、知っている方が少数派のような気がします・・・・
って、BS11の方は、まだ多少の努力が見えたりもするんですが、
TwellVの方は、もうほとんど通販専門局と化していますけどね(笑)。


> > 逆に、NHKが飛鳥時代のドラマ制作に挑戦した時、衣装も小道具も当然新調であった為、
> > 当初予定していた予算を大きく越えてしまい、責任者が地方へ飛ばされたなんて話も(笑)。

> 大化改新でしたっけ。あるいは聖徳太子でしたか。

その両方ですね。
当初の発表では「飛鳥3部作」との事だったのですが、
「聖徳太子」で金を掛けすぎ、責任者が地方へ飛ばされ、
衣装や小道具は既に作ってしまったので、やっつけで「大化改新」を作ったと。
まあ、その後に待っているのは「壬申の乱」ですから、
そんな中途半端な気持ちでは作れない題材なので、結局そこで打ち切りと・・・・
壬申の乱などと言ったら、武力による天皇位の簒奪劇ですからねえ。
相当の覚悟を持って「作ろう」と考えている人以外、まず手を出しませんよ。
そう言う意味ではやはり、大河で「太平記」をやった人は凄いと思います。

> 制作費の面でクリアできるなら、「坂の上の雲」がドラマ化されることですし、明治期の回を増やして欲しかったです。
> 江戸期は大河だけでなく、たびたび時代劇ドラマとして出てきますから作りやすいでしょうね。

まあ、本格的に作ろうと思えば別ですけど、
制作費の面では、明治はそんなに大変ではないと思いますよ。
明治が難しいのは、その近すぎる時代背景もありますが、
何より一般視聴者のウケが悪いんですよねえ(コアなファンも居ますけど)・・・・
簡単に言えば、「視聴率は取れないのに、抗議や圧力は多い題材」なので、
飛鳥や太平記のような物好きでも出てこない限り、作ろうという人が出てこないんですよ。


[11348] Re3:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/3 (水) 05:07:16 ミクシャ

> > 1クール8回程度として、一年で2クールぐらいの頻度であれば、
> > 定着するのでは、と思いますが・・・。
> > 「ネタ切れ」になったりしないでしょうか(汗)

> 質を保てるかは解りませんが、ネタ自体は幾らでもあると思いますよ。
> 例えば江戸時代だけを取っても、様々な職業の人が居ましたし、
> また、切り口を変えていけば、更にネタは増えますからねえ。
> 今回は江戸や室町が多かったですけど、明治とかもネタは豊富そうですし。

そうですねえ。江戸時代の被差別集落の生活や、漁撈民や狩猟の生活に密着するのも
面白そうだなあと思います。現代には残っていない、非日常の風景を切り取っても良いですね。
あとは琉球やアイヌとかも見てみたいかも。フォークロアの視点から作って見ると、嬉しいんですけども。
関心を寄せられることはできないかもしれませんが・・・。(費用面でも難アリですし)

> > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > 第一回はカンネーの戦いですね。合戦や会戦をメインにした企画は
> > NHKにしては珍しいです。焦点となる戦場を選ぶのに際して、何が基準になっているのでしょうか?
> > 知名度や人気はさることながら、「歴史を変えた一戦」を考慮に入れているのでしょうか。
> > 十三翼の戦いや、コンスタンティノープル攻略も出てきたりして。

> パイロット版の番組を見た限りでは、「歴史を変えた一戦」といった所に比重は置かれず、
> 純粋に「采配」がメインの番組でしたね。
> ゲストも将棋の棋士とか、野球の監督とかでしたし。
> また、番組の構成上から、「これだ」というキーポイントのない戦いは、
> 例え有名で大きな戦いであっても、取り扱われる事はないかと思います。
> そう言った意味では、「コンスタンティノープル攻略」は有り得るかも知れませんね?
> 「船を山越えさせる」という正解(史実)は、テレビ的には良さそうですし(笑)。

カンネーの戦いを視聴しましたが、意外と面白いですね。単調に戦いの経過をゲストと
見ていくのかと想像していましたが、ゲストに指揮を疑似体験させて、采配を考えさせると言うのは
良い意味で裏切られました。ゲストの考える采配を見て、色んな考え方があるもんだと。
戦場の選考は少数の不利で多数を負かせるというのが好まれるのですね。
コンスタンティノープルは厳しいかも・・・

> まあ、公共放送として受信料でやってるNHKと、CM収入でやってる民放とでは、
> 自ずと、「視聴率」への拘りが異なって来るのも当然ですけどね。
> 民放は視聴率(特にゴールデン)が収益に直結する訳ですし。
> ですが皮肉な事に、今やゴールデンの視聴率トップはNHKなんですよねえ(笑)。
> ここまで来ると、却って割り切っちゃう民放局なども出てきて、
> 「低視聴率でも利益が出れば良い」と、TBSなんて制作費削って低視聴率番組を垂れ流している為、
> その日の最高視聴率番組が水戸黄門の再放送だったり、その日の平均視聴率が4%だったりと、
> 欧米諸国に比べれば、超破格値で電波を独占的に使用している立場であるのに、
> 随分とふざけた事態になっているんですよねえ・・・・

視聴率目当てに不祥事を起こしたり、報道では扇情的な映像をわざと選んで流すことで、
メディアとしての質が低下したりと、テレビ局も視聴率に振り回されているような感じはしますね。
ゴールデンタイムを重視しているのに、入れる番組が無いなんて末期としか。

> そう言えば先日、TBSアナウンサーのストライキがあった時に、
> 「アルバイトや派遣を切り、番組制作会社への支払いもカットしてるのに、
>  自分たちだけ給料上げろってのはおかしくないか? 権利は認めるけど」と、
> TBSラジオ内で、伊集院光に言われてたっけ(笑)。
> まあラジオ業界なんて、この半年で人気番組が立て続けに潰されてますからねえ。
> 「聴取率(ラジオ版の視聴率)が取れてるのに、人気長寿番組が終わるのって、
>  切られる出演者の責任じゃなくて、切ってる局側の責任じゃないの?」という発言も、
> 「一理あるなあ」とは思いますし(ラジオはスポンサー確保が大変なのも解りますけど)。

ラジオはあまり聞くことが無いのでよくは分からないのですが、テレビがこれだけ苦戦しているなら
尚更ですよね。それでも人気番組を潰してしまうのはやりすぎかとは思いますが・・・
日本のストライキは欧米に比べて、世間からの風当たりが冷たいと言うのは
本当でしょうかね?それだけ根付いていないということにもなるでしょうけども。

