[スレッド全体]

[23889] ゼレンスキーの国会演説を終えて(抜粋返信)返信 削除
2022/3/28 (月) 23:04:52 矢羽雅朝

すいません、おっしゃってくださっているように全部に返信するのは難しいので(笑)
個人的に気になったところだけ返信します。
それとやはりウクライナに関する報道が減ってきましたね。
戦線にあまり変化がないというのも理由なのでしょうが、
やはり人はどんなことにも慣れていくのだなとも思いました。

▼ 徳翁導誉さん
> > ゼレンスキー大統領が各国の国会で演説を行ってるのが話題ですね…
> これまでゼレンスキーは、各国に合わせた演説を行ってきましたし、
> 時にはドイツやイスラエルなどで、相手国に対する苦言を述べたりもしていたので、
> 日本に対して、いったい何を語るのか?というのは、正直かなり興味があったのですが、
> いざ演説を聞くと・・・当たり障りのない内容で、ちょっと肩透かし(笑)。

これについては私も同意見でした。
領土問題を抱えているという意味ではもう少し踏み込んだことも言えたのかなと思いますが。
後本筋ではないですが同時通訳って聞きにくいですね…
後で文章を見ないと結局良くわからなかったです。

> あと、一番最初にサッカーの話が出てくるのは、2012年に欧州選手権をポーランドと共催した誇りと、
> FWシェフチェンコに代表される サッカー人気の高さを思えば、ツカミはOKな感じでしょうか?(笑)
> 2000年前後は日韓W杯もあり、ちょうど私もサッカー観戦にハマっていた頃なので、
> その当時、旋風を起こしていたディナモ・キエフの活躍は、鮮烈な記憶として残ってます!!
> ちなみに、ここでアイスランドの名前が挙がっているのは、就任演説があった頃、
> 初出場となる欧州選手権ではベスト8、そして2年後のW杯にも初出場した上、
> バイキング・クラップと呼ばれる、印象的で熱狂的なサポーターの応援姿も相俟って、
> サッカー中小国にとって、最も解りやすい理想モデルであった為ですね。
> (いつか日本も、世界中でサッカー新興国の代名詞となるくらい、躍進して貰いたいなぁ・笑)

今回の件でロシアのサッカーチームのウクライナ人コーチが、
色々剥奪されているのを見るとサッカーの影響力は大きいんだろうなとは思いましたね。
 
> ちなみに、一国のリーダーが、具体的に他国の名前を目標像として挙げる行為は、
> 政治の常識的には、かなり異例であるとは思うものの、
> ですが、具体的なイメージが思い浮かべられるので、国民に訴えるには良い手法だと思うんですよね。
> 例えば、当時はまだ、自民党との政権交代を狙える立場にあった社会党が、
> 「アメリカの豊かさ、ソ連の社会保障、イギリスの議会政治、日本国憲法の平和主義」を掲げた際、
> 世論の反応は、なかなか良かったと聞いてますからねえ。
> (その後、提唱者の江田三郎が社会党内の主導権争いに敗れて、このモデルは形骸化)
> 現在の日本の技術力と同様、「現実はそんなに良いモノじゃない」っていうのはあるでしょうが、
> 実の所、そこはあまり重要では無くて、幻想であれ何であれ、各国から良いとこ取りして、
> それで少しでも、自分たちの暮らす社会が良くなるなら、それで充分に成果アリですので!!
> そして、目標となるイメージは、多くの人が共有できるほど、その成果も出やすいと。

正直物心がついたころにはソ連がなかったので良くわからないのですが、
社会主義国のソ連ってやはり社会保障が手厚いという印象だったんですかね?
> ゼレンスキー周辺は、政治的には素人でも、映像作りや売り込みではプロの面々ですし、
> それこそ開戦直後、13名の離島守備隊が、投降を拒否して全員玉砕したとして、
> 華々しく喧伝され、大統領も英雄勲章を贈ると述べてましたけど、
> その後、実はロシア軍の捕虜として、生き延びていた事が明らかになったんですよね。
> 正直、この一件を聞いた時は、「真珠湾攻撃の九軍神かよ!」と思っちゃいました(笑)。
> あの時も、戦死したとされた9名の内、実は1名が捕虜になって生き延びており、
> それがタブー視される風潮が、後に生還した特攻兵を追い込む事になりましたし・・・・
> 逆に言うと、今はネット時代なので、人の口に戸は立てられなかった感じなのかな?

