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[23760] Re9:ファスト化されるオタク文化?返信 削除
2021/11/9 (火) 16:14:10 旧トルコ担当

▼ 歴史と経済の話

> > > > おっさんがVRゴーグルで美少女キャラクターになって、美少女キャラクター(おっさん)と恋愛するというのは、
> > > > 既存のキャバクラの延長線上ではないでしょう。

> > > では、もう1度 考えてみて下さい。
> > > VRゴーグルで恋愛する際、プレイヤーが求める本質部分って何ですか?
> > > そして、既存のキャバクラも、客が求める本質部分って何ですか?
> > > パッと見の外観は大きく異なったとしても、中身の根幹がまるで同じ事は、
> > > 冷静に考えれば充分に解ると思いますし、それが解らないとなると、
> > > そもそもVR恋愛の方も、外見部分しか把握できてないって事になりません?

> > パッと見の外観は大きく異なったとしても、中身の根幹がまるで同じ、ということは理解できますが、
> > それを言ってしまえば大抵のものはそうなのでは?

> え〜と、「大抵のモノは同じ」とか、そこまで大きな意味で、言っている訳ではありませんよ。
> 例えば、VR恋愛とアニメ・ゲームとでは、異なる分野ですけど、
> VR恋愛とキャバクラであれば、根っこは同じというくらいの話です。
> ここで本質部分と言っているのは、それぞれに伴う「疑似恋愛」感情の事です。
>
> まず始めに、VRゴーグルで恋愛ごっこが、
> 疑似恋愛を楽しむ行為である事は、特に説明を要しませんよね?
> そもそも、ヴァーチャルが前提で楽しむ遊びですし、
> 美少女キャラを演じるのであれば、尚更、解った上での演技です。
> まあ中には、本気になっちゃう人も居るでしょうけど、それはキャバクラだって一緒(笑)。
> そしてキャバクラの方も、解った上での疑似恋愛を楽しむ場所ではあります。
> 単に性欲を発散したければ、ソープにでも行くでしょうし、
> 女の子との会話を楽しみたいのなら、バーとかがあるので。
> 女性客相手であれば、ホスト・クラブとかも、疑似恋愛を楽しむ場に該当するかな?
> もっと言えば、アイドルの追っかけ活動とかも、似たような部分があります。
>
> 要するに、アナログか?デジタルか? 男性向けか?女性向けか? 一対一か?一対多数か?
> その辺りの違いがあるだけで、疑似恋愛を楽し本質部分は同じという話です。
> そして、VRであれば非人間型のキャラも扱えるのに、結局は美少女キャラに行き着くのも、
> 所詮は人間である以上、技術はデジタルでも、アナログな感情を脱しきれないんです。
> また、ノンケな男性向けの百合AVと、ガチ同性愛者向けのレズAVが別物であるみたいに、
> ユーザーが共に男性で、キャラが共に美少女であっても、それも結局は、
> 「中の人は女性が好き」という範疇を、なかなか超えるモノではありませんからねえ。


前々回の話になりますが、確かに「疑似恋愛を楽しむ本質部分は同じ」というのは理解できるのですが、逆に言えば本質的に新しかったもの、それまで全く存在しなかったもの、というのは今までの歴史の中で存在したのでしょうか?
例えるならば、江戸時代の落語も、現代の漫才も、笑いという本質部分は一緒ですよね。
結局人類文化の歴史というのは、本質部分では大した変わりはなく、せいぜいそのバリエーションが増えたり、一部の人々しか楽しめなかったものが庶民でも楽しめるようになったり、という程度なのではないでしょうか?
これに関して、本質部分が異なった文化が新しく誕生した例を何でも良いので教えて欲しいです。

▼ アニメの話

> > ちなみに、お勧めできるアニメであれば、こんな感じです。
> > 1位 響け!ユーフォニアム
> > 2位 言の葉の庭
> > 3位 夏雪のランデブー
> > 4位 月がきれい

