| > それを踏まえれば
> 定額給付金の用途は初期のカンフル剤です。場繋ぎです
いや、あの〜、すみません。
カンフル剤目的である事は当然の事として、それを踏まえて書いてました。
え〜と、そうなると、何処まで踏まえて書けばいいのか、
ちょっと解らなくなってしまいました・・・・
う〜ん、まあ取り敢えず、クルーグマンと与謝野の事を書いておくと、
クルーグマンは、「そのカンフル剤では効果が薄すぎる」って意見でしょうし、
与謝野の方は、「やるならやるで、もっと即座に大規模に」って意見だと思います。
> ・質問主意書
> みたいです。普段使わない単語は基本的に覚えられないんですよね。間にナンタラが入る
> 概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください
> ……聞いてた話よりひどいですけど
> 件のお役人、ぶっちゃけ、チャット仲間なんですが
> 長妻ぁぁぁぁっ! と殺意の波動に取り付かれてる時って基本一時過ぎにちょろっと顔出すというケースが多いんですよ
斜め読みと言うか、一応そのページを読み、他のページも幾つか読みましたけど、
当たり前かも知れませんが、思いっ切り「役人寄り」の主張でしたね。
役人には役人の立場があるので、いろいろ言い分があるのも確かでしょうけど、
それと同様に、政治家にも政治家としての立場と言い分があり、
そして私たちには、役人でもなく、政治家でもない、国民としての立場があります。
役人も、政治家も、「国民の為に仕事をする存在」であると捉えるのであれば、
主張に関して理解は出来ても、それに同意する事は出来ません(少なくとも私個人は)。
とは言え、現ビルマさんがその方の意見に賛同する事を否定はしません。
人それぞれ、考え方も違えば、立場も違う訳で、
しかも、それがチャット仲間だとあれば、そうなる事にも理解は出来ます。
ですけど、人が発する情報には、必ずベクトルが掛かります。
そうである以上、当事者である一方だけの意見を聞き、
もう一方を非難するというのは、公正な判断と言えるでしょうか?
その上、一般の国民は、別にそのどちらの側にも与していません。
「信じたい事はまず疑い、疑いたい事はまず信じ、それを調べなければ」と、
前回書いたのは、そう言う事です。
例えば、示されたリンクのページを読んで、
「この部分は少し引っかかるなあ?」とか、疑問に思ったりする箇所はありませんか?
私が私なりに引っかかった部分を書くのは簡単ですが、それでは角が立つかも知れませんし、
何より、自分自身で考えたり、感じたりする事には繋がりませんので、試しに問い掛けてみます。
気が向かなければ、返答しなくても構いません。
ただ、「信じる」と言う事と、「信じたい」という事は違いますからねえ。
まあ話がそこで完結しているのであれば、それはどちらでも良いのかも知れませんが、
それを元に何かを批判や批評しようと言うのであれば、
両者の区別を明確に付けるべきだと、私などは思います。
もう1度読んでみて、「引っかかる箇所はない、尤もな内容だ」と感じるのであれば、
その時はその時で、現ビルマさんの見解として尊重します。
あとついでに、私の書いている事も、簡単に信じちゃダメですよ。
私が書いている事が、全て正しいと言う事はないでしょうし、
「複数の観点から考察して中道公正に」という意識は、逆説的に言えば、
複数の方向からベクトルが掛かり、却って本質を見失う可能性もありますので。
> > > いや、水際防止を派手にやって国内検疫全くやってないとは流石に思わないですよ、普通。
> > > 神戸の件も医者の機転があって初めて明らかになったことですし。
> えーと、国内検疫って、国内の患者を探す作業って意図で書いてるんですよね
> どうも字義的には国内に検問作って出入りの人間を検疫するって意味らしいです
いや〜、横レスですけど、流石にそれは・・・・(笑)
> 検疫で感染拡大までの時間を稼いで、↑の国内対応の準備を整えるって感じですね
> 神戸のお医者さんもマニュアルに従ったんじゃないですかね?