このニュースを聞いたとき正直プロバガンダやってるなと思いましたね。
それと同時に本格的な戦争になってしまったなとも思いましたが。
 
 
> 逆説的に言うと、日本でも7年前の安保法制反対デモでは、それこそ10万人が集まりましたが、
> だからと言って、それで安倍政権が倒れ無かったのは、そのデモが平和的に行われたからですし、
> 8年前にヤヌコービッチ政権が倒れたのは、デモ隊が暴徒化したからです。
> で、デモの暴徒化を担ったのが、過激な民族主義者たち(いわゆる広義のネオナチ)であり、
> それを後方援助していたのが、アメリカのCIAだったって話ですね。
> いや当然ですが、デモ参加者に「暴徒化しろ!」と言ってる訳ではありませんよ。
> ただ現実的に、平和なデモよりも、暴徒化した群衆の方が、政権崩壊に繋がりやすいという話で。
> そして、それを今の時代にアメリカでやろうとしたのが、選挙で敗れたトランプでした(苦笑)。

そういえばトランプ支持派は議会の占拠とかやってましたねぇ…
あれで政権奪回とかになれば民主主義国家とは…
になってしまいますが…
とはいえ、郵便での投票が有効って個人的には違和感がありましたね。
これはやはり私が日本の占拠に慣れているからなんでしょうかねぇ…

> 現状だと、やはり政治的な信念がある人くらいしか立ち上がらないでしょうし、
> そういった人間は、社会全体だと一部に過ぎ無い事を思えば、
> もっと反政権的な民意が高まるには、政治信条よりも、市民生活が苦しくなる必要があるかと?
> いろいろ不満はあっても、そこそこ暮らしていけるなら、大多数の人はわざわざ立ち上がらないですし、
> 一般市民が立ち上がって変わるときと言うのは、男性だけでなく女性、特に母親たちが、
> 「子供たちの為!」にと集結した時に、運動自体が大きくなるって事が、歴史的には多いかな?
> ただしロシアの場合、ダーチャと呼ばれる郊外別荘を、庶民たちでも結構保有しており、
> 経済制裁やコロナ禍の中でも、それで何とか自給自足が出来ちゃったりする社会なので、
> 他の国に比べると、なかなか崩れないって所はありそう(国防意識も世界標準よりも高い国民性ですし)。

ルーブルは暴落していますし、
一部報道ではロシアのスーパーでは売られている物が明らかに減っているということもあるみたいですが、
この状況が酷くなったり続いたりすれば可能性はあるというとこでしょうか。
> > > また、プーチン政権は実質20年続いているという事で、
> > > ロシアの若者たちは、良くも悪くも「プーチン時代」しか知らないんですよね。
> > > それを評価しない若者も、それを評価する若者も、それぞれ居るのでしょうが、
> > > どちらもプーチン基準でしか、なかなか物事を見られないと。
> > > 「悪の独裁者を倒せば、平和が訪れる」などというのは、おとぎ話の世界であり、
> > > 現実には「独裁者を倒すと、更なる地獄が訪れる」のが、歴史の常ですし・・・・

> > ロシアで仮にプーチン大統領が革命的に倒されたとして、
> > その後の政権はどういった指向の政権になるのでしょうかねぇ…
> > ソ連が崩壊しても結局アメリカとの対立を指向する国であった訳ですが…
> > 下の方でおっしゃられてましたが、ロシアまでNATOに加入して、
> > アメリカの友好国といった路線にいくのか、結局プーチン的な人が取って代るだけで、
> > 中露で反米勢力の代表格的な路線なのか。

> いや本当、考えれば考えるほど、様々なシナリオが思い浮かびますよね。
> 独立の直後、エリツィン時代のロシアは、別にアメリカとは対立路線じゃなかっと言うか、
> そもそも、対立するような余裕自体が無くて、エリツィンなど却って、
> ソ連時代に逆行しないようにと、アメリカから相当の支援を受けていましたし(笑)、
> 新興財閥オリガルヒの支援の下、経済優先の新政権が誕生すれば、親米路線だって充分に有り得るかと?
> また逆に、軍事クーデターとかが起こって、プーチン以上の強硬路線に進む可能性だってありますし、
> ロシア社会が混迷して、中国の軍門に降るしか道が無くなる展開だって、あるかも知れません。
> それとロシアは連邦国家であり、いくつもの共和国や自治区を内包してますから、
> 中央の統制力が弱まれば、独立宣言祭りになるかも知れませんし、内戦突入の可能性だってあります。
> で、結局は混迷するロシアをまとめる為に、また別の強権的な指導者が誕生する事も充分考えられます。

