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[23894] 「ホワイト革命」の動画を見ての感想返信 削除
2022/4/5 (火) 23:58:12 徳翁導誉

> 長らく放置していました。すみません。
いえいえ、こちらこそ、
前回は少しキツめの意見を述べてしまった事を、正直 気にはしてはいたので、
気分を害されての遅延でなければ、とりあえず安心できます(笑)。

> 返信を書くのに時間がかかっているのですが、あまり長時間放置すると、
> 私の方が「いつでもいいか」という気になり、1年くらい放置しそうなので、ひとまず書けた分から投稿していきます。

でもまあ、数ヶ月前にも実際、
1年以上 時間が経ってから返信とかありましたし、
もしそうなっても、私の方はあまり気にしませんけどね(笑)。
最近は光陰矢の如しというか、数年も、数ヶ月も、あまり体感的に変わらないので(苦笑)。

▼ ホワイト革命
> > いや、え〜と、そういう動画のリンクを貼るとかいう話では無く、
> > 具体的に、旧トルコ担当さん自身が、その「いいひと戦略」というのを、
> > どのように理解し、どのような実践を試みているのか?という話なんですけどね。
> > 正直な所、単にコピペしているだけで、自分の中で消化出来てないのでは?と感じますし、
> > そうでないなら、もっと「自分の言葉」で語ってみましょうよ!?
> > 別に、間違っていても、上手く説明できなくても良いんです。
> > 旧トルコ担当さん自身が感心したのなら、それを「自分なりの解釈」で伝えてみて下さい!!

> 私のいいひと戦略の実践に関しては、ホワイト革命論を聞く前と聞いた後でかなり変わっていますし、
> 今の実践法ってホワイト革命論を聞いてもらわないと、あまり理解できない気がします。
> それでも伝わらない前提で書くならば、自分の中のホワイト精神全開(=共感力全開)で相手と接する、ということですね。

う〜ん、これはもう、伝わる伝わらない以前の話になってる気がするので、
実際に私が動画を見ない限り、これ以上話は進まなそう・・・・

> 私もホワイト革命世代の人間ですので、ホワイト精神は持っていますし、
> 基本的にこれに従っていれば、少なくとも大きなミスはないだろう、というのが現状です。
> 岡田斗司夫は、いいひと戦略を防御と攻撃の2種に分けていますが、
> 何事もミスした時の損失は、成功した時の利益を大きく上回りますので、まずはミスしないこと(防御)が重要ですし。

「ホワイト革命世代」とか「ホワイト精神」という話は、定義がされてないので解りませんけど、
とりあえず、「ミスした時の損失は、成功した時の利益を上回る」という事に関しては、私も同意かな?
より正確に言えば、小さな成功は努力で結構計算できるので、小さなミスなら充分に補填が可能だけど、
大きな成功と、大きな失敗では、後者の方が断然 発生確率が高い為、そこだけは注意して避けるべきであり、
かと言って、小さなミスさえ恐れて何も挑戦しないようだと、そもそも成功が得られないって感じで。

> あとは、人の悪口に参加しないことですね。
> リアルに限らず、ネットでも。
> 悪口を言うことが周囲に嫌われるから、というよりも、
> 悪口を言ったり聞いたりすると、自分の中のホワイト精神が消えていってしまうので。

まあ個人的には、他人の悪口とか言っても楽しくないので、この感覚は解らなくも無い反面、
「ホワイト精神が消えるから」なんて理由だと、何だかちょっと宗教っぽくなるイメージ(笑)。

それに世の中には、「他人の不幸は蜜の味」という人たちも、かなり多いですし、
秘密の共有じゃないですけど、互いに愚痴をこぼし合ったりする方が、信頼関係が深まったり、
例えば先生とか上司とか、共通の敵(笑)の悪口を言い合って盛り上がるのは、よくある事なので、
あまり潔癖すぎるのも、上手く行かないかな?という気はしますね。
ホワイト精神とは何なのか、まだ知らない状態ですけど、イメージ的な話をすれば、
ホワイトに徹するよりも、適度にグレーで居た方が、この世の中は過ごしやすいような気はします。
それこそ、「白河の清きに魚も棲みかねて、もとの濁りの田沼恋しき」って感じで(笑)。

> > 「いいひと戦略」から「ホワイト革命論」への進化とかは、ハッキリ言って把握してませんが、
> > 少なくとも、「評価経済」や「見た目至上主義」の話は、以前に動画だか本だかで触れた記憶があり、
> > 同意できる面は確かにあったものの、「そこは微妙だな」という面も正直あったんですよね。
> > 特に、見た目に関する話とかは、岡田斗司夫がダイエットした際に、
> > 各地でいろいろと述べてましたし、それが一部から失笑を買っていたのも覚えているので、

> ああ、普通の人にはそう見えるんですね。勉強になりました。
> 普通の人からすれば、相手に気を使うというのは、戦略とか以前に常識の範囲内ですし、
> 岡田斗司夫の、「これからの人類社会では、明らかに実力でどうこうするよりも、
> 他人に気に入られた方が得だから、皆さんも容姿くらいは気を付けましょう」という論は、
> 多くの常識人からすれば、「他人に嫌われないよう、容姿に気を使うなんて当たり前でしょ」となるんでしょうね。

まあ、「容姿に気を使うのは当たり前」と言うのは、普通の感覚かも知れません(笑)。
とは言え、「オタクは身だしなみを整えない」というイメージも、
一昔前に比べれば、かなり改善されたというか、そんなに目立たなくなった気もするんですよね。

> > > ホワイト革命論 https://www.youtube.com/watch?v=k_zV08mCfFI
> > > いいひと戦略論 https://www.youtube.com/watch?v=hB5ncWZvVbw

> > 2つ合わせて、2時間弱かぁ・・・・
> > 時間の都合が付けば、見られなくは無い長さですけど、
> > 岡田動画は切り抜きも多いですし、出来れば、そちらの方が見やすいかも?(笑)

> いいひと戦略はこの際どうでもよいので、ホワイト革命だけは見た方が良いと思いますよ。
> いや、俺ガイル見てたり、オタク史の本を知っておきたいなんて言ってる場合ではないです。
> コッチの方が、はるかに現代史を知る上で参考になるのでは?