> まずは、オススメありがとうございます。
> で、開口一番ですけど、俺ガイルは入ってこないタイプの作品なのでしょうか?
> 以前の「2010年代のエヴァ」という発言から、旧トルコ担当さんの中での、
> 俺ガイルというのを、ちょっと知りたかった部分は大きかったので、結構意外でした。
>
> この中で言うと、「月がきれい」が初耳なタイトルだったかな。
> 調べてみたら、2017年のアニメ・オリジナル作品で、監督は岸誠二なんですね。
> 「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか…」
> というキャッチコピーも、舞台が近隣の川越なのも、個人的には興味を引きます。
> これは、いつか見ようの候補リスト入りですね(笑)。
> ご紹介、ありがとうございました!!
>
> あと、残る上位3作品に関しては、ちゃんとは見ていないものの、
> 作品の内容とかは、何となく把握してます。
> 特に「夏雪ランデブー」に関しては、ノイタミナ枠だった事もあり、
> たまたま何話か見た記憶がありますね。
> と言いますか、この3作に俺ガイルの1期・2期も加えて、
> おおよそ2013年前後に、オススメの作品が集中してません!?
> これってつまり、この頃が、旧トルコ担当さんにとっての、アニメ激熱期だったって事なのかな?
> ・・・って、最初に前回の推測を謝罪しておきながら、この反応はマズいか(笑)。


作品が2013年に偏っているのは偶然です。リアタイではほとんど見ないので。

俺ガイルがランキングに入ってこないのは、私が原作厨で、原作ラノベの縮小再生産にしかなっていないアニメをあまり評価していないというのと、
好きなアニメランキングではなくおススメできる作品ランキングだからですね。

ガンダムは一応見てますよ。
世代ではないですが、ヤマト、ガンダム、エヴァ、ハルヒは一応抑えています。マクロスは見てないですが。

俺ガイルについて少しその特殊性を説明すれば、俺ガイルってオタク文化でほとんど唯一ウソが存在しない作品なんですよ。
普通はどんなオタク作品にも、オタクに都合の良いファンタジーが入ってきます。
「なれるSE」というシステム・エンジニアのお仕事ものライトノベルがあるのですが、それですら、やはり物語が進んでいくと、話がどんどんファンタジーになっていくんですよ。
第13巻では入社2年目の主人公が、マイクロソフト元社長との商談中に、「ソーゴー商社は日本経済の要だ。君はそれを海外に売り渡そうというのかね?君に愛国心はないのかね?」と言われるんです。
私はこのセリフかっこよくて好きなんですけど、やっぱり2年目の新入社員がそんな商談してるはずがないわけで。
お仕事ものでも、オタク文化のリアリティっていうのはこのレベルなんですよ。
ところが、俺ガイルっていうのは徹底的にに全てがリアル。
例えば俺ガイルのヒロインに雪ノ下雪乃という、オタクの好きなお嬢様系の女の子がいるんですけど、彼は千葉の県議会議員の娘なんですよね。
で、舞台は千葉市の県立トップの高校。
確かに、県議会議員の娘ならお嬢様だし、しかも普通の家の出の主人公でも、県立トップの高校ならば2人が同じ学校に通っていてもおかしくない。
お嬢様キャラがちゃんとリアルなんですよ。
ですが、俺ガイルは徹底的にリアルだから、そんなお嬢様と普通のオタクの主人公が偶然接点を持ったとしても、恋愛になんか発展しないw
それでいて、ちゃんとラノベとして面白いイベントが起きる。
10数巻のちゃんとヒロインと恋愛もするし、ハーレム作る。
さらにその上で、エヴァのような消費者に対して単なる快楽以上のものを投げつけてくるんですよね。

もし俺ガイルに興味があるのでしたら、原作読んでみてはいかがでしょうか?
とりあえず、1巻読んで、飛ばして4巻読めば、とりあえず普通のラノベではないことは分かると思います。

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