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[23866] 私の読書の仕方について(その2)返信 削除
2022/3/15 (火) 21:56:28 徳翁導誉

スレッドが分岐すると返信しにくいかと思い、場所を変更して再投稿。
ついでに、追記箇所への返信も追加しました。

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> 20日までは五輪観戦モードとのことですが、書けたので投稿しておきます。
> 返信をせかす意図はありません。

あれっ・・・すみません。
五輪期間中だった為かも知れませんが、完全に返信を見落としてました!
意図的に遅くなったのではなく、単純に今まで気付いておらず、
「AIについて等」の返信が付いた事で、初めて気が付いた次第です。

> 個人的なことなのですが、今の文章量ですとどうにも返信に時間がかかるため、
> 話題ごとに時間かけて少しづつ返信することにします。
> 今までは、夜中にその場の勢いで返信を書いてしまうことが多く、それが色々良くなかったと思うので、
> 返信量を削減する分、時間をかけて、しっかり考えた文章で返信していきたいと思います。

申し訳ありません(笑)。
以前ならもっと、読む人の負担を考え、返信文を削ってたのですが、
もう最近は、その作業すら面倒臭くなって、無編集に書き殴ってます。
そういう意味では、私の方こそ、その場の勢いで書いてる感じですね。


▼ 俺ガイルについて
> 管理人さんの感想を読んで正直に思ったことを書けば、「おんなじ作品を見たのに、こうも違うのか」でした。
> 今までの話は、経済にしてもオタク話にしても、持っている情報に違いがあるという前提だったため、
> 管理人さんと意見がズレても当たり前だと思っていましたが、
> 全く同じ作品を見てこうも見え方が違ってくるのか、というのは衝撃的でした。

う〜ん、この際だから、旧トルコ担当さんの為にも、ハッキリ言っておいた方が良いのかな?
そもそも論として、その「前提」自体に間違っているので、話が噛み合わない事が多々あるのに、
それを自覚できていない為に、同じ事が何度も繰り返されるって印象なんですよね、私からすると。

もう少し解りやすく説明すると、人はそれぞれ独自の視点を持っているモノであり、
同じ状況下でも、AさんにはAの、BさんにはBの、CさんにはCのモノの見え方の違いがあるんです。
ですから普通は、「自分的には こうだ」という認識はあるにしても、
「あの人的には ああだろうし、この人的には こうだろうな」という想定を行うものなのですが、
どうも旧トルコ担当さんの場合は、「自分的には こうだ」に続いて、
「だから、あの人も、この人も、そうだろう」と、ついつい見てしまいがちな傾向が見受けられます。
恐らく本人的には、「いや、そんな事はないよ!」って感じだとは思いますが、
これはもう、20年以上サイトを続けてきて、多くの人達と触れ合ってきた上での、私なりの実感ですね。

情報量が違うから、ズレが生じるんじゃないんです。
人間なんて個々に別々なのですから、最初からズレがあるのが当たり前であり、
その上で、ズレとは立ち位置(視点)の違いによって生じるモノである以上、
自分側の立ち位置と、相手側の立ち位置を、キチンと把握出来ていれば、
客観的な距離や状況の違いを認識できて、近付けずとも、溝の方は埋められるんです。
ですが、そこを把握出来ずに、相手も自分と同じ立ち位置だと思い込んだまま、話を進めると、
相手との距離感も取れず、溝も埋まらず、ズレているの何でだろう?と陥る事になり、
更には、立ち位置が異なるという、平面的な違いだと認識できずに、
自分基準の立ち位置を前提に、高さの違いだと誤解しがちになる気がするんですよね。

でもまあ、実を言えば、こういう人って結構多いです。
もしかしたら、世の中の大半の人は、そうなのかも知れません。
そして旧トルコ担当さんが、元々の性格タイプ的に そうなのか?
はたまた、大人への成長過程だから そうなのか?
その辺りは解りませんけど、とりあえず、自覚や納得は出来ないかも知れませんが、
「そういう指摘を受けた」という事は、覚えておいて損は無いかと思います。
人間なんて、誰もが問題や欠点を抱えているモノで、それをなかなか自分では気付けませんが、
何らかのトラブルが生じた際、「もしかしたら自分に原因が?」と疑えるか否かで、
その解決能力というのは、そうでない人とは天と地ほどの開きが生じると思うので!!
これは何も、自虐的であるという事ではなく、視野を広く持とうという事ですね。