「現代史を知る上で参考になる」とは、また大きく出たなぁと思いつつも(笑)、
まあ1本だけであれば、時間さえ見繕えば、見られなくは無さそう。
「いいひと戦略」の方は、どうやら本が出てるみたいなので、こっち優先かな?と思いましたけど、
「ホワイト革命」の方が進化形であり、コチラこそがオススメとなれば、優先順位は逆転ですね。

・・・という事で、ここまで返信を書いた所で、ホワイト革命の動画を見てみましたよ!!(笑)
で、これ、そんなに他人へ説明するのが難しい内容ですかねえ?
既に動画の中で、ホワイト革命の「3つのキーワード」が挙げられているのですから、
まずは、それを書き出してみれば良かったのでは無いでしょうか?

 1.美しいモノは正しい
 2.汚いモノは正しくない
 3.コロナは第3次世界大戦である

そして、これが「現代史を知る上で参考になる」かとなると・・・申し訳ありませんが、正直なりませんでした。
う〜ん、何でしょう? 全ての見方が過剰だって印象ですかねえ?
言っている事は、そこまで的外れでは無いと思うものの、
それが「革命」と呼べるレベルまで大きいかとなると、ハッキリ言って同意しかねると。
「当たり前の傾向」と「当たり前の変化」が、大袈裟に感じ取れてるって感じでしょうか。

まず最初に、1と2に関して言うと、「正しい/正しくない」という表現はさておき、
美しいモノが好かれ、汚いモノが嫌われるというのは、至って普通の事なのでは?
殊更、最近になって現れた風潮だとは思えませんし、
生活のレベルが上がれば、身綺麗になっていくなど、古今東西を問わず不変かと?
もちろん、時にはバンカラ文化や不良文化などが、一部で流行ったりもしましたが、
それにしたっって、あくまでもアンチテーゼとしてのカウンター・カルチャーであり、
そうしたモノが流行るのは、それだけ急速に生活レベルが上がってる証拠なんですよね。
向上が急スピードだからこそ、敢えて逆らおうとする反骨心の現れでもありますし、
逆に言えば、そうしたカウンターが生じないのは、それだけ勢いが乏しい時代だと言えるかも知れません。

また、「好き/嫌い」と「良い/悪い」は本来 別の概念ですけど、
(「良い」と「正しい」も異なりますが、話が面倒になるので割愛・笑)
ここでは、それを混同しているのは、岡田斗司夫自身が区別できていないのか?
はたまた、区別できないレベルの人々を、想定しているのか?

まあ、それはさておき、この1と2で実例として挙げた「おにぎり」と「不倫」の例も、
私自身はしっくり来なかったと言うか、正直言って、正しく認識できてない印象を受けました。
そもそも岡田本人がサイコパスを自称しているくらいなので、
自分の損得が関わらない限り、他人の心の機微を読み取るのは、恐らく不得意な人だと思いますし、
そういう正確だからこそ、却って自分に都合良く解釈している感じはするんですよ・・・・
オタクとして「作品考察」する分には面白いですし、主観的な解釈でも構わない世界ですが、
しかし、社会における「人間観察」というのは、主観性が客観性の邪魔をしてたらダメでしょうね。

「よそのお母さんが握った おにぎりが食べられない」という有吉の話も、
実を言えば、私も少し苦手意識があるので解るのですが(苦笑)、
あれって、その感覚が解らなかったり、深く考えたりしない人だと、衛生面の問題だと誤解するのですが、
実際はそうではなくて、心理的な壁、つまりは「ATフィールド」の話なんですよ!!(笑)
自分のお母さんの手が衛生的だから、安心して おにぎりを食べられるという事ではなく、
家族という同じグループの一体感(安心感)から食べられるので、
よそのお母さんは、異なる家族というグループに属するから、心に境界線が生じるんです。
そして、核家族化や地域社会の疎遠化により、一体視できるグループの範囲は年々縮小していると。
ですから、別に おにぎりでなくても、加熱された手料理だってNGなんですよね。
手料理は心が籠もる(魂が宿る)為、心を許せていれば心地良い反面、心を許してなければ障害になるので。
職人やコンビニの料理なら大丈夫なのは、衛生面の問題以上に、そこに余計な愛情が含まれないからなんです。
品の無い例えですけど、「風俗は不倫じゃない」みたいな話の感覚に似ているかな?
って、私自身で言うと、職人が握った寿司にしても、少し苦手意識はありますが(苦笑)、
だからと言って、職人がビニール手袋を着けて握っていても、そこまで意識は変わらない気がしますし、
実際、有吉自身も番組開始当初、夏目アナの手料理の差し入れを「迷惑!」と切り捨てていましたけど、
いざ夏目アナと結婚すると、彼女が握った おにぎりも、普通に食べると言ってましたからね(笑)。

続いて、不倫話に関して言うと、不倫してる人が全てバッシングされる訳じゃないんです。
元々アンチ層を抱えてる芸能人が不祥事を起こして、心置きなく叩ける免罪符を得られたり、
大して好きではなかったが、好感度で商売していたタレントが、それに反するような行為をしたり、
初めから不祥事の肩書きを背負い、「こいつは叩いてもOK」な扱いで登場するから、炎上するのであって、
実際、例えば千鳥 大悟などは、不倫報道があっても、ほぼノー・ダメージのままです(笑)。
逆に、雨上がり宮迫は、芸達者であっても、格好付けな性格が昔から嫌われてもいた為、
闇営業の問題で あそこまでのバッシングを受け、そんな性格が事態を更に悪化させたのですが、
あの問題を、ここまでの大事件に発展させてしまったロンブー亮は、そこまで叩かれていないと。
結局、良い悪いという判断の話も、好き嫌いという感情の話に帰着してしまうんですよね・・・・
そして、こうした判断と感情を混同する人の割合は、今の時代になって増えたと言うよりも、
ネットの時代になって、存在が目立つようになり、悪い意味での影響力も増しただけだと思うんです。

また、Twitterで悪口がミュートされるという例にしても、
悪い内容だから弾かれるのではなく、不愉快な内容だから弾かれる訳ですね。
ネットの使われ方が変わったと言うよりは、当時は利用者が一部に限られていたモノが、
今ではそれだけ、一般にもネットが、広く普及したという事かと思われます。
そして、ここでいう「悪口」とは、社会通念的に悪いと認識されている発言と言うよりは、
個人的に「不快」となる発言が悪であり、例え悪口でも「快感」を得られれば善となると。
だって、行き過ぎたバッシングだって、充分に悪口に該当するでしょうけど、
バッシング集団の中に身を置けば、自分たちこそが正義であり、自分たちの行為は正当化される。
言うなれば、社会全体の空気感を読んで、正義とか常識を自らの損得に摺り合わせてた時代から、
始めから自らの損得を出発点に、正義や常識を自由にセレクトしたり、カスタマイズする時代となり、
そういう意味では、自身の攻撃対象とさせない、攻撃対象となっても炎上させない為にも、
ここで言う「ホワイト化」は意義があるかも知れません。
しかし、それはあくまでも道具や材料に過ぎ無い事も、キチンと認識しておくのが重要かと?
要するに、原因と結果を取り違えるべきでは無いというか、
革命的な変化が起こっているのだとすれば、それは「正義の娯楽化・個人化」であり、
綺麗にしてれば安全とか、脛に傷があるとヤバいとか、そう単純な話でも無いって事ですね。
そもそも、本当にそんな時代となれば、岡田斗司夫も完全排除される側の人間ですし(笑)。