> > 開始当初は衛星放送が地上波よりも普及するという話がありましたので、
> > それと現在を比較するに、伸び悩んでいたかと思っていたのですが・・・。

> う〜ん、「技術的にはそうした事も可能」という話だけで、
> 実際の所、本当にそうした事が起きるとは思われてませんでした。
> 簡単に言えば、東京のキー局が地上派と同じ電波をBSにも乗せれば、
> 地方の在住者でも、東京と同じ番組を同じ時間に視聴する事が可能となります。
> そうなれば、日本全体で見た場合、恐らくBSの方が普及した事でしょう。
> しかし、本当にそんな事をやれば、地方局はそのほとんどが壊滅してしまいます。
> その為、地上派と同じ電波を流す再送信は、大きく制限されたんです。
> 現在ではそれも多少緩和されているのですが、キー局は地方に系列局を抱える事情から、
> 制限が厳しかった時代と、対応はほとんど変わってませんね。
> 地方系列局の少ないテレビ東京くらいかな、BSも有効活用しようとしているのは?
> 数日遅れでの番組のBS放送は、テレ東系列のなかった地方では好評だそうですし。

なるほど。そうですか。地方局はそれこそ死活問題になりますか。
地方は地方で独自の番組編成を行っているところがほとんどですし、東京で試せない分、
地方でお試しに番組制作することもありますからね。
野球中継でも、9時を過ぎてしまうと「一部の地域」では番組が終わってしまいますけども
それを格差と見るか、地方の個性と見るかは難しいところです。

> > でも知名度は低いですね。スポンサーとか付きにくそうですし、教養番組などが多い分、
> > 視聴者の関心は低いようで。

> 教養番組は・・・あまり無いような気がしますが、
> でも、海外の紀行モノや大自然モノは多いかな?
> 地上派は若者や女性へ偏重した作りが多いので、
> 最近では高齢層が、そういった番組を見る機会も増えているという記事は読んだ事があります。
> あとスポンサーの方は、通販番組を垂れ流してる時間帯がかなり多いので、
> スポンサーが付いていると言えば、そう言えなくはないかと(笑)。
> って、本当は民放連の規則で「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言うのがあるんですけど、
> ぶっちゃけ、そんな規則は全く守られていません(笑)。
> ただし、これから新規参入するチャンネルに対しては、これを厳格に適用するのだとか・・・・
> 何と言うか、あまりにあからさま過ぎて、逆に笑えます。

収入源は通販ですか。しかし、民放連の規則を作っても守れないのでは、最初から作る意味があったのでしょうか。
そのくせ新規には強制と言うのも、本当チグハグですね。傍目には妨害するための措置にしか見えない(苦笑)
地上波のような華美な構成にはせずに、というところで存在意義を出そうとしているのかもしれませんが、
これから高齢人口と若年層が逆転する日本では、時代の先取りになるかもw

> > > > デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
> > > 既存の民放局が、無駄にチャンネル数やBSを抑えるくらいなら、
> > > もっと新規参入させれば良いのに・・・と思うんですけどね。
> > > 閉鎖的で、独占的な日本のマスコミ界を変革する為にも。

> > ということは殆ど変わらない、ということですか。
> > 大手五局が寡占を築いて利権護持しているのでは、不味いですよねえ。

> 更にマズいのは、各社程度の差こそあれ、
> 「新聞−テレビ−ラジオ」が一連の系列である5社なんですよねえ。
> しかも、最も古いメディアである新聞が親玉なので、ネットとの融合が一向に進まない。
> 日本のマスコミ業界は、このトライアングルによる寡占状態が強固すぎて、
> 新規参入などは、現実的にほとんど有り得ません。
> まあ一般視聴者の方も、新規参入なんか求めて無いという事情もあるのでしょうけど。
> ちょうど1年半前、BSデジタルの方で「BS11」と「TwellV」が新規参入したんですが、
> そもそも、この2つの新規局の存在自体、知っている方が少数派のような気がします・・・・
> って、BS11の方は、まだ多少の努力が見えたりもするんですが、
> TwellVの方は、もうほとんど通販専門局と化していますけどね(笑)。

日本のメディア構造は本当に旧態依然ですね。第四権力とさえ言われるのに、行政の手が入らないのは
何故でしょうね。ただ、マスコミバッシングは醸成される空気にあるので、近い将来に
政治家の手が入るのではと期待していますが。。。
そういえば、報道や放送のチェック機関とかは働いているんですかねえ?
メディアの問題の中で外国受けが悪いのが、記者クラブ制度ですね。
アメリカのポリアーキーのランク付けをしているNGOの報告に、日本の減点部分があったのですが
そこに挙げられているのが、暴力団の存在と記者クラブ制度でしたし。
民営化や行政改革の次はメディア改革も期待したいところですが。。。

> > > 逆に、NHKが飛鳥時代のドラマ制作に挑戦した時、衣装も小道具も当然新調であった為、
> > > 当初予定していた予算を大きく越えてしまい、責任者が地方へ飛ばされたなんて話も(笑)。

> > 大化改新でしたっけ。あるいは聖徳太子でしたか。

> その両方ですね。
> 当初の発表では「飛鳥3部作」との事だったのですが、
> 「聖徳太子」で金を掛けすぎ、責任者が地方へ飛ばされ、
> 衣装や小道具は既に作ってしまったので、やっつけで「大化改新」を作ったと。
> まあ、その後に待っているのは「壬申の乱」ですから、
> そんな中途半端な気持ちでは作れない題材なので、結局そこで打ち切りと・・・・
> 壬申の乱などと言ったら、武力による天皇位の簒奪劇ですからねえ。
> 相当の覚悟を持って「作ろう」と考えている人以外、まず手を出しませんよ。
> そう言う意味ではやはり、大河で「太平記」をやった人は凄いと思います。

天皇家の権力抗争は中世まで続きますが、主体的に動けたのは上古までですしね。
菊タブーのあるこの国では、NHKでそれをやるのは意外とすごいのかも。
太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
作れたのは、幸運なことかもしれません。

> > 制作費の面でクリアできるなら、「坂の上の雲」がドラマ化されることですし、明治期の回を増やして欲しかったです。
> > 江戸期は大河だけでなく、たびたび時代劇ドラマとして出てきますから作りやすいでしょうね。

> まあ、本格的に作ろうと思えば別ですけど、
> 制作費の面では、明治はそんなに大変ではないと思いますよ。
> 明治が難しいのは、その近すぎる時代背景もありますが、
> 何より一般視聴者のウケが悪いんですよねえ(コアなファンも居ますけど)・・・・
> 簡単に言えば、「視聴率は取れないのに、抗議や圧力は多い題材」なので、
> 飛鳥や太平記のような物好きでも出てこない限り、作ろうという人が出てこないんですよ。

抗議と圧力ですか。日清戦争以降は左巻きの方からは、プレ軍国主義の時代にしか映らないかも
しれませんけど、文明開化にロマンを求める人は少ないのでしょうか。
そういうプロデューサーが現れてくれるのを、気長に待つしかないですねw


[11359] Re4:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/3 (水) 23:32:35 徳翁導誉

> > > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> カンネーの戦いを視聴しましたが、意外と面白いですね。単調に戦いの経過をゲストと
> 見ていくのかと想像していましたが、ゲストに指揮を疑似体験させて、采配を考えさせると言うのは
> 良い意味で裏切られました。ゲストの考える采配を見て、色んな考え方があるもんだと。

あっ、面白かったですか。それは良かった(笑)。
正直言うと、結果を知っている人には物足りなく、歴史に興味がないと見向きもしないと言う、
まことに視聴者ターゲットが分かり難い番組なので、
どういった感想が返ってくるか、ちょっと不安ではありました。
パイロット版よりも更に安上がりに見えるのは、金融危機の影響なのかな?