ロシアの一般国民はどうなんでしょうか?
ソ連時代の思いからやはり反米的な思いは強いのか、
冷戦崩壊から30年経ってもうそういう思いもないのか。

> > ロシアがアメリカと対立的になることってそうメリットがあるとは思えないんですよねぇ。
> WW2オンラインをプレーすると、実感できるかも知れませんけど、
> 地政学的に言うと、実はロシアって、アメリカのベスト・パートナーです(笑)。
> アメリカは海を通して、欧州とアジアという2大世界と面していますが、
> ロシアは陸続きで、欧州とアジアに面しており、
> 海洋国家と大陸国家で住み分けしつつ、この2大世界を挟み込む立地にある為、
> 分け合って支配する事が可能なんですよね。
> 同盟関係ではなく、仮想敵同士でしたけど、それが最も上手くハマったの冷戦構造です!!
> 言い方は悪いですが、米ソがプロレスを繰り広げる事で、欧州とアジアを分割支配できたと。
> ちなみにアメリカから見て、イギリスと日本は、それぞれ欧州とアジアへの橋頭堡として最適です(苦笑)。

そうですね。
ソ連とアメリカは利益が被りにくいですし、
逆に言うとソ連と中国アメリカと日本・イギリスは相性が悪いですよねぇ。
まぁ、カナダがイギリス領ではない米英間は当時よりはマシかもしれませんが、
それでも…

> > 声が大きいだけの少数派って結局のところ反発を受ける方が多いと思うんですよねぇ。
> > 根拠はと言われるとありませんけど。

> う〜ん、そうした側面が無いとは言いませんが、
> どちらかと言うと、それで反発するのは、逆方向にいる「声が大きいだけの少数派」かな?
> 大部分の人は、自分の関心が無い主張なんて、「ふ〜ん」と聞き流して気にも止めませんし、
> それで引っ掛かるのは、逆鱗じゃないですけど、反対方向にアンテナが立っていてこそです(笑)。

そういうものなのですかねぇ…
個別に番組名を出してアレなのですが、
サンデーモーニングって左寄りの番組だなぁと感じるのですが、
ネットの世界では毎回叩かれてますよねぇ。
あの番組に出ている人って声が大きい少数派にあたる人が多いと思うのですが…
それを批判しているネットに書き込んでいる人って声の大きい少数派なのかなぁ…
まぁ、そういう人たちが多数派とは思いませんが、
匿名でないと声の出せない批判者ってところなのかなぁ。
何だか自分で言いたいことが分からなくなってきましたが(笑)
> ただ一方で、幾らか小さいモノでも、いったん「流れ」が生まれてしまえば、
> 深く関心を抱かない人たちほど、無意識というか、何となくな空気感で流れに乗っかり、
> それが積み重なって、やがては大きな流れになる事も、決して珍しくは無いですからねえ。
> 勝ち馬に乗るとか、そこまで明確な意識はなく、それこそブームに乗るみたいな感覚で。
>
> 例えば政治の話を続けるなら、知事の人気とかって、その辺りが顕著に現れやすく、
> 小池知事にせよ、橋下知事にせよ、東国原知事にせよ、
> 初当選時の選挙では、そこまでの得票率で勝ってる訳じゃないんですよ。
> しかし、ひとたび当選して、マスコミも大々的に報じると、一気に支持率が爆上がりすると!
> それこそ、選挙前の賛成・反対なんて意見は、簡単に消し飛んでしまう程に(笑)。

小池知事は正直分かりませんが、
橋下知事は小泉総理のやり方をうまく模倣したなぁと思いましたけどねぇ。
ワンイシューでの問題提起と反対勢力のラベリングというのはまさに小泉総理のやり方かなと。
その意味で都構想の否定は彼にとって痛かったのでしょうけど。
> > > と言いますか、今回ロシア国民に「立ち上がれ!」と言ってる人の何割くらいが、
> > > この安保法制の時に立ち上がったのでしょうか?
> > > もっと言っちゃうと、安保の時は逆にデモに反対するというか、
> > > 小馬鹿にして批判してた人の方が、何となく多数派なイメージ(根拠は無いですけど・笑)。
> > > でもまあ、ロシアの反戦デモで捕まってるような人たちって、
> > > 恐らく日本に居れば、SEALDsみたいな人たちでしょうからねえ。