そして最後に、「コロナは第3次世界大戦」って話ですけど、これは何なんですかねえ?
初めに世界大戦の定義を行っていないので、その主旨が全く伝わってこないのですが、
そもそも主観的なイメージを語っているだけと捉えれば、深く突っ込むの野暮なのでしょうか。
確かに、このコロナ禍によって、世界は大混乱し、多くの人命も失われましたけど、
程度の話で言えば、とても2度の世界大戦と比べられるレベルでは無いはずです。
また、動画自体はウクライナ戦争が始まる前の投稿であっても、
あの段階にあって、もう大きな戦争は起きないから、コロナ禍が世界大戦級という見方であれば、
正直言って、世界の政治情勢に関しては、かなり認識が甘かったと言えるかと?
ああして、わずか1〜2週間の間に、1000万人以上もの国外避難民が発生している時点で、
仕事や勉強の為に外国へ行くのとも違う、あれも1つの「負のグローバル現象」なんですよね。
向上心からのポジティブな人流ではなく、恐怖心からネガティブな人流は、
既に10年前から起こっていますし、国際社会の不安定化に比例して、こちらは更に増す可能性があります。

また、社会制度や科学技術が大きな転換を迎える事を、「世界大戦」という単語に求めるのであれば、
コロナ以前に、「冷戦」が第3次世界大戦と呼ばれる事がありますし、
あの頃にどれだけの変化があったかは、ロケット好きな岡田斗司夫はよく知ってるはずなんです。
この「3つの世界大戦」があったからこそ、私たち人類は、
わずか66年で、初飛行から月面着陸にまで辿り着いた訳ですからねえ。
逆説的に問えば、確かに今回のコロナ禍でも様々な変化はありましたけど、本当にこのレベルの変化でしょうか?
正直な所、世界大戦という響きがキャッチーだからこそ、都合良く用いてるだけな印象を受けますし、
4番目の世界大戦としないのも、冷戦がジワジワと長く続いた戦争だったからでしょう。
要するに、「コロナは4年で終わる」という自説にとって、都合が悪かったから、無視したのだろうと。

でも、「第1次も第2次も4年で終わったから、第3次も4年で終わる」って、実際に説得力を感じます?
だって、戦争とパンデミックって、全く別の現象じゃないですか。
それを「同じだ」と捉えられるのは、自分で「同じ世界大戦」と括っているのが根拠であり、
そもそも世界大戦の定義さえしてないのですから、結局はご都合主義な考え方だとは思うんですよね。
それに、一応突っ込んでおくと、日本が参戦しての「太平洋戦争」が4年なだけで、
第2次世界大戦自体は、その2年前から始まっているので、6年ですし(苦笑)。

そして、価値観の変化という話も、いつの世だって同じ事なんですよね。
これだけ変化のスピードが速い時代になると、1世代違えば、価値観だって かなり変わります。
それは別に、コロナ禍が有ろうが無かろうが、以前から そうですし、
1度変わった価値観が元に戻らないのも同様です(長い年月で輪廻する事はありますけど)。
う〜ん、まあ確かに、これという明確な変化のポイントがあった方が、解りやすいのは事実でしょうけど、
10年掛けてジワジワと変わった量と、1年でガラリと変わり そのまま9年続いた量とは、
インパクト的には後者の方が強くても、客観的な変化量としては結局変わりませんからねえ。
要するに、2度の世界大戦に関しては、劇的に時計の針を進めましたけど、
今回のコロナ禍は、変化の前倒しが起こった感じはありますが、
これが将来的な時計の針まで一気に進めたか?となると、正直そこまででも無い気がするんです。

まあ、仮に大きな変化が起こるとしても、この経験をした子供たちが大人になって以降の話でしょうから、
15年とか20年くらいは、世界大戦に比するような大きな変化は無いんじゃないですか?
基本的に、社会の価値観の変化というのは、子供が大人となり、大人が老人となる事で、
世代交代と同時に進むのが世の常なのですが、世界大戦は現役の大人の価値観すら変える変化だったんです。
でも、今の私たちって、そこまで劇的な価値観の変化を強いられてますか?
大人が従来の価値観を書き換えるというのは、並大抵の事ではありませんからねえ・・・・
リモートが増えたとか、手洗い・除菌が徹底されたとか、その程度の事じゃなくて。

それと、1&2と3は、全く纏まりの無い括りのように感じるのですが、
恐らくは、心理的な「潔癖主義」と、物理的な「潔癖主義」を、同じモノとして捉えて、
潔癖から「潔白」を連想しての、「ホワイト革命」という表現なんですかねえ?

▼ いちゃらぶ革命
> いちゃらぶ自体は昔からありましたが、
> 現在はいちゃらぶが既存の恋愛ものにとって変わるようになってきている、ということです。
> 偶然、参考になりそうなツイートを見つけました↓
> https://twitter.com/cicada3301_kig/status/1509305422565752837
> 私も自信をもってラブコメアニメに詳しいと言えるまでにはラブコメに詳しくないのですが、
> 確かに最近の恋愛ものってあまあまなんですよね。
> 例えば『かぐや様は告らせたい 』というラブコメマンガがあるのですが

「かぐや様」のアニメは1期も2期も見てますし、今週から始まる3期も見る予定ですよ(笑)。
といいますか、前回、「いちゃらぶモノが流行ってる」という話が出た際に、
「かぐや様は違うな」と、すぐさまパッと浮かびましたもん!!
だって、あの作品、原作マンガの方はまだしも、アニメ版では未だカップルにすらなっていませんし、
双方の内面描画によって、秘めた「スキスキ」(すとぷりの曲じゃないですよ・笑)は存分に描かれているものの、
別に作品的には、イチャイチャも、ラブラブもしてませんからねえ。