> 日本のストライキは欧米に比べて、世間からの風当たりが冷たいと言うのは
> 本当でしょうかね?それだけ根付いていないということにもなるでしょうけども。

まあ最近の日本では、ほとんどストはないですよね。
欧米に比べれば、日本は労働者の権利が弱いですから・・・・
まあ集団的自衛権と同じですね、「権利はあるけど行使は出来ない」と(笑)。
とは言え、あまり強すぎると、却って社会や経済が機能不全を起こしかねませんし、
いろいろと難しいところではありませけど。
ストの弊害で言えば、特にフランスが有名ですかねえ?
鉄道も、バスも、電力も、ガスも、消防も、警察も、
定期的にストが行われ、それが長期化する事も珍しくありませんから。
日本で同じようなことが行われたら、冗談抜きで社会機能が麻痺しますよ。


> なるほど。そうですか。地方局はそれこそ死活問題になりますか。
> 地方は地方で独自の番組編成を行っているところがほとんどですし、東京で試せない分、
> 地方でお試しに番組制作することもありますからね。
> 野球中継でも、9時を過ぎてしまうと「一部の地域」では番組が終わってしまいますけども
> それを格差と見るか、地方の個性と見るかは難しいところです。

う〜ん、地方局って金がないですからねえ。
独自編成は行ってますけど、独自制作の方は・・・・
特番を除けば、日頃はせいぜい夕方の地域密着情報番組くらいかと。
延長時に「一部の地域」となる原因は、地方は民放局の数が少ないからなんです。
簡単に言えば、9時までは日本テレビ、9時からはフジテレビみたいに編成していると。
大都市圏の人が地方の番組表を見たら、民放局の少なさに驚くと思いますよ(笑)。
・佐賀県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=saga
・福井県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=fukui
・宮崎県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=miyazaki


> > って、本当は民放連の規則で「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言うのがあるんですけど、
> > ぶっちゃけ、そんな規則は全く守られていません(笑)。
> > ただし、これから新規参入するチャンネルに対しては、これを厳格に適用するのだとか・・・・
> > 何と言うか、あまりにあからさま過ぎて、逆に笑えます。

> 収入源は通販ですか。しかし、民放連の規則を作っても守れないのでは、最初から作る意味があったのでしょうか。
> そのくせ新規には強制と言うのも、本当チグハグですね。傍目には妨害するための措置にしか見えない(苦笑)

ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・
逆に、BSデジタルのみの放送局である「BS11」などは、
昼間の通販番組で金を貯め、それを元手にして夜間の番組を流してますので、
民放キー局の方はあれでも、こうした独立局系の方は大目に見てあげたいんですよねえ。
まあ、ダブル・スタンダードになっちゃうかも知れませんが(笑)。


> 日本のメディア構造は本当に旧態依然ですね。第四権力とさえ言われるのに、行政の手が入らないのは
> 何故でしょうね。ただ、マスコミバッシングは醸成される空気にあるので、近い将来に
> 政治家の手が入るのではと期待していますが。。。
> そういえば、報道や放送のチェック機関とかは働いているんですかねえ?
> メディアの問題の中で外国受けが悪いのが、記者クラブ制度ですね。

「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。
とは言え、いくら記者会見をオープンにした所で、情報発信側の構造が変わる訳ではないので、
実際はそんなに大きく変わる事はないかも?
でもまあ、やらないよりは、やった方が良いと、私などは思いますけど。

ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。
って、本当ならば、そう言う隙を政治側に与えないように、
報道側が自らを厳しく律し、自己浄化をしていくべきなんでしょうけど、
BSデジタルでも書いたように、現状では思いっきり独占利権の保全団体ですからねえ・・・・
しかも読売新聞のナベツネなどに至っては、自ら政治の中心に手を突っ込みますし。
監視役がプレイヤーになってどうするのかと?
最近では厚生労働省の分割案も、彼の提案だと言われてますからねえ。
直接的に政治へ加わり、報道を使って世論形成をしようとするんですから、本当にタチが悪いです。
まあ逆に言えば、所詮はただのサラリーマン社長でありながら、
ここまで出来る渡邉恒雄という人物が、大変興味深い存在ではありますけど(笑)。

って、イタリアなどはもっと凄くくて、ナベツネのような人間が首相をやってます。
正直言って、ナベツネが可愛く見えるくらいの(笑)。
ベルルスコーニという現職のイタリア首相なのですが、
イタリアに4つある民放局のうち3局を所有し、サッカーではACミランのオーナー。
そして何より、その失言癖は大変有名で、
欧州議会でドイツ人議員が彼を批判すると、「あなたはナチスの看守役にピッタリだ」
オバマが大統領に当選すると、「オバマは若くてハンサム、そして日焼けしている」
サルコジがイタリア人女性と再婚すると、「あなたの妻は、私があげたものだ」
中国の以前の大躍進政策に対して、「毛沢東は、赤ん坊を茹でて肥料にした」などなど、
その内容は日本の政治家がやる失言の比ではありません(笑)。
まあ先日も、トップレス・パーティーをやって叩かれてましたね。
この人もこの人で、なかなかに観察対象としては興味深い人物です。


> > 壬申の乱などと言ったら、武力による天皇位の簒奪劇ですからねえ。
> > 相当の覚悟を持って「作ろう」と考えている人以外、まず手を出しませんよ。
> > そう言う意味ではやはり、大河で「太平記」をやった人は凄いと思います。

> 天皇家の権力抗争は中世まで続きますが、主体的に動けたのは上古までですしね。
> 菊タブーのあるこの国では、NHKでそれをやるのは意外とすごいのかも。

NHK局内でも、「今はまだ早い」という反対意見があったそうですが、
「待っていても良い時期が来る訳ではない」と、制作側が押し切ったのだとか。
こういう所は、NHKの中にも「骨がある人が居るなあ」と思いますよ。

> 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。
バブル期に作られた若者向けのお洒落なドラマは、
当時、「トレンディー・ドラマ」と呼ばれていたんですが、
そうしたドラマの若い出演者を、太平記では大量に配役してましたので。
ですが、それが前評判を覆し、結構ハマってたんですよねえ。
例えば陣内孝則の佐々木道誉などは、個人的にかなりの当たり役だと思いますし。
それ以外に中堅やベテランでも、なかなか配役は良かったですよ。
まあ個人的には、後藤久美子の北畠顕家と、赤井英和の楠木正季はアウトでしたけど(笑)。