> > 多分今「立ち上がれ!」と言っている層と安保法制の際に反対と言っていた層は違う層に思いますね。
> > 今「立ち上がれ!」と言っているのはネトウヨのような人たちの気がします。
> > むしろ層としては当時の安倍総理支持層かなと。
> > 彼らは欧米でいうところの極右民族主義的な思想のように感じますね。
> > だからこそウクライナのために立つウクライナ民族支持(共感)なのでしょうし、
> > ロシアの為に立たないロシア民族に立ち上がることを求めるのかなと。
> > まぁ、欧州の極右政党はこの件はどちらかというとロシアよりのようですが。
> > 自分たちの国第一の考えなのでロシアの戦争よりもロシアの制裁への反発による自国資源の高騰に反発している感じですね。
> > まぁ、自国の利益が第一という感じですね。

> いや〜、恐らくは そんなに深く考えてはいません(笑)。
> 本当に、自らの思想信条に基づいて動く人であれば、
> その行動基準というのは、当然ながら、その思想信条によって導き出されますが、
> ネトウヨ層・・・と言うか、それ以上にもっと大勢の人は、
> 結局の所、掲げている思想信条などは、見せかけだけの表面的な旗印であって、
> その行動基準は「自分にとって得か?」であり、更に言えば「どれが心地よいか?」ってモノかと。
>
> ですから、ゼレンスキーがアメリカ議会でのオンライン演説で、
> 真珠湾攻撃に関して触れただけで、手のひらを返してしまう訳ですね。
> それまでは、ウクライナを応援・・・と言う以上に、ロシアを叩く事が心地よかったのに、
> ゼレンスキーの演説で不快にさせられたから、今度はウクライナを叩くべくネオナチ論に傾倒すると。
> そういう意味では、一昔前までの右肩上がりな時代と違って、
> 停滞期から下り坂へと突入した昨今の社会情勢下では、
> 自分が何かを得る事よりも、他者が何かを失う方が、より得に感じるというか、
> そちらの方が機会が多いからこそ、大バッシング時代を迎えているような気はしますね。
> 「自国第一主義」とか言っても、どうすれば国益が最大化するか?ではなく、
> どこに叩けるターゲットが居るか?の方が、その主題になってしまっている感もあります。

一億総バッシング時代なんて言われ方もしますが、
今までは井戸端会議で話題に上がるだけだったものが、
誰でも簡単にネットに書き込める時代(意見を外に発信できる時代)になりましたからねぇ。
身内に向けているつもりでもそれが誰でも見ることができるということを覚えておかないと、
逆に自分がバッシングの対象となる怖い世の中になりましたよね。
しかし、反ウクライナに傾きかけたのはあの一瞬で結局反露に戻りましたね。
ゼレンスキー大統領の演説が良かったという書き込みも多く見ましたし、
その意味ではあの演説も成功だったのかも。

> う〜ん、何というか、そりゃウクライナ側の立場を考えれば、確かに言い分も解るんですよ。
> ロシア寄りなヤヌコービッチ政権を転覆させたと言っても、それはあくまで国内問題であり、
> そんな事を理由に、国土の一部を奪われたとあっては、国民的に納得など行かない事でしょう。
> ですけど、ゼレンスキーが取った行動というのは、ヤクザに喧嘩を売るようなモノですからねえ。
> もちろん、理不尽な要求を受けても、それを毅然と拒否すれば格好良いですし、
> ヤクザが仕返しに発砲してきたら、社会通念的に悪いのは明らかにヤクザの側ですよ。
> とは言え、その発砲により、家族が命を失うなんて事になったら、
> 一家の主として、その対応が間違いでは無かったと、本当に言えるのでしょうか?
> ヤクザだって、ナメられた おまんま食い上げですから、暴力行為に及ぶ可能性は現実的に充分あります。
> 今回の一件って、解りやすく言ってしまえば、そういう話だと思ってますし、
> 警察は介入せず、家族の犠牲は増えていき、それでも正義を貫く事は、本当に正しいのか否か?
> どれだけ世間から喝采を浴びても、今更 後には引けなくても、
> 私自身の感情で言えば、「立派だ!」と称える気には、とてもなれないんですよね。