また、視聴者や読者は神目線で、両想いな事が解っているから、ニヤニヤしながら楽しめる作品であれば、
それこそ昔から、数多くあると思いますしね。
ですから「かぐや様」も、面白い作品だとは思いますけど、
別に目新しいとか、今風だよなと感じる事は、ハッキリ言って無いですね、少なくとも私は。
イチャラブという事なら、昭和に人気だった「かぼちゃワイン」の方が、まだ当てハマる気がしますし、
最近の作品であれば・・・私はあまりマンガを読まないので、詳しくないものの、
「大正の献立」なんて、ほっこり系かつ、イチャラブ夫婦な感じもあるかと思います。

> 誰と誰がくっついて、誰と誰が別れるのか、その恋愛が成就した時の喜びと、
> フラれたときの悲しみが恋愛ものの醍醐味だと私は思うのですが、
> もう今の世代は登場人物がフラれて悲しくなるような恋愛ものは読みたくないということだと思います。

醍醐味・・・というか、そういう感じの方がストーリーを作りやすいんですよね。
そして、ストーリーを作りやすいからこそ、人気の方も出やすいと。
でも、だからと言って、そればかりでは飽きてしまうのは実際の所でしょうし、
作者の腕さえあれば、小さなエピソードでも、充分に楽しませる事も可能です。

例えば、近年では制作費の事もあって、テレビから姿を消してしまいましたが、
主婦向けに毎日お昼に放送される帯ドラマ、通称「昼ドラ」というモノがありましたけど、
これは「昼ドラ的」という言葉も生まれるくらい、ドロドロの愛憎劇が多かったんですよ。
ぶっちゃけ、そういうストーリーは作りやすいですし、人気も得やすいので。
ですけど時には、「ぽっかぽか」のように、ほのぼの夫婦のイチャラブ系な作品もあり、
これはこれで人気を博したものの、やはり悪人が出てこない作品って、物凄く作り難いんですよね。
苦労して作っても、結局はヒューマン・ドラマみたいに所に落ち着いちゃう作品も多いですし。
また、6年前のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は当時、一躍世間でヒットしましたけど、
恐らく多くの視聴者は、「星野源(平匡)×新垣結衣(みくり)」のカップルに感情移入して見てたでしょうし、
オトナの人だと、サブ・ストーリーの「石田ゆり子(百合)×大谷亮平(風見)」の存在も大きかったでしょうが、
しかし、まさしく恋愛劇を繰り広げていたのは、ゲイの「古田新太(沼田)×成田凌(梅原)」だったみたいな(笑)、
楽しみ方と言っても、やはり、それぞれあると思うんですよ。
って、そういうえば「ぽっかぽか」も「逃げ恥」も、ドラマとして有名ですが、原作はマンガ作品でしたね。

もちろん、ドラマに限らずマンガやアニメも、歴史が長く、それだけに作品数が多すぎて、
今更 ベタな作品を手掛けるのも、何かと難しい時代で、いろいろと工夫が必要であったり、
昨今は視聴者も「傷つきたくない」傾向も強いので、そっち系の作品が増えたのは確かでしょうね。
それこそ、ここへ更に「考えたくない(ストレスNG)」が加わって、
萌え系や日常系、ハーレム系の作品なども、人気を博するジャンルにまで成長したと思いますから。
でも、萌えやハーレムに比べると、やはりイチャラブは作品的に作り難いのも事実かな?
「バカップル」なんて言葉もありますけど、これをラブコメ化したら、コメディ要素が強くなりますし、
本気で恋愛の熱に浮かされると、それこそ「ヤマ無し、オチ無し、意味無し」ですから、
異性同士であれ、同性同士であれ、結局は恋愛モノと言うよりは、性的な方向へ進みがちになると・・・・

いやこれ、本当に作品的に作ろうと思えば、難しいんですよ!!
リアルのバカップルだって、大体は長続きせず、パッと燃え上がって、すぐに終わるケースが多いですから。
これは、ドラッグ使用にも似た快楽性が、恋愛の初期には脳内で起こるからであり、
だからこそ中毒的に、熱愛と破局を繰り返す人たちもいる訳ですが、
でも、作品としてイチャラブを楽しみたい人って、そんな「快楽的な恋愛」を求めてる訳じゃないですよねえ?
ですから、リンク先のTwitterにもある通り、ツンデレとか鈍感などの演出的ギミックが必要となりますが、
ただこれも、効果的にストーリー性を発揮すれば する程、やはりイチャラブから遠離る気もします。

いや、こうなると結局、創作物はリアルに勝てないような気もしてきますし、
考えてみると、こうした需要を満たしてるのって、アニメやマンガよりも、
今だとカップル系YouTuberの動画なんじゃないですかねえ?
まあ、「恋愛リアリティ・ショー」って、オタク系男子からの需要は兎も角(笑)、
若い女性には、非常に人気のあるジャンルですので。
って、恋愛リアリティ系の需要で考えると、別にそこまでイチャラブ系は多く無いというか、
良く言えばドキドキ、悪く言えば出演者の心を弄ぶような、そういった番組の方が人気な感じはしますね。

> > あと、「小学生の間で」というのは、ちょっと解る気はします。
> > 20〜30年前の男子・女子の関係と、今の男子・女子の関係って、
> > 時代性であったり、少子化なども影響してか、随分と変わりましたからねえ。
> > 2000年頃までは、小学生(特に高学年)の男女の壁(溝?)って、
> > 今とは比べモノにならないくらい、大きかったですし(笑)。
> > ただ一方で、少女漫画の早熟化や過激化の流れって、今に始まった事では無いので、
> > そちらに関しては、「そんなモノだろうなぁ」と、何となくは思いますね。

> この辺含め、ここ数十年くらいの恋愛ものの変遷についても調べたら面白いことになりそうな感じがしてるんですよね。
> もし何か面白そうなことが分かれば、ここに書くかもしれません。

はい、了解しました(笑)。

> > 「姫嫁」という単語は初耳だったので、ちょっと検索してみた所、
> > 一番最初に出てきたのが、引用元である著者のインタビュー記事であり、
> > 投稿サイトのタグもありましたが、「小説家になろう」で1件、「小説を読もう」で4件と、
> > これは一部で・・・と言うよりは、その著者の独自単語に近いのでは!?(笑)

> そうねんですよ。でも、姫嫁作品に代わる単語がこれしかないので、私はこの単語使ってますね。

それって結局、流行ってはいない証だと思うんですよね。
何らかの概念が生まれ、それが人の口を膾炙するには、
やはり、それを簡潔に示す「単語」の存在が不可欠なので、
広く出回ってる単語が無いという事は、そうした共有が行われていない事を意味するかと。