簡単に言いますと、今回の対策では、
「日本にはまだ新型インフルエンザが到達してない」という大前提の元に行われ、
万が一、空港では未発症の患者が居た場合に備えて、海外渡航者のチェックを厳重にしたんです。
ですが、国内発見第1号は、そうした海外渡航者ではなく、
神戸の医者が「ひょっとしたら?」と思って検査を依頼し、
依頼を受けて検査が行われたからこそ、それが発見できたんです。
で、第1号の発見により調べてみたら、既に関西で拡大していたと・・・・
ぶっちゃけて言えば、政府が立てていた大前提は、その段階で既に壊れていたんです。
ですから、神戸で第1号が発見されたからと言って、
そこが日本で最初の発生地だとは限らないんです。
医者が機転を利かせて、マニュアル外の患者の検査を依頼し、
地元の検査機関がそれを受けたから、神戸で最初に見つかったと言うだけで。
マニュアル対象外ですから、ほとんどの医者は調べてませんでしたし、
個人的に怪しんだ医者が居ても、マニュアル対象外なので検査が行われなかったそうです。
まあ、季節性のインフルエンザと症状がほとんど変わらないので、
関西以外の地域でも、知らずに罹って、知らずに直ってる人も居るんじゃないですかねえ?
あと、既に日本へ到達していると考えるのが不可能だったかと言えば、決してそのような事はなく、
第1号発見前の段階で、医師資格を持つ野党議員から国会内で危険性を指摘されてましたし、
野党側が現場担当者を国会で証言させたことで、
現場の方からも、疑問の声が挙がっていた事が伝わりましたので、
野党の行った事が「邪魔だった」とか、「無駄だった」とかにはならないと思いますよ。
問題を洗い出し、提議し、解決していく事がなければ、同じ事を繰り返しかねません。
ある程度は失敗する事も致し方ないですけど、
野党側が何もしなければ、与党側は「あれで良かった」と言い続けたかも知れず、
そうなりますと、何の解決にもなりませんからねえ。
> タクシーの運ちゃんどうやって、200万回収する気だったんだろ……
その方法は、既にボーフォルドさんが書かれていますよ↓
> > > 現金のキックバックだと共謀すれば交通費と偽って公金の横領がまかり通るんですよ。
> > > それにこの問題の本体は、省庁が何十億もタクシーチケットを購入して贅沢に使いまくっていた点であり、
> > > なぜそんなに皆タクシーを使いたがるかを突っ込んでいたら偶々これが目に付いたに過ぎません。
凄く簡単に言えば、タクシーチケットに嘘の金額を書き込んだりする訳です。
例えば、実際には1万円しか掛かってないのに、「2万円掛かりましたよ〜」って感じで。
こうした口裏合わせをするには、個人タクシーの方が何かと便利な訳ですね。
で、差額の1万円を2人で折半すれば、お互いに得をする訳です。
飲みに行って、ホステスにチケットを配ったり・・・なんてケースもあったりします。
まあ、役所だけでなく、大手企業とかでもある話ですけどね。
ただ違うのは、役所の場合は、その金の出所が「税金」ってだけで。
とは言え、その「税金だ」という事が、事態を大きくする訳です。
> > 小泉は党内主流派を追い落とす為に、アメリカは350兆円もの郵政の金を狙う為に、
> > 郵政の民営化へ向けて動き出した訳ですね。
> まあ、郵貯の金とアメリカがどう関係するのか、は流石にちょっと分かりませんが……
え〜と、まず始めに、日米間には「年次改革要望書」というものがありまして、
毎年、日米両政府の間で、相手国に改善して貰いたい項目を要望書に書き交換しているんですが、
ぶっちゃけ日米の力関係的に、アメリカが日本に対して「こうしろ」という指令書ですね。
まあ、日本にも日本の国内事情というモノがありますので、
全てが全て、すぐに実行に移される訳ではないのですが、
実行に移されない限り、基本的にその項目は削除されずに要望され続けます。
「郵政民営化」も、アメリカが要求したそんな項目の1つでした。
簡単に言えば、小泉とアメリカの利益とが一致した訳ですね。
で、アメリカにとって、郵政民営化で何が得するかと言う事ですが、
まずその前に、「郵政」とは郵便貯金で230兆円、簡易保険で120兆円、
合わせて350兆円もの巨額資金を運用する組織だという事を覚えておいて下さい。
これって本当、途轍もなく巨大な資金を扱う組織なんですよ。
郵便貯金の230兆円は、「三菱UFJ」「三井住友」「みずほ」の合計預金額に等しく、
簡易保険の120兆円は、「日本生命」「第一生命」「明治安田」「住友生命」の合計資産額に等しい、
まさに1つの組織だけで、日本の民間銀行や民間保険会社と同じ資金力を持つ組織なんです。
日本の個人金融資産が1400兆円と言われてますので、郵政だけで実にその25%を占め、
世界中を見渡しても、これほど巨額な資金を運用する組織はありませんでした。
これくらいで、郵政がどれほど巨大な存在だったか、少しは伝わりましたかねえ?