この例えは分かりやすいですね。
ただ、ウクライナとしてはヤクザに襲われたら、
警察(アメリカ・もしくはNATO)が助けてくれることも、
ある程度期待していたのかなぁとも思いますけど。
> って、話が途中で逸れてしまいましたが、実効支配が重要という事を踏まえると、
> ウクライナ全土の占領には遠く及ばないとは言え、既にこの戦争の結果、
> 現時点でも、そこそこ地域はロシア軍の占領下に入ってしまっていますし、
> どれだけウクライナ軍が善戦しているとは言え、ロシア軍を押し返すほどの力は無い以上、
> 一時的にせよ、仮に停戦が為ったとしても、当然ながらロシア軍は占領地域から兵など引きませんよ。
> そうなれば、停戦ラインは開戦前の東部2州を2分するラインから、現在の前線のラインとなってしまい、
> こんなモノ、ウクライナ側が飲めるはずもありません・・・・
> 逆にロシア軍の側からすれば、これだけ兵士の血を流して、今更東部2州の中間線には戻れません。
> だからこそ、みかじめ料をヤクザに払う感じに、東部2州の中間線で双方妥協するのが最善だっただろうと。
> いや本当、これは後出しジャンケンではなく、既に1万人以上の死者を出してる時点で、
> 納得できなくても妥協するのが、最も現実的な選択だと思ったんですよ、個人的には。
> プーチン政権だって、いつまでも続く訳でもなく、そのうち状況だって変化するかも知れず、
> そうした機会を逃さないよう、ウクライナ自体を豊かにする方が、却って早道だとも思いましたし。

ウクライナの中立国化(EU・NATOへの将来にわたる非加入)と東部2州の独立承認・クリミアの正式割譲とかで、
占領地域からの撤退と停戦はやはり難しいものですかねぇ。
いや、東部2州もクリミアも簡単に渡せるものではないのは分かるので、
ウクライナにもロシアにも高いハードルであるのは分かりますが。
特にこの内容で講和してしまえばゼレンスキー大統領の人気は落ちるだろうことは想定できますしね。
 

> ただ、現在の戦況を見ると、単に南部の守りが薄かった可能性もありますが、
> 結果的には現時点で、クリミア周辺の沿岸部の占領が最も進んでますし、
> ロシア軍の側も、東部2州の完全掌握より、クリミアとの地続き化を優先しているのが解り、
> それだけクリミア(セヴァストポリ)を最重視している様子が伝わります。
> となると、黒海沿岸の東部を占領した後は、沿岸西部の占領を目指すんですかねえ?
> オデッサを落とせば、ウクライナは完全に海路を失いますし、
> 親ロシア派が実効支配する 隣国モルドバの沿ドニエストル地域とも、地続き化が成りますから。
> とは言え、ハリコフ攻略もこれだけ苦戦するとなると、オデッサ攻略も簡単じゃ無いはずで、
> マリウポリを落として沿岸西部への輸送路を確保した上でないと、安易に作戦へ動けないとなれば、
> ロシア軍が全線で立て直し、再攻勢を仕掛けるタイミングというのも、ここらから逆算できるかも?
> って、一向にハリコフが落ちないなら、沿岸東部から そのまま北上て、挟撃を図るかも知れず、
> 何よりも首都キエフの陥落を優先するなら、ドニエプル西岸から北上して、挟撃を図る可能性もありそう。
> 当たり前の話ですが、結局はロシア側の優先順次第で、いろいろと作戦方向は変わるでしょうし、
> そもそも、このまま熾烈なウクライナ軍の抵抗が続けば、侵攻自体が進まない可能性も十分あります。

マウリポリはほぼ陥落のようですね。
南部の方が順調に攻略されているということは、
ウクライナ軍はキエフを固めているということでしょうか。
> ただ、結果的にであれ、意図的にであれ、南部の戦闘が激戦化していて、
> クリミアとの地続き化や、沿岸部の完全奪取が、優先して進められる展開であると、
> これはもうロシア側にしても、中長期戦は覚悟したって戦略方針だと思うんですよね。
> 元々の「ノヴォロシア連邦」案でも、キエフを含む北東部はターゲットでは無かったですし、
> 政治的に、首都陥落のインパクトが大きい為、そちらも狙ったと考えれば、
> 占領ラインで一旦停戦が行われるなら、確実に押さえるのは、むしろ南東部の方であると。
> 逆に言えば、南東部だけでなく、北東部まで目標を加えた事で、同時に二兎を追う形となり、
> それでも行けるとウクライナ軍を侮った結果、未だロシア軍は一兎も得られていないのかな?
> 同じ南東部でも、ハリコフと沿岸部を別と考えれば、2正面どころか3正面作戦になってますし。