> 鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
> 作れたのは、幸運なことかもしれません。

片岡鶴太郎の北条高時と、フランキー堺の長崎円喜が、良い味を出してるんですよね。
ただ、鎌倉幕府の滅亡までに半分の話数を消費した為に、
その後の南北朝動乱の展開が、早いこと早いこと(笑)。
尊氏・直義の兄弟が対立する観応の擾乱など、アッという間に過ぎてしまいましたし。
とは言え、そうした時間配分での難点を除けば、個人的にかなり高評価な作品ですね。
当サイト内の「批評ページ」に、私の大河ドラマのレビューも書いてあるんですが、
私が見てきた大河ドラマの中では、最高点の「90点」をこの作品に付けてます。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump


> > 明治が難しいのは、その近すぎる時代背景もありますが、
> > 何より一般視聴者のウケが悪いんですよねえ(コアなファンも居ますけど)・・・・
> > 簡単に言えば、「視聴率は取れないのに、抗議や圧力は多い題材」なので、
> > 飛鳥や太平記のような物好きでも出てこない限り、作ろうという人が出てこないんですよ。

> 抗議と圧力ですか。日清戦争以降は左巻きの方からは、プレ軍国主義の時代にしか映らないかも
> しれませんけど、文明開化にロマンを求める人は少ないのでしょうか。
> そういうプロデューサーが現れてくれるのを、気長に待つしかないですねw

だからこそ、「坂の上の雲」の制作が発表された時は驚いたんですよ。
NHKがここまで大規模に日露戦争をドラマ化する訳ですから。
それに、原作者である司馬遼太郎は生前、この作品の映像化を拒んでましたからねえ。
(まあ原作者が死ねば、権利は遺族に移りますけど・・・こんなにすぐ許可するとは)
まさにダブルで驚きでした。

あと、抗議や圧力というのは、別に左からのモノだけではありません。
下手をすると、右からの方が強いかも?
例えば、不平等条約が完全撤廃されるまでの日本軍は、
欧州兵の捕虜は紳士的に扱いましたけど、一方で中国人などは平気で殺してます。
こうした事実を少し描いただけでも、右側の反発は大きいように思いますよ。
日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。
まあ、時代が時代だったと言えば、それまでなんですが、
特に日清戦争なんて、日本軍が交戦のうえ朝鮮王宮を軍事占領してから、
「朝鮮の独立を守る」として、清国に対して戦争を始めてますし・・・・
実際、その強引な開戦経緯には、明治天皇なども激怒してますので。


[11494] Re5:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/14 (日) 02:08:17 ミクシャ

> あっ、面白かったですか。それは良かった(笑)。
> 正直言うと、結果を知っている人には物足りなく、歴史に興味がないと見向きもしないと言う、
> まことに視聴者ターゲットが分かり難い番組なので、
> どういった感想が返ってくるか、ちょっと不安ではありました。
> パイロット版よりも更に安上がりに見えるのは、金融危機の影響なのかな?

なるほど。ですが、ライトな歴史ファンを対象としたのであれば、有り得るかも。
例えば、授業で習っていた頃歴史は好きだったけど、その後接点が無くなってそのまま社会人に〜
という人がいるのなら、興味は引けるのでは。
あるいは私がそうでしたが、結果は分かっていても、ゲストの考え方に着目する楽しみ方もありますし、
また、恥ずかしながら結果を知っているだけでしたので、転換点を三つに絞って過程を追っていくというのも
理解を助けることになりました。厳島もそれなりに楽しめましたね。

> まあ最近の日本では、ほとんどストはないですよね。
> 欧米に比べれば、日本は労働者の権利が弱いですから・・・・
> まあ集団的自衛権と同じですね、「権利はあるけど行使は出来ない」と(笑)。
> とは言え、あまり強すぎると、却って社会や経済が機能不全を起こしかねませんし、
> いろいろと難しいところではありませけど。
> ストの弊害で言えば、特にフランスが有名ですかねえ?
> 鉄道も、バスも、電力も、ガスも、消防も、警察も、
> 定期的にストが行われ、それが長期化する事も珍しくありませんから。
> 日本で同じようなことが行われたら、冗談抜きで社会機能が麻痺しますよ。

労組も強くないですね。日本の会社員は企業戦士と揶揄されるほど、会社に対する所属意識が
強いのもあるでしょうが・・・。改善されたのは過労死とかが問題になり始めた頃でしょうか?
争議権の使いどころは難しいですが、濫用しすぎるならナショナルセンターから指導したり
最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
日本では公務員の争議は禁じられていますが、国労や動労の遵法闘争は酷かったようで。
それが逆に、世論から労組に対するネガティブイメージを持たせた点は否めませんね。

> う〜ん、地方局って金がないですからねえ。
> 独自編成は行ってますけど、独自制作の方は・・・・
> 特番を除けば、日頃はせいぜい夕方の地域密着情報番組くらいかと。
> 延長時に「一部の地域」となる原因は、地方は民放局の数が少ないからなんです。
> 簡単に言えば、9時までは日本テレビ、9時からはフジテレビみたいに編成していると。
> 大都市圏の人が地方の番組表を見たら、民放局の少なさに驚くと思いますよ(笑)。
> ・佐賀県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=saga
> ・福井県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=fukui
> ・宮崎県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=miyazaki

凄いですね。都市圏に住む自分から見ると、ちょっと可哀想な・・・
地方まで全国一律のサービスを行渡らせると地方局が潰れる。
かといって今のままだと、地方局の独自性を生み出せるが、放送格差は残る。
こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが

> ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・
> 逆に、BSデジタルのみの放送局である「BS11」などは、
> 昼間の通販番組で金を貯め、それを元手にして夜間の番組を流してますので、
> 民放キー局の方はあれでも、こうした独立局系の方は大目に見てあげたいんですよねえ。
> まあ、ダブル・スタンダードになっちゃうかも知れませんが(笑)。

BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・
独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
こんな記事が出てきましたね。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html

> 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。
> とは言え、いくら記者会見をオープンにした所で、情報発信側の構造が変わる訳ではないので、
> 実際はそんなに大きく変わる事はないかも?
> でもまあ、やらないよりは、やった方が良いと、私などは思いますけど。

そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・
それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。

> ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。
> って、本当ならば、そう言う隙を政治側に与えないように、
> 報道側が自らを厳しく律し、自己浄化をしていくべきなんでしょうけど、
> BSデジタルでも書いたように、現状では思いっきり独占利権の保全団体ですからねえ・・・・