> > それでは具体的に、この新しい層とは何かとなると、
> > 「1人で居る事を見られるのが苦痛な人たち」とでも言えば良いのでしょうか?
> > 適切では無いかも知れませんが、もっと解りやすい表現を用いるなら、
> > 「便所メシをするような人たち」の登場って事ですね。

> これですが、
> まず明確に、主人公及び俺ガイルを支持している層(私を含め)は、
> 便所飯をする層、する可能性のある層とは明確に違いますよ。
>   (中略)
> こういった感覚が一切伝わらないのって、世代差はやはり大きいんですね。

あ〜、やはり こういう受け取り方になったかぁ・・・・
「便所メシ」という単語が、負のパワーワードとして強すぎる為、
話の内容よりも、そちらの強烈なイメージに引っ張られる危険性は、正直感じてましたけども、
時代が変わっても変わらないモノと、その時代ならではのモノと、その時代から始まったモノの差が、
客観的&俯瞰的に見ていかないと、なかなか理解は出来ないだろうと思ったので、
その辺りの回りくどい説明は省き、理解しやすい単語を敢えて用いたのですが・・・うん、
まあ、そうなっちゃいますよね(苦笑)。

まあ、この部分に関しては、作品自体の本題から逸れる話題でしたし、
私自身の「オタク史観」的な視点から話なので、
あまりキチンと伝えるつもりで書いてない(要するに詳しくは説明してない)文章なので、
その点に関しては、確かに言葉足らずなので、申し訳なかったと、今更ながらに感じます。
私としては、「便所メシ」自体をどうこう言っているのではなく、
あの当時の時代性を象徴する1つのワードとして、それを用いたのであり、
何よりも言いたかったのは、「歌は世につれ 世は歌につれ」などという言葉が示すように、
その作品がヒットした理由の背景にある、社会的な「時勢」の話なんですよね。

う〜ん、正直に言うと、これって普通に作品を楽しむ感覚とは違って、
もっとメタ的に見ちゃってる感覚なので、一般的な視点からだと意味不明な自覚はありますし、
これが正しい楽しみ方だとは、私自身も全く思ってはいないんです。
ですから、「世代差」とか、「感覚が伝わらない」とか言うのとも、ちょっと違う気がして、
恐らく、旧トルコ担当さんが想定されている以上には、理解できてると思うんですよ。
その上で、個別の実例としてではなく、いろいろ並べて全体の傾向を見ている感じで、
言うなれば、「1人の死は悲劇だが、100万人の死は統計上の数字に過ぎない」というのに近く、
統計的に語ってるからと言って、別に1人1人の死を悲しまない人間という訳では無いんです。
それと一点、旧トルコ担当さんも、私の発言の主旨を理解できていないよ、という事だけは、
最後にキチンと伝えておこうかとは思います。
理解の方はともなく、誤解されたままだと あれなので(笑)。

> 小中学生ならともかく、高校生にもなれば、一人で居る事を見られること程度には慣れきってしまうんですよね。
> そして、上手い関係を作れないからどのグループにも属さないというよりも、
> 面倒だからどのグループにも属さない、というのがボッチの心理ですね。

これなんて、まさに端的な例なのかな?
では、なぜ「面倒」と感じるんでしょう?
それは小中学生の頃から? もしくは幼稚園児の頃から、既にそうだったのでしょうか?
もちろん、中には そういう人も居るでしょうけど、ほとんどは そうじゃないでしょうし、
人間関係なんて、そもそも面倒くさいのが大前提であり、
その上で、人間は群れを作って暮らす生物だからこそ、自然とグループを作る訳で、
それを「面倒」なんて理由付けをしている時点で、既に「上手い関係を作れない」状態だと思いますよ。

> まさか管理人さんがアニメ全部見るとは思っていなかったので、
その想定が、そもそも甘いです(笑)。

> では、俺ガイルがどうリアルなのか、ということなのですが、
> 何回か書いてみたのですが、なかなか伝えるのが難しいので、少なくとも今回は待ってください。
> もしかしたら、次回以降、書けるかもしれません。