そして前回も書きました通り、それほど巨額な350兆円という資金を運用する訳なんですが、
郵政は国営企業なので、大蔵官僚や国会議員などが運用に大きな影響力を及ぼし、
特殊法人や関連企業などへ赤字を垂れ流しては、それを税金で補填していたんです。
まあ、日本経済が右肩上がりの時は、それほど問題にはならなかったのですが、
バブル崩壊後、さすがにこのまま郵政を放置してはマズいと行われたのが「公社化」です。
これにより、直接的な運用は国家から切り離されたので、
以前に比べればマシになったとも言えるのですが、改革としては中途半端ですよね、これだと。
大蔵官僚や国会議員などの影響力も、何だかんだで残りますし。
その為、「完璧な改革を目指すなら民営化を」という意見の小泉が首相となり、
2003年に発足した郵政公社は、2007年に廃止されてしまうと。
状況説明を終えて、これでやっとアメリカの話へ移るのですが、
今までは、官僚や政治家が350兆円の運用を決めていたようなものなので、
対象となる投資先って、基本的に国内だったんですよ。
癒着も腐敗も生みましたが、一面では国内で上手く金を回す機関としても機能していました。
しかし、民営化で官僚や政治家の影響力が弱まることで、アメリカが言って来る訳ですね。
「アメリカの国債を買え」「アメリカの市場へ投資しろ」と。
「国民が貯金した350兆円もの資産が全て奪われる」みたいな極端な煽り方をする人も居ますが、
まあそこまで行かなくても、2〜3割ほどアメリカへ流れるだけで、
アメリカで回る資産が100兆円増え、日本で回る資産が100兆円減ると。
続いて、実際はこちらの方がアメリカの本題なのでは?と言われているのが、
日本の保険市場への参入ですね。
最初に出てきた年次改革要望書の中でアメリカは、
「簡易保険の切り離し」と「株式の完全市場公開」を求めてきたと記憶しているので。
極端に言えば、「簡易保険の市場を俺たちに分けろ」って事でしょうか?
世界最大の保険大国といえばアメリカですけど、その次に来るのは日本なので、
(保険制度とは先進国でこそ成り立ち、その中で日本は人口も格段に多いですから)
アメリカの保険業界が海外進出を狙うなら、未開拓の日本はまさにおいしい市場であると。
郵便貯金は何だかんだで支出も多く、郵便事業なんて簡単に儲かりませんからねえ。
一番手っ取り早く儲かる保険分野を切り離し、それを寄こせって真意なのですかねえ?