民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。
言論の自由、体制の監視、この言葉を胸壁として聖域化し続けてきたのは問題だと思います。
一方で、例えば最高裁まで行った博多駅事件では、取材の自由について「止むを得ない場合は制限されることもある」
としていたり、捜査機関が取材資料を差し押さえられたり、取材源の秘匿が守れないなど
現在の司法運用では表現の自由や報道の自由がしっかり守られているとは言えないんですよねえ。
ある面では民主主義的な面で報道機関の権利を守るようにし、もう一方でマスコミの構造を再建する、というのが
これからの日本に必要な改革ではないかなと思います。
(でも本当はお上があれこれ決めるよりも、NPOとかの市民団体が力をつけて、
「監視役の監視役」を担って欲しいんですけどね。まだ日本の市民社会はその面で未成熟なので
もっと先になるんでしょう・・・。)

> しかも読売新聞のナベツネなどに至っては、自ら政治の中心に手を突っ込みますし。
> 監視役がプレイヤーになってどうするのかと?
> 最近では厚生労働省の分割案も、彼の提案だと言われてますからねえ。
> 直接的に政治へ加わり、報道を使って世論形成をしようとするんですから、本当にタチが悪いです。
> まあ逆に言えば、所詮はただのサラリーマン社長でありながら、
> ここまで出来る渡邉恒雄という人物が、大変興味深い存在ではありますけど(笑)。

ナベツネはプロ野球再編問題の時にも巨人軍オーナーとして、中心に立っていましたね。
報道と政治がここまで近すぎるというのは、非難されてしかるべきですよね。
日本の新聞局での報道記者は取材先がころころ変わるんですよね。一つの場所は1〜2年程度で。
正力松太郎との出会いから、強力な保守人脈を形成できたようですが、
冷戦期に万年与党だった自民党との繋がりは、そこまで押し上げた要因なのでしょうね。

> って、イタリアなどはもっと凄くくて、ナベツネのような人間が首相をやってます。
> 正直言って、ナベツネが可愛く見えるくらいの(笑)。
> ベルルスコーニという現職のイタリア首相なのですが、
> イタリアに4つある民放局のうち3局を所有し、サッカーではACミランのオーナー。
> そして何より、その失言癖は大変有名で、
> 欧州議会でドイツ人議員が彼を批判すると、「あなたはナチスの看守役にピッタリだ」
> オバマが大統領に当選すると、「オバマは若くてハンサム、そして日焼けしている」
> サルコジがイタリア人女性と再婚すると、「あなたの妻は、私があげたものだ」
> 中国の以前の大躍進政策に対して、「毛沢東は、赤ん坊を茹でて肥料にした」などなど、
> その内容は日本の政治家がやる失言の比ではありません(笑)。
> まあ先日も、トップレス・パーティーをやって叩かれてましたね。
> この人もこの人で、なかなかに観察対象としては興味深い人物です。

イタリアはマフィア関連の疑惑の中でキリスト教民主党が崩壊してしまいましたからね・・・。
日本では佐川事件とかリクルート事件の後、細川内閣が誕生した時も、自民党は残ったのですけど。
さすがラテン系の首相という感じですか、ね。それでも失言はひどいですがw
そう言えば、サミット中にプチ整形をしたとかマスコミに取り上げられていました。
ポプリスモなところが人気の秘訣なのかも。
 
> NHK局内でも、「今はまだ早い」という反対意見があったそうですが、
> 「待っていても良い時期が来る訳ではない」と、制作側が押し切ったのだとか。
> こういう所は、NHKの中にも「骨がある人が居るなあ」と思いますよ。

それは驚きですね。この頃って、まだ赤報隊事件で朝日新聞が狙われたのが
記憶に新しい頃でしたから。

> > 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
> 今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
> 放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。
> バブル期に作られた若者向けのお洒落なドラマは、
> 当時、「トレンディー・ドラマ」と呼ばれていたんですが、
> そうしたドラマの若い出演者を、太平記では大量に配役してましたので。
> ですが、それが前評判を覆し、結構ハマってたんですよねえ。
> 例えば陣内孝則の佐々木道誉などは、個人的にかなりの当たり役だと思いますし。
> それ以外に中堅やベテランでも、なかなか配役は良かったですよ。
> まあ個人的には、後藤久美子の北畠顕家と、赤井英和の楠木正季はアウトでしたけど(笑)。

トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。

> > 鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
> > 作れたのは、幸運なことかもしれません。

> 片岡鶴太郎の北条高時と、フランキー堺の長崎円喜が、良い味を出してるんですよね。
> ただ、鎌倉幕府の滅亡までに半分の話数を消費した為に、
> その後の南北朝動乱の展開が、早いこと早いこと(笑)。
> 尊氏・直義の兄弟が対立する観応の擾乱など、アッという間に過ぎてしまいましたし。
> とは言え、そうした時間配分での難点を除けば、個人的にかなり高評価な作品ですね。
> 当サイト内の「批評ページ」に、私の大河ドラマのレビューも書いてあるんですが、
> 私が見てきた大河ドラマの中では、最高点の「90点」をこの作品に付けてます。
> http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump

直義との兄弟対立の中で、南北朝の抗争がさらに混沌になるんですがねえ。
室町幕府が磐石になるのは義満の登場を待たなければなりませんし、
それ以降も「後南朝」として残り続けたり・・・。
却って、後半部分に手を出すとキリの良い終わりを見つけるのが難しくなったかもしれませんね。

> だからこそ、「坂の上の雲」の制作が発表された時は驚いたんですよ。
> NHKがここまで大規模に日露戦争をドラマ化する訳ですから。
> それに、原作者である司馬遼太郎は生前、この作品の映像化を拒んでましたからねえ。
> (まあ原作者が死ねば、権利は遺族に移りますけど・・・こんなにすぐ許可するとは)
> まさにダブルで驚きでした。

なるほど、そういうことでしたか。

> あと、抗議や圧力というのは、別に左からのモノだけではありません。
> 下手をすると、右からの方が強いかも?
> 例えば、不平等条約が完全撤廃されるまでの日本軍は、
> 欧州兵の捕虜は紳士的に扱いましたけど、一方で中国人などは平気で殺してます。
> こうした事実を少し描いただけでも、右側の反発は大きいように思いますよ。
> 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。
> まあ、時代が時代だったと言えば、それまでなんですが、
> 特に日清戦争なんて、日本軍が交戦のうえ朝鮮王宮を軍事占領してから、
> 「朝鮮の独立を守る」として、清国に対して戦争を始めてますし・・・・
> 実際、その強引な開戦経緯には、明治天皇なども激怒してますので。

長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。


[11514] Re6:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/14 (日) 19:39:57 徳翁導誉

> 厳島もそれなりに楽しめましたね。
私も少々楽しくなってきました(笑)。
何だかんだ言って、「戦術」を扱う番組なんて地上波にありませんからねえ。
次回のサラミス海戦の後は、ウィンブルドンで2週ほどお休みですが、
その次からは、どの戦場を選んでくるのかも興味ありますし。

> 最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
日本の司法って、そうしたバランス機関としての役割が欠けてますからねえ・・・・

> こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
> 全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが

実現が可能であれば、私もそれが良いのでは?と思います。
地域レベルでなくても、各県に複数ある民放局を「1県1局」に統合すれば良いと思います。
キー局系列が広域放送圏である関東・関西・東海には、既に「独立UHF局」がありますし、
全国対象の放送局はBSで、地域や各県対象の放送局は地上波で、って感じでも面白かったかと?
まあ、「キー局の放送を垂れ流せばOK」という今までの方針ではいけなくなり、
経営的にも、かなり苦労はすると思いますけど、必然的に地域密着は深まるでしょうし、
1県1局に集約する事で情報発信力は強くなり、番組制作の自由度も格段にアップするので、
やる気のある放送人さえ居れば、現状よりも良くなると思いますよ。
って、もう放送界は既得権益が固定化してますし、
視聴者側もそうした変革を望んでないので、特に変わる事はないでしょうけどね。

> > ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> > BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> > それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> > かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> > 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> > それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・

> BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・

いやいや、「ドル箱」とまでは言ってませんよ(笑)。
あくまで、「赤字を出さない」程度の話です。
「放送枠を押さえる」というのが、本来の目的ですので。

> 独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
> こんな記事が出てきましたね。
> http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html

結局、「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言う条件を設けられると、
新規参入できるのは、有料放送しか無くなりますからねえ・・・・
別業種の大企業による新規参入とかも噂されてましたけど、
現在の経済状況では、そんな余計な分野に手を出す余裕は無いでしょうし。
で、選ばれた新規参入局の顔ぶれは、CSの放送局ばかりとなると・・・・
「e2」が始まり、CS局への登録もかなり簡単になったのに、
今更CS局がBSでも放送を始めた所で、得する視聴者なんて居るんですかねえ?
経費上昇に伴う視聴料アップで、却って損する視聴者の方が多いかも知れません。
「全国で放送大学が見易くなる」くらいしか、プラス要素が無いような気も・・・・


> > 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> > 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> > 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。

> そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
> 法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
> ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・

法令としてやるのは無理・・・と言うか、ダメでしょ?
取材する側の権利を制限する事になりますので。
でもまあ、慣例を打ち破ってさえしまえば、定着すると思いますよ。
ひとたび門戸を開放すれば、ふたたび閉ざすのは難しいでしょうし。

> それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。
まあ、マスコミと自民党は「持ちつ持たれつ」の関係でしたからねえ。
共に相手をうまく利用していたのですから、わざわざ変える必要はないでしょうし。

> > ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> > 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> > 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。

> 民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。

しかしその一方で、マスコミをそうさせたのは消費者である国民自身です。
マスコミと言えど営利団体なので、消費者の反応には逆らえません。
結局、日本人がそれを求めてこなかった事にも、問題の一端はあると思いますよ。


> > > 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
> > 今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
> > 放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。

> トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
> 人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
> 真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
> この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。

いや、太平記は1991年放送で、独眼竜政宗は1987年放送ですよ。

> > 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> > 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。

> 長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
> 乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
> 坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。

どうなりますかねえ?
物議を醸しそうモノは、あっさり流してしまうのが常道でしょうけど(笑)。


[11658] Re7:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/23 (火) 00:08:35 ミクシャ

> > 厳島もそれなりに楽しめましたね。
> 私も少々楽しくなってきました(笑)。
> 何だかんだ言って、「戦術」を扱う番組なんて地上波にありませんからねえ。
> 次回のサラミス海戦の後は、ウィンブルドンで2週ほどお休みですが、
> その次からは、どの戦場を選んでくるのかも興味ありますし。

サラミス海戦も上々でしたね。地理的に制約のある戦いだったので、三回目の采配(作戦)については
大方見当が付いてしまうのが、少し残念でしたが・・・(ゲストの独創性ある采配が見たかったので)
第四回は「ガウガメラの戦い」ですか。管理人様の好きな(?)アレクサンドロス大王が指揮した戦いですね。
それ以降についてはフリードリヒ二世など持ってくるのではと期待しています。
七年戦争とか逆転劇にちょうど良いですからね。
本編で中国がまだ無いですね・・・パイロット版をまんま流したらどうしよう(汗)

> > 最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
> 日本の司法って、そうしたバランス機関としての役割が欠けてますからねえ・・・・

うーん。今の司法をバランス機関として期待するのは間違っているのでしょうか。

> > こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
> > 全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが

> 実現が可能であれば、私もそれが良いのでは?と思います。
> 地域レベルでなくても、各県に複数ある民放局を「1県1局」に統合すれば良いと思います。
> キー局系列が広域放送圏である関東・関西・東海には、既に「独立UHF局」がありますし、
> 全国対象の放送局はBSで、地域や各県対象の放送局は地上波で、って感じでも面白かったかと?
> まあ、「キー局の放送を垂れ流せばOK」という今までの方針ではいけなくなり、
> 経営的にも、かなり苦労はすると思いますけど、必然的に地域密着は深まるでしょうし、
> 1県1局に集約する事で情報発信力は強くなり、番組制作の自由度も格段にアップするので、
> やる気のある放送人さえ居れば、現状よりも良くなると思いますよ。
> って、もう放送界は既得権益が固定化してますし、
> 視聴者側もそうした変革を望んでないので、特に変わる事はないでしょうけどね。

なるほどー。達見ですね。日本には経営状態も良くないのに、地方局が多すぎるんですね。
キー局から切り離す分、期限付きで中央政府から助成金を工面すれば・・・。
あるいはプロ野球やJリーグのように、各県に本拠地を置く企業をスポンサーに付けるとかw
地域密着と言うとNHKとぶつかりそうな気もしますが、そこはNHKに引いてもらって。
一県一局であれば、局地災害などの時も十全に発信力を生かせますからね。
ただ・・・挙げられた独立UHF局が置かれているのは日本の人口密集地帯で、裏日本や四国などで実施すると
ますます経営難になるかもしれませんねえ。(こうなると二県一局とか)
固定化された以上、再び流動的になる可能性は低いかもしれませんが、金融危機やテレビ離れが
進んでいる中、放送局は苦境に立たされているのですから、これからが変革のチャンスとも言えるかもしれないですよ。
一気に進めなくとも漸進的に進められれば・・・。
今後のメディア構造を考える上で、様々なプランを考慮しておくべきかと。

> > > ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> > > BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> > > それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> > > かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> > > 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> > > それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・

> > BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・

> いやいや、「ドル箱」とまでは言ってませんよ(笑)。
> あくまで、「赤字を出さない」程度の話です。
> 「放送枠を押さえる」というのが、本来の目的ですので。

言いすぎでしたかw
失礼しました。

> > 独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
> > こんな記事が出てきましたね。
> > http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html