はい、では、待ってます(笑)。

でもまあ、個人的には結局、その時代の「等身大」を描く事で、
それを「リアルタイム」に触れた思春期世代が、「これは俺達の物語だ!」と感じたというのが、
「リアルさ」の正体だろうとは思いますけどね。

> 小説とアニメで終わり方が違うことはありませんし、
> あの終わり方はやはり「ずっと一緒エンド」だと私は思っています。

リアルがどうこうという話になったので、脱線気味になったかも知れませんが、
作品的に言えば、私もそうだと思いますよ。

> > 例えば、1期の文化祭での屋上シーンとか(原作だと6巻に相当?)、
> > 一見キツそうですが、実は爽快感の得られる作りで、その意図が見えてると激甘に感じ、
> > 「単なる快楽以上のもの」どころか、「快楽以外の何物でもない」ように映りました。

> 屋上シーンの解釈も、私から言わせれば、表面しか見てない気がします。

抽象的な話に終始していても何ですから、試しに、
具体的な話として、ここを深堀りしてみましょうか?(笑)
ちなみに旧トルコ担当さん的には、あの屋上シーンって、どのように映っているのでしょう?

> > それに、「ifルートの想定自体が難しい」との事でしたけど、想定ルートは結構あった気が!?
> ifルートの話って、俺ガイルはifルートを作者が書いてるんだよね、って話から始まってませんでしたっけ?
> 俺ガイルはifルートあるけど、他のラノベとかではifルートの想定って難しいよね、という話だったと思います。

あ〜、なるほど、そうですね。
「他のラノベじゃ難しいけど、俺ガイルは特別」って話でしたっけ。
すみません、何だか途中で、その辺りの話がゴッチャになってました(笑)。
でもまあ、他のラノベでも可能な感じは、私はしちゃうんですけどね。


▼ 校園四覇について
> > という事で、ちょっと調べてみた所・・・なんと中国オタク界隈では、
> > 「校園四覇」なんて括り↓で呼ばれてるみたいです!?(笑)
> > http://i2.hdslb.com/bfs/archive/00febf8e0edee2d0af707970d38c7cb23d057355.jpg
> >  【自爆】 比企谷八幡 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
> >  【節能】 折木奉太郎 「氷菓」
> >  【騒話】 梓川咲太  「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
> >  【無情】 綾小路清隆 「ようこそ実力至上主義の教室へ」
> > あと余談ながら、旧トルコ担当さんは、この校園四覇は制覇されてます?
> > と言いますか、この4人の括りって、実際的確に映りますでしょうか?

> 俺ガイル、よう実は読んでいましたが、氷菓と青ブタは見てないなと思い、書店で買ってきたのですが、

おっ!?
中国経由という思わぬルートから、旧トルコ担当さんの範囲が広がりましたか(笑)。
個人的に、こういう繋がりみたいなのって、凄く好きなんですよね!!

> そして、校園四覇は人気作品をまとめたというより、主人公のダメさ加減を茶化している感じだと思いますよ。
> 「トラウマを作らない」ことが目標にもかかわらず、「自爆」してトラウマを作る比企谷八幡に、
> 自分を好きになってくれた女の子を退学に追い込む「無情」な綾小路清隆。
> このあだ名は結構笑えました。

それは良かったです(笑)。
「自爆」と「無情」が、2打数2安打でヒットしたならば、
「節能」や「騒話」の方も、同じくヒットするかも知れませんね。
と言うか、「退学に追い込む」って、よう実って、そんなストーリーなんですか?

> ただ一方で、中国の若者が俺ガイルを評価しているのか、というのは正直怪しいと思います。
> 青春ファンタジーをやっている、普通の青春系オタクコンテンツが中国で受容されるのは分かるのですが、
> 俺ガイルって現代の日本の学校文化の中でしか通用しない、非常に特殊な作品だと思うので、
> 特に経済が成長している中国では通用しなさそうなイメージ。
> 経済が成長していれば、モテるモテないも、容姿より学歴がもっと関わってきそうですし。

う〜ん、その辺りの事は、日本ならではの特殊性、中国ならでは特殊性、
そして日中で通ずる普遍性を、それぞれ把握出来てない限り、
ちょっと断言は出来ないでしょうねえ・・・・
私が抱く中国のイメージと、旧トルコ担当さんが抱く中国のイメージでも、
結構違いそうな感じは ありますので。