やはりクリミアを地続きにするのを優先したのではと。
まぁ、停戦交渉でウクライナはそこら辺まで放棄できるかと言われれば疑問ですが。
> 2月24日に、ロシア軍のウクライナ全面侵攻が始まりましたけど、
> そこで電撃戦が成功すれば、恐らくは3月18日の「クリミア編入」記念日を目安に、
> ロシア側としては、勝利を収めたい構想だったと思うんですよ。
> ですが電撃戦は不発に終わり、今後 立て直しの再攻勢が行われるのだとすれば、
> 次なる目安設定は、5月9日の「対独勝利」記念日となるでしょうし、
> それも不発に終わって、中期的な包囲作戦に移行したとすれば、
> その次の目安設定は、9月2日の「対日勝利」記念日となりそうな気がします。
> で、これ以上 戦争が長引くようなら、記念日に合わせてとか、
> そんな余裕は全くなくなるでしょうし、そこまで行っちゃうと泥沼の長期戦かな?
> ウクライナもロシアも、冬の寒さは厳しいので、年越しあたりに もう1回、
> 事態が動くタイミングがありそうですけど、それさえ越えたら本当に終結が見えません・・・・

ロシアへの経済制裁の影響は詳しくは分かりませんが、
秋まで持つんですかねぇ…
メディアの情報を真実のなら経済制裁はそれなりのダメージがありそうに思えますが…
> ただ言えるのは、目前に迫ってるであろうマリウポリ陥落の後、
> クリミアとのランド・ブリッジ(陸上輸送路)を確保したロシア軍の部隊が、
> 続いて どちらに向かうかで、プーチンの考え方が見えそうだという事。
> それがキエフ方面に進むなら、未だ数ヶ月以内の短期決着に固執しているって事でしょうし、
> それがオデッサ方面に進むなら、中長期戦も覚悟してジックリと腰を据える感じでしょうし、
> それがハリコフ方面に進むなら、とにかく占領地を確保した上での停戦を望んでるのでしょうし、
> 相も変わらずに3正面作戦を続行するなら、ウクライナ側にも一筋の光明が見えてくるかも?
> いかに大軍でも、それが分散していて、更には戦意も低く、補給も不十分となれば、
> 各個撃破の可能性も出てきますし、一旦どこかで撤退が始まれば、雪崩を打って総崩れも有り得ると。
> そして、こうなってしまえば、もうプーチン政権は終わりでしょうけど・・・とは言え、
> これで「めでたし、めでたし」と終わるかとなれば、ウクライナはまだしも、ロシアはそうは行かず、
> 今度はロシアの不安定化が、世界に大きな不安の種を撒き散らすかも知れません・・・・
> それこそ100年前に起こった、ロシア革命の二の舞のような感じで。

オデッサ方面に向かう可能性もあるのですかね…
正直今からウクライナ全土の占領を目指すのは更なるコストがかかりますし、
ロシアもある程度のところで停戦に動くのではと思っているのですが…
希望的観測なんでしょうかね。

> そういう意味では、ここらで一旦 戦線が膠着するであろう事は、個人的にも想定内でしたが、
> しかし一方で、1ヶ月経ってもハリコフが落ちないというのは、正直予想外でした。
> 首都キエフと違い、ハリコフはロシア国境から、わずか40kmの距離にありますし、
> 8年前にロシア側が仕掛けた、ウクライナ東部の独立工作においても、
> ハリコフは、ドネツクやルガンスクと同じく、ターゲットとなりましたからねえ。
> 他の2州と違って、ハリコフ州では放棄した親ロシア派が鎮圧されてしまった為に、
> 橋頭堡を確保できなかっただけで、ロシア側も攻略目標としての優先度は高かったはずです。
> また、キエフ総攻撃という作戦面から考えても、ハリコフにも兵を出していては兵力が足りず、
> かと言って、ハリコフを背にしてキエフを目指せば、挟撃や後方遮断の恐れがあるので、
> キエフを攻める上でも、ハリコフの陥落は前提条件であると思うんです。
> そこを思うと、ウクライナ軍は善戦してますし、ロシア軍は苦戦しているのでしょうね。
> (マリウポリなど南部の戦況ばかり報じられ、ハリコフなど東部がスルー気味なのは何故なんでしょ?)

ハリコフもかなり砲撃はされているようですが、
陥落間近みたいな報道もないですよね…
というか流石にロシア軍の進軍速度が遅すぎる気がしますが…
ここ2週間ほど停滞しているように思えますし。
余り信じていなかったのですが被害が甚大という報道が案外真実なのでしょうか。


> > ロシアとウクライナの発表するロシア軍の損害に差がありすぎで実数が分かりませんが。
> > それなりに損害は出ているのでしょうし、もしかすると当初想定していたよりも被害が大きく、
> > 既に限界なのかもと。