> 結局、「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言う条件を設けられると、
> 新規参入できるのは、有料放送しか無くなりますからねえ・・・・
> 別業種の大企業による新規参入とかも噂されてましたけど、
> 現在の経済状況では、そんな余計な分野に手を出す余裕は無いでしょうし。
> で、選ばれた新規参入局の顔ぶれは、CSの放送局ばかりとなると・・・・
> 「e2」が始まり、CS局への登録もかなり簡単になったのに、
> 今更CS局がBSでも放送を始めた所で、得する視聴者なんて居るんですかねえ?
> 経費上昇に伴う視聴料アップで、却って損する視聴者の方が多いかも知れません。
> 「全国で放送大学が見易くなる」くらいしか、プラス要素が無いような気も・・・・

別業種の大企業による新規参入ってソフト○ンクでしょうか。
CSも大多数は火の車で、経営状態も耐えうるとは思えないのですがねえ。
キー局に倣って赤字を出さない経営も民放連の条件では出来ないでしょうし。
QVCはさすがにナンセンスですが、CS局が参入しようとしている背景には何があるんですかね?
「e2」で視聴が容易になったということは、CS側も重々承知の上かと思いますが・・・。

> > > 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> > > 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> > > 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。

> > そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
> > 法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
> > ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・

> 法令としてやるのは無理・・・と言うか、ダメでしょ?
> 取材する側の権利を制限する事になりますので。
> でもまあ、慣例を打ち破ってさえしまえば、定着すると思いますよ。
> ひとたび門戸を開放すれば、ふたたび閉ざすのは難しいでしょうし。

あ、法令は権利を侵害しますか。民主党が政権取った時点で、記者クラブと馴れ合ったら
不味いなあと思いますけど(汗)
自社政権時代には朝日の記者が官邸で「進言」していたらしいので、旧社会党系議員を抱える
民主党がマスコミとの「持ちつ持たれつ」に目覚めるのでは。心配しすぎでしょうか

> > それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。
> まあ、マスコミと自民党は「持ちつ持たれつ」の関係でしたからねえ。
> 共に相手をうまく利用していたのですから、わざわざ変える必要はないでしょうし。

ここでも万年与党時代の弊害ですか。政局のスキャンダルは往々にして主要マスコミ系列で無い
傍流の週刊誌がすっぱ抜いてしまいますからねw週刊誌に多いのもそういうことなのかなと。
昭和期であれば官僚も法律の立案に参与していましたが、そちらとマスコミの
関係も「持ちつ持たれつ」に近いですからね。田中真紀子外相時代の外務省では官僚がリークを多用して
次官を追い落とそうとしたり・・・。民主党が政権を取ったら、再びそんなことが起こるのでしょうか。

> > > ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> > > 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> > > 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。

> > 民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。

> しかしその一方で、マスコミをそうさせたのは消費者である国民自身です。
> マスコミと言えど営利団体なので、消費者の反応には逆らえません。
> 結局、日本人がそれを求めてこなかった事にも、問題の一端はあると思いますよ。

そうですね・・・。責任を追及するなら、利用者の方にも問題はあったのは否めないですね。
書籍や市民運動によっても糾弾や抗議は行えたでしょうから・・・、
ただ、社会的・経済的に大きな力を持つ法人に対して一市民が立ち向かうには力の差が大きすぎるかと思います。
(公害事件のように目に見える形で被害者が出ているわけではありませんし)
また、情報革命まで情報経路をマスコミが一手に独占していたわけですので、反マスコミキャンペーンを
張ろうにも、恣意的に報道されなかった(あるいは過小化された)、という可能性はあります。
2000年代に入って、初めてではないでしょうか?ここまでマスコミ離れが進んでいるのは。
しかも先に挙げて下さったように新聞−テレビ−ラジオのトライアングルでガッチリ固めて
その上、利益護持については主要五社が横でカルテルのように連携を取るわけですから・・・
まあ、消費者の怠慢が先か、マスコミの責任が先か、ということになるのでしょうか。

> > トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
> > 人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
> > 真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
> > この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。

> いや、太平記は1991年放送で、独眼竜政宗は1987年放送ですよ。

おっと、そうでしたね。政宗でも真田広之と陣内孝則が出演しているようですが。

> > > 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> > > 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。

> > 長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
> > 乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
> > 坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。

> どうなりますかねえ?
> 物議を醸しそうモノは、あっさり流してしまうのが常道でしょうけど(笑)。

でしょうねえ。まあ、バランスで戦争や残虐行為の暗い部分を描きつつ、文明開化の
ある種牧歌的でいて、毒の無い滑稽な面も描けるのが明治ですから。この時代に生きた人も殆ど鬼籍に入って、
記憶から歴史に移行しつつありますし。これが1920年代後半になると、金融恐慌→総動員体制まっしぐらなので。


[11675] 「名将の采配」7月分も判明返信 削除
2009/6/25 (木) 20:13:46 徳翁導誉

> 第四回は「ガウガメラの戦い」ですか。管理人様の好きな(?)アレクサンドロス大王が指揮した戦いですね。
ガウガメラが来ましたねえ。
好きですよ、アレクサンドロス大王(笑)。
ただ個人的には、イッソスの方を予想してましたので、ちょっと残念。
ルーキウスさん、予想的中おめでとうございます。

> それ以降についてはフリードリヒ二世など持ってくるのではと期待しています。
> 七年戦争とか逆転劇にちょうど良いですからね。

残念ながら、フリードリヒは来ませんでした。
以降の放送内容は以下の通りだそうです。
第4回 ガウガメラの戦い(アレクサンドロス大王)
第5回 上田合戦(真田昌幸)
第6回 アウステルリッツの戦い(ナポレオン)
第7回 城濮の戦い(重耳)
アウステルリッツは予想的中だったのですが、上田や城濮は予想外でしたねえ・・・・
日本で1本、中国で1本というのは当たったんですけど、源平と三国志だと予想してました。


> なるほどー。達見ですね。日本には経営状態も良くないのに、地方局が多すぎるんですね。
> キー局から切り離す分、期限付きで中央政府から助成金を工面すれば・・・。

期限付きとか、政府とかではなく、既に現実的な話として、
地方局へは、県が出資していたりします。
例えば福島テレビなんて、福島県が株式の50%握るを超筆頭株主です。
第3セクターで県が間接的にとか、電力会社などの準公的企業が出資しているケースも多いですね。
で、そこには、キー局の番組を垂れ流すだけ入ってくる利益を、
行政と地元企業と政治家で分け合う「負のトライアングル」が出来ている所も多いです。

> 地域密着と言うとNHKとぶつかりそうな気もしますが、そこはNHKに引いてもらって。
> 一県一局であれば、局地災害などの時も十全に発信力を生かせますからね。

いや、報道の客観性保持から言って、最低限2つは必要でしょうから、
公的なNHKの他に、民放局を少なくとも1つという意味ですね。


> > 別業種の大企業による新規参入とかも噂されてましたけど、
> > 現在の経済状況では、そんな余計な分野に手を出す余裕は無いでしょうし。

> 別業種の大企業による新規参入ってソフト○ンクでしょうか。

記憶が曖昧なので、間違ってる可能性も高いですが、
一応書いておくと、ソニーとか、トヨタとかがあったような気が・・・・
不正確なので、間違っていても責任は取りません(笑)。
取り敢えず、前回の募集で参入した「BS11」は、親会社がビックカメラでしたね。
この時にソフトバンクも参入を検討してましたが、結局やめたような記憶があります。