> もっと言えば、大人社会に肯定的なイメージが無いからこそ、
> 高校生=人生で最も輝いている時期、という図式が成立するわけであり、
> 高校生=人生で最も輝いている時期、という図式が成立するからこそ、
> その高校時代に青春出来ない=負け組、という俺ガイルの語られすらしない根本原理が成立するので。

この図式が、「日本だけ」とか、「今の時代だけ」と思われているのであれば、
それはちょっと、認識が間違ってるかな?という気はしますね。
これって恐らく、現代社会においては、かなりの普遍性をもつ図式ですよ。

> もちろん、俺ガイルはモテが全てだ、という価値観の作品ではありませんが(むしろ友情の方がテーマ)、
友情・・・って、男同士の方ですか?
それとも、男女間での方ですか?
もちろん、そういった描写はあったと思いますけど、
「友情の方がテーマ」な作品かと言われると・・・そういう印象は受けなかったかな?
具体的には、どのようなシーンが、それに当たると思われます?

> 高校でどんな負け組であろうと、そんなものが可愛いくらいの超超経済格差社会の中国においては、
> 高校出た後に勝ち組になれるかの方が重要でしょうし、そういう世界で俺ガイルって共感されるのでしょうか?

では、その超超経済格差社会って、どのように選抜されるのでしょうねえ?
勿体ぶった言い方を止めれば、そんな逆転劇、日本以上に起こらない社会ですよ!!
中国が超x2経済格差社会だとすれば、それ以前に超x3学歴社会ですし、
更には超x4地域格差社会であり、究極的に超x5階級格差社会なのが実状です。

そして、そうした中国社会の中で、日本のオタク文化を楽しんでる層というのは、
今現在は ちょっと解りませんけど、少なくとも5年10年前くらいまでは、
一握りの勝ち組中の勝ち組な大学生か、そこを目指す勝つ組の高校生に限られており、
その勝ち組の中での負け組・・・というか、受験勉強が今の日本以上に苛烈過ぎて、
「青春出来ない=負け組」であるなら、大部分の受験生がそうだという感じでしたからねえ・・・・
逆に言えば、だからこそ彼らに、日本のオタク文化が刺さりまくったのかも知れませんが。

> 中国のオタク文化受容って実際どうなのでしょう?
> 個人的な見方では、中国人の一部に日本マニアがいて、
> でも人口が10倍だから日本から見るとそのマニアの多さに圧倒される、というだけであり、
> 何も中国人の若者の間にそこまでオタクが多いとは思えないんですよね。

はい、それは私もそうだと思いますよ。
そもそも日本国内だって、オタク文化の受容者なんて、国民全体からすれば一部ですし、
いくら「市民権を得た!」と唱えた所で、元々がサブカルなんですから、
ニッチな存在であるのは、当然な事と言えば、当然なんだと思います。

とは言え一方で、それが日本限定のニッチかと言えば、個人的には そうは思っていなくって、
比率は日本以上に下がるものの、各国で多少でも需要はあると見てるんです。
それは1%でも、0.1%でも良いのですが、確実に存在するでしょうし、是非とも掴みたい所(笑)。
だって、人口1000万人の国であれば、1%で10万人、0.1%で1万人ですからねえ。
比率で見れば微々たる数字でも、人数で見れば、やはり大きいですよ!!
そして中国人というのは、欧米人や、その他の外国人に比べれば、
文化的にも日本と近いですし、諸外国より、その比率を高められる下地があると。
そんな感じの話ですね、私がしているのは。
簡単に言ってしまえば、日本発のグローバルなネットワークを築きたいって事ですね。

> 私は、オタク史を勉強しようと思った一番初めの時に、ひとまず国内だけやって海外は手を出さないと決めたので、
> 海外情勢は一切知らないんですよね。

えっ!?
だとすると、このスレッドの始まりは、そもそも何ですか?
「中国のオタク文化について」じゃ無かったんですか?
中国のオタク文化に期待とか、別に日本産には拘らないという話も、一体何処に行くのでしょう?
それに「オタク史」という事であれば、そもそも海外の話が出てくるなんて最近の話だけで、
基本的には、そのほとんどが国内完結だと思いますよ、始めからして。