> 損害という意味では、わずか1ヶ月あまりで、5名もの将官が戦死した事は、
> ロシア軍にとって非常に大きな痛手でしょうし、これは絶対に想定外だったと思います。
> この戦争に投入されてるロシア軍の将官が20名だそうですし、
> ここ50年間で、戦死した米軍の将官は2名などと聞くと、尚更ですね。
> 兵士たちの士気の低さも問題でしょうけど、指揮系統が乱れるのは それ以上に問題なはずです。
> また、この損害の衝撃は、軍の上層部にダイレクトに響いていそう・・・・
> 末端の兵士が大勢死ぬよりも、肩を並べる数名の将官が死ぬ方が、より身に迫るでしょうから。
>
> こうなってくると、仮に戦争が長引いて、ロシア軍の消耗も増していった場合、
> プーチン政権を倒すのは、民衆によるデモよりも、軍部によるクーデターの可能性の方が高いかも?
> もちろん、今回の開戦に関しても、軍内部の強硬派が大きく関与しているとは思いますけど、
> ロシア軍の上層部が、全て強硬派で固まってる事なんて無いでしょうし、
> クーデターであれば、高級士官だけでなく、中級士官でも可能ですから。
> ただ、その場合の危険性を考えると、軍事クーデターのシナリオは見たくないなぁ・・・・
> 正直、プーチン政権よりマシになる保証なんて、全く無いですからねえ。

ロシアの軍事クーデターはあまり見たくないですね。
おっしゃる通り良い方向に進む絵が見えませんし。
それなら民衆のクーデターの方がまだマシな気がします。
とはいえ民衆によるクーデターの可能性は低いと私は思っていますが。

> > > > う〜ん…仮にキエフが陥落してゼレンスキー氏が死亡したとしても、
> > > > 逆に神格化されちゃいそうな気もするんですよねぇ…
> > > > プロパガンダの一種だとは思いますが、長期化してウクライナにも厭戦気分が蔓延ってきてからならともかく、
> > > > 現状では逆に士気が上がる気がします。
> > > > 彼自身が指揮官というわけではないでしょうから、軍事的には大きな損失ではないでしょうし。

> > > 文字通り、「役者」である彼を失うとなれば、看板的にも厳しいと思いますよ。
> > > 替わりの新しい大統領を立てても、あれだけの演技力は誰も真似できないでしょうし、
> > > 選挙を経ているか否かの正当性の面でも、やはり段違いだと思うので。
> > > 確かに、彼自身の指揮官としての能力は、この際 別に構わなくても、
> > > 演技力と正当性に裏打ちされた「錦の御旗」としての存在効果が、軍事的にも非常に大きいと。

> > 冒頭でも述べた通り正直彼の「役者」としての能力は少し怖いなと思いだした今日この頃です。

> アメリカ議会でのオンライン演説が行われた直後、
> 「大変な時なのは分かるが、ウクライナ大統領はスーツを持っていないのか?」という、
> アメリカ人の経済評論家のTwitter投稿が、世界的に炎上するという事が起こりましたけど、
> 投稿した本人の真意はどうあれ、これって地味に、芯を食った指摘なんですよね。
> 実際の所、ゼレンスキーも開戦当初はスーツ姿でしたが、
> かなり早い段階でTシャツ姿に変わり、無精ヒゲも伸ばし始めたのは、
> 明らかに「見た目」を意識した上でのメディア戦略であり、
> だからこそ、Tシャツは綺麗だし、無精ヒゲもキチンと手入れされていると(苦笑)。

正直このニュース見たときこんなことで炎上するのかと思いましたね。
言っていることは正論だと思うのですが…
ゼレンスキー氏を批判すること=反ウクライナみたいになってしまっているのはちょっと違う気がします。
> いや別に、その行為自体は悪いとは思いませんけど、見る側は理解しておいた方が良いと思いますし、
> それを指摘する事さえ憚られるような空気感は、あまり健全だとは思いませんね。
> そもそも、こうした「非常時の見せ方戦略」って、最近では一般化してきており、
> 日本の首相とかも、大きな自然災害とかあった際には、
> 作業着を着て、ヘルメットを被るような事をしてますが、結局は滑稽に見えるのが常です(笑)。
> しかしゼレンスキーの場合、そこは本業が「役者」として、見せ方を熟知しているので、
> 滑稽に見えるどころか、本当に勇ましく見せるのが上手いと思います。
> で、それは政治家として強力な武器だとは思いますけど、
> どう使われるかによって、禍すら招きかねない武器ではあると・・・・
> だからこそ、見る側は細心の注意を払うべきでしょうけど・・・まあ無理でしょうね。