でもまあ個人的に、「郵政民営化」自体は反対って訳ではないですよ。
民営化すれば経営の健全化など、それなりにメリットもありますので。
しかしその反面、デメリットの方も巨大なんですよねえ・・・・
その業界の民間トップすら簡単に上回るモンスターの参入は、
下手をすれば、そうした民間企業をズタボロにしかねませんし、
日本の個人金融資産の4分の1を占める郵政が、転んだ時に与える国民への被害、
そして、「第2の財布」を戦略的に使用し出来なくなった国家の現状。
郵政民営化とは、まさに劇薬のような存在なので、
メリットとデメリットとをよく精査し、慎重に事を運んで欲しかったんですが、
結局小泉は、それを「政争の具」として利用しただけでしたからねえ・・・・
それによって、個人的に私腹を肥やしたりはしていないみたいですが、
かと言って取り巻きの財界人や政治家がやってたら、
国民が損害を受ける事に、変わりはないですからねえ。
郵政民営化だけでなく、北朝鮮問題にしても、皇位継承問題にしても、
その強力なアピール力により、国民へ問題認識をさせた面は大いに評価できるのですが、
それらも全て、小泉にとっては単なる政局の為の道具に過ぎず、
結局最後には中途半端なままで放り出しており、
それらが重要な問題であればこそ、その責任も大きいと私は思っています。
「良い面も確かにあったが、悪い面の方が大きかった」って感じでしょうか?
まあこれも個人的な評価ですので、視点が変われば、
異なる評価をする人も確実に居るんでしょうけどね。
歴代首相の中でも、賛否の評価が大きく分かれる人物の1人であるかと。
> ・府民、国民一人当たりの借金
> それ、たまに見ますけど、なんか意味のある数字なんでしょうか?
> 府民の場合、大阪府の歳入と支出が問題なのであって、そこに何人の人間が住んでいようとどうでもいい話ですよね
その収入とは、どこから得られるモノなのでしょうか?
その支出とは、何の為に使われるモノなのでしょうか?
そして役所が、収入を増やし、支出を抑えると言うことはどう言う事でしょうか?
> 借り手が国で貸し手が国民
破綻したら最悪ですね。
外国が日本にやったように、踏み倒す訳にも行きませんし。
いや、内国債だから破綻はしないか。
インフレ起こされて国民の資産が減るか、増税が待っているかで。
でもこれで、問題はないと言えるのでしょうか?
> もう最悪日銀に国債買い取らしちまおうぜ、デフレおわらねえし
いや、もう日銀は国債を買い取ってるんですが・・・・
今回の金融危機で、3月には毎月の国債買い取り額を30%程度増やした為、
このままでは、日銀が上限と設定する額に達するまで4年もなく、
日銀総裁をして「限界に近い」と発言してますし。
インフレ・ターゲットでもやるつもりですか?
> 一人当たり以前に現在の国の借金に問題ないことだけはほぼ確実なんですが
あの〜、「ほぼ確実」と言えるその根拠は?
> > ちなみに、「戦前日本と中国市場」の話に関しては、
> > ちょうどタイムリーに、NHKの「JAPANデビュー」第3回で少し扱われてましたね。
> > 9日深夜に再放送がありますので、興味があればチェックしてみるのも良いかも?
> うーん、その番組見てないんでなんとも、にこにこかつべにでも上がってたら拾ってみます
本日9日(火)の深夜24:45より再放送がありますよ。
動画投稿サイトで好まれるような部類の番組でもないですし、
そちらへ上がる事は、まず無いと思われます。
まあ、どうしても見て貰いたい番組って訳でもないので、別に良いのですが。
> 中国って、これ、という産業あるんでしょうか?
> 台湾や韓国みたいに、幾つかの業種では見るところもある、というなら躍進も分からなくもないんですが
逆に質問しますが、中国に何も産業がないのであれば、
日本は一体、中国と何を取り引きしているのでしょうか?
中国との貿易額は、遂にアメリカをも上回り、
日本にとっての最大貿易相手国なのですが・・・・
取り敢えず、日本が中国から輸入しているモノに関しては、
機械・衣類・家具・金属などが主みたいですね↓
http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/100econ/120doms/121prod/1212trad/jptrcnkr/im_cnhk.gif
|
|