▼ 学校文化の昨今
> > > 前にスクールカーストの話が出てきていたと思うのですが、
> > > 私の中学校では、だいたい顔の良い順に成績もよかったのですが(特に上位層)、昔もそんなもんだったんですかね?
> > > だいたい、成績の良い上位3分の1のグループのうち、3分の2は、容姿の良い上位3分の1のグループとメンバーが共通でした。

> 中学の時に考えた理由としては、
> 見た目が良ければ、自分はできる奴だ、という自信が生まれるため、
> 当然勉強も自分は周囲の奴よりもできるはずだ、と思い、勉強するため実際に成績が良くなる。
> 逆に、容姿が悪ければ自己評価も低くなりがちであり、テストの点も相応で満足してしまう。
> という感じです。

うん、失礼ですけど、正直言って、
「これは無いな」というのが、私の素直な感想(笑)。
この理屈が通りなら、勉強の出来るのは見た目が良いヤツではなく、
自意識過剰なヤツ(要するにナルシスト)になると思いますよ。

> > 多分これって、デジタル・ネイティブで、みんなが普通に繋がっていたり、
> > 社会的に成熟して喧嘩も減り、みんなが良くも悪くも優しく接するようになり、
> > それでいて、兄弟は減り、放課後に集まって友達と遊ぶ機会も減り、ついでに小遣いも減りと、
> > ある意味では、こうして子供の間の隔たりが薄れてきたからこそ、価値基準の画一化してしまい、
> > スクール・カーストのようなピラミッド化が、勝ち組・負け組の明確な線引きが起きたとすれば、
> > 一昔前までの学生生活や人間関係と比べると、相当に隔世の感があるような気がしますね。

> 逆ですよ。文化的に完全に分断されてしまったからこそ、スクール・カーストが発生したんです。
> 90年代の島宇宙化の果てにあるのがスクール・カーストです。
> そういう意味においては、スクール・カーストは勝ち組・負け組がある格差ではなく、
> 互いが別の世界に住む階級といった方が良いのかな?

え〜と、すみません。
そういうのはスクール・カーストとは呼ばず、「クリーク」と呼ばれる枠組みです。
「島宇宙化」というワードが出てきているので、恐らくは宮台真司からの受け売りでしょうけど、
その話って方々から、「それはスクール・カーストとは違うよ」と指摘されてた気がします。
それとも旧トルコ担当さん的には、島宇宙が重なり合って、
カースト的な階層構造が生まれたという解釈をしているのかな?

ちなみに、学校内でのカーストもクリークも、根っ子の部分では一緒なのでしょうが、
学校ごと・・・というか、それこそ旧トルコ担当さんの言葉を借りれば「偏差値」によって、
校内の雰囲気や秩序というのも、大きく変わるでしょうし、
イジメだとか、解りやすい上下関係が見て取れる環境になる程、
グループが階層化して「カースト」となり、
そうでならなければ「クリーク」って感じなのかと?

簡単に言ってしまえば、これは何も学校生活に限らず、
人間とは基本的に「群れ」を作って暮らす生物であり、余裕がある時は良いものの、
ギスギスした環境になる程、群れの中では勿論、群れ同士の間でも、力関係が明確化していき、
そして環境が改まれば、力による統制が緩んで、もっとフワッとした集団になると。
動物社会だって そうなのですから、人間社会だって 恐らくそうですよ(笑)。

> 個人の間に格差があるというより、個人の属するグループの間に上下が存在している感じです。
> そして、上の者が必ずしも得をするわけではなく、むしろカースト上位の方が大変そうなのも階級っぽいところかな?
> 格差であれば勝ち組の方が間違いなく得ですが、階級となれば一概に上の方が得とも言い切れませんし。

う〜ん、旧トルコ担当さんが言わんとしてる所は解りますし、
それに関しては、私の見解も そこまで大きな違いは無いのですが、
「逆ですよ。」という反応を見ると、そもそも私の方の話の意図は、
あまり旧トルコ担当さんには、キチンと伝わってない感じがするんですよねえ・・・・