▼ VRとAIについて
> > まあ、VRに関しては、そうだと思いますよ。
> > 随分前かと思いますが、「電脳ドラッグ」が云々という話をしたのも、つまりはこういう話で、
> > 例えば、何らかの音が聞こえれば、それが画面上に色や形として反映される遊び方だとか、
> > 第11芸術として挙げた「デジタル・アート」というのも、将来的にはこっち方向の話ですし、
> > もっと言うと、現状の五感というセンサーから更に拡張して、もっと感覚の数を増やしたり、
> > そもそも論として、脳の処理段階でいろいろ弄ろうというのは、ここから更に先の話でした。
> > 正直な所、イメージはし難いですから、どこまで伝わってるかは不明ですけども・・・・

> 「デジタル・アート」という話は全然理解できていませんでした。

現時点だと、最も体験しやすいのは、チームラボのデジタルアート・ミュージアムですかねえ?
お台場会場は今年の8月まで、豊洲会場は今年の12月まで開催される予定です。

> 「電脳ドラッグ」の方は、伝わっていましたよ。
いや〜、たぶん電脳ドラッグの方が、伝わりにくいと思うんですよねえ・・・・
デジタルアートほど、一般的に用いられてる単語ではありませんし、
マンガ版の「攻殻機動隊」とか読んでいないと、普通の人は想像しにくい概念かと?
言うなれば、ドラッグ使用によって生じる快楽を、
脳とコンピューターを直結させて操作し、人為的に快楽を起こそう・・・みたいな話なので。

> > あと、VRで環境を変えるというのは、まだ何となく解るのですが、
> > 「AIで環境を変える」って、具体的にどんなモノを想定されてるのでしょう?
> > 具体例とかが無いので、旧トルコ担当さんの抱くイメージ像を、ちょっと把握しかねるんですよねえ。

> でもまあ、「AIで環境を変える」って既に起きていることじゃないですか?
> 例えばYouTubeのアプリを開いて、まずどんな動画がおすすめされるかって、あれはAIが決めているわけですし、
> それを見て陰謀論などにハマっていくのって、本人に素質があったという面もあるでしょうが、
> 大半の人はYouTubeがそうした動画をおススメしなければそんなことにはならなかったと思うんですよね。
> > それこそゲームで言えば、グラフィックの進歩というのは非常に目覚ましいモノであり、
> > PlayStation時代や、ファミコン時代などと比べれば、まさしく隔世の感がありますし、
> > もしも当時、今のレベルのCGを見せられたら、きっと実写かと勘違いしたかも知れませんが、
> > でも実際、我々が今のゲーム画面を見て、本当に実写と区別できないかと言えば、そうではありません。

> でもこれって、もう管理人さん自身が答えを出していません?
> 確かに、ゲームのグラフィックも現実と見分けがつかないわけではないですが、でもそれに夢中になれてるじゃないですか。
> AIも同じで、確かに人間と完璧に同じものを作り上げるのは難しいのかもしれませんが、
> そこまで高度なものでなくとも、夢中になる人間は私含めていると思うんですよね。

う〜ん、これはもう何度も繰り返している話ですけど、
結局の所、旧トルコ担当さんと私とでは、想定している「新しさ」や「変化」の大きさが違うんですよね。
失礼な物言いかも知れませんが、旧トルコ担当さんが想定される新しさや変化だと、
年長者で歴史好きな私からすると、正直、「その程度」と映るレベルの新しさや変化なんです。
更に言えば、AIにせよ、VRにせよ、それよりも遥かに大きな事が出来る可能性を秘めているからこそ、
それくらいの小さなモノでは満足できないと言うか、
現状のモノは まだ従来品の改良程度にしか映らないと言うか・・・・
言うなれば、「次世代のiPhoneは凄いよ!」と どんなに力説されても、心情的には理解できるものの、
iPhone登場時の衝撃度と比べてしまうと、どうしたって上回らないだろう?みたいな話ですね。

> > 単なる実用性で言えば、「知能とは何か?感情とは何か?」とはまで行く必要はなく、
> > それこそチューリング・テストのように、受話器やモニターの向こう側にいる利用者が、
> > 対応相手が人間か?AIか?を区別できないレベルまで行けば充分でしょう。
> > 例えば、お客様サポートなどのサービスが、
> > 人ではなくAIで可能となれば、企業的には大助かりだと思いますけど、
> > マニュアル対応の範囲内ならまだしも、臨機応変な対応は当分困難だと思うんですよねえ・・・・

> そうなんですね。
> お客様サポートが技術的に難しいとなれば、確かに今のAIってまだまだショボいと思います。
> 私は理系は全然なので、岡田斗司夫が言う「10年後はAIYouTuberの時代」という話を割と信じていたのですが、
> 管理人さん的には、この辺が岡田斗司夫の専門外の話には適当なことを言っている点なのでしょうか?

AI YouTuberみたいなモノに対して、それにハマる人々が現れるか?という話なら「YES」、
それが人気の大勢を占めるか?という話なら「NO」って感じでしょうか。
言うなれば、ニッチであっても人気があるなら、それも1つの時代だとは言えるでしょうけど、
でもまあ、一般的に「○○の時代」と呼ばれるには、皆がハマるレベルだと思われるので、
そうだとするなら、個人的には過剰評価だとは思いますけどね。

例えば今の技術なら、さすがにAIは難しくても、凄いCGは作れますよねえ?
では実際、そうしたCGのグラビアが世間を席巻しているか?となれば、決してそんな事はなく、
実在するリアルな女の子のグラビアの方が、圧倒的に人気であるかと思います。
CGの女の子であればシミ1つありませんし、個々の好みにカスタマイズが出来ても、
写真かと見紛うばかりの出来であっても、やはり そうでは無いんです!!
それは何故かと言うと、人間というのは、単なる見た目の美だけを追い求めている訳では無く、
感情というフィルターを介して物事を見る為、人間とCGでは感情移入の部分で大きな差が生じるんです。
多くの人は、見た目やら、発言などを介して、その奥にある「人間像」を味わっているので。

で、逆説的に言えば、人間とCG、もしくは人間とAIの区別さえ出来ないレベルとなれば、
ビジネス的に、かなりの可能性は生まれるとは思うのですが、
しかし一方で、YouTuberの動画を楽しむという行為は、仕事ではなく娯楽の世界であり、
そうなると、これって実はCGやAIなのでは?と疑念を抱くと、素直に楽しめないはずなんです。
「区別が付かなきゃ、どちらでもOK」という人も居るでしょうが、大部分の人は違います。
だとすると、結局は、SNSを利用する有名人の「本人認証」のように、
人間である事の証明する機能が求められる気がしますし、
そうなってしまえば、やはりCGやAIの価値というのは、その程度という話になります。
もちろん、「2次元やアニメ画こそ至高」って人たちも居ますが、決して多数派には成り得ません。
つまりは、「時代を作る」というレベルにまでは至らないと。

それこそ、芸能人に「なりすまし」したTwitterやInstagramを見ていたとして、
それを本人によるモノと信じている内は、確かに楽しめるのでしょうが、
それが本人では無いと解った段階で、楽しい所か不快な気持ちに包まれます。
内容的に楽しめたから、本物でも偽物でも構わないなんて感じる人は、ほんの一握りなはず。
また、始めから、なりすましの演技として、楽しむような人も居るでしょうけど、
そういう人が、社会の大多数を占めるとは到底思えないので、やはりニッチな世界で終わるかと?