地震の速報でもニュースキャスターがヘルメット被って原稿読んでますからねぇ…
これ見よがしだなぁと正直思ってしまいます。
まぁ、外に出ての台風中継なんかは本当に危ないと思いますが。
あれもやる意味あるのかなぁと思っちゃいますよね。
NHKなんかは近年やめているようですが。

> それこそ最近も、数千人の市民をロシア側へと避難させた事に対して、
> 「拉致だ!強制連行だ!」という騒ぎになってますけど、
> もちろん、ウクライナ国家の側から見れば、そういう理屈になるのは解りますし、
> 避難した市民にしたって、本心では敵国側になど逃げたくない人が恐らく多数派でしょうが、
> それでも、自分や家族の命を守る為には、そうした苦渋の選択だってアリだと思うんです。
> 更に、もっと戦略的に物事を考えるのであれば、国民の命を守るために敵国の後方へと避難させつつ、
> 100万人単位で避難させる事で、ただでも苦しいロシア側の兵站を消耗させ、
> どうせプロパガンダ目的であり、尚かつロシアが国連から離れてない事を逆に利用して、
> 難民支援を行う国連UNHCRスタッフと、海外メディアとを、ロシア側の避難民キャンプに入れさせる事で、
> 国際監視の下に置いてしまうという牽制の仕方だって、割り切って考えれば、あったと思うんですよね。
>
> それなのにウクライナ政府側として、徹底抗戦と言えば聞こえは良いものの、
> 市民の犠牲が大きくなる方向で、いろいろと動いてしまっていますし、
> それはそれで、双方に犠牲者を増やす事が、戦争勝利を目指す1つの有効な手段なだけに、
> 訝しんでみてしまう所も、正直あったりします。
> 意図的なのか? 無意識なのか?は別にして、言うなれば、
> 「地獄への道は善意で舗装されている」といった所でしょうか?
>
> ただ、ここへ来てゼレンスキーが、停戦交渉における「国民投票」という単語を出してきた事で、
> 全く自覚のないまま、国民を危険に晒している訳では無さそうな事が解ったと同時に、
> 当然ながら、自ら甘んじて汚名を被る覚悟で、和平を導く気も無い事が解りました。
> もう少し詳しく述べれば、認知不足や自己陶酔で状況把握が出来ていない訳では無く、
> かと言って、国民の屍の上に勝利を掴もうと考えているほど異常者でも無く、
> 現状のヤバさは重々承知した上で、それでも自らが火の粉を被る大胆な決断は行えると思えず、
> 結局の所、ズルズルと犠牲者ばかり増えてしまう展開に陥りそうだなぁ・・・と。

まぁ、上でも書いた通り下手なところでの妥協は後世の歴史学者に評価されることはあっても、
現時点では支持率の低下を招くでしょうしねぇ。
もしかするとゼレンスキーとプーチンは人の命を使ったチキンレースをしているのかもしれませんね。
どのくらいまで自分陣営の死者に耐えられるか先に降りた方が政権を失うというような。
 
> > 正直士気が高いのってそう続かないと思うんですよ。
> > 自分が住んでいた町が破壊されていく様に最初は怒りを覚えても、
> > ずっと戦い続けるとどんどん疲労は溜まっていくでしょうし…
> > その中でロシア側に逃げた人の状況が入ってきて「ロシアも友好を望んでる降伏して」
> > みたいなプロパガンダが行われると心が折れる人も出だすでしょうし、
> > それを恐れているのかなと。

> それに関しては、現実的に有り得る話だと思いますし、
> そろそろ移行されるであろう「第2フェイズの戦争」においては、
> ウクライナ市民の心を挫く攻撃が、ロシア軍によって行われ始めると思いますよ。
> ロシア軍が加勢しているシリア内戦とかも、そうですけど、
> 戦争が長引き、悲惨な状況が増えるほど、支配に抗う崇高な信念よりも、
> 支配を受け入れてでも、安全に日常を過ごしたいという思いが、一般市民には強くなります。
>
> そして、冷酷な言い方をすると、安全な後方のロシア側に避難させるよりも、
> 戦地であるウクライナ国内に留まらせて、凄惨な思いを数多く負わせる方が、
> 市民感情がそちらに早く流れますし、ロシア側の負担も少なくて済みます。
> そういう意味では、プロパガンダ目的で避難民を使うとかは、あまり無さそうかな?
> どちらかと言えば、占領統治における現地協力員を育てるという方が、可能性的にはあるかも?

自国民が敵対者じゃないかという猜疑心に襲われ始めたら厳しいですよね。
そうならないうちに停戦となってほしいところです。
ただ、落としどころは正直まだ見えていないですよね…

[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.72