> ちなみに、私は全く知らないのですが、インドのカースト制というのはどんな感じなのでしょうか?
インドのカースト制について話し出したら、
それはそれで長い話になるので、今回は割愛します(笑)。
恐らくは旧トルコ担当さんも、そこまで関心があって振った話では無いでしょうし、
不可触民の話とか、大事な事ですけど、やはり凄く重いテーマですよ。
とは言え、ちょうど今年の3月は、日本でも「水平社宣言」が出されて100年の区切りなので、
もしも機会があれば、いろいろと語ってみても良いのかなぁ・・・・

> もしかしたら、カーストという名前が管理人さんに誤解を与えているのかも。
どちらかと言うと、インドのカースト制そのものというよりは、
アメリカの学園ドラマで見られるような、ピラミッドの構造の方ですよね。
「スクール・カースト」と聞いて、抱くイメージとしては。
アメフトQBのジョックと、チア・トップのクイーン・ビーが頂点に君臨し、
オタク的な人たちとしては、ナードが居て、ギークが居て・・・というのが典型例↓
https://america-info.site/wp-content/uploads/2020/07/school-caste-america.jpg
https://america-info.site/school-caste
これを俺ガイルに当てハメるなら、葉山がジョックで、優美子がクイーン・ビー、
由比ヶ浜は優美子のサイドキックスかプリーザーであり、
主人公の比企谷はカースト外・・・に見えて、実は隠れワナビーなんじゃ?という感じ。


▼ ホワイト革命
> > > 確かにそれは分かるんですけど、これに関してはどうしたら良いのでしょうか。
> > > 一応、いいひと戦略は心がけているのですが。

> > ところで、その「いいひと戦略」とやらは、
> > ここでの雑談時にも、発動していたりはするのでしょうか?(笑)
> > ・・・って言うか、いいひと戦略って具体的に何!?
> > そもそも、目指すべき「いいひと」像のイメージってあるんですか?

> いいひと戦略の前提には、現代の日本は見た目至上主義だよね、という認識があり、
> そのうえで、評価経済+見た目至上主義=いいひと戦略
> だったのですが、
> 最近その見た目至上主義論が「ホワイト革命論」というものに進化して、滅茶苦茶面白い論になっているのでおススメですよ。

いや、え〜と、そういう動画のリンクを貼るとかいう話では無く、
具体的に、旧トルコ担当さん自身が、その「いいひと戦略」というのを、
どのように理解し、どのような実践を試みているのか?という話なんですけどね。
正直な所、単にコピペしているだけで、自分の中で消化出来てないのでは?と感じますし、
そうでないなら、もっと「自分の言葉」で語ってみましょうよ!?
別に、間違っていても、上手く説明できなくても良いんです。
旧トルコ担当さん自身が感心したのなら、それを「自分なりの解釈」で伝えてみて下さい!!

まあ実際、それらの動画を視聴して、「面白い!」と感じたのは事実なのでしょう。
それが響いて、自分でも実践してみようとなったのは解るんです。
ですが、本当にそうであれば、自分なりに理解した言葉で、「いいひと戦略」の中身が語れるはずですし、
「いいひと戦略は心がけている」との事でしたら、具体例の2つや3つは簡単に挙げられると思うんですよ。
私としては、その事に関して尋ねている訳でして、
基となった岡田斗司夫の説自体は、実はそこまで関心が無いんです・・・・

「いいひと戦略」から「ホワイト革命論」への進化とかは、ハッキリ言って把握してませんが、
少なくとも、「評価経済」や「見た目至上主義」の話は、以前に動画だか本だかで触れた記憶があり、
同意できる面は確かにあったものの、「そこは微妙だな」という面も正直あったんですよね。
特に、見た目に関する話とかは、岡田斗司夫がダイエットした際に、
各地でいろいろと述べてましたし、それが一部から失笑を買っていたのも覚えているので、
今にして思うと、オタクたちから見下されるキッカケになった言説じゃないですかねえ?
解りやすく言えば、岡田斗司夫が「一般人相手にオタク・ビジネスをやってる人」扱いになったのは、
ダイエット自慢をして、見た目至上主義なんて話をし出した頃が、転換点だったかも知れません。
「言ってる事は解るが、その他 大勢が対象の薄い話など、俺達オタクは興味ない」って感じで。

> ホワイト革命論 https://www.youtube.com/watch?v=k_zV08mCfFI
> いいひと戦略論 https://www.youtube.com/watch?v=hB5ncWZvVbw