> QVCはさすがにナンセンスですが、CS局が参入しようとしている背景には何があるんですかね?
> 「e2」で視聴が容易になったということは、CS側も重々承知の上かと思いますが・・・。

簡単に言えば、通信容量が増えて「高画質・高音質」の放送が可能。
あとは、やはりCSよりもBSの方が視聴者数が多いので、
契約して貰える機会が増えるとかですかねえ?
放送電波を飛行機のシートに例えれば、
「地上派:ファーストクラス」「BS:ビジネスクラス」「CS:エコノミークラス」
って感じですか(笑)。


> 民主党が政権取った時点で、記者クラブと馴れ合ったら
> 不味いなあと思いますけど(汗)

共に損得勘定が働くので、大手マスコミとの馴れ合いが無くなるとは思いませんが、
少なくとも、現状よりはそこそこマシになると思いますよ。
今までフリーや海外の記者も受け入れてきて、
政権を取った途端、彼らを排斥し出せば、デメリットの方が大きいでしょうし(笑)。
まあ、記者クラブ制度を特に目の敵にしていたのが、前代表の小沢だったので、
マスコミが小沢おろしを煽ったのも、そうした面もあるかも知れません。

> 自社政権時代には朝日の記者が官邸で「進言」していたらしいので、旧社会党系議員を抱える
> 民主党がマスコミとの「持ちつ持たれつ」に目覚めるのでは。心配しすぎでしょうか

民主党の旧社会党系を心配する前に、
小沢も鳩山も岡田も、もともと自民党ですので(笑)。
あとついでに、一括りに旧社会党系と言っても、
そもそもあそこは右派と左派の2派に分かれていて、
小沢と組み、細川政権を誕生させたのは右派主導、
そこから離れ、自社さ連立政権を組んだのは左派主導、
そして民主党への合流後は右派主導(左派は社民党に残留組も)となっています。

> ここでも万年与党時代の弊害ですか。政局のスキャンダルは往々にして主要マスコミ系列で無い
> 傍流の週刊誌がすっぱ抜いてしまいますからねw週刊誌に多いのもそういうことなのかなと。

いや、それはもう、日本マスコミの構造になっちゃてますね。
大手メディアはミスするのを嫌う・・・と言うか、ミスした時に責任を取りたくないんですよ。
よく官僚叩きをやってますけど、彼らもかなり官僚的なので。
だから、そうした危険な綱は週刊誌にやってもらい、
果実が大きく育った所で安全にそれを頂戴し、メンツと高給は維持すると(笑)。
まあ、サラリーマン・ジャーナリストですからねえ・・・・

> 昭和期であれば官僚も法律の立案に参与していましたが、
昭和というか、今でも変わらずそうですよ(笑)。
参与どころか、彼らが主体となって法律を作ってます。
ですので官僚からすると、「良い大臣」とは「言いなり大臣」の事です。

> 田中真紀子外相時代の外務省では官僚がリークを多用して
> 次官を追い落とそうとしたり・・・。民主党が政権を取ったら、再びそんなことが起こるのでしょうか。

んん?
次官って事務次官のことですよねえ?
その次官(大臣補佐役)というのが、その省庁における官僚のトップですよ。
ですから基本的には、次官が面倒な大臣を追い落とそうとするんです。


> > > 民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。
> > しかしその一方で、マスコミをそうさせたのは消費者である国民自身です。
> > マスコミと言えど営利団体なので、消費者の反応には逆らえません。
> > 結局、日本人がそれを求めてこなかった事にも、問題の一端はあると思いますよ。

> そうですね・・・。責任を追及するなら、利用者の方にも問題はあったのは否めないですね。
> 書籍や市民運動によっても糾弾や抗議は行えたでしょうから・・・、
> ただ、社会的・経済的に大きな力を持つ法人に対して一市民が立ち向かうには力の差が大きすぎるかと思います。

いや、そんな大層な市民運動とかは必要ありません。
ただ単純に「買う」「買わない」ってだけの話ですので(笑)。
例えば、「日本の政治報道は、政策ではなく政局ばかりだ」と言われますが、
政策よりも政局をやっていた方が、視聴率も取れ、新聞も売れるんです。
政局よりも政策を扱った方が利益が出るなら、マスコミだってそうしますよ。
朝日新聞などは歴史がある分、過去の報道姿勢とかも解るのですが、
読者が平和を願えば反戦記事を、読者が好戦気分なら扇動記事を書きます。
報道の質も、政治家の質も、結局は国民自体の質を写す鏡でしかないんです。

日本の場合、政治ではあまり見られませんが、スポーツとかだとありますよね(笑)。
例えば、巨人で当時の長嶋監督や原監督がクビになった時など、
巨人ファンが親会社の新聞を買わなくなるので、売り上げが落ちたりとか。
そうした影響もあってか、2人とも監督に返り咲いています。
まあ、ある意味では、政治じゃ起きないけど、スポーツだと起きるというのは、
日本がそれだけ平和な事の証と言えなくも無いかも?(笑)


> > > 坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。
> > どうなりますかねえ?
> > 物議を醸しそうモノは、あっさり流してしまうのが常道でしょうけど(笑)。

> でしょうねえ。まあ、バランスで戦争や残虐行為の暗い部分を描きつつ、文明開化の
> ある種牧歌的でいて、毒の無い滑稽な面も描けるのが明治ですから。この時代に生きた人も殆ど鬼籍に入って、
> 記憶から歴史に移行しつつありますし。これが1920年代後半になると、金融恐慌→総動員体制まっしぐらなので。

話はちょっとズレますが、いつか「西園寺公望」の大河を見てみたいなあ(笑)。


[11421] 本日、火曜深夜に後半を一挙再放送返信 削除
2009/6/9 (火) 22:47:23 徳翁導誉

何故この時期に、いきなり一挙再放送が決まったかは解りませんが、
本日9日(火)の深夜2時より、「タイムスクープハンター」後半の再放送があります。
平日深夜の2時から4時までの再放送とあって、普通に見るのは困難でしょうが、
興味がある方は、録画してみては如何でしょうか?
ちなみに、各話エピソードは以下の通りです。

深夜2:00 第5回「落武者脱出行」
深夜2:29 第6回「リストラ武士の奮戦記」
深夜2:58 第7回「沸騰!闘茶バブル」
深夜3:27 第8回「女たちの関所越え」

ついでにですが、この再放送の前には、
JAPANデビューの第3回「通商国家の挫折」の再放送があり、
更にその前には、「名将の采配」で厳島の戦いをやりますね。
って、何だかNHKの宣伝員みたいだなあ(笑)。
まあ民放は、歴史系の番組自体が少ないですからねえ。

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