▼ コロナと物流について
> 岡田斗司夫が主張する「コロナ=グローバリズム時代の終わり論」ってどう思われますか?
> 何となく掲示板を見ていたら、管理人さんも「世界流通を基本とした現行の経済システムが、今まで通りに機能するのか?」
> と書かれていましたし、

前後の文脈とかもあるので、「どこで書いたっけ?」と検索してみたら、
2年くらい前の、コロナ第1波が終わった頃の書き込み↓ですね(笑)。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s23132#23132

で、「グローバリズムが終焉するか?」という問いに関して、
個人的には、その答えは「NO」ですかねえ。
もちろん、このコロナ禍によって、世界的な人の流れは落ち込んでいますし、
リモート技術の普及により、元に戻らない分野もあるとは思います。
ですけど、やはりコロナが終息して時間が経てば、人流も戻ってくるとは思いますし、
そして何より、「どこか遠くへ行きたい」「安くて良い物が欲しい」などの欲求は、
世界的な経済発展と共に、今後も広がる一方だと思うんですよ。
世界全体の大きな価値観を、先進国、特に日本だけの価値観で測ると、きっと読み間違えます。

ちなみに、引用元で私が書いてた内容というのは、
「グローバリズム」というよりも、「新自由主義」に関する話だったんですよね。
ポスト冷戦時代において、この2つの概念は急速に世界へ広まると共に、
互いに密接にリンクしている概念であるので、ついつい勘違いしがちでしょうけど、
本来的には、これらは それぞれ別の概念です。
私としては、このコロナ禍によって、行き過ぎた新自由主義経済に、
ブレーキが掛かる可能性を呈示しただけであって、それは必ずしも終焉とイコールではなく、
更には、それがグローバリズムに関しても一緒かとなると、そういう事ではありません。

そもそもグローバリズムとは、何も経済や政治だけに限らず、
人々の交流や文化においても、当てハマるような概念でなんです。
例えば、私たちがネットを介して、YouTubeやNETFLIXを楽しんだり、
どこかの外国人と友達になるのも、グローバリズムの一環ですし、
それらが今後、後退していくとは、ちょっと思えないんですよね。

また、実際の人流におけるグローバリズムについて言うと、
その3本柱は「ビジネス目的・留学目的・観光目的」なのですが、
ビジネス目的は、リモート会議などの増加によって、恐らくグッとは減ります。
しかし留学目的は、リモート授業も一般化しつつある昨今、確かにリモート留学も増えるでしょうけど、
その反面、リアルな学生生活の不足から、それだけでは物足りなく感じてる学生が多いのも事実で、
リアル留学の価値は、却って高まるかも知れませんし、
リモート留学も含めて、世界的な学生の奪い合いが加速するとなれば、それも1つのグローバル社会です。
そして最後に、観光目的に関しては、やはり実際に現地へ赴いてこそナンボですからねえ。
もちろん、リモートとかでも旅行気分が楽しめたりもするのでしょうが、
例えば、ネット上にはいくらでも動画や画像が見られますけど、人々は美術館や動物園に足を運びます。

ソフトバンク・楽天・DeNAみたいな企業が、わざわざプロ野球チームを所有するのも、
ネットやデジタルが普及したからこそ、リアルの付加価値というのが非常に高まってるからなんですよね。
このコロナ禍により、いったん足を止めた客の中には、戻ってこない人たちも居るでしょうけど、
世界規模で考えた場合、今はまだ貧しくて、これから豊かになる人々も大勢居るでしょうから、
その減少分と増加分を踏まえれば、恐らく全体的には増えるでしょうし、少なくとも終焉とはなりませんよ。

そして、経済面でのグローバリズムに関しては、
「反グローバル」な動きというのは、何もコロナ禍によって始まった訳では無いですからねえ。
既に2001年のジェノヴァ・サミットの時点で、デモ隊が20万人も集まりましたし、
グローバル化や新自由主義化が進む一方で、格差社会というのも色濃く現れてきましたから、
このコロナ禍における動きも、こうした大きな流れの1ページだとは言えます。
もちろん、それは同じ1ページでも、とても大きな1ページではあるのですが。

それに これって、岡田の自説であり、旧トルコ担当さんも同意していた
「無意味にグローバル&無限にローカル」という主張と相反しませんか?
それとも、これはグローバリズムが終焉するのは、物流限定の話?
物流だけ切り離せるかは、とりあえず置いておくにしても(私は無理だと思う)、
実例として、最近起きたマクドナルドのポテト不足の話をしてましたけど、
なぜ常態化すると思うのか?の具体的な説明を欠いていた為、納得感はありませんでした。

> 私の無い世界史知識を動員すれば、
一応、今の若い世代は、高校時代に世界史が必修だったはずですけどね(笑)。
って、確か本年度から、安倍教育改革の一環で、世界史は必修から除外されたんでしたっけ?

> モンゴル帝国もまたユーラシア大陸の交通網を整備し、グローバル化を進めた結果
> ペストによりその試みは失敗に追いやられたはずですし、

う〜ん、遊牧民族は通商民族の側面も持ちますし、
モンゴル帝国の成立によって、巨大なユーラシア経済圏が作られたのも事実ですが、
かと言って、「試み」とか「失敗」とか言うほど、大規模で計画的なモノでも無かったでしょうし、
その一方で、こうして作られた経済圏の体験が、後の大航海時代にも繋がっている事を思えば、
大きな人類史の流れとして、そこまでネガティブな評価もしてませんね。
「真の世界史はモンゴル帝国から始まる」みたいな事も、よく言われたりしますので。

> 今回のコロナをペストに例えることも可能なのでしょうか?
中世のペストと、現代の新型コロナとでは、ちょっと比較にならない気はしますね。
当時に比べれば、医療技術も格段に進歩してますし、そもそも世界の総人口が違いすぎるので、
パンデミックが起きても、社会に与える影響は、今の方が遥かに限定的です。
まあ確かに、今回のコロナ禍によって、私たちは息苦しい生活を強いられてますし、
格段に発達した交通網により、即座に世界的な流行ともなったのですが、
社会を劇的に変化させる、古代や中世までのパンデミックとは、やはり意味合いが異なりますよ。
もちろん今回のパンデミックも、社会に変化を与えましたけど、それとはレベル的に別次元です。
感染症対策の参考にはなっても、そのまま未来予測に繋げるとかは、難しいんじゃないですかねえ?