2つ合わせて、2時間弱かぁ・・・・
時間の都合が付けば、見られなくは無い長さですけど、
岡田動画は切り抜きも多いですし、出来れば、そちらの方が見やすいかも?(笑)

「評価経済」や「見た目至上主義」は、既にイメージ出来ているので、
ダイジェストでも、それなりに内容は解るでしょうし、正直に言うと、
単純に時間の長さよりも、情報密度(時間当たりの情報量)の方が気になるかな。
同じ岡田動画でも、ジブリ解説とかであれば、長時間でも見られる気がしますけど、
あれらの話の延長上となると、個人的には、時間の長さが苦痛に感じそうで・・・・

▼(追記)ホワイト革命について
> いちゃらぶものってご存じですか?
> オタクジャンルの中で、主人公とヒロイン(あるいは同性カプ)がいちゃいちゃしているものを指して、
> アニメや漫画よりも同人マンガや二次創作小説などで使われる言葉なんですが、
> こういうものが一定の地位を占めるのって、00年代以降のオタクの傷つきたくないという気持ちが理由であり、
> イコールいちゃらぶものが流行っているのはオタクジャンルの中だけだと思っていたのですが、
> 実は小学生の間でも人気ならしいんですよ。

御存知というか、「イチャラブ」という略語としてはまだしも、
ラブラブは50年前、イチャイチャに至っては250年前から、世間的に用いられてきた単語であり、
そういう概念が生まれるという事は、それを満たす作品だって、昔から普通にありますからねえ。
同性愛モノでも、ヤマ無し、オチ無し、意味無しな「やおい」が、ある意味では当てハマりそうですし。

それとも、昔とは比べ物にならないくらい、隆盛を極めているとか?
だとすれば、流行ってる代表作って、例えば どんなタイトルがあるのでしょう?
いや別に、需要自体はあるんだろうなぁ・・・と、私も思いますけど、
傷つきたくないオタクの心を満たした、それ系統の作品というのは、
恋愛モノも確かにあるのでしょうが、萌え系や日常系の方が顕著だったと思うので。

あと、「小学生の間で」というのは、ちょっと解る気はします。
20〜30年前の男子・女子の関係と、今の男子・女子の関係って、
時代性であったり、少子化なども影響してか、随分と変わりましたからねえ。
2000年頃までは、小学生(特に高学年)の男女の壁(溝?)って、
今とは比べモノにならないくらい、大きかったですし(笑)。
ただ一方で、少女漫画の早熟化や過激化の流れって、今に始まった事では無いので、
そちらに関しては、「そんなモノだろうなぁ」と、何となくは思いますね。

> ちなみに、少女小説でも00年代後半からいちゃらぶものが増え、一部では姫嫁作品などと呼ばれているようです。
> 特徴としては、この時期の少女小説はメインの10代読者層をラノベやケータイ小説に奪われ、高齢化が進んだ時期であるということでしょうか。
> 「背景には長引く不況の中で、現実につかれた社会人がロマンティックでハッピーエンドな恋愛に癒しを求めているということが考えられている」
> (コバルト文庫で辿る少女小説変遷史)

「姫嫁」という単語は初耳だったので、ちょっと検索してみた所、
一番最初に出てきたのが、引用元である著者のインタビュー記事であり、
投稿サイトのタグもありましたが、「小説家になろう」で1件、「小説を読もう」で4件と、
これは一部で・・・と言うよりは、その著者の独自単語に近いのでは!?(笑)


▼ アニメ
> > ・・・って、今更ながらに気になったのですが、
> > 旧トルコ担当さんって、どこでアニメ(特に新作)を視聴されてます?

> 昔はテレビで見てましたが、今はサブスクで見てます。
> それと、新作アニメはほとんど見ないかな。チェックはしてるのですが。

サブスク・・・というか、ネット配信なのは予想してましたが、
「新作アニメはほとんど見ない」というのは、正直意外でしたね。
オタクを称しており、しかも大学生となると、
普通に、新作の視聴がベースかと考えていたので。

ちなみに、この調子ですと、旧トルコ担当さんって、
「リアルタイムで新作を追う」という時期は、以前から無かったんですか?
また、途中で打ち切ったのであれば、それは何年くらいからですか?
そして、そうなるキッカケが何かあったのでしょうか?

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