▼ オタク史について
> > ・・・って、「オタク関連の本を100冊」という方が、もっと気になる所。
> > オタク文化について書かれた本って、100冊もありますっけ!?
> > さすがに、その全てを挙げるのは大変でしょうから、無理強いはしないものの、
> > 100冊読んでみた中で、「これは!」と思える本って、何冊くらいありました?

> オタク史の本というよりも、多くは各サブジャンルの歴史の話ですし(マンガの歴史、アニメの歴史、BLの歴史など)、

なるほど、諸々含めて100冊って事ですか。

> その上でおススメを聞かれたら「いや、100冊全部おススメだよ」というのが本気の答えですがw
という事は、今までにハズレの本は無かったと!?(笑)
何段階くらいに分けるかは人それぞれですけど、
普通は漠然とでも、評価のランク分けとかしませんか?

> さすがにそれでは答えになっていないので、絞るならこんな感じですね↓
> https://dotup.org/uploda/dotup.org2765555.txt.html パスワードは「otaku」

まずは、ありがとうございます。
ただ・・・なんでダウンロード方式なんでしょう?(笑)
これなら別に、そのまま掲示板に書いちゃった方が早いのに?とか思いますけど、
大っぴらにするのは恥ずかしいとか、そういった感じだったのでしょうか?
って、これだと返信も書き難いですね・・・・
とりあえず、同人誌は無理にしても、何冊か個人的なリストに入れておきました。
もう1度になりますけど、ありがとうございました。

> といいますか、管理人さんは何かオタク方面で良さげな本って知ってませんか?
う〜ん、あまりパッと思い浮かばないかなぁ・・・・
私としては、「文化論」としてよりも、「文化」の方への興味が強いので、
どちらかと言えば、作品そのものが先に浮かんできますし。

でもまあ、1冊で網羅的にであれば、以前の雑談スレッド時にも紹介しましたけど、
「オタク的想像力のリミット 歴史・空間・交流から問う」は良かったですよ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4480867244
様々な人が書いた 30ページくらいの小論文が、14本掲載されています。
あとは、「思想地図β vol.1」とかは、
https://www.amazon.co.jp/dp/4990524306/
創刊号という事で、採算度外視で好きな事を詰め込んだ感が、個人的に面白く思えたので、
その編集を務めた東浩紀の半生記とかは、オタク的かはともかく、読んでみて損は無いかと?
「ゲンロン戦記 知の観客をつくる」
https://www.amazon.co.jp/dp/4121507096/
昨年ヒットした新書の1つなので、一般的な評価も悪くないと思いますし。
って、旧トルコ担当さん的には、先にこっちを視聴した方が、スムーズかな?
「東浩紀×岡田斗司夫 本当に初めての対談〜ニコ生トークセッション」
https://www.youtube.com/watch?v=gC82nG_gFi0
東が酔いながら必死になって、岡田にハルヒ視聴を薦める姿は、ちょっと愉快です(笑)。

▼ アニメ
> > 「新作アニメはほとんど見ない」というのは、正直意外でしたね。
> > オタクを称しており、しかも大学生となると、
> > 普通に、新作の視聴がベースかと考えていたので。
> > ちなみに、この調子ですと、旧トルコ担当さんって、
> > 「リアルタイムで新作を追う」という時期は、以前から無かったんですか?

> アニメを見るようになったのは高校生からですが(中学まではラノベのみでした)、その時から新作アニメは追っていませんでした。

ほ〜、なるほど、なるほど。
ちなみにラノベに関しても、別に新作は追ってなかったんですかねえ?

> なぜかと言われれば、自分の好きなものを追っかけるのがオタクであって、
> 流行りものを追っかけるのはオタクじゃないでしょ、と思っているからですね。
> 一応、毎季ごとにアニメの新作はチェックはするんですが、チェックだけしてほぼ見ないです。
> 実際問題、アトム以来50年以上テレビアニメが作られ続けているわけであって、
> 良い作品を探すのであれば今季作品の中から探すより、過去の作品を掘り返した方が効率的ですし。

う〜ん、確かに作品の内容だけを楽しむなら、それもアリかと思います。
とは言え、作品の楽しみ方というのは、それ以外にもいろいろとある訳で、
特に「リアルタイム感」に関しては、その時で無いと味わえないモノですからねえ・・・・
例えば料理とかも、単に味だけでなく、匂いや見た目、その場の雰囲気やシチュエーションなどで、
「おいしさ」も大きく変わってきますし、記憶への残り方とかも違ってきます。
その辺りまで踏まえれば、全てとは言わないものの、幾らかはリアルタイムを味わわないと、
せっかく、その時代を生きているのに、「もったいない」みたいな感じも同時にすると。

また、「過去の作品を掘り返す」にしても、その方法論の話が出てきますよね。
自発的にグングン掘り進めるならまだしも、結局は評価や知名度とかを基準にするなら、
現在進行形か? 過去か?の違いだけで、やってる行為自体は大差なくなりますし、
別に話題作だからと追う必要はなく、面白そうだなと思えば追えば良いんだと思いますよ。

とは言え、すぐ下でも触れますが、コミュニケーション・ツールと化した今のアニメ作品だと、
リアルタイム感の強味って、それこそ「ブーム」的な側面しか持たなくなっているのかな?
そう思うと、別に無理して追う必要もないか?と思う反面、
必ずしも、全てがそういう作品ばかりだとは限らないので、
逃がした魚があった時に、追わなかった事を後から悔いる事もあるかも知れませんが、
でもまあ、「効率的(コスパ)」を重視するとなれば、損をしても時間の方が大事だったりするかも。

とは言え、コスパ重視という価値観もまた、今風の流行と言えば そうなので、難しい所・・・・
コスパ重視になってしまう、現在の社会状況というのも充分に解るのですが、
その一方で、それでは新しいモノや面白いモノに、なかなか出会えない現実もあるんですよね。
って、個人が1人で気を張った所で、社会全体の風潮がそうなら、抗っても詮無いだけかも知れませんけど。

> あと、この辺がオタクの偏屈さなのですが、今季アニメを見ていろいろ言ってる奴らって、
> 結局はアニメオタク同士で盛り上がりたいだけでしょ。
> 孤独になって自分の好きなものを追いかけなければオタクとは言えないでしょうし、
> コミュニケーションツールとしてアニメを使うのは、少なくとも私の憧れたオタクの姿ではないと。

まあ確かに、ここ10年くらいの間で、
アニメを楽しむ為の、手段としてのコミュニケーションだったモノが、
目的がコミュニケーションであり、アニメは道具化・手段化した感じはしますよね。
とは言え、「コミュニケーションこそ人類最大の娯楽」である事を思えば、
だからこそ、オタク文化は一般層へと広がり、以前に比べれば社会から受け入れられた側面もあると。

でも、それはオタク文化の商品化とも同義であって、一昔前のようなオタク的楽しみ方は、
これだけネットが発達して便利になったはずなのに、却って難しくなったような実感はありますね。
それこそ、全体の人数が増えれば、密度は薄くなると同時に、悪貨が良貨を駆逐していくような感じで。
そういう意味では、「孤独なオタク」同士がネット上や秋葉原などで繋がれてた、
2000年前後の一時って、本当に一瞬の徒花みたいな時間だったのかもしれませんね、今になって思えば。

▼ 物語シリーズについて
> 原田陽平さんの『ヤンキー経済』を読んでいると、最近はマイルドヤンキーでもアニメを見る、という記述があり、
> それ自体は「まあ、そんなもんだろう」と私も思っていたのですが、
> 例えばどんなアニメを見ているか、という例で出てきたのが化物語だったんですよね。

まあ、あの当時の西尾維新作品って、純文学とラノベの中間あたりに位置していて、
書店とかでも、独立してコーナーを設けられるくらい、人気のある作家でしたからねえ。
言うなれば、そういう絶妙な立ち位置にあって、
ラノベ寄りなのが西尾維新、純文学寄りなのが村上春樹って感じでしょうか?(笑)
軽妙な会話のキャッチボールとかは、心地良いです。
また、アニメ化に関しても、新房昭之&シャフトという組み合わせであり、
同じタッグだった「まどかマギカ」とかもそうですけど、やはり映像がスタイリッシュなんですよね。
なので、実際にマイルド・ヤンキー層が好むような作品かは さておき、
(それこそ今なら、「東京リベンジャーズ」とか好きそう)
少なくとも、原田陽平は好きそうだよなぁ・・・とは思いました(笑)。

> 私が「物語シリーズ」のアニメを見たときは、
> 小学生以下の女の子に対する本気の愛が伝わってきて、「なかなかの本気のロリコンアニメだなあ」と感じたのですが、
> オタクじゃない人たちにとってこれはどう見えているのでしょうか?
> 物語シリーズのロリ愛を分かったうえでそもそも気にならないのか、
> はたまた、ジャンルが違えど、そういう作っている側の本気度に気づいてしまうのはオタクだけであり、
> ちょっとアニメを見る普通の人には見えていないのか?
> 管理人さんはどっちでしたか?

オタクじゃない人たちから見れば・・・キモいんじゃないですか?
そもそも化物語以前に、萌えキャラとか出ているアニメは、全てキモいと感じるでしょうし、
アニメ耐性が無く、子供を持つ母親たちからすれば、犯罪者予備軍にも映るかも(苦笑)。
とは言え、そうした反応を強く示すのは、恐らくインテリ系ママ層に多い気もするので、
比較するならマイルド・ヤンキー層の方が、嫌悪感は低いかも知れませんね。
ステレオタイプなイメージですが、スキンシップ大好きで、結婚・出産とかも早いですし。
ただ、ひとたび嫌だとなれば、あからさまに嫌悪感を隠さないのは、却ってコチラの層かも。

で、逆にオタク層から見た場合・・・この程度はガチのロリコンじゃないでしょ!?(笑)
今の基準から見たら さておき、当時の基準で言えばファッション・ロリって感じで、
正直な所、八九寺とか妹たちとも、やりすぎ感はあっても、じゃれ合ってるレベルに映りますね。
まあ、あの頃は化物語なんて可愛いぐらい、本当にキモいロリコン・アニメとかも多かったですし、
そこから更に10年も遡れば、おっぱい描写も、パンツ描写も、普通に溢れてたので・・・・
藤子不二雄アニメとか、そういう子供向け作品でも、普通にエロがありましたし、
それに何より、小中学生女子の全裸モロ出しヌード・グラビアとかが、
当たり前にコンビニで立ち読みできる日本の社会だったので、感覚がバグってる所はあります(苦笑)。

あれで「本気のロリ愛」と感じるとなると、10年くらい前から始まった「浄化作戦」は、
かなりの成果を上げたと捉えて良いんでしょうね。
確かにペド的な作品は、もう見掛ける事もありませんし、
萌え描写というのも、マイルドというか、既に記号化された感があるので、
一言に「ロリコン・アニメ」と言っても、現在と、10年前と、20年前とでは、かなり感覚が違うのかも?

▼ ウクライナ戦争の余談
昨今のウクライナ戦争に関し、真面目な話題は別スレッドに譲るとして(笑)、
戦争物のアニメとして思い浮かんだのが、「火垂るの墓」と「最終兵器彼女」でした。
ちなみに この両作品も、「何歳くらいで見るか?」で、見え方が大きく変わる作品かと思われます。
メッセージ性が高い作品だからこそ、そこには当然、高レベルな作為性が存在しますからねえ。

特に最終兵器彼女の方は、作者も最終巻の あとがきで、
「たとえば五年経ったら この本はその誰かにとって もう意味のないものになっているでしょう。
 そんな時がきたら どうか、この本を誰かに譲ってください。」
とまで書いているので、計算的に演出されているのは明らかでしょうし。

あと、こちらは少し不謹慎なネタかも知れませんが、
若き日の岡田斗司夫や庵野秀明が手掛けた、特撮パロディ「愛国戦隊 大日本」のテーマ曲から、
「♪もしも日本が弱ければ〜 ロシアはたちまち攻めてくる〜」というフレーズや、
https://www.youtube.com/watch?v=6d8romXBRTg
十数年前に、ニコニコ動画で流行った空耳曲「金正日・プーチン 友好の歌」から、
「♪キムジョンイ〜ル、プーチ〜ン プーチ〜ン、キムジョンイ〜ル」というフレーズを、
https://www.youtube.com/watch?v=Bgw2xTYAOio
最近、ついつい無意識の内に、鼻歌で口ずさんでる自分に気付いたり(苦笑